115話です!どうぞ!
*???*
吹雪「ここ・・・・・・どこ?」
吹雪の他に、金剛、川内、那珂、如月、陽炎、不知火は、いつの間にか砂漠に居た。
不知火「要塞の中に居ましたよね?」
如月「暑い・・・」
那珂「他の皆が居ないよ!?」
陽炎「はぐれちゃったみたいね」
川内「何で砂漠?」
金剛「神殿の時と同じデスネ」
ジェスターが復活させた神殿に突入し、最上階を目指す途中、当時 艦娘達は不思議な体験をした。建物の中だというのに海があった。その海は水平線まで しっかり見えていた。
金剛は、ここも そういう不思議な場所なのだと予想した。
じっとしてても仕方ないので、一先ず砂漠を歩く事にした。
*???*
神通「ここは・・・?」
神通、羽黒、暁、文月、白露、夕立、朝潮は、水深の深い川の上に居た。
周りは木々が生い茂っており、川にはスゴロクのマスのような道が浮いている。神通達はスゴロクのスタート地点に立っていた。
白露「サイコロがあるよ!」
朝潮「ここは敵の本拠地ですよ。下手に触らない方が━━」
夕立「ぽーい!」
朝潮「何やってるんですか!?」
朝潮の注意も虚しく、普通にサイコロを投げてスゴロクを始めてしまう。
白露「イエーイ!6!」
出た目は6。
白露と夕立はスゴロクのマスを進む。他の者は お互いの顔を見合せてから、仕方なく白露と夕立に続いて進む。
6マス目で止まるとマスが赤色に変わり、悪魔が現れた。
白露「悪魔だー!」
夕立「ハズレっぽい~!」
朝潮「だから言ったじゃないですかー!」
どこからともなく湧いて出た悪魔に狼狽えながら、戦闘を余儀なくされた。
*???*
利根「ここは どこじゃあああああ!!!」
同じ頃、利根、比叡、霧島、鳥海、叢雲、皐月、時雨はジャングルの中に居た。
気味の悪いジャングルで、木々がガサガサと音が鳴る。
*???*
一方ダンテは、次々と現れるスケアクロウ、フロスト、ビアンコアンジェロ、アサルトを倒しながら進んでいた。
ネロとは違い、ダンテが入った扉は要塞の下層に続いているようだ。
そうして進んでいると、大きな縦穴がある場所に出た。ダンテは迷う事なく縦穴に飛び下りた。
・・・・・・
*第4層*
アグナスとの戦いでは、確かにネロの記憶通りのアグナスだった。それは つまり、戦い方も同じという訳だ。ネロは過去の経験から、アンジェロアグナスの動きに対処していた。
アグナスは剣に変形したグラディウスで斬り掛かってくる。だが これを回避するのは簡単だ。
アンジェロアグナスの背後に魔方陣が現れ、そこからグラディウスが何体も現れる。
剣に変形したグラディウスが突っ込んでくるが、それを回避。床に刺さったグラディウスを引き抜き、アンジェロアグナスへ投げて ぶつける。
アグナス『ここここのウジ虫がああああ!!』
ネロ「虫は お前の方だろ!」
どもりながらアンジェロアグナスが怒鳴るが、ネロには知った事ではない。レッドクイーンで何度も斬り、ダメージを与えていく。
アンジェロアグナスは宙を飛びネロから離れると、またグラディウスを召喚する。
飛んでくるグラディウスをレッドクイーンで弾き飛ばしながら接近し、後ろに回り込んでアンジェロアグナスを掴む。そのまま宙に飛び上がり、一緒に頭から落下する。またアンジェロアグナスを宙に投げ飛ばし、自信も跳躍して床に叩き落とした。まだ終わらない。
剣に変形したグラディウスをアンジェロアグナスに突き刺し、更にレッドクイーンを突き刺す。レッドクイーンを振り抜くと、アンジェロアグナスは吹き飛び壁に叩き付けられた。
立ち上がったアンジェロアグナスの背後に魔方陣が現れ、今度は『カットラス』が出てきた。
カットラスも、アグナスが魚類と魔力を有した剣を交配させて創造した人工悪魔だ。
背鰭が鋭い刃状になっており、地中や壁面に身体を潜り込ませる能力を持つ。死角からの突然の攻撃には警戒が必要だ。
アンジェロアグナスは2体のカットラスを手に持ち、コマのように回転しながら突進してきた。ネロは それを回避し、回転が止まったアンジェロアグナスを殴り飛ばす。
手から離れたカットラスを先に対処して倒すと、レッドクイーン、ブルーローズ、デビルブリンガー、可能な限りの攻撃を入れてアンジェロアグナスをボコボコにする。
ネロ「これ、覚えてるか?」
アグナス『そそ、それは、閻魔刀!かかかか返せ!』
アンジェロアグナスは魔方陣を出し、またカットラスを出そうとした。
ネロ「お前のじゃねぇけどな!」
アグナス『ああああああああ!!!』
ネロは居合いの構えになり、高速で閻魔刀を抜刀する。アンジェロアグナスは魔方陣と共に斬擊の渦に巻き込まれ、床に落ちた。
アグナス『そ、そそ、そんな、私が・・・わ、私は、天使・・・ててて、天使・・・』
ネロ「2度と出てくんな」
アンジェロアグナスは黒い粒子となり消滅した。
ネロは部屋にある昇降機に乗り、次の階層へ向かった。
その途中で、メフィストとファウストが現れた。爪を伸ばし、ネロを貫こうとする。ネロは素早く躱し、最後に伸びてきた爪を右手で掴んで食い止める。
ネロ「上に着くまで相手してやるよ」
*砂漠*
砂漠が広がる空間に飛ばされた艦娘達は、ひたすら砂漠を歩いていた。
川内「どこまで行っても砂、砂、砂!」
金剛「言わなくても見えてるヨ・・・」
那珂「那珂ちゃん喉 乾いた~・・・」
如月「汗でベタベタ・・・髪が痛んじゃう・・・」
足場の悪い砂漠と暑さで体力が奪われる。
どこまで行っても出口らしき物は無く、悪魔も現れない。
不知火「闇雲に歩いても これでは・・・」
陽炎「あぁ!あれ!」
那珂「水だー!」
如月「み、水!」
陽炎が指を指した方角には、オアシスがあった。
艦娘達は一目散にオアシスに向かって走る。走っていたのだが・・・。
那珂「き、消えちゃった・・・」
吹雪「う、嘘・・・」
不知火「これは、蜃気楼ですね」
陽炎「冷静に分析してる場合!?」
如月「う~・・・お水 飲みたーい!」
金剛「大きい声 出すと、余計 疲れマース・・・」
艦娘達が座り込んで落ち込んでいると、地中から背鰭が出てきた。背鰭は艦娘達を囲むように動いている。
艦娘達は背中合わせで円になり、艤装を構える。
更に遅れて、バジリスクまで現れた。
吹雪「い、犬・・・?」
陽炎「燃えてるし・・・」
川内「こうなったら・・・私と金剛さんと吹雪は こっちを相手するから、那珂と如月は そっち!陽炎と不知火は あっちを相手して!」
金剛「・・・・・・こっちって どっちデース?」
那珂「そっちって、あっち?」
陽炎「あっちって・・・こっち?」
川内「いやいやいや!こっちは こっちで、あっちは あっち!そっちは そっちでしょうが!」
那珂「分かんないよ!」
不知火「最低な指示ですね」
漠然とした指示に揉めてると、バジリスクが頭部を弾丸のように飛ばしてくる。
『あ~~~~~!?』
直撃は免れたが、爆風で艦娘達が吹き飛ばされる。だが悪魔の包囲からは抜け出せた。
すると、遠くから大型の悪魔が走ってきた。その悪魔は蜘蛛の姿をしたファントムだった。
如月「イヤーーーー!!!」
吹雪「如月ちゃん!?」
1番 元気のなかった如月が、いの1番に逃げ出した。如月は以前、上半身が人、下半身が蜘蛛の悪魔アルケニーに追い回されてから、蜘蛛の悪魔が苦手だった。
他の皆も如月に触発されて逃げる。
陽炎「これって愚策よね!?」
金剛「如月が1番 元気デスネ!」
川内「如月!逃げずに戦わないと!」
如月「あれだけはムリ~!」
艦娘達は悪魔に追われながら、砂漠を ひたすら走る。
*水上要塞 下層*
下層を進むダンテ。そのダンテの前に、カットラスの背鰭が現れる。床や壁の中を泳いでいる。
背鰭にチャージショットを撃ち込むと、床や壁からカットラスが出てくる。魚のようにビチビチと床で跳ねてる隙に、カットラスを駆逐していく。
カットラスを排除して先に進むと、広い部屋に出た。
部屋の中央で炎が吹き上がり、中から『フュリアタウルス』が現れた。
本来は猛火で熱した牛型の炉で、罪人を焼き殺す刑具だった。今も その四肢には炎が通い、刑死者の断末魔の絶叫と、極限の激怒が渦巻いている悪魔だ。
ダンテ「ハハッ!こいつは また、懐かしい奴が出てきたな」
フュリアタウルスは手に持つハンマーを床に打ち付け威嚇してくる。
それに対し、ダンテは自身のコートをヒラヒラさせて挑発する。
ダンテ「闘牛士の時間だ。ほら、掛かってこいよ」
フュリアタウルスはメイスを持ち直し、ダンテに向かって突進する。飛び退いて回避し、コヨーテ・Aを撃ち込む。
*砂漠*
如月「も・・・もうムリ・・・」
走り疲れた如月の足が止まる。だが休憩してる暇はない。後ろから悪魔が迫ってる。
川内「逃げるのは お終い!やるよ!」
やっと戦闘体勢になり、悪魔を迎え撃つ。
バジリスクが頭部を発射してくるが、如月、吹雪、陽炎、不知火は それを回避。主砲で反撃する。
金剛、川内、那珂にカットラスの背鰭が迫るが、3人は横に飛び退き背鰭に砲撃する。
金剛「今デース!」
砂の中から飛び出したカットラスに、集中砲火を浴びせる。
警戒しなければならない悪魔は まだ居る。
ファントムが顔を砂に突っ込むと、艦娘達の足下が赤く光る。その場から すぐに逃げると、炎の柱が噴き上がった。炎の柱は艦娘達を追うように何度も噴き上がるが、逃げながらファントムの後ろに回り込む。
ファントムの後ろから砲撃するが、砲弾はファントムの外骨格に弾かれてしまった。
陽炎「砲撃が通じない!?」
不知火「小癪な・・・!」
Devil May Cry鎮守府の艦娘で、ファントムの特性と弱点を知ってるのは夕張、白露、時雨、イムヤ、ハチだけだ。残念ながら彼女達は ここには居ない。
金剛達は、ダメージを与えられないファントムに手を焼く事になる。
それでも攻撃を続けていると、サソリのように鋭いファントムの尻尾が艦娘を狙う。
不知火「ぐあっ!」
陽炎「不知火!」
回避行動を取ったが、不知火の肩が貫かれる。尻尾は すぐに引き抜かれたが、出血が酷い。
他の者がファントムの注意を引くために砲撃するが、まだ残ってるバジリスクとカットラスが襲い掛かる。
川内「このデカい奴の倒し方が分かんないと、勝てそうにないね!」
ファントムが次に狙いを定めたのは、如月だった。視界に捉えると、顎を開いて全力で走ってくる。如月も全力疾走で逃げる。
如月「こっち来ないでー!」
川内「如月!逃げずに攻撃して!」
如月「そんな事 言われてもー!」
不知火「行ってください!不知火は大丈夫です!」
吹雪「私と陽炎ちゃんで、不知火ちゃんの援護に回ります!」
金剛「頼んだヨ、ブッキー!」
吹雪と陽炎で、バジリスクとカットラスに砲撃。不知火も怪我をしながらも砲撃する。
3人がバジリスクとカットラスを抑えてる間に、金剛、川内、那珂が、如月とファントムを追う。
如月「何で ずっと追ってくるのよー!」
如月は逃げながら、後ろに向かって がむしゃらに主砲を撃ちまくる。すると、一瞬だけファントムが怯んだ。
川内「あいつ、今 動きが止まった?」
那珂「何で?」
金剛「顔デス!あいつの弱点は きっと顔デース!」
川内「如月!あいつの顔を狙って撃って!」
如月「走りながらじゃ狙いが定まらない!」
川内「やらなきゃ そいつに食われるよ!それでもいいの?!」
如月「嫌です!」
川内「じゃあ撃って!」
走りながら後ろに向かって滅茶苦茶に撃つ如月。何発かは当たっているが、ファントムも ただ当たるだけではなかった。1番 前の脚を顔の前まで持っていき、砲弾を防ぐ。
動きが止まった隙に、金剛、川内、那珂はファントムの横を通り過ぎ、正面に回り込んで如月と合流する。
那珂「如月ちゃん、もう大丈夫だよ!」
如月「怖かったよ~!」
川内「あいつ、防御してる!」
金剛「見た目の割りに賢いデスネ!」
だが ずっと防御に徹する気はないようだ。防御をやめ、火炎弾を上空に向けて吐き出す。すると、無数の火炎弾が降り注ぐ。
那珂「危ない危ない危ない危ない!!」
火炎弾を回避するために散開する。
散らばると、ファントムは次に川内を標的にする。
顎を開き向かってくるが、川内は逃げずに砲撃を続ける。すると、ファントムは防御しながら突進してきた。川内は咄嗟にジャンプし、ファントムの上に飛び乗った。
川内「これなら どう?!」
ロデオのような状態で、ファントムの頭部に砲撃を食らわせる。至近距離での砲撃に、ファントムは雄叫びを上げる。
ファントムの正面に飛び降り、その時に魚雷を口に放り込んだ。ファントムの口の中で魚雷が爆発する。かなりのダメージになったはずだ。
川内は砂の上を転がりながら着地した。
川内「今だよ!」
もがくファントムの顔面に、集中砲火を浴びせる。ファントムは成す術もなく消滅した。
*水上要塞 下層*
フュリアタウルスが頭上でハンマーを振り回すと、フュリアタウルスを中心に風の渦が巻き起こる。身体から炎を放出し、炎風の渦へと変わる。ダンテは巻き込まれないように、後ろに下がりながらエボニー&アイボリーを連射する。
渦が消えると、ダンテはギルガメスを装備して向かっていく。
ハンマーが振り下ろされるが、それよりも早くダンテが跳躍し、フュリアタウルスの角を叩き折った。
ダンテ「角が無けりゃ、格好が付かねぇな」
リベリオンを振り上げ、フュリアタウルスを縦に一閃する。フュリアタウルスの炎が消え、蒸気を上げながら動かなくなった。
ダンテ「牛は牛でも、食えない牛なのが残念だ。赤城への土産にでもなっただろうに」
ダンテは その場から離れ、先へと進む。すると下へ下るための階段があった。
ダンテ「どんだけ下ればいいんだ?」
*砂漠*
那珂「グリーンオーブが出てきて良かったね。時空神像も見当たらないからラッキーだったよ」
ファントムを倒した後、吹雪達と合流した金剛達。
ファントムが消滅すると、レッドオーブと一緒にグリーンオーブが出てきた。それを使い、不知火の傷を癒す。
不知火「申し訳ありません。足を引っ張ってしまいました・・・」
金剛「気にしなくてOKデース!」
陽炎「そうよ!今は皆と合流してネロを手伝わなきゃいけないし、落ち込んでる暇はないわよ」
川内「それも大事だけど・・・あれ、何?」
川内が見てる方向には、青い光を放つ円形の何かがあった。皆は恐る恐る それに近付く。
川内が足の先でツンツンと小突くが、何も起きない。試しに乗ってみると、川内の姿が一瞬で消えてしまった。当然、残された者達は焦る。
那珂「ちょっ、えっ!?川内ちゃん!?」
如月「これって・・・」
吹雪「転移装置か何かかな?」
金剛「何であれ、川内を1人にはできマセーン!私達も行きマスヨー!」
川内を追って、6人も転移装置に乗る。川内と同じように、砂漠から一瞬にして姿を消した。
次のシリーズに行くまで中々 時間が掛かりそうです。
次回も よろしく お願い致します!