Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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ダンテチームの話は今回で終わりです。
本当は この倍の長さのストーリーだったんですが、まだ他の2チームの話も控えてるので、いくら何でも それは長過ぎだろという事で、必死に削って半分の長さに どうにか留めました。
近頃1つの話が長くて申し訳ないです。
それと、いつも『Devil May Cry鎮守府』を読んでいただき ありがとうございます!
お陰様で2年が経ち、今日から3年目に突入しました!
まだ完結には遠いですが、最後まで お付き合いいただけたらと思います。

230話です!どうぞ!


Mission230 黄金の像~島の秘密~

謎解きを続けながら進むダンテ、比叡、蒼龍、摩耶、鳥海、利根、筑摩、北上、大井、如月、夕雲、伊19だったが、墓地にあった建物で罠が作動し、ダンテ、鳥海、如月が蒼龍達と分断されてしまう。

後戻りできぬ状況で、ダンテ達3人は そこでも謎解きをしながら進んでると、行き止まりに行き着いてしまった。

行き止まりの上層に何かあり、鳥海と如月を上に行かせて調べてもらう事にしたが、その間にも悪魔の気配が強くなり、現れた悪魔に襲われる。

悪魔と戦うダンテは その場に残り、鳥海と如月を先に脱出させる。

悪魔から逃げる鳥海と如月が辿り着いた場所は、ドイツ軍が建設した軍事施設だった。

そこに残された青写真から、像が その施設の真下にあると突き止める。しかし、エレベーターは動かず、唯一の出入り口は悪魔に塞がれている。

恐怖で動けない如月を その場で待たせ、鳥海は窓ガラスを割って外に出ると、発電室へと急ぐのだった。

 

 

*軍事施設 5月5日 5:49*

 

外に出た鳥海は、別の入り口から再び軍事施設の中へ入った。

艤装を展開し、探照灯で真っ暗な通路を照らして進んでると、通路の先の角から悪魔が現れ、鋭い歯や爪を剥き出しに、一目散に鳥海へ向かってくる。

 

鳥海「私だってホラー苦手なのに・・・!」

 

接近されるのは非常に危険なため、鳥海は接近される前に砲撃で迎撃する。

そうして錆びた臭いが充満する通路を進んでいると、案内図にもあった発電室に辿り着いた。

 

鳥海「(ここが発電室ね。早く逃げ出したい・・・)」

 

1人で真っ暗な場所で悪魔に襲われるのは、流石の鳥海も心細い。

如月も心配だが、きっとダンテが追い付き今頃 一緒に居るだろうと自分に言い聞かせ、発電機のレバーを何度も回す。発電機のモーターが動き、次は配電盤を操作して施設内に電気を送らなければならない。

配電盤は一方通行の行き止まりにあり、それを操作して施設内に電気が供給されたのだが、ずっと止まっていた危険を報せる赤いランプが点滅し、警告音が施設内に鳴り響く。

 

鳥海「嘘でしょ・・・」

 

更に その音に引き寄せられるのか、悪魔の声が幾つも聞こえてきた次の瞬間、唯一の帰り道である通路の角から、無数の悪魔が雪崩れ込んできた。鳥海は主砲と副砲で弾幕を張り、逃げ場のない場所で悪魔に応戦する。

だが悪魔の数は多く動きも素早い。隙あらば後続の悪魔が、肉片となった悪魔の死体を飛び越え鳥海に飛び掛かろうとする。少しずつ鳥海と悪魔の距離が縮まり、もう目の前にまで悪魔が迫ってきてる。

 

鳥海「こっちに来ないで!!(摩耶、如月ちゃん、ごめん・・・)」

 

もう駄目かと思われた瞬間、通路の角で爆発が起き、悪魔の肉片が飛び散るのが見えた。

更に爆発は続き、鳥海に向かってくる後続の悪魔が途切れた事で、鳥海はギリギリの所で接近していた悪魔の撃退に成功した。

足音が聞こえ、誰かが歩いてくる。ローマンか その一味だった場合を考え、鳥海は主砲を構えたまま警戒する。

角から出てきたのは、鳥海が初めて見る人物だった。それはネロやバージルが会った、白衣を着た老人だった。

 

老人「こんな所を1人で歩き回ってるとは、感心しないよ」

 

鳥海「・・・あ、あなたは誰ですか?!」

 

こんな場所に人が居るとすれば、ローマンの仲間しか居ないと考える鳥海は、主砲の砲口を下ろさない。

反対に砲口を向けられる老人は、それを恐れる様子もなく鳥海を見ている。

 

老人「私は科学者だよ。ほら、出口まで案内してあげよう」

 

鳥海「あなたを信用できません。ローマンの仲間ではないという証拠は?」

 

老人「ローマンは知らないが、早く行かないと また奴らが匂いを嗅ぎ付けて襲ってくるぞ」

 

老人は鳥海の問いには答えず、通路を引き返していく。また1人で悪魔に襲われるのも考えものであるため、鳥海は一先ず老人を追う事にした。

 

鳥海「あの、あなたの名前は何ですか?」

 

老人「私の名前か・・・おっと、また奴らが来たぞ」

 

名前を聞こうとしたが、そんな暇もなく悪魔が また現れた。鳥海は砲撃し、老人は変わった形の手榴弾を手に、それを投げて悪魔を吹き飛ばす。

 

鳥海「(あの時の爆発は、あれだったんだ)」

 

老人「ほらほら、ボーッとしてないで こっちだよ」

 

いつまでも相手にしていてはキリがないので、マトモに相手せずに鳥海と老人は走って逃げる。

扉のある部屋に逃げ込み、鳥海は即座に扉を閉めて施錠する。

2人が入った部屋には映写機があり、老人は それを点けると、壁に映像が映し出された。その映像には、ここまで ずっと探していた像が映っていた。

次の瞬間、さっきまで襲ってきた悪魔の顔面がドアップで映り込み、鳥海は驚き後退る。そんな鳥海を見て、老人は笑っていた。

映像が引き、悪魔の全体像が映される。その悪魔は軍服を着ており、鎖で柱に拘束されていた。

 

老人「ここでは ある研究が行われていた」

 

鳥海「研究・・・?」

 

老人「悪魔のね」

 

老人の話では、この島に持ち込まれた像を探しに、多くの人間が島を訪れた。

最後に来たドイツ軍は像を見付け、その像に特別な力があると知り、像の力を研究するため軍事施設を、非公式で この場所で建設したそうだ。

 

老人「欲望に駆られた者には決して渡してはならない物だ」

 

老人の話を聞いていた鳥海は、映写機と一緒に誰かの手紙が置かれてるのを見付けた。その手紙にあった日付から、ドイツ軍よりも前に訪れた者が書いた物だった。

 

『終わりが近付いている。悪魔が私に近付いている。あの像は呪われていたのだ。ある者が地獄の門を開け、悪魔と化したのだ。部下は全員 殺された。残るは私だけだ。もう この島を出る船は無い。呪われた町で、私が破壊したのだ。あの悪魔を この島から出してはならない。この最後の時、魂を神に委ねよう。この島を お救いください』

 

手紙には そう書かれていた。

つまり、これまで襲ってきた悪魔は、この島を訪れた人間の成れの果てだったのだ。

 

鳥海「どうして そんな事を・・・っ!?」

 

手紙から視線を外し、なぜ老人が そんな話を知ってるのか問い質そうと横を見ると、いつの間にか老人の姿は消えていた。音もなく。

気味が悪くなった鳥海は映写機を止め、如月が待ってる場所に戻るための道を探しに、その場を後にした。

その道中、角を曲がろうとした瞬間、何かが角から出てきた。また悪魔かと思い主砲を構えるが・・・

 

摩耶「待て待て あたし達だ!」

 

そこに居たのは、修道院跡の図書室で待ってるはずの比叡達だった。

鳥海は安心からか、ヘナヘナと床に座り込む。

 

摩耶「おい、大丈夫かよ!?」

 

鳥海「ごめん、安心したら つい・・・」

 

比叡「司令と如月は どうしたの?」

 

ダンテは悪魔と戦うために別れ、如月は逃げた先で待っててもらってる経緯を話し、今から如月の所に戻るつもりだと説明した。

 

鳥海「それより、あの像を島の外に出しちゃダメッ!」

 

鳥海は映写室で知った、像と この島の秘密を皆に話した。それを聞いた皆は、顔面蒼白になった。もし自分達が真っ先に像を見付けていたら、自分達も他の者と同じように悪魔になっていたかもしれない。

それ処か、島の外に出して下手をすれば、世界中の人間が悪魔化する可能性も有り得る。

だがローマンと その一味は像を探してる。最悪の事態を防ぐためにも、結局 像がある場所には行かなくてはならないだろう。

鳥海と合流した比叡達は、如月とも合流するために軍事施設の中を進む。最大限の警戒をしながら。

 

 

・・・・・・

 

その後 悪魔と遭遇する事はなかったが、如月を待たせていた部屋に似た場所に入る。

窓から見える向かい側の部屋に、如月が居た。どうやら反対側に来てしまっていたようだ。

 

摩耶「ああ、クソ・・・」

 

しかし そこに居たのは如月だけではなかった。ローマンと、その一味も一緒だった。

如月は艤装も出しておらず、抵抗する様子もない。恐らく艦娘の力を抑制する薬を打たれてる。

艦娘達が苦い顔をしてると、ローマンは施設内への放送用マイクのスイッチを入れた。

 

ローマン『私の声が聞こえるかね?』

 

摩耶「よく聞こえるよ、クソ野郎」

 

ローマン『おっと そっちにマイクが無いようだな、残念だ』

 

如月は自分を取り押さえるナウァロの手を振り払い、マイクを使って皆に逃げるように言うが、ナウァロに髪を掴まれ殴られてしまう。

 

イク「如月!」

 

摩耶「手を放せ!」

 

如月の身を案じて叫ぶが、ローマン達には艦娘達の声は聞こえない。

ローマンは1つ、ナウァロに言いたい事があった。

 

ローマン「ナウァロ君、小娘1人の扱い方も知らんのかね?」

 

ナウァロ「申し訳ありません。次は殺ります」

 

そう言ってナウァロは、如月を再び取り押さえ、顔に銃を突き付ける。

それに満足したのか、ローマンは艦娘達の方へ向き直る。

 

ローマン『邪魔が入って失礼した。君達には感謝している、ありがとう、ここに連れてきてくれて』

 

ローマンは嫌味ったらしく、ヨーロッパのジャングルで奪った この島の座標が書かれた紙を見せながら礼を言ってきた。

 

摩耶「感謝しまくれ」

 

ローマン『あぁ、君達と その連れが万が一 変な事を仕出かさないように、この艦娘は もう少し お借りするが、構わないだろ?ごきげんようDevil May Cry鎮守府、会えて光栄だったよ』

 

それを最後に、ローマン達は部屋から出ていく。

ナウァロは最期に笑みを浮かべながら、何かを言っていた。

 

摩耶「あぁ、勝ったつもりか、クソ。勝負は まだだ」

 

鳥海「どうしよう・・・如月ちゃんの事は私の責任だわ・・・」

 

蒼龍「ううん、悪いのは全部あいつらよ」

 

大井「提督は どうします?」

 

比叡「待ってられない。今から私達は、ローマン達を止めて如月を奪還する」

 

摩耶「よし、行こう!」

 

如月を助けるためにも、像がある場所へ向かう必要が出てきた。ローマン達は必ず その場所に行く。

艦娘達は部屋を出ようとしたが、部屋の外から複数の男の声が聞こえてきた。追ってこれないように、ここで皆殺しにするつもりだ。

戦える艦娘は艤装を展開し、迎撃する態勢に入る。

互いの顔を見合せ頷き合うと、蒼龍が扉を開けて艦娘達が砲撃する。向こうからも銃弾が飛んでくるが、銃撃と砲撃では比べ物にならない。

 

 

・・・・・・

 

男達を倒した後、エレベーターで1階まで下りて外に出ると、レーザーポインターの光が大井に当たる。

 

北上「大井っち危ない!」

 

北上が大井を突き飛ばした直後、銃声が鳴る。施設の上の方の窓から、スナイパーが こちらを狙っていた。

全員 物陰に隠れるが、北上は銃弾に当たり艤装が消えてしまう。

 

大井「き、北上さん、血が!」

 

北上「だ、大丈夫・・・」

 

利根「よくもやりおったな!」

 

利根が放った報復の砲撃で、スナイパーが居た場所が吹き飛んだ。

北上の傷を手早く応急措置した艦娘達は、スナイパーが消え進めるかと思ったが、今度は あの悪魔が現れた。

 

夕雲「ほんとに この島どうなってるの~?」

 

摩耶「いいから撃て撃て!」

 

蒼龍「この島バカンスに向いてない!」

 

 

・・・・・・

 

*ジャングル 11:23*

 

現れた悪魔も倒し、長い梯子を上がるとジャングルのド真ん中に出た。

艦娘達は教会跡の方へ向かいながら、行方の分からないダンテに無線を入れた。

 

比叡「司令、聞こえますか?司令、応答してください!」

 

ダンテ『無事だったか。今どこだ?』

 

比叡「教会に向かってます。如月が捕まり、北上が特殊弾に被弾して艤装が使えません」

 

ダンテ『今は自分の事で手一杯だ。教会の外でローマンの仲間に見付かるし、悪魔もバカみたいに出てきやがるからな』

 

比叡「すぐ行きます」

 

ジャングルの中を走り、廃墟となった町が見えてきた。近付くに連れ、銃声の音も大きくなる。

町の間を抜けると、教会跡がある場所に出た。

 

ダンテ「何が どうなってんのか訳分かんねぇな!」

 

そこではダンテ、悪魔、武装した男達の三つ巴の戦いになって混沌としていた。

 

筑摩「提督!」

 

ダンテ「吹っ飛ばせ!」

 

戦える艦娘達が加わり、砲撃を開始する。ダンテと艦娘達は、四方を囲まれた状態での戦いを余儀なくされる。

そんな中、摩耶はダンテの近くの物陰に隠れた。

 

摩耶「提督、奴らを止めないと、このままじゃ大変な事になる!」

 

ダンテ「何の話だ?」

 

摩耶「詳しくは分からないけど、あの像が ここを滅亡させたんだ!ドイツ軍も殺された!」

 

ダンテ「おいおい、何だって?」

 

摩耶「時間がないんだ!ちゃんと聞けよ!」

 

ダンテ「隠れてるだけの お前と違って、俺は忙しいんだ!」

 

摩耶「兎に角 教会に行かなくちゃならない!」

 

ダンテ「お前ら、道が開いたら すぐに走れ!」

 

ダンテは魔剣ダンテを手にし、紅い衝撃波『ドライブ』を放つ。衝撃波に悪魔が消し飛んだ瞬間、ダンテと艦娘達は教会跡に向かって走る。

後ろから まだ残ってる武装した男達が撃ってくるが、ダンテは振り返り、カリーナ=アンから無数の小型ミサイルを発射する。地面に着弾して炎と煙が目眩ましとなり、その隙にダンテ達は教会跡の中へ入った。

入ったはいいが、中に居た男達が自動小銃とスナイパーライフルを撃ってくる。ダンテ達は即座に物陰に隠れ、応戦する。

 

摩耶「クソッ、どこにでも居やがる!」

 

利根「蒼龍と摩耶と北上は下がっておれ!」

 

鳥海「祭壇の真下に秘密の通路があるはずです!」

 

ダンテ「じゃあ さっさと片付けないとな!」

 

攻撃してくる敵を一掃し、ダンテ達は教会跡の奥にある祭壇を動かした。すると、地下へと入る縦穴が出てきた。

ダンテと艦娘達は躊躇う事もなく、そこに飛び込んだ。

 

ダンテ「それで、何が どうなってるのか話してもらおうか」

 

鳥海「ここで死んだ誰かは、像を この島に留めたかったんです。島の外へ出したくなかった」

 

ダンテ「それで?」

 

鳥海「多分、呪いが掛かってます」

 

ダンテ「・・・俺達ムンドゥスの力を探しに来たよな?何かあるなら、それは悪魔の力だ」

 

鳥海「兎に角、私を信じてください。島の外には出せません」

 

 

・・・・・・

 

*洞窟 12:13*

 

祭壇の下から続く洞窟を抜けると、陽の光が当たる広い場所に出た。

その中心には黄金の像があり、ローマンと その一味は、像を運ぶ準備をしていた。

艦娘達は主砲を構えるが、ダンテ達は後ろから武装した男達に銃を突き付けられ、動きを止める。

 

ローマン「そろそろ学習できたんじゃないかね?私に歯向かうなどムダだ。武器を捨てなさい。さぁ、捨てるんだ」

 

艦娘達は どうするのかとダンテを見るが、ダンテは艦娘達と目を合わせず真っ直ぐローマンを見ている。

 

ローマン「お遊びは ここまでにしよう。艦娘の命が どうなるか」

 

ダンテはエボニー&アイボリー、コヨーテ・A、ダブルカリーナ=アン、魔剣ダンテを捨ててから、艦娘達に頷いた。それを見て、艦娘達も艤装を解除する。

 

ローマン「宜しい、しばらく大人しくしてくれたまえ。少しやる事がある」

 

ダンテ「プロとして、1つ意見を言わせてもらってもいいか?」

 

ローマン「何かね?」

 

ダンテ「(それ)に宿る力は誰の手にも負えない。やめときな」

 

ダンテの忠告を鼻で笑い、ローマンは像へと近付いていく。

ローマンは、像を見ながらウットリしていた。

 

ローマン「実に素晴らしい。正に芸術だ。これ程の物は見た事がない」

 

手を掛け像を開けた瞬間、黒い煙が噴き出し それを浴びると、ローマンは咳き込み苦しみながら蹲る。

ローマンがナウァロに振り向き見せた顔は、眼球が黒一色に染まり鋭い歯が並び、爪も鋭くなっていた。

悪魔と化したローマンが、ナウァロと如月に襲い掛かる。

 

ダンテ「今だ!」

 

ダンテは瞬時にDr.ファウストを被り腕を突き出すと、走るローマンにレッドオーブを発射した。

それと同時に、艦娘達は背後に居た男達の銃を奪い捩じ伏せる。

開かれたままの像から黒い煙が広がり、ローマンの部下が次々と悪魔と化していく。そして仲間に襲い掛かり、洞窟内が地獄絵図に変わる。

ナウァロは如月を突き飛ばし、襲ってくる悪魔に銃を乱射する。

だが数の多さに対処できず、そのまま飛び付かれ肉を食い千切られる。他の者同様、ナウァロは空しい断末魔を残して死んだ。

 

蒼龍「如月ちゃん、走って!」

 

如月にも黒い煙が迫り、如月は走ってダンテ達の方へ逃げるが、間に合いそうにない。見兼ねたダンテがキングケルベロスの鎖を伸ばし、如月に巻き付け引っ張ると、黒い煙に触れるギリギリで逃れる事ができた。

 

如月「司令官!もう1人で どこかに行かないで!ちゃんと一緒に居て!」

 

ダンテ「泣くのは後にしろ」

 

如月が泣きながらダンテに文句を言うが、そこにベルゼが現れ像が閉じられた。

 

ベルゼ「ダンテ、見付けてくれて ありがとな」

 

ダンテ「待て このヤロッ・・・!」

 

声を掛ける暇もなく、ベルゼは像と共に消えてしまった。

像が閉じられ消えた事で、この場で これ以上 悪魔と化す事はなくなったが、昔に悪魔となった者は まだ島に残っていたらしく、洞窟内に悪魔が次々と現れる。

ダンテは港で待機する鈴谷に無線を入れ、艦載機で爆撃するように言った。指示を聞いた鈴谷は、少し戸惑っていた。

 

鈴谷『爆撃って、どこに!?』

 

ダンテ「島 全部だ!焼き払え!」

 

鈴谷『はい!?』

 

筑摩「提督、どうするつもりですか?」

 

ダンテ「当然、悪魔を狩るのさ」

 

ダンテは既に拾っていたエボニー&アイボリーを構え、艦娘達も再び艤装を展開して主砲などを構える。この島に残る悪魔を全て排除するために。

 

 

・・・・・・

 

*浜辺 15:31*

 

ダンテと艦娘達は、島の浜辺に来ていた。

艦載機と水上機による爆撃は まだ続いており、島に残っていた廃墟は跡形もなく消え、草木は燃え広がり、爆発音が ずっと鳴り響いている。

 

夕雲「提督、この人達は どうするの?」

 

浜辺にはダンテ達だけでなく、ローマンの生き残っていた部下も一緒だった。彼らは皆、艦娘達の手で拘束されていた。

 

ダンテ「アメリカ海軍に連絡しろ。ミスター・Jの関係者なら、あいつら喜んで飛んでくる」

 

日本は海外での捜査権は持たない。それは日本海軍でも同じだ。

しかも今回は、任務でなく独自に動き鉢合わせした。Devil May Cry鎮守府としても色々とバツが悪い。

だが協力という形なら、Devil May Cry鎮守府には お咎めナシだ。それ故に、アメリカ海軍に引き渡すしかない。

艦娘達は不満そうに その指示に従った。命懸けとなる出来事の上で奴らを捕まえたのに、最期にはアメリカ海軍の手柄になってしまうのだから。

もう これで終わりかと思われたが、まだ残ってた悪魔が浜辺まで来た。

 

ダンテ「まだ こんなに居るのか・・・よし、アメリカ海軍が来るまで頑張るぞ」

 

『はーい・・・』

 

ダンテは まだまだ やる気充分だが、艦娘達は もう嫌になっていた。

その後アメリカ海軍が来るまで、迫り来る悪魔を退け、拘束した男達はアメリカ海軍に引き渡し、ダンテ達は鎮守府へと帰投するのだった。




次回も宜しく お願い致します!
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