Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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纏めて執筆してたら投稿が遅くなりました。ごめんなさい!
今 進めてるストーリーはですね、悪魔や深海棲艦だけでなく、生きていれば人間の悪事に巻き込まれる事もあるだろうと考え、やらせていただいております。
リアリティーとまでは言えませんが、そんな少しだけ現実味のある事態に、彼らが どう対処していくのかを楽しんでいただければと思っております。

160話です!どうぞ!


Mission160 偽者~供給局へ急げ!~

サイバーテロを防ぐため、アメリカに協力するために渡米したネロ、金剛、愛宕、青葉、天龍、川内、木曾、呉提督、健。

サンディエゴ海軍基地に入港し、出迎えてくれたアイオワから聞かされたのは、既にFBIのサーバーがシャットダウンしてしまっていた事だった。攻撃は もう始まっている。

ネロ達はアイオワと共に、FBI本部があるワシントンD.C.へ向かった。

 

 

*ワシントンD.C. 12月9日 14:30*

 

ワシントンD.C.へは無事に到着したのだが、食事やガソリン補給で寄り道し、行く先々で日本の艦娘が自由行動するので、到着予定時間から大幅に遅れていた。

ワシントンD.C.へ入ったが、ネロ達の目から見ても分かる程に、既に“投げ売り(ファイアー・セール)”は始まっていた。健の見立てでは、第2段階(ステージ2)まで完了している。街は混沌としていた。

 

木曾「遅かったか・・・!」

 

更に、テイラー・ドローンまでもが現れ、ネロ達の前に立ち塞がる。

日本で暴れていたドローンは、盗まれた中の ほんの一部で、戦力の大多数は本命のアメリカに持ち込まれていた。

 

ネロ「皆は先に行け」

 

天龍「ネロは!?」

 

ネロ「いいから行け!さっそく使わせてもらうぜ、『ガーベラ』!」

 

ネロは助手席から、軍用車のボンネットの上に出ると、右腕を幽体化させて腰に ぶら下げたデビルブレイカーの1つ、ガーベラを装着する。

ガーベラ━━この作品は、ニコがガーベラの花を眺めている時にアイデアが浮かんだ。“花を愛でるくらいの乙女心は残っている”とは、本人談。

花びら状の器官は複合式反射炉だ。この炉によって生み出された熱量を衝撃波に変換して射出できるのが、この作品の特徴と言える。衝撃波の用途は多彩だ。移動に良し、攻撃に良し、防御にも使えない事はないらしい。

 

ネロ「スピード上げろ!」

 

ネロに従い、アイオワは軍用車のギアをシフトアップしてスピードを上げる。

ネロがボンネットから跳躍すると、2台の軍用車は角を曲がり走り去る。

接近するネロを敵と認識したテイラー・ドローンから、ミサイルが発射される。ネロはガーベラの放つ衝撃波『ジョッキー』を発動し、空中で素早く移動してミサイルを躱す。

 

ネロ「もう玩具で遊ぶ歳じゃねぇんだけどな!」

 

テイラー・ドローンの懐に飛び込んだネロは、力任せにレッドクイーンを振り叩き潰していく。

テイラー・ドローンから機関銃が照射されると、ネロは駆け抜けながら弾丸を躱し、スライディングで道路脇の車の陰に隠れる。車から飛び出し、跳躍して建物の壁を走る。ネロが通った場所にはミサイルが着弾した。

壁を蹴り空中に躍り出ると、ガーベラの指先から貫通力を高めた光束線『ペタルレイ』を照射する。光束線は周囲の壁や地面に跳弾しながら、テイラー・ドローンに何度もヒットする。

着地したネロは、リミッターを解除したガーベラから、大威力の光束線『ステイメンレイ』を照射。更に照射され続ける光束線の向きを変え、テイラー・ドローンを纏めて破壊する。

光束線が消えた直後、ガーベラはバラバラになって壊れた。

 

ネロ「もっと頑丈なの造れっつうの。オーバーチュア!」

 

腰にあるオーバーチュアを装備すると、上空からはテイラー・ドローンが次々と着陸してくる。そう簡単には終われないようだ。

ネロはレッドクイーンを手に、新たに現れたテイラー・ドローンの群れに飛び込んだ。

 

 

*???*

 

トバル「よし、第3段階(ステージ3) 開始」

 

サイバーテロが順調である事を確認したトバルは、次のサイバー攻撃に移るよう指示を出した。

 

トレイ「現場班がウッドローンに到着」

 

トバル「マイ、ダウンロード準備」

 

テログループのメンバーである女は、『マイ』という名前らしい。

マイは画面を見ながら、ウッドローンに向かった部隊が仕事を始めるのを待つのだった。

 

 

*ウッドローンにある施設*

 

1台の危険物処理車が、ゲートに近付いてくる。それを警備の人間が止めた。

 

警備「身分証を」

 

運転席の男が身分証を見せると、警備は それを確認して中に通す事にした。

 

警備「向こうに駐車しろ、案内する。ゲートを開けろ、一緒に来い」

 

他の警備の人間にも指示を出し、ゲートが慌ただしくなる。

危険物処理車は ゆっくりと敷地の中へ入っていった。

その車の中では、数人の男達が防護服を着込み、酸素ボンベを背負ってガスマスクを装着した。

同じように防護服を着込んだ警備の1人に案内されながら、施設の中に入る。

 

警備「5階より下は、国防総省の許可が必要だ。下に行っても、サーバーしかないがね」

 

警備の人間が施設内のロックを解除したのを見た途端、防護服を着た男達がサイレンサー付きの銃を取り出し、警備の人間を撃ち殺した。

外で待機していた男達も、他の警備の人間を静かに殺していく。

ガスマスクを外して防護服を脱ぐと、中には警備の人間と同じ制服を着込んでいた。そのまま連中は、警備の人間に成り済ました。

ウッドローンにある施設は、テログループに占拠されてしまった。

占拠したメンバーの1人がサーバールームに向かい、暗証番号を入力して扉のロックを解除する。中に入ると、持ってきたコンピューターをサーバーに接続し、セキュリティを突破した。

 

 

???

 

マイ「侵入成功、準備できてる」

 

トバル「ダウンロード開始だ」

 

彼らの真の目的は、そのサーバーにあるデータだった。しかし、ダウンロード状況を示すバーは0%のまま動かない。

 

トレイ「ダメです」

 

トバル「待て」

 

トレイ「何も反応がありません」

 

トバル「待つんだ」

 

そう言いながら、トバルもソワソワしながら画面を見詰め続ける。すると、モニターに膨大なデータが流れる。

 

トバル「ほらな?入ってきた。20%になったら言え」

 

 

・・・・・・

 

*FBI本部 15:14*

 

艦娘達と呉提督、健がFBI本部に到着すると、本部の外は慌ただしい騒ぎになっていた。そこで現在の状況について話を聞くと、どうやら炭疽菌が漏れた警報で、全員が建物の外に避難したようだ。

そして街では、健の予想通り“投げ売り(ファイアー・セール)”は第2段階(ステージ2)まで進行していた。細かな差違はあれど、日本で起きたサイバーテロと大まかな流れは同じだった。

どこも混乱する中、テレビにホワイトハウスの映像が映り、アメリカ国歌が流れる。テログループは電波ジャックまでしていた。

画面の下にテロップが流れ、内容は国民の不安を煽るようなメッセージだった。

直後、映像の中のホワイトハウスが木っ端微塵に爆発して吹き飛んだ。その映像で、テレビを観ていた者に衝撃が走る。

 

アイオワ「そんな・・・!」

 

天龍「おい、どこ行くんだよ!?」

 

アイオワは飛び出し、ホワイトハウスが見えるはずの場所まで走る。

金剛達がアイオワに追い付くと、遠目ではあるがホワイトハウスが見えていた。ホワイトハウスは吹き飛んでいない。

アイオワは すぐにFBIに電話を入れる。

 

アイオワ「あの映像はダミーよ!ホワイトハウスは無事!・・・もしもし?聞こえてる?」

 

FBIに電話を掛けたが、途中で切れてしまった。電気通信、電話、携帯、衛星放送も全てテログループの手に落ちてしまっていた。

街中でパトカーや救急車が走り回り、それを横目にアイオワは、携帯が繋がらないか弄り回し、健は頭を抱えていた。

 

健「僕の書いたコードで世界が崩壊。“バーチャルテロ”だ」

 

川内「何?」

 

健「“投げ売り(ファイアー・セール)”を初めて知った時、僕はカッコいいと思った。リセットボタンを押すだけでシステムがメルトダウン」

 

アイオワ「“システム”じゃない、“国家”よ。大勢の人間が住んでる国家」

 

天龍「家の中で皆、恐怖に震えてる。感傷に浸ってないで犯人逮捕に協力しろ」

 

呉「健ちゃん、考えて。あなたが奴らなら どうする?あなたが企てた“投げ売り(ファイアー・セール)”なら、次は どう出る?」

 

健「待って・・・」

 

健は頭をフル回転させながら必死に考える。そして“投げ売り(ファイアー・セール)”の概要を話し始めた。

投げ売り(ファイアー・セール)”は基本的に遠隔操作で行う。だが主要システムだけはオンラインではない。システムへの侵入は遠隔操作で構わないが、停止は現場に行く必要がある。

 

健「だから・・・」

 

そこまで話し、健は何かを閃いた。

 

健「電話 貸して」

 

アイオワ「電話は使えないわよ?」

 

健「リプログラムする」

 

健は携帯と持参したモバイルを繋ぎ、ハッキングされていない旧式の衛生にリンクさせる。用があるのは電話ではない。

 

健「ハッカーは これでサーフする。犯人も同じさ」

 

川内「よく知ってるね」

 

健「色々な情報を頭に詰め込んでるから・・・これが全米の送電網」

 

健が見せるモバイルの画面にはマップが映し出される。全米の送電網は東部、中部、西部の3区域に分かれている。

 

健「ほら これだ」

 

青葉「何ですか?」

 

健「東部のハブ」

 

健はマップを拡大して東部のハブの場所を見せる。ここを制圧されたら、東部全域の電力供給が止まる。

 

呉「て事は・・・」

 

川内「そこに行けば、犯人と ご対面だね」

 

愛宕「ネロは どうするの?」

 

川内「・・・・・・置いてく?」

 

青葉「いいんですかね?」

 

木曾「ネロ1人で手が回るのか?」

 

アイオワ「なら半分に別れましょ」

 

アイオワの提案で、グループを2つに分ける事にした。金剛、アイオワ、愛宕、青葉はネロの加勢に。天龍、川内、木曾、呉提督、健は東部 供給局へ向かう事にした。

 

アイオワ「そっちは任せるからね」

 

天龍「いいのか?お目付け役だろ?」

 

アイオワ「仲間を信じるわ」

 

天龍「へっ、そうかよ。健、行くぞ」

 

健「ウェストバージニアへ?殺し屋に追われるのは ごめんだ、聞いてる?」

 

呉「すぐ慣れるわよ」

 

健「僕の話 聞いてよ!」

 

艦娘達と呉提督は すぐに行動に移し、健も仕方なく皆を追う。

 

 

*???*

 

テログループがアジトにしている建物で、トバルとマイがキスをしていた。

建物の近くにはヘリが待っている。

 

トバル「気を付けて行けよ、マイ」

 

マイ「私に任せて」

 

キスをしているところを見ると、2人は そういう関係なのだろう。カップルでサイバーテロを起こすとは、とんでもないカップルも居たものだ。

マイと数人の男達は、“FBI”と書かれた防弾チョッキを着込み、ヘリに乗って出発した。

 

トバル「俺達も移動の準備だ!」

 

残ったトバル達は、また どこかへ移るための準備を始めた。いったい どこへ行くつもりなのだろうか?

 

 

・・・・・・

 

*ウェストバージニア 供給局 17:30*

 

東部の供給局にヘリが着陸し、マイと数人の男達が降りてくる。それを見て何事かと警備の人間が近付く。

 

警備「ここは関係者以外 立ち入り禁止です」

 

マイ「FBIよ、今 起きてる騒ぎは知ってるでしょ?事件の捜査で ここに来たの」

 

警備「だから関係者以外は━━」

 

喋っている途中で、警備の人間は射殺された。

数人の男達が死体を隠し、中に入り他の警備や職員を皆殺しにした。

マイは制御室に来ると、コンピューターを操作してシャットダウンの準備を進める。

 

 

・・・・・・

 

マイ達 犯人グループに遅れて供給局に到着したネロ達だったが、静か過ぎる。

 

呉「おかしい、警備の人間は どこ?」

 

木曾「とりあえず中に入るぞ」

 

健「ねぇ、僕 外で待ってていいかな?」

 

天龍「お前も来るんだよ」

 

天龍に襟首を掴まれ、健も一緒に中に入る事になった。

中に入ると、射殺された死体を見付けた。

 

川内「警備の人間って、これじゃない?」

 

健「うわ、酷いな・・・」

 

木曾「先を越された訳か」

 

呉「そうなると、犯人は もう ここには居ないのかしら?」

 

健「居ると思うよ。シャットダウンには かなりの時間が掛かる。まだ終わってなければの話だけど」

 

天龍「探すぞ」

 

呉「健ちゃんは私と一緒に」

 

内部の捜索を開始し、川内はダクトの中に入りショートカットしながら制御室を目指す。

艦娘達や呉提督、健が来たのは、マイ達テログループに気付かれていた。監視カメラに映っていたのだ。

内部を捜索していると、武装した男達に遭遇した。

 

呉「隠れて!」

 

呉提督は相手と銃を奪い合い、格闘戦になる。天龍と木曾も相手の銃を奪って捨てると、格闘戦に入った。3人は泥臭い戦いを繰り広げ、健は物陰から見守っている。

 

川内「よいしょ、よいしょ」

 

その頃ダクトの中を移動する川内は、誰とも遭遇せず進んでいた。

そう思っていたのだが、川内は銃撃を受けた。ダクトに穴が空き、落下してしまう。

起き上がると、マシンガンを持ったアフリカ系アメリカ人が立っていた。その男は、ミスター・Jと話していた脱獄した殺人鬼、サイモン・フェニックスだった。

 

フェニックス「子猫ちゃんが迷い込んだみたいだな」

 

川内「よく私に気付いたね」

 

フェニックス「1人くらいコソコソと侵入してくると思ったからな」

 

川内「ふ~ん・・・だけど、私を“子猫ちゃん”なんて呼ばないでよね!」

 

川内は一気に間合いを詰め、サイモン・フェニックスに回し蹴りを繰り出す。しかし、それは いとも簡単に防がれた。

足を掴まれ、振り回された後に投げ飛ばされたが、川内は受け身を取り、難なく着地する。

再び間合いを詰め、打撃のラッシュを繰り出しボコボコにする。最後に顔面に飛び膝蹴りを当て、吹き飛ばす。

 

川内「人間が私に勝てる訳ないじゃん」

 

川内は勝ったと思ったが、サイモン・フェニックスは起き上がった。立ち上がり、首をバキバキ鳴らす。

 

フェニックス「追加料金 渡されて、つまんねぇ仕事に退屈してたが、少しは楽しめそうだな」

 

川内「お前 何なの?あれだけやって起きられるはずないのに・・・」

 

フェニックス「勝ったと思ったか?次は こっちから行くぞ」

 

川内は身構え、サイモン・フェニックスを迎え撃つ。

 

 

*ワシントンD.C.*

 

ワシントンD.C.に残ったネロ達は、街に溢れたテイラー・ドローンを やっと一掃する事ができた。かなりの時間が掛かってしまった。

ネロ達は天龍達を追うために東部 供給局に向かおうとしたが、その足は止まった。目の前に、黒コートを纏う者が現れた。

 

金剛「こいつは・・・!?」

 

愛宕「ここにも現れるなんて・・・」

 

アイオワ「誰?」

 

ネロ「お前か、ルキフェルスってのは」

 

ベルゼ「違う、俺は闇の吐息ベルゼ」

 

ネロ「何だよ それ、あだ名か?正直ダサいからやめた方がいいぜ」

 

ベルゼ「・・・・・・・・・」

 

ネロ「ダンテとバージルを どこにやった?」

 

ベルゼ「会いたいか?なら、会わせてやろう」

 

ベルゼの左右で次元が歪み、中から銀髪にオールバック、そして赤いコートを纏うバージルが2人 現れた。バージルが2人 居る事に、ネロや艦娘達は驚いた。

 

青葉「どうして、バージルさんが2人に・・・?」

 

ネロ「理由は知らねぇが、本物じゃねぇ」

 

ベルゼはリベリオンに似た剣を、2人の赤バージルは閻魔刀に似た刀と、ベオウルフに似た籠手具足を構え、一斉に襲い掛かってきた。ネロはレッドクイーンでベルゼの剣を受け止め、艦娘達は後ろに飛び退き2人の赤バージルの攻撃を避ける。

 

ネロ「何なんだ お前ら?!」

 

ベルゼ「お前の力を確かめてやる」

 

ネロ「その声、黒いダンテか!?」

 

ネロはベルゼの声で気付いた。忘れもしない。アーロンがダンテのクローンとして造り上げた人造悪魔。記憶の中の黒いダンテの声と一致した。恐らく、刃を交えたダンテと天龍も、その正体に気付いていた。

この世界に帰還し、ダンテとバージルが消えた事を聞かされたと思えば、今度は倒したはずの黒いダンテと、2人のバージルが現れた。次々と動く事態に、ネロの理解は追い付かなかったが、1つだけ分かる事がある。こいつらは敵だと。それさえ分かっていれば、今は考える必要はない。倒すだけだ。

 

 

*ウェストバージニア 供給局*

 

呉提督は床を転がりながら落ちている銃を拾い、引き金を引いて相手をしていた男を射殺する。

天龍と木曾も、刀と剣で相手をしていた男達を切り伏せた。

 

呉「健ちゃん、もう大丈夫よ」

 

健「お、終わった?」

 

武装した男健を退け、4人は制御室に急いだ。

制御室に着くと、誰も居ない。

警戒しながらコントロールパネルに近付き、健は持参したモバイルを接続して操作する。

 

天龍「どうにかできそうか?」

 

健「今やってるけど、時間が掛かる」

 

健がシャットダウンの阻止を頑張っていると、そこにマイと2人の男が現れ襲い掛かってくる。突然の事に、天龍と木曾、呉提督は健から引き離された。

 

健「ちょっと何!?」

 

天龍「お前は続けろ!」

 

木曾「こっちは どうにかする!」

 

呉「こんな事やめなさい。綺麗な顔に傷を付けたくないわ」

 

マイ「私達の邪魔しないで、おじさん」

 

呉「おじさん?今“おじさん”って言ったのかゴラァアアア!!」

 

呉提督、オカマから おじさんにジョブチェンジ。

呉提督は銃を抜くが、回し蹴りを喰らい銃を手放してしまう。格闘術で戦うが、マイの素早い身の熟しに翻弄され、防戦一方になってしまう。

天龍と木曾は2人の男を斬り伏せるが、男達は平気な顔で立ち上がった。明らかに、下で相手をした男達とは違う。

 

木曾「何で立ち上がれる!?」

 

天龍「何だよ こいつら・・・?」

 

別の階で戦っていた川内は、サイモン・フェニックスを相手に苦戦を強いられていた。戦いの途中、川内は隙を突かれて艦娘の力を抑制する薬を打たれてしまった。艤装との繋がりを断たれてしまえば、普通の女の子と変わらない。

 

川内「その薬・・・誰でも持ってるの・・・?」

 

フェニックス「金を持ってる極悪人ならな。ほら、じわじわ殺してやるから逃げるなよ?」

 

川内「誰が・・・!」

 

艤装との繋がりを断たれても尚、川内は倒れないサイモン・フェニックスに立ち向かっていく。

しかし、サイモン・フェニックスの動きは、ただの殺人鬼とは思えない洗練された動きだった。何かしらの訓練を受けた戦い方だ。

力及ばず、川内は返り討ちにされて床にダウンする。

 

川内「ぐあっ・・・!」

 

フェニックス「もう終わりか?」

 

サイモン・フェニックスは倒れる川内をサッカーボールのように蹴り、遊び始めた。痛みと衝撃に、川内の呼吸が止まる。

 

 

*ワシントンD.C.*

 

ネロはベルゼを相手に善戦していたが、艦娘達は苦戦していた。アイオワと愛宕は斬り飛ばされ、青葉は殴り飛ばされる。

 

金剛「ぐはっ・・・!」

 

金剛も赤バージルの蹴りが腹部に入り、身体を くの字に曲げながら蹴り飛ばされた。

 

ネロ「皆!邪魔だああああ!!」

 

ネロは新しく装備したオーバーチュアで、電撃の掌底打ち『バッテリー』を繰り出しベルゼを吹き飛ばす。

ネロは艦娘達を襲う2人の赤バージルに向かっていくが、ベルゼが立ち上がる。

 

ベルゼ「それが お前の力か」

 

ベルゼは両手に、黒く渦巻く球体を作り出す。

ネロはレッドクイーンで2人のバージルに斬り掛かり、艦娘達から引き離す。

そうしている間に、ベルゼは両手の球体を飛ばす。それは1つに合わさり、ダンテとバージルを吸い込んだブラックホールになる。

 

ベルゼ「お前も次元の彼方に消えろ」

 

ネロ「ぐっ・・・あああぁぁ!!」

 

「「「「ネロ!」」」」

 

艦娘達の声も虚しく、ネロもダンテとバージルと同じようにブラックホールに吸い込まれてしまった。それを追うように、2人の赤バージルもブラックホールの中に飛び込む。

ベルゼは それを見届けると、空間の歪みを作り出し中へ入ろうとする。

 

金剛「逃がさないよ!」

 

ボロボロの金剛が砲撃するが、ベルゼは振り返りながら砲弾を腕で弾いた。弾かれた砲弾が艦娘達の方へ戻り、艦娘4人は爆発に巻き込まれた。

そして、ベルゼは空間の歪みに入った。歪みは そのまま消えてしまった。

 

 

*異空間*

 

青と黄色の迷彩模様がグルグルと回っているような異空間で、ネロのレッドクイーンが宙を漂っていた。

そのレッドクイーンの柄を、黒いコートを纏う男が掴んだ。

 

?「ネロ・・・」




ネロまで どっか行っちゃいましたね。滅茶苦茶ピンチです。ここからピンチの連続になると思います。
もうサイバーテロの執筆は全て終わっているので、ガンガン投稿していきます。

次回も よろしく お願い致します!
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