Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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書いてる上で考えなきゃならんことが多過ぎて纏まらない( TДT)
やっと一話です。どうぞ!


Mission1 出会い~捕らわれた娘を助けよ~

「おぬしは・・・」

 

「よう、大丈夫かい?」

 

「・・・あぁ、お陰で助かったわい。それにしても おぬし何者じゃ?」

 

「ただの通りすがりの便利屋さ。ああいう連中を相手にするのが仕事でね」

 

ダンテは何でもないことの様に言う。

だが護衛の男達はダンテを警戒していた。それも当然だろう。自分達 人間が歯が立たない化け物を倒したのだから。そしてダンテの持つ大剣・・・普通あんな剣を持ち歩いている人間は居ない。

すると そこに憲兵隊が駆け付けた。戦闘中、護衛の一人が応援を要請していたためだ。

 

「ふむ・・・君達、亡くなった彼らを頼む」

 

元帥は指示を出すと憲兵隊は事後処理の為に迅速に動きだした。

 

「申し遅れたな、儂は海軍大本営の最高責任者で元帥をやっとる者じゃ」

 

「・・・ダンテ」

 

「ダンテ・・・良い名じゃ。もし良ければ一緒に来てくれぬか?改めて お礼がしたい」

 

「よろしいので?」

 

護衛の一人が訪ねる。ダンテは この世界では異質、ましてや自称 便利屋、確固とした身元が不明だ。護衛の心配も当然だろう。なのに元帥は警戒するどころか機密もあるような軍の施設へと一緒に来てほしいと友好的に誘う。何故 元帥はダンテに対して ここまで友好的なのかは謎である。

 

「構わん」

 

そう言って護衛を下がらせた。

ダンテは元帥に勧められるまま車に乗った。

 

「では大本営に戻ってくれ」

 

「了解」

 

車は走り出し、車に揺られながらダンテは考え事をしていた。

 

「(何も考えずに穴に飛び込んでみたが、行き着いた先が まさか日本とはね。さて、どうやって帰ったらいいものやら)」

 

そう考えていると元帥から話しかけてきた。

 

「おぬしは何処から来た?」

 

どこか楽しげに聞く元帥。

 

「・・・アメリカ」

 

「随分と日本語が上手いな」

 

「仕事柄、色々あるからな。一通り勉強したのさ」

 

「ほう、それは すごいのぅ」

 

「まぁ お勉強は嫌いな方だけどな」

 

それを聞いて元帥は笑っていた。

しばらく走っていた車は問題なく目的地の大本営に着き、ダンテは元帥の執務室に通された。元帥も中に入ると・・・

 

「ご無事ですか元帥!?」

 

一人の女性が部屋に居り、元帥へと駆け寄ってくる。

 

「落ち着きなさい、儂なら大丈夫じゃ。この青年が助けてくれたからのぅ」

 

それから元帥は簡単にダンテを紹介する。

 

「そうですか。この度は元帥を助けていただいて ありがとうございます!私は元帥の秘書艦の大和型戦艦1番艦 大和と申します」

 

「(・・・・・・戦艦?)」

 

「・・・・・・?」

 

ダンテは目の前の女性が名前 以外 何を言っているのが理解できなかった。大和もダンテが無言で見つめてくるので不思議に思い、どうしたら良いか分からずダンテを見つめていた。

 

「何じゃ おぬしら?黙って見つめ合って」

 

「いえっ!・・・何でもありません!///////」

 

元帥は二人の行動を不思議に思い何気なく言ったが、大和は その言葉で自分のしていることに気づき赤面してしまった。

 

「(()()()、ね・・・)」

 

「とにかくダンテ殿、此方に座りなさい」

 

勧められたソファーにダンテが座り、向かいのソファーに元帥と大和が座った。

 

「改めて、助けて貰って感謝するダンテ殿。お礼は何が良い?」

 

「それよりも、悪魔は こっちでも よく現れるのか?」

 

「ん?さっきの化け物のことかのぅ?・・・悪魔か、言い得て妙じゃな」

 

「物の例えじゃねぇよ。あいつらは正真正銘の悪魔さ」

 

「ふむ・・・奴らが現れたのは━━━」

 

元帥の口から語られたのは悪魔が現れたのは ごく最近のことであり、海から来る人類を脅かす脅威 深海棲艦から国を守らなければならないが、悪魔が現れたことで深海棲艦に対応しきれていないことだった。

 

「日本は変わった連中と戦ってるんだな」

 

ダンテは何となくで話を聞いていたが、元帥の次の言葉でダンテも驚くことを聞かされることになる。

 

「何を言っておる。日本だけでなく深海棲艦の脅威は何十年も前から世界中で起きとるんじゃぞ」

 

「なに?」

 

ダンテは考えた。『深海棲艦』・・・“何十年も前から世界中に存在している”のに聞いたことがない。テレビや同業者、さらに仕事の仲介屋からも聞いたことがない。一つだけ考え得るのは墓地に現れた空間に出来た穴。

 

「(あれは別の世界への入り口だったんじゃねぇだろうな?・・・・・・冗談じゃねぇぞ)」

 

魔界、人間界、二つの世界が存在することを知っているダンテ。故に この結論を導きだしたのだが、余りにも荒唐無稽な自分の考えにダンテは大きく溜め息を吐いた。

 

「その様子じゃと艦娘のことも知らんようじゃな」

 

「艦娘?」

 

「左様。艦娘とは在りし日の艦艇の記憶と魂を持った娘達のことじゃ。生まれ変わりと言っても良いかもしれん」

 

ダンテは大和を見る。

 

「そういや、さっき自分のことを戦艦って言ってたな。アンタも その艦娘ってのか?」

 

「はい、その通りです」

 

「女も色々 居るもんだ」

 

ダンテは同業者の女性を思い出しながら呟いた。

 

「・・・・・・・・・?」

 

「俺は どうやら別の世界から来たらしい」

 

「別の世界?」

 

「あぁ。俺の居た世界じゃ深海棲艦や艦娘なんてものは存在してなかった」

 

「ふむ・・・俄には信じられん話じゃが」

 

「信じられなくても そうとしか考えられねぇ。俺がアンタに会ったのも、空間に出来た穴に飛び込んだからだ。その穴が別世界と繋がってた入り口だったのかもな」

 

元帥は しばらく考え・・・。

 

「それは追々 考えよう。おぬしは便利屋だと言っておったな?」

 

「それが どうかしたか?」

 

「おぬしに一つ仕事を頼みたい」

 

「おいおい、まさか深海棲艦と戦えって言うんじゃないだろうな?俺が相手するのは悪魔だ」

 

「儂ら人類からすれば深海棲艦も悪魔みたいなもんじゃ。しかし おぬしに頼みたいのは深海棲艦ではなく、悪魔の方じゃ 」

 

ダンテの目が変わった。

 

「一週間前のことじゃ。ある鎮守府からの連絡が途絶えた。何人か様子を見に行かせたが その者達とも連絡が途絶えた」

 

「殺されたか」

 

「おそらく。何人 向かわせても結果は同じ。悪魔とも何か関係があるやもしれん」

 

大和の表情は曇っていき俯いてしまった。

 

「おぬしに依頼したいのは その鎮守府に行き悪魔が居れば退治し生存者が居れば連れて帰ってほしい。もちろん報酬も払おう」

 

ダンテは何も言わず立ち上がりドアに向かって歩き出した。そのため、大和はダンテが引き受けてくれないものと思い、慌てて立ち上がりダンテを引き止める。

 

「お願いです!仲間達を助けてください!」

 

大和はダンテの背中に向かって深く頭を下げ、目からは大粒の涙が流れていた。

ダンテはドアの前で立ち止まり振り返った。

 

「報酬の話は帰ってからだ。場所を教えな」

 

そう言ってダンテは子供のような笑みを浮かべた。

 

 

・・・・・・

 

*鎮守府への道中*

 

ダンテはバイクに乗り、飛ばせるだけスピードを出して教えられた鎮守府へ向かっていた。

 

 

・・・・・・

 

*数時間前 大本営 正面ゲート*

 

ダンテ、元帥、大和が地図を見ながら話をしていた。

 

「今 儂らの居る場所が此処じゃ。そして おぬしに行ってもらう場所が此処じゃ。鎮守府に行くのに足が要るしゃろ。バイクは乗れるかね?」

 

「あぁ、問題ねぇ」

 

「では これを使いなさい。終わったならば一度 儂に電話をしてくれ」

 

元帥から紙を受け取ったダンテ。

 

「儂の執務室への番号じゃ。くれぐれも頼むぞ」

 

「あの、よろしく お願いします!」

 

ダンテは大和の頭に手を乗せた。

 

「あっ・・・!///////」

 

「俺は仕事を きっちり(こな)すタイプだ。だから良い子で待ってな」

 

そう言ってニッと笑った。

 

「はいっ!」

 

大和も それに笑顔で応えた。

 

「それじゃ行ってくるぜ」

 

ダンテはエンジンを始動し走って行った。

ダンテを見送った二人。

 

「会ったばかりでイチャイチャしよって」

 

「っ!?///////」

 

元帥は拗ねていた。

 

「そんなことありません!!///////」

 

「儂 見たも~ん!二人でイチャイチャしてるの見たもんねぇ~!」

 

「もーんって何ですか!もーんって!!///////」

 

元帥が大声で言うものだから通りすがりの複数の職員が二人を怪訝な顔で見ていた。只の悪目立ちである。

口論も一通り終え、二人はダンテが走って行った方を再び見つめた。

 

「・・・大丈夫ですよね?」

 

「心配いらん。化け物を簡単に倒すような男じゃ。それに・・・」

 

「それに?」

 

「・・・とても不思議な男じゃ。どこか安心させられる」

 

「はい・・・」

 

 

・・・・・・

 

*横須賀鎮守府*

 

 

「此処か・・・確かに悪魔の臭いがするな」

 

ダンテは教えられた鎮守府に到着した。夜になり辺りは暗くなっていた。鎮守府の正門には二人の憲兵が門番として立っていた。

 

「止まれ!此処は関係者以外 立ち入り禁止だ。用件を言え」

 

「海軍の お偉いさんに頼まれて来たんだ」

 

「それで用件は?」

 

「あぁ、渡す物があってな」

 

「・・・・・・?」

 

 

ダァンッ!ダァンッ!

 

 

ダンテは二丁拳銃『エボニー&アイボリー』を抜き、憲兵の頭に弾丸を ぶち込んだ。

 

「あの世への招待状ってやつさ」

 

撃たれて死んだ憲兵の姿は異形の姿に変わって消滅した。悪魔が人間のフリをしていたのだった。

ダンテは門を蹴り破り・・・

 

「Let,s rock!」

 

鎮守府の敷地内に入った。

 

 

*艦娘寮*

 

艦娘の赤城と加賀は寮にある部屋の一室に閉じ込められていた。

 

「もう あれから一週間が経ちますね・・・」

 

「大本営は此処のことを把握してるのかしら?」

 

「分からないわ。鳳翔さん達も無事か どうかも・・・。いずれ私達も・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

赤城の紡いだ言葉に加賀は何も言えなかった。

 

 

ダァンッ!ダァンッ!

 

 

「今のは・・・!?」

 

「銃声・・・?」

 

突然の発砲音に加賀は驚きの声を上げる。

その頃ダンテは、悪魔を倒しながら鎮守府を歩き回った。

 

「外は悪魔しか居ねぇか。それにしても広いな、迷子になりそうだ」

 

そうしてる間にも有象無象の悪魔が無数に現れた。

 

「随分と歓迎してくれるな!」

 

そして再び悪魔との戦いに興じる。

 

艦娘寮の外からは激しい戦闘の音が鳴り響いていた。

 

「誰かが戦っている?」

 

赤城が疑問を口にする。

 

「助けが来たのでしょうか?」

 

外では・・・悪魔を倒し終わったダンテ。

 

『・・・て・・・』

 

「ん?」

 

微かに声が聞こえた気がしたダンテは辺りを警戒する。

 

『助けて・・・』

 

声と共に現れた数多くの少女の亡霊達にダンテは囲まれた。

 

『二人を・・・助けてあげて』

 

亡霊達は一斉に艦娘寮を指差す。ダンテは何も言わずに艦娘寮へと歩を進める。艦娘寮に向かうダンテを見届けた亡霊達は そのまま消えた。

再び戦闘音が聞こえ始め、さっきよりも音が近く、赤城と加賀は どんどん不安になる。すぐに音が止み、足音が近付いてくる。加賀は赤城を守るように前に出てドアの方を警戒する。すると勢い良くドアが開き そこに居たのは・・・

 

「やっと見つけたぜ」

 

ダンテだった。

 

「あなたは・・・!!」

 

赤城は心底 驚いた。夢で視た青年が夢から そのまま飛び出してきたのではないかと思うほど、夢のままの姿で現れた。

 

「ダンテ、便利屋さ。海軍の・・・何だっけ?偉い じーさんに頼まれてな」

 

「私達を助けてくれるのですか?」

 

加賀が聞く。

 

「そういう依頼なんでな。他に生き残ってる奴は居るのか。」

 

「・・・分かりません」

 

「・・・・・・・・・」

 

そこで赤城が動いた。

 

「あの、ダンテさん」

 

「ん?」

 

「提督を・・・止めてくれませんか?」

 

「赤城さん・・・?」

 

「彼が あの化け物を呼び出しているんです」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「案内できるか?」

 

「はい」

 

 

・・・・・・

 

ドゴォーン!バゴォーン!ガラガラガラ!ガッシャーン!

 

 

ダンテは二振りの炎風剣『アグニ&ルドラ』で、悪魔を薙ぎ倒しながら本館の廊下を駆け抜けていた。赤城と加賀もダンテを追う。

 

「すごい・・・」

 

加賀は素直に驚きの感想を述べる。

その戦い方は鬼のように荒々しく、しかし狭い廊下であるにも関わらず無駄の無い動きで確実に悪魔を屠っていた。その代わり三人が通った後の廊下は見るも無惨な状態だったが・・・。

赤城がダンテに叫ぶ。

 

「その角を曲がった突き当たりが提督の執務室です!」

 

Blast(消え失せろ)!」

 

最後の一体を斬り飛ばし、悪魔は執務室のドアを破壊しながら吹き飛んだ。

中に入ると、そこには白い軍服に身を包んだ提督が立っていた。

 

「Bingo」

 

「随分と暴れてくれたね。失礼だとは思わないのか?」

 

「悪いな、ノックが強すぎた」

 

ダンテは ふざけた調子で答える。

 

「それに赤城、加賀。お前達は部屋で大人しくしていないだけでなく、部外者を此処まで連れてくるとは・・・」

 

「あなたの命令には もう従えません!」

 

「あなたは あの化け物を使って仲間達を・・・。あなただけは、許せません!」

 

加賀と赤城は言葉で精一杯の抵抗をする。

 

「兵器の分際で・・・。その仲間を見殺しにした お前達が言うのか?」

 

提督は下衆な笑みを浮かべる。

 

「「くっ・・・!」」

 

「違うな、こいつらは兵器じゃない」

 

「「え・・・・・・」」

 

「アンタより こいつらの方が よっぽど人間らしいぜ」

 

「ふざけるな!私の邪魔をする奴は・・・」

 

提督の身体が肥大化していき、そのまま着ていた服も破れていく。

 

殺してやるぅ!

 

白い肌に赤い瞳、そして鬼のような姿の悪魔へと変貌した。

 

「やっと らしくなったな!」

 

ダンテと悪魔は お互いの攻撃を ぶつけ合い、執務室の壁を突き破りながら外に出た。赤城と加賀は壁に出来た穴から外を見下ろすと、白い光が流れる籠手具足の『ベオウルフ』を装備したダンテと悪魔が肉弾戦を繰り広げていた。

 

「彼は何者なんでしょう?あんな化け物と互角に戦うなんて・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

加賀の疑問に赤城は答えない。いや、答えられない。目の前には艦隊戦とは また違った凄まじい戦いが繰り広げられ、目が離せなくなっていた。

ダンテと悪魔は激しい攻防の中、言葉を交わす。

 

私は深海棲艦を駆逐するために力を手に入れたのだ!邪魔をするな!

 

「それで悪魔の力って訳か。やめときな、それは人間に扱える力じゃない」

 

黙れ!

 

執務室から戦いの行方を見守りながら、加賀は赤城に気になっていた事を口にした。

 

「赤城さんは どうして彼に提督の事を頼んだの?」

 

「夢の話をしましたよね。・・・・・・彼なんです」

 

「え?」

 

「夢で死神と戦っていた人と同じなんです。声も顔も服装も、何より背中に背負っている剣も夢と全く同じなんです」

 

「・・・・・・・・・」

 

「だから彼なら、提督を止められると思ったから・・・」

 

悪魔は腕を振りかぶり拳をダンテに叩きつけようとしたが、高速移動が可能なスタイル、『トリックスター』の能力で回避するダンテ。リベリオンに持ち替えたダンテは殴ってきた悪魔の右腕を斬り飛ばし、右腕を失った悪魔は馬鹿の一つ覚えのように左腕も打ち込んでくるが その左腕も切り落とす。

脅威度が格段に下がった悪魔を前に、ダンテはリベリオンを背に戻し余裕の態度を見せる。

 

「腕が無きゃ殴ることも出来ねぇな。もう諦めな」

 

黙れ虫けらがぁ!

 

悪魔の顎が大きく開き、そこに膨大な魔力が収束していく。

 

「そういうのも出来るんだな」

 

不適な笑みで悪魔の次の行動を見守るダンテ。

魔力が限界までチャージされ、悪魔はダンテに向かって その魔力を解き放った。魔力の奔流が消えた後、ダンテが居たはずの場所にはダンテの姿は消えていた。

 

虫けら如きが私に歯向かうからだ。ハッハッハッハッハッ!

 

ダンテの姿が消えたのを自分の力で消し飛ばしたからだと思い喜ぶ悪魔。だが赤城と加賀は上から見ていたため分かっていた。いや見えていた。ダンテが宙へと舞っていたことを。ダンテはトリックスターの能力で瞬間的に悪魔の頭上へと飛び上がり攻撃を回避していた。それに気付かない悪魔に向かって急降下、リベリオンを振り下ろし縦一閃で切り裂いた。ダンテの技の一つ、『兜割り(ヘルムブレイカー)』。提督だった悪魔は絶命し消滅した。

 

「大したこと無かったな」

 

残念と言わんばかりに溜め息を吐くダンテ。

 

「終わったの?」

 

「行きましょう、加賀さん」

 

赤城と加賀は急いでダンテの居る場所に向かった。

そしてダンテの周りには再び亡霊達が現れた。その内の一人が話し掛ける。

 

『ありがとね、魔剣士さん』

 

ダンテは『魔剣士』という言葉に反応する。『魔剣士』とは本来ダンテの父の肩書きだが、今の状況から察するに自分のことを指していると推測した。

 

「分かるのか?」

 

『死んで分かることもあるんだよ』

 

『気を付けてください。まだ全てが終わった訳ではありません』

 

『二人を助けてくれて ありがとう』

 

そう言って亡霊達は光の粒子となって消えた。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「あぁ、この通りピンピンしてる」

 

赤城と加賀が辿り着き、安否を訪ねている その瞬間、ダンテの身体を紫の光が貫いた。

 

「がはっ・・・!」

 

「「・・・!?」」

 

胸を押さえながら膝を着いたダンテの身体からリベリオン以外の魔具が飛び出し、本館の屋根に向かって飛んでいってしまった。そこに居たのは提督に悪魔の力を与えた道化師。

 

「オレ様からのプレゼントは気に入ってくれたか~?デビル坊や」

 

「アーカム・・・!」

 

「今のオレ様のことはジェスターと呼んでくれよ」

 

「お前はレディが始末したはずだろう?」

 

「アーカムは死んだがオレ様は生きてたのさ!」

 

「どういうことだ?」

 

「それは次に会うまでの お楽しみ。この魔具はオレ様が貰っていくからな。ヒャーーハハハハハ!」

 

そう言い残しジェスターは消えてしまった。

 

「ピエロ野郎・・・」

 

「大丈夫ですか?」

 

赤城が心配するが・・・

 

「大丈夫さ、俺は人より身体が頑丈なんでね」

 

次に加賀が聞く。

 

「さっきのは何者ですか?」

 

「ムカつくサーカス野郎さ」

 

「サーカス・・・」

 

「それより電話あるか?終わったら じーさんが電話しろって言ってたからな」

 

「提督の執務室に」

 

加賀が事務的に答え、赤城はダンテの身体を気遣っている。

気になる問題も残ったが、一先ず三人は大本営に連絡することにした。

空は白み、夜が明けようとしていた。




普通に難しいorz
さっそくの お気に入り登録ありがとうございます!_(._.)_
新参者で自己満足作品ですが、楽しんでもらえるように頑張ります!
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