182話です!どうぞ!
*フォルトゥナ 2月14日 10:03
Devil May Cryの世界にあるフォルトゥナでも、バレンタインという事もあり、町には いつもより活気があった。
ネロ達も、今日は少しだけ贅沢な食事をしようという事になり、ネロとニコが買い出しに来ていた。
町にある店にも、普段とは違う品揃えで営業していた。今日のために、店主がフォルトゥナの外まで行って仕入れていたようだ。
ネロ「そっちにあるのも頼む。あ、そこのチョコも一通り入れてくれ」
店主「はいよ!」
店主がテキパキと、言われた品を茶色い紙袋に詰めていく。
ニコ「ネロ、キリエに花でも買わないと嫌われるぞ~」
ネロ「そうだな、帰りに花屋も寄るか」
ニコ「私も期待してるからな?情熱的なプレゼント」
ネロ「何で お前にまで・・・」
ニコ「いつも助けてやってるだろ?不機嫌になったレッドクイーンを使えるのも、全部 私の お陰なんだぞ」
ネロ「居候のくせに威張んなよ・・・」
会計が終わるのを話しながら待っていると、店主が妙な話を切り出した。
今朝、仕入れの帰りに見慣れない人を見たそうだ。その人物はフォルトゥナ城の方角へ向かおうとしていたので呼び止めたが、““大丈夫”とだけ言い残し行ってしまったらしい。
店主「この町じゃ見ない人だったから、外から来たのかもしれねぇな。白衣を着た老人なんだが、もしかしたら学者か医者かもな」
ネロ「医者がフォルトゥナ城に用があるとは思えないな」
もし学者なら、フォルトゥナの歴史や文献を求めて来た可能性もある。
しかし、以前と違ってフォルトゥナの周辺で悪魔の出現率は減っていると言っても、安全と言える訳ではない。今でも時々、悪魔が出る事はあるのだから。
店主「ちょっと心配だろ?お前さん、ちょっと見に行ってくれねぇか?何たって便利屋だしな」
ネロ「ちょっと心配だな。そっちは俺に任せてくれ」
ニコ「私も行こうか?」
ネロ「迷子 探すだけだから1人でいいよ。ニコは荷物の方を頼む」
ニコ「車で来て良かった」
店主「んじゃ頼むぞ。ほい、お釣り」
会計を済ませ、ネロは1度バンに戻った。
車内からレッドクイーンとデビルブレイカーを幾つか取り、白衣を着た老人を探しにフォルトゥナ城へ向かった。
・・・・・・
*カエルラ港*
居住区を抜け、カエルラ港まで来た。
港には跳ね橋があり、フォルトゥナ城に行くには跳ね橋を渡って第1採掘場に行く必要がある。
しかし、跳ね橋は上げられており、下ろさなければ行けない状態だった。
ネロ「何だか、ダンテと初めて会った日を思い出すな」
ダンテが教皇を襲撃した日も、上司でもあったクレドにダンテの追跡を命じられ、ここを通ったものだ。あの日は町に悪魔が溢れ、追跡の道中は戦いの連続だった。
橋を下ろすため、貨物倉庫の中に入る。
跳ね橋を下ろす装置は上にあるので、ネロは自身の脚力でジャンプして上に向かい、装置がある場所に到着する。
以前は操作しても反応せず、弾丸を撃ち込んで破壊して下ろした。今では それも、修理されている。
ネロ「拗ねずに動いてくれよ~」
装置を動かすと、跳ね橋が下りていく。修理された事もあるからか、今回は素直に動いてくれた。
貨物倉庫を出てカエルラ港に戻り、橋を渡り その先の坑道を通って第1採掘場の中に入る。
少し拓けた場所に出ると、数体のスケアクロウが現れた。
ネロ「なぁ、白衣を着た迷子を探してるんだ。知らないか?」
話し掛けても答えが返ってくる事はないのは分かっている。それでも1人だと、独り言のように話し掛けないと退屈で仕方がない。
スケアクロウは返事の代わりに、一斉に襲い掛かってきた。
ネロ「そうかよ!」
オーバチュアからワイヤーが射出され、スケアクロウの1体を貫く。そのまま引き寄せ、近付いてきたところを蹴り飛ばす。蹴り飛ばされたスケアクロウは、他のスケアクロウを巻き込みながら吹き飛ぶ。
スケアクロウが倒れている隙に、ネロはレッドクイーンで斬り掛かる。現れたスケアクロウは、それほど時間が掛からずに消滅した。
ネロ「知らないなら邪魔すんなよウゼェな」
*フェルムの丘*
第1採掘場を抜けると外に出た。そこはフェルムの丘と呼ばれる場所だ。
ここには以前、アグナスが建造した魔界と繋がる地獄門が建っていた。動力には、ダンテが手に入れた魔具ルシフェルが使われていた。
その地獄門から、炎獄の覇者ベリアルが現れ戦った。あの時は逃げられたが、また現れた時にダンテが倒したと聞いている。
ネロは思い出に浸るのをやめ、奥にある別の坑道に入る。その道は第2採掘場へと繋がっている。
第2採掘場を抜けると、下が崖になっている細い道を通る。以前はフォルトゥナ城にあった地獄門の影響で、猛吹雪で雪が積もっていたが、今は岩肌だけの殺風景な光景が広がっている。
以前は橋があった場所まで来たが、今は崩れて無くなっている。
ネロ「年寄りが行ける場所じゃないけどな・・・」
崖の下に下りて そのまま真っ直ぐ進むと、巨大な城が現れた。フォルトゥナ城だ。
フォルトゥナ城 正面の扉を開け、ネロは中に入った。
*フォルトゥナ城 光の広間*
フォルトゥナ城の中は今でも僅かな灯りがあり、それが また、気味の悪い雰囲気を演出している。
ネロは西側にある扉を開け、大回廊へ出る。
大回廊を抜けて、『修練の塔』と呼ばれる場所に来た。この先には螺旋階段があるのだが、その手前の床が抜けている。
ネロ「あっちこっちボロボロだな・・・よっ!」
ネロは跳躍し、デビルブリンガーの翼を広げながら滑空する。螺旋階段に着地すると、階段を駆け上がっていく。
道なりに進み、光の広間の2階に到着した。
2階の東側の扉を開け、更に進む。この先には資料展覧室があり、先ずは そこに向かってみる。道は一本道だ。迷う事はない。
*資料展覧室*
資料展覧室に入ると、探していた白衣の人物を見付けた。ネロに背中を向ける形で立っているため、顔は見えない。
ネロが来た事に気付いていないのか、振り返る事もなく書物に視線を落とし続けている。
ネロ「よく こんな所まで来たな。熱心に お勉強か?けど、1人で来たのは感心しないな。この辺だって安全って訳じゃない」
そう言って話し掛けるが、白衣の人物は振り返る事も言葉も返す事もなかった。無視された事に少しイラッとしたが、ネロは我慢して更に話し掛ける。
ネロ「おい、聞いてるのか?」
白衣の人物は やっと振り返った。その人物は店主から聞いていた通り老人で、やはりネロも見た事がない顔だった。フォルトゥナの外から来たのは間違いない。
老人「君も1人のようだが?ネロ君」
ネロ「何で俺の名前を・・・?」
フォルトゥナの外から来る者は、大概が胡散臭い連中だ。ネロの名前を知っている事も含め、この老人も例に漏れず胡散臭い人物のようだ。
老人「ハハッ、君の事なら何でも知ってるよ。魔剣士スパーダの血族、バージルの息子、その双子の弟ダンテ━━」
更に老人の口からはレディ、トリッシュ、キリエ、ニコ、艦娘、そして この世界や艦娘の世界での戦いに関する事まで出てくる。
ネロは目の前の老人に不信感を抱き、あからさまに険しい顔で睨む。
ネロ「お前、何者だ?」
老人「何者と言われてもなぁ、ただの勉強熱心な死に損ないだよ」
ネロは飄々と答える老人を、ここから引っ張り出すために近付いていく。詳しく話を聞くのは、町に連れ帰ってからにする事にした。
老人を掴もうと腕を伸ばした次の瞬間、ネロが投げ飛ばされ床に倒れていた。一瞬の事で、ネロは何が起きたのか すぐに理解できなかった。
老人「ハハハ!愉快 愉快!愉快なデビルハンターだ!」
老人は倒れるネロを見て笑っていた。笑われるのが腹立たしいネロは すぐに起き上がる。
ネロ「おいジジイ!何しやがる!」
起き上がってネロが見たのは、老人が床に落ちたレッドクイーンを拾おうとする光景だった。投げ飛ばされた時に、ネロから離れて落ちてしまっていた。
直後、ネロは驚く事になる。老人が、片手でレッドクイーンを持ち上げたのだ。レッドクイーンは大の大人でも、両手を使わなければ持ち上げられない程に重量があるというのに。それを、この老人は軽々と片手で持ち上げた。
更に老人は何を思ったのか、レッドクイーンを振り回して剣舞を披露する。それを見て、ネロは唖然としていた。最早この老人が、普通の人間ではない事は明らかだ。
ネロ「おい何してんだ?返せジジイ!」
一通り振り回すと、老人は満足そうな顔でレッドクイーンを見詰めた。
老人「中々おもしろい物を使ってるな。研究材料に持って帰りたい。これ、くれないかな?」
ネロ「ふざけんな!」
ネロは立ち上がり、老人に掴み掛かる。老人はヒョイヒョイとネロの手を躱していく。
躱しながら老人は、ネロに向かってレッドクイーンを横向きにして投げる。ネロは咄嗟にレッドクイーンをキャッチするが、レッドクイーンに気を取られた事で、ネロの胸に老人の掌底打ちが入り吹き飛ぶ。
老人「こんな初歩的な戦法に引っ掛かるとは、まだまだ若いな。父親とも戦い、自分の中に眠る力に覚醒して強くなったんじゃないのかい?」
ネロ「この・・・!」
この老人が言う“父親”がバージル自身の事なのか、それともユリゼンの事なのかは判らないが、ネロの力についても知っているようだ。
ネロが立ち上がると、老人の両サイドで空間が歪み、中からビアンコアンジェロが4体 現れる。
ネロ「お前・・・悪魔か!」
ビアンコアンジェロは槍を持ってネロに突撃する。その攻撃を避けながら、ネロは魔石の指輪を使おうとする。
老人「ネロ君、その指輪は使ってはいけない。それを使うという事は、君が君でなくなる事を意味する」
ネロ「どういう意味だ?!」
ネロの問い掛けに答えず、老人は出口に向かっていく。追い掛けたいが、ビアンコアンジェロの攻撃に対処するのに忙しく行けない。
老人「ルキフェルスに利用されたくなければ、忠告は聞いておくべきだよ」
ネロ「っ・・・待て!」
老人は それだけ言い、資料展覧室から出ていってしまった。
老人「(ネロ君が あの調子では、最悪の事態は避けられそうにないな。もしもの時は、キリエ君に・・・)」
この老人はルキフェルスの事まで知っている。彼は何を知り、何を隠しているのだろう?
ビアンコアンジェロの攻撃を防ぎながら、ネロは緑の魔石の指輪を嵌める。
緑の魔石の指輪は、持つ者に風の力を与え、通常よりも俊敏な動きができる能力を与える。
ビアンコアンジェロがネロに向かって槍の切っ先を向けながら、一斉に突撃してくる。
ネロ「邪魔・・・すんなぁああああ!!」
ネロはその場で回転斬りを繰り出すように回りながら、レッドクイーンを振るとネロを中心に風が渦巻く。ビアンコアンジェロは吹き飛び、身体である鎧がバラバラになる。
ビアンコアンジェロを纏めて撃破したネロは、急いで資料展覧室から出る。白衣の老人の姿は既に無かった。
ネロは その後も、探せる場所は一通り探したが、老人を見付ける事はできなかった。
・・・・・・
*孤児院 21:35*
老人を探すのを諦めて、フォルトゥナ城から戻ったネロは、キリエやニコ、子供達と一緒に夕飯を囲んだ。
いつもより豪華な食事と、日頃の感謝や愛を込めてプレゼントを送り合った。
キリエ「ムゥ~~!」
夜、ネロは荷物のチェックをしながら荷物を纏めていた。明日にはセリーナが迎えに来て、あちらの世界に また行く事になっている。
そこにキリエが来て、自分も行きたいと言い出した。ネロはキリエの身体を案じ、ここに残るように言った。言った途端、キリエは拗ねたように頬を膨らませ、唸りながらネロを睨む。
ネロ「(そんな顔されても・・・)」
キリエ「私だって加賀に会いたい!皆に会いたい!ダンテさんに挨拶したい!・・・あ、ネロの お父さんにも挨拶しなきゃ!」
ネロ「キ、キリエ?俺の話を━━」
キリエ「ご挨拶するなら、何か お土産も買っとかないと・・・何がいいかしら?」
ネロ「おーい、キリエー?」
しかも行くのが決定している体で考えている。
ネロ「キリエ、聞けって。向こうは君が考えてるよりヤバい事になってる。それに お腹だって・・・ここに居た方がいい。それに子供達は どうすんだ?」
キリエ「ニコー!私も明日 行ってもいいかなー?!」
ニコ「いいんじゃねーのー?!」
ネロ「いい訳ねぇだろ!!」
別室に居るニコに聞こえるように、大声で訊いてみる。するとニコから、大声で了承の返事が返ってきた。無責任なニコに、ネロも怒鳴らずにはいられない。
ネロ「なぁ、頼むよキリエ。君が心配なんだ」
キリエ「もしもの時は、ネロが護ってくれるんでしょ?」
ネロ「ま、まぁ・・・」
信頼の眼差しと、笑顔がネロに向けられる。そんな顔をされると、何も言えなくなる。
結局ネロが折れて、キリエも一緒に行く事になった。母ちゃんの勝利だ。
・・・・・・
翌朝、孤児院にセリーナが訪ねてきた。
ネロ達は既に、出発の用意が済んでいる。子供達も見送りに、孤児院の外に出ていた。
フリオ「出たな!」
子供達の1人フリオは、初めてセリーナと会った時から敵意を剥き出しにしていた。それは今も変わらないようだ。
敵意を向けられているセリーナは、小バカにしたような顔でフリオを見る。
セリーナ「ん?何だ?見送りか?朝早く起きれて偉いの~。よしよししてやろうか?」
見た目だけなら年齢差を感じさせないセリーナに煽られ、フリオの中で何かが切れた。
フリオ「バカにするなよ!ツルペタのチビが偉そうに!」
セリーナ「ツルペタ・・・?チィビ・・・?フフッ・・・フフフフフッ・・・」
フリオからの暴言に、今度はセリーナの中で何かが切れた。
セリーナ「言ったな?子供だからと思って大目に見ていたが、これは少々 分からせてやる必要がありそうだな」
セリーナの眼が血走っている。3000万歳の魔女が、子供相手に本気でキレた。
セリーナの杖の先端が、怪しい光を放ち出した。
ネロ「何するつもりだ!?」
ここで子供相手に魔力弾でも ぶっ放されたら洒落にならない。慌てて止めようとするが、杖の輝きは増していく。
すると、今度はセリーナ自身が強い光に包まれた。セリーナの形をした光は、どんどん大きくなる。
光が消えると、大人バージョンのセリーナが現れた。キュッと締まったスリムな身体に、出る所は出るワガママボディ、朝日に照らされキラキラするブロンドに、顔のレベルも高い美人さんに変わった。
セリーナ「誰がツルペタのチビだって?ん~?どうだ?妾が本気を出せば、こんなもんよ」
大人バージョンのセリーナは、フリオに目線を合わせるように中腰になり、顔を近付ける。近付かれて気付いたが、仄かに いい香りがし、フリオも赤面する。
セリーナ「なっはっはっはっはっ!やはり子供だな、この程度で赤くなるとは・・・あ痛っ!?」
ネロ「子供相手に何やってんだ!」
調子に乗るセリーナの頭に、ネロの拳骨が落とされた。
キリエとニコは、ネロと違いセリーナの変身に唖然としていた。
キリエ「ど、どうなってるの?」
セリーナ「魔力で容姿を変化させただけだ。魔女なら これぐらいできて当然だ」
キリエ「へ、へー・・・」
ニコ「普通の人間じゃない奴は何でもアリだな・・・」
セリーナが胸を張って威張ってると、ポンッと気の抜けた音と共に煙に包まれた。煙が晴れると、セリーナの見た目が元に戻っていた。
セリーナ「いかん、魔力 使い過ぎて疲れた・・・」
ネロ「何でやった!?」
迎えに来た時に魔力を使い、変身にも魔力を使ったので魔力切れを起こしかけていた。
キリエ「それじゃ、行ってくるね」
子供達に見送られながらネロ、キリエ、ニコ、セリーナはバンに乗り込み、バンはセリーナの なけなしの魔力で開いた入り口に突入した。
見送った後も、フリオは呆然としていた。他の子供達が頬をツンツンするが、正気に戻るのに時間を要した。
因みに、子供達の事は信頼できる ご近所さんに任せたので、留守の間は安心である。
・・・・・・
*艦これの世界 Devil May Cry鎮守府 執務室 2月15日 9:07*
鎮守府に戻ったネロは、真っ先に執務室に向かった。キリエは加賀と話しており、ニコも工廠に向かい、セリーナは艦娘寮に向かったので、今は1人だ。
ネロ「うおっ、凄い匂いだな・・・って、何だ こりゃ!?」
執務室の扉を開けると、チョコの甘い香りに出迎えられた。その後ネロの視界に飛び込んだのは、ボロボロになった執務室だった。
ダンテ「戻ったか。里帰りは楽しめたか?」
ネロ「それなりに。親父は?」
ダンテ「あー・・・怒って どっか行っちまったな」
ネロ「・・・・・・は?」
前日のバレンタインに、ダンテとバージルは比叡チョコを食して倒れ、医務室に運び込まれた。
以前より力が増加していたからか、今朝方 目覚めて予想よりも早く復活していた。身体に異常も見受けられなかった。
比叡が作る料理が危険と知りながら、ダンテが止めなかったと知り激怒したバージルは、執務室で兄弟喧嘩を始めた。それが、執務室がボロボロになっている理由である。
バージルは その後、何も言わずに姿を消した。いつ戻るのかは分からない。
ネロ「俺が居ないと すぐに これかよ・・・」
ダンテ「お前だって似たようなもんだろ。まぁ気にすんな、いつもの事だ」
ネロ「あと、キリエも一緒に連れてきた」
ダンテ「何だ、バージルに挨拶か?“私が義理の娘です”ってな感じでか?」
ネロ「ん~、それもあるかもしれないけど、皆に会いたかったんだってさ」
ダンテ「やめとけ やめとけ、息子の腕 奪うような奴だぞ。後悔すんのがオチだ」
ネロ「いや、もう来ちゃってんだけど」
ダンテ「セリーナに言って送ってもらえ」
ネロ「セリーナ魔力切れだってさ」
ダンテ「どいつも こいつも どうなってんだ!」
ネロ「キレんなよ・・・」
さて、キリエが久しぶりに鎮守府へ来たが、バージルへの挨拶はできるのだろうか?
・・・・・・
*ノヴァの洞窟 20:45*
ノヴァが眠る洞窟の中を、フード付きの黒いコートを着た者が歩いていた。奥へと進み、ノヴァが眠るクリスタルが鎮座する場所に辿り着いた。
クリスタルの数歩手前で止まり、クリスタルの中のノヴァを見詰めながら、黒コートは被っていたフードを取った。露になった顔は、アーロンが造り出したダンテのクローン、七騎士の1人ベルゼだった。
ベルゼ「俺を呼んだのは お前か?」
ノヴァ『よく来ました、黒の魔石の守護者』
ベルゼ「なぜ俺を呼んだ?」
ノヴァ『あなたに、取引の提案があります』
ノヴァからの話を聞き、ベルゼは邪悪な笑みを浮かべた。
次回も宜しく お願い致します!