感想ありがとうございます!
遊園地の話が長くて申し訳ないですが、もう ちょっとだけ続きます。
221話です!どうぞ!
鏡の城へと突入したネロ、朝潮型、トリッシュ、セリーナ。
城の内部でも悪魔が現れ、それを倒しながら進むネロ達だったが、ネロが1人になったタイミングで、鏡の中から もう1人のネロが現れ、2人のネロが戦う事になる。
ネロが居なくなった事に気付いたトリッシュ達は、来た道を引き返しネロを見付けるが、2人のネロが居る事に驚く。
どちらが本物のネロか判らず、トリッシュ達は その戦いを見守るしかなかった。
*ルーマニア 鏡の城 4月26日 20:14*
ネロとネロの激しい攻防が続くが、外では今も、悪魔が他の来場客を襲っているはずだ。ダンテ達が食い止めているだろうが、この騒動の元凶である七騎士を倒さない限り終わらないだろう。あまり ここで時間を取られる訳にもいかない。
セリーナ「ネロ、どっちが本物でもいいから早く終わらせろ!」
「「そんなこと言われても・・・真似すんな!」」
戦いながら返事を返す2人のネロだが、見事なシンクロを見せる。やはり どちらが本物のネロか、判断が難しい。
レッドクイーンの刃が ぶつかり鍔迫り合うと、ネロは背中にデビルブリンガーを具現化し、その拳を振るう。すると、両者のデビルブリンガーの拳が ぶつかり合った。
ネロ「(デビルブリンガーまで・・・!?)」
レッドクイーンだけでなく、デビルブリンガーも加わった攻防で、更に戦いは激しくなる。
*遊園地*
レストランに立て籠っていた睦月型と暁型、綾波型、島風、まるゆ、ニコと他の来場客だったが、もう突破されそうな状況でピンチに陥っていた。
卯月「もう無理ぴょん!逃げるしかないぴょん!」
皐月「どこに逃げるってのさ!?逃げ場なんてないよ!」
漣「あ~、漣の人生これで終わりか~・・・」
曙「嘆いてないで撃ちなさいよ!」
響「けど弾薬が・・・!」
睦月「このままじゃ・・・」
もう諦めても仕方がない状況下に置かれていると、どこからかバイクのエンジン音が鳴り響いてくる。
悪魔も そちらが気になるのか動きを止めて振り返り、艦娘達も砲撃の手を止めて不思議そうな顔でエンジン音の正体を探っていると、キャバリエーレに乗ったダンテが現れた。
ダンテを乗せたままキャバリエーレがジャンプし、空中で縦に1回転しながらキャバリエーレが分離する。
着地したダンテは、足を軸に回転しながら分離したキャバリエーレを振り回し、大量に湧いた悪魔を次々と斬り飛ばしていく。それを見て、艦娘達が“行け行け”と声援を送る。
キャバリエーレをバイク形態に戻し、乗り回しながら車輪を ぶつけて、残りの悪魔も蹴散らしていくと・・・
ダンテ「イーーヤッハー!!」
キャバリエーレに乗ったままダンテは、ハイテンションで どこかに走り去った。
電「行っちゃったのです・・・」
『うん・・・』
嵐のように過ぎ去っていったダンテに艦娘達が唖然としてると、他の来場客とレストランの奥に引っ込んでいた まるゆとニコが出てきた。
ニコ「終わったのか?」
睦月「えっと、司令官の お陰で どうにか」
三日月「ここに居るのも限界です。移動しましょう」
曙「まるゆ、皆を呼んできて」
まるゆ「う、うん!」
一緒に立て籠っていた来場客に、別の場所へ避難する事を告げ、彼らを連れてレストランを後にする。
ダンテが次に向かった場所は、メリーゴーランドの近くだった。そこでは、初春型と陽炎型が悪魔と戦っていた。
初霜「提督!」
不知火「ご無事で何よりです」
ダンテは魔剣ダンテを手に斬り飛ばし、悪魔を屠っていく。
時にはバルログによる打撃技で悪魔を吹き飛ばし、異変が起きてから高速回転するメリーゴーランドに ぶち当て、追加ダメージを負わせるコンボ技も見せる。
ダンテが あちこち駆けずり回ってる お陰で、被害の拡大は どうにか抑えられていた。
それでも悪魔の出現は止まらず、いつまでも終らない。
*鏡の城*
2人のネロが掴み合った状態でデビルブリンガーの翼を広げ、天井や壁の鏡に互いを押し付け合いながら空中で暴れ回っていた。その影響で鏡が割れ、破片がトリッシュ達に降り注ぐ。
トリッシュ「下がるわよ!」
あまりにも危険な状態に、トリッシュ達は巻き込まれないために急いで後ろに下がる。最早2人のネロの戦いは、トリッシュ達を気にする余裕のない域に達していた。
2人のネロが頭から天井に ぶつかり、そのまま床に落下する。床には無惨な亀裂が幾つも入った。
両者が繰り出した蹴りが互いの顔面に諸に入り、後方に吹き飛ぶ。
朝潮「・・・完全に互角ですね」
トリッシュ「ここまで正確な偽者だと、かなり厄介ね」
セリーナ「ゾニアの狙いは、同士討ちさせる事だ。人は疑心暗鬼に陥ると、その刃を仲間に向けるようになる。3千万年前にも、ゾニアが よく使っていた手だ」
トリッシュ「この偽者を打ち破った相手は居るの?」
セリーナ「3人だけ居る。妾の母上と、2人の兄上だけだった」
ゾニアが作り出した偽者には、疲れを感じる事はない。疲れを感じる者が この偽者を相手にする場合、力が拮抗する戦いの上では圧倒的に不利になる。
これを打ち破るには、強靭な肉体と精神力を持ち合わせていなければ勝てないだろう。
朝潮「あの、話してるところ申し訳ないんですが・・・」
大潮「今まで以上にヤバそうな雰囲気ですよ!?」
2人のネロがデビルトリガーを発動し、大技を出す構えを取る。
トリッシュ達は今より もっと下がる必要があると判断し、ここから逃げる。
2人の魔人ネロが、レッドクイーンとデビルブリンガーの爪から斬擊を飛ばす『マキシマムベット』を繰り出し、『マキシマムベット』が ぶつかり合った事で爆発的な衝撃波が発生し、トリッシュ達が吹き飛ばされる。
起き上がって後ろを確認すると、デビルトリガーを解除した1人のネロが立っていた。どうやら決着が着いたようだ。
ネロ「悪い、手間取っちまった・・・って、おい!?」
ネロがトリッシュ達に近付くと、朝潮型は主砲を、トリッシュはルーチェ&オンブラを、セリーナは杖の頭をネロに向けた。
敵意を向けられ、これにはネロも焦る。一難 去って また一難だ。
霞「あんたが本物だっていう証拠は?」
ネロ「俺だって!俺が本物!」
トリッシュ達には、どちらが本物のネロが判らないまま決着が着いていた。なので、今 目の前に居るネロが、偽者かもしれないという可能性は拭い切れないのだ。
満潮「だから証拠 見せなさいよ!」
ネロ「偽者が本物に勝てる訳ないだろ!つーか、敗ける気ねぇし!」
満潮「・・・どうする?信じる?」
朝潮「難しいですね」
ネロ「どうやったら信じてくれるんだよ・・・」
そこで、朝潮型はネロと自分達にしか分からない話をするよう要求した。それで信じてくれるなら、ネロには大した事じゃない。
ネロ「朝潮はダンテの言う事に疑問を持たないから、最近 不知火共々いいように利用されてる」
朝潮「うっ・・・」
ネロ「大潮は、一緒にアルバートの屋敷に行った。あの時は天龍が おかしくなって大変だったよな?」
大潮「はい、その通りです!」
ネロ「満潮と霞はダンテに暴言 吐いて、素直になれなくて いつも密かに悩んでる」
「「そ、そんな事ないし!///////」」
ネロ「荒潮は、たまにダンテに ちょっかい掛けたり、答えづらい質問して困らせてる」
荒潮「ん~、そんな時もあるわね~」
ネロ「霰は、初雪と弥生と一緒に執務 手伝った時に、3人して喋らないから、ダンテが“会話が弾まねぇ”って言って嘆いてた」
霰「・・・・・・確かに」
ネロ「トリッシュ、バージルが俺の親父だって知った時、“どんなに恨んでも、父親を殺すのはダメ”だって言ってくれたよな?」
トリッシュ「・・・・・・・・・」
ネロ「俺を また この世界に呼んだのはセリーナで、色々と助けられた時もあった。たまにムカつくけど」
セリーナ「ムカつくって何だ?!けど本物っぽいな!」
ネロが語った事から、目の前に居るのが本物であると確信するトリッシュ達。信じてくれた事に、ネロも これで一安心である。
ただ、満潮と霞だけ恥ずかしい事を暴露されたので、この2人だけ妙なダメージを受けていた。
・・・・・・
また現れた悪魔を倒しながら、ネロ達は進む。
その途中、僅かな揺れを感じて足を止めた。揺れは次第に大きくなり、何かが こちらに近付いてくるのが分かる。
嫌な予感がする中、巨体を誇り頭部に拘束具が付けられた悪魔、『ベヒモス』が鏡を突き破りネロに体当たりする。ネロとベヒモスは、反対側の鏡を突き破って どこかに行ってしまった。
ベヒモス━━悪魔には共食いをする者も居る。低過ぎる知性や、強過ぎる欲望などが そうさせるのだろうが、この個体も そうした共食いをする種のようだ。
その事に恐怖を感じた他の悪魔が、共食いを防ぐべく この個体の頭部を拘束してしまったのだろう。
拘束具に縛られてる間は動きも鈍く、恐れる相手ではないはずだ。
問題は拘束が外れた時だ。鬱憤を晴らすように、怒りに任せて これと見定めた対象に突進する。
満潮「今の何!?」
朝潮「ネロさんを追いましょう!」
ベヒモスが作った横穴に入り追い掛けようとしたが、突然 床が抜け、トリッシュ達は落とし穴に落ちた。朝潮型の悲鳴だけが虚しく響き、遂には声も聞こえなくなる。
・・・・・・
朝潮が目を覚まし顔を上げると、目の前にセリーナが立っていた。セリーナは上を見上げている。
セリーナ「随分と落ちたものだな」
朝潮は辺りを見渡すと、満潮と霰が倒れていた。トリッシュ、大潮、荒潮、霞の姿は見当たらない。
朝潮「満潮、霰、起きて!」
満潮と霰の身体を揺さ振り声を掛けると、2人は すぐに目が覚めた。
2人も辺りを見渡し、少しずつ状況を思い出してくる。
満潮「・・・他の皆は?」
朝潮「はぐれちゃったみたい」
セリーナ「・・・・・・ん?」
何者かの気配を感じ、セリーナが後ろを振り返ると、トリッシュが1人で こちらに歩いてくるのが視界に入る。それには朝潮達3人も気付いた。
朝潮「トリッシュさん!良かった、ご無事だったんですね。他の皆は・・・え・・・?」
トリッシュに駆け寄った朝潮だったが、トリッシュは朝潮の顔に銃口を向けた。
満潮「危ない!」
トリッシュが引き金を引く瞬間、満潮が朝潮を押し倒し、銃弾は2人を掠める。朝潮の髪の一部が、僅かに床に散った。
透かさずセリーナが魔力弾を放つと、トリッシュは飛び退き躱す。
朝潮「え・・・どうして・・・?」
満潮「ネロの時と同じでしょ。こいつも偽者」
セリーナ「これは全員の偽者を相手にする事になっても おかしくないな」
霰「普通に・・・困る」
困るレベルの話ではないが、殺らなければ殺られる。朝潮、満潮、霰は主砲を構え、セリーナも杖を構える。
偽者であるトリッシュも、ルーチェ&オンブラの銃口を向け、戦いが始まる。
別の場所では、大潮、荒潮、霞、トリッシュの方でも、セリーナの偽者が鏡の中から現れ、目の前に立ち塞がっていた。
霞「セリーナ!?」
トリッシュ「気を付けなさい。様子が おかしいわ」
一方ネロの方は、拘束具が外れて爆走するベヒモスの背中に掴まり、タコ殴りにしていた。
ネロ「止まれよ このバカ!うおぉヤバい!!」
悪魔や壁に見境なく突進し、ネロは振り落とされそうになりながら、ベヒモスと共に また どこかへ走り去る。
*遊園地*
キャバリエーレに乗りながら、ダンテはギリシア神話をテーマにしたエリアへ近付いていた。すると、夕雲型が3人だけで、来場客を護りながら悪魔と戦っているのが見えてきた。
キャバリエーレをフルスロットルで走らせ、ある程度 接近するとシートを踏み台に跳躍し、悪魔に向かって棍棒形態のキングケルベロスを叩き付ける。
キングケルベロスを横凪ぎに振るい、飛び掛かってくる悪魔を軒並み弾くと、三節棍にしたキングケルベロスで後続の悪魔を蹴散らす。
更に追撃で、ヌンチャク形態のキングケルベロスで凍て付かせ、粉々に打ち砕く。
ダンテ「お前ら3人だけか?」
長波「いや、そっちに川内も居るけど全然ダメでさ!」
ダンテ「はぁ?」
巻雲「調子 悪いみたいで・・・」
砲撃しながら答える夕雲型。
ダンテは舌打ちし、魔剣ダンテで悪魔を斬り捨てながら川内と来場客が居る方へ向かった。
ダンテ「何やってる?」
川内「ごめん、私 戦えない・・・」
ダンテ「こんな時に何の冗談だ?」
川内「私には無理!私が戦っても、誰も助けられない・・・」
ダンテ「いい加減にしろ!お前は何だ?!」
川内「何って・・・どういう意味?」
ダンテ「お前は誰かに護られる か弱い お嬢ちゃんか?それとも、誰かを護る力がある艦娘か?自分が何なのか、よく考えろ」
それだけ言い残し、ダンテは夕雲型に手を貸すために戦闘に戻る。
川内は俯き、動く事はなかった。
*鏡の城*
大潮、荒潮、霞、トリッシュは連携を取りながら、セリーナの偽者を相手に上手く立ち回っていた。
それでも、セリーナの偽者が ありとあらゆる魔術を駆使してくる事で、特に艦娘3人は、一切 気を緩める事ができない。
霞「敵に回すと ほんと厄介ね!」
大潮「砲弾が当たらないよぉ!」
艦娘3人の砲撃は、セリーナの偽者が出した魔方陣によって阻まれる。
トリッシュの銃撃や、パンドラを使った攻撃も、セリーナが一瞬で姿を消し空振りに終わる。
4人もセリーナの偽者の攻撃を躱し、どちらも当たらない攻撃を続けていると、セリーナの偽者が新たな魔術を行使し、辺りが霧に包まれる。
視界が悪い中で、どこから仕掛けてくるのか警戒してると、音もなく魔力弾が大潮の背中に当たり吹き飛ばされる。
霞「大潮!ぐわっ!」
荒潮「これじゃあ どこから来るか━━きゃあああ!!」
大潮に気を取られた霞、荒潮にも、続けて魔力弾が命中する。
トリッシュにも死角から魔力弾が迫るが、勘の鋭いトリッシュは その方向に向かって腕を伸ばし、電撃を放って相殺する。
トリッシュ「そこね!」
魔力弾が飛んできた方角に向かってルーチェ&オンブラを咄嗟に構えるが、床から伸びた鎖に四肢か拘束され、身動きが取れなくなる。
霧が晴れると、丁度 起き上がろうとした大潮の背後に、セリーナの偽者が立っていた。その手には杖ではなく、レイピアを手にしていた。
トリッシュ「大潮!」
大潮「え・・・?」
セリーナの偽者が、大潮の首を狙ってレイピアを振り下ろすが、その瞬間、もう1人のトリッシュが鏡の壁を突き破り、背中から ぶつかり2人して吹き飛ぶ。
同時に、トリッシュを拘束していた鎖も消える。
霞「な、何!?」
荒潮「トリッシュさんが もう1人・・・」
朝潮「皆!」
突然の事に狼狽えていると、朝潮の声が聞こえ振り返る。鏡の壁に出来た穴から、トリッシュの偽者と戦っていた朝潮、満潮、霰、セリーナが姿を見せる。
霞「そっちも偽者と戦ってたの?」
霰「大変だったけど・・・あの人が手助けしてくれた」
朝潮達が自分達の入ってきた穴に顔を向け、大潮達も そちらを もう1度 見る。すると、遅れてバージルが出てきた。
トリッシュ「バージル・・・」
二手に分断されていた彼女達は、隣同士の部屋で戦っていた。その片方の朝潮達の方へバージルが合流し、偽者のトリッシュを吹き飛ばし今の状況に至る。
バージル「ネロは どこだ?」
大潮「途中で はぐれちゃいました!」
話してる途中で、トリッシュとセリーナの偽者からの攻撃が飛んできた。全員が それを避け、2人の偽者を見据える。
満潮「トリッシュとセリーナは前に出過ぎないで。どっちが どっちか判らなくなる」
トリッシュ「はいはい、任せるわよ」
セリーナ「お荷物みたいで何か嫌だな」
バージルが先んじて2人の偽者に向かっていき、それを援護するように朝潮型が砲撃する。
トリッシュの偽者が電撃を放ち、砲弾を相殺すると、バージルとセリーナの偽者が刃を交える。
どれが偽者かは現時点では把握している。ダメージを与えて押し切る事ができれば、突破できるはずだ。
そう思っていると、鏡の中から もう1人のバージルが現れ、バージルに斬り掛かる。バージルは咄嗟に閻魔刀で その刃を受け止めた。
その隙に、トリッシュとセリーナの偽者が本物の方へと向かっていく。
バージル「そっちに行ったぞ!」
朝潮型が砲撃して足を止めようとするが、2人の偽者は朝潮型の弾幕を抜けて、トリッシュの偽者が雷を纏った急降下キックを仕掛け、セリーナの偽者がレイピアで斬り掛かる。トリッシュは蹴りを躱し、セリーナも杖をレイピアに変えて刃を受け止め、逆に斬り掛かる。
本物と偽者が入り交じり、朝潮型は完全に偽者を見失ってしまった。主砲の照準を合わせようとするが、あっちへ行ったり こっちへ行ったりして、どちらに撃つべきか迷う。
霞「分からなくなっちゃったじゃない!」
大潮「どっちが本物ですか!?」
「「私が本物よ!」」
「「妾に決まってるだろ!」」
ネロの時と同じで、本物と偽者が見事にシンクロする。朝潮型からすれば余計に ややこしい。
そこで、セリーナは自分が本物である事を証明する方法を思い付く。
セリーナ「妾は魔女だ。魔女の真骨頂を見せてやる!」
セリーナは自身に魔術を掛け、全身が光に包まれる。光が消えると、そこにはフォルトゥナでネロやキリエに見せた、大人バージョンのセリーナが立っていた。
「「どうだ!こんなの魔女である妾にしか・・・あっれー!?」」
魔術で見た目を変えれば、偽者と見分けが付くかと思っての行動であるが、もう1人のセリーナの姿も、いつの間にか大人バージョンの姿になっていた。
満潮「結局どっちか分かんないじゃない!」
「「妾の真似するな!・・・お前が真似してるんだ!・・・真似するなと言ってるだろ!」」
セリーナのポンコツ具合まで完璧に一緒だ。最早セリーナの思い付きなど意味を成していない。
バージル、トリッシュ、セリーナ、本物と偽者3組の戦いを、朝潮型は何もできずに見ている事しかできなかった。
次回も宜しく お願い致します!