Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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長らく お休みしていて誠に申し訳ありません。
体調不良と控え目に言っていたのですが、実は死にかけていました。完治しない病に犯されたのですが、今のところ普通の人と同じように生活しています。皆様には ご心配を お掛けして申し訳ありません。
話は変わりますが、いつの間にか お気に入り登録が200件になっていました。ここまで読んでいただいてる皆様には感謝です!ありがとうございます!
予定よりフライングしていますが、続きを投稿させていただきます。

121話です!どうぞ!


Mission121 破壊~災厄に終止符を~

*水上要塞 最上層*

 

川内「それよりさ、この要塞、まだ動いてるよ」

 

アーロンを倒した後も、要塞とテラフォーミングが止まらない。魔界の入り口も開き続けている。

 

ネロ「あいつを倒しても止まらないのかよ」

 

セリーナ「恐らく、兄上は魔石を動力としているのだろう。魔石さえ破壊できれば止められるはずだ」

 

破壊すると言っても、ネロには疑問があった。既に魔石を破壊するために色々と試していたが、どれも失敗して傷1つ付けられなかった。本当に破壊できるのか疑わしい。

 

セリーナ「心配ない。考えがある」

 

川内「でも他の石は どこだろ?」

 

ダンテ「とりあえず引き返すぞ」

 

今 居る場所に、先に進む道はない。となると、引き返しながら まだ行っていない場所を探すしかない。

ダンテ達4人は、その場を後にして昇降機まで戻る事にした。

 

 

*南方海域*

 

天龍「このぉ!らぁっ!」

 

要塞の外では、完全に弾切れとなった艦娘達が死に物狂いで悪魔の大群と戦っていた。刀や矛を持ってる艦娘は、それらの近接武器で悪魔を斬り伏せていく。それ以外の艦娘は泥臭く、殴ったり蹴ったりして必死に悪魔の猛攻に耐えていた。

 

衣笠「天龍!」

 

天龍「受け取れぇ!」

 

衣笠に向かって刀を投げ渡し、受け取った衣笠は その刀で悪魔を斬り捨てる。そうやって時には、武器を使い回して悪魔に対処していた。

 

加賀「っ!?」

 

隙を見て、悪魔が加賀を捕食するために襲い掛かる。疲れ果てていた加賀は、気付いても すぐに動けなかった。

 

瑞鶴「やらせない!」

 

加賀のピンチに気付いた瑞鶴が、加賀に襲い掛かろうとした悪魔に体当たりする。

そこを日向が刀で悪魔を斬る。

 

瑞鶴「大丈夫?」

 

加賀「え、えぇ、ありがとう」

 

互いをカバーしていても、満足に戦えない艦娘達では無理があった。最初は気合いで立ち回っていたが、次第に悪魔に追い詰められていく。

もう駄目かと思われた その時、どこからか大砲の音が鳴り、砲弾に当たった悪魔が消し飛んだ。

 

千歳「見て!」

 

千歳が見た先には、幽霊船が悪魔に攻撃しながら接近していた。船首から火炎放射を出すと、悪魔が避けていく。

幽霊船は艦娘達の前で停まった。

 

春雨「助けてくれたの?」

 

長門「何でもいい!これに乗るぞ!」

 

満足に戦えない今、悪魔に まともに攻撃できるのは この幽霊船だけだ。艦娘達は全員 幽霊船に乗り込み、少しばかりの安全を確保する。

 

アイオワ「誰も居ないのに どうやって動いてるの?」

 

北上「これ幽霊船なの。原理は知らないけど、無人でも動くんだよね~」

 

アイオワ「Ghost ship!?」

 

ダンテが手に入れた幽霊船を よく知らない海外艦は、幽霊船と聞かされ驚いた。イタリア艦のリットリオとリベッチオは言葉も出ない。

 

鈴谷「お願い、力を貸して!」

 

鈴谷が舵を握ると錨を巻き上げた。鈴谷の操縦に従い、幽霊船が動き出す。

幽霊船は全砲門を開き、悪魔を蹴散らしていく。

 

 

・・・・・・

 

*水上要塞 第1層*

 

ダンテ達は4つの扉がある場所まで戻ってきていた。

ダンテ、ネロ、艦娘達が入った扉とは別の、最後の扉の結界も消えていた。

 

ネロ「俺はあの扉から入ったんだ」

 

川内「私と提督は、それぞれ あっちと こっちの扉に入ったよ」

 

ダンテ「となると、怪しいのは この扉か」

 

セリーナ「待ってくれ。半魔、石を妾に渡してくれないか?」

 

ダンテ「どうするつもりだ?」

 

全員で最後の扉に入ろうとしたが、セリーナは引き止めた。

セリーナは、兄であるアーロンが引き起こした騒動の責任を、1人で背負うつもりだった。だからダンテ達には戻るように提案した。

 

ネロ「1人で大丈夫なのかよ?」

 

セリーナ「心配ない。半魔、石を」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

セリーナ「では、行ってくる」

 

ダンテは黙って、最後の魔石である黄色い石を渡す。受け取ったセリーナは1人で扉に向かい、ダンテ達は外に続く出口に向かった。

要塞の外に出たネロと川内は唖然としていた。空に開いた魔界から悪魔が雪崩れ込み、要塞の周りは悪魔に埋め尽くされていた。

艦娘達の姿は見えないが、幽霊船が悪魔に攻撃しているのは見える。

ダンテはデビルトリガーを発動し、ネロと川内の背中側の服を掴む。

 

川内「提督?何して・・・るのおおおおぉぉぉぉ!?」

 

魔人ダンテは翼を広げ、ネロと川内を掴んだまま飛翔する。向かう先は幽霊船だ。

 

 

*南方海域*

 

満潮「あれを見て!」

 

満潮が見る方角では、ネロと川内を掴んで空を飛ぶ魔人ダンテの姿があった。

 

金剛「提督ぅ!」

 

魔人ダンテは甲板にネロと川内を落とすと、宙に浮いたまま艦娘達を見る。

 

ダンテ『ここから離れろ。いいな?

 

赤城「え・・・?」

 

魔人ダンテは それだけ言い残し、要塞の方に戻っていってしまった。それを見て皆も焦る。

 

ネロ「ダンテの奴、どうして・・・?」

 

赤城「鈴谷さん!提督を追ってください!」

 

鈴谷「そうしたいんだけど、ぐぬぬ・・・!舵が動かない!」

 

幽霊船は鈴谷の意思に反して要塞から離れていく。

赤城はダンテを追うために、海に飛び出そうとした。だが皆に止められ、追うに追えない。

 

ネロ「赤城、何してんだ!?」

 

赤城「提督だけで行かせてはいけません!」

 

ネロ「何?」

 

赤城が視た夢の話は、ネロは詳しく聞いていない。夢の話を聞かされると、ネロが動いた。

 

ネロ「皆は船に残ってくれ。俺が行く!」

 

赤城の代わりにネロが飛び出し、要塞へと引き返そうとする。しかし、魔界から溢れる悪魔に邪魔され、思うように要塞に近付けなかった。

 

 

・・・・・・

 

*水上要塞 第1層*

 

要塞へと戻ったダンテは、セリーナが入った扉に入った。部屋には、所狭しとカプセルが並んでいた。

カプセルの中には、ダンテを模した人工悪魔である黒いダンテが入っていた。

 

ダンテ「まだ こんなに居たのか・・・。しっかし、自分と同じ顔の奴が こんなに居るってのも、不思議な感じだな」

 

ダンテはカプセルの部屋を通り抜け、奥へと進む。そこには、セリーナが居た。

 

ダンテ「おい」

 

セリーナ「半魔!?なぜ来た!?」

 

ダンテ「まだギャラを払ってもらってない」

 

セリーナ「こんな時に何を言っとるんだ お前は!」

 

ダンテ「お前こそ何 考えてる?責任だの何だの言ってるが、早い話が死ぬつもりだろ」

 

セリーナ「気付いていた・・・?」

 

ダンテ「当たり前だ。報酬を貰うまでは死なせねぇぞ」

 

セリーナの後ろには、6つの魔石が円柱の台に乗せられていた。

 

ダンテ「それで、どうやって壊す気だ?」

 

セリーナ「1つ1つの石は強力なエネルギーの塊だ。全ての魔石を共鳴させて暴走させる」

 

ダンテ「それで?」

 

セリーナ「そこに別の力で負荷を掛ければ、自己崩壊するはずだ」

 

その別の力とは、セリーナ自身の魔力を使うつもりだった。強力な魔力を保有する魔石を破壊するとなると、セリーナも限界を越えた魔力を絞り出す事になるだろう。そうなれば、不死であるセリーナも命を落とすことになる。

 

セリーナ「きっと生きては戻れない。半魔、お前は戻れ」

 

ダンテ「冗談じゃねぇ。間近で派手な花火が見れるかもしれないのに、見逃す訳がない」

 

セリーナ「バカなのか!?死ぬかもしれないんだぞ!」

 

ダンテ「セリーナ、石の破壊は俺がやる。お前は俺に依頼して この世界に連れてきた。まだ俺の仕事は終わってない。最後まで付き合わせろ」

 

セリーナ「本当にバカだな・・・」

 

ダンテ「考えもある。それに、知り合いに死なれても気分が悪いからな」

 

ダンテはパンドラを見せ、コンコンとノックする。

ダンテには、以前から魔石を破壊する方法の目星は付けていた。だが遠慮なく それができる場所がなく、今まで使わなかった。

 

セリーナ「半魔よ、本当にいいのか?」

 

ダンテ「他の奴には任せられねぇよ」

 

セリーナ「巻き込んで すまなかった」

 

ダンテ「今更だな」

 

セリーナは、ダンテから受け取った黄色の魔石を残りの台に乗せてから、杖を掲げて何かを唱える。7つの魔石の光が強くなり、魔石同士が共鳴して互いの力に干渉している。魔力が一気に解放され、行き場を失っている力が部屋で暴れ出した。

 

セリーナ「半魔!今だ!」

 

ダンテ「Let,s rock(派手に行くぜ)!」

 

ダンテはスーツケース型のパンドラを開く。これまで溜めに溜めまくったパンドラのエネルギーを一気に解放した。ダンテとセリーナは、パンドラの放つ光の中に消えた。

 

 

*南方海域*

 

ネロは立ちはだかる悪魔の群れを倒しながら必死に要塞に向かおうとしていた。

しかし、要塞は大爆発を起こし、巨大なキノコ雲が空に上がる。ネロは爆発で発生した波を頭から被り、幽霊船も波に煽られ大きく揺れる。

 

ネロ「嘘だろ・・・」

 

赤城「そんな・・・」

 

要塞は海に沈み、溢れた悪魔は魔界の入り口に吸い込まれ、入り口も消滅して元に戻った。

爆発の規模から、ダンテとセリーナの生存は絶望的だと思われた。

 

 

*大本営 指令室*

 

魔界の入り口が閉じたのと同時に、モニターが復旧した大本営。

艦隊からの要塞破壊の報告を大本営の大淀が伝えると、作戦に従事していた元帥や大将のような将校、職員が全員 歓声を上げて喜んだ。

同時に、地球環境への干渉も止まり、世界各地で起きていた災害も止まった事で、集められた学者達は皆ホッとしていた。

そんな中、大淀だけは浮かない顔をしていた。元帥は それを見逃さなかった。

 

元帥「どうした?まだ何かあるのか?」

 

大本営 大淀「それが、ダンテ提督が・・・」

 

出撃していた艦娘達は全員 帰投し、支援に来た海外艦も1度 日本に立ち寄ってから入渠と補給を済ませ、それぞれの国に帰投した。

 

 

・・・・・・

 

*4日後*

 

日本政府は、今回の騒動に関する記者会見を開いた。記者会見は全世界にも中継され、事件に1番 関わった日本が何を話すのか、多くの者が耳を傾け見守っていた。

 

総理「今回の騒動において、日本に接近していた深海棲艦は、横須賀鎮守府、舞鶴鎮守府、呉鎮守府、佐世保鎮守府、支援に来ていただいたドイツ、アメリカ、イタリア艦の連合艦隊により撃滅されました」

 

まず深海棲艦の大部隊についての説明から始まり、日本上空と北方海域に現れた謎の非行物体について、陸軍が犠牲を払った事もあり これを破壊できたと説明した。

次に、水上要塞やDevil May Cry鎮守府、ダンテ達についての説明が行われた。

 

総理「今回の事件の首謀者の本拠地とされる水上要塞は、近年 英雄と呼ばれ、日本海軍Devil May Cry鎮守府の臨時提督ダンテ、同鎮守府に所属する艦娘、その協力者であるネロという名の若者の お陰で破壊され、同時に世界中で起きた異常気象による災害も止まったとされています。そして今回の首謀者は、戦いの中で死亡した事も確認されました」

 

記者陣から手が上がり、その中の1人を選ぶと質問を投げ掛けられた。その質問は、ダンテとネロ、2人の英雄は今どこで何をしているのかという内容だった。

 

総理「海軍 元帥からの報告では解らないそうです。ただ、こうも言っていました。彼らは、自分達の居るべき場所へ戻ったと」

 

質問に答えると、また記者陣から手が上がる。そこからは質問責めとなった。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 岬*

 

記者会見が開かれる前日、艦娘達とネロ、キリエ、孤児院の子供達が、岬から海を見詰めていた。ダンテとセリーナが戻ってくるのを待っていた。

 

吹雪「赤城さん・・・」

 

赤城「・・・・・・・・・」

 

吹雪の声に、赤城は何も答えず海を見続けている。それもあって吹雪は俯いてしまう。皆の表情も暗いものだった。

 

曙「何で あいつは、いつも1人で全部 背負っちゃうのよ・・・?」

 

朧「曙・・・」

 

青葉「戻ってきますよね?いつも そうでしたし、戻ってきますよね?」

 

利根「じゃが、あれ程の爆発では流石の提督も・・・」

 

筑摩「姉さん、皆だって・・・」

 

利根「だからこそ、現実を受け入れる事も大事であろう。自分自身を誤魔化し続けても、辛いだけじゃ・・・」

 

自然と皆の目から涙が零れ落ちる。

皆もダンテが無事だと信じてる。だが不安が拭いきれない。時間が経てば経つ程、その不安は大きくなる。

 

ネロ「(ダンテ・・・)」

 

鈴谷「提督に会いたいよぉ~・・・」

 

1人が泣けば、伝染して皆も泣いてしまう。そんな艦娘達の後ろ姿を、茂みから覗いてる4つの眼があった。

 

ダンテ「ヤッベーなぁ、盛り上がってて出るタイミング逃しちまった・・・」

 

セリーナ「あいつらは なぜ妾の名を呼ばん?」

 

ダンテ「どうしたもんかねぇ・・・」

 

セリーナ「とりあえず行かんのか?」

 

ダンテ「行ける訳ねぇだろ。ふざけた感じで行こうとしたのに、あんな盛り上がられると出れねぇよ」

 

セリーナ「なら妾が行こう」

 

ダンテ「ちょっと待て!何で お前が先に行くんだ?!空気 読めよ!」

 

セリーナ「お前が行かんからだろ!」

 

ダンテ「だから あの状態で行ける訳━━」

 

セリーナ「だから妾が・・・あぁ!?」

 

ダンテ「ん?・・・あっ!?」

 

ダンテとセリーナが茂みで格闘していると、自然と声も大きくなっていたのだろう。振り返ったら皆が冷めた眼で2人を見下ろしていた。どことなく怒っているようにも見える。

 

ネロ「おいダンテ、セリーナ」

 

赤城「・・・何してるんですか?」

 

ダンテ「いや、これは・・・あれだ、なぁ?」

 

セリーナ「どれだ?」

 

『戻ったなら言えーーー!!!』

 

ダンテは茂みから飛び出し、鎮守府の方へと逃げた。初雪 以外の艦娘は、艤装を展開してダンテを追い掛ける。さっきまで泣いてたのは どこへやら。

 

初雪「・・・無事なら、どうして すぐに言ってくれなかったの?」

 

セリーナ「妾を茂みに引っ張り込んだのは半魔だぞ?」

 

ネロ「ったく・・・」

 

キリエ「でも、無事で本当に良かった」

 

ネロ「無事で済めばいいけどな・・・」

 

鎮守府の方からは、爆擊や砲撃の音が鳴り響いている。狙われてるのは間違いなくダンテだろう。

その後、とりあえず艦娘達を落ち着かせ、全員で食事を摂り、様々な話を時間が許すまで喋り倒した。

 

 

・・・・・・

 

*グラウンド*

 

それから少しだけ時間が過ぎ・・・。

夕方となり、全員がグラウンドに集まった。ネロとキリエ、子供達の傍には大量の荷物が置かれている。

 

時雨「もう行っちゃうの?もっと ゆっくりすればいいのに・・・」

 

セリーナ「そうはいかん。彼らを必要 以上に引き留める訳にはいかんからな」

 

ダンテ達Devil May Cryの世界の住人は、元の世界に すぐ戻る事にしたのだ。

別れを惜しみながら、艦娘達がダンテ達と最後の言葉を交わす。最初は金剛型からだった。

 

金剛「提督ぅ・・・」

 

ダンテ「そんな顔するなよ。いつものBurning Loveは どうした?」

 

金剛「・・・Burning Looove!」

 

比叡「ネロさん、キリエさんも気を付けて帰ってくださいね」

 

霧島「お土産のスコーンです。金剛お姉さまの手作りです」

 

ネロ「おう」

 

キリエ「ありがとう!」

 

榛名「皆も またね」

 

それから扶桑型、伊勢型、長門型、二航戦、五航戦、龍驤、祥鳳型、飛鷹型、千歳型、古鷹型が順に挨拶していく。

 

ネロ「青葉、新聞も程々にな」

 

青葉「いつも程々ですよ」

 

衣笠「ネロも向こうで頑張ってね」

 

羽黒「やっぱり、寂しいですね・・・」

 

妙高「羽黒、最後は笑って見送るんでしょ?」

 

足柄「提督!私を貰ってくれる約束でしょ!私も一緒に行くわ!」

 

ダンテ「(おいおい・・・)」

 

金剛「足柄!提督から離れるデース!」

 

比叡「お姉さまも我慢してるんだから やめてくださいよ!」

 

那智「足柄が すまん」

 

足柄「提督ーーーー!!」

 

足柄は那智と金剛4姉妹に強制連行された。

次に来たのは高雄型だった。

 

愛宕「はい、ぱんぱかぱーん!」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

高雄「あの、最後なんで、やってあげてくれませんか?」

 

キリエ「ぱんぱかぱーん」

 

鳥海「あ、キリエさんが?」

 

摩耶「はい、しゅうりょーう!」

 

愛宕「いやーん!提督やってくださーい!」

 

愛宕も摩耶に強制連行され、ダンテは最後まで“ぱんぱかぱーん”を言う事はなかった。だがキリエが言った事で、何人かの艦娘は これは これで有りだと思った。

それから最上型、利根型、天龍型、球磨型、長良型、川内型、睦月型、吹雪型、綾波型、暁型、初春型、白露型、朝潮型が挨拶していく。

次に来たのは陽炎型だった。

 

不知火「司令、陽炎も連れていってくれませんか?」

 

陽炎「え?」

 

不知火「粗大ゴミとして出していただいていいので」

 

陽炎「ちょっと!?」

 

ダンテ「仲良くしろよ・・・」

 

雪風「ネロさん!キリエさん!皆!お元気で!」

 

ネロ「あぁ、雪風もな」

 

キリエ「元気でね」

 

磯風「最後に私の手料理を ご馳走したかったのだが・・・」

 

黒潮「やらんで正解やね」

 

続いて夕雲型、潜水艦、鳳翔、間宮、大淀、明石、夕張が挨拶していき、最後に、一航戦の番となった。

 

加賀「ネロ、キリエ、本当に ありがとう」

 

キリエ「こっちこそ、色々お世話になっちゃって ごめんね」

 

加賀「そんな事ないわ。2人には助けられたし━━」

 

ネロ「お互い様でいいだろ?いつまでも終わらねぇよ」

 

赤城「提督・・・」

 

ダンテ「また お別れだな」

 

赤城「あなたが提督で本当に大変でした!仕事はしないし、鎮守府は破壊するし、人の話は聞かないし、借金は増やすし・・・」

 

赤城の口から出るのは、鬱憤や文句ばかりだ。それでも、ダンテは笑みを浮かべたまま聞いている。

 

赤城「それでも、楽しかったです。助けられた事も何度もありました。ありがとうございます」

 

ダンテ「そりゃ助けるだろ」

 

赤城「え・・・?」

 

ダンテ「秘書艦だしな、居ないと困る」

 

赤城「何ですか?それ」

 

ダンテ「フッ」

 

一通りの挨拶が終わり、いよいよ お別れの時間が来た。

セリーナがダンテ達の前に立ち、杖を掲げる。すると、ダンテとネロ、キリエ、子供達の身体が金色に光る。

 

ダンテ「ネロ、身体に気を付けてな」

 

ネロ「そっちこそ、また会おうぜ」

 

セリーナ「半魔、小僧、こちらの世界の事で巻き込んで すまなかった。ありがとう」

 

ダンテとネロがセリーナに向かって頷くと、2人とキリエ、子供達は一瞬にして光の粒子となって消えた。彼らは、やっと元の世界に帰還したのだ。

 

赤城「さよなら、提督・・・」

 

川内「さーてと、私も そろそろ行こうかな」

 

『え!?』

 

川内がDevil May Cry鎮守府に来たのは、アーロンを倒すためだった。その目的が果たされた今、川内も鎮守府から立ち去ろうとしていた。

 

鈴谷「呉鎮守府に戻るの?」

 

川内「いや、あそこには戻れないよ。だから、旅にでも出ようかなって」

 

神通「私と那珂ちゃんも一緒に行くつもりです」

 

那珂「地方巡業、行ってきます!」

 

川内「色々 見て回ったら、また戻ってくるから」

 

鳳翔「そうですか、寂しくなりますね・・・」

 

川内は全てが終わったら旅に出ようと決めていた。それを知った神通と那珂は、川内を1人にしないために一緒に行く事にしていた。秘書艦である赤城からも許可を貰い、3人は鎮守府を出発した。

セリーナは自分の島に戻り、姿を消したフレキ&ゲリの行方を探すそうだ。

鎮守府を去る者も居る中、翌日からDevil May Cry鎮守府は気持ちを新たに、深海棲艦との戦いに戻るのだった。




次のシリーズで この作品を完結させる予定ですので、折角ですから最後まで お付き合いいただけたらと思います。
スピンオフ的なのを前後編で挟もうと思っているので、その後に次のシリーズを始めます。
次のシリーズの お話も既に執筆を始めてますので、始まるまで そう時間は掛からないと思います。

次回も よろしく お願い致します!
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