Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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128話です!どうぞ!


Mission128 紅蓮の炎~金剛型と お出掛け~

*Devil May Cry鎮守府 工廠 8月5日 9:00*

 

今日は軽空母を中核とした艦隊がAL海域に、重巡戦隊がMI海域まで遠征に行く日だ。

任務は、AL海域方面 敵情の航空攻撃を実施する事と、MI海域方面の敵情偵察が目的だ。

艦隊には飛鷹、阿武隈、朝潮、満潮、霞の第7艦隊と、高雄、愛宕、暁、響、雷、電の第8艦隊が編成されている。

見送りにダンテと赤城が来ていた。

 

赤城「そちらの任務が終わり次第、こちらも合流しますので、気を付けて行ってきてくださいね」

 

飛鷹「えぇ、了解」

 

高雄「向こうで会いましょう」

 

ダンテ「今回は偵察任務だろ?バカな真似して沈むなよ」

 

霞「誰に言ってんのよ・・・」

 

ダンテ「そりゃ お前らにだ」

 

満潮「こっちは言われなくても分かってるって言いたいのよ!」

 

雷「司令官、雷達に任せてよ!」

 

電「なのです!」

 

赤城「グリフォンさんも、お願いしますね」

 

飛鷹の身体から黒い粒子が浮き上がると、それが集まりグリフォンの姿となる。

 

グリフォン『任しときな姉チャン!子守りは得意なんだ

 

赤城「ね、姉ちゃん・・・?」

 

飛鷹「あんたの助けがなくても平気よ」

 

グリフォン『結構 役に立つぜぇ?ま、お手並み拝見だな

 

愛宕「提督、見送りの ぱんぱかぱーん!」

 

ダンテ「ぱ・・・・・・」

 

艦隊は、今回は言うのかと固唾を飲んで見守っている。

 

ダンテ「ぱ・・・ぱ・・・絶対に言わねぇ」

 

ダンテは今回も愛宕に屈しなかった。

愛宕が不満そうにしながらも、艦隊は出撃ドックへと向かい、AL海域とMI海域に向けて出発した。

 

 

*グラウンド*

 

バージルとの稽古では、天龍の精神が危険な状態まで追い込まれたが、今は気合いで立ち直っていた。バージルも その根性だけは認め、今では比較的まともな稽古内容となっていた。

今は刃を交えての稽古をしている。

 

バージル「おまえは頭で考えるな。身体で覚えろ」

 

天龍「考える事も大事だろ?」

 

バージル「それは頭のある奴が言う事だ」

 

天龍「(バカって言ってんのか!?)」

 

バージル「考えてから動いていては遅い。口答えするなら もう1度 串刺しにするぞ」

 

天龍「いっ!?それだけは勘弁!」

 

バージル「()()()()は ここまでだ」

 

天龍「準備・・・運動・・・?」

 

天龍は目を見開いた。ここまで刀を交え、既に稽古は始まっていたと思っていた。それが準備運動?

 

バージル「今から幻影剣を飛ばす。お前は自分の刀で身を守れ。・・・逃げるなよ?」

 

天龍「い・・・あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ~~!!」

 

幻影剣を叩き落とせず、天龍は また串刺しにされた。

相手の攻撃に即座に反応できる力を養おうとしたが、できるまで先は長そうだ。

 

 

*???*

 

薄暗い玉座がある場所では、黒コートを纏う7人が話し合っていた。

 

?「デビルハンターは いずれ、我らの妨げとなる。()()のように墓穴を掘る訳にはいかない」

 

すると、1人の黒コートが名乗りを上げ、黒コートを脱ぎ捨てた。そうして露になったのは紅い髪に、ダンテのように紅い衣服を身に纏う男だった。

 

?「紅蓮の炎『ベルナンド』」

 

ベルナンド「俺がダンテを殺す。色が被って腹が立つからな」

 

?「なら行け。しくじるなよ」

 

セリーナ「待て!あいつらに手を出すな!」

 

ベルナンド「どうせ何もできないんだから、お姫様は そこで大人しく見てな。俺がダンテを燃えカスにするのをな!」

 

ベルナンドと呼ばれた男は闇に消えた。

すると、他の黒コート達も黒コートを脱ぎ捨てた。

 

紫の女「あいつにダンテを殺せるのかしら?」

 

緑の男「負ければ、ベルナンドも そこまでの者だったというだけですよ」

 

白の女「王以外の男なんて、皆 役立たずよ」

 

紫の女「どうせ戦うなら、ネロがいいなぁ」

 

白の女「あんな坊やが好みなの?センスないわね」

 

紫の女「何ですって!?」

 

白の女「やる気?」

 

紫の女「デビルハンターの前に相手してあげるわよ」

 

?「よせ!」

 

玉座に座る黒コートの一喝に、2人の女はビクッとなり大人しくなる。どうやら彼には逆らえないようだ。

 

?「ベルナンドが敗北したとしても、我らの計画は変わらない。こちらには空席がある。早く見付けさせろ」

 

『御意』

 

黒コートの言葉に、男女5人は深々と頭を下げる。

セリーナは悔しそうに、ダンテ達の身を案じるのだった。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 執務室 13:09*

 

ダンテは執務椅子に座りながら、机に足を放り出した姿勢で昼寝をしていた。

そこに金剛型が入室してくる。

 

比叡「提督 暇ですよね?!暇ですよね?!」

 

ダンテ「忙しい。あと うるさい」

 

霧島「昼寝してるようにしか見えませんが・・・」

 

ダンテ「昼寝で忙しい」

 

榛名「今日は お出掛けしましょう!」

 

ダンテ「話が ぶっ飛んだな」

 

金剛「そうと決まれば、行きマショー!」

 

そう言われ、金剛型に無理矢理 執務室から引き摺り出されるダンテ。気が休まらない。

 

 

・・・・・・

 

*正面ゲート 13:20*

 

比叡「榛名、本当に大丈夫?」

 

榛名「榛名は大丈夫です!」

 

比叡「ほんっとうに大丈夫?」

 

榛名「はい、任せてください!」

 

ダンテ達は今、車に乗り込んだばかりだ。

運転席に榛名、助手席に比叡、後部座席にダンテ、金剛、霧島が乗っている。4人乗りの車なので、後ろは狭そうだ。

 

榛名「じゃあ出発しますね?」

 

そう言ってアクセルを踏む榛名。発進するかと思いきや、車がガクンと大きく揺れた。

 

榛名「サイドブレーキ忘れてました」

 

比叡「榛名あああああ!!」

 

「「(怖い怖い怖い怖い怖い!)」」

 

口にこそ出さないが、後ろの金剛と霧島は内心ハラハラしていた。ダンテは眉間に皺を寄せて榛名を見てる。

免許 取り立てではないのだが、榛名は あまり運転が上手いとは言えなかった。比叡か霧島が運転すると言っていたが、榛名は自分が運転すると言って聞かなかった。仕方なく、今回は榛名に任せたが不安しかない。

榛名はアクセル全開で車を急発進させた。車内で姉妹の叫び声が響く。

 

ダンテ「あの世に着いたら教えてくれ・・・」

 

こうしてダンテ達は、危険な運転で街まで出掛けたのだった。

 

 

・・・・・・

 

*街 15:27*

 

出掛けたまでは良かったのだが、現在 榛名が運転する車は異様な渋滞に嵌まっていた。中々 前に進まない。

暇なので、車内は お喋りしながら時間を潰していた。

 

ダンテ「お前も改二以上の改装があったのか」

 

比叡「そうなんですよ!前より更に、強くなりました!」

 

比叡は更なる改装により、金剛と同じく改二丙になっていた。改だった榛名も、今では改二になっている。

 

ダンテ「どれくらい強くなったんだ?」

 

比叡「そりゃ もう、地球割りも余裕ですよ!」

 

ダンテ「じゃあ1人で深海棲艦の本拠地に行かせても大丈夫だな」

 

比叡「嘘です、ごめんなさい・・・」

 

金剛「比叡、嘘は良くないヨ」

 

比叡「はい・・・」

 

金剛は、クリスマスにダンテから貰ったネックレスを握り締めながら、ダンテの腕に絡み付いていた。ダンテも金剛が まだ そのネックレスを持っている事に気付き、どことなく笑っているようにも見える。

 

霧島「それより、中々 進みませんね・・・」

 

比叡「何かゲームでもする?」

 

榛名「榛名もやりたいです!」

 

霧島「榛名は運転に集中!」

 

金剛「これじゃあ目的地に着かないデース」

 

金剛型は、最近パンケーキで人気上昇中の お店があるのを知った。今回の目的地は そこであり、ダンテと一緒に行くと決めていた。

 

比叡「私、ちょっと見てきますね」

 

車を降り、比叡が3メートルほど進んだところで異変が起きた。約10キロ先で、巨大な爆発が起きた。

 

霧島「な、何!?」

 

街を行き交う人々はパニックになり、爆発した場所とは逆の方向に逃げていく。車に乗っていた者も、車を乗り捨て逃げていく。

 

比叡「司令!」

 

ダンテ「何の騒ぎだ?」

 

比叡「分かりません!でも非常事態なのは間違いありません!」

 

爆発は その1度だけではなかった。何度も爆発が起き、火の手が上がっている。

 

ダンテ「面倒だが、行ってみるか・・・」

 

ダンテ達も車から降り、人の流れに逆らいながら爆発地点に向かう。

 

 

・・・・・・

 

ベルナンド「燃やせ燃やせ!もっと熱くしろ!」

 

爆発の中心地点では、ベルナンドが悪魔を引き連れて暴れていた。

そこにダンテと金剛型が辿り着く。

 

比叡「悪魔!?」

 

霧島「また こんなに出てくるなんて・・・!」

 

ダンテ「ったく、何で悪魔ってのは、火を撒き散らす奴が多いんだろうな?」

 

ベルナンドが引き連れていた悪魔は、炎系の悪魔ばかりだった。アビス、ホムロムシラ、パイロマンサー、『フラムバット』、バジリスク、そしてレッドグレイブ市にも現れた『ピロバット』、『ヘルバット』。

フラムバットは、魂ある者の放つ精気を吸って炎に変える蝙蝠の姿をした邪霊。決して強力な存在ではないが、大量に集まると危険である。

ピロバットは魔界に生息する蝙蝠の一種であり、体内に燃焼器官を有し、口から炎を吐き出す事ができる。1匹2匹なら恐れるような相手ではないが、群れを成して出てきた時は注意するべきだ。

ヘルバットは背部にある燃焼器官から炎を噴出し、それで体全体を覆っている。つまり体が燃えている訳だ。迂闊に近付けば、吐かれる炎で炙り焼きにされてしまう。背中の器官を傷付ける事ができれば、体を包む炎を消せる。そこを素早く確実に仕留めるのが肝心だ。

 

ベルナンド「ようダンテ、やっぱり来たな」

 

ダンテ「・・・・・・・・・・・・誰だ お前?」

 

ベルナンド「あ゛ぁっ!?数日前に戦っただろうが!」

 

ダンテ「戦ったか?」

 

金剛「あんな暑苦しい奴、知らないデース」

 

前に戦った時は、フード付きの黒コートを纏い顔が見えなかった。ダンテ達からすれば、初対面の相手だった。

 

ベルナンド「思い出させてやるよ!」

 

ベルナンドは拳に炎を纏わせ、ダンテに飛び掛かりながら殴り掛かってきた。同時に悪魔も金剛型に襲い掛かる。

ダンテは魔剣ダンテを出し、その腹でベルナンドの拳を受け止める。

 

ダンテ「そうか、あの時の奴は お前だったのか」

 

ベルナンド「俺は紅蓮の炎ベルナンド。正解した ご褒美だ。燃え尽きな!」

 

拳に纏う炎が大きくなり、ダンテを呑み込んでしまった。

 

金剛「提督!っ・・・!」

 

ダンテを助けに行こうとするが、バジリスクが頭部を弾丸のように発射してきた。金剛4姉妹は悪魔の相手で手一杯だった。

 

バルログ『温いわ!

 

燃え盛るダンテだったが、その炎の中から別の熱が膨れ上がり、ベルナンドの炎を消し飛ばした。ベルナンドも後ろに後退する。

バルログを装備した無傷のダンテが現れる。

 

ダンテ「キャンプファイアにしては、火力が強過ぎないか?」

 

ベルナンド「お前を殺す記念の花火さ」

 

ダンテ「俺の命が ご所望か・・・。だが、そう簡単に くれてやる気はないけどな」

 

霧島「司令!こちらは我々に任せてください!」

 

有象無象の悪魔は金剛型が引き受けるようだ。これなら、ダンテはベルナンドとの戦いに集中できる。

だがベルナンドも、そう簡単に思い通りにさせるつもりはない。

 

ベルナンド「行け!」

 

金剛型と戦っていた悪魔の一部が、ダンテに向かっていく。

アビスが飛び上がると、その手に持つ鎌から炎を飛ばしてきた。ダンテも飛び上がり回避すると、空中で一回転しながら相手を叩き伏せる『スウィング』を繰り出し、アビスを地面に叩き落とす。

 

ダンテ「ロイヤル!」

 

バジリスクが頭部を発射すると、ダンテはロイヤルガードスタイルになり頭部を『ブロック』で弾く。

直ぐ様 魔剣ダンテで突き技『スティンガー』を繰り出し、更に『ミリオンスタッブ』で無数の突き技を浴びせる。

 

ダンテ「ガンスリンガー!」

 

ホムロムシラがダンテを囲んで飛び掛かってくるが、ダンテはガンスリンガースタイルになって自作のショットガン、コヨーテ・Aをヌンチャクのように振り回しながら撃つ『ファイアワークス』で蹴散らす。

フラムバット、ピロバット、ヘルバットも迫るが、全方位にエボニー&アイボリーを高速連射して粉砕していく。

パイロマンサーが呪文を唱えると、魔方陣が現れる。ダンテは『ダブルカリーナ=アン』を構え、2つのカリーナ=アンから交互に連続でミサイルを発射して吹き飛ばす。

この2つのカリーナ=アンだが、レディが失くしたカリーナ=アンは拾い、レディの第2の相棒になる予定だった『カリーナ=アン2』も借り、そのまま持ってきていた。

ダブルカリーナ=アンを構えたまま、ヘルバットにもミサイルを発射する。何故かダンテは、ヘルバットの燃焼器官に攻撃しようとはしない。それには単純だが、考えがあった。

背中の燃焼器官を避けながら、可能な限りの攻撃方法でヘルバットの体力を奪っていく。最後に2つのカリーナ=アンを連結させ、貫通力のあるビームショット『カスケード』を発射する。

ヘルバットはダンテの近くに落下すると、背部の燃焼器官が膨張を始めた。ダンテは その場から動かない。

残る悪魔がダンテに襲い掛かると、ダンテはギリギリまで引き付けたアビスの1体を踏み台にして その場から飛び退いた。同時にヘルバットが爆発し、他の悪魔を巻き込んで消滅した。

ヘルバットの燃焼器官を攻撃し、その体の炎を消して倒せば爆発はしない。ダンテは他の悪魔も纏めて倒すために、敢えて燃焼器官を攻撃しなかったのだ。

 

ベルナンド「見せ付けてくれるじゃねぇか!」

 

地面に着地したばかりのダンテにベルナンドが飛び蹴りを仕掛けてくる。ダンテもバルログを装備して蹴り技を繰り出す。両者の足が ぶつかり合うと、そこから激しい格闘戦が始まった。

ベルナンドが後ろに下がると、火球を飛ばしてきた。ダンテはキングケルベロスで『スウィング』を繰り出し、火球を跳ね返す。

 

ベルナンド「チッ・・・!」

 

戻ってきた自身の攻撃を避けるベルナンド。

ダンテは笑っていた。

 

ダンテ「どうした?仲間が居ないと戦えないか?」

 

ベルナンド「んだと!?」

 

ダンテ「前は7人 居たが、お前1人なら俺の相手じゃねぇな」

 

ベルナンド「テメェは絶対・・・がぁっ!?」

 

喋るベルナンドに砲撃が当たる。撃ったのは榛名だった。

金剛型も地道に悪魔の数を減らし、余裕が出てきたので榛名がダンテの援護を始めた。

 

ベルナンド「邪魔すんな女ぁ!!」

 

キレたベルナンドは蹴り上げるように足を上げる。すると、三日月状の炎が榛名に向かっていく。

 

ダンテ「榛名!」

 

榛名「っ・・・!きゃあああ!!」

 

「「「榛名!」」」

 

榛名は避けようとしたが、背部の艤装に僅かに当たって誘爆した。艤装は完全に壊れ、榛名は その影響で吹き飛んだ。

 

ベルナンド「俺を怒らせやがって!もうダンテだけなんてケチな事は言わねぇ!全部 燃やしてやる!」

 

ベルナンドは自身の前で腕を交差し、その腕を広げるとベルナンドを中心に爆発が起きる。炎が弱まると、空中に炎の魔人が浮いていた。

 

ダンテ「(デビルトリガー!?)」

 

霧島「っ!これは!?」

 

魔人ベルナンドの身体から放たれる熱で、周りにある物が溶けたり燃えたりする。車、信号機、街路樹、ビル、金剛達の艤装までもが。

 

比叡「こ、これじゃ戦えません!」

 

ダンテ「ここから離れろ!」

 

ダンテはデビルトリガーを発動して魔人化。ベルナンドを見上げる。

翼を広げてベルナンドへと向かっていく。

 

 

・・・・・・

 

比叡「しっかり!もう大丈夫ですから!」

 

霧島「皆さん、こっちに!」

 

金剛型は逃げ遅れた一般人に肩を貸しながら、ベルナンドの熱波が届かない範囲まで避難していた。

怪我をした榛名には金剛が肩を貸している。

 

榛名「お姉さま、申し訳ありません・・・」

 

金剛「榛名は悪くないヨ。寧ろ提督を助けようとして偉かったと、私は そう思うヨ」

 

金剛は後ろを振り返る。空には2つの紅い光が飛び回り、何度も ぶつかり合っていた。その度に強い光がスパークしている。

 

金剛「提督、あんな奴に負けないでくだサイネ」

 

 

*上空*

 

魔人ベルナンドは、人の姿の時よりも大きい火球を両手から発射する。ダンテはエボニー&アイボリーで『チャージショット』を撃ち相殺する。

 

ベルナンド『お前は邪魔なんだよ!

 

ダンテ『お前らは何だ?

 

ベルナンド『聞いて意味があるのか?

 

魔人ベルナンドは炎の剣を出し、魔人ダンテに斬り掛かる。魔人ダンテは魔剣ダンテで受け止め鍔迫り合う。

 

ダンテ『セリーナは どこだ?

 

ベルナンド『教える訳ねぇだろ。お姫様は 俺達が丁重に扱ってるから心配するなよ

 

ダンテ『(お姫様だと・・・?)』

 

セリーナが嘗て この世界に栄えていた文明の王族なのはダンテも知っている。だが、このベルナンドも それを知っているような口振りだ。もしかすると、その時代に関わる者の可能性がある。

 

ベルナンド『これなら どうだ!

 

炎の剣から炎の刃を飛ばしてくるが、ダンテはキングケルベロスで球体状の氷のバリア、『アイスエイジ』で防ぐ。

雷を生み出す三節棍に変え、最大まで伸ばしたキングケルベロスで突く。ヒットした魔人ベルナンドは地面に落下した。

砂埃が晴れると、ベルナンドの魔人化は解除されていた。

魔人ダンテも ゆっくりと地上に戻り、デビルトリガーを解除する。

 

ベルナンド「この俺が、デビルハンター如きに!」

 

炎の剣で斬り掛かってくるが、ダンテは それを弾いて逆に斬る。後ろを振り返り更にベルナンドの背中を斬る。

 

ベルナンド「有り得ない・・・有り得ないんだぁあああああ!!」

 

無作為に突撃してくるベルナンド。

ダンテはキングケルベロスを地面に叩き付け氷柱を発生させる『クリスタル』を繰り出す。それに巻き込まれたベルナンドが宙に浮く。

ダンテはダブルカリーナ=アンを連結させ、強力なレーザーを発射する『メガカスケード』を発射する。

 

ベルナンド「ぐぅあああああ!!」

 

『メガカスケード』を直に喰らったベルナンドは、そのまま消滅した。

宙に光る物が浮いている。ダンテが手に取ると、それは嘗て水上要塞で破壊したはずの赤い魔石だった。これには炎の力が凝縮されている。唯一 違うのは、前の物よりも強い魔力を感じる事だ。

 

ダンテ「いよいよ面倒になってきた感じだな・・・」

 

 

・・・・・・

 

金剛「提督ぅ!」

 

比叡「司令!」

 

その後、ダンテは金剛型と合流した。

街は悪魔が現れた事で大騒ぎとなり、榛名も怪我をした。今日の お出掛けは中断するしかなかった。

 

榛名「パンケーキ、食べたいです・・・」

 

比叡「今日は帰るの。パンケーキは また今度ね」

 

車の運転は比叡に任せ、車内を狭くして榛名に負担を掛けさせないために、ダンテはキャバリエーレで鎮守府に戻る事にした。

 

 

*???*

 

?「ベルナンドは負けたか・・・」

 

白の女「アハハハハッ!やっぱり男なんて役に立たないわね!」

 

紫の女「あいつ正面から突っ込むバカだから仕方ないわよね」

 

青の男「次は我の出番だな」

 

緑の男「分かってると思いますが、ベルナンドの二の舞は許されませんよ」

 

青の男「無論だ」

 

今度は青い髪と服をした巨体の男が、ダンテ達の前に立ち塞がろうとしていた。

謎の黒コートの集団、セリーナとの関係、再び現れた魔石。事態は少しずつ動き出そうとしている。




次回も よろしく お願い致します!
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