148話です!どうぞ!
*???*
薄暗い場所で、玉座に座る黒コートの男と、“七騎士”と呼ばれる者達が集まっていた。
七騎士も既に、ダンテとバージルに2人倒され、その数を減らしている。
黒コート「『アスタロス』は どうした?」
残ってる七騎士は4人。だが、今 居るのは紫、黄、白の3人だった。緑の男が居ない。
黄の男「奴なら既に動いている」
紫の女「何か、最近デビルハンターに ちょっかいも掛けてるみたいだけどね」
黒コート「ふむ・・・」
玉座に座る黒コートは少し考えた後、気を取り直して話を進めようとする。
そこに、新たな黒コートを纏う者が現れた。
黒コート「紹介しよう、彼は最後の七騎士、闇の吐息『ベルゼ』だ」
ベルゼ「・・・・・・・・・」
「「「・・・・・・・・・」」」
ベルゼもフードを目深に被り、その顔はハッキリと見えない。
七騎士の面々も、新参者を品定めするように見ている。ベルゼは一言も喋らず微動だにしないが、七騎士はベルゼに隙がないと感じていた。
黒コート「既にベルナンドとモーフィスは倒され、2つの魔石がデビルハンターの手に渡った」
バージルがモーフィスを倒した後、ベルナンドの時と同じく その場に青い魔石が残っていた。その魔石は睦月型と初春型が回収し、今はダンテが所持している。
白の女「王よ、七騎士を全て投入し、デビルハンターを叩き潰せば良いのでは?」
黄の男「控えろ、王には王の考えがあるのだ」
紫の女「おじ様は相変わらず頑固ね。けど私も反対かな、それじゃあ つまらないもの」
白の女「私情を挟まないでくれる?お子様」
紫の女「アハッ☆それってオバサンのこと?」
白の女「・・・死にたいのかしら?」
口々に喋り出す七騎士に、玉座に座る黒コートは溜め息を吐く。単純な話でも すぐに喧嘩が始まり、話が進まない。
突然ベルゼが、七騎士に向かって手を翳し魔力弾を放った。七騎士は飛び退き、突然の攻撃に臨戦態勢になる。
黒コート「やめろ!」
黒コートの一喝により、戦いが始まる事はなかった。
場が静かになった事を確認すると、黒コートは話を再開する。
黒コート「人間達も動きを見せている。お前達は自分の持ち場に戻れ。いずれデビルハンター達は お前達の所にも来るだろう」
そう言われ、残っていた紫、黄、白の七騎士は黒いコートを纏い、その場から姿を消した。
黒コート「お前にも しっかり働いてもらうぞ」
ベルゼに そう言いながら、黒コートの男は玉座に戻る。言われたベルゼは言葉を返す事もなく、ただ沈黙しながら佇むのだった。
そこに、アーロンとの最終決戦の時に姿を消したフレキ&ゲリが現れた。
黒コート「おや?偽王の飼い犬か」
セリーナ「フレキ、ゲリ!?」
匣の中に閉じ込められているセリーナも、2体の狼が現れた事に驚いた。セリーナは この数年、フレキ&ゲリの行方を探していた。それでも、中々 見付からなかった。それなのに、今こうして姿を現した。
フレキは高速で動きながら、黒コート2人へ攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃は見えない障壁に阻まれた。それでもフレキは、何度も障壁を破ろうと体当たりする。
フレキが暴れてる隙に、どういう訳かゲリはセリーナを閉じ込めている匣に何度も体当たりする。一点に集中して体当たりする事で、匣に罅が入る。セリーナが内側から破壊しようとしても びくともしなかったのに。どうやら外からの攻撃には脆かったようだ。
セリーナが罅に魔力弾を放つと、匣は粉々に砕け散った。思わぬ助けで匣から脱したセリーナは転移陣を出す。
セリーナ「お前達も来い!」
フレキ&ゲリはセリーナの呼び掛けに従わず、黒コートと対峙している。一緒に来るつもりはないらしい。
仕方なく、セリーナは1人で その場から逃げた。
黒コートは玉座から立ち上がり、フレキ&ゲリの前に出る。ベルゼも加勢しようとするが・・・。
黒コート「いい、お前は下がっていろ。さぁ、久々に遊んでやろう」
唸るフレキ&ゲリは、今度は2体で攻撃を仕掛ける。それに対し黒コートも、手を翳して魔力弾を放った。
*Devil May Cry鎮守府 11月9日 9:43*
セリーナはDevil May Cry鎮守府の敷地内に直接 転移していた。ダンテに敵の正体を伝え、助けを求めるために。
しかし、執務室にダンテの姿はなかった。更に、艦娘達の姿も見当たらない。鎮守府は憲兵だけを残し、ダンテ達は留守にしていた。
セリーナ「いったい どこに・・・?」
ダンテの手を借りたいセリーナは焦燥感に駆られる。
そこに鎮守府をウロウロしていた ほっぽと鉢合わせた。
セリーナ「・・・・・・・・・」
ほっぽ『・・・・・・・・・』
・・・・・・
*???*
黒コート「ふん、逃げたか」
フレキ&ゲリは、戦闘の途中で離脱した。
それでも深手は負わせた。助かる見込みはないと判断し、2体を追わずに黒コートは玉座に戻る。
黒コート「こちらも、デビルハンターも、人間達も、様々な駒が動き始めた。さて、どうなるかな・・・?」
・・・・・・
*幌筵泊地 11:23*
MI海域で哨戒任務を行っていた潜水艦隊から緊急連絡が入った。
その報告によると、MI諸島の東に深海棲艦が集結している。深海棲艦は同島 奪還を目的として接近しているようだ。
Devil May Cry鎮守府は幌筵泊地に向かい、潜水艦隊と合流して対処を話し合っていた。
イムヤ「集結している深海棲艦には潜水艦隊も含まれてるの」
ダンテ「潜水艦か・・・。水中に隠れてる奴は ちょっと面倒だな」
朧「他にも戦艦と空母からなる部隊に、戦艦棲姫が率いる主力部隊も確認されてます」
加賀「天候状況は どうなってるの?」
ゴーヤ「かなり不安定でち。
加賀「それは向こうも同じだけど・・・」
赤城「提督、ルートによっては航空戦も避けられないでしょう。どうしますか?」
ダンテ「空母を出しても使えないかもしれないとなると、手間も増えそうだな」
ハチ「潜水艦も忘れないでください」
ダンテ「ん~、それも考えないとなぁ・・・よし、お前らに任せた」
潮「ま、丸投げですか・・・?」
ダンテ「俺は明石と夕張の所に行ってくる」
イムヤ「え、ちょ、ちょっと!」
引き止めようとしたが、既にダンテの姿は消えていた。自由奔放で艦娘達は溜め息を吐くが、いつもの事であり仕方がないので自分達で考える事にした。
*工廠*
泊地の工廠では、明石と夕張が艤装の点検をしていた。妖精さん達もフル稼働で忙しそうだ。
ダンテは、ある武器を作ってもらうために工廠まで足を運んだ。作れるのか分からないが、とりあえず頼んでみる。
明石「水中で使える武器、ですか?」
夕張「水中でって言われても、具体的に どんなのがいいの?」
ダンテ「『ニードルガン』だ。水の抵抗を受けても威力が落ちない貫通力がある頑丈なのが欲しい」
夕張「ニードルガン・・・何となーくイメージできたかも」
ダンテ「作れるか?」
夕張「おもしろいじゃない!やってみるね」
ダンテは、自身が深海棲艦の潜水艦を相手に戦う術がない事を以前から考えていた。水中で剣を振ろうにも、水中で真価を発揮する相手には攻撃を当てるのも至難だ。基本的な銃器も使えない。
元の世界ではマレット島で、水中に現れたブレイドをニードルガンで対処できたため問題はなかったが、こちらでは水中用の武器を持ち合わせておらず、潜水艦が出た時は艦娘に任せるしかなかった。
だが、ダンテも潜水艦に対処できるようになれば、今よりも更に戦闘が楽になるはず。そのためにニードルガンの製作を頼んだのだ。
夕張は さっそく、艤装の点検と平行してニードルガンの製作を始めた。
・・・・・・
*MI諸島 東部海域 11月11日 9:15*
ダンテと共に、艦隊は泊地から出撃した。
主力艦隊として長門型、利根型、高雄、愛宕の第1艦隊。
その支援艦隊として金剛型、島風、天津風の第2艦隊。
前衛艦隊に翔鶴型、摩耶、鳥海、夕張、漣の第3艦隊。
更に前衛支援艦隊には伊勢型、最上、三隈、吹雪、叢雲の第4艦隊。
最後に、上記の艦隊とは別行動で敵機動部隊を制圧するための祥鳳型、那智、那珂、睦月、三日月の第5艦隊が編成されている。
長門「提督、警戒エリアに侵入した」
ダンテ「さっさと片付けて帰るぞ」
『はーい!』
艦娘達は これが、いつもの出撃任務だと思っていた。いつも通り深海棲艦を倒し、また日常に戻るのだと・・・。
・・・・・・
ダンテと前衛艦隊は、羅針盤の針に従い航路を進む。
すると、叢雲のソナーに反応が出る。
叢雲「司令官、潜水艦よ!」
ダンテ「お前らは先に行け」
最上「え?でも・・・」
ダンテは艦娘達が初めて見る武器を取り出した。夕張だけは得意そうな顔をしている。
それはニードルガン。水中でのみ扱える夕張印の武器だ。
ダンテ「潜水艦は俺が引き受ける。ほら、早く行け」
艦娘達は後ろ髪 引かれるが、先に進む事にした。
4艦隊の軽巡と駆逐艦が、敵潜水艦を牽制するように爆雷を投下しながら離れていく。
ダンテは足から専用の艤装を外し、海中へと潜る。
海中では潜水ヨ級flagship、潜水ヨ級elite2隻、潜水カ級2隻の増援部隊 潜水艦隊I群が泳いでいた。
ダンテ「(速いな。だが・・・)」
海中では流石のダンテも機動力が落ちる。敵潜水艦の方がスピードが上だ。
ダンテはニードルガンを構え、潜水カ級の1隻に狙いを定める。引き金を引くと、金属の杭が連続して撃ち出される。高速で撃ち出された杭は潜水カ級の頭、腕、胴体に何本も突き刺さる。
ダンテ「(問題なさそうだな)」
夕張が作ったニードルガンは上手く出来ていたようだ。トラブルもなく作動している。
引き続きニードルガンを撃ち、もう1隻の潜水カ級を沈める。潜水カ級から出た青い血が、海水を濁らせる。
そこへ、潜水ヨ級flagshipが突っ込んできた。ダンテは泳いで どうにか躱すが、また突っ込んでくる。体当たりされ、そのまま海底に引き摺り込まれていく。更に潜水ヨ級elite2隻もダンテの身体を掴み、ダンテは どんどん沈んでいく。
その途中、ダンテの身体が紅く光り、その光りは強さを増していく。ダンテの魔力が燻っている。
ダンテ「・・・・・・!」
集めた魔力を一気に解放する『トリガーバースト』を発動、それにより生じた衝撃波で敵潜水艦3隻が吹き飛ぶ。
ダンテの姿が魔人へ変わるが、すぐに また元の姿に戻った。
離れた敵潜水艦にニードルガンを撃ち込み、海中での戦いが続く。
・・・・・・
敵潜水艦をダンテに任せた後、前衛艦隊は軽巡棲鬼が率いる敵増援部隊 先遣警戒隊と遭遇、戦闘になっていた。
敵の編成は軽巡棲鬼、雷巡チ級elite2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐イ級 後期型2隻だ。
軽巡棲鬼『ソノテイドカ・・・?』
摩耶「ニタニタ笑いやがって!」
伊勢「鬼級が出てきたとしても・・・」
日向「負けるつもりはない!」
開幕早々、翔鶴型の航空攻撃と第4艦隊の支援攻撃により、雷巡チ級elite2隻を轟沈、駆逐イ級 後期型の1隻を小破にした。
更に摩耶、鳥海、夕張、伊勢型、最上の砲撃で軽巡ヘ級flagshipを小破、駆逐イ級 後期型の1隻を中破、もう1隻を轟沈させる。
軽巡棲鬼からの反撃に、叢雲が被弾して中破する。
叢雲「や、やだ・・・有り得ない・・・」
漣「徹底的にやっちまうのねっ!」
三隈「くまりんこ♪」
漣、三隈、吹雪、叢雲の攻撃で軽巡棲鬼が小破、軽巡へ級flagshipが中破、最後の駆逐イ級 後期型が轟沈する。更に艦載機の爆撃で軽巡棲鬼が小破。
軽巡へ級flagshipから砲撃が来るが、艦隊は これを回避。
その後も撃ち合いが続き軽巡へ級flagshipが轟沈。
漣「そこなのねっ!」
吹雪「当たってぇー!」
魚雷の一斉射により軽巡棲鬼も轟沈した。
艦隊は羅針盤に従い更に航路を進む。
・・・・・・
ダンテは絶賛 困っていた。ニードルガンを活用して潜水艦を全て排除したまでは良かったのだが、海面に浮上すると今1番 必要な物が無くなっていた。・・・・・・艤装が無い。
海中に潜るために外して、そのまま艤装は海に浮いていたのだが、どこかに流されて行方不明になっていた。
ダンテは海のド真ん中でプカプカと浮きながら後ろを振り返る。遠くにMI島が見える。
ダンテ「
海を漂ってても仕方ないので、ダンテは泳いでMI島に向かう事にした。
・・・・・・
瑞鶴「そこ!・・・・・・よっしゃー!」
艦隊は敵緊急増援派遣 輸送部隊と会敵し、丁度 敵艦隊を撃破した。
すると、予想されていた通り天気が崩れ、雨が降りだした。風も強くなり雨風となる。
羅針盤を回すと敵の主力が居る方角を指している。
長門「・・・よし、ここからは我々が行こう」
金剛「第3、第4艦隊は第5艦隊と合流して泊地に戻ってくだサーイ」
島風「叢雲ちゃん、気を付けて帰ってね」
叢雲「あんたに心配されなくても大丈夫よ。あんたよりは練度は上だし」
摩耶「誰よりも先に被弾してたじゃねぇか」
叢雲「う、それは・・・」
吹雪「もう・・・」
愛宕「じゃあ行ってくるわね」
鳥海「武運長久を」
第1、第2艦隊は敵主力が居るポイントに進み、第3、第4艦隊は第5艦隊と合流するために引き返していく。
*MI島*
MI島に上陸したダンテは、突然 現れた悪魔と戦闘になっていた。
しかも、突如として竜巻が発生してMI島を呑み込み、ダンテは風の障壁に閉じ込められた。
現れた悪魔はテメンニグルで現れたセブンヘルズ、デュラハン、『フォールン』、アルケニー。
デュマーリ島で現れたブロントマンサー。
フォルトゥナで現れたスケアクロウ、ブリッツ、キメラシード、メフィスト、ファウスト。
レッドグレイブで現れたヘルカイナ、ヘルアンテノラ、ヘルジュデッカ、『デスシザーズ』、『ヒューリー』。
フォールン━━古来より、甘言を囁き人を堕落させてきた悪魔だ。嘗ては天上界に居たとも言われている。
天使のような美しい翼には攻撃が通用せず、醜い腹部を晒した時にのみ傷を負わせる事ができる。
デスシザーズ━━悪魔と言えど、物理法則に抗う事ができないのが普通だ。だが このデスシザーズは、壁や床を擦り抜ける非常識な行為を平然と行ってくる非常に厄介な相手だ。一方で、敵の攻撃は器用にハサミで防御してくる。つまり、状況により身体を変質させていると思われる。その能力を司るのは頭部だ。
ヒューリー━━狩りをする生物にとって、何よりも重要なのが速さだ。逃げる獲物を追う物理的な速度。そして一瞬で獲物を仕留める速度。そういう意味では、この個体こそが狩りをする生物の究極形と言える。
視認も困難な速度は、筋力だけでなく魔力的な空間干渉の結果でもある。
同時に、この個体には一瞬で相手を仕留めるだけの力もある。狩られる立場にならないためには、一瞬たりとも気を抜いてはいけない。
ダンテ「これは何のイベントだ?」
ダンテは ひたすら悪魔を屠り続ける。
魔剣ダンテとエボニー&アイボリーでセブンヘルズとヘルカイナ、ヘルアンテノラを一掃し、デュラハンの鎧に取り憑く悪霊を後ろからバルログで殴り、キングケルベロスでフォールンの羽を破壊して打撃を与える。
更にコヨーテ・Aでアルケニーとブロントマンサーを粉砕する。
キメラシードがスケアクロウに寄生し襲い掛かってくるが、ダンテはキャバリエーレの刃で逆に斬り飛ばす。
ブリッツにダメージを与えて自爆させ、ダブルカリーナ=アンでメフィストとファウストが纏うガスを消し飛ばし、そのまま本体を狙い駆逐する。
ダンテが飛び退くと、さっきまで立っていた地面からデスシザーズが飛び出してくる。そのまま手に持つハサミで襲い掛かってくるが、ダンテは そのハサミを半分 破壊、デスシザーズの仮面の表情が変わった瞬間にバルログで拳を叩き込む。
ダンテ「残りは お前らだけか?そろそろ前菜にも飽きてきた」
残るはヘルジュデッカとヒューリーだけだが・・・。
*MI島 東部海域*
その頃、第1、第2艦隊は敵主力部隊との戦闘に突入していた。
長門「撃てぇ!」
戦艦棲姫『ナンドデモ・・・・・・シズメテ・・・アゲル・・・』
皆さんは もう、『5』のスペシャルエディションは買われたのでしょうか?
スペシャルエディションのバージルモードで追加されたムービーでの会話などを、物語に反映させたいなと思っております。
そこでですね、もうバージルモードをやった人、やってないけど動画配信などで本編のムービーだけ見たよっていう人にですね、意見を募集しております。
若干のネタバレになる可能性もあるので、活動報告の方で私が皆さんに聞きたい事の詳細(そこまで大した話ではない)を出しておりますので、そちらの方で皆さんの意見をコメントしていただけると助かります。
よろしく お願い致します!
次回も よろしく お願い致します!