Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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また描写が苦手な艦隊戦です・・・。今回の話が終われば・・・。

135話です!どうぞ・・・


Mission135 MI作戦~制海権を確立せよ~

*幌筵泊地 8月27日 17:49*

 

バージルをAL海域の前線基地に残し、ダンテは北方棲姫を連れて幌筵泊地まで来ていた。

 

加賀「あなたはバカなの?!深海棲艦を連れて帰るなんて、こちらの情報が敵に漏れたら どうするつもり?!」

 

絶賛お説教タイムだった。

 

ダンテ「心配ないと思うぞ。あれ見てみろよ」

 

北方棲姫は今、羊羮を無心で頬張っていた。隣では赤城も負けじと羊羮を頬張っている。秘書艦が それでいいのだろうか?

 

ダンテ「あんな お子様が情報を流すようには見えねぇぞ」

 

加賀「深海棲艦を拿捕したなら、大本営の指示を仰ぐべきよ!」

 

ダンテ「拿捕っていうか、懐かれただけなんだけどな」

 

加賀「お願いだから もっと真剣に考えて・・・」

 

ダンテ「そういや、お前も改二になったらしいな」

 

加賀「それで話を逸らしたつもり?」

 

ダンテ「いいじゃねぇか、もう人間は襲わないって言ってるし。なぁ?」

 

北方棲姫『ヨウカン・・・オイシイ・・・

 

北方棲姫に話を振るが、話が噛み合わない。こちらの話には興味がないらしい。今は羊羮が大事。

 

加賀「鳳翔さんからも言ってください」

 

そう言うが、黙って2人の会話を聞いていた鳳翔も困ったような顔をしていた。

 

鳳翔「加賀さんの言ってる事も分かりますけど、提督の言ってる事も分かりますし・・・」

 

北方棲姫の見た目から、鳳翔も非情に徹する事ができないでいた。

理由は どうであれ、今は戦争中だ。何の拘束もなく敵を自由にしているのは、戦争をしている現状では ご法度だ。

しかし、ダンテには どうしても北方棲姫が悪さをするようには思えなかった。

 

ダンテ「今は言う事を聞いてるし、様子見じゃダメか?」

 

加賀「大本営が知れば面倒になるわよ?」

 

ダンテ「その時は説得するしかないな」

 

鳳翔「言葉で説得してくださいね」

 

ダンテ「勿論さ」

 

一先ず、北方棲姫はDevil May Cry鎮守府で面倒を見る事にした。

話してる横で、北方棲姫が暴れだした。どうやら羊羮が喉に詰まったらしい。

 

ダンテ「水 飲め。あ、これ お茶か」

 

また厄介事を抱えたダンテに、加賀は頭痛がしてきた。加賀だけでなく、同じように考えている艦娘は他にも居る。しかし、これまでの経験から、なるようにしかならないので、加賀のように口に出す者は居なかった。

すると、ダンテの考えに賛同する者が居た。

電が北方棲姫に近付いていく。

 

暁「電、危ないから近付いちゃダメよ!」

 

北方棲姫『ケホッ・・・

 

北方棲姫は丁度、大量の羊羮を食べ終わり満足した様子だった。

そんな北方棲姫に電は・・・。

 

電「電と友達になってほしいのです」

 

この行動に、艦娘達とダンテは目を丸くした。

そうなると、今度は北方棲姫の返事が気になる。皆は、次に北方棲姫を見る。

 

北方棲姫『トモダチ・・・オイシイ・・・?

 

電「友達は美味しくないのです。友達は仲良くする事なのです」

 

北方棲姫はジッと電を見ている。

この北方棲姫の返事次第では、今後の北方棲姫の処遇も決まるかもしれない。

 

北方棲姫『ナカヨク・・・?カンムスト・・・?

 

電「なのです!」

 

北方棲姫『イイヨ・・・

 

電「友達になれたのです!」

 

これに艦娘達は更に目を丸くした。艦娘に対して友好的な深海棲艦が居る事に驚いたからだ。

 

ダンテ「電は度胸があるな。これ見ても まだ文句 言うつもりか?」

 

加賀「こんな事、有り得るの・・・?」

 

ダンテ「有り得るから こうなってんだろ?」

 

電「司令官さん、北方棲姫ちゃんと友達になれたのです!」

 

ダンテ「良かったなぁ。・・・けど、“北方棲姫”って一々 呼びにくいな」

 

鳳翔「愛称でも決めますか?」

 

ダンテ「何かあるか?」

 

艦娘達は腕を組み、難しい顔をしながら考える。そんな中、弥生が挙手する。

 

弥生「ほっぽ・・・」

 

ダンテ「ほっぽぉ?」

 

弥生「“北方”棲姫だから ほっぽ・・・」

 

ダンテ「・・・お前は それでいいか?」

 

北方棲姫『・・・・・・ホッポ!

 

万歳しながら自分の愛称を高らかに叫ぶ。これは・・・『ほっぽ』で決まりでいいのだろうか?

 

ダンテ「随分 簡単に決まったな」

 

すると、何を思ったのか、ほっぽは赤城に近付き指を指す。

 

ほっぽ『オナジ・・・ワタシト オナジ・・・ニオイガスル・・・

 

皆は何の事か分からず首を傾げる。だが今度は、言われた赤城が目を丸くした。そしてダンテは、赤城と ほっぽの2人を見ながら目を細めるのだった。

赤城は、鉄底海峡で深海棲艦の姿をした もう1人の赤城と1つになった。もしかすると、ほっぽは それに気付いているのかもしれない。

 

 

・・・・・・

 

*AL海域 前線基地 8月28日 6:45*

 

天龍「師匠ー!師匠ー!師匠ぉおおおお!!」

 

翌日、バージルに宛がわれた部屋のドアを、ガンガン殴りながら天龍が叫んでいた。その後ろでは龍田が見ている。

ムンドゥスの石像を見てから、バージルは部屋から出てこない。

それより、天龍がバージルを呼んでいるのは稽古のためではない。今日はAL作戦を完遂するための出撃任務がある。予定では、バージルも その任務に同行する事になっている。しかし、予定の時刻を過ぎても来ないので、天龍型の2人が呼びに来たのだ。

 

天龍「師匠ー!ししょ・・・ぶへっ!?」

 

バージル「・・・騒がしい」

 

突然ドアが開き、開いた勢いも相まって、天龍は扉と壁に挟まれて潰れたカエルのようになった。

部屋から出てきたバージルは不機嫌そうだ。

 

龍田「作戦時刻が過ぎてますよ」

 

バージル「それは すまなかったな」

 

バージルは歩きだし、天龍も鼻を押さえながら一緒に行こうとする。

すると、バージルは後ろを振り返りながら鞘に納まったままの閻魔刀で刃を受け止めた。後ろから斬り掛かったのは、矛を持った龍田だった。

 

バージル「・・・何のつもりだ?」

 

龍田「提督の お兄さんでも、勝手な事は許しません♪」

 

バージル「・・・・・・・・・」

 

天龍「お、おい・・・龍田?」

 

顔は笑っているが、龍田は怒っていた。大切な姉妹をボロ雑巾のようにされ、挙げ句バージル1人のために作戦が遅れている。バージルの行動 全てが、龍田の機嫌を損ねていた。

これは龍田からの警告だ。“次に勝手な事をすれば、殺す”と・・・。

 

バージル「・・・行かなくていいのか?」

 

互いに武器を下ろし、バージルは先に行ってしまった。

 

天龍「おい龍田、何してんだよ?」

 

龍田「天龍ちゃんのためだよ♪」

 

天龍「ん~・・・?」

 

よく分からず、天龍は首を傾げる。

天龍型の2人も、バージルを追うように その場から動くのだった。

 

 

・・・・・・

 

*北太平洋MI諸島沖 11:43*

 

ダンテ「向こうは何やってんだ?」

 

ダンテと艦隊は作戦が始められず、MI諸島沖の手前で待機していた。

今回ダンテ達は、MI作戦としてMI島の敵航空基地を無力化しつつ、邀撃してくるであろう敵機動部隊を撃破し、同方面の制海権を確立するのが目的だ。

その陽動支援作戦で、バージルとAL方面の艦隊が、敵北方港湾基地を強襲、AL最深部の敵戦力を叩く手筈となっていた。しかし、AL方面からの連絡がないために、MI作戦を開始できないでいた。

 

ダンテ「大淀、向こうは まだか?」

 

大淀『作戦開始時刻が遅れたようです。現在、敵北方港湾基地に向かっています』

 

ダンテ「こっちは空母が中心だ。あんまり遅くなると夜戦になっちまうぞ」

 

大淀『AL方面艦隊から入電!敵基地への攻撃を開始しました!』

 

ダンテ「作戦開始だ、行くぞ」

 

『了解!』

 

赤城「一航戦 赤城、出撃します!」

 

加賀「同じく加賀、出撃します」

 

瑞鶴「翔鶴型 航空母艦、瑞鶴!」

 

翔鶴「翔鶴!」

 

「「抜錨します!」」

 

摩耶「おう、行くぜ!抜錨だ!」

 

鳥海「鳥海、抜錨、出撃します!」

 

赤城 旗艦の第1艦隊とダンテが抜錨。これよりMI作戦を開始する。

艦隊が航路を進んでいると、ダンテが待ったを掛けた。

 

赤城「提督?」

 

ダンテは周囲を見渡し、何かを探している。

 

ダンテ「(誰かに見られてる・・・)」

 

加賀「どうしたの?」

 

ダンテ「いや・・・悪い、気のせいだ」

 

ダンテは何者かの視線を感じていた。しかし、偵察機は敵影を発見しておらず、電探にも反応はない。

熱烈な視線を送ってくる者は気になるが、ダンテは航路を進む事にした。

 

 

・・・・・・

 

加賀「う、渦潮よ!」

 

途中、艦隊は渦潮に巻き込まれた。

艦隊は全速力で渦潮から離脱しようとするが・・・

 

翔鶴「あ、あれ!?」

 

瑞鶴「翔鶴姉!」

 

翔鶴が渦潮に引っ張られていく。瑞鶴が翔鶴の手を取り引っ張るが、2人して逆に渦潮に引っ張られていく。

 

瑞鶴「ぬ、抜け出せない・・・!」

 

鳥海「摩耶!」

 

摩耶「おう!」

 

鳥海が瑞鶴の手を取り、摩耶が鳥海の手を取る。高雄型の2人も加わり翔鶴型の2人を引っ張ろうとするが、4人一緒に渦潮に引っ張られていく。更に加賀が摩耶の手を取り、赤城が加賀の手を掴んで引っ張るが、渦潮から抜け出せない。

 

赤城「提督!」

 

赤城がダンテに向かって手を伸ばすが、ダンテは その手を取らずにキングケルベロスの鎖を伸ばした。キングケルベロスの鎖は赤城の腰に巻き付いた。

 

赤城「え?」

 

ダンテ「うぉおらああああ!!」

 

『きゃあああああ!?』

 

ダンテがキングケルベロスを引っ張り、艦隊の一本釣りを披露する。艦娘6人は宙を舞った。

渦潮からは脱出できたが、艦隊は海面に落下。かなり痛そうだ。

 

瑞鶴「提督さん!助けるなら もっと優しくやってよ!」

 

ダンテ「こっちの方が早い」

 

赤城「敵と戦う前に大破します!」

 

ダンテ「文句ばっかり うるせぇな。ほら、行くぞ。・・・!」

 

直後、ダンテは魔剣ダンテを出し、どこからか飛んできた風の刃を弾く。

 

瑞鶴「い、今の・・・何?」

 

ダンテ「(やっぱり誰かに見られてるな・・・)」

 

赤城「提督、今のは・・・」

 

ダンテ「・・・・・・行くぞ」

 

周囲には誰も居ない。突然の襲撃者の正体は不明だが、姿が見えない事から艦隊は先に進む事にした。

 

ダンテ「遊んでほしいなら、直接 出てきな。いくらでも相手してやる」

 

姿を見せない何者かに それだけ告げ、ダンテは艦隊を追う。

 

?「ふふ・・・」

 

艦隊とダンテが去った その場所には、何者かの小さな笑い声だけが響いた。

 

 

・・・・・・

 

道中、翔鶴は申し訳なさそうに皆に謝罪していた。

 

翔鶴「皆さん、私のせいで申し訳ありません・・・」

 

瑞鶴「謝らないでよ、翔鶴姉は悪くないんだから」

 

翔鶴「でも・・・」

 

加賀「翔鶴は もっと気を付けなさい。あなた1人のせいで、艦隊が危険に晒されたのだから」

 

翔鶴「は、はい・・・」

 

瑞鶴「ちょっと一航戦!そんな言い方しなくてもいいでしょ!」

 

加賀「私は事実を言ったまでよ」

 

瑞鶴「私は、もっと言い方を考えろって言ってるのよ!」

 

加賀「五航戦、あなたこそ、先輩への口の利き方がなってないのでは?」

 

瑞鶴「な、何ですってぇー!」

 

鳥海「(どっちかって言うと、提督のせいでダメージ受けそうだったんだけど・・・)」

 

加賀と瑞鶴の口論に熱が入る中、鳥海は そう思うが口には出さない。

場を鎮めるために、翔鶴が瑞鶴を下がらせ前に出る。

 

翔鶴「申し訳ありません。私のせいで、()()()の皆さんに迷惑を掛けてしまって」

 

加賀「随伴艦?」

 

加賀の翔鶴を見る目が鋭くなる。

翔鶴の言い方では、まるで翔鶴が旗艦で、他は翔鶴の随伴艦だと言っているように聞こえる。赤城 大好きな加賀からすれば、聞き捨てならない。仲裁する処か、これでは火に油を注いだだけだ。

翔鶴の後ろでは、瑞鶴が悪い笑みで加賀を見ている。作戦中だというのに、加賀VS五航戦のゴングが鳴らされる。

喧嘩を聞きながら、ダンテは赤城と話していた。

 

ダンテ「あいつら、あんなに仲 悪かったか?」

 

赤城「ふふっ、仲良しですよ」

 

ダンテ「あれでか?」

 

赤城「お互いに意識してるからですよ」

 

ダンテ「ライバルってやつか」

 

赤城「瑞鶴さんは そう思ってるかもしれませんが、加賀さんは少し違います」

 

ダンテ「どう違う?」

 

赤城「秘密です♪」

 

ダンテ「・・・・・・?」

 

参考までに、加賀と瑞鶴2人の関係性を聞いておこうとしたが、はぐらかされてしまった。

話していると、偵察機から入電が入る。航空戦 任務部隊II群を発見した。

同時に、敵の偵察機が艦隊の頭上を飛ぶ。

 

赤城「こちらも見付かってしまいましたね。ここからは航空戦になります。私達に任せてください」

 

ダンテ「はいよ、摩耶」

 

摩耶「対空戦かい?よーし、任せろ!あたしの後ろに隠れてな!」

 

加賀「これだから五航戦は」

 

瑞鶴「これだから一航戦は!」

 

ダンテ「うるせぇぞ お前ら!やる事やれ」

 

「「ふんっ!」」

 

加賀と瑞鶴は互いに顔を背け合う。

一航戦と五航戦は艦載機を発艦。敵艦隊へと飛んでいく。敵艦隊も艦載機を発艦した。

敵艦隊の編成は空母ヲ級改flagship2隻、戦艦タ級flagship、軽巡ツ級elite、駆逐ロ級 後期型2隻だ。

両陣営の艦載機が空中戦を繰り広げ、その攻防の隙間を縫って爆撃機と攻撃機が敵艦隊に接近する。爆弾と魚雷を投下し、戦艦タ級flagshipと駆逐ロ級 後期型の1隻が小破、軽巡ツ級eliteが中破となる。

敵艦載機も艦隊に接近してくる。

 

ダンテ「摩耶、鳥海!」

 

摩耶「おう!」

 

鳥海「はい!」

 

摩耶と鳥海が、対空攻撃で接近する敵艦載機を一掃していく。それでも数機は それを潜り抜け、爆弾と魚雷を投下していく。

 

ダンテ「回避しろ!」

 

艦隊は回避行動を取るが、翔鶴と摩耶が被弾する。それでも小破までのダメージには至っていない。

 

赤城「第2次 攻撃隊、発艦!」

 

更に艦載機を発艦し、攻撃を続ける。敵艦隊も艦載機を発艦し、空中戦が激化する。それでも爆撃機と攻撃機は敵艦隊へ接近する事に成功する。

第2次 攻撃により、軽巡ツ級eliteと駆逐ロ級 後期型の1隻が轟沈、もう1隻の駆逐ロ級 後期型が大破となる。

敵艦載機も同じく接近する。

 

摩耶「畜生、全部は墜とせねぇぞ!」

 

鳥海「爆撃 来ます!」

 

加賀「魚雷も来るわ!」

 

赤城「回避!」

 

回避行動は取るが、翔鶴と鳥海が小破となる。

航空戦の最中、敵艦隊が こちらに接近してくる。

 

摩耶「正面から撃ち合うつもりか?」

 

ダンテ「守りは任せるぞ」

 

赤城「・・・・・・提督?」

 

ダンテはエボニー&アイボリーを構え、敵艦隊に照準を合わせる。

艦隊はダンテに攻撃が向かないように、艦載機は敵機の接近を阻止していき、更に摩耶と鳥海も弾幕を張る。

 

瑞鶴「提督さん!何かするなら早くしてよ!」

 

ダンテはエボニー&アイボリーを構えたまま動かない。

空母ヲ級改flagship2隻が新たな艦載機を発艦するために、頭のガマ口が開く。

その瞬間、エボニー&アイボリーから それぞれ1発ずつの弾丸が発射される。2発の弾丸は真っ直ぐに飛び、空母ヲ級改flagshipの頭に収納されている艦載機に命中する。弾丸が命中した艦載機が爆発し、他の艦載機も誘爆する。空母ヲ級改flagship2隻は大破となった。

 

ダンテ「どうする?まだやるか?」

 

ダンテのギラついた眼に睨まれ、敵艦隊は後退る。ダンテの殺気に当てられた深海棲艦は撤退を始めた。

 

摩耶「追撃するか?」

 

ダンテ「時間のムダだ。先を急ぐ」

 

摩耶「つまんねぇなぁ・・・」

 

ダンテ「遊び相手なら まだ居るさ」

 

その後、MI島の航空基地を無力化した艦隊は、敵の主力部隊を叩くために先に進む。

 

 

・・・・・・

 

偵察機により任務部隊Y群を発見する。その編成は空母棲鬼、重巡リ級flagship、軽巡ツ級elite、駆逐ロ級後期型3隻だ。

 

赤城「提督、鬼級の深海棲艦です」

 

ダンテ「なら、今度は俺も前に出るぞ?」

 

赤城「お願いします」

 

加賀「五航戦の爆撃に巻き込まれないようにね」

 

瑞鶴「しないわよ!」

 

翔鶴「流石に それは・・・」

 

ダンテ「しっかり頼むぞ」

 

魔剣ダンテを出し、ダンテは敵艦隊に特攻する。それを合図に、空母の艦娘は艦載機を発艦。ダンテと艦載機が敵艦隊に向かって爆走する。

 

空母棲鬼『ナンドデモ・・・ナンドデモ・・・・・・シズンデイケ・・・!

 

空母棲鬼も艦載機を発艦してくる。両陣営の艦載機が交戦し、互いの艦載機が撃墜されていく。

 

空母棲鬼『テッキ チョクジョウ・・・キュウコウカ!

 

その激しい戦闘の中を、艦娘と深海棲艦 両方の爆撃機と攻撃機が潜り抜け、爆弾と魚雷を投下する。どちらの艦隊も弾幕を張りながら回避行動を取るが、どちらも被弾し被害が出る。艦娘側は赤城が小破、鳥海が中破となり、深海棲艦側は駆逐ロ級 後期型3隻が大破する。

ダンテが空母棲鬼に接近し、魔剣ダンテを振り下ろす。空母棲鬼は後ろに下がり、その刃が空振る。

間髪入れずにエボニー&アイボリーを連射。無数の弾丸を浴びせる。

 

空母棲鬼『ナンドデモ・・・クリカエス・・・・・・カワラナイ・・・カギリ・・・!

 

ダンテ「そういうの、聞き飽きたぜ!」

 

ダンテは敵の随伴艦を無視して、空母棲鬼に攻撃を仕掛け続けた。

艦娘達も、ダンテだけに任せるつもりはない。

 

赤城「第2次 攻撃隊、全機 発艦してください!」

 

加賀「鎧袖一触よ」

 

翔鶴「行くわよ!全機 突撃!」

 

攻撃隊の爆撃と雷擊により、軽巡ツ級eliteが中破、駆逐ロ級 後期型2隻が轟沈する。

反撃に、重巡リ級flagshipと駆逐ロ級 後期型が撃ち出した砲弾が飛んでくる。駆逐ロ級 後期型が放った砲弾は避けたが、重巡リ級flagshipが放った砲撃に翔鶴が被弾、中破となる。

 

瑞鶴「翔鶴姉!?この・・・!第2次 攻撃隊、稼働機、全機 発艦!」

 

摩耶「ぶっ殺されてぇかぁ?」

 

鳥海「私が、仕留める!」

 

瑞鶴の攻撃隊による爆撃と、摩耶の砲撃で重巡リ級flagshipが中破、鳥海の砲撃で駆逐ロ級 後期型が轟沈。

残りは空母棲鬼、重巡リ級flagship、軽巡ツ級eliteだけだ。

空母棲鬼は味方の深海棲艦の数が減った事で、更に艦載機を発艦。その全てが艦隊に向かって爆撃を開始する。爆撃により、当たり所が悪く、旗艦である赤城が大破してしまう。更に翔鶴と鳥海も大破となる。

ダンテは1度、艦隊の方を振り返る。

空も陽が暮れ始めている。もう あまり時間を掛けてはいられない。

ダンテは分離したキャバリエーレを持ち、バズソーノコギリ状の刃で空母棲鬼の艤装を斬り付ける。それによって、大量の火花が散る。

 

ダンテ「艤装が無けりゃ、人間と変わらねぇな!」

 

何度も回転する刃を ぶつけられ、空母棲鬼の甲板はボロボロになる。

魔剣ダンテでX字に斬り、空母棲鬼の胸を貫く。

すると、空母棲鬼の両手が魔剣ダンテを掴む。

 

空母棲鬼『カッタト・・・・・・オモッテイルノカ?カワイイナァ・・・

 

ダンテはホルスターからエボニーを抜き、ゼロ距離で連射する。串刺しにされている空母棲鬼は、避ける事も逃げる事もできずに弾丸を浴びる。

最後に魔剣ダンテを引き抜くと、頭上から爆撃が。ダンテは飛び退きながら空母棲鬼から離れ、空母棲鬼は その爆撃によって炎上しながら沈んだ。

 

瑞鶴「どう?提督さんには当たらなかったでしょ?」

 

ダンテ「コートが少し焦げた。練習しとけ」

 

最後の爆撃は瑞鶴の艦載機によるものだった。

 

 

*北方AL海域 最深部*

 

バージル「フン・・・」

 

同じ頃、AL海域で動いていた艦隊とバージルも、敵北方港湾基地の破壊に成功した。海域を支配していた北方棲姫 改め、ほっぽが居ない事と、バージルが手伝った事もあり、AL作戦は滞りなく終わった。これで、AL海域の制海権を取り戻す事ができた。

その後、ダンテとバージル、艦娘達は合流し、MI方面の哨戒任務で伊58、伊19、伊168、伊8、朧、潮の潜水艦隊を幌筵泊地に残し、ほっぽを連れて鎮守府へ戻るのだった。




しばらく艦隊戦の描写がある話は お休みになると思います。
次回から また悪魔関係の話とか、兎に角 海じゃない場所での話に戻します。

次回も よろしく お願い致します!
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