Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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今回の お話は没にしたやつなのですが、次回からストーリーを動かしやすくするために他の案が思い付かなかったので、仕方なく この お話を入れます。
もっと気分のいい話を入れたい!

そんな迷走してる118話です!どうぞ!


Mission118 銃火器と稲妻~望まぬ形での再会~

*水上要塞*

 

艦娘達は金属の通路を進む。

先には扉があり、中に入ると広い場所に出た。

 

比叡「あれ!?あの2人って・・・」

 

そこで待っていたのは、レディとトリッシュだった。2人は微笑み手を振っている。

 

暁「レディ!」

 

叢雲「暁!待ちなさい!」

 

暁はレディが居た事に顔が明るくなり、駆けていく。暁はレディと それなりに仲良くなっていた。知っている者が居て嬉しかったのだろう。

 

暁「レディも手伝いに来てくれたの?」

 

人懐っこい感じで問うと、レディは何も言わずに笑みを浮かべるだけだった。そして、銃口を暁の額に突き付けた。

 

暁「え・・・?」

 

レディは引き金を引くが、既に飛び出していた川内が暁を掴んで飛び退く。間一髪、銃弾が暁に当たる事はなかった。

 

川内「危ない危ない」

 

暁「どうして・・・」

 

叢雲「忘れたの?!ここは神殿の時と同じ!あの2人も偽物よ!」

 

レディ「あの距離で助けるなんて、やるじゃない」

 

川内「敵って分かってれば あれぐらいはね」

 

トリッシュ「悪いけど、あなた達を通す訳にはいかないの」

 

目の前に居るレディとトリッシュは、例に漏れず戦うつもりだ。どれだけ絆を深めていようと、偽物が相手では何も意味を持たない。

艦娘側は戦わずに通れないか考えていた。

 

比叡「説得ってムリかな?」

 

霧島「私の計算では、確率的に低いですね」

 

鳥海「私も そう思います」

 

那珂「2人はデビルハンターでしょ!私達と戦う必要なんてないってば!」

 

レディ「なら さっさと帰ったら?」

 

金剛「やるしかないデスネ」

 

アーロンを止めるためには、ここで引き下がる事はできない。先に進むには、嫌でも戦うしかない。

 

時雨「この2人と戦うなら、死ぬ気で挑むしかないね」

 

 

“俺でも手を焼く程だ”

 

 

ダンテが手を焼く程の2人だ。勝っても無事では済まないだろう。知っている顔でも、敗ければ死が待っているかもしれない。艦娘達は覚悟を決める。

 

金剛「力ずくで通らせてもらうデース!」

 

開口一番に砲撃を開始。レディとトリッシュは素早く避け、レディが持つカリーナ=アンと、トリッシュの持つルーチェ&オンブラからミサイルと銃弾が撃ち出される。

 

比叡「その程度では敗けません!」

 

比叡がレディを狙って砲撃。レディはカリーナ=アンのアンカーを壁に撃ち込み、それを巻き上げながら飛び上がって砲弾を回避する。更に空中で手榴弾を ばら蒔く おまけ付きだ。

トリッシュは川内型の3人に向かって銃を高速連射するが、川内型は素早く動いて銃弾を躱し、トリッシュに接近する。

神通と那珂が砲撃し、それを避けてる隙に川内が近接格闘術でトリッシュに攻撃を仕掛ける。トリッシュは手足に雷を纏い、同じく素手での格闘で応戦する。

両者の拳や蹴りが ぶつかり合うが、先に一撃を喰らったのは川内の方だった。腹部に蹴りを受け、川内が吹き飛ぶ。

川内を援護するために、神通と那珂が砲撃して間に入る。

 

川内「痺れさせてくれるじゃない」

 

川内とトリッシュでは、明らかにトリッシュの方が有利だった。攻撃を直接 防いでも、手足に纏った雷が追い打ちを掛けてくる。

川内はトリッシュから離れ、砲撃戦に移行する。

 

レディ「これなら どう?!」

 

数人の艦娘がレディを取り囲むと、レディはカリーナ=アンのアンカー部分を床に突き刺し小型ミサイルを放つ。無数の小型ミサイルが四方八方へと飛んでいく。直撃は免れたが、爆煙が艦娘達を包み込む。

更にカリーナ=アンを構えたまま、また小型ミサイルを撃ってきた。今度は正面に居た金剛、比叡、霧島へと飛んでいく。

 

霧島「させません!」

 

本来の使い方とは少し違うが、霧島は三式弾を撃つ。連鎖的な爆発が小型ミサイルを誘爆させた。

 

比叡「ナイス霧島!」

 

レディ「甘いのよ!」

 

霧島「くぅっ・・・!」

 

黒煙を突っ切って出てきたレディは、ショットガンを押し出すように撃ち、後ろに下がりながら もう1発 撃つ。至近距離で撃たれた霧島が被弾する。

 

陽炎「おかしいじゃない!いくらレディでも、人間の兵器は艦娘には通用しないはずよ!」

 

金剛「レディは別の世界の人間デース!それに、ここは敵地デス!」

 

不知火「我々のルールは適応されないという事ですね?」

 

金剛「Yes!」

 

普通の人間だからと言っても、いよいよ油断できない状況である事を再認識する。だからこそ、やる気も出るというものだ。

 

那珂「全然 当たんないよ!」

 

トリッシュとの間合いを離しながら砲撃しているが、トリッシュは魔剣スパーダを投げて銃も撃ってくる。

厄介なのは自分の意志があるように魔剣スパーダが迫り、剣、槍、鎌に形状を変えて巧みに操り、様々な攻撃を仕掛けてくる。距離を離しても接近しても、トリッシュの攻撃の手が緩む事がない。

 

利根「逃がさぬぞ!」

 

羽黒「当たってください!」

 

利根と羽黒が挟み撃ちにして砲撃すると、トリッシュは跳躍して砲弾を躱す。2人が放った砲弾は ぶつかり合って爆ぜる。

 

羽黒「きゃああ!!」

 

利根「羽黒ぉ!」

 

空中から急降下キックしてきたトリッシュに、羽黒は吹き飛ばされてしまった。トリッシュが悪魔である事も そうだが、足に雷を纏っていた事もあり、威力は相当なものだ。

更にトリッシュの急降下キックを なぞるように、雷の帯が空中で帯電している。

 

利根「貴様ああああ!」

 

トリッシュ「来なさい!」

 

利根が砲撃しながらトリッシュに向かっていく。

そのトリッシュは涼しい顔をしながら紙一重で避け、利根に向かって魔剣スパーダを振り下ろす。利根も魔剣スパーダを避けながら砲撃する。剣と砲弾、どちらが先に当たるか至近距離での戦いになる。

 

利根「がはっ!?」

 

勝負はトリッシュの方が上手だった。利根は斬り飛ばされて壁に ぶち当たり、そのまま動かなくなってしまった。

 

吹雪「利根さぁあああん!!」

 

夕立「絶対に許さない!」

 

時雨「喰らえ!」

 

時雨と夕立が特攻して砲撃する。しかし、身軽に動く相手であるので中々 砲弾が当たらない。

トリッシュからも魔剣スパーダで斬り掛かってくるが、時雨と夕立も身体の小ささを利用して どうにか避ける。

 

トリッシュ「思ったより素早いわね」

 

時雨「甘く見ないでほしいかな!」

 

夕立「そう簡単に殺られないっぽい!」

 

トリッシュ「それは どうかしら?」

 

雷を溜めた拳を床に叩き付けると、トリッシュを中心に雷の衝撃波が発生する。

時雨と夕立が怯んでる隙に魔剣スパーダでの連続斬りを浴びせ、斬り上げて夕立を上空に飛ばす。

次に魔剣スパーダから赤黒い衝撃波を放ち、時雨を吹き飛ばす。

魔剣スパーダを鎌に変え、ゴルフクラブを持つように構える。そして、落ちてきた夕立をショットした。

時雨と夕立もダウンし、動かなくなる。

 

吹雪「嘘・・・時雨ちゃんと夕立ちゃんが・・・」

 

トリッシュ「ごめんね。子供を苛める趣味はないけれど、これも仕事だから」

 

川内「なら廃業にしてあげる!神通!那珂!」

 

川内型の3人が翻弄するように動きながら砲撃する。それでもトリッシュは、手から雷を放ち砲弾を相殺する。

 

レディ「こんなのは どうかしら?」

 

レディは比叡の艤装にアンカーを撃ち込み、そのまま上空に引っ張り上げる。抜けたアンカーを再び撃ち込むと、今度は床に叩き付けた。

 

比叡「ぐっ・・・あああああ!!」

 

倒れる比叡にミサイルを撃ち、爆炎に巻き込んで吹き飛ばす。

 

金剛「比叡!」

 

霧島「このおおおお!」

 

霧島が徹甲弾を撃つが、レディは上体を少し反らして躱す。お返しと言わんばかりに、小型ミサイルが飛んでくる。

 

 

*最上層*

 

アーロン「もっと本気を出したら どうかな?」

 

ネロはデビルトリガーを発動。右手に閻魔刀が現れ、眼は赤く光り、背後に魔神が現れる。

閻魔刀を軽く振ると、背後の魔神も同じように動く。

 

ネロ『これなら どうだ?

 

アーロン「いいねぇ、その姿の君も興味深い」

 

ネロ『ほざけ!

 

ネロは風の斬擊を飛ばし、アーロンも黒い斬擊を飛ばす。ぶつかった瞬間、2つの斬擊が弾け飛んだ。

両者は互いに向かって駆ける。ネロは走りながらブルーローズを撃ち、魔力で形成された幻影刀が追撃で飛んでいく。

互いの間合いが詰まると、閻魔刀と大剣が ぶつかり合う。

 

 

・・・・・・

 

レディ「さぁ、もうアナタだけよ」

 

残っているのは暁だけだった。傷だらけで両膝を突き、力のない眼差しをレディとトリッシュに向けている。

他の者はボロボロの状態で倒れ、誰1人 動く気配がない。

レディは冷たく言い放つと、ハンドガンを暁に向ける。それを見た暁は、最後の力を振り絞ってレディの足に組み付く。

 

暁「やめてよレディ!私達 友達でしょ!」

 

レディ「離しなさいよ!何なの この娘?」

 

トリッシュ「随分と好かれてるわね」

 

偽物と判っていても、親しき者と戦いたくない。そんな想いから、暁は説得を試みる。だが それは、叶わぬ想いだった。

レディは暁を蹴り飛ばし、倒れた暁を踏みつける。それでも暁は、レディの足を掴む。掴んで手を離さない。手を離すまで何度も踏み続け、痛みに耐えられず手を離した暁を また蹴り飛ばす。

床で力なく倒れる暁にトリッシュが近付くと、魔剣スパーダを振り上げる。もう駄目だと理解した暁は、涙を流しながら目を瞑る。

 

トリッシュ「死になさい!っ・・・!?」

 

魔剣スパーダが振り下ろされた瞬間、銃声と共に無数の弾丸がレディとトリッシュに襲い掛かる。回避するためにレディとトリッシュは暁から飛び退き離れた。

現れたのはダンテと天龍型の2人だ。

 

天龍「おい、しっかりしろ!暁!」

 

暁「う・・・」

 

天龍「暁!」

 

天龍は暁を抱き起こすが、暁は意識を失ってしまった。

龍田の方も、他の倒れてる艦娘を見て顔が青くなる。皆 血塗れで倒れており、怪我が酷い。中には、息をしていない者も居た。

 

ダンテ「こいつを使ってやれ」

 

要塞に来てから拾ったバイタルスターとゴールドオーブを使い、倒れてる艦娘の殆どが復活した。数が足りなかったので まだ重症の者は居る。

 

ダンテ「皆を連れて部屋の外に出てろ」

 

天龍「・・・絶対 勝てよ!」

 

金剛「提督ぅ・・・」

 

ダンテ「早く行け」

 

偽物のレディとトリッシュに敗北し、ダンテに後始末をしてもらう事を申し訳なく思いつつ、艦娘達は部屋を出た。

艦娘達が部屋を出るのを見届けると、ダンテはレディとトリッシュに向き直る。

 

ダンテ「まったく、ガキ相手に派手にやってくれたな」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

ダンテ「本物と どれだけ似てるか確かめてやるよ!」

 

ダンテはエボニー&アイボリーを構え、レディとトリッシュも それぞれ銃を構えた。

一方 部屋の外では、扉を挟んでダンテ達が繰り広げる激しい戦闘音を聴きながら休んでいた。

 

天龍「俺と龍田で、時空神像がある所まで行ってくる。適当な数 揃えたら戻る」

 

天龍と龍田は足早に道を引き返していく。

叢雲は、まだ意識を失ってる吹雪を心配そうに見ていた。

 

叢雲「吹雪・・・」

 

神通「大丈夫、吹雪さんは助かります」

 

叢雲「うん・・・」

 

比較的に傷の酷い者からバイタルスターを使い、吹雪や他の数名は まだ傷だらけで意識を失っていた。

 

レディ「出血 大サービス!」

 

カリーナ=アンからミサイル、小型ミサイル、更にレディは手榴弾を撒き散らしてダンテに襲い掛かる。ダンテは爆発の中を駆け抜けていく。

透かさずトリッシュが、魔剣スパーダで斬り掛かってきた。ギルガメスを装備した左腕で魔剣スパーダを受け止め、トリッシュの腹部に拳を入れて吹き飛ばす。

 

トリッシュ「くっ・・・やるわね」

 

ダンテ「知らない仲でもないしな」

 

ダンテの横からミサイルが飛んでくる。ダンテは後ろに倒れるようにしながら足を伸ばす。ミサイルに靴底を付けると、そのままミサイルに乗って宙を舞う。

空中を動き回りながらエボニー&アイボリーを連射し、銃弾の雨を浴びせる。

ミサイルの方向をコントロールして飛び降りると、ミサイルはレディに向かって飛来する。トリッシュが手から雷を放ち、ミサイルを破壊した。

 

ダンテ「こいつは驚いた。偽物でも助け合うとはな」

 

レディが二丁のハンドガンを持ち、高速連射してくる。ダンテもエボニー&アイボリーを高速連射し、両者の間で銃弾が ぶつかり合い火花が散る。

そこへ手足に雷を纏ったトリッシュが接近する。

レディとの撃ち合いを早々に切り上げたダンテは、ギルガメスで応戦する。2人の拳と蹴りが激しく ぶつかり合う。

すると、トリッシュも巻き込む形で小型ミサイルが飛んできて爆発する。

 

トリッシュ「レディ!どういうつもり!?」

 

レディ「ごめんね、手元が狂っちゃった」

 

トリッシュ「そんな訳・・・っ!?」

 

黒煙が晴れると、トリッシュの周りには既に爆発する剣が配置されていた。連鎖的な爆発が起き、トリッシュが吹き飛ばされる。

ルシフェルを装備したダンテが宙に舞い上がり、トリッシュの手から離れた魔剣スパーダを掴む。

着地したダンテは魔剣スパーダを見る。

 

ダンテ「スパーダか・・・。こいつも本物ソックリなのか?」

 

ダンテは不敵な笑みを浮かべ、魔剣スパーダの切っ先をレディとトリッシュに向ける。

 

ダンテ「試し斬りには丁度いいな」

 

「「っ・・・!?」」

 

ダンテからの殺気が膨れ上がり、偽物であるレディとトリッシュは汗が吹き出る。

 

 

・・・・・・

 

しばらくして、天龍と龍田が戻ってきた。

バイタルスターを使い、残りの艦娘の傷を癒す。吹雪も目を覚ました。

 

叢雲「吹雪!」

 

吹雪「叢雲ちゃん・・・?っ!」

 

「「イタっ!」」

 

急に吹雪が起き上がり、叢雲の頭とゴッツンコ。驚く程 鈍い音がした。回復したばかりなのに いきなりダメージを受ける。

 

吹雪「ごめん、叢雲ちゃん・・・」

 

叢雲「・・・今日は許す」

 

天龍「提督は どうなった?」

 

川内「そういや、静かになったね」

 

霧島「終わったのでしょうか?」

 

金剛「・・・・・・・・・」

 

川内「おわっ!?」

 

考えていると、川内が凭れてる扉が開いた。その拍子に、川内は仰向けに ひっくり返る。

 

ダンテ「・・・何やってんだ?」

 

川内「えっと、あはははは・・・」

 

レディとトリッシュを撃破したダンテ。

偽物のレディとトリッシュが消滅したのと一緒に、魔剣スパーダも黒い粒子となり消滅した。

 

鳥海「無事で良かったです」

 

ダンテ「ん?まぁな。お前らは もう戻れ」

 

天龍「また置いてきぼりかよ」

 

ダンテ「ここから先は、お前らじゃキツそうだ」

 

叢雲「次は大丈夫よ!しくじらないから!」

 

金剛「いいえ、私達は戻りマース」

 

吹雪「金剛さん?」

 

金剛「提督の足を引っ張る訳にはいきマセーン」

 

21人がかりで戦い、レディとトリッシュの たった2人に敗けた。この先は もっと厄介な相手が出てくるかもしれない。一緒に行けば、ダンテの お荷物になるかもしれない。そうならないように、金剛は ここで引くべきだと判断した。

 

天龍「けどよ!」

 

ダンテ「天龍、引く事も覚えろ。次の機会があれば活躍させてやる」

 

天龍「うっ・・・分かった」

 

暁「司令官・・・」

 

ダンテ「どした?」

 

暁「レディは・・・本物のレディは あんな事しないよね?私達の事、嫌いになってないよね?」

 

偽物でも、レディの態度は暁にとって相当なショックを与えていた。ダンテが駆け付けた時から、ずっと元気がなかった。

 

ダンテ「ありゃ偽物だから気にするな。まぁ、遠慮なくドンパチ撃ってくるのは一緒だったが・・・」

 

暁「・・・・・・・・・」

 

叢雲「ちょっと、余計な事 言わないでよ」

 

ダンテ「嫌いにならねぇよ。仲良かっただろ?」

 

暁「うん・・・」

 

ダンテ「じゃあ心配するな。分かったな?」

 

暁「はい・・・」

 

ダンテ「(いつまでも子供だな・・・)」

 

強制的に会話を終了させ、ダンテは先に進む事にした。

反対に艦娘達は、外で戦っているであろう仲間達と合流するために引き返そうとする。しかし、川内がダンテを呼び止めた。

 

川内「私も行く」

 

比叡「ちょっと、お姉さまと司令が決めたんだから戻るよ」

 

川内「お願い、2人だけにして」

 

金剛「先に行ってマスヨ?」

 

川内「うん」

 

比叡「いいんですか?」

 

金剛「川内を信じマース」

 

ダンテと川内を残し、艦娘達は出口に向かって歩き始めた。

川内はアーロンに復讐するために自分も連れていけと言う。ダンテも、川内が ずっと内に秘めている考えは知っていた。

 

ダンテ「復讐しても、何も得る物は無いぞ」

 

川内「分かってる」

 

ダンテ「呉の時の神通と那珂が戻る訳じゃない」

 

川内「それも分かってる。でも あいつを倒さないと、私が これまで戦ってきた意味がないの」

 

ダンテも仇打ちの経験はあるから気持ちは分かる。だからこそデビルハンターになった。

だが簡単に同行する事を許可する訳にはいかない。少し考え、1つだけ条件を出す事にした。

 

ダンテ「今回は特別に、お前だけ連れてってやる」

 

川内「やった!」

 

ダンテ「喜ぶな」

 

川内「はい・・・」

 

ダンテ「俺の言う事には従え。戻れと言ったら絶対に戻れ。アーロンを倒しても倒してなくてもだ」

 

川内「そんな!私は最後まで━━」

 

ダンテ「あ!あ!あ!口答えするならナシだ。今すぐ帰れ」

 

川内「ズルいよ・・・」

 

ダンテ「どうする?」

 

川内「・・・分かった!分かりました!これでいい?」

 

ダンテ「・・・よし」

 

条件付きで川内が同行する事が決まった。

2人は、アーロンが居るであろう要塞の最上層へと向かった。

 

 

・・・・・・

 

*最上層*

 

ネロ「ぐあっ!」

 

最上層でアーロンと戦っていたネロが吹き飛ばされる。いつの間にかデビルトリガーも解除されていた。ネロの奮闘も空しく、不死であるアーロンの方に分があった。

アーロンはネロが落とした閻魔刀を拾う。

 

アーロン「ありがとう、これを使いたかったんだ。君がノコノコと持ってきてくれた お陰で、全て揃った」

 

ネロ「何を・・・?」

 

アーロンは何かの装置にある細い穴に、閻魔刀を突き刺した。装置が作動して唸りを上げる。

その直後、アーロンの背中に銃弾が撃ち込まれる。アーロンが後ろを振り返ると、そこにはエボニー&アイボリーを構えたダンテと、川内が居た。




次回も よろしく お願い致します!
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