207話です!どうぞ!
魔術師アルバートの手記を読めるようにするため、ネロ、バージル、天龍、神通、如月、暁、大潮は、セリーナから魔術師アルバートの居場所を聞き、東北地方にある廃村を訪れた。
魔術師アルバートの住居は山の奥にあり、ネロ達は廃村を抜けて山の奥へと進むが、迷子になってしまった。
そこに どういう訳か、こちらの世界に迷い込んでしまっていたパティと出会うのだった。
そして犬型の悪魔バジリスクが現れ、ネロ達はパティを護りながら殲滅を開始するのだった。
*山*
戦闘が続き、現れたバジリスクは その数を減らしていく。
ネロと天龍が斬り伏せ、神通と如月、暁、大潮が砲撃で吹き飛ばし、バージルが閻魔刀から斬撃を飛ばし、残りのバジリスクを一気に片付けた。
パティ「久々に見たかも・・・悪魔」
大潮「第1関門は突破しましたね!」
天龍「けど どうすんだよ?魔術師の所には行けないし、外にも出らんないし、悪魔も出てくるのに いつまでも歩き回ってらんねぇよ」
バージル「既に ここが魔術師のテリトリーなのは間違いない。悪魔が出てきたのが何よりの証拠だ」
ネロ「って事は、近いって事か」
パティを連れていくのは危険かもしれないが、このまま ここに置いていくのも危険ではある。
ネロは用事を済ませて ここから抜け出すまで、パティに一緒に行動するよう提案した。パティも不気味な山に1人は流石に心細いので、その提案を2つ返事で了承した。
神通「魔術師のテリトリー・・・近い・・・」
そんな中、急に神妙な面持ちで、何かを呟きながら考え始める神通に、ネロ達も何か分かったのかと注目する。
ネロ「神通、どうかしたのか?」
神通「もしかしたら、行けるかもしれません」
神通は、深く息を吐き出しながら周辺を歩き回る。その奇妙な行動に、ネロ達は首を傾げながら見ていた。
端から見れば、神通の行動は変に見えるだろう。だが神通は、頭の中で魔女ハンター・コナーの教えを思い出していた。
“魔術を構成する4元素は火、水、空気、土。それらの反応から探れる”
神通「(空気に反応はない・・・)」
次に神通は、足下の土を掬って辺りに撒いてみるが、何の反応も見られなかった。
あとは火と水だが、火なら戦闘中にネロのレッドクイーンとバジリスクの炎があったので、何かしらの反応があっても良かったはずだ。それでも変わった現象などは起きていないので、改めて火を使って確認するまでもないだろう。
となると、魔術の痕跡を確認するには水だけだ。
神通「大潮さん、リュックから水筒を」
大潮「タップリ入れてきましたよー!」
ネロ「ずっと気になってたけど、そのリュック何だ?」
大潮「山に行くって聞いてたので、ピクニック用と遭難用に色々 持ってきました!」
天龍「こんな所でピクニックできるか!」
大潮が言った理由から、背負っていたリュックには飲み水や食べ物を、詰めれるだけ入れてきていた。
大潮がリュックを下ろし、ファスナーを開けて水筒を取り出そうとした その時・・・
パティ「ねぇ、何か来たんだけど!」
ネロ達の周りに、黒い影が集まり囲まれてしまった。影は ゆっくりとした動作で接近してくる。
ただ、影はネロ達を見ていただけの時とは様子が違っていた。
影『許さない・・・許さない・・・!』
影『よくも・・・よくも・・・!』
影『俺達を殺しやがって・・・!』
影『返して・・・私の家族を返して!』
ネロ「な、何 言ってるんだ・・・?」
黒い影は口々に怨み言を言い、少しずつネロ達に迫ってくる。
「「「ごめんなさーい!!」」」
明らかに怒ってる得体の知れない何かに迫られ、天龍、如月、暁は、冷静に物事を判断できなくなり逃げ出した。3人は、まだ道が塞がってない影と影の間を走り抜ける。
パティ「えっ、逃げるの!?」
ネロ「どこ行くつもりだ!?」
神通「バラバラになっては危険です!」
如月「来ないでーー!!」
暁「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
天龍「神様 仏様 歴代艦長様!これからは いい子にするから助けてくれ~!」
制止する声も聞かず、3人は そのまま走り去ってしまった。
バージル「チッ、阿呆が・・・!」
ネロ「あいつら追うぞ!」
パティ「アナタも早く!」
大潮「まだリュックが・・・あぁっ!」
ネロ達は黒い影を避けながら天龍達を追い、リュックに手間取る大潮をパティが引っ張り走る。
影はゾロゾロとネロ達が走っていった方を向き、追う事もせず見送った。
・・・・・・
しばらく走り続け、ネロ達は どうにか天龍達に追い付いた。ずっと全力疾走だったため、艦娘達とパティは息も絶え絶えである。
ネロ「何で逃げるんだよ・・・」
天龍「悪い・・・もう何が何だか分からなくなって・・・」
如月「私、ここで死んだら司令官 呪うわ・・・司令官に近付く女も呪う・・・」
ネロ「やめろって・・・」
パニックになって逃げ出した3人のせいで、もう滅茶苦茶だ。ネロ達は怒ればいいのか呆れたらいいのか分からない。
そんな中、大潮が悲しそうにリュックを見詰めていた。ファスナーを完全に閉める前に走る事になったので、逃げる途中で中身を落としていた。残ったのは水筒1本だけ。
咄嗟だったとはいえ、大潮の表情を見てパティも申し訳ない気持ちで一杯になる。
パティ「ごめんね?でも あの時は仕方なかったから・・・」
大潮「いいんです。大潮が ちゃんと閉めなかったのが悪いんです・・・」
パティ「じゃあ お詫びに、今度 私が色々 買ってあげる!」
大潮「・・・・・・いいんですか?」
パティ「当然じゃない。だって私は、もう18歳の大人なんだから!」
こんな状況でも、元気を失わない普通の人間であるパティに、大潮も自然と笑みを取り戻した。
神通「一先ず、水筒は残ってて良かったです」
神通は水筒のコップに水を入れ、そこに短く細い針金を浮かせた。
ネロ「それで何が分かるんだ?」
神通「私達は この山で、真っ直ぐ進んでも同じ場所を歩かされていました。恐らく魔術的な何かで、空間が歪められてるのでしょう」
魔術を探る上で、水は魔術のある場所を教えてくれる探知機になる。魔術の痕跡がある場所に近付けば、水に浮かせた針金が動き、その方角を教えてくれる。これも、コナーと別れる前に教えてもらった知識だ。
神通「とりあえず、行ってみましょうか」
神通を先頭に、ネロ達は山の中を進む。
・・・・・・
山の中を、パティを真ん中に暁と大潮の3人で、仲良く手を繋ぎながら歩いていた。
暁「うぅ・・・」
パティ「大丈夫?まだ怖い?」
暁「パティは、怖くないの?」
パティ「う~ん、私は・・・まだ平気かな」
暁「どうして?だってパティは、普通の人間でしょ?」
パティ「どうしてって言われても・・・1人で魔界に行った事もあるし、それに比べればね」
それを聞き、全員が思わず足を止めた。ただの人間が1人で魔界に行って戻ってくるとは、ネロ達が驚くには充分な話だった。
ネロ「よく無事だったな」
パティ「あの時は、私も必死だったから」
パティは苦笑いを浮かべながら、当時の話を簡単にだが、ネロ達に聞かせるのだった。
低級悪魔シドが羅王アビゲイルの力を狙い、アビゲイルと深く関わりのある魔術師アラン・ローエルの子孫であるパティと、その母ニーナが事件に巻き込まれた。それを機に、パティは生き別れたニーナと再会する事になる。
パティの母親は昔に死んだという話だったので、ニーナが本当に母親とは限らないとダンテが忠告するが、母親だと信じて止まないパティは忠告を聞かず、2人は喧嘩のようになってしまう。
シドはニーナを人質に取ってパティを脅し、母を助けるためにパティは、アビゲイルの力の封印を解いてしまった。
封印が解かれ魔界への入り口が開いた事で、シドはアビゲイルの力を取りに行き、それを止めるためにダンテも魔界へ向かった。
だがダンテは戻らず、アビゲイルの力を手にしたシドだけが人間界に戻り、街を蹂躙した。それに呼応するように、有象無象の悪魔も現れる。
パティは世界の終わりを防ぐため、ダンテを呼び戻すために、単身 魔界へと飛び込んだ。
魔界の森を抜け、崖になった場所で、パティはダンテを見付けた。ダンテはリベリオンに貫かれた状態で、十字架に磔にされていた。
更に悪い事に、有象無象の悪魔が、ダンテを闇に引き摺り込もうとしていた。
“ダンテ、目を覚まして!逃げるのよ!”
ダンテを助けるため、崖からダンテの方へと飛び移り、パティはダンテの身体からリベリオンを引き抜こうとした。ダンテは死なない、戻ってきてくれる、目を覚ましてくれると信じて・・・。
“ダンテが、こんな傷ぐらいで死んじゃう訳ないでしょ。お願い、目 覚まして。それで また、悪魔をやっつけてよ!・・・ごめん、ごめんなさい、私のせいだよね?ごめんねダンテ、怒ってる?でもヤダよ、こんな お別れってないよ!私、まだ お礼も言ってないんだよ?ダンテと居られて とっても楽しかったのに。ダンテ、ダンテお願い起きてよぉ!もう部屋 散らかしても怒らないから!勝手にストロベリーサンデー食べたりもしないから!ねぇっ!”
暁「それで・・・どうなったの?」
パティ「気付いたら、元の場所に戻ってた・・・」
それでも、もう駄目だと思った瞬間には、ダンテは魔界から戻ってきてくれた。
だが、残念ながらパティが話せるのは ここまでだった。戻ったダンテに突き刺さるリベリオンと、夥しい量の血が噴き出すのを見て、パティは そこで気絶してしまったのだから。
気が付くと、既にダンテがシドを打ち倒した後だった。
ダンテの お陰でパティは、その後 離れ離れだった母ニーナと一緒に暮らせるようになった。
天龍「うっ・・・うぅ・・・!」
ネロ「・・・・・・お前 何で泣いてんだよ!?」
天龍「いや、何かさぁ・・・パティの提督への気持ちっつうか・・・話 聞いてたら こう、胸が熱くなるもんがあってよぉ・・・!」
ネロ「えー・・・」
さっきまで霊的な存在を怖がっていたのに、今はパティの話に思う事があったのか、号泣してる。どうやら、天龍は感受性が豊かなようだ。
ただ、天龍1人の展開が早過ぎて、ネロは付いていけなかった。
暁「パティは、司令官の事が好きなのね」
パティ「うん、ダンテの お陰で助けられたし、お母さんとも一緒に過ごせるようになったから」
如月「(あれ?もしかしてライバル出現?)」
いや、そういう意味での好きではない・・・・・・いや、どうなんだろうか?
それよりもパティは、気になった事があった。
パティ「ねぇ、どうしてダンテの事を“提督”や“司令官”って呼ぶの?」
ネロ「それは・・・今の問題が片付いたら話すよ。きっと長くなるだろうし」
如月「そうね。1日で話し切れないかも」
天龍「ふえぇ~!」
大潮「まだ泣いてるんですか!?」
ネロ「もう勘弁してくれよ・・・」
歩いてると、神通が足を止めた。
水に浮かぶ針金がグルンと回り、ある方向に向かって止まったのだ。遂に、魔術の痕跡を見付けた。
神通「あの、盛り上がってるところ申し訳ないのですが、ここに何かあるみたいです」
ネロ「・・・・・・何も無いみたいだけど・・・イテッ!?」
神通の言う方角を見渡しながらネロが進むが、見えない壁に顔面を強打した。見えないのは反則である。
ネロ「何だよ、壁?」
バージル「魔術による結界か」
大潮「どうやったら入れるでしょう?」
ニューヨークで戦った魔術師ベリアルも、似たような術を使っていた。その時は、コナーが純粋な腕力だけで砕いていた。
バージル「打撃か・・・」
バージルは籠手具足のベオウルフを装備し、その拳で見えない壁を殴った。見えない壁に罅が入るが、破壊にまでは至っていない。
バージル「ほう、1発では壊れんか・・・ならば」
バージルは跳躍し、高速回転しながら踵落としを浴びせる『月輪脚』を繰り出し、罅を拡げていく。
更に素早い連続蹴りを浴びせると、見えない壁は完全に壊れ、ガラスのように砕けた壁の破片と共に、バージルが着地する。
見えない壁が無くなった事で、ネロ達の目の前には大きな洋館が現れた。ここが、魔術師アルバートの住居に違いない。
ネロ「さて、ツラでも拝みに行くか」
天龍「行きたくねぇなぁ・・・」
バージル「嫌なら ここで待ってても構わんぞ」
天龍以外は、皆 洋館に向かっていく。1人になるのも嫌なので、天龍は慌てて皆を追った。
*屋敷*
魔術師アルバートが敵になるのか どうかは、まだ判らない。彼の目的が何なのか、ここで何が起きてるのかも不明だ。
今は彼の手記を渡し、こちらの要望に応えてくれるか どうかで、彼の出方を見るしかない。
洋館の正面玄関まで来たネロ達は、先ずは穏便に事を進めようと扉をノックした。扉を蹴破って殺し合いにならずに済むなら、そちらの方が話は早い。
少し待つと、応対するために執事服を着た若い男が出てきた。ただ、その男が人間でない事は一目瞭然だった。彼の肌の色は、生気があるとは感じられないような色をしていた。
執事「どちらさまで?」
極めて冷静に応対してくるが、執事服を着た男はネロ達を不審者か何かだと疑うような目を向けてくる。いきなり大人から子供まで居る団体が家に押し掛ければ、何事かと疑うのは仕方ないかもしれない。
ここで話が拗れると、本当に蹴破って入る事になるので、こちらも敵意がない事を示しながら落ち着いて話を進める。
ネロ「便利屋だ。魔女セリーナに頼まれて来た。この屋敷の主人と話がしたい」
執事「頼まれたとは・・・どういった用件でしょう?」
ネロ「アンタの主人の本だ。これを開いて読めるようにしてほしい」
ネロが手記を見せながら説明すると、執事服の男は納得したのか、先程とは違って笑みを見せてきた。
執事「確かに それは、ご主人様の物に違いないですね・・・なるほど、それでは ご主人様に確認しますので、こちらで お待ちください」
どうにか中には入れたが、今しばらく玄関先で待たされる事になった。
執事服を着た男は魔術師アルバートに来客の報告に向かうのだが、それを見てパティと艦娘達は目を見開く事になった。執事服を着た男は通路の奥へと消えていったのだが、その移動方法が不自然だった。まるで通路を滑るように移動していたのだ。摺り足で移動したとしても、普通なら足を前に出すものだ。それなのに執事服を着た男は、言葉通り直立したまま滑るように消えた。
天龍「い、今の何だ・・・?」
ネロ「相手は人間じゃない。用心しろよ」
天龍「こんなの普通じゃねぇって・・・」
バージル「普通でないのは分かっていた事だろう。いつまでも嘆くな、見苦しい」
天龍「だってよ、まさか ここまで普通じゃないとは━━」
執事「お待たせしました」
天龍「うぎゃあああああ!?」
話してると、いつの間にか執事服を着た男が戻ってきていた。天龍が驚くのは仕方ないが、戻ってきた時の気配がなく、これにはネロとバージルも少々 驚いた。
執事「どうかなさいましたか?」
ネロ「い、いや、何でもない」
バージル「それで、話はできるのか?」
執事「はい、ご主人様が お会いになるそうです。手記も その時でいいと」
バージル「なら、すぐに会わせてもらおうか」
執事「申し訳ありませんが、ご主人様は多忙な身でして、今は手が離せないのです」
バージル「何だと?」
執事「なので もう しばらく お待ちいただく事になりますが、丁度 良かったかもしれませんね」
ネロ「丁度いいって、何の話だ?」
執事「今日は お客様を招いてパーティーを開いてるのです。ご主人様の手が空くまで、皆様も そちらを楽しんで お待ちください。あ、申し遅れました。わたくし、ここで執事をしています」
パティ「(・・・女の子?)」
通路の奥の角から、儚げな少女が こちらを見ていた。少女は何かを言ってるようで口が動いてるが、その声までは聞こえない。
パティが女の子から目が離せないでいると、バージルが血色の悪い執事に難癖を付け始めた。
バージル「そんなものに興味はない。すぐに貴様の主人とやらに会わせろ」
ネロ「おい、親父」
執事「先程も申しました通り、ご主人様は多忙な故、お待ちいただく他ありません。では、ダンスホールに ご案内します」
パティ「ねぇ、あの女の子は誰?」
どうしても気になったパティは、思わず女の子の事を聞いてしまっていた。
執事「はて、女の子とは?」
パティ「えっ・・・?だって そこに・・・」
見ると、さっきまで居たはずの場所から少女の姿が消えていた。パティは目を白黒させて唖然とした。
ネロや皆に見間違いなんじゃないかと言われ、パティは腑に落ちない様子でいると、執事服を着た男は思い当たる節があったのか、思い出したように声を上げた。
執事「あぁ、『レイナ』様の事ですね」
ネロ「レイナ?」
執事「ご主人様の ご息女です。そうだ、私も ご主人様を手伝わなければなりませんし、折角なので、レイナ様に皆様の案内を お願いしましょうか。レイナ様、皆様をダンスホールに ご案内していただけますか?」
執事服を着た男は そう言うが、自分達以外は誰も居ない。しかも、何故か自分達の方に向かって話している。
すると・・・
天龍「うん、分かった。お兄ちゃん、こっちだよ」
ネロ「・・・・・・え?えっ?えっ!?」
大潮「天龍さんがバグっちゃいました!」
どういう訳か、代わりに天龍が幼子のような喋り方で返事し、ネロの手を引いて奥へと連れていこうとする。
何が どうなっているのか聞きたくても、執事服を着た男は既に、さっきと同じように滑るように消えてしまい聞きそびれてしまった。
嘘のような状況だが、先ずは状況確認しなければならない。
ネロ「ちょ、ちょっと待てよ天龍!急に どうしたんだよ!?」
天龍「天龍?私
何故か天龍は、自分を魔術師アルバートの娘だと言い張る。それは益々ネロ達に混乱を招いた。
どう間違えても、魔術師アルバートの娘な訳がない。天龍は自分達の仲間で、Devil May Cry鎮守府の艦娘だ。それ以外の何者でもない。
天龍「行かないの?私、悪い事した?」
ネロ「いや、だって・・・」
天龍は、今にも泣きそうな顔で見詰めてくる。一緒に行こうとしないので、自分に非があると思ってしまったようだ。
パティ「ネロ、天龍は子供になっちゃってるみたいだから、怖がらせたらダメよ」
ネロ「って言われても・・・」
何にせよ、今の天龍は自分をレイナだと思っている。このまま拒否しても状況は好転しないだろう。今だけは、天龍ではなくレイナとして接するのがベストかもしれない。
天龍「迷惑だった?」
ネロ「い、いや、そんな事ないよ。案内してくれるかな?」
天龍「うん、こっちだよ」
ネロ達はレイナと言い張る天龍に連れられ、ダンスホールへと案内されるのだった。
次回も宜しく お願い致します!