Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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126話です!どうぞ!


Mission126 黒コート~悪魔を操る存在~

*Devil May Cry鎮守府 工廠 7月28日 8:12*

 

今日はセリーナに言い渡された猶予の最終日。

丁度AL海域に出撃していた摩耶達が戻ってきた。

 

摩耶「提督が戻った!?」

 

愛宕「そうなのよ~。でも明日には帰らないといけないみたい」

 

鳥海「また急な話ですね」

 

暁「響、司令官に会いに行きましょ!」

 

と言ったが、響(ヴェールヌイ)からチョップを喰らう。暁は涙目になりながら頭を押さえる。

 

暁「何するのよ!?」

 

響「先に入渠と補給をしてからだ。司令官に会うのは それからでも遅くない。あと、私の名前は『ヴェールヌイ』だ」

 

暁「そんなの どっちでもいいじゃない!」

 

響は第2次 改装を経て、ヴェールヌイとなっていた。名前に関しては、どちらで通すのか まだハッキリと決まっていない。

 

由良「私達も、あとで会いに行ってみようか」

 

鬼怒「うん!」

 

高雄「提督は逃げないから、早く行ってきなさい」

 

艦隊は入渠と補給を済ませるために移動する。

 

 

*本館 廊下*

 

その頃ダンテは、逃げていた。

 

大淀「殺してやるぅうううう!!」

 

明石「大淀 落ち着いてってば!」

 

大淀「提督を殺して私も死にますぅうううう!!」

 

天龍「俺の刀~!」

 

大淀は天龍の刀を奪い、それを振り回しながらダンテを追っていた。

朝から さっそく騒々しい鎮守府である。

 

ダンテ「誰か早く助けてくれ。俺 殺されるらしいぞ」

 

艦娘を相手にしてもダンテにとって大した驚異ではないが、斬られたり刺されたら痛い。とりあえず逃げてみる事にした。

何故こうなったかというと、既に鎮守府は廃墟寸前だったが、バージルと顔を合わせれば すぐ喧嘩。グリフォンが喋ればダンテが ぶっ飛ばす。その度に何かが壊れる。鎮守府は外も中もボロボロだった。そして遂に限界に達した大淀は、発狂してダンテの命を狙い始めた。

 

大淀「私のキャリアも終わりよぉおおおお!!」

 

明石「提督 殺したら ほんとに終わっちゃうから!」

 

天龍「俺の刀 返してくれ~!」

 

ダンテ「早く止めてくれ。俺 朝飯 食い損ねてんだよ」

 

 

・・・・・・

 

*執務室 8:45*

 

明石と天龍の奮闘もあり、大淀を止める事には成功した。

ダンテは、執務室のソファーで横になっていた。

あの後 食堂に行ったのだが、朝食の時間は終わってるので昼まで我慢するように言われた。仕方なく執務室に戻ってきたのだ。

執務室では赤城が書類仕事をしていた。

 

ダンテ「何で俺が こんな目に遭うんだろうな?」

 

赤城「提督、自分の胸に手を当てて考えてみてください」

 

ダンテは言われた通り、自分の胸に手を当てて考えてみる。そして首を傾げた。

 

ダンテ「・・・全然 分かんねぇ」

 

赤城「今すぐ帰ります?魔界に」

 

ダンテ「せめて昼 食ってからだな」

 

そこに、高速修復材を使って さっさと入渠ドックから出てきた艦隊が入ってきた。

 

摩耶「オッス提督、久しぶりだな」

 

鳥海「ご無沙汰してます」

 

由来「おはようございます、提督さん」

 

暁「司令官!」

 

ダンテ「お?出撃してたらしいな」

 

響「北方AL海域に行ってたんだ」

 

ダンテは、艦隊の服装が変わってるのに気付いた。改装したのか聞いてみると、正解だった。

 

ダンテ「摩耶は鳥海と お揃いか」

 

摩耶「まぁな」

 

ダンテ「由良と鬼怒も変わってるな」

 

鬼怒「第2次 改装しました!」

 

ダンテ「イカしてるな」

 

由良「ありがとうございます」

 

ダンテ「響は暁と違って帽子が白いな」

 

響「提督、もう響じゃないんだ。今の私はヴェールヌイだ」

 

暁「まだ言ってる・・・」

 

ダンテ「???????」

 

響は船であった時代、賠償艦としてソ連に引き渡された。そして“信頼できる”という意味の艦名になった。第2次 改装により、その影響が出ていた。

暁は、“響”と“ヴェールヌイ”の名前問題の相談をした。提督であるダンテが決めれば、艦娘は それに従うだけだ。

 

ダンテ「どっちでもいいけどな。お前は響とヴェールヌイ、どっちの自分で居たいんだ?」

 

響「私は・・・」

 

ダンテ「ヴェールヌイだか不知火だか知らないが、居たい自分で居ればいい」

 

不知火「お呼びですか?司令」

 

名前を出した途端、即座に不知火が参上する。だがダンテは無慈悲だった。

 

ダンテ「呼んでない、下がっていいぞ」

 

不知火「了解・・・」

 

不知火は大人しく執務室から退室する。その背中は、寂しそうだった。そんな不知火を見て、艦隊は同情する顔をしていた。

 

摩耶「あいつ、可哀想だな・・・」

 

鳥海「う、うん・・・」

 

響「私は・・・響で居てもいいのかな?」

 

ダンテ「好きにしていいと思うぞ」

 

響「そうか・・・私は響で居ていいんだ・・・」

 

暁「だから言ってるでしょ!響は響なんだから!」

 

響「ウラー!」

 

暁「痛い痛い痛い痛い痛い!!」

 

照れ隠しで、響は暁をポカポカ殴り出した。暁からすれば堪ったもんじゃない。

 

由良「それより、鎮守府がボロボロなのは何故ですか?」

 

それについては赤城が説明した。説明を聞いた艦隊は、鬼怒以外が顔を引き攣らせていた。

 

鬼怒「提督マジ パナイ!」

 

一通りの挨拶を終え、艦隊は その場で解散した。

 

 

・・・・・・

 

*居酒屋 鳳翔 20:30*

 

 

夜、酒好きの艦娘達が鳳翔の店で楽しんでいると、バージルが入店した。一気に店の中が静かになる。

バージルは店内を見渡しており、客として来た訳ではなさそうだ。

 

千歳「ほ、鳳翔さん、お会計お願いします」

 

鳳翔「・・・・・・?そうですか、分かりました」

 

いつもより早い帰りに鳳翔は不思議に思ったが、気にしない事にした。

艦娘達は一斉に お会計に走り、全員が逃げるように店から出ていった。まだ慣れていないようで、艦娘の多くがバージルを避けていた。

 

バージル「・・・ここは何だ?」

 

鳳翔「私の お店です」

 

バージル「店・・・」

 

鳳翔「良かったら座ってください」

 

鳳翔はカウンター席を勧めるが、バージルは動かない。それには理由があった。

 

バージル「生憎 金は持っていない」

 

鳳翔「今日は私の奢りです」

 

バージル「・・・何が狙いだ?」

 

鳳翔「狙いなどありませんよ。ただのサービスです」

 

バージルは何かあると疑っていたが、結局 勧められた席に座った。腕を組み目を瞑る。

 

鳳翔「飲み物は何にします?」

 

バージル「任せる」

 

鳳翔「分かりました」

 

鳳翔は とりあえず、手堅くビールを出す事にした。バージルの前に置くと、彼は静かに一口 呑む。それを見届けてから、鳳翔は料理の準備を始めた。

特に会話らしい会話を期待していた訳ではなかったが、意外にもバージルから話し始めた。

 

バージル「俺の事をダンテから聞いたと言っていたが、それだけではなさそうだな」

 

鳳翔「不思議な話ですが、あなたの夢を視た事があります」

 

鳳翔は料理の手を止めずに言葉を返す。

それから鳳翔は、嘗て視たテメンニグルでの戦いの記憶を話し始めた。バージルは静かに聞いていた。

 

バージル「テメンニグル・・・あの時か・・・」

 

鳳翔「提督から、あなたは悪魔として生きる道を選んだと聞きました。けど、今の あなたからは、あの塔で提督と戦っていた時と同じとは思えないんです」

 

 

“今の あなたは悪魔ですか?それとも人間ですか?”

 

 

それが理由で、鳳翔は埠頭で あの質問をしたのだった。だが それは、今のバージルに答えられるものではなかった。自分は半人半魔だ。どこまで行っても それは変わらない。

今のバージルにとって、重要なのはダンテと決着を着ける事。そしてネロにリベンジする事だけだ。

 

バージル「もし・・・」

 

鳳翔「はい?」

 

バージル「もし俺とダンテの立場が違っていたら、何か変わっていたと思うか?」

 

鳳翔「変わっていたかもしれませんし、変わらなかったかもしれません」

 

バージル「・・・・・・・・・」

 

鳳翔「けど、力を求めるだけの あなたでは、何も変わらなかったでしょう」

 

バージル「・・・何故そう言える?」

 

鳳翔「力とは、求めて得られるものではありません。相応しい者に、あとから付いてくるものです」

 

バージル「・・・・・・・・・」

 

簡単な和食料理を いくつか出していくと、バージルは静かに それを食べ始めるのだった。鳳翔は何も言わず、そんなバージルを見詰めていた。

 

 

・・・・・・

 

*21:14*

 

バージル「馳走になった」

 

バージルは店から出ると、手で顔を押さえた。食事を始めてから会話らしい会話はしていないが、その前に、気付けば人生相談のような事をしてしまっていた。

バージルは自分が恥だと思う行動を忘れようとするかのように、首を振った。

そんなバージルの様子を、上空からグリフォンが見ていた。バージルが その場から立ち去ると、グリフォンは艦娘寮の方角へ飛んでいった。

 

 

*艦娘寮 飛鷹型の部屋*

 

飛鷹は読書をしており、隼鷹は鳳翔の店から戻ると呑み直していた。すると、窓からグリフォンが戻ってきた。

 

飛鷹「グリフォン、どこ行ってたのよ?」

 

グリフォン『散歩

 

飛鷹「散歩は歩くのよ?あんた飛んでるじゃない」

 

グリフォン『じゃー何て言えばいいんだ?

 

飛鷹「空中・・・・・・散歩?」

 

グリフォン『散歩じゃねぇかよ!

 

飛鷹「うっさいわね!分かんないのよ!」

 

隼鷹「いつの間にか仲いいな」

 

飛鷹「良くないわよ、誰が こんな焼き鳥と」

 

隼鷹「それ、加賀の前で言うなよ」

 

グリフォン『誰が焼き鳥だと!

 

怒ったグリフォンが、鋭い爪で飛鷹の肌をツンツンしていく。手加減しているようだが、それでも若干 血が滲んでる。

 

飛鷹「痛っ!?痛いってば!この・・・あんたの羽むしり取ってやる!」

 

グリフォン『バッ!ヤメッ!ア゛ァ゛ーーーー!!

 

隼鷹「いいぞ~!やれやれ~!」

 

隼鷹は止める処か煽ってる。だいぶ酔っているようだ。

 

 

*妙高型*

 

妙高型の4人も、各々が自由に過ごしていた。それでも、話は自然とナイトメアの話題になる。

 

妙高「羽黒、身体は大丈夫なの?」

 

羽黒「うん、大丈夫みたい」

 

足柄「でも髪に宿ってるんでしょ?」

 

羽黒「どうなってるかな?おかしくない?」

 

足柄「色も変わってないし、ハゲてもないから大丈夫じゃない?」

 

羽黒「ハ、ハゲ・・・」

 

妙高「(まさか、妹が こんな事になるなんて・・・)那智、ちゃんとベッドで寝なさい!」

 

羽黒の事は姉妹として勿論 心配だが、今は どうする事もできない。しかし、簡単な事は今すぐ対処できる。

那智が鳳翔の店から戻ると、畳の上で そのまま寝てしまっていた。ベッドに行くように声を掛けるが、那智は中々 起きない。当然、真面目で厳しい妙高の雷が落ちる。

 

妙高「那智!いい加減 起きなさい!」

 

那智「・・・!何だ、敵襲か!?」

 

那智は寝ぼけていた。しかし、那智にとっては ある意味 敵襲だ。怖い長女が目の前に居るのだから。

 

 

*入渠ドック*

 

入渠ドックでは、白露型が お風呂タイムだった。大浴場にはシャドウも一緒だった。

しかし、様子が おかしい。シャドウが逃げ回り、白露型が追い掛け回している。

 

時雨「シャドウ、ちゃんと洗わないと!」

 

夕立「逃げちゃダメっぽい!」

 

白露「待て待てー!」

 

風呂に入りたくないシャドウは逃げていた。衛生面を考える白露型は、何が何でもシャドウを風呂に ぶち込みたかった。

 

『わぁーー!?』

 

五月雨「こっち来ないでー!」

 

怒ったシャドウの逆襲が始まった。反転したシャドウは身体を巨大な口のような形に変え、白露型を追い掛け回し始めた。立場が逆転し、食べられたくない白露型は必死に逃げる。

 

白露「うわっ!?痛っ!」

 

涼風「危ねーって!おわっ!?」

 

村雨「きゃあっ!」

 

春雨「あうっ!」

 

五月雨「えぇーー!?」

 

時雨「ちょっと!?」

 

夕立「ぽいぃ!?」

 

白露「ぐえっ!?」

 

濡れた床に足を滑らせ白露が転ぶ。倒れる白露に躓き他の姉妹艦も転んでしまった。その間にもシャドウが迫る。

白露型はシャドウに呑み込まれ、しばらくモグモグされた。

30分後、シャドウは白露型をペッと吐き出す。白露型は疲れているのか、皆 死んだ眼をしていた。

勝利を確信したシャドウは、そのまま時雨の中に戻った。

 

 

・・・・・・

 

*???*

 

薄暗く広い部屋で、6人の男女が跪いていた。その先には玉座があり、そこに1人の男が座っている。

玉座に座る者は告げる。

 

?「鐘は鳴らされた」

 

『御意』

 

その言葉は、嘗てアレックス・テイラーがダンテとネロに言い放った言葉と同じだった。

 

 

*Devil May Cry鎮守府 グラウンド 7月29日 8:00*

 

元の世界に追い返される日が来た。

元の世界に ちゃんと戻るか見届けるために、セリーナも鎮守府に来ている。

艦娘達(笑顔の大淀)にも見守られながら、バージルは閻魔刀を抜く。次元を斬り裂こうとした その時、セリーナの様子が変わった。ある方角を見詰めながら、滝のように汗を流していた。

セリーナは突然 魔方陣を出し姿を消してしまった。

 

潮「あ、あの、どうしたんでしょう?」

 

ダンテ「何だよ、見送りはナシか?」

 

バージルは気にする事もなく、次元を斬り裂き魔界への入り口を開ける。

そこに、慌てた様子の憲兵28号が走ってくる。

 

28号「ご報告があります!」

 

赤城「報告してください」

 

28号「悪魔の大軍が現れ、街で暴れてるそうです!大本営から対処するようにとの事です!」

 

大淀も見送りに来ていたので、大本営からの連絡を憲兵が受けたようだ。

艦娘達はダンテを見る。

 

赤城「提督、手伝っていただけますか?」

 

ダンテ「帰れって言われてるぞ」

 

赤城「今は非常事態です。それに、大人しく言う事を聞く あなたではないはずです」

 

ダンテ「バージル」

 

バージル「俺には関係ない」

 

ダンテ「そうかよ」

 

場所を聞いたダンテは、もう1つの魔具『キャバリエーレ』を出し、それに乗り どこかに行ってしまった。

キャバリエーレは魔の力を持つ鎧とバイクを強引に融合させて魔具にした物だ。調べても誰にも理屈は分からないだろう。ダンテ曰く、“何となくやってみたらできちまった”らしい。

魔具としての性能は、雷の力を宿したバズソーノコギリのような刃を持つ剣になるバイクだ。他の武器が まともに見える。

艦娘達は唖然としていた。

 

叢雲「今の・・・・・・バイク?」

 

瑞鶴「どっから出したんだろ・・・?」

 

夕張「何あれ!?分解したい!」

 

分解されてはダンテも不本意だろう。

ダンテの新たな魔具は兎も角、今は悪魔退治が優先だ。近海警備のない艦娘達は車に乗り、ダンテを追った。

 

不知火「バージルさんは行かないんですか?」

 

バージル「・・・・・・・・・」

 

気付けばバージルは置いていかれていた。

魔界に戻っても、ダンテが居なければ意味がない。

舌打ちをすると、バージルは一瞬で姿を消した。

 

漣「消えちゃった・・・」

 

 

・・・・・・

 

*街 9:15*

 

ダンテと艦娘達、セリーナは悪魔に囲まれながらも戦っていたが、悪魔の数は減る処か増え続けている。

 

筑摩「この数は・・・明らかに異常です!」

 

ダンテ「これ以上 外に行かせるな!」

 

赤城「空母は艦載機で悪魔を押し戻して!」

 

飛鷹「グリフォン!」

 

グリフォン『丸焼きにしてやんよ!

 

更に広範囲に広がろうとする悪魔を、艦載機が機銃と爆撃で、グリフォンが稲妻を出し阻止していく。それでもギリギリ。いずれは悪魔に突破されてしまうだろう。

 

時雨「シャドウ!」

 

羽黒「ナイトメアさん!」

 

シャドーは身体を変化させながら、ナイトメアは周りにある物を巻き込みながら暴れ回り、悪魔を蹴散らしていく。

 

天龍「セリーナどうなってんだよ!?こんな数、自然に出てくるもんなのか!?」

 

セリーナ「(どうなってる・・・?)」

 

セリーナも この事態に焦っていた。1ヶ所に大量の悪魔。誰かが意図的に悪魔を呼び出さなければ、ここまでの事態にはならない。セリーナは考えるが、皆目 見当も付かない。

地面に幻影剣が突き刺さると、そこに一瞬にしてバージルが現れた。

 

ダンテ「遅かったな。寄り道でもしてたのか?」

 

バージル「道が混んでいた」

 

ダンテ「よく言うぜ!」

 

バージルも戦闘に参加するが、それでも状況は変わらない。

だが突然、指をスナップさせるような音が響くと、街に溢れた悪魔が全て消えた。

何が起きたのか分からず、全員が辺りを見渡していると、フード付きの黒いコートを着た7人が現れた。

 

長門「奴らは いったい・・・?」

 

ダンテ「これは これは、お前らが さっきの掃き溜め共を操ってたのか?」

 

黒コートの連中は何も答えない。

真ん中の黒コートが手を翳すと、魔力弾を放ってきた。セリーナが魔方陣を盾にして艦娘達を守るのと同時に、ダンテとバージルが駆ける。2人はジャンプし、黒コートの連中に刃を振り下ろす。

 

ダンテ「ぐあっ!」

 

バージル「ぐっ!」

 

しかし、見えない障壁に弾かれ、ダンテとバージルが逆に吹き飛ばされて地面を転がる。

 

如月「司令官!」

 

バージル「小癪な・・・!」

 

ダンテ「お前らは下がってろ!」

 

ダンテは正面からエボニー&アイボリーを撃ちながら走り、バージルは次元を斬り裂く神業『次元斬』を繰り出す。だが それも、見えない障壁に阻まれてしまった。

黒コートの内の2人が動き、ダンテとバージルに特攻する。

ダンテはバルログを装備し、その拳を突きだす。すると、相手も炎を纏った拳を突き出してきた。熱と炎、両者の拳が ぶつかり爆発が起きる。爆炎の中から、ダンテと黒コートが飛び出す。

 

飛龍「提督と互角・・・!?」

 

鳥海「まさか、全員が同じ強さを持ってるんじゃ・・・」

 

バージルが幻影剣を飛ばすが、もう1人の黒コートは大きめの銃らしき物から氷の弾丸を撃ち出す。すると、氷の弾丸に当たった幻影剣が凍結した。

更にバージルに向かって飛ばしてくるが、避けると氷の弾丸が着弾した地面が広範囲で凍結した。

それだけでは終わらない。他の黒コート2人も動いた。

1人は風を操り、風の刃を放ってくる。バージルは それを全て、閻魔刀で斬り伏せていく。

別の1人が両手を天に掲げると、空には雷雲が立ち込める。ダンテに向かって無数の雷が落ちてきた。

 

ダンテ「トリックスター!」

 

ダンテはトリックスターの能力で高速移動しながら躱していく。

 

グリフォン『ダメだ!お嬢チャン達は逃げろ!

 

天龍「逃げる訳ねぇだろ!」

 

グリフォン『ダンテとバージルが瞬殺できない相手だぞ!お前らじゃ邪魔になる!

 

満潮「やってやるわよ!」

 

グリフォン『死ぬ気かよ!?バカァ!

 

艦娘達はダンテとバージルを援護しようとするが、もう1人の黒コートが動く。その黒コートは白く輝く球体を出すと、そこから爆発的に光が広がる。目を焼かれ、何も見えなくなる。そして その光は衝撃波となり、ダンテとバージル、艦娘達やセリーナを吹き飛ばす。

 

ダンテ「くっ・・・やるじゃねぇか」

 

バージル「貴様ら、何者だ?」

 

最後まで傍観していた黒コートが笑い始めた。

 

?「ククク・・・我々は、これより命の刈り取りを始める」

 

ダンテ「命の刈り取り?何 言ってやがる?」

 

セリーナ「その声は・・・」

 

セリーナが何かに気付いた瞬間、傍観していた黒コートが動いた。そいつは一瞬にしてセリーナと艦娘達の前に現れる。一瞬の事で、セリーナも艦娘達も反応する事ができなかった。

黒コートはセリーナの頭に触れると、セリーナは意識を失ってしまった。倒れるセリーナを受け止めると、また一瞬にして元の位置に戻った。腕には眠るセリーナが。

 

初雪「セリーナ!」

 

?「今日のは挨拶代わりだ。また会おう、伝説のデビルハンター・ダンテ。それと、その愉快な仲間達」

 

ダンテはエボニー&アイボリーを高速連射するが、弾丸が届く前に黒コートの7人は姿を消した。

 

バージル「・・・逃げたか」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

突然 現れた謎の集団。その正体を知っているらしきセリーナが拐われてしまった。




次回も よろしく お願い致します!
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