感想ありがとうございます!
地震がありましたが、皆さん大丈夫でしょうか?
今回 名前の被ってるキャラが出ますが、見た目も能力も別物です。それを踏まえて読んでいただけたらと思います。
175話です!どうぞ!
ダンテの行方を追って辿り着いたのは、また違う世界だった。
その世界では人間界に悪魔が現れており、悪魔サクリファが世界中の人間達を消してしまった。目的は魔界兵器を復活させる事だった。
そしてダンテも この世界に辿り着いている事を知るが、しばらく戻ってこないらしく、サヤもダンテの居場所は分からないとの事だった。
サヤ達と過ごした翌日、この世界の人間達を消した悪魔サクリファの顔が、空に映し出された。
巨大な何かが蠢く赤い繭の中に映像が切り替わると、そこには石像と化したダンテが佇んでいた。
*工場*
ネロ「何で・・・何でダンテが あんな所に居るんだよ!?」
サクリファ『私が復活させようとした『ナイトメア
バージル「ナイトメアΩだと?」
ナイトメアΩの姿は、魔帝が創造して封印したナイトメアとも、バージルが切り離した悪夢のナイトメアとも全く似付かない姿をしていた。
サクリファ『自分の魔力をナイトメアΩに送り、復活を遅らせようとするとは忌々しい奴だ。だが しかし、全ては無駄に終わったのだ!復活は今や目前!』
ナイトメアΩは独特な鳴き声を上げ、カマキリのような腕で石像となったダンテを繭の外に弾き飛ばした。
ネロ「なっ・・・!?」
バージル「貴様・・・!」
サクリファ『ナイトメアΩは、人間の恐怖すらも復活の糧にする事ができる。恐れ、泣き叫ぶがいい!』
ナイトメアΩは、背中から無数の火炎弾を発射する。それを最後に、空に映し出された映像が消える。
遠くの空から、光る何かが飛んで来る。それはナイトメアΩが発射した火炎弾だった。火炎弾の着弾予測地点は、今 居る工場だ。
ネロ「親父!」
バージル「分かっている」
ネロは背中からデビルブリンガーの翼で飛翔し、バージルも閻魔刀を抜刀、斬擊を飛ばし火炎弾を相殺する。
ネロは右腕を幽体火させ、新たなデビルブレイカー『トムボーイ』を装着する。
トムボーイ━━ニコでも、たまにやり過ぎたと思う事がある。この作品は、まさに そのやり過ぎの一例だ。
ネロが使っている剣や銃と連結して火力を上げるのが狙いだったが、とんでもない出力になってしまった。ネロでも思い通りに扱うのは かなり難しいだろう。
ネロはトムボーイをブルーローズにアタッチメントし、照準を合わせて強力な貫通性能弾を発射する。強化された弾丸と火炎弾が ぶつかり、激しい火の粉が地上に降り注ぐ。
サヤ「皆 逃げて!」
サヤは子供達を連れて逃げる。
ネロとバージルが火炎弾を防ぎ続けているが、取り零した火炎弾がサヤ達の近くに着弾して爆発が起きる。子供達は この事態に恐怖し、泣き、逃げ惑い混乱状態となる。
火炎弾の1つが、サヤ達に命中する軌道で降ってくる。
ネロ「この・・・クソッ・・・!」
それに気付いたネロは、急いで向かう。
トムボーイを今度はレッドクイーンにアタッチメントし、強化したレッドクイーンで火炎弾を破壊する。
しかし、防ぎ切れなかった火炎弾に直撃し、ネロがサヤ達が居る所まで吹き飛ばされた。
工場と その周辺には、どうしようもない程の火炎弾の雨が降り注いでいた。
サヤ「ネロ、『カズマ』が居ないの!」
ネロ「何!?俺が探す、サヤは皆を連れて行け!親父、ここは任せた!」
バージル「・・・面倒な事をしてくれたな」
バージルは『ドッペルゲンガー』を発動し、火炎弾を相殺する手数を増やす。
その間に、サヤは子供達と避難し、ネロは子供達の1人、カズマを探す。
ネロ「カズマ、どこだ?!返事をしろ!」
しばらく探し回り、カズマを見付けた。カズマは1人で小屋の中に隠れていた。目立った外傷もなく無事だった事に、ネロも安心する。
ネロ「もう大丈夫だ。ここに居たら危ないから行くぞ」
カズマを無理矢理 立たせ、外に出るとサヤ達が避難した方角へ向かう。
・・・・・・
火炎弾が止まった後、ネロ達は工場と その周辺の消火に奔走していた。
粗方 鎮火したタイミングで、サヤは子供達の1人が落としたであろう ぬいぐるみを見付けた。
消火に使っていたホースを落とすように手放し、ぬいぐるみを拾い上げる。ぬいぐるみは炎で少し焦げ、泥で汚れていた。
サヤ「何で・・・・・・何で こんな目に遭わなくちゃいけないのよ!!」
それは、サヤの心からの叫びだった。
ある日 突然 悪魔が現れ、家族と離れ離れにされ、今度は恐怖の どん底に陥れようとする。こんな理不尽 極まりない事はない。
ネロとバージルは建物の中に居た。何か話す訳でもなく、静寂だけが そこにある。
ネロ「・・・・・・・・・」
バージル「・・・・・・・・・」
ネロ「・・・俺はダンテを叩き起こしに行く。アンタは どうする?」
バージル「そうだな・・・
ネロとバージルは微笑を浮かべ、その眼には戦いに挑み、ダンテを目覚めさせる覚悟が灯っていた。
・・・・・・
サヤ「行かないで!」
ネロとバージルは工場の外に出て、ナイトメアΩが居る場所へ向かおうとしていた。その後ろから、サヤと子供達が慌てて追い掛けてきて呼び止めた。ネロとバージルは、ゆっくりと振り返る。
ネロ「どうして?」
サヤ「サクリファには勝てない。ダンテだって敗けたんだよ!」
バージル「勝手に決め付けるな」
サヤ「私は・・・ダンテが敗けるのを見てたの・・・」
・・・・・・
*9日前 街*
街に居たカイトの前に、ナイトメアΩが入っている巨大な繭が佇んでいる。
その上空には、黒く巨大な浮遊物体が浮いていた。
サヤ「カイト!」
カイトの後ろから、サヤが慌てて走ってきた。
サヤがカイトの元まで辿り着くと、繭から火炎弾が飛び出しカイトとサヤに向かって降ってきた。
サヤはカイトを守るために自身を盾にしようとする。しかし、火炎弾は2人を余裕で呑み込める程の大きさもある。庇っても人溜まりもないだろう。
すると、2人に火炎弾が着弾する前に、火炎弾が四散した。2人が顔を上げると、2人を庇うようにダンテが立っていた。
ダンテ「ここは俺に任せろ」
「「ダンテ!」」
ダンテが駆け出し、思わずカイトとサヤはダンテの名を叫ぶ。それを気にする事なく、ダンテは繭に向かって駆ける。
繭からは幾つもの火炎弾が飛び出し、ダンテに向かって降り注ぐ。火球が地面に着弾し、爆発が起きる。
ダンテ「うおおおおおおおっ!!」
炎と炎の間を駆け抜けながら、ダンテは魔人化して飛翔する。
サクリファ『貴様では、ナイトメアΩの復活は止められない』
ダンテ『本調子じゃないからって、甘く見るなよ!』
サクリファ『貴様・・・いったい何をするつもりだ!?』
ダンテは繭に突っ込み、中に入ってしまった。
ナイトメアΩはカマキリのような腕の鎌を振り下ろし、ダンテは両手で受け止める。
ダンテ『ぐぅぅぅぅっ・・・!』
ナイトメアΩの腕を受け止めるダンテの腕が紅く光り、その光はナイトメアΩへ流れ込んでいく。逆にダンテの身体には、紫色の光が流れ込む。その過程でダンテの身体に異変が起き、遂には全身が石像となってしまった。
サヤ「ダンテが・・・敗けた・・・?」
カイト「嘘だ・・・そんなの嘘だ!」
カイトはダンテを助けようとして、繭の方へ向かおうとする。だが それは、あまりにも危険な行為であるため、サヤがカイトを捕まえるようにして止めた。
サヤ「ダンテは敗けたの!」
カイト「敗けてない!そんなの信じない!」
サヤ「ダンテでも勝てなかったの!逃げるしかない!」
繭を突き抜け、3つの光が飛び出し どこかへ落下する。それはダンテの石像から解放された光だった。カイトは それを見逃さなかった。
そして、繭の中に居るナイトメアΩの様子も おかしかった。繭の中で暴れているのだ。
サヤ「苦しんでる・・・?」
ダンテから流れ込んだ光は、ダンテ自身の魔力だった。ダンテの魔力がナイトメアΩの復活を阻害し、ナイトメアΩは苦痛を感じていた。
苦しむナイトメアΩは、背中から火炎弾を無差別に発射する。その火炎弾は、サヤとカイトの方にも降ってきた。
カイト「うわぁーっ!!」
サヤ「カイトォオオ!!」
サクリファ『何て事を・・・!これでは復活させられない』
街からナイトメアΩの繭と浮遊物体が一瞬にして消え、街には一時的に静寂が戻った。
・・・・・・
*現在*
サヤ「私は、怖くなって逃げたの・・・。ダンテが敗けて、カイトもショックで声が出なくなって・・・私には どうする事もできなくて・・・!」
サヤは今にも泣きそうな顔をしていた。カイトも俯き、その時の事を思い出しているのだろう。
サヤはネロとバージルに視線を戻した。
サヤ「ダンテだって奴には勝てなかった。2人も戻れなくなるかもしれない!2人まで居なくなったら・・・私達は どうすればいいの?」
サヤの話を聞き終わり、ネロは ゆっくりとした足取りでサヤ達の方へ歩み寄る。そして、ネロは左手をカイトの頭に乗せた。その行動に、カイトは顔を上げてネロを見る。
ネロ「心配すんなよ、ダンテは敗けてない。俺達を・・・ダンテを信じてくれ」
ネロはサヤ達から離れ、バージルの方へ戻っていく。
ネロ「行くぜ親父!」
ネロとバージルから、光が爆発的に広がる。サヤ達は その眩しさに、目を瞑った。次に目を開いた時に、ネロとバージルが立っていた場所に2人が居ない。
上を見上げると、人ならざる存在が翼を広げて自分達を見下ろしていた。
ネロ『さぁ、勝ちにいこうぜ』
魔人ネロが、サヤ達にサムズアップを向ける。
魔人ネロと真魔人バージルが頷き合うと、飛翔して その姿は小さくなっていく。
サヤ「あの2人も、やっぱりダンテと同じなんだ・・・」
サヤと子供達が、魔人ネロと真魔人バージルが飛んでいった空を見詰めていると、突然カイトがサヤの手を取って引っ張り出した。
サヤ「どうしたの!?何が言いたいの?」
子供「多分、どこかに行きたいんだと思うよ」
子供「カイト、ずっと何かを探してたもん」
サヤ「それは、ダンテにとって大切な物なの?」
サヤの質問に、カイトは力強く頷いた。
・・・・・・
*採石場*
街を越え、山を越え、復活の時を待つナイトメアΩの繭がある採石場まで飛ぶ魔人ネロと真魔人バージル。
採石場へと着地すると、2人は魔人化を解除する。
目の前には2人を遥かに越える巨大な繭が佇み、黒く巨大な生物ナイトメアΩが蠢いていた。
繭を睨むように見ていると、上空に巨大な浮遊物体が現れた。
サクリファ『今頃 来ても もう遅い。ナイトメアΩが復活する!』
サクリファの声に呼応するように、繭が弾け飛んだ。中から復活したナイトメアΩが解放される。
ナイトメアΩは黒光りした身体をしており、蜘蛛のような下半身にカマキリのような上半身を有している。
ネロ「遅いか どうかは まだ分かんねぇぞ」
バージル「貴様に それを教えてやる」
ネロとバージルは同時に駆け、ナイトメアΩに向かって行く。
ナイトメアΩは2人に向かって、背中から火炎弾を発射してきた。着弾して爆発が巻き起こり、2人は炎の間を駆け抜ける。
バージル「俺が奴の注意を逸らす!お前は上から狙え!」
ネロ「分かった!」
ネロはデビルブリンガーの翼を広げて飛翔する。
地上を走るバージルの目の前に、火炎弾が着弾する。バージルは跳躍して爆炎を飛び越えると、着地と共に幻影剣を飛ばす。
ネロはレッドクイーンの切っ先を向けながら、ナイトメアΩへ急降下していく。狙い通りバージルに気を取られ、ネロには気付いていない。
ナイトメアΩの背中にある火炎弾を発射する器官に、レッドクイーンを突き立てる。
更に『イクシード』を発動して熱と炎で焼くと、レッドクイーンを引き抜き一旦 離れる。器官は爆発して破壊されたが、器官は もう1つある。まだ油断はできない。
ナイトメアΩから無数の細い触手が現れ、バージルは閻魔刀で斬擊を飛ばして斬り落とす。
・・・・・・
ネロとバージルが戦いを始めて しばらくしてから、1台のジープが採石場に到着した。乗っているのはサヤとカイトだった。
サヤ「カイト待って!」
カイトは到着するや否や、ジープから降りてスコップで地面を掘り出した。
サヤとカイトが来た事に、ネロも気付いた。
ネロ「どうして ここに!?ぐあっ!」
バージル「ネロ!・・・!」
ネロは空中でナイトメアΩの攻撃を いなしていたが、サヤとカイトに気を取られた隙にカマキリのような腕で吹き飛ばされた。
バージルの方にも もう片方の腕が迫る。閻魔刀で斬り飛ばそうとしたが、地面から触手が伸びてバージルの四肢を拘束した。
バージル「(地中からだと・・・!?)」
動けないバージルに、ナイトメアΩの腕が直撃して吹き飛ばす。
サヤ「カイト、何を探してるのか教えて!私も手伝うから!」
カイトはサヤを無視して、あちこちの地面を掘る。何を探しているにしても、小さなスコップで掘るには かなり大変だ。
カイトはサヤの腕を振り払い、また別の場所を探す。
遠くでは、空中で滞空したネロがナイトメアΩの腕をレッドクイーンで弾いて応戦しているのが見える。
カイトは探している物が中々 見付からず、遂には膝から崩れ落ちて泣き出してしまった。
サヤ「カイト・・・」
その時、カイトだけにダンテの声が聞こえた。
ダンテ『カイト・・・カイト・・・諦めるな』
カイトは顔を上げ、ダンテの声に背中を押されるように立ち上がり、また別の場所を掘り始めるとスコップが硬い何かに当たった。
手で砂利を払うように掘り進めると、魔具が現れた。出てきたのはキングケルベロスとバルログだった。
すると近くの地面に、魔剣ダンテが飛んできて突き刺さる。どうやら魔剣ダンテも、この世界に辿り着いていたようだ。
それにしても、キャバリエーレが見当たらないが・・・?
サヤ「剣?」
バルログ『カイトよ、よくぞ俺達を見付けてくれた』
サヤ「しゃ、喋った・・・」
バルログ『俺達を、魔剣ダンテをダンテの元に』
カイトは頷き、魔剣ダンテを引き抜こうとする。しかし、子供の力では中々 難しかった。サヤも手伝い、やっとの事で魔剣ダンテを引き抜き、勢い余って転んでしまう。
カイトは魔剣ダンテを引き摺るようにしながら、ダンテの元へ向かおうとするが、サヤが立ち塞がる。
サヤ「それを渡して。お姉ちゃんは、あの時 怖くなって逃げた。だけど もう逃げない。それを、お姉ちゃんに届けさせて」
カイトは少し考え、魔具をサヤに渡した。
サヤは乗ってきたジープに乗り、石像と化したダンテが倒れる場所へ向かう。
サクリファ『何をするつもりか知らないが、邪魔はさせん!』
サクリファの意思に従い、ナイトメアΩの触手がジープに襲い掛かる。サヤはハンドルを切りながら、必死に触手を躱していく。しかし、無数にある触手を躱し続けるのは難しい。
躱し切れなくなってきた その時、弾丸が触手を弾き飛ばした。倒れた状態で、ネロがブルーローズを撃って援護したのだ。
ネロ「行っけえええええ!!」
ネロの声援も受け、サヤはアクセルを踏み込みスピードを上げる。
サクリファ『鬱陶しい虫けらが!』
ナイトメアΩから発射された火炎弾が、ジープの近くに着弾する。爆風にジープが吹き飛ばされ、サヤも宙へ投げ出される。
サヤ「ダンテェ!カイトも!ネロとバージルも!私も!皆あなたを待ってる!戻ってきてー!」
空中で体勢を整えながら、サヤは魔具を投げた。魔具はダンテの石像へ吸い込まれるように飛んで行く。
ダンテ『サヤ!』
気付けば、サヤは地上に居た。
ネロ「この・・・!」
バージル「チッ・・・!」
ナイトメアΩに応戦していたネロとバージルは、巨大な腕に弾かれ崖になっている場所の側面に叩き付けられ追い込まれた。
ナイトメアΩは2人に向かって突進する。このまま2人を押し潰すつもりだ。
しかし、目と鼻の先で、ナイトメアΩの動きが止まった。崖の上で、真魔人ダンテがナイトメアΩを受け止めていた。
真魔人ダンテは、ナイトメアΩを押し返しながら飛翔する。
ネロ「戻ってきたか!」
バージル「手間の掛かる弟だ」
ネロはデビルブリンガーの翼を広げ、バージルも真魔人となり飛翔してナイトメアΩを押し返す。
ネロは真魔人ダンテを見ると、真魔人ダンテも見返して頷く。ネロも頷き返して応える。
3人で更にナイトメアΩを押し込んでいき、バランスを崩したナイトメアΩは ひっくり返って倒れた。
起き上がったナイトメアΩが、腕や触手を使って攻撃してくるが、真魔人ダンテ、ネロ、真魔人バージルは それらの間を飛び抜ける。
攻撃の隙を突き、エネルギー弾『ジ・オンブラ』、トムボーイで強化されたブルーローズ、幻影剣で反撃する。
サクリファ『なぜ人間を護ろうとする?生きる価値もない ちっぽけな虫けらを、何故そうまでして護ろうとする?』
ダンテ『お前ら悪魔ってのは、何も分かっちゃいないな』
バージル『確かに人間の肉体は弱い』
ネロ「だけどな、ちっぽけだからこそ、護らなきゃいけないんだろうが!」
サクリファ『そんなもの・・・!』
ネロ「お前が思ってる程、人間は弱くねぇ。これが俺達の・・・人間の力だ!」
真魔人バージルは地上に下り立ち、『次元斬』を放つ。
空中では、真魔人ダンテが球体状の空間に敵を閉じ込め内部から炸裂させる『デモリション』を発動し、ネロが『チャージショット』を撃つ。3人の攻撃を受けたナイトメアΩは倒れ、動かなくなった。
真魔人ダンテとネロも地上に下り立ち、ダンテとバージルは真魔人化を解除した。
そこに、どこからかバイク形態のキャバリエーレが走ってきた。今まで何してたんだ?
ネロはダンテとの久しぶりの再会に、どう言葉を掛けようかと迷っていたが、先にダンテが口を開いた。
ダンテ「よく来たな」
ネロ「軽いな」
ダンテ「何はともあれ、助かったぜ」
ネロ「皆 心配してたぞ」
ダンテ「・・・だろうな。バージル、お前まで来るとは思わなかったぞ」
バージル「お前が居なければ話にならんからな」
サクリファ『よくも・・・よくもナイトメアΩを!』
再会の余韻に浸る暇も与えないかのように、サクリファの声が響く。
ダンテ「おっと、まだ親玉が残ってたな」
サクリファ『ナイトメアΩの力は こんなものではない。お前達が倒したのはサナギだ。ナイトメアΩの、真の姿を見せてやろう!』
黒い巨大な浮遊物体がブロック状に分解され、その全てが動かないナイトメアΩに吸収されていく。ナイトメアΩの身体が殻を破るように弾け飛ぶと、中からナイトメアΩの特徴を残した人間サイズの人型悪魔が現れた。
同時に、空には暗雲が立ち込める。
人型となったナイトメアΩから、サクリファの声が響く。
サクリファ『これこそが、ナイトメアΩの真の姿!究極の神だ!』
バージル「・・・神だと?」
ネロ「何が究極だ。さっきより断然 迫力不足だぜ!」
ダンテ、ネロ、バージルは一斉にサクリファに斬り掛かる。すると、ナイトメアΩは一瞬で姿を消し、3人の剣が空振る。
ネロ「どこだ!?・・・ぐあっ!」
ナイトメアΩが どこに行ったのか周囲を警戒していると、ナイトメアΩがネロの背後で現れ後ろから殴り飛ばされる。
ベオウルフを装備したバージルが格闘戦を挑むが、ナイトメアΩは また姿を消し、今度はダンテの前に現れラリアットを喰らわせる。
バージルがダンテの方を向くが、その時には既にナイトメアΩが横に立っていた。ナイトメアΩの両手の間から発射された火炎弾に、バージルが吹き飛ばされる。
ナイトメアΩは3人に向かって走ってくる。
バージル「背中合わせだ!」
ダンテ、ネロ、バージルは背中合わせになり、どこから来ても対処できるようにする。
ナイトメアΩの姿が消え、ネロの前から走ってくる。
ネロ「こっちから来る!」
ダンテ「いや、こっちだ!」
バージル「どれも違う」
ネロの前から姿を消すと、ダンテの前に現れた。
また姿を消すと、バージルは閻魔刀を自身の前に突き出す。すると、バージルの前に現れたナイトメアΩの胸に突き刺さった。
バージル「甘かったな。・・・!」
閻魔刀に貫かれた状態でナイトメアΩが また姿を消し、3人の前にランダムで姿を現しながら至近距離で攻撃を仕掛けてくる。
ナイトメアΩがダンテに蹴りを入れようと足を振り上げる。ダンテは そこに魔剣ダンテの刃を ぶつけようとするが、それは空振りに終わり、ナイトメアΩの蹴りがネロに入る。
膝を突くネロが反撃にレッドクイーンを振るが、姿を消してバージルの前に現れる。
姿を消したと思えば、次の瞬間には別の場所に現れる その能力に、ダンテ、ネロ、バージルは翻弄され続ける。
3人から離れた場所に現れたナイトメアΩの両手の間に、炎が集まる。
火炎弾を撃ってくると予測し、それを潰すためにダンテとネロは『チャージショット』を撃ち、バージルはミラージュエッジで『ドライブ』を放つ。
ナイトメアΩが消え、銃弾と衝撃波が空を切ると、3人は背後から火炎弾を受けてしまった。3人は膝を突き倒れてしまう。
サクリファ『究極の神に勝つ事など不可能だ。私は この世界の支配者となるのだ!』
サクリファの声に呼ばれるように、ナイトメアΩの周りに有象無象の悪魔が現れる。その有象無象の悪魔が、ダンテ達を殺すために にじり寄ってくる。
戦いを遠目で見ていたサヤとカイトは、不安そうな表情でダンテ達を見詰めている。
サヤ「もう・・・もう終わりなの・・・?」
サヤは膝から崩れ落ちる。ダンテが戻り3人で力を合わせても、勝てないのかと絶望しかける。
?「諦めてはなりません」
誰かの声が聞こえ、サヤとカイトは後ろを振り返った。そこには見知らぬ14人の女性と少女、鷲のような鳥、黒豹、1つ目の巨人、2匹の白銀の狼が居た。
次回も よろしく お願い致します!