Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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初めまして、初めての投稿です。
こんなの読みたいなという気持ちから見切り発車で自己満足の為に書きました!
艦これは『艦これ改』しかやったことがありません。
なので原作設定とか無視したご都合主義になるかも・・・( ̄▽ ̄;)
それでも良ければ、寛大な心と暖かい目で見守ってください_(..)_



~プロローグ~

「ここは何処でしょう?」

 

彼女の名は栄えある一航戦と呼ばれた艦娘、航空母艦『赤城』。彼女は夢の中で夕日によって茜色に染まった見知らぬ街に居た。街は争いでもあったかのように荒れていた。街中にある文字を見ると英語ばかり書いており、赤城の分かる日本語は何処にも見当たらなかった。

 

「(私 以外、誰も居ませんね)」

 

見知らぬ場所、人の気配も無く、人だけでなく野良犬も野良猫さえ見当たらない。自分 以外の生き物が全て滅びたような気さえする場所に、不安になり途方に暮れていると・・・

 

 

ドガァァァァァァァン・・・

 

 

そう遠くない場所で何かが崩れるような音がした。

 

「(何でしょうか?)」

 

赤城は音がした方へ走った。誰かが居るかもしれないと思い、寂しさを紛らわすかのように とにかく走った。音がしたと思われる場所まで来ると、崩れた建物の前に背中に大剣を背負い、素肌に紅いコートを身に纏った銀髪の青年が立っていた。

 

「(人が居る!)あの・・・っ!?」

 

人が居たことに安堵し、声を掛けようとした その時・・・

 

アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!

 

突然 不気味な笑い声と共に死神のような姿の化け物が現れ、手に持つ鎌で銀髪の青年に襲い掛かった。だが青年は それを避け、背中に背負った大剣と二丁拳銃で戦い始めた。赤城は呆然としていた。いきなり死神のような化け物が現れ、青年に襲い掛かったと思えば その青年は化け物と戦いだした。

 

「どうなって・・・」

 

目の前で起きている非現実的な光景。これは夢だと頭では理解しているが、これは現実なのではと錯覚してしまいそうな程リアルな光景。赤城は その戦いから目が離せなくなった。そうこうしているうちに、化け物は青年に倒され地に倒れた。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ドガァァァァァァァァン!!!!

 

 

「きゃあっ!」

 

すると今度は大きな地響きと共に巨大な塔が現れ、赤城は大きな揺れに耐えきれず尻餅を着いてしまった。

 

「今度は何ですか!」

 

赤城が恨めしそうに塔を見上げていると、青年が赤城の近くまで歩き立ち止まった。

 

「最後に会ったのは一年前だったな。早いもんだ」

 

赤城の耳には何故か彼の言葉が日本語で聞こえていた。しかし何のことだか分からず首を傾げていた。

すると倒されたはずの死神の化け物が起き上がり、二人の前に躍り出た。

 

「・・・っ!?」

 

「・・・!!」

 

青年は とっさに銃を構えるが死神の化け物は二人に構わず そのまま塔に向かって飛んで行ってしまった。飛び去るのを見送ると、青年は銃を仕舞い歩き出す。

 

「当然もてなしてくれるんだろ?なぁバージル!」

 

青年が塔に向かって歩き出したのを見て赤城は慌てて青年に声を掛けた。

 

「あのっ!待ってください!」

 

 

*横須賀鎮守府 艦娘寮*

 

 

「っ!?・・・・・・・・・夢?」

 

「赤城さん、大丈夫?随分 魘されてたみたいだけど」

 

「加賀さん・・・。ごめんなさい、変な夢を視てしまって」

 

「そう・・・魘されていたから心配したわ。嫌な夢を視たのね」

 

「ご心配お掛けしました。私なら大丈夫」

 

それから赤城は、同じ一航戦である航空母艦『加賀』に夢の内容を話した。

 

「夢なのに、どこか現実味のある夢で・・・」

 

「夢は夢よ。そんな死神のような化け物が現実に存在しているなんて聞いたことも無いし、死神に勝てる人間なんて居るとは思えないわ」

 

「・・・そうね」

 

 

*同鎮守府 提督執務室*

 

 

同じ頃・・・

 

「何だ お前は・・・っ!?」

 

この鎮守府の最高責任者である提督の目の前には、人とは思えない程 禍々しい姿の道化師が立っていた。

 

「そんなに怖がるなよ。オレ様ショックで泣いちゃうぜ?ハハハハハハ!」

 

「何が目的だ?ここに何の用だ?」

 

「力が欲しいんだろ?優しいオレ様が お前に力を与えてやるのさ。悪魔の力だけどな、ヒャーーハハハハハハハ!」

 

道化師は笑いながら提督に迫り歩いてくる。

 

「よせ、やめろ!来るな!うわっ!嫌だ!うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

夜の鎮守府に提督の悲鳴が木霊した。

 

 

*Devil May Cryの世界*

 

 

この世界には赤城が夢で視た青年が居た。名は『ダンテ』、人間と悪魔との間に生まれたハーフの半人半魔。表向きには便利屋を生業としているが、裏社会では悪魔を狩る悪魔狩人(デビルハンター)として活動している。

 

「せっかく店の名前も決まったってのに、店が あれじゃ本格的に動けねぇじゃねぇか」

 

この数日前、ダンテは血を分けた双子の兄と再会した。

兄は悪魔として生きる道を選び、悪魔である父『伝説の魔剣士スパーダ』の力を手に入れるために魔界の入り口を開こうとしていた。そのために魔塔『テメンニグル』の封印を解く兄。

テメンニグルの起動の鍵となる母の形見の二つのアミュレット。ダンテは奪われた母の形見を取り戻すために、そして兄の野望を阻止するために、他所の親子喧嘩を巻き込んだ兄弟喧嘩を繰り広げた。兄は父の真の後継者となるために、弟は力ではなく誇り高き魂を受け継ぐべきだと主張し、どちらが正しいか決着を着けるために三度ぶつかり殺し合いをした。戦いを征したのはダンテだった。

アミュレットを取り戻し兄を助けようと手を差し伸べるが、兄は その手を拒み父の故郷である魔界へと消えた。

そしてダンテは人間界へと戻ったのだが・・・。ダンテは腰を据えて便利屋を営むために自分の店を やっと持つことができたが、テメンニグルの騒動により事務所が崩壊したために まともに営業できなくなってしまった。そのため、今は仕事の仲介屋が仕事を持ってくるのを待ちながらカフェでピザを食べていた。

 

「店の修繕費はレディ(親子喧嘩してた娘)に借りたし、業者の手配はエンツォに頼んだから良いとして・・・。エンツォの野郎、早く仕事 持ってこいよ」

 

 

カランカラン!

 

 

ドアベルを鳴らしながら男が入ってくる。

 

「ダンテ!仕事だ!次の仕事が やっと入ったぞ!」

 

「遅いぞエンツォ。どんだけ待たせんだ」

 

「無茶 言うなよ~。仕事 持ってきても お前が蹴るのが悪いんだろ?」

 

このエンツォと呼ばれている男、イタリア人で肥満体型。仲介屋兼情報屋でダンテに仕事を持ってくるが、ダンテの我儘に振り回されている不憫な男である。

 

「ふざけんな、くだらねぇ仕事ばっかり持ってきやがって。この前なんかペット探しじゃねぇか!」

 

「お前 仕事 選んでられる状況じゃねぇだろ」

 

「うっ・・・」

 

「とにかく仕事だ!報酬も悪くないし今度は ちゃんと頼むぞ!」

 

「また俺の取り分のギャラ使い込もうとしたら、今度こそ そのビールっ腹に鉛玉ぶち込むからな」

 

「わ、分かってるよ・・・」

 

それから依頼内容を話していくエンツォ。それを聞いて仕事に向かおうとするダンテ。

 

「じゃあ頼むぞ」

 

「はいはい、じゃあピザ代 払っといてくれ」

 

そう言ってダンテは店を出た。

 

「・・・・・・俺が払うのかよ!」

 

 

*墓地*

 

 

時間は進み、依頼のあった墓地に到着したダンテは今、悪魔に囲まれていた。

 

「またゾロゾロと湧いてきたな」

 

ダンテを囲んでいる悪魔は7ヘルズと呼ばれる地獄の7大罪の名を持つ悪魔達だ。

 

「お前らには早々に退場してもらうぜ!」

 

背中の大剣『リベリオン』を手に取り、悪魔達に向かって行くダンテ。次々と魔具を持ち替えながら戦うダンテはリベリオンで斬り、氷の力を持つ三又のヌンチャクで氷漬けにして砕き、炎風の力を持つ二本の剣で薙ぎ倒し、雷の力を持つギターを かき鳴らしながら雷を帯びた蝙蝠を飛ばし、光の力を持つ籠手具足で叩き込めるだけの打撃を繰り出し、最後に二丁拳銃で悪魔達を蜂の巣にしていく。墓地に現れた悪魔を駆逐するのに長くは掛からなかった。

 

「ハッ!大したこと無かったな。悪魔が墓地に出るシチュエーションなら夜が お似合いだってのに、まだ昼過ぎだぞ。早く片付いたし さっさと報酬 貰って昼寝でも・・・・・・ん?」

 

悪魔を一掃し帰ろうとしたダンテ。

だが違和感を感じて そちらに目を向けると・・・・・・空間が歪み穴が空いていた。

 

「何だ ありゃ?」

 

ダンテは興味本位で近づくと、空間に出来た穴は何処かの風景を映し出していた。そこに見えたのは海沿いの道。その道に停まっている一台の黒い車の傍で人間が悪魔に襲われているのが見えた。

ダンテは穴に飛び込んだ。その穴が何なのか分からないが、直感で そうしなければならない気がした。飛び込めと自分の中の何かが警告していた。

 

 

*艦これの世界*

 

 

「何だ この化け物は!?」

 

「元帥殿を守れ」

 

「元帥殿、ここは我々に任せて お逃げください!」

 

「しかし・・・!」

 

ダンテが見た風景の場所には、『元帥』と呼ばれる海軍の最高責任者である白髪で白髭を蓄えた老人と護衛の者達が悪魔に襲われていた。

 

「我々に構わず、行って下さい!」

 

「うわぁぁ!!」

 

「ぎゃあぁぁ!!」

 

ヒャハハハハハ!

 

護衛二人の命を位とも簡単に刈り取った この悪魔は、赤城が夢で視た死神。否、『ヘル=バンガード』という悪魔。

 

「クソッ!!」

 

ヘル=バンガードは次の獲物に襲い掛かろうとした その時!

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダン!!!!

 

ズバーン!!

 

 

ヘル=バンガードは無数の弾丸を受け、上から降ってきた何者かに切られ消滅した。その男は先程 穴に飛び込んだダンテだった。

 

「おぬしは・・・」

 

「よう、大丈夫かい?」




もう一度 言いますね?
こんなの読みたいなという気持ちから見切り発車で自己満足の為に書きました!
それでも良ければ、寛大な心と暖かい目で見守ってください!
お願いします!
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