176話です!どうぞ!
*採石場*
サナギだったナイトメアΩとサクリファが融合し、究極体となったナイトメアΩの前に倒れるダンテ、ネロ、バージル。
サクリファ『究極の神に勝つ事など不可能だ。私は この世界の支配者となるのだ!』
サクリファの声に呼応するように、ナイトメアΩの周りに有象無象の悪魔が現れる。その有象無象の悪魔が、ダンテ達を殺すために にじり寄ってくる。
戦いを遠目で見ていたサヤとカイトは、不安そうな表情でダンテ達を見詰めていた。
サヤ「もう・・・もう終わりなの・・・?」
サヤは膝から崩れ落ちる。ダンテが戻り3人で力を合わせても、勝てないのかと絶望しかける。
?「諦めてはなりません」
誰かの声が聞こえ、サヤとカイトは後ろを振り返った。そこには見知らぬ14人の女性と少女、鷲のような鳥、黒豹、1つ目の巨人、2匹の白銀の狼が居た。
サヤ「だ、誰?」
妙高「私達は艦娘です。戦いは まだ終わっていません」
セリーナ「妾は魔女だ」
その正体は、Devil May Cry鎮守府の妙高型、飛鷹型、白露型、セリーナ、3体の悪夢、フレキ&ゲリだった。
“鎮守府や艦娘は、深海棲艦は どうなった?”
サヤ「もしかして・・・ネロが言ってた・・・」
妙高は微笑みながらサヤに頷く。
飛鷹「艦載機 発艦!」
隼鷹「ひゃっはー!私もやっちゃうよ!」
飛鷹型の艦載機が爆撃を行い、有象無象の悪魔を吹き飛ばす。
ナイトメアΩから、サクリファの忌々しそうな声が響く。
サクリファ『どれだけ抵抗しようとも、この神には勝てん!』
バージル「それは どうかな」
ダンテ「言っただろ、“何も分かっちゃいない”ってな」
ネロ「俺達に・・・限界はねぇ!」
立ち上がったダンテ、ネロ、バージルの身体が光り、3人は魔人の姿へと変わる。
艦娘達とセリーナ、3体の悪夢とフレキ&ゲリは戦場へと走り出し、3体の魔人と並び立つ。
妙高「提督、周りに居る悪魔は我々が引き受けます。3人は あの
妙高の言葉に真魔人ダンテと魔人ネロ、真魔人バージルは頷き了承する。
『やぁあああああっ!!』
艦娘達は有象無象の悪魔を相手に戦いを始める。
ナイトメアΩは空を飛び、3体の魔人も それを追い飛翔する。戦いながら街の方へと移動していく。
サヤとカイトは、ダンテ達を追って街に向かった。
足柄「フレキ、ゲリ、敵の前線を崩すのよ!」
フレキ&ゲリが悪魔の大群に突っ込み翻弄する。その隙に艦娘達が砲撃し、セリーナが魔力弾を飛ばす。
那智「何だ お前は!私に近付くな!」
至近距離まで近付いてきたヘルカイナが、手に持つ鎌で斬り掛かってきた。那智は咄嗟に鎌の柄の部分を掴み、鎌の奪い合いになる。
鎌の対処に手間取っていると、砲弾が飛んできて爆ぜた。那智も爆煙の中に消える。
那智「ゴホッ、ゴホッ、妙高姉さん、私まで殺すつもりか!?」
妙高「ちゃんと悪魔を狙ったわよ」
那智「まったく、困ったものだな!」
文句を言いながら、那智はヘルカイナから奪った鎌を振るい、他の悪魔を斬り捨てる。
那智「うん、こういうのも悪くないな」
どうやら気に入ったらしい。
白露型もシャドーと連携し、有象無象の悪魔を駆逐していく。
涼風「てやんでーい!次の悪魔 来やがれってんだ!」
五月雨「あ、待ってよ~!」
砲撃に吹き飛ばされたヘルアンテノラが起き上がると、両手に持つ大鉈を振り回しながら白露、時雨、村雨、夕立、春雨に向かって突っ込んできた。
白露「急に何!?」
村雨「よ、避けて!」
春雨「危ない!」
夕立「時雨!」
白露、村雨、夕立、春雨は逃げたが、時雨は避ける事もできず斬られてしまった。しかし、斬られた時雨の身体が影となる。
時雨「甘いよ」
ヘルアンテノラの背後から、本物の時雨が現れ砲撃で吹き飛ばす。
斬られた時雨は、時雨の姿に変身していたシャドーだった。時雨はシャドーの能力を活かし、囮に使っていた。斬られたのが時雨ではないと分かり一安心だ。
白露「時雨、今の どうやったの!?」
時雨「シャドーの能力だよ」
村雨「いつの間に、そんな事できるようになったの?」
時雨「皆には内緒で、シャドーと特訓してたんだ」
時雨は皆に隠れ、密かにシャドーの能力を活かした戦術を編み出すための特訓をしていた。その甲斐もあり、実戦にも使えていた。
羽黒「ナイトメアさん、パンチ!そっちにもパンチ!ビーム出してください!こっちからも来ます!もうできるやつ全部やってください!もう嫌ああああ!!」
夕立「羽黒さん、テンパり過ぎっぽい」
村雨「あれじゃあナイトメアも大変ね」
羽黒はナイトメアの肩に乗って指示を出していたのだが、誰よりも悪魔に囲まれていた。その多さに指示も投げ遣りになり、ナイトメアも大変だ。
涼風「誰か こっち来てくれー!」
五月雨「囲まれちゃいました~!」
白露「何やってんの!?」
余所見をしてる間に、涼風と五月雨が悪魔に囲まれていた。姉妹艦は急いで そちらを助けに行く。
隼鷹「お酒 呑みたーい・・・」
飛鷹「終わってからにしなさい!グリフォン、全部 纏めて吹き飛ばせるような大技ないの?!」
グリフォン『出せたら もうやってるっての!そっちこそ全部 纏めて吹き飛ばせるような爆弾 持ってねぇのかよ?!』
飛鷹「核兵器でも使えっての?!ある訳ないでしょ!」
隼鷹は お酒という名の燃料が切れ始めて士気が下がっていく。それを咎めつつ、飛鷹とグリフォンは喧嘩しながら悪魔を蹴散らす。
・・・・・・
*街*
街で4体の悪魔が飛び回り、戦いは続いていた。
ナイトメアΩは飛行しながら火炎弾を撃つ。正面から飛行する真魔人ダンテも、『ジ・オンブラ』を撃ち火炎弾を相殺する。2体の間で爆発が起き、真魔人ダンテとナイトメアΩが空中で交差する。
*工場*
子供「何あれー?」
子供「スゲー!」
工場近くの土手の上から、子供達は街で瞬く戦いの光を見ていた。かなり遠いが、それでも爆発などは よく見えていた。
*街*
ナイトメアΩが地上に下り立ち、真魔人ダンテと魔人ネロ、真魔人バージルも地上に下り立つ。
同時に、ダンテ達の魔力が切れて元の姿に戻る。
3人はデビルスターを使い、身体が紫色の光に一瞬だけ包まれる。3人の魔力が瞬時に回復する。
街にサヤとカイトが到着すると、2人はダンテ達が よく見えるビルの屋上に移動する。屋上に着いたサヤの手には、拡声器が持たれていた。
サヤ「ダンテー!ネロー!バージルー!」
ダンテ「・・・何だ?」
ネロ「あいつら、また こんな所まで来て・・・」
バージル「ふむ・・・?」
サヤ「私がー!サポートするからー!指示に従ってー!」
バージル「おい、あの女は何を言っている?あの女に何ができると言うんだ?」
ネロ「またムチャするつもりじゃないだろうな」
ダンテ「何か考えがあるんだろ?サヤに任せるぞ」
ネロ「本気かよ?」
ダンテ「ここはサヤのホームグラウンドだ」
ダンテは知っている。この世界から人々が消えてから、サヤは悪魔に襲われながらも1人で子供達を護りながら、食料などの物資を調達していた。そのために悪魔に対処するための仕掛けを街に施している事も。
サヤ「走ってー!」
ダンテ「ネロ、バージル」
ネロ「俺達2人でか?」
バージル「お前は動かないのか?」
ダンテ「いいから行けって」
ネロとバージルは左右に別れて走る。
指示に従ってくれた事に、サヤとカイトは喜んでいた。
サヤ「いいよ!そのまま回り込んで!」
ブルーローズと幻影剣で攻撃しながら、ナイトメアΩの横に回り込んでいく。ナイトメアΩは、バリアを張って防ぐが、ネロとバージルは攻撃を続けながら走る。
サヤ「止まってー!」
ネロ「パンチライン!」
バージル「散れ!」
スライディングしながら止まり、ネロはパンチラインを射出。バージルは『次元斬』を繰り出す。すると、ナイトメアΩの姿が消えた。次に現れた場所は、ダンテの後方だった。
ナイトメアΩの両手の間に炎が集まり、ダンテに火炎弾を撃とうとする。
そのタイミングで、サヤは何かのスイッチを押した。ナイトメアΩの足下で爆発が起き、地面が陥没してナイトメアΩの足が埋まる。
サヤ「足元に ご注意ー!」
ダンテ「Drive!」
バランスを崩したナイトメアΩに、ダンテが放った紅い衝撃波『ドライブ』が直撃する。
ここから、魔剣士達の怒涛のラッシュが始まる。
また瞬間移動されない内に、ベオウルフを装備したバージルがナイトメアΩの懐に飛び込む。
まだ状況が飲み込めていないナイトメアΩに、ベオウルフによる高速の連続パンチを叩き込む。拳が当たる度に、白い光が瞬く。
バージル「フンッ!」
最後に、アッパーを入れ空に打ち上げる。
バージルの肩を踏み台に、バルログを装備したダンテが跳躍する。空中で逆さまになり、ナイトメアΩに連続キックを入れながら上昇する。
ダンテ「ハアアアアア!ハアッ!」
最後に、両足で渾身の蹴りを入れて更に打ち上げる。
天高く舞い上がるナイトメアΩを追って、デビルブリンガーの翼を広げてネロが追う。
追ってくるネロに火炎弾を幾つも放つが、ネロは それを躱してレッドクイーンを振り、ナイトメアΩを通り過ぎ様に一閃する。
デビルブリンガーでナイトメアΩを引き寄せ、レッドクイーンで連続斬りを繰り出した後、ナイトメアΩの身体を貫き力一杯レッドクイーンを振り下ろす。レッドクイーンが抜け、ナイトメアΩは落下して地面に叩き付けられる。
サクリファ『貴様ら如きに・・・!』
ナイトメアΩの両手の間に、今まで以上の炎が集まり特大の火炎弾が生成される。
ダンテ、ネロ、バージルは再び悪魔の姿へと変わり、ナイトメアΩから特大の火炎弾が発射される。
ネロ「これで・・・終わりだ!!」
レッドクイーンと悪魔の腕から繰り出される風の斬擊『マキシマムベット』が、火炎弾を押し返す。
更に真魔人ダンテは無数のエネルギー光弾『ザ・ルーチェ』、真魔人バージルは『次元斬・絶』を繰り出す。
『次元斬・絶』の次元を切り裂く斬擊を受け、ナイトメアΩの時が止まる。そこに『ザ・ルーチェ』が命中し、火炎弾を押し返してきた『マキシマムベット』を諸に受ける。
真魔人バージルが閻魔刀を納刀すると、ナイトメアΩの時が動き出した。
サクリファ『なああああああ!?』
3体の魔人が繰り出せる最強の技を全て喰らい、ナイトメアΩは無数の光を解き放ちながらサクリファと共に消滅した。
光は世界中の地上に降り注ぎ、人間や動物の姿へと変わる。その光はナイトメアΩ復活の糧にされていた、この世界に生きる命だった。
暗雲が立ち込めていた空にも青空が戻る。
・・・・・・
サヤが面倒を見ていた子供達が、街の方にある土手の道を走っている。子供達とは逆の方角からは、複数の大人達が走ってきている。子供達は、両親との再会を果たす事ができた。
そしてサヤも・・・
サヤ「お姉ちゃん!」
家族と抱き締め合いながら再会を喜び合った。
そんな風景を、ダンテ達は笑って見守りつつ話していた。
バージル「それにしても、よく ここに来れたものだな」
セリーナ「お前達の魔力を辿って どうにか来れた」
ネロ「けど、何で皆が こっちに?」
ネロの問い掛けに、白露は自分達 艦娘が こちらに来た理由を思い出し、急に慌て始めた。
白露「そうだった!鎮守府が大変なの!」
艦娘達の話では、中将が大本営から憲兵隊を引き連れて、Devil May Cry鎮守府の艦娘達を拘束して解体するために来たらしい。
横須賀鎮守府と呉鎮守府、宿毛湾泊地の提督は、命令違反の出撃と深海棲艦の ほっぽを匿っている事を秘密にしてくれていたのだが、何故か大本営にバレていた。
Devil May Cry鎮守府に駐屯している憲兵達が正面ゲートで抵抗し、艦娘達が出入り口を固めて立て籠って耐え忍んでいるらしい。
自分達では どうする事もできず、提督であるダンテを急遽 迎えに来る事になったそうだ。
ネロ「それマズいじゃねぇか!?早く戻ろうぜ!」
セリーナ「妾も この手の話は分からんのでな、すぐに見付かって良かった。さぁ、戻るぞ」
夕立「提督さんも急ぐっぽい」
涼風「提督が居なきゃ話にならねぇ」
セリーナが次元の狭間への入り口を開き、鎮守府に戻るために順に入っていく。
ダンテ「・・・フッ、元気でな」
最後に残されたダンテは、家族と再会を喜び合っているサヤ達を1度 見てから、次元の狭間へと入った。
サヤは姉から離れ、ダンテ達の方を見る。しかし、そこにはダンテ達の姿が無く、サヤは不思議そうな顔をしていた。
*次元の狭間*
次元の狭間では、ダンテ達は宙に浮きながら移動していた。目指すは艦娘達の世界だ。
セリーナの先導で移動していると、また重力嵐に巻き込まれた。
セリーナ「互いの手を掴め!絶対に離すな!」
皆は互いの手を取り、離れ離れにならないようにする。ここで はぐれてしまっては、面倒なんて話では済まない。
夕立「な、何か おかしいっぽい!」
ダンテ「セリーナ、俺達だけ違う方に流されてるぞー!」
手を掴む前に、ダンテと夕立だけ違う方向に飛ばされ始めていた。このままでは また はぐれてしまう。
セリーナ「お前は どうして すぐに迷子になるんだ!」
ダンテ「夕立、俺達 迷子になるってよ」
夕立「残念っぽい」
セリーナ「諦めてんじゃない!早く戻れ!」
重力嵐に巻き込まれ、元の世界に戻る処の話ではなくなってしまった。この調子で間に合うのだろうか?
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府 正面ゲート 1月31日 15:45*
正面ゲートの外側では、Devil May Cry鎮守府の憲兵達が大本営から来た憲兵隊に拘束されていた。
正面ゲートの門は固く閉ざされ、タンスやら何やら重量のある物で塞がれて入れない。
中将「まったく、手間を掛けさせよって。これも どこの馬の骨とも分からぬ外人の影響か」
42号「ダンテ提督を悪く言わないでください!」
1号「加賀さんや那珂ちゃんを解体なんてさせません!彼女達は、やるべき事をやってるだけです!」
憲兵達は必死に抵抗するが、拘束が解かれる事もなく、中将も聞く耳を持たない。
もう、いつ正面ゲートが破られても おかしくない状況だった。
中将「すっかり毒されよって。おい、ここを開けろ!お前達の解体処分は免れんぞ!大人しく出てこい!」
中将の怒声を聞きながら、艦娘達は立て籠っていた。
瑞鶴「ねぇ、大本営に逆らったら どの道 私達 終わりなんだけど。どうするのよ?」
加賀「だから妙高達が提督を迎えに行ってるんでしょうが」
瑞鶴「提督さんが戻って どうにかなるわけ?!」
巻雲「ネロさんとバージルさんは先に行ったんですよねぇ?ちゃんと戻ってこれるでしょうか?」
龍驤「今は信じて待つしかない。瑞鶴も、自分達で決めた事やねんからギャーギャー喚きな」
瑞鶴「だって!」
赤城「今は・・・耐えるだけです」
正面ゲートの外側では、中将が そろそろ痺れを切らして憲兵隊が突入しようとしていた。
中将「ふむ・・・このままでは埒が空かんな。門を破れ!艦娘は全員 残らず捕らえろ!」
憲兵隊が門を破ろうと準備を始めると、門と憲兵隊の間に光の柱が高速で下りてきた。その衝撃に、中将と憲兵隊は後方に吹き飛ばされた。
光が消えると、別の世界に行っていた者達が立っていた。
1号「ダンテ提督!」
陽炎「嘘、司令が戻ってきたの!?」
ダンテ「何だ何だ?パーティーの途中だったか?」
中将「貴様・・・ノコノコと戻ってきたのか・・・!」
起き上がった中将は、忌々しそうにダンテを睨む。
門の向こう側からダンテの声が聞こえ、艦娘達もダンテが戻った事に喜んでいた。
しかし、まだ油断を許さない状況で、気持ちが先走る者が居た。
島風「提督、戻ったの?提督!」
鳳翔「島風ちゃん、ダメッ!」
天津風「島風!」
島風は門を塞ぐ物を退かし、門の外側に出てしまった。
ダンテの姿を見ると、一直線にダンテに飛び付いた。
島風「提督!」
ダンテ「おー、元気だったか?」
中将「門が開いたぞ!突入しろ!」
島風が門を開けてしまったのをチャンスと見た中将は、憲兵隊に突入を命じる。憲兵隊は鎮守府内に雪崩れ込もうとした。
すると、ネロとバージルが動いた。ネロは格闘戦で憲兵隊を殴ったり蹴りを入れる。バージルは鞘に納まったままの閻魔刀で殴り飛ばしていく。ものの数秒で、憲兵隊がネロとバージルの2人の手で全滅した。それを見て、中将はギョッとした顔で驚愕していた。
驚く中将に向かって、ダンテがアイボリーの銃口を向けた。相変わらず島風が抱き付いているので、格好は付かない。
ダンテ「チェックメイトだな。そっちの憲兵達を解放してもらおうか」
中将「き、貴様、私が誰か知っての行動だろうな?!」
ダンテ「さぁな、興味ねぇよ」
中将「私は中将だ!貴様の上官だぞ!こんな事をして許されると思っているのか?!」
ダンテ「昔から言ってるけどな、俺は軍人になった覚えはない。それに、お前の許しは求めてない」
中将「これは反逆行為だぞ!ここの艦娘達の解体は決定事項だ!お前らみたいな外人が、日本海軍の品位を落とすのだ!」
ネロ「外人外人って うるせぇな。俺達からしたら悪口だぞ」
ネロとバージルもダンテの横に並び立ち、喚く中将に冷ややかな視線を送り、ダンテも薄ら笑いを浮かべる。
ダンテ「1つ教えてやる。ここじゃ俺がルールだ。ここは・・・“Devil May Cry”鎮守府だ!!」
ダンテの怒声で、空気がビリビリと震える。威圧された中将は、憲兵隊を連れて一旦 大本営に戻る事にした。
中将は諦めずに また ちょっかいを掛けてくるだろうが、難しい事は その時 考える事にした。
解放された憲兵達の中で、1号が代表でダンテに謝罪してきた。
1号「提督、我々が居ながら申し訳ありません・・・」
ダンテ「いや、俺が戻るまで よく持ち堪えてくれた。それより、お前らも反逆者になっちまったが良かったのか?」
1号「自分達はダンテ提督に付きます」
ダンテ「そうかい」
『提督!/提督さん!/司令!/司令官さん!/司令官!ネロ!/ネロさん!/バージル!/バージルさん!』
もう安全だと確認できた艦娘達が、鎮守府の敷地から一斉に飛び出してきた。ダンテとネロ、バージルは、艦娘達と ほっぽに囲まれ揉みくちゃにされた。
ダンテ「こいつらに絡まれるの久し振りだけど、メンドクセー・・・」
バージル「鬱陶しい、離れろ!」
どさくさに紛れて、ネロはニコに殴られた。
ニコ「遅いんだよバカ!」
ネロ「イテェな、殴るなよ!それにバカって言った方がバカらしいぞ!」
ニコ「幾らでも言ってやるよ!バカ!カス!ボケ!オタンコナス!アホンダラ!」
ネロ「言い過ぎだろ!」
何はともあれ、ダンテが やっと鎮守府に帰還した。問題は山積みだが、一先ず めでたしめでたしである。
ちょっと戦いばかりで疲れたので、次回は楽しい雰囲気の お話を挟みたいと思います。
次回も宜しく お願い致します!