皆様、明けまして おめでとうございます!
今年も皆様に楽しんでいただけるよう頑張りますので、今年も『Devil May Cry鎮守府』を よろしく お願い致します!
166話です!どうぞ!
鎮守府にラスベガスへの招待状が届き、ネロとニコ、艦娘達と ほっぽは、ラスベガスでクリスマス旅行をする事になった。ネロ達はカジノも含め、ラスベガスでのクリスマス旅行を楽しんでいた。
2日目の夜、利用していたカジノの雰囲気が1日目と変わっていた。そして、“ファシネイションの花”と呼ばれる お菓子が配られていたのだが・・・。
*ラスベガス カジノ*
遊び疲れたネロは、食事しながら談笑しているニコと空母の艦娘達の元へ来た。
龍驤「ネロやん、キミも休憩?」
ネロ「あぁ、ここ最高だよな?」
飛龍「そうだよねぇ!料理も美味しいし!」
鳳翔「この味付けは どうやってるのかしら?」
赤城「鳳翔さん、ここに居たら料理しなくていいんですよ?」
鳳翔「それも そうでしたね」
ニコ「私らだけで遊んで、キリエに申し訳ないな!」
ネロ「え?・・・キリエって誰だっけ?」
ニコ「えーっと・・・誰だっけ?」
ネロ「お前が言ったんだろ!」
隼鷹「何だよニコ、痴呆症か?アハハハハハッ!」
ネロとニコは、キリエの事を忘れてしまっていた。だが本人達に気にした様子はない。よく分からないが楽しくて仕方がなかった。
祥鳳「提督も来れたら良かったんですけどね」
飛鷹「・・・提督って、名前 何だったっけ?」
瑞鳳「ダ・・・ダ・・・え?ダンボ?ダンボール!」
蒼龍「そんな名前だっけ?」
赤城「お兄さんも居ましたよね?」
蒼龍「確かバ・・・バ・・・バから始まったっけ?」
龍驤「ちゃうよ、ボや。ボルシチやで」
蒼龍「あー、ボルシチか~、美味しそ~」
隼鷹「そもそも、提督って何だっけ?」
加賀「さぁ?忘れちゃったわ」
『アハハハハハハハッ!』
艦娘達も、ダンテやバージルの事を忘れてしまっていた。
ネロも加わり話も弾んでいると、ネロの頭の中にセリーナの声が聞こえてくる。
セリーナ『ネロ・・・ネロ・・・』
ネロは一瞬 真顔に戻ったが、声を気にせず また すぐに談笑に戻る。だが喉が渇いたので、バーカウンターに行く事にした。
ネロ「飲み物 取ってくるよ」
加賀「あ、ネロ、私の分も お願いしていいかしら?」
赤城「私の分も お願いします!」
蒼龍「ファシネイションの花も忘れないで!」
龍驤「ウチもや!」
ネロ「はいはい、全員分 取ってくるよ」
ネロはバーカウンターへ行ってドリンクを幾つか注文し、ファシネイションの花も ありったけ持ってくるように頼んだ。
待っていると、スタッフが またファシネイションの花を持ってきた。ネロは それを1つ貰い、口に運ぼうとすると、また声が聞こえてきた。
セリーナ『ネロ、それを食べちゃダメだ』
声が聞こえ、ファシネイションの花を口に運ぶネロの手が止まった。
声は まだ聞こえる。
セリーナ『ファシネイションの花を食べると、大切な事を全て忘れる。食べれば食べるほど、そこから脱け出せなくなるぞ』
ネロ「・・・今の、何だったんだ?」
ネロは不思議そうな顔をしながらも、またファシネイションの花を口に入れようとする。そこにレディが現れ、ネロの手は また止まった。
ネロ「何か用か?悪いけど、連れが居るんだ。男を探してるなら他を━━」
喋ってる途中で、いきなりレディの鉄拳を顔面に受けるネロ。バーカウンターに手を突いて、どうにか身体を支える。
ネロ「何すん━━」
怒ったネロはレディに顔を向けるが、また殴られた。
レディ「目が覚めた?」
ネロ「レディ!何すんだよ!やっぱダンテの仲間だな。顔が無くなるかと思ったぜ・・・ダンテ?」
ネロは殴られた衝撃で、ダンテの事やキリエ、諸々の事を思い出した。そうなると、ここにレディが居る事にも疑問が出てくる。
ネロ「レディ!?どうして ここに?」
レディ「セリーナに呼ばれたのよ」
ネロ「アンタもか」
レディ「あなた達、いつまでクリスマス気分なの?」
ネロ「だって、今日クリスマスだろ?」
レディ「今日は28日よ」
ネロ「28!?」
ネロ達がカジノで遊び始めてから、いつの間にか3日は経っていた。時間の感覚もなくなっていたネロからすれば驚きだった。
レディ「兎に角これは食べない!」
レディはネロが持っているファシネイションの花を奪い、投げ捨てた。
ネロ「何が どうなってるのか説明してくれ」
レディ「ここは七騎士の1人がテリトリーにしてる場所よ。罠に誘い込まれてるって気付かなかったの?」
ネロ達が今回 利用していたカジノは、七騎士の1人が運営するカジノだった。
表向きはカジノとして人を誘き寄せ、ファシネイションの花で魅了して帰りたくないと思うように精神を蝕み、人を閉じ込める場所だった。閉じ込められた人が、最終的に どうなるかは分からない・・・。
レディ「皆を元に戻さないと」
ネロ「どうすればいい?」
レディ「ビンタよ、ビンタしなさい」
ネロ「マジかよ・・・」
カジノ内に散らばる艦娘達を正気に戻すため、ネロとレディは手分けする事にした。
ネロは始めに、空母の集まりへ行く事にした。
瑞鶴「ネロー、ファシネイションの花まだ~?」
ネロ「食うな食うな!」
まだ残っていたファシネイションの花を食べようとする瑞鶴の手を払い、ファシネイションの花を弾く。そうすると、ニコと艦娘達から文句を浴びせられる。
ネロ「許せニコ!」
ネロは それを気にせずニコの頬をバシバシと往復ビンタする。それを見た艦娘達はドン引きしていた。その殴られてるニコは・・・。
ニコ「痛い・・・痛い・・・痛いって言ってるだろうが!」
反撃にネロの顔面を殴り飛ばした。
ネロは心を鬼にして、艦娘達にもビンタを浴びせる。すると やはり、艦娘達からも反撃を受けた。
翔鶴「痛い・・・」
飛龍「女の顔 殴るなんて最低!」
龍驤「ふざけんなよ お前!」
ネロ「正気に戻ったな!?戻ったよな!?とりあえず俺の話を聞いてくれ!」
ボコボコにされながらも落ち着かせ、レディから聞かされた話をする。聞かされた艦娘達も これには驚いていた。
レディは暁型の4人を見付けた。
暁「な、何!?誰!?」
暁の腕を取り捕まえると、こちらも同じく暁の頬にビンタを浴びせる。暁は泣いてしまったが、正気には戻った。
暁「うっ・・・ぐすっ・・・痛いよぅ、レディ・・・」
レディ「ごめんね、痛かったわよね。そっちの3人も覚悟しなさい」
電「い、電達も叩かれるのですか・・・?」
雷「こ、来ないで・・・」
響「これは、危険を感じる」
レディ「愛情ビンタよ!」
雷「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?」
響「イタタタタタタタッ!」
電「はにゃー!」
響、雷、電もレディの愛情ビンタをバシバシ喰らい、痛みは伴ったが正気には戻った。暁型の4人の頬は赤くなっていたので、ちょっと叩き過ぎかもしれない。
雷「何でレディが居るの?いつ戻ったの?」
響「誰だい?」
電「司令官さんの仲間のレディさんで、デビルハンターなのです」
響「ハラショー」
響がレディと会うのは初めてだ。レディが前に この世界に来たのは、響が着任する前だった。
響は嬉しいのか何なのか よく分からないが、万歳していた。
正気に戻った艦娘も加わり、次々と艦娘達が正気に戻されていく。それを見ていたバアルは、悔しそうに怒っていた。
バアル「ファシネイションの花の効果に気付かれるなんて・・・!そいつらを逃がすな!」
バアルの指示を受けたスタッフ達が、ネロ達に襲い掛かってくる。
満潮「急に何なのよ!?」
長波「こっち来んなよ!」
人で溢れているカジノ内で、艦娘達とスタッフ達の鬼ごっこが始まる。
ネロ「来やがれぇ!」
襲い掛かってくるスタッフ達を迎え撃つために、ネロが構える。最初に飛び掛かってきた2人のスタッフの手を逸らして躱すと、3人目のスタッフに蹴りを入れる。振り返りながら1人目のスタッフの顔面を回し蹴りで蹴り飛ばす。2人目のスタッフの胴体に連続パンチを入れ、最後に顔面を殴って殴り倒した。
レディ「邪魔よ!」
レディにもスタッフが襲い掛かってくるが、レディは しゃがみながら足払いを掛けて転倒させ、胸に踵落としを入れる。配給のスタッフからトレイを奪い次々とスタッフを殴ると、1番 後ろのスタッフにフリスビーのようにトレイを投げて当てた。
飛鷹「グリフォン!」
時雨「シャドウ!」
グリフォン『オレ様の爪攻撃 喰らいやがれー!』
飛鷹と時雨の身体からグリフォンとシャドウが現れ、艦娘達を捕まえようとするスタッフの行動を妨害する。
羽黒「ど、どうしよう!?どうしよう!?ナイトメアさん!」
羽黒の髪から黒い粒子が浮かび上がり、床を突き破りながらナイトメアが現れた。
ナイトメアはスタッフを捕まえると、次々投げ飛ばしていく。
足柄「は、羽黒?ナイトメアを出すのはマズくない?」
羽黒「だって どうしたらいいか分からなくて」
ちょっとしたパニックになっていた羽黒は咄嗟にナイトメアに頼ってしまった。もう出してしまったものは仕方がない。
天龍「こいつらウゼェ!」
川内「怪我しても知んないよ!」
天龍と川内はポーカーテーブルに乗り上げ、スタッフ達と乱闘していた。下から2人を捕まえようとしてくるスタッフを相手に、天龍は鞘に納まったままの刀で殴り、川内は蹴り技で応戦する。
川内「もうヤバい!もうヤバい!」
天龍「触んな この野郎!」
数の多さに苦戦し、天龍と川内が捕まりそうになる。
そこに吹雪と睦月が、夕立の乗る台車を押しながら現れた。
吹雪「夕立ちゃん、準備はいい?」
夕立「ぽい!」
睦月「夕立ちゃんミサイル、発射!」
夕立「ぽい~!」
吹雪と睦月が急停止し、台車に乗っていた夕立が頭から飛ぶ。夕立の頭突きを喰らい、天龍と川内を捕まえようとしていたスタッフがドミノ倒しの如く倒れた。
天龍「助かったぜ、お前ら!」
川内「夕立 起きて!」
夕立を引っ張り起こし、5人は とりあえず逃げる。
利根「筑摩ー!急げー!」
筑摩「待って姉さん!」
利根「なあああああっ!?」
利根型も逃げ回っていたが、利根の目の前に突然 スタッフが現れた。利根は回れ右して2人で また逃げる。
巻雲「利根さん、筑摩さん、こっちですよぉ」
巻雲が利根と筑摩を呼びながら手招きしている。一先ず利根型は そちらに向かって逃げる。
利根「あとは任せたぞ!」
筑摩「皆お願い!」
秋雲「雁首 揃えて、いらっしゃいませ~!」
利根と筑摩が通り過ぎると、夕雲、巻雲、秋雲がスロットのメダルを ばら蒔いた。メダルを踏んだスタッフは足を滑らせ転んだ。
その隙に3人も逃げる。
雪風「雪風、捕まっちゃいました!」
陽炎「何やってんの!?」
雪風「あははっ!」
陽炎「“あはは”じゃないから!」
龍驤、陽炎、不知火、黒潮、天津風、磯風、島風、ほっぽが、雪風を取り戻すために慌ててスタッフを追う。
ほっぽ『ホッポ・・・オコッタ!トモダチ カエセ!』
怒った ほっぽは艤装を展開し、深海棲艦特有の艦載機を発艦する。ぽっぽの艦載機が頭上を飛び回り、容赦なく爆撃していく。
龍驤「ほっぽぉ!それアカーン!アカンで~!」
関係ない者まで巻き込みかねない攻撃に、龍驤も思わず嘆く。しかし、お陰で雪風は、スタッフの腕から逃げる事ができた。
バアル「使えない連中ね!」
カジノ内は大混乱となり、ネロや艦娘達を制圧できない事に苛立ったバアルは、身体に電流を迸らせながら宙に浮く。そのまま両腕を突き出し、掌から電撃を放った。
ネロ「っ!?ぐあぁっ!」
五月雨「ネロさん!」
電撃に当たったネロはフロアの端まで吹き飛ばされ、壁に めり込んでしまった。
バアル「よくも、よくも私のカジノを滅茶苦茶にしてくれたわね!」
レディ「アンタが七騎士って訳ね」
バアル「そうよ、私は七騎士の1人、雷帝バアル」
レディ「アンタを見てると、どっかの稲妻を操る金髪女悪魔を思い出すわね!」
レディは二丁銃を抜き、バアルに向かって連射する。バアルも電撃を放つと、銃弾が粉々に砕かれた。レディは それに臆する事なく攻撃を続ける。
春雨と五月雨に引っ張られながら、ネロが壁から這い出てくる。
ネロ「俺のレッドクイーンは どこだ?」
長門「ここだ!しかし重いな、普通の重さじゃないぞ」
長門がレッドクイーンが入ったケースを持ってきた。ネロは それを受けとると、レッドクイーンのパーツを組み立てていく。
ネロ「夢と希望が詰まってるのさ」
瑞鶴「(夢と希望って言う割りには、物騒なんだよなぁ・・・)」
組上がったレッドクイーンを地面に突き立て、グリップを捻る。レッドクイーンからはエンジン音が鳴り響いた。
ネロ「ニコ!」
ニコは大きめのバッグの中から、デビルブレイカーを幾つか取り出しネロに渡す。
デビルブレイカーを腰に ぶら下げてネクタイを外し、シャツのボタンの上2つを外すと、ネロはバアルに突撃する。レッドクイーンを振り下ろし、バアルを狙う。バアルは後ろに飛び退きながら宙に浮くと、2階に着地した。
バアル「どうせ遊ぶなら、ネロと2人っきりが良かったんだけど・・・」
ネロ「ご指名なら とことん相手してやるぜ」
バアル「でも全員 逃がさない。デビルハンター、2人纏めて可愛がってあげちゃうんだから♪」
バアルが両手を広げると、カジノ内の風景が歪んでいく。何が起きるのかと警戒していると、次の瞬間、ネロとレディはカジノではない別の空間に居た。しかも、ニコや艦娘達、ほっぽの姿も消えている。
ネロ「・・・どこだよ?」
レディ「分断されたのはマズイわね」
その空間はアスタロスの天空遺跡と同じで、バアルが作り出した空間だ。
2人は赤、青、黄、紫と色を変えてチカチカ光る無機質な部屋の中に居るが、出入り口が見当たらない。どこを見回しても壁があるだけだ。
そこにバアルの声が響く。
バアル『さぁ、ゲームの始まりよ。2人で協力しながら艦娘を助けるゲーム。楽しみね』
どうやら、ニコと艦娘達、ほっぽは あの一瞬でバアルの手に落ちてしまっているようだ。
バアルの声が聞こえなくなると、壁の一部が消えて通路が現れた。ネロとレディは迷う事なく、通路を進む。
広い場所に出ると、道も壁も無い場所に出た。しかも、ネロとレディが居る場所は、どうやら宙に浮いているようだ。
そこで、またバアルの声が聞こえてくる。
バアル『さぁ、ここからゲームのスタートよ。時間制限もあるから急いでね♪遅れると艦娘が1人 死ぬ事になっちゃうから』
バアルの話が終わると、どこからかテクノミュージックが大音量で流れる。
ネロとレディの目の前には、今 立っている場所から次の場所へ続く道が伸びる。その道も、さっきまで居た部屋と同じでチカチカと色を変えながら光っていた。
ネロ「速攻で終わらせてやるから待ってろ!」
ネロとレディは現れた道を進み、空間に浮かぶ足場に着く。そこから先の道は無い。
そこで悪魔が現れた。その悪魔は青い蝙蝠の姿をして飛んでいた。
『プラズマ』━━電撃の化身の悪魔であり、1つ目の蝙蝠のような形態をしている。
ネロ「やっぱ邪魔してくるよな」
ネロとレディはホルスターから銃を抜いて構えると、問答無用で銃弾を撃ち込む。
プラズマは銃弾に当たりながらも、ネロとレディから離れてホバリングする。すると、プラズマに光が集まりだした。
ネロ「(・・・何か来る!)」
プラズマはネロとレディに向かって、電撃を刃のように飛ばしてきた。ネロとレディは攻撃が来るのに気付いていたため、どうにか躱す事ができた。
その後も銃を撃ち続けるのだが、プラズマは足場がある場所よりも外側を飛んでおり、中々 接近戦に持ち込めない。
ネロが頭の中で、デビルブリンガーの翼で飛んで直接 叩こうか思案していると、プラズマが体内に蓄積していた電気を一気に放出してきた。目から帯状の電撃が、凪ぎ払うように水平に飛んで来る。ネロとレディは跳躍して躱す。
ネロ「遠くから攻撃しやがって鬱陶しいな!」
レディ「悪魔が考えそうな やり口ね!」
プラズマの行動に悪態を吐いていると、プラズマが接近してきた。ネロは透かさずレッドクイーンを抜いて斬り掛かる。
だが そこで、異変が起きた。プラズマの姿がネロとソックリになったのだ。それはプラズマの もう1つの能力。敵対する者の容姿をコピーし、まるで写し鏡のようにコピーした者と同じ動きをする。
更に異変は続く。プラズマが分裂して2人に、そして3人に増える。
ネロ「なっ!?」
レディ「いきなり厄介な奴を ぶつけてくれたわね・・・!」
ネロとレディは持ちうる武器を使い、3体のプラズマを相手に立ち回る。しかし、1体2体を倒しても、また分裂を繰り返しキリがない。
バアルは“ゲーム”と称していたが、倒すのに時間が掛かる相手を最初から差し向けてきた。バアルの言うルール通りなら、ここで時間を掛け過ぎると艦娘達の命が危ない。
人の姿になったプラズマは、ネロがレッドクイーンを使う時と同じ立ち回りや技を使ってくる。しかも技の繰り出しが かなり素早い。ネロとレディはプラズマの攻撃に対処しているが、時間が過ぎるほど焦燥感に駆られる。
レディ「倒しても、1体を残せば ずっと繰り返しだわ!纏めて倒すしかない!」
ネロ「纏めて・・・レディ、俺に考えがある!」
ネロは右腕を幽体化させ、腰にあるデビルブレイカー『ローハイド』を装着する。
ローハイド━━魔界の金属ギルガメスを素材にした作品だ。
ギルガメスは衝撃波を発生させる事で知られる金属だが、ニコは敢えて、その衝撃波を直接攻撃ではなく義手を展開、伸張させる機構の方に利用した。お陰で細身ながらも、パワフルな作品へと仕上がっている。
ワイヤーでは引き寄せられない物も、ローハイドなら引き寄せられるだろう。
鞭のように振り回し、敵を切り刻む事も可能だ。
ネロ「避けられるか?」
ネロはローハイドを、伸縮自在の無数の刃と化し、広範囲斬擊の『サイドワインダー』を繰り出す。攻撃の軌道が読めない刃の鞭が、3体のプラズマを捉えて切り刻んでいく。
ネロは何度もローハイドを振り、全てのプラズマにダメージを与えながら器用に1ヵ所へ追い詰めていく。
ネロ「今だ!」
レディ「これは おまけよ!」
ネロが後ろに飛び退くと、レディは大量の手榴弾を投げた。爆発に巻き込まれ、3体のプラズマが同時に消滅する。
プラズマを倒すと、何もない場所で下から柱が迫り上がってきた。どうやら先へ進むための道のようだ。
そこで またバアルの声が聞こえてくる。
バアル『おめでとう♪第1ステージは見事クリアね。艦娘達は無事だけど、ここから第2ステージのスタート。急がないと、可愛い艦娘ちゃんが死んじゃ~う☆』
ネロ「ふざけやがって」
レディ「性格 悪過ぎ・・・。あの娘達のためにも、急ぐわよ」
ネロ「あぁ、行こうぜ」
ネロとレディはジャンプして柱に乗り、柱を足場に柱から柱へと飛び移っていくのだった。
次回も よろしく お願い致します!