ちょっと のんびりしてたので日が空いてしまいました。
168話です!どうぞ!
雷帝バアルが作り出した空間で、ネロとレディはバアルが送り込む悪魔を撃破していく。
バアルと対面してニコや艦娘達、ほっぽを見付けるが、バアルは更なる悪魔を呼び出し戦いになる。
捕らえられていた皆に命の危険が迫るが、3体の悪夢が駆け付け どうにか切り抜ける。
しかし、バアルは巨鳥グリフォンを呼び出し、艦娘達を押し潰すために新たな巨大な球を放り込んできた。
レディは皆を助けに向かい、ネロはキャバリエーレアンジェロに似た悪魔との戦いを続ける。
*バアルの空間*
レディは悪夢グリフォンに運んでもらい、巨大ルーレットの上に下り立つ。
艦娘達を助けるため、巨鳥グリフォンに銃を撃つ。悪夢グリフォンも電撃を放ち援護していた。
球の動きが遅くなり、今度は飛龍のマスに落ちようとする。ナイトメアは光となり一瞬で移動し、落ちてくる球を受け止め投げ捨てた。
しかし また新たな球が放り込まれ、ルーレットで回転する。この空間を作り出したバアルを倒さなければキリがなさそうだ。いつまでも続けてはいられない。
長門「もう無理だ!シャドウ、何でもいいから これを斬ってくれ!」
長門も ただ状況を見ているだけなのは我慢ならなかった。
シャドウは本当にやっていいか時雨の言葉を待っていた。時雨は自分まで斬られそうで怖かったが、四の五の言ってられない状況なので仕方なくやるように指示する。
時雨「先に白露からやって!」
白露「何で!?」
白露もシャドウが変身する刃が怖かった。まさか自分からとは思わず、本当に大丈夫か確認するために犠牲にされるのだと気付いた。妹に売られた白露は必死に待ったを掛けるが、既にシャドウは その身を刃に変えていた。
白露「待って!お願いだから!腕 持ってかれそうで怖いから!ほんとに待って!ぁ・・・・・・」
白露を無視してシャドウは拘束具を斬る。白露は腕が失くなったのではと放心していた。だが そこは安心してほしい。シャドウは器用に拘束具だけを斬っていた。
大丈夫だと分かった瞬間、他の者達からも“こっちも”と お呼びが掛かる。シャドウは全員の両手足の拘束具を破壊した。こんな事なら もっと早くやっておけばいいものを・・・。
摩耶「一時は どうなるかと思ったぜ」
龍田「天龍ちゃん?天龍ちゃん、どこ!?」
加賀「居ないの?」
解放された者の中で、天龍の姿だけ見当たらない。龍田の不安は一気に大きくなるが、今は先にやるべき事がある。
赤城「全艦、ニコさんを護りながら、レディさんと協力して悪魔を退けます!」
『了解!』
解放された艦娘達は艤装を展開し、巨鳥グリフォンとの戦闘に入る。
艦娘達が解放された事で、バアルは顔を しかめていた。
バアル「これじゃあゲームが台無しじゃない!」
それからネロの方を見る。ネロは未だに、キャバリエーレアンジェロに似た騎士姿の悪魔と戦っている。
長い時間を掛けて剣戟が続いていたが、レッドクイーンによる重い一撃が騎士姿の悪魔に入る。鎧の一部に亀裂が入り、悪魔の核となっている天龍の顔が見えていた。
ネロ「すぐに助ける!『ヘルタースケルター』!」
ネロは次のデビルブレイカーを装着する。
ヘルタースケルター━━ヘルタースケルターの独特なデザインは、ニコが子供の頃、近所の公園に奇妙な形の滑り台があり、それを元にしたものだ。
一方で、性能面は極めてシンプルな一点特化に仕上がっている。できるのは敵を貫き刻む事だけ。
念のため物を摘まめる程度の機構は残されている。
レッドクイーンで悪魔の剣を弾き飛ばし、ブルーローズを撃って怯ませる。その隙に、回転するヘルタースケルターで悪魔の鎧を砕いていく。悪魔の胸から腹部までの範囲に大穴が出来る。
そこから裸の天龍が倒れるように出てきた。ネロは透かさず天龍を受け止める。
キャバリエーレアンジェロに似た悪魔の残骸は消滅した。
ニコは煙草を吸いながら、ネロの戦いを ずっと見守っていた。
ニコ「ネロ!今度は天龍か?!」
ネロ「そのネタもうやめろ!・・・・・・キリエには言うなよ!」
キリエに言われる事だけは最後まで心配だった。
ネロは天龍を寝かせ、自身の上着を掛けてやる。デビルブリンガーの翼を広げて飛翔し、バアルの待つ足場へと着地する。
バアル「あーイライラするわね。もっと手こずって苦しんでくれなきゃ つまらないじゃない」
ネロ「俺達を甘く見るな。次は お前だ」
ネロはレッドクイーンの切っ先をバアルに向けながら睨み付ける。それでもバアルは嬉しそうだった。
バアル「これでも私は、あなたの力を認めてるのよ。ダンテよりも」
ネロ「へぇー・・・喜ぶべきなのか?それとも笑うべきか?」
バアル「苦痛に泣き叫びなさい!」
バアルは身体から稲妻を放出させながら構える。
ネロもレッドクイーンを地面に突き立てるようにし、グリップを捻りエンジン音を響かせる。
グリフォン『ほらジャンプ!』
2本の帯状の赤い電撃が、挟み込むように艦娘達に迫る。艦娘達は可能な限りジャンプして避ける。艦娘達が巨鳥グリフォンと戦うのは、今回が始めてだ。なので悪夢グリフォンのアドバイスを聞きながら、艦娘達は どうにか対処していた。
グリフォン『今度は右から来るぞ!やっぱ左!』
蒼龍「どっち!?」
霞「しっかり指示 出しなさいよ!」
グリフォン『戦いながら お前らの面倒も見てやってんだから文句 言うなよ!』
皐月「司令官って、前は どうやって倒してたっけ?!」
白露「翼を狙ってたと思う!」
摩耶「なら翼を狙うぞ!」
艦載機が機銃を撃ちながら巨鳥グリフォンの注意を引き、砲撃で翼を狙う。
巨鳥グリフォンはカーテン状の稲妻を発生させ、稲妻が艦娘達に迫る。
グリフォン『デカブツの後ろに隠れろ!』
ナイトメアが艦娘達の前に出て、稲妻の盾となる。
その後も攻撃を続け、巨鳥グリフォンが巨大ルーレットの上に墜落した。陸地に引き摺り下ろせば、シャドウも参戦できる。シャドウは身体を変化させ、ありったけの攻撃を仕掛ける。
ナイトメアも巨鳥グリフォンを殴り、更に眼からレーザーを発射して焼いていく。
レディと艦娘達も、全弾 命中させていく。
巨鳥グリフォンは身体を起こし、再び飛翔する。
長門「やはり しぶといな・・・!」
金剛「攻撃を続けマース!Fire!」
バアルは大きなチャクラム2つを武器とし、レッドクイーンの刃と ぶつけ合っていた。金属特有の音が幾度も鳴り響く。
時にはブーメランのようにも投げてくる。ネロは投げられたチャクラムを躱し、後ろから戻ってきたチャクラムをレッドクイーンで弾く。チャクラムはバアルの手に戻った。
ネロ「見た目の割りには素早いじゃねぇか」
バアルの扱うチャクラムは大きいが、細身の身体から繰り出される攻撃の手数は多かった。
ネロ「けどパワーなら こっちの方が上だ」
バアル「力を誇示したがるのは男の悪い癖よ」
ネロ「本能なんだよ!」
ネロは駆け出し、バアルに真っ直ぐ向かっていく。
バアル「戦いに純粋な力は必要ない。どれだけムダな動きを省くかよ」
バアルは高速と低速、速度の違う雷球を幾つも飛ばしてきた。違う速度で飛ばす事によって、ネロを惑わすつもりだ。更にチャクラムの1つも飛ばしてくる。
ネロは冷静に見極めながら雷球を躱し、駆け抜け、飛んできたチャクラムを上空に蹴り飛ばす。
ヘルタースケルターを回転させながら、レッドクイーンの攻撃と組み合わせて斬り掛かる。バアルは小さい動作で全ての攻撃を躱し、滑り込むようにネロの股下を通る。
後ろに回り込んだバアルが足払いを掛け、転倒したネロの首に向かってチャクラムを振り下ろす。ネロは地面を転がり避けると、ブルーローズを撃つ。バアルは2発の弾丸に当たり、後ろへ吹き飛んだ。
バアル「女に傷を付けるなんて酷いじゃない」
ネロ「悪いな、気付かなかったぜ」
バアル「女の扱いがなってないわね」
ネロ「ウブなんでね!」
バアル「可愛いこと!」
レッドクイーンの刃とチャクラムの刃が、また ぶつかり合う。
夕雲「中々 落ちないわね・・・」
レディ「でも確実にダメージは与えてるはずよ!続けて!」
レディと艦娘達、ほっぽと悪夢グリフォンは、巨鳥グリフォンの電撃を避けながらも着実に攻撃を当てていた。再び巨鳥グリフォンが墜落し、レディはショットガンで散弾を撃ち、艦娘達は砲撃する。
艦載機と水上機が爆撃を行い、シャドウも頭を巨大な口に変化させて噛み付き、全身を刃にして斬り掛かり、棘となり串刺しにする。怒濤の集中攻撃に、巨鳥グリフォンも起き上がる力がなくなった。それでも まだ虫の息はある。
ナイトメアがジャンプし、両拳を巨鳥グリフォンの頭に叩き付けた。頭を潰され、巨鳥グリフォンの身体はピクピクと痙攣しながら消滅した。
瑞鶴「うわっ、グロ・・・」
加賀「ネロは?」
祥鳳「まだ戦ってるみたいです」
ニコと艦娘達、ほっぽと3体の悪夢は、ネロとバアルが戦っている場所を見詰める。
斬り掛かるチャクラムの軌道を逸らし、透かさずレッドクイーンで斬り返す。バアルは吹き飛び地面を転がる。
バアル「酷い、酷いわ・・・。ここまでする事ないじゃない・・・」
ネロ「え?え?」
バアルが地面に座り込みながら、突然 泣き出した。これにはネロも動揺した。あれだけの啖呵を切ってきたから斬り飛ばしたのに、まさか泣かれるとは思わなかった。
バアル「痛い・・・!何も本気でやる事ないじゃない!こんな事ならやめておけば良かった・・・」
ネロ「おいおい、泣く事ないだろ。何だよ、調子 狂っちまうなぁ・・・」
ネロは とりあえず、バアルに近付いていく。それを見ていた皆が焦る。
加賀「ネロ、近付いちゃダメ!嘘泣きよ!」
ネロ「ぇ・・・?」
バアル「遅い!」
ネロ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
バアルが顔を上げると、ネロはドーム型の稲妻の檻に閉じ込められた。檻が縮小し、逃げ場のないネロは感電して膝を突いた。
鈴谷「あんなの嘘泣きに決まってるじゃん!」
陸奥「女を解ってないわね」
霰「涙に・・・ヨワヨワ」
龍驤「ネロは純粋やなぁ」
ニコ「そうなんだよ、だから おちょくり甲斐もあるんだけどな」
ダンテが居ないので、ネロが言いたい放題のターゲットにされている。
そのネロは、頗る怒っていた。
ネロ「お・ま・え・なぁ~・・・!」
バアル「ハンッ、騙される あなたが悪いのよ。ウブっていうのは本当みたいね。どう?身体が痺れて動けないでしょ?ジワジワと痛め付けて殺してあげる」
ネロ「お前を少しでも女だと思って認識してた俺がバカだった。もう何が何でも、絶対 許さねぇ!」
バアル「な、何なの!?」
ネロは痺れる身体を無理矢理 動かし、拳を天に突き上げる。直後、ネロを中心に魔力の爆発が起き、ネロの姿が変わった。それはネロの覚醒した力、ネロが魔人化した姿だった。
魔人ネロの姿は魔人ダンテと比べ、より人間の姿に近いものとなっている。
ネロの覚醒した姿を見たレディと艦娘達は、その姿に驚き言葉が出ない。バアルも、魔人ネロを見て狼狽えていた。
バアル「その姿は何なの?そんな力、私 聞いてない・・・」
ネロ『今更 謝ったって容赦しねぇぞ!』
デビルブリンガーの腕を振ると、風の斬撃が飛びバアルの横スレスレを通り過ぎた。バアルは嫌な汗を流しながら震える。
バアル「(ま、まだよ・・・まだ私には、悪魔の力がある。不死身の力が・・・!)」
バアルは自身もデビルトリガーを発動する。魔人の姿となったバアルは、腕と眼がある雲のような姿になった。眼は紫色に光っていた。
魔人バアルの雲の身体が、稲妻が走るかのように瞬く。直後、身体から放電してきた。魔人ネロは電撃の中に正面から突っ込み、魔人バアルに接近してレッドクイーンで斬る。何度も斬るが、ダメージがないのか魔人バアルは すぐに再生する。
バアル『空に浮かぶ雲は消えて無くなるように見えても、形を変えて常に そこにある。雲の身体を持つ私も同じように、消える事もなければ そんな攻撃も効か━━ぶふっ!?』
喋っている途中で、魔人バアルの顔面にデビルブリンガーの拳が めり込んだ。予想外な攻撃にバアルが吹き飛ぶ。
ネロ『そっちの姿の方が殴りやすいぜ』
魔人化したバアルの姿は、性別も分からないような不細工な見た目をしている。普通の女の姿でなくなり、1ミリも遠慮する理由がなくなったネロにとっては都合がいい。
バアル『ど、どうして、どうして私を殴れるのよ!?』
セリーナ『それは妾が説明してやろう』
バアルが狼狽えていると、空間にセリーナの声が響く。
直後、転移陣が現れセリーナが姿を見せる。
『セリーナ!?』
バアル『姫様・・・!』
セリーナ「お前の その姿は、確かに雲と同じ性質を持ち、攻撃も通用しない。だが その姿は、お前の魔力によって形作られている。よく言うだろ?“目には目を、歯には歯を”と」
“そこまで言えば、もう分かるだろ?”と言いたげに、セリーナは そこで言葉を止めた。
魔人化したバアルは、ありとあらゆる物理攻撃が効かない不死身に思えるが、それはバアル自身の魔力によるものだ。魔力を用いた攻撃ならば、身体を形成するバアルの魔力に干渉する事ができる。デビルブリンガーはネロの魔力によって具現化されている。純粋な魔力を用いた攻撃だったので通用したのだ。
バアル『では、私は・・・不死身ではない・・・?』
セリーナ「自分の弱点ぐらい、把握しておくべきだったな」
ネロ『そろそろ閉店の時間だ』
バアル『お願い待って!全部 謝る!謝るから!』
魔人バアルが泣き叫びながら懺悔するが、魔人ネロはデビルブリンガーの腕を伸ばし、魔人バアルを『スナッチ』で引き寄せる。デビルブリンガーの2本の腕が、魔人バアルに連続パンチを浴びせる。最後にアッパーを入れて殴り飛ばし、ブルーローズを構えて『チャージショット』を撃つ。魔力を帯びた弾丸と共に、魔力で形成された『幻影刀』が魔人バアルを貫く。
床に魔人バアルが落ちてきたタイミングで、ネロは止めにレッドクイーンと悪魔の腕から放つ風の斬撃『マキシマムベット』を繰り出す。X字の斬撃が、魔人バアルに命中する。
次の瞬間、魔人ネロ、レディ、ニコ、艦娘達、セリーナ、ほっぽは元のカジノに居た。大勢 居た客やスタッフの姿はない。
度重なるダメージにより、バアルの姿が人の姿に戻っていた。元に戻ったバアルは、力なく床に座り込み俯いている。
終わったと判断したネロも、魔人化を解除して元に戻る。
セリーナは厳しい表情でバアルに近付き、ルキフェルスの目的を問い質す。それに対しバアルは、弱々しい笑みでセリーナを見上げた。
バアル「姫様、あなたこそ何をしているのです?あなたも
セリーナ「何を言ってる?どういう意味だ?!」
ネロ「ルキフェルスって奴は どこに居る?答えろ!」
バアル「ネロ、私の持つ魔石を受け取りなさい。それが、王が望む
最後まで言葉を紡ぐ事ができず、バアルは消滅した。その代わり、紫色の魔石が その場に残っていた。
ネロ「“結末”って何だよ・・・?」
ネロは魔石を拾い上げ、魔石を見詰めながら呟くのだった。
戦いが終わった後のバアルは、終始こちらの聞きたい事を話さなかったため、ルキフェルス達の情報が手に入らなかった。
バアルの意味深な言葉に、全員が これから先の未来に不安を感じて沈黙した。しかし、セリーナが その沈黙を破る。
セリーナ「話したい事がある。時間を作ってくれないか?」
赤城「では、鎮守府に戻りましょうか」
荷物を取りにホテルへ向かおうとしたが、突然 今 居るカジノが揺れた。揺れは どうやら建物全体が揺れているようだ。ネロ達は急いで建物の外に出た。
全員が外に出た直後、カジノがある建物が崩壊した。周りに通行人なども居て、騒ぎになってしまう。瓦礫と化したカジノを見て、艦娘達も唖然とする。
陽炎「これ、マズいよね?」
摩耶「警察が来て あれこれ聞かれたら面倒だぞ」
赤城「逃げましょう」
全員で急いでホテルに向かい、荷物を持ったらセリーナの力で鎮守府に逃げ帰った。
天龍は消耗してたが、入渠させると すぐに元気になった。
折角のクリスマス旅行で散々な目に遭い、艦娘達の“行ってはいけない場所リスト”に、ラスベガスが追加されたのだった。
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府 会議室*
会議室でネロとニコ、艦娘達と ほっぽが正座をしていた。目の前には、仁王立ちで怒っているレディが見下ろしている。セリーナも同席して見守っている。現在、レディの お説教タイムだった。
レディはバアルのカジノに来た経緯を全て聞いていた。レディに問い詰められた暁が、全部 喋ってしまったのが原因だ。
レディとしては、餌を ぶら下げられただけでホイホイとバアルの罠に嵌まったのが理解できなかった。
レディ「どう考えても怪しい招待状に疑問は抱かなかったの?」
『・・・・・・・・・』
レディ「質問してるのよ?答えなさい」
涼風「あ、怪しいとは思ってたんだぜ」
レディ「じゃあ どうして誘いに乗ったの?」
深雪「ルーレットしたくて・・・」
鈴谷「大型クルーズ船に乗りたくて・・・」
摩耶「外車 乗り回したくて・・・」
利根「クリスマス旅行したくて・・・」
レディ「・・・バカなの?挙げ句の果てにはファシネイションの花で魅了されて、私が来なかったら ずっと あそこに閉じ込められてたのよ」
『ごもっともです、はい・・・』
ニコ「な、なぁ、もう そのくらいでいいだろ?」
レディ「黙りなさい」
ニコ「・・・・・・・・・」
レディの有無も言わさない一睨みで、ニコは沈黙した。
レディ「赤城、加賀、鳳翔、大淀、間宮、あなた達が居ながら どうして こうなるの?」
鳳翔「それは・・・」
大淀「赤城秘書艦が行くと決めたからです」
赤城は目を見開き、驚愕した表情で大淀を見る。まさか告げ口されるとは思ってもみなかった。
レディ「赤城?」
赤城「は、はい!」
レディ「ダンテが居ない今、あなたが ここの責任者でしょ?何で行く事にしたの?」
赤城「私は・・・秘書艦として、皆の意見を尊重したまでです」
赤城は優しく微笑みながら答えた。今度は赤城以外の艦娘達が目を見開き、驚愕した表情で赤城を見る。赤城は自分1人が犠牲になるつもりはなかった。全員を道連れにするつもりだ。皆も それに気付いていた。
その後もガミガミとレディの説教が続いた。
ネロ「(ダンテ早く帰ってこねぇかなぁ・・・)」
さて、また次回から ちょっとずつ物語を動かしていこうと思っております。動かせるか分かりませんが・・・。
次回も よろしく お願い致します!