【嘘予告】EP00 2014:ソウゴと千景 作:イナバの書き置き
もう1つ書き出したので遅くなりました。
また、申し訳ないのですが前話の後書きでジオウトリニティとのスペック差は無いと書きましたが、その部分を訂正させて頂きます。
『千景』
『わかってるわ、ソウゴさん』
勇者達を引き剥がし立ち上がったバールクスから目を逸らさず2人はクロックオブザラウンドの中で以心伝心な会話を交わす。
再会を祝したい所だが、今の千景達には時間がない。なぜなら────
『ジカンデスピア! ヤリスギ!』
『ジカンザックス!』
「ウォズさんが倒れる前に────お前を倒す」
「ほざけ!」
そう、現在ジオウトリニティとして融合しているウォズの傷は深い。早急に戦いを終わらせて治療する必要がある。
故に千景とソウゴがは怒涛のラッシュで早期決着を図ろうとしていた。
ジカンデスピアの鋭い突きを光剣で受け止めたバールクスは裂帛の気合と共に押し返す。三位一体の力を以てしてもバールクスを倒すのは容易ではない。
「常磐ソウゴが戻って来たから何になる! お前1人で俺を倒せると思うのか!?」
「無理ね」
「────ッ!?」
あまりにあっさりと主張を受け入れる千景に、思わずバールクスの動きが止まる。
その隙を見逃さずジオウトリニティの蹴撃が深々とバールクスに突き刺さる。
「ごぉッ……!?」
「ええ、私1人では無理よ」
『ジカンギレード! ジュウ!』
そのままバールクスを蹴り飛ばす。凄まじい速度で吹き飛んだが、体勢を整える隙を与える千景ではない。
両手の武器を手放し、虚空から新たにジカンギレードを取り出したジオウトリニティは、未だ宙を舞うバールクスにゆっくりと狙いを定めた。
「でも私にはソウゴさんがいる」
『ゲイツ! スレスレシューティング!』
銃口から放たれた深紅の弾丸がバールクスの装甲を火花を散らして貫通し、身体を抉る。
樹海を人形の様に転がるバールクス目掛けてジオウトリニティが跳躍。
一気に距離を詰め、再び接近戦の間合いへ持ち込む。
破れかぶれに振られた光剣を回避しジカンギレードをバールクスの腹部に突き立てる。
「ウォズさんに、高嶋さん。勇者の皆もいる」
「まさか──」
『ジオウサイキョウ!』
『ジオウ! ゲイツ! ウォズ! トリニティ!』
突き刺さったままのジカンギレードにサイキョーギレードを合体させると同時に、トリニティライドウォッチのスイッチを三回押し、必殺のシークエンスを発動する。
もがくバールクスを押さえ込み、千景は絶対的な自信と共に宣言した。
「──だから、お前には負けない」
『キングギリギリスラッシュ!』
『タイムブレークバーストエクスプロージョン!』
ジカンギレードから放たれた極彩色の光線がバールクスを撃ち抜いた。
「──どう? 少しは投降する気になったかしら」
「──断る。必要がないからな」
最早装甲とも呼べぬボロボロの金属塊を纏い、仰向けに倒れるSOUGOに千景は投降を呼び掛けた。
煤けた『ライダー』の文字が刻まれた顔を上げたSOUGOは息も絶え絶えと言った様子だが、その声から未だ闘志は消えていない。と言うよりかはこの場から離脱する自信がある様な口調に、ソウゴは疑問を抱いた。
『気を付けて、千景。まだ何かある』
『ええ──』
どう見ても勝敗は一目瞭然なのに謎の余裕を見せるバールクスに、千景は油断なく接近した。
何かがおかしい。先程までの勢いが急速に削がれていく。
焦りを隠す千景を見透かすかの様にSOUGOはのんびりとした口調で語りかけた。
「あぁ……本当に油断した。どうやらお前達の評価を見誤ったようだ」
「そうね、ソウゴさんや皆の評価はキチンと見直してもらうわ」
「全くだ。帰って検討するとしよう」
「逃がすと思うの?」
改めてジカンギレードを構えるジオウトリニティをチラリと見た後、ゆっくりと仰向けに戻ったバールクスは言いはなった。
「ああ、逃がすね」
『ダ ブ ル』
緑と黒の異形を縫い合わせた戦士が
『ガ イ ム』
大剣を背負った枯れ木が如き鎧武者が
『ゴ ー ス ト』
変色した肌に黒いパーカーを羽織った幽鬼が
『オ ー ズ』
鷹、虎、バッタ。3つの動物を人型に被せた異形が
千景が振り向くより一瞬早く背後から襲いかかった。
・ジオウトリニティ
なんとバールクスを圧倒する。イレギュラーなのでこれ位の活躍はする。まあソウゴがオーマジオウな分スペックは大幅に上昇してるので妥当とも言える。
・アナザーライダーの皆さん
人選に理由は無くもないが、そこまで深く考えてない。
そう言えば勇者になれなかった人達が30人位いるんですけど、どう思います?
現在平行して仮面ライダーアマゾンズと刀使ノ巫女のクロスオーバー小説(?)「刀使ゾンズ」を平行して書かせてもらっています。もしよければ読んでみて下さい。