Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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142話です!どうぞ!


Mission142 フィル~羽黒の初恋(後編)~

*Devil May Cry鎮守府 工廠 10月18日 14:37*

 

利根「今日は敵の本拠地に乗り込む!テキパキと動けと我輩は何度も言っているであろう!」

 

『はい!』

 

鎮守府の艦娘達は慌ただしくしていた。空母と水母 以外の艦娘は、艤装の点検や戦いの準備で忙しくしていた。

フィルが指定した時間まで、もう8時間を切っている。

ダンテは1人が良かったのだが、艦娘達は聞く耳を持たず、自分達も一緒に行くつもりでいた。現在、そのための準備が進められているのだ。

 

 

*艦娘寮 妙高型の部屋*

 

羽黒はフィルの口から悪魔である事を教えられ、剰え利用されていたと知り、鎮守府に戻ってから部屋に引き篭ってしまった。

 

足柄「羽黒、入るわよ?」

 

部屋の外から足柄の声がするが、羽黒は返事をしない。

足柄が部屋に入ると、羽黒はベッドで頭まで布団を被っている。鎮守府に戻ってから ずっとこうで、誰とも顔を合わせようとしない。

足柄は溜め息を吐いてから、羽黒に話し掛ける。

 

足柄「何してるの?皆、悪魔と戦う準備をしてるわよ」

 

羽黒「・・・・・・・・・」

 

足柄「あのフィルっていう悪魔、儀式を止めるために主を裏切るそうよ。まぁ、罠の可能性もあるけど・・・」

 

羽黒「・・・・・・・・・」

 

足柄「けど、私は あのフィルって悪魔が嘘を吐いてるとは思えない。フィルはね、あなたの事を、“羽黒を愛してる”って言ってたの。そこに嘘は感じられなかった。・・・羽黒は どうなの?」

 

羽黒「私は・・・好きじゃない・・・」

 

足柄「それは本音?あなたを守るために、死ぬかもしれないのよ」

 

羽黒「私には関係ない・・・あの人は悪魔で・・・敵なんだよ・・・」

 

足柄「ふざけんじゃないわよ!!」

 

足柄は頭まで被っている羽黒の布団を、怒鳴りながら剥ぎ取った。それに驚き、羽黒は咄嗟に身体を起こす。

 

足柄「私はね、嘘が嫌いなの。人を利用するために嘘を吐く人が大っ嫌い。だけどね、私が1番 嫌いなのは、自分に嘘 吐く奴よ。フィルの事が好きなんでしょ?嫌いなら嫌いでいい、好きなら好きでいい。だけどね、これは羽黒の問題なの!今更 逃げるんじゃないわよ!」

 

足柄も、多くの男を見てきた。

いいとこまで行った相手も居たが、結局 相手の自分勝手な理由で破局した事もあった。結婚詐欺の被害に遭い、貯金を全部 奪われた経験もしている。

それでも恋愛を諦めた事はなかった。妥協もしない。それ故に、恋愛に関しては厳しかった。

そんな足柄の眼には、羽黒が自分の心を押し殺し、逃げているようにしか見えなかった。

どうするか決めるのは、羽黒にも権利はある。だが、足柄は口を出さずにはいられなかった。

 

羽黒「・・・・・・私、騙されたんだよ・・・嘘 吐かれたんだよ・・・」

 

足柄「そうね、騙された。それが何?」

 

羽黒「何って・・・」

 

足柄「何があったかは問題じゃない。羽黒は どうしたいの?好きなら好きって ちゃんと伝えなさい!騙されてムカつくなら それを伝えてやんなさい!何もしないまま自分の気持ちから逃げるな!」

 

足柄の言っている事は極論かもしれない。聞く人が聞けば暴論かもしれない。だけど そこに嘘はない。

足柄は、羽黒に恋をする事を嫌いにならないでほしかった。恋愛を怖がらないでほしかった。

気が弱く、今の状態の羽黒では、この先 羽黒を大切に想ってくれる人が現れても、きっと羽黒は誰も信用しなくなってしまう。それが信じるに値する相手でも。そんなのは悲し過ぎる。そんな風にはなってほしくなかった。

 

羽黒「うっ・・・ぐすっ・・・私には・・・できないよ!」

 

羽黒は また涙を流し、足柄に背を向けるように またベッドに横になってしまった。これ以上は何を言っても無駄だろう。全ては、羽黒が決める事だ。

 

足柄「・・・・・・そっか・・・」

 

足柄は静かに、部屋から出ていった。

1人 泣く羽黒は、足柄の言葉とフィルと過ごした時間を思い返していた。

 

羽黒「フィルさん・・・」

 

 

・・・・・・

 

*正面ゲート 22:30*

 

正面ゲートでは艦娘達が集まり、いつでも出発できるようにしていた。そこに、羽黒は居ない。

羽黒は、あれから1度も部屋から出てくる事はなかった。

 

足柄「・・・・・・・・・」

 

那智「どうした?お前まで元気がないではないか」

 

足柄「・・・・・・私ね、頭に血が上って羽黒に言い過ぎちゃって・・・」

 

那智「ふむ・・・何を言ったか知らないが、それは羽黒のために言ったのだろう?」

 

足柄「そうなんだけど・・・」

 

那智「大丈夫だ。羽黒は、私達の自慢の妹だからな」

 

足柄「うん・・・」

 

そこで緊急事態が発生した。慌てた大淀の報告によると、街に悪魔が現れ暴れているらしい。しかも その場所は、フィルが言っていた場所とは反対側だった。

 

天龍「聞いてた場所と違うじゃねぇか。やっぱり罠だったのか?」

 

朝潮「しかし、放っておく訳にもいきません」

 

ダンテ「お前らは街の反対側に行け。俺は予定通り儀式がある屋敷に行く」

 

陸奥「バージルは?」

 

ダンテ「今回は参加しねぇってよ」

 

妙高「提督、私達 妙高型も一緒に行きます」

 

ダンテ「・・・フィルは後回しだ、先に儀式を止める」

 

妙高「分かっています」

 

ダンテ「付いて来れなきゃ置いていくからな」

 

ダンテはキャバリエーレに乗り、鎮守府を出発する。艦娘達も車に乗り、やるべき事をやるために出発した。

 

 

・・・・・・

 

*街 23:12*

 

紫のヘッドライトが光るバイクが、猛スピードで走り抜けていく。そのスピードに、後ろで走る妙高型の3人が乗る車も食らい付いていた。

信号が黄色になるが、ダンテは交差点を抜ける。信号が赤に変わり、那智が運転する車は停止した。

 

足柄「ちょっと那智姉さん!提督 行っちゃったわよ!?」

 

那智「少し待て、赤信号だ」

 

足柄「言ってる場合!?このままじゃ置いてかれるじゃない!」

 

那智「妹の恋は守れなくても、信号ぐらいは守りたい」

 

足柄「何 言ってるの!?」

 

那智「さっきから うるさいぞ」

 

足柄「だって━━」

 

妙高「落ち着きなさい、場所は分かってるのだから、すぐに追い付くはずよ」

 

足柄「・・・・・・もう!」

 

後部座席から身を乗り出して騒いでいた足柄は、座席に座り直して不貞腐れたように腕を組み、窓の外を見る。

信号が青になり、車は やっと走り出した。

 

 

・・・・・・

 

*屋敷 23:52*

 

フィルは屋敷の中の、五芒星が描かれたエントランスの床に磔にされていた。

フィルはダンテ達を待たずに、先に動いて儀式を止めようとした。しかし、何の力も持たないフィルでは多勢に無勢、返り討ちに遭い捕らえられていた。

 

悪魔『魔界生まれでありながら、何の力も持たない出来損ないの悪魔の癖に、我らが主を裏切るとは愚かな

 

フィル「羽黒、さんには・・・手を・・・出すな・・・!」

 

悪魔『まさか人間の女に情が移ったのか?やはり お前は出来損ないだ。人間を贄とするつもりだったが、お前を主が人間界に来るための贄にしてくれるわ!

 

すると、当初 生け贄にする予定だった人間の女を、有象無象の悪魔が殺して食べてしまった。

 

フィル「何て事を・・・」

 

悪魔『デビルハンターは ここには来ない。別の配下を街で暴れさせているからな、その対処で忙しいだろう

 

フィル「ダンテさんに・・・この場所を教えた・・・。主は・・・人間界に来れない・・・」

 

悪魔『貴様、デビルハンターに喋ったのか?・・・だが もう遅い。お前の血で、魔界は開かれる!

 

磔にされたフィルは酷い怪我をしており、夥しい血が流れている。既に儀式は始まっていたのだった。

そこに、屋敷の窓ガラスを突き破り、無数の銃弾が飛んでくる。銃弾はフィルと喋っていた悪魔と有象無象の悪魔に当たる。有象無象の悪魔は耐え切れず、数体が消滅する。

直後、屋敷の玄関口が吹き飛んだ。現れたのはダンテと妙高型の3人だった。

妙高型はフィルの状態を見て驚いた。

 

ダンテ「チッ、先走りやがって」

 

ダンテは、フィルが1人で無茶をした事に気付いた。

ダンテ達が現れても、悪魔に焦った様子はない。

 

悪魔『今頃 来ても もう遅い。儀式は既に始まっている!もう止められはしない!

 

足柄「いいえ、儀式は止めてみせるわ。こっちには、滅茶苦茶 強いのが1人居るんだから!」

 

悪魔『貴様 如きが━━

 

足柄「私じゃないわよ!あんたが騙した私達の妹よ!」

 

悪魔『あんな小娘、我らに利用される価値しかありはしない

 

足柄「いい加減、私達の妹を見下すのをやめてくれないかしら。羽黒は気が弱くて泣き虫だけど、どれだけ心を傷付けられても、ズタボロになっても、何度でも立ち上がれる娘なの。私は そう信じてる!あんたが騙した羽黒は、この世で1番 綺麗な心を持ってるの!人を力一杯 好きになれるっていう、強くて綺麗な心を持ってるの!!って言うか、いつまでも彼氏ができない自分の事で手一杯なのに、何で私が羽黒(あの娘)の恋のフォローしてるのよぉー!?」

 

悪魔『知るか!!

 

ダンテ「(途中まで良かったのに現実に戻りやがった・・・)」

 

足柄「こうなったら、お前らで憂さ晴らししてくれるわぁ・・・!」

 

何か知らんが、足柄から黒いオーラが立ち上っている。その迫力に、有象無象の悪魔が後退る。しかし、それを纏める悪魔は意に介した様子はない。

 

悪魔『フンッ、その小娘も居ないではないか。貴様らを・・・グォォ!?

 

悪魔が喋っている途中で、砲弾が悪魔に命中して爆ぜる。

ダンテと妙高型の3人が後ろを振り返ると、艤装を展開した羽黒が立っていた。

 

「「羽黒!?」」

 

足柄「来ると思ってた!」

 

妙高と那智は、羽黒が来た事に驚き、来ると信じていた足柄からは自然と笑みが溢れる。

 

羽黒「フィルさん!」

 

フィル「は・・・ぐろ、さん・・・」

 

悪魔『貴様ぁ!

 

羽黒「私は、やっぱりフィルさんが好きです!フィルさんに・・・酷い事しないでええええ!」

 

羽黒は叫びながら問答無用で砲撃を開始した。

それを見て、ダンテ達も戦闘態勢に入る。

 

ダンテ「デカい啖呵を切ったんだ、羽黒に負けるなよ」

 

妙高「無論です!」

 

妙高型の3人も一斉に砲撃を開始し、ダンテは魔剣ダンテを手に悪魔の群れに突撃する。

羽黒は戦闘状況を見ながら、悪魔の攻撃を躱してフィルの元へ行く。

 

羽黒「フィルさん、今 助けます!」

 

フィルを磔にしている光る杭を抜こうとするが、羽黒の力では びくともしなかった。

それは魔術で作られた杭で、術者の意思で消すか、術者を倒さなければ どうする事もできない。

 

羽黒「抜けない・・・!待っててください、絶対に助けますから!」

 

羽黒は一旦フィルから離れ、悪魔の殲滅に集中する。

有象無象の悪魔は妙高型に任せ、ダンテは儀式を進めていた悪魔と戦っていた。

 

ダンテ「まだやるか?」

 

悪魔『デビルハンター如きが、我らの崇高な計画の邪魔をするなああああ!!

 

悪魔の指の形が変わり鋭利になると、その指をダンテに向けて伸ばしてきた。

ダンテはトリックスターの能力で高速移動しながら躱し、後ろに回り込むと分離したキャバリエーレの刃で悪魔を斬り付け、同時に稲妻が迸る。更に至近距離でコヨーテ・Aを撃って吹き飛ばし、極め付けは魔剣ダンテで『ドライブ』を放つ。

悪魔は口から腐蝕液を吐き出すが、ダンテは近くに居た雑魚悪魔を引っ張り盾にする。腐蝕液を浴びた悪魔はドロドロと崩れた。

キングケルベロスで氷柱を生成し、悪魔の動きを封じる。凍り付いて動けない悪魔に、形態を目まぐるしく変えながらキングケルベロスで打撃を与えていく。

棍棒形態のキングケルベロスを横凪ぎに振るい、一回転しながら膝を突き、エボニー&アイボリーを構える。

 

ダンテ「good bye(じゃあな)!」

 

2発の弾丸に射ぬかれた悪魔は、断末魔を上げながら消滅した。直後、妙高型も有象無象の悪魔の殲滅が終わった。

フィルを磔にしていた杭は、ダンテが戦っていた悪魔が消滅するのと同時に消えた。

羽黒は すぐにフィルの元へ駆け寄った。

 

羽黒「フィルさん!す、すぐに病院に行きましょう!」

 

フィル「大丈夫、傷口は もう塞がってるから」

 

羽黒「・・・・・・だ、大丈夫なんですか?」

 

フィル「うん、ありがとう」

 

大した力を持ってないと言えど、フィルも曲がりなりにも悪魔だ。治癒力は人間 以上だった。

 

妙高「提督!」

 

全員で屋敷を出ようとしたが、異変が起きた。それに気付いた妙高が叫び、全員が後ろを振り返る。床に描かれた五芒星が光り、魔界の入り口が開く。まだ終わっていない。儀式は既に完成していたのだ。

中から黒い体色のスライムのような悪魔が現れる。身体中に無数の眼があり、大きく開いた口には鋭い歯が並んでいる。

 

フィル「主・・・!」

 

フィルの主である その悪魔は、身体から触手を伸ばし攻撃してくる。ダンテはジャンプして避けるが、妙高型とフィルは諸に当たり屋敷の外に弾き出された。

ダンテは天井に魔剣ダンテを突き刺し、ぶら下がった状態で出てきた悪魔を見る。

悪魔は眼をギョロギョロと動かしながら、ダンテに無数の触手を伸ばす。ダンテは魔剣ダンテを引き抜き、触手の間を擦り抜けるように落下していく。

 

ダンテ「ここから先は通行止めだ!」

 

落下する勢いのまま、悪魔の顔と思われる部分に魔剣ダンテを突き刺す。悪魔は痛みで雄叫びを上げながら触手を振り回し、周りにある放置されたインテリアや壁を破壊する。

エボニーをホルスターから抜き、ダメ押しで銃弾を連射する。

悪魔は悲鳴を上げながら魔界の入り口に少しずつ戻っていく。悪魔の姿が完全に魔界へ消えると、最後には魔界の入り口が消えて元の床に戻った。床には魔剣ダンテの切っ先が刺さっていた。

 

ダンテ「ふぃー、終わった」

 

一息 吐き、ダンテは屋敷の外に出る。

外に弾き出された妙高型は、多少の怪我は負っていたものの無事だった。

フィルはダンテと向かい合う。

 

フィル「約束でしたね。僕を殺してください」

 

羽黒「そんな!?考え直してください!」

 

そんな約束を知らない羽黒からすれば、寝耳に水だ。フィルを助けたい一心で、鎮守府を飛び出し ここまで来たのに、これでは その甲斐もない。

ダンテは歩きだし、フィルの横を通り過ぎる。この行動にはフィルも困惑した。

 

フィル「待ってください!僕を殺すはずじゃ・・・?」

 

ダンテ「お前は人間として生きていける。人間を愛せる お前ならな。悪いが、俺が殺すのは悪魔だけだ。お前は殺せない。それに、羽黒にも嫌われそうだしな」

 

そう言ってダンテは行ってしまった。

羽黒は笑顔を見せ、フィルに近付く。互いの顔を見合せ、フィルも笑顔をみせる。

どちらともなく、羽黒とフィルは自然と手を繋いでいた。それを見て、足柄は苦笑いを浮かべながら溜め息を吐く。

 

足柄「やだやだ、手なんか繋いじゃって。見せ付けてくれるわねー」

 

羽黒「そ、そんなんじゃ・・・!」

 

そして1人、まだ認めていないのが居た。

妙高は羽黒とフィルの間に割って入り、2人を引き離す。

 

妙高「2人が付き合うのは認めません」

 

羽黒「ね、姉さん!」

 

那智「おいおい・・・」

 

このままハッピーエンドで終わるかと思いきや、ダンテも見逃したのに まだ認めない頑固さに、那智も流石に呆れる。

妙高はフィルと向かい合い、鋭い眼力でフィルを見て告げる。

 

妙高「提督は あなたを生かしました。私も その判断に従い、あなたを殺すような真似はしません。ですが、それと これは別問題です」

 

足柄「妙高姉さん、この期に及んで認めないなんて、それは流石に羽黒が可哀想なんじゃない?」

 

妙高「フィルさん、あなたは羽黒を騙し、危うく羽黒が殺されそうになった」

 

フィル「はい・・・許される事とは思っていません」

 

妙高「しかし、私も鬼ではありません。羽黒への気持ちが本物なら、私を認めさせてみなさい。そうすれば、2人が付き合うのを許します」

 

那智「ふっ、妙高姉さんも人が悪い」

 

足柄「あーらら、妙高姉さんを認めさせてからって、苦労するわね・・・」

 

フィル「分かりました。あなたに認めてもらえるよう、努力します。生かされた この命を、決して無駄にせず、羽黒さんと一緒に」

 

羽黒「わ、私も、姉さんに認めてもらえるよう、頑張ります!」

 

羽黒とフィル、2人の未来には姉という壁が立ち塞がり、前途多難ではあるが、それでも羽黒は、新たな1歩を、大きな1歩を踏み出した。

先に行ってしまっていたダンテは、妙高型が来るのを待っていた。

すると、ダンテのスマホに着信が入る。画面には時雨の名前が表示されている。ダンテは電話に出た。

 

時雨『あ、提督、こっちは終わったよ』

 

ダンテ「そうか、こっちも さっき終わったとこだ」

 

時雨『良かった、じゃあ事件は解決・・・あっ、ちょっと!』

 

白露『提督、私 頑張ったんだよ!1番に褒めて褒めてー!』

 

暁『司令官、凄かったのよ!私━━』

 

雷『司令官、今日は電が頑張ってたの!悪魔の━━』

 

如月『司令官、如月は無事よ』

 

川内『提督、夜戦 最高なんだけど!いつも━━』

 

天龍『提督、聞いてくれよ!俺が━━』

 

金剛『Burning Loooove!!』

 

電話越しに艦娘達が騒いでいる。

よく分からんが、街に現れた悪魔も一掃できたようで一安心だ。

しかし、なぜ彼女達は いつにも増してテンションが上がっているのだろうか?

 

時雨『ちょっと皆、うるさいよ!』

 

天龍『悪魔が こうブワッと来てさ!そこを俺が━━』

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

うるさいのでダンテは通話を切る。

一先ず、今回 現れた悪魔の心配はなくなった。

 

ダンテ「おい、帰るぞ!」

 

足柄「今 行きまーす!」

 

いつまでも喋っている妙高型を呼び、ダンテは鎮守府へと戻った。

ダンテ達が屋敷から立ち去った直後、黒コートを着た者が現れた。フードを取ると。緑色の髪をした男だった。

メガネを着用し、インテリな雰囲気を醸し出す その男は、暗い屋敷の前で独り言を呟く。

 

緑の男「デビルハンター・ダンテ、あの程度では障害にもなりませんか。・・・しかし、あなた達は いつまで人間を護って戦えるのでしょうねぇ?あなた達の誰かが、人間の敵になる日が楽しみですよ。ククク、アッハッハッハッハッ!」

 

強い風が吹き、男は高笑いだけを残して風と共に消えた。

この世界での新たな敵である黒コートの集団の計画は、着実に進行していた。




あと2回 寄り道したら、本筋の話を進めます!
もう その2回だけやらせてほしい!だって もう、できちゃってるから・・・。

次回も よろしく お願い致します!
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