Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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考えが纏まらなくて時間が掛かりました。ごめんなさい!

116話です!どうぞ!


Mission116 魔の水域~利用される家族~

*川*

 

夕立「ぽーい!」

 

白露「また1・・・」

 

羽黒、神通、暁、文月、白露、夕立、朝潮の7人は、相変わらずサイコロを振りながら進んでいた。

最初の頃に悪魔が出た事から、サイコロを振らずに進もうとしたのだが、なぜかスタート地点に戻された。その後 何度も試したが、やはりスタート地点に戻される。仕方なく、サイコロを振りながら進んでいた。

 

川内「退いて退いて退いてー!!!」

 

『姉さん!?/川内さん!?』

 

サイコロの目に従い1マス進むと、砂漠から姿を消した川内が空から降ってきた。神通の上に川内が落下し、押し潰されてしまった。

 

神通「姉さん・・・」

 

川内「ごめん・・・」

 

『きゃあああああ!!!』

 

『わあああああ!?』

 

遅れて金剛達も降ってきて、神通だけでなく全員が押し潰される事となった。

 

夕立「吹雪ちゃん、退いてほしいっぽい・・・」

 

吹雪「ご、ごめん!」

 

夕立「肋骨が折れたっぽい・・・」

 

吹雪「えぇっ!?」

 

夕立「・・・折れてなかったわね」

 

吹雪「もう、ビックリさせないでよぉ・・・」

 

こうして、砂漠に居た艦娘は川に居る艦娘と合流する事ができた。

それから砂漠に居た艦娘達は、水があった事から川の水をガブガブ飲み始めた。飲んで大丈夫かは疑問ではあるが・・・。

 

神通「姉さん、いったい何が?」

 

川内「いや~、大変だったよ」

 

それから川内は、砂漠での話をした。話を聞かされた艦娘は、喜べる話でもないので顔が曇る。

 

暁「こっちでも悪魔は出たけど・・・」

 

朝潮「大型の悪魔が出る可能性はありますね」

 

羽黒「でも話を聞く限りじゃ、他の皆とも合流できそうですね」

 

金剛「それより、こっちは どういう状況デスカ?」

 

川に居た艦娘も、こちらでの状況を説明したが、砂漠に居た艦娘達からは怨めしそうな目で見られた。

 

如月「すっごい楽しそう・・・」

 

文月「楽しくないよ~!」

 

朝潮「サイコロ振る度に悪魔に襲われるんですよ?」

 

陽炎「こっちよりマシじゃない」

 

砂漠では猛暑に水分と体力が奪われ、オアシスがあったと思いきや、蜃気楼が見せた幻で、上げてドン底に落とされた気分になった。しかも、悪魔に追われて砂漠の中を走らされた。

悪魔が出る事を除けば、水もあり涼しい この場所とでは大違いである。

 

那珂「とりあえず、このサイコロを振ればいいんだよね?」

 

朝潮「ちょっと待ってください!」

 

朝潮の制止も聞かず、サイコロを振る那珂。出た目は3。羽黒達は悪魔の出現に警戒するが、マスは赤ではなく青に光る。

 

白露「何か違うよ?」

 

すると、上からレッドオーブが大量に降ってきた。中にはグリーンオーブも混ざってる。

危険がなかった事にホッとし、続いて川内がサイコロを振る。出た目は5。5マス進むとマスが黄色く光り、全員の姿が一瞬で消えた。

艦娘達は またスゴロクの上に出てきたのだが、呆然としていた。

 

吹雪「今の・・・ワープ?」

 

前を見る。後ろを見る。どこまでも同じ風景が続いている。ワープしても、前に進んでるのか後ろに下がったのか よく分からない。

 

川内「どっちにしろ、これやらなきゃ先には進めないんでしょ?次、誰がやる?」

 

不知火「では不知火が」

 

不知火がサイコロを振ると、サイコロの目は6で止まった。1番 大きい数字を出した事に、皆も拍手する。

喜びも束の間、マスは赤く光り、悪魔が出てくる。

 

不知火「ダメでしたね」

 

朝潮「遊ばずに進みたいのですが・・・」

 

神通「話は後です。近接砲戦よーい!」

 

 

*第5層*

 

第5層を進むネロは悪魔を倒し、トラップ、要塞内の仕掛けを解いて進んでいた。

広い空間に出ると、鎖で吊られた闘技場のような場所があった。ネロの立っている場所から闘技場まで橋が架かっている。

闘技場まで進むと、ネロにとって忘れられない相手が待ち受けていた。

 

ネロ「クレド・・・」

 

クレド「久しぶりだな、ネロ」

 

ネロ「今度はアンタが相手か?」

 

クレド「悪いが、お前を殺さねばならん」

 

クレドは帰天で悪魔の姿に変わり、『アンジェロクレド』となる。

アンジェロクレドが先に動き斬り掛かり、ネロはレッドクイーンで受け止め鍔迫り合う。

 

 

“俺が居る場所までの道のりは、君の思い出が牙を向く”

 

 

ネロ「(クレドの事まで利用しやがって!)」

 

アーロンの言葉と、ここに来る前にアグナスが居た事から、このクレドが偽物なのは勿論ネロも気付いてる。

クレドはキリエの兄であり、自分も兄のように慕っていた男。また、教団騎士の長でもあり、ネロの上司でもあった。ネロが家族と呼べる1人でもある。

だからこそ許せない。その家族を、平気な顔でアーロンに利用されるのが。

 

クレド『You're prepare to die(貴様は死ぬ定めだ)

 

ネロ「俺は、こんな所で立ち止まれねぇんだ!」

 

アンジェロクレドを押し退け、今度はネロの方から攻撃を仕掛けていく。アンジェロクレドも自身の持つ武器と、盾となった左腕で防いでいく。

 

 

*水上要塞*

 

ネロがクレドの偽物と戦い始めた頃、丁度 天龍型の2人は襲い掛かってくるアルトアンジェロとビアンコアンジェロを全て倒し終わった。

 

天龍「イテテ・・・」

 

龍田「大丈夫?」

 

天龍「ん?掠り傷だから平気だって。そっちは何匹 倒した?」

 

龍田「沢山。数えてる余裕なかったしね~。それより、あれを見て」

 

龍田が見る方では、ダンテ達が入った入り口とは別の出入り口が開いていた。そこから、再びアルトアンジェロとビアンコアンジェロが何体も出てきている。

悪魔は水上で戦っている艦娘達の方と、天龍型の方に飛来する。

 

龍田「あれを どうにかしないとキリがないわ」

 

天龍「提督か誰か止めてくれねぇかな?」

 

2人は次々と出てくる悪魔と また戦う事になった。

 

 

・・・・・・

 

*川*

 

川では、相変わらずサイコロを振っていた。

文月がサイコロを投げて進むと、マスが白く光り何も起こらなかった。

次に金剛が投げて、やっとゴールに辿り着いた。

目の前には大きな滝壺と、かなりの高さを誇る滝があった。

 

暁「着いた~・・・」

 

如月「お水 飲みたい」

 

吹雪「まだ飲むの?」

 

羽黒「確かに、少し疲れましたしね」

 

神通「休憩にしましょうか」

 

地面に座ったり、滝壺の水を掬って飲んだりしながら休憩に入る。

すると、滝壺の底から気泡が上がってきた。気泡の数が増えていき、ゴボゴボと音が鳴るぐらい激しくなる。様子が おかしい事に、艦娘達は滝壺から少しずつ下がっていく。

すると、水飛沫を上げながら滝壺から悪魔が現れた。

悪魔は上半身が人のようで、下半身は岩のような物で隠れている。岩に空いた穴からは、大木のように太い触手が飛び出してくる。

その悪魔の名は『ジョカトゥグゥルム』。

水を好む巨大にして強力な魔。極東には この女怪に似た姿を持つ偉大な女神が居たとも伝えられるが、両者の関連は定かではない。

そして、ジョカトゥグゥルムが出てきた滝壺の水を飲んだ羽黒、那珂、暁、如月、文月、吹雪、白露、夕立は顔面蒼白で狼狽えてた。

 

如月「あんなのが潜んでたの!?私 飲んじゃったんだけど!」

 

川内「ぺっしなさい!ぺっ!」

 

那珂「だから もう飲んじゃったってばぁ!」

 

金剛「言ってる場合じゃないデース!撃ちます!Fire!」

 

砂漠 同様、こちらでも巨大な悪魔が現れ、更に結界まで張られて逃げる事はできない。

艦娘達は瞬時に艤装を出し、ジョカトゥグゥルムとの戦闘を始める。

 

白露「ぐへっ!」

 

夕立「白露!ぶっ!?」

 

ジョカトゥグゥルムの触手に白露が吹き飛ばされ、それに気を取られた夕立も吹き飛ばされた。

 

不知火「触手が邪魔で厄介ですね」

 

吹雪「避けるので・・・精一杯!」

 

地面を這うように左右に動く触手を、艦娘達はハードル走のようにジャンプしながら躱す。

そんな中、朝潮は何かを考えていた。朝潮の視線の先には、結界の端まで吹き飛ばされた白露と夕立が居る。だが、2人の居る場所までは触手が届いていなかった。

 

朝潮「皆さん!結界の隅っこまで下がってください!」

 

那珂「どうして!?」

 

朝潮「白露さん夕立さんを見てください!あそこまで触手が届いていません!」

 

川内「確かに・・・」

 

朝潮の機転で結界ギリギリまで下がる艦娘達。

駆逐艦は自分達の目の前で左右に動く触手の動きに合わせながら、首を振って触手を見ていた。

 

文月「何だろう?ずっと見てられるね」

 

暁「ほ、ほんとに届かない?」

 

川内「でも、これなら こっちのもんだね!」

 

神通「撃ちます!」

 

触手を気にする必要がなくなり、ここからは艦娘達の一方的な攻撃となる。

目の前で動き回る邪魔な触手を破壊し、本体に向かって砲弾を撃ち込む。

少しすると、ジョカトゥグゥルムの本体を包むように透明な障壁が張られた。

 

陽炎「バリアー!?」

 

羽黒「遠距離からの攻撃にも対応できるの!?」

 

金剛「悪魔のくせに生意気デース!正々堂々と勝負するデース!」

 

触手の範囲外から攻撃しといて何を言ってるんだろうか?

 

 

*第5層*

 

第5層では、ネロがアンジェロクレドを追い詰めていた。だが、アンジェロクレドも そう簡単に敗けるつもりはなかった。

 

クレド『All-power of an angel(天使の絶技だ)

 

アンジェロクレドは一瞬にしてネロから離れると、巨大な槍を3回 投げてきた。だが飛んできた槍をデビルブリンガーで掴み、逆に投げ返してアンジェロクレドに当てる。

デビルブリンガーでアンジェロクレドを掴もうとすると盾で防がれ、盾を構えたまま突進してきた。

 

クレド『Not yet(まだ終わってはいない)

 

ネロは躱すが、間髪 入れずに突き技『スティンガー』を繰り出してきた。レッドクイーンで弾き、迫り来る切っ先を逸らす。

クレドも それだけでは終わらない。ジャンプしつつ斬り上げ、ネロの身体を斬る。

 

ネロ「チッ・・・!」

 

ジャンプしたまま空中に留まり、攻撃範囲が広い地面を切り裂く羽攻撃、『エンゲル』を放ってきた。

ネロもジャンプして避けると、小さい槍がネロを包囲する。ネロはデビルトリガーを発動。その衝撃で小さい槍が消し飛び、アンジェロクレドも吹き飛ばされた。

 

クレド『ぐあぁっ!やはり その力・・・貴様は悪魔だ!

 

ネロ『Wrong, Credo(よせ、クレド)・・・

 

攻撃を仕掛けようとするアンジェロクレドだったが、ネロは閻魔刀から風の斬撃を飛ばし、再びアンジェロクレドを吹き飛ばす。吹き飛ばされ、人間の姿に戻るクレド。ネロもデビルトリガーを解除した。

 

クレド「No(まだだ) I'm not be defeated(敗けてはいない)!」

 

クレドは地面に転がる剣を取り立ち上がる。そして、何度もネロに斬り掛かる。ネロは右腕で全て防ぎ、最後に強く剣を弾くと、クレドと一緒に吹き飛ばす。

 

ネロ「終わりにしよう、クレド・・・」

 

ネロはレッドクイーンを振り上げ、真っ直ぐクレドに振り下ろす。

 

クレド「また私を殺すのか?」

 

その言葉に、レッドクイーンの刃が止まる。

 

クレド「あの時のように、また私を殺すのか?」

 

ネロ「違う・・・アンタを殺したのは教皇だろ!」

 

クレド「直接 手を下したのはな・・・。だが、お前のせいで私は死んだのだ!」

 

ネロ「それは・・・」

 

ネロにも少なからず思う所はある。

教皇サンクトゥスとアグナスが神として造り上げた偽神。その偽神にネロが捕まり、助けようとしたクレドは教皇サンクトゥスに閻魔刀で貫かれ、命を落とした。

見方によれば、クレドが命を落としたのはネロの責任とも見えるかもしれない。ネロが捕まり、閻魔刀を奪われなければ、クレドは命を落とさずに済んだかもしれない。だが、あの時は どうしようもなかった。

ネロはレッドクイーンを下ろす。その瞬間、クレドは再び立ち上がり、ネロに斬り掛かった。ネロは咄嗟に躱す。

 

ネロ「・・・それでも、アーロンを止めるために、キリエとフォルトゥナに帰るために、アンタを倒す!」

 

両者は互いに駆け、剣を振る。クレドが膝を突き、勝ったのはネロだった。

 

クレド「ネロ、私は・・・!」

 

ネロ「すまないクレド・・・」

 

ブルーローズを撃ち、弾丸がクレドを貫く。そしてクレドは黒い粒子となり消滅した。

 

ネロ「待ってろよ。今、ぶちのめしに行ってやるからな!」

 

ネロの中で様々な怒りが渦巻く。

拳と手の平を打ち付け、先へと進む。

 

 

・・・・・・

 

*川*

 

吹雪「当たって!」

 

バリアに阻まれながらも、触手の範囲外からジワジワとジョカトゥグゥルムの体力を削っていった艦娘達。ジョカトゥグゥルムは滝壺に沈みながら消滅した。

 

吹雪「時間 掛かっちゃいましたね」

 

川内「勝ったから問題ナシ!」

 

ジョカトゥグゥルムを倒すと、滝壺の底に転移装置が現れた。滝壺の水を飲んだ艦娘は嫌な顔をする。

 

暁「ここ入るの?」

 

如月「悪魔が居たのに、入って大丈夫かしら・・・?」

 

川内「文句 言わない!ほら、行くよ!」

 

艦娘達は艤装を解除して飛び込み、底にある転移装置まで潜っていく。辿り着くと、艦娘達の姿が消えた。

 

 

*水上要塞 下層*

 

ダンテの方も、過去に戦ってきた大型の悪魔が何度も立ち塞がった。

それらを全て倒して進むと、人工悪魔を製造するための部屋に出た。その部屋にはビアンコアンジェロ、アルトアンジェロ、バジリスク、グラディウス、カットラスが所狭しと並んでいた。

そして もう1つ、赤く光る物があった。それは『羽のタリスマン』。

天使の羽を結晶で固めた物で、特定の装置に感応して起動を促す。

羽のタリスマンを取ると、部屋に居た悪魔が一斉に動き出した。相手をするためにリベリオンに手を掛けると・・・

 

「「わぁ~~!/きゃーー!」」

 

天龍と龍田が落ちてきた。

ダンテは怪訝な顔を2人に向け、2人は お尻を押さえながら痛がっていた。

 

ダンテ「何やってんだ?」

 

天龍「え?おう、提督!」

 

ダンテ「“おう”、じゃねぇ。何やってんだ?」

 

天龍と龍田は ずっと悪魔の相手をしていたが、次から次へと現れる悪魔に参っていた。

悪魔の発生源を止めるため、悪魔の出入り口となっている場所に飛び込んだ。その結果、ここまで落ちてきたらしい。

 

ダンテ「ったく、しょうがねぇな・・・」

 

天龍「それで、こっちは どうなってんだ?順調か?」

 

龍田「天龍ちゃん、周りを見て」

 

言われて周りを見渡すと、人工悪魔に囲まれていた。天龍の表情も固まる。

 

天龍「あれ?もしかして、面倒臭い状況か?」

 

ダンテ「言わなくても分かるだろ?手伝え」

 

天龍と龍田は艤装を構え、ダンテもリベリオンを手にする。周りにある設備を破壊ながら、ダンテと天龍型は再び悪魔との戦闘に入った。




次回も よろしく お願い致します!
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