【嘘予告】EP00 2014:ソウゴと千景 作:イナバの書き置き
俺戦闘描写下手くそに…下手くそだった…(絶望)
「──祝え!」
いつの間にか怪人の包囲から抜け出したらしいウォズさんが、隣で逢魔降臨歴を片手に声を張り上げる。
「巨悪を駆逐し時代を導く時の戦士、その名も────」
「仮面ライダーゲイツ!」
「終焉を迎えた平成の歴史に、新たな一頁が加筆された瞬間である!」
ウォズさんがかつての戦いの中で喜びとしていた『祝福』。久々の祝福に感極まった様な表情を見せている最中に申し訳ないが、先ずはソウゴの救出を優先させてもらう。ウォズさんもそれを理解しているのか直ぐに後ろへ下がった。
「では千景君。存分に戦うと良い」
「……ええ!」
こちらへ向かって津波の様に押し寄せる怪人の群を一瞥する。
さっきまであんなに怖かった怪人達も、今では大した物ではない様に感じる。
それもその筈、だってこいつらには────
「魂が無い!」
『ジカンザックス!』
そう、悪意も信念も持たない空っぽの怪人など、恐れる必要などどこにもない。
ジカンザックスを召喚し、無造作に振るう。それだけで怪人達は木の葉の様に吹き飛ばされた。
だが、怪人の波は厚く、ソウゴさんはまだ遠くに見える。まだ届かない。
「だったら────七人御先!」
次の瞬間、虚空から現れた
「へ、変身したぐんちゃんが増えた────!?」
「……今の千景は勇者で、仮面ライダー。両方の力を使えてもおかしくはないが……」
──説明する手間を省いてくれてありがとう、乃木さん。
爆発四散する怪人の横をすり抜け、一気にソウゴさんの元まで駆け抜ける。
「────千景!?」
「あれ? これは……聞いてないよ、神様……」
間に合った。
2人の間に割り込み、赤嶺にジカンザックスを振り下ろす。
「────これで、どう!?」
『フィニッシュタイム! ゲイツザックリカッティング!』
「な────ぁっ!」
咄嗟に防御した赤嶺だが、私の渾身の一撃が体勢を崩し、続いて横一閃に振り抜いた斧撃が吹き飛ばした。
「ソウゴさん!」
「千景、どうして────」
転がっていく赤嶺を無視して、ソウゴさんに駆け寄る。
防戦一方だったジオウ──ソウゴさんは全身傷まみれで変身も解けていたが、致命傷を負ったりはしていないらしい。ホッとしたのも束の間、ソウゴさんが肩を掴み迫ってくる。
「どうして、変身した……! 取り返しのつかない事なんだぞ……!」
「────だって」
鬼気迫る表情でこちらに問いかけるソウゴさんに、私は笑って答える。
「だって、ソウゴさんは独りぼっちの私を救ってくれた」
「──」
「私に幸せな1年を与えてくれた」
「──」
「それだけで十分。それだけで私は戦える──!」
私にとっては当然の事。
ソウゴさんを助ける為なら、どんな苦しみでも耐えてみせる。隣にいる為ならどんな罪も背負ってみせる。
それが私の覚悟。
それが私の恩返し。
「だから、そこで待ってて。……あの高嶋さん擬きを、倒してくるから」
「言ってくれるねぇ、郡ちゃん……でも、そう簡単にいくかな!」
起き上がった赤嶺が、勢いそのまま突っ込んで来る。轟音と共に振るわれる拳を回避し、ジカンザックスを振り回す。
赤嶺の拳は見えているが、こちらの攻撃も当たらない。
やはり先程の奇襲が有効だっただけで、正面からのぶつかり合いでは決定打に欠ける。
どれ程ぶつかり合っただろうか。
お互いに埒が明かないと思ったらしい。距離を置いた私達は、互いに動けぬまま睨み合いに移った。
────隙を見せた方が負ける
「……今日はここまでかな」
「──!?」
不意に赤嶺が構えを解く。
このまま逃げるつもりか。
残りの怪人を盾に逃走する素振りを見せたが、その隙が命取りだと言う事を教えてやる──
『フィニッシュタイム! タイムバースト!』
空中でキックの姿勢をとると共に足裏と顔面の文字『きっく』 『らいだー』が予測線を描く。
次の瞬間、一気に加速した飛び蹴りが怪人の盾に突き刺さった。
「ハァァァッ!!」
「──嘘でしょ?」
必殺の蹴りが怪人達を打ち砕き、赤嶺に迫る。
そして驚愕に表情を染める彼女が──────消えた。
「……逃がした?」
何も無い樹海に着地する。どうやら逃げられたらしい。
「……ソウゴさん」
「……なに?」
「早く帰ってうどん、食べに行きましょう。皆待ってるわ」
「……ああ、今行く」
・常磐ソウゴ
千景が変身した事に愕然。また罪を重ねちゃったねぇ
・チカゲイツ
スペックはノーマルゲイツとリバイブの中間位なので相応に強い。ソウゴへの愛が重すぎる。勇者相手に容赦なく必殺技を叩き込もうとする辺りツクヨミ路線を感じてしまう。
・ウォズ
祝う為にわざわざ変身解除した。
・赤嶺友奈
かわいそう。造反神の介入が無ければタイムバースト直撃コースだった。おかげで棗に挨拶も出来ずに撤退する事となった。かわいそう。