感想ありがとうございます!
今回の話も含めて、ここ数話の執筆が調子 悪くて・・・。中々 気の利いた話が出せてませんね、ごめんなさい!
次回からの3、4話は出来てまして、そっちはテンポ良く執筆できたので、大丈夫だと思いたい・・・。
149話です!どうぞ!
*MI島 東部海域 11月11日 15:16*
長門型、利根型、高雄、愛宕の第1艦隊と、金剛型、島風、天津風の第2艦隊は、MI島を奪還しようとしている戦艦棲姫 率いる敵主力部隊と戦闘に突入していた。
敵主力部隊は戦艦棲姫、戦艦ル級flagship2隻、軽母ヌ級flagship、駆逐イ級 後期型2隻だ。
長門「空母は無視しろ!
陸奥「旗艦を狙うわよ!」
長門「撃てぇ!」
天気が崩れ強い雨風となり、軽母ヌ級flagshipは艦載機を発艦できないでいた。完全に お荷物だ。
艦隊は軽母ヌ級flagship以外の敵艦を狙って攻撃する。
第2艦隊が主砲を一斉射し、戦艦棲姫が小破、戦艦ル級flagshipの1隻も小破まではならなかったが被弾する。
続けて長門、陸奥、利根、金剛、比叡、榛名の砲撃に、戦艦ル級flagship2隻が中破となる。
戦艦棲姫と戦艦ル級flagshipの砲撃が艦隊に襲い掛かり、陸奥が中破、利根が小破となり被弾する。島風にも当たりそうになるが、持ち味であるスピードで回避する。
島風「そんなんじゃ、私には当たんないよ」
陸奥「やってくれるじゃない・・・!」
利根「ゆ、油断した・・・」
高雄「馬鹿め・・・と言って差し上げますわ!」
愛宕「ぱんぱかぱーーーん!食らいなさ~~い!」
戦艦棲姫『ッ・・・!』
筑摩、高雄、愛宕、霧島の攻撃に、戦艦棲姫が更に被弾、戦艦ル級flagshipの1隻が轟沈する。そして駆逐イ級 後期型の1隻が中破する。
駆逐イ級 後期型2隻が反撃しようとするが・・・。
島風「あなたって遅いのね」
天津風「逃がさないわ!」
島風と天津風が放った魚雷に駆逐イ級 後期型の中破していた方が轟沈し、もう片方には魚雷を躱された。
その後も激しい戦闘が続く。
*MI島*
MI島に現れた数多の悪魔を屠り、ダンテも残るヘルジュデッカとヒューリーを相手に戦っていた。
ヘルジュデッカは蛇が束になったような腕を伸ばし、その先にある刃で斬り掛かってくる。魔剣ダンテで刃を弾き、連結したダブルカリーナ=アンの『カスケード』を容赦なく発射、ヘルジュデッカが吹き飛ぶ。
その隙を狙うようにヒューリーが瞬間移動しながらダンテの首を狙う。
ダンテ「ロイヤル!」
ロイヤルガードスタイルの『ブロック』でヒューリーの攻撃を捌く。更に瞬間移動を続けて連続して攻撃を仕掛けてくるが、ダンテは その全てを防いでいく。
ヒューリーが また姿を消すと、ダンテは攻撃を受け止める体勢となりヒューリーが出てくるのを待つ。ヒューリーが攻撃を仕掛けてきた瞬間、ダンテの新技『リヴェンジ』が炸裂する。
リヴェンジは敵の攻撃を受け止め、掌底を繰り出し反撃する技だ。
ダンテ「トリック!」
トリックスタースタイルになり、吹き飛ぶヒューリーに高速接近し、ジャンプしながらヌンチャク形態のキングケルベロスで『リボルバー』を繰り出す。自身の身体を高速回転させながらキングケルベロスを振り回し、着地と共にキングケルベロスを叩き付けた。
更にバルログでサマーソルトキックでヒューリーを浮かせ、ダンテも空中に浮く。そこから二段キックを食らわせ魔剣ダンテで急降下しながら『兜割り』で一閃する。
体勢を整えたヘルジュデッカは他のヘルを召喚する。減らした悪魔が増えてしまった。
キャバリエーレを乗り回し暴れ、キャバリエーレを分裂させて回転する刃でヘル達を また屠る。
エボニー&アイボリーを構え、『チャージショット』を発射、ヘルジュデッカとヒューリーを消滅させる。
ダンテ「おい、メインディッシュ!そろそろ出てきたら どうだ?」
ダンテが姿のない者に呼び掛けると、風が渦巻き そこに1人の黒コートを纏う者が現れた。
黒コートを脱ぎ捨てると、髪と服が緑色をしたメガネの男だった。
緑の男「失礼、前菜は お気に召さなかったようで」
ダンテ「食えたもんじゃねぇな」
緑の男「その割りには、1匹も残さなかったようですが?」
ダンテ「お前、前に俺を見てた奴だな?」
緑の男「その通りです」
MI作戦の道中、ダンテと艦隊は姿なき者の襲撃を受けた。風の刃が襲い掛かったが、ダンテが それを弾き、それ以降は何もなかった。
その任務中、ダンテは ずっと視線を感じていた。その正体が、今 目の前に居る男だった。
アスタロス「私の名はアスタロス。七騎士の1人、暴風王アスタロスです」
ダンテ「“暴風王”ねぇ・・・そよ風の間違いだろ」
アスタロス「今に分かりますよ。さぁ、始めましょうか!」
アスタロスは湾曲した二振りの剣を出す。
ダンテも魔剣ダンテを構え、両者は一気に間合いを詰めて ぶつかり合う。
*MI島 東部海域*
第3、第4艦隊は、第5艦隊と合流していた。
伊勢「そっちも大丈夫そうね」
祥鳳「はい、完全に天候が崩れる前に終わりました」
日向「だが これは酷いな・・・。嵐になってる」
吹雪「・・・・・・あれ?」
話していると、吹雪が海に漂う何かを見付けた。それは波に煽られながら艦隊に接近してくる。
吹雪が それを手に取ると・・・。
吹雪「これ、司令官の艤装です!」
瑞鶴「・・・・・・ダメ、提督さんの無線に繋がらない」
摩耶「おいおい、あいつ何してんだよ?」
艦隊が最後にダンテを見たのは敵潜水艦が居たポイントだ。あれから かなり時間が経っている。
艦娘達は様々な推測を始める。敵潜水艦と まだ戦っているのか、その延長線上で危険に陥っているのか、艤装がないまま嵐の中を漂っているのかを。
そして吹雪は、ダンテの艤装を持ったまま海を駆ける。
叢雲「吹雪、どこ行くのよ!?」
吹雪「司令官を探さないと!」
摩耶「1人で行くな!・・・ったく、俺達も行くぞ!」
3艦隊は泊地には戻らず、ダンテの捜索に動く。一先ず最後にダンテを見た場所に向かう事にした。
・・・・・・
長門「これで最後だ!」
陸奥「喰らいなさい!」
戦艦棲姫『ダメナノネ・・・』
MI島 東部海域に終結していた敵主力部隊の排除を完了した第1、第2艦隊。
こちらの2艦隊も、悪天候のため急いで鎮守府に戻る事にした。
その道中、泊地の指令部に任務完了の主旨の打電を送ると、彼女達の顔色を変える入電が返ってきた。
高雄「指令部より入電、提督が行方不明となり、第3から第5艦隊が捜索に当たっているそうです!」
長門「何だと!?」
陸奥「マズイわね、この嵐じゃ見付けるのは困難よ」
高雄「指令部から引き続き入電、泊地からも捜索隊を出すそうです」
長門「指令部に打電、我々も捜索に当たると伝えろ!」
第1、第2艦隊もダンテを探すために動く。
その頃、一直線に潜水艦が現れたポイントに来た第3から第5艦隊が、そのポイントに到着していた。
吹雪「しれいかーん!どこですかー?!」
摩耶「おい提督!聞こえてんのか?!返事しろ!」
彼女達はダンテに呼び掛けるが、その声は嵐による強い風で掻き消される。
そこで、最上が遠くのMI島がある方角を見る。
最上「ねぇ、あれって・・・」
三隈「竜巻・・・?凄いですわね」
吹雪「もしかして・・・」
叢雲「えぇ、司令官は あそこね」
鳥海「行ってみましょう。各員、竜巻に巻き込まれないように注意を!」
艦隊は竜巻が渦巻くMI島へ向かう。
*MI島*
MI島ではダンテとアスタロスの一進一退の攻防が続いていた。
アスタロス「やりますね、さすが“伝説”と謳われるだけの事はある。しかし、私の敵ではない」
ダンテ「そういうのは、俺を倒してから言いな!」
互いの剣が ぶつかり合い、火花が散る。
そんな中でも、アスタロスは話を続ける。
アスタロス「あなたを孤立させたのは正解でした」
ダンテ「それで俺に勝てると思ってるのか?甘く見られたもんだな!」
ダンテが魔剣ダンテで重い一閃を振るが、アスタロスは風に吹かれる木葉のようにフワリと避ける。
戦いの中、ずっと こんな形で避けられる。横一閃で胴体を真っ二つにしても、すぐに再生して手応えもなかった。
更に追撃を仕掛けようとするが、ダンテの足が止まり膝を突いてしまった。額も汗が滲み、調子が悪そうだ。
ダンテはアスタロスを睨む。
アスタロス「私は風そのもの。風を斬る事も破壊する事もできない。あなたは私に勝てない」
ダンテ「何を・・・しやがった・・・?」
アスタロス「言ったでしょう、私は風だと。私は風を、空気を、酸素をも操る事ができる。どうです、あなたが味わった事のない痛みを感じるでしょう?半魔と言っても、一種の生物と変わらない」
ダンテ「っ・・・!」
アスタロスは風や空気、空気中の酸素を操り それを武器にする事ができる。
ダンテの身体中を巡る酸素が刃となり、ダンテの全身の細胞、神経を攻撃している。
アスタロス「酸素供給も止められますが、
ダンテの頭の中では、この状況を作り出した力と打開策を考えていた。
ダンテ「(どういうカラクリだ?魔術か?今までに居なかったタイプだ。流石に こいつはマズイな・・・)」
アスタロス「首を落とせば流石の あなたも死にますかね?」
激痛が駆け巡る身体では満足に動く事もできず、そのダンテに剣を振り上げアスタロスが近付いてくる。
万事休すかと思われた その時・・・
セリーナ「やっと見付けたぞ」
セリーナが現れ魔力弾がアスタロスに飛ぶ。アスタロスはダンテから飛び退き離れた事で回避した。
セリーナ「今 楽にしてやる」
セリーナが杖をダンテに向けると、ダンテの身体が淡い緑色に光る。同時に、ダンテの呼吸も正常に戻った。
ダンテ「セリーナ、助かったぜ」
セリーナ「話は後だ」
ダンテとセリーナは並んでアスタロスを見据える。そのアスタロスはセリーナが現れた事で焦りを見せていた。
アスタロス「なぜ姫が ここに・・・?」
セリーナ「嘗ての友が救ってくれた」
アスタロス「有り得ない、王が許すはずが・・・」
セリーナ「お前が張った障壁の中に入るのは苦労したぞ」
アスタロス「魔術を得意とする あなたなら造作もない事でしたね」
ダンテ「おい、知り合いとの再会で盛り上がるのは結構だが、俺を無視しないでもらいたいな」
セリーナ「お前には感動の再会に見えるのか?」
ダンテ「・・・・・・見方によれば」
セリーナ「まったく、バカ者が」
そう言うが、ダンテの軽口にセリーナも嬉しそうな笑みを浮かべている。
セリーナ「風の障壁は邪魔だな、外に待ち人も居るしな」
杖を天に掲げると杖の先端から光が広がり、MI島を囲っていた竜巻が一瞬にして消えた。それによりアスタロスは更に苦い顔をする。
アスタロス「障壁を消したところで・・・ぐあぁっ!?」
喋ってる途中で砲撃を受けた。
竜巻という形の風の障壁が消えた事で、ダンテ捜索に動いていた全ての艦隊が集結し、MI島に接近。アスタロスを敵として認識し、砲撃した。
アスタロス「や、やめろ!ひぃっ!?やめろー!」
総勢48人の艦娘からの砲撃である。おもしろいくらいドッカンドッカン砲弾が飛んでくる。
それはいいのだが、この情況に対してダンテが首を傾げる事になる。アスタロスはダンテの攻撃に対して不死身かと思うほど手応えがなかったのに、艦娘達からの攻撃は通用している。しかも かなりの焦りようだ。
アスタロス「これでは分が悪いですね・・・!デビルハンター、その命、今しばらく預けておきますよ」
アスタロスは風となり消えた。逃げられたようだ。
艦娘達はMI島に上陸し、真っ直ぐダンテに駆け寄る。ダンテは艦娘達に囲まれてしまった。
そして叢雲が噛み付く。
叢雲「あんた少しは心配 掛けないようにできないの?!ちょっと目を離したら これなんだから!」
ダンテ「まぁ、いつもの事だ」
叢雲「いつも いつも心配する こっちの身にもなりなさいよ!」
ダンテ「心配してくれてたのか?嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」
叢雲「えっ!?し、してない!心配なんてしてないから!///////」
ダンテ「そう言ってたじゃねぇか」
叢雲「み、皆の代わりに言ってあげただけだから!」
吹雪「(叢雲ちゃんも まだ、素直になれないんだなぁ・・・)司令官、これ、海で拾いました」
ダンテ「おぉ、これが無くて困ってたんだ。お前が拾ってくれたのか?ありがとな」
吹雪「は、はい!」
ダンテは吹雪の頭を撫で、吹雪も嬉しそうにしている。対して叢雲の怒りは収まっていないようで、姉妹で対照的な様子に他の艦娘達も苦笑いだ。
ダンテはセリーナに振り返り、改めて礼を述べると、拐われたセリーナが居る事に艦娘達は驚いた。
翔鶴「セリーナさんも、無事だったんですね」
セリーナ「どうにかな」
ダンテ「それじゃ、邪魔者も居なくなったし、何があったのか聞かせてもらおうか」
セリーナ「立ち話もアレだからな、どこか ゆっくり話せる場所に移ろう」
ダンテ「鎮守府でいいか?」
セリーナ「構わん」
瑞鳳「じゃあ、1度 泊地にもどらないとね」
セリーナ「必要ない」
セリーナの魔術で出現した転移陣に、ダンテや艦娘達が呑み込まれた。そして泊地でも同じく転移陣が現れ、泊地に残っていた艦娘も転移陣に呑み込まれた。
*Devil May Cry鎮守府 グラウンド*
気が付くと、全員 鎮守府に居た。突然の事に泊地に残っていた艦娘は、目を白黒させていた。
加賀「これは・・・?」
赤城「提督!?それにセリーナさんも!?」
ダンテ「俺も そういう技 欲しいな」
セリーナ「教えてやらんぞ」
赤城「何が どうなってるんですか?」
ダンテ「それも含めて、セリーナから話を聞く。赤城、会議室の準備できるか?」
赤城「大淀さん」
大淀「鍵を取ってきます」
それから全員で会議室に向かい、バージルも交えてセリーナから、できる限りの詳細を聞く事にしたのだった。
・・・・・・
*会議室 17:37*
天龍「やっぱり狭い・・・!」
以前から そうだが、大事な話をする時は毎度 会議室に集まる。その度に全員で集まるから、会議室はギュウギュウだった。そして今回も、やっぱりギュウギュウだった。
セリーナ「うむ、苦しゅうない」
天龍「だから苦しいんだよ!」
セリーナから聞きたいのは主に4つだ。
1つ、敵の正体。セリーナは捕まる直前、その正体を知っているような様子だった。
2つ、どうやって逃げてきたのか。
3つ、破壊した魔石が、なぜ今も現存しているのか。あれはアーロンの水上要塞と共に、ダンテとセリーナが確実に破壊したはず。
4つ、AL海域にあった魔帝ムンドゥスの石像。あれは いったい何なのか。
大淀「これぐらいですかね」
セリーナ「それだけか?意外と少ないな」
ダンテ「今は それで充分だ」
セリーナ「では、敵の正体だったな。以前 話した、人類を裏切った もう1人の兄上の話は憶えているか?」
3000万年前、アーロンが悪魔の力に溺れ、悪魔こそが絶対の世界を作ろうとした。
セリーナと次兄はアーロンを裏切り敵となり、人類と共に戦った。
しかし次兄は、人類やセリーナをも裏切った。アーロンが手にした7つの魔石を奪おうとし、扱いを誤って魔石を暴走させ、セリーナの文明が滅ぶ事になった。
その次兄も、アーロン同様に生きていた。アーロンやセリーナのように、悪魔の力を得て不死となっていれば、生きている事は何ら不思議でもない。
セリーナ「もう1人の兄上の名は『ルキフェルス』、ルキフェルスが今回の黒幕だ」
天龍「また兄貴かよ・・・」
ダンテ「どこの家庭事情も複雑だな」
加賀「彼らの目的は?」
セリーナ「分からない、聞き出す事はできなかった」
ダンテ「どの道あいつらは倒すんだ。目的なんて何でもいい」
漣「捕まっていると言えば、どうやって逃げたんですか?」
セリーナ「フレキとゲリが助けてくれた」
『・・・・・・・・・誰?』
ダンテ「誰だっけ?」
バージル「誰だ?」
セリーナ「おーい!?」
バージルは兎も角、ダンテと艦娘達はフレキ&ゲリを忘れていた。セリーナが あれこれ説明して、やっと思い出した。
『あ~』
セリーナ「“あ~”って・・・」
ダンテ「何か そんなの居たな」
理由は分からないが、フレキとゲリが来なければ、セリーナは今も捕まっていたに違いない。
陸奥「その前に、あの“七騎士”とか名乗ってるのは何なの?」
セリーナ「七騎士は妾の時代の、王の精鋭部隊だ。妾達と同じように悪魔の力を得た戦士の称号だ」
7つの魔石は1つ1つが強力な魔力を宿している。1つにすれば とんでもない事にもなる。
そこで、7つの魔石は7人の戦士に それぞれ預けられた。七騎士は、魔石を守護する役目も持っていた。
だがアーロンが、七騎士から魔石を奪い戦争へと発展。ルキフェルスがアーロンに反旗を翻した時、七騎士も人類の側に付いた。だが、ルキフェルスが人類をも裏切った時、七騎士はルキフェルスに付き従ったのだ。つまり、彼らも遠い昔に、世界の敵になる道を選んだ。
金剛「それで、AL海域にあった石像が何か、知ってるデスカ?」
セリーナ「見てみない事には正確な事は言えないが、話を聞く限りでは、恐らくムンドゥスの抜け殻だな」
『抜け殻?』
セリーナ「うむ、力だけを失った抜け殻、ムンドゥスの身体だろう」
ダンテ「待て待て、何で石になってる?」
セリーナ「長い時を経て風化し、化石のような状態になったのであろう。そのままなら害はないはずだ」
3000万年前の戦いで、セリーナや人類と共に悪魔と戦った神々や精霊は、最後の力で魔帝ムンドゥスや覇王アルゴサクス、羅王アビゲイルの力を奪った。残った身体は遥か彼方に飛ばされた。
その影響で、神々や精霊も力を失い、現代に復活した悪魔に対抗する事ができなかった。それが、ダンテ達が これまで何度も呼ばれた理由だ。
そうなると、覇王アルゴサクスと羅王アビゲイルの身体も どこかにあるという事になる。
叢雲「ちょっと待ってよ、なら奪った力は どうなったの?」
セリーナ「それは分からない。どこかで眠っているのか、そのまま消えたのか・・・いずれにせよ、その どちらかだろう」
天龍「おいおい、どんどん話が ややこしくなってねぇか?」
朝潮「気に留めておかないといけない事が多いですね・・・」
村雨「その奪った力が残っていて、あの七騎士やルキフェルスが手に入れた場合、厄介そう・・・」
赤城「提督、バージルさん、もしムンドゥスの力が残っていた場合、勝てますか?」
赤城の質問は最も重要だった。
もしムンドゥスやアルゴサクス、アビゲイルの力を手にすれば、その悪魔と同等の力を得る可能性がある。それに対抗できるとすれば、今はダンテとバージルしか居ない。勝てなければ終わりだ。
艦娘達は2人の答えを固唾を飲んで待っている。
バージル「誰に質問をしているつもりだ」
ダンテ「この世界のムンドゥスとかが どれ程のもんか知らないが、やる事は同じだ。それに、どれも相手した事あるしな、大丈夫だろ」
その答えに艦娘達はホッと胸を撫で下ろす。
ダンテは元の世界でムンドゥスを封印し、アルゴサクスを撃破している。アビゲイルも本人ではないが、アビゲイルの力を得たシドを倒している。
他にも ちょいちょいムンドゥスと戦っているが、それは また別の お話。
バージルも元の世界でクリフォトの果実を食したユリゼンの お陰で、以前より力が増大している。2人が負けるとは思えない。
大淀「とりあえず、こんなところですかね」
一先ず話は これで終わりにし、その場で解散となった。
難しい話に頭が痛くなる者や、今後の状況が どうなるのか心配する者など様々だった。
セリーナは しばらく鎮守府の世話になる事になった。また拐われても面倒だ。
・・・・・・
*???*
アスタロスはアジトに戻り、玉座でルキフェルスと相対していた。
アスタロス「王よ、これは どういう事です?!」
ルキフェルス「・・・何がだ?」
アスタロス「なぜ姫が逃げ出して追わなかったのです?」
ルキフェルス「・・・ただの気まぐれだ」
アスタロス「しかし━━」
ルキフェルス「お前が口を挟むな!」
アスタロス「っ・・・!?」
ルキフェルス「他の七騎士も動いている。お前も行け」
アスタロス「・・・御意」
アスタロスも他の七騎士のように、どこかへ姿を消した。
本当は この作品、始めてから1年で完結させるつもりだったんですが、とっくに1年 過ぎてて終わらねぇんですよ!完結まで まだ掛かりそうで自分でビックリです!
1年以上も読んでいただき、皆様 本当に ありがとうございます。
こういう何かを執筆するのは今回が初めてでして、そんなに読んでくれる人は居ないかなと思ってたんですが、予想以上に読んでいただいてる方が居て、驚きつつ嬉しくもあります。本当に ありがとうございます。
そろそろ、今のシリーズの第1幕が終わります。その前に、久々に おふざけ回を挟むかもしれません。
次回も よろしく お願い致します!