Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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初めての執筆と投稿から丁度1ヶ月になりますが、ここまで お付き合いいただき ありがとうございます!
自己満足作品ですが、これからも よろしく お願いします!

25話です!どうぞ!


Mission25 潮干狩り~歴史は繰り返す~

*Devil May Cry鎮守府 執務室*

 

鈴谷「もう我慢できない!」

 

鈴谷は執務机に叩き付けるようにアグニ&ルドラを置いた。

 

ダンテ「おい、扱いに気を付けろよ。それ刃物だぞ」

 

鈴谷「そんなの どうでもいい!こいつら どうにかしてよ!」

 

ダンテ「何が?」

 

鈴谷「毎晩 喋りっぱなしで、鈴谷あんまり寝れてないんだってば!」

 

アグニ『寝れないらしいぞ

 

ルドラ『寝れないらしいな

 

アグニ『なぜ寝れないんじゃ?

 

ルドラ『我らが喋るからと言っておるぞ

 

アグニ『なぜ我らが喋ると寝れないんじゃ?

 

ルドラ『それは━━

 

アグニ&ルドラのゴールの見えない会話が始まった。

 

ダンテ「勝手に喋るな」

 

ダンテもアグニ&ルドラを机に叩き付ける。

 

アグニ『世知辛いのう

 

ルドラ『世知辛いのう

 

鈴谷「鈴谷 反省したから こいつら返して良いでしょ?」

 

ダンテ「う~ん、まだダメだ」

 

鈴谷「何で!?」

 

ダンテ「俺も こいつら手元に置いときたくない」

 

鈴谷「~~~~っ!提督のバカッ!嫌い!」

 

鈴谷はアグニ&ルドラを持って執務室から出ていった。それと入れ替わるように北上、大井が入ってくる。

 

北上「どしたの?」

 

ダンテ「罰ゲーム継続したら怒って出ていっちまった」

 

北上「あ~・・・」

 

大井「あんな うるさいの持たされたら当然でしょ・・・」ボソッ

 

ダンテ「聞こえてるぞ大井」

 

大井「な、何のことですか~・・・?」

 

大井は笑って誤魔化すが、ダンテには丸聞こえだ。

 

北上「もう許してあげたら?」

 

ダンテ「返却されると俺が困る」

 

自分勝手な言い分で、北上と大井も これには同意できない。アグニ&ルドラはダンテの所有物だ。ダンテが持つべきだと思うのは当然だろう。

 

北上「それより駆逐艦が潮干狩りに行きたいんだってさ」

 

ダンテ「好きに行ってこいよ」

 

北上「引率者として一緒に来てよ」

 

ダンテ「ママに言いな」

 

北上「鳳翔さんは忙しいから、提督が保護者として一緒に来てほしいんだってば。あと赤城さんと加賀さんも来るよ」

 

ダンテ「潮干狩りって何すんだ?」

 

北上「潮干狩るんです!」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

 

・・・・・・

 

説明してもらえないまま潮干狩りに行くことになったダンテ。潮干狩り一行の中には鈴谷も居た。その道中・・・

 

アグニ『どこに行くんじゃ?

 

ルドラ『潮干狩りに行くらしいぞ

 

アグニ『潮干狩りとは?

 

ルドラ『地中から何かを獲るらしいぞ

 

アグニ『何を獲るんじゃ?

 

ルドラ『分からん

 

ダンテ「(外で堂々と喋らすなよ・・・)」

 

こんな調子で喋り続けるアグニ&ルドラを、手に持ってダンテの方向に向け続ける鈴谷。嫌がらせのつもりらしい。これにはダンテも気が滅入っていた。

 

 

・・・・・・

 

*浜*

 

白露「私がいっちばん多く見付けるからね!」

 

白露以外の駆逐艦は黙々と潮干狩りに勤しんでいた。

 

赤城「今日の夕飯のために いっぱい獲りましょう加賀さん!」

 

加賀「鎧袖一触よ」

 

碌に説明もされていないダンテは浜の端っこに座り、遠目から皆を見ていた。

 

ダンテ「あいつら化石でも発掘してんのか?」

 

北上「違うよ提督、貝 獲ってんの」

 

北上と大井がダンテの横に座る。

 

ダンテ「・・・楽しいのか?」

 

北上「提督もやってみる?」

 

ダンテ「俺はいい、お前らは行かないのか?」

 

北上「うちら駆逐艦 連れてきただけだから」

 

そして3人は鈴谷を見た。その鈴谷はというと・・・

 

鈴谷「こんにゃろー!」

 

アグニ『我らの扱いが ぞんざいではないか弟よ!?

 

ルドラ『ぞんざいだな兄者よ!

 

アグニ&ルドラで浜を力一杯 抉っていた。相当ストレスが溜まっているらしい。

 

ダンテ「・・・あいつも楽しそうで何よりだ」

 

大井「どこが?」

 

そのまま潮干狩りは続いた。

 

 

・・・・・・

 

ダンテは見ているだけで退屈だった。参加する気も起きず、時間だけが過ぎていった。

突然ダンテは立ち上がる。

 

北上「ん?どうしたの提督?」

 

大井「・・・・・・?」

 

ダンテは違和感を感じ始めていた。他にも潮干狩りに来ていた人間が居たが、今は自分達以外 誰も居ない。帰る様子も見ていない。

 

ダンテ「他の人間は どうした?」

 

北上「ん~、帰ったんじゃないの?」

 

ダンテ「帰るところ見たか?」

 

大井「そういえば・・・」

 

北上と大井も違和感を感じ始めた。駆逐艦と一航戦は夢中で潮干狩りをしている。そこへ諸悪の根源が駆逐艦達の近くに現れた。

 

ジェスター「イヤッホ~~~!」

 

『わあっ!?』

 

少し離れていた赤城と加賀も気付き、駆逐艦達を守るため駆け出す。

 

ジェスター「楽しそうだね、お嬢さん方」

 

白露「何この人~・・・」

 

叢雲「あんた何しに来たのよ・・・!」

 

ジェスターはニタァッと笑うだけだが、そこに一発の弾丸が飛んできた。ジェスターは首を横に反らし、弾丸を躱す。

 

ジェスター「相変わらず短気だな、デビル坊や」

 

ダンテ「お前は お呼びじゃねぇんだよ」

 

駆逐艦達はダンテの後ろに隠れた。赤城、加賀、北上、大井も、いつでも動けるように臨戦態勢だ。

 

ジェスター「まぁ聞けよ、オレも この世界の歴史は勉強したんだ」

 

ダンテ「知識を披露しにきたなら その口 閉じてろ。俺より お喋りな奴は嫌いだって忘れたか?お前らは下がってろ!」

 

ダンテは艦娘達を下がらせ、ジェスターに向かってエボニー&アイボリーを連射した。だがジェスターは瞬間移動で弾丸を躱して接近してくる。そしてダンテの胸にドロップキックを喰らわした。ダンテは艦娘達が居る場所まで吹き飛ぶ。

 

赤城「提督!」

 

艦娘達はダンテを心配して駆け寄る。

 

ジェスター「この世界は昔、戦争をしてた。戦争が終わると今度は艦娘と深海棲艦が出てきてドンパチし始めた。その戦争を なぞるようにバカみたいにな!」

 

『・・・・・・っ!』

 

ジェスターは自慢気に話し、ダンテも立ち上がる。艦娘達は苦い顔をしていた。

 

ダンテ「それが どうした?興味ねぇよ」

 

ジェスター「さらに むかーし昔、この世界には悪魔と それに抗う存在が争っていた。丁度この日本って呼ばれる国でな」

 

 

この世界は嘗て━━

 

我や他の、この地に住まう守護する者達は力を失った。我らでは最早 止められない

 

 

赤城「まさか・・・」

 

花見の時に聴こえた声は、それを伝えようとしてたのかと今になって理解した。

 

ジェスター「歴史は繰り返すんだよダンテ、魔界の復活は止められない」

 

ダンテ「お前こそ どうやって それを調べた?勝手の知らない異世界で、そこまで知るのは簡単じゃないだろ?」

 

ジェスター「勿論そうさ、だけど親切な人間が教えてくれたのさ・・・俺と一緒に魔界を復活させないか?そっちの方が楽しいだろ?」

 

ダンテ「お前の話が つまらないって事だけは よく分かったよ、お断りだ。序でに お前に それを教えた奴が誰か教えろ!」

 

ダンテは再びエボニー&アイボリーを連射するが、ジェスターには当たらない。

 

ジェスター「お前なら そう言うと思ったよ。だけど お前は どの道 手伝う事になるのさ!」

 

ジェスターが指をスナップさせると地響きが起きる。地中から巨大な二枚貝が現れた。ジェスターは いつのまにか消えていた。

 

白露「一番 大きい貝だー!」

 

皐月「言ってる場合じゃないよ!あれも悪魔なの!?」

 

叢雲「司令官!」

 

ダンテは右腕を広げて動かない。

 

赤城「・・・迎撃します!」

 

艦娘達は艤装を展開、一航戦は艦載機を発艦、駆逐艦と鈴谷は砲撃を開始した。

 

北上「ちょっと何してるのさ!?」

 

大井「早く戦いなさいよ!」

 

北上と大井も一応 艤装を展開してるが魚雷しか装備しておらず陸では魚雷は使えない。なのでダンテに戦うことを催促する。

 

ダンテ「・・・ちょっと待ってろ」

 

 

*Devil May Cry鎮守府 執務室*

 

同じ頃、執務室には大淀と鳳翔が書類の処理に励んでいた。すると、執務室に置かれているリベリオンがガタガタと震えだした。

 

ガッシャーン!

 

リベリオンは窓を突き破り外に飛んでいった。

 

「「・・・・・・・・・」」

 

突然のことで、大淀と鳳翔は呆然と窓を見つめていた。

 

 

・・・・・・

 

*浜*

 

ダンテの手に、飛んできたリベリオンが収まる。

 

鈴谷「武器なら此処にもあるじゃん!」

 

ダンテ「そいつらは使いたくない!」

 

鈴谷がアグニ&ルドラを持ち上げながら言うがダンテは聞く耳を持たない。

そのまま貝の悪魔に向かっていく。ダンテは跳躍して貝に斬り掛かるが、貝殻が硬いのかリベリオンが弾かれた。リベリオンを背に戻し、エボニー&アイボリーを撃つが効果はない。貝殻が開くと、中から大木のように太い触手が出てきた。その触手を振り回し、艦娘達やダンテに叩き付けてくる。

 

時雨「うわっ!?」

 

如月「きゃーー!」

 

深雪「危ねっ!危ねぇって!」

 

赤城「私達は海に出ます!」

 

北上と大井 以外の艦娘達は一旦 海に出て悪魔に攻撃するが、悪魔は海に背を向けているため貝殻が全て弾いてしまう。ダンテは陸に残って応戦してるが、触手の攻撃が激しく近付けない。

 

ダンテ「厄介だな・・・」

 

触手が横に薙ぎ払われ、ダンテは吹き飛ぶ。同時にリベリオンを落としてしまった。触手はダンテを拘束して何度も地面に叩き付ける。

 

北上「提督!」

 

鈴谷「や、ヤバいって!」

 

アグニ『我らをダンテの下へ

 

ルドラ『我ら兄弟の力を

 

『『今こそ使う時!』』

 

鈴谷「ちゃんと役に立ってよ!」

 

意を決して鈴谷は陸に戻る。

 

加賀「鈴谷!?」

 

悪魔はダンテを取り込もうとしていた。ダンテも触手を殴るが拘束は解けない。陸に戻った鈴谷はダンテに叫ぶ。

 

鈴谷「提督!これ使って!」

 

アグニ『鈴谷!

 

ルドラ『我らを投げろ!

 

鈴谷「おんどりゃー!」

 

鈴谷はアグニ&ルドラをダンテに向かって投げた。ダンテはアグニ&ルドラを手にすると触手に突き刺す。アグニの炎が触手を焼く。効果があったのか触手はダンテを放り投げる。拘束が解かれたダンテはリベリオンを回収し、アグニ&ルドラで触手を焼き斬っていく。

 

『『ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!』』

 

ダンテ「Silence(黙れ)!」

 

北上「大井っち、あそこに魚雷 投げ込んだら少しはダメージあるかも」

 

大井「かもしれませんね!」

 

触手を出すことで貝殻が少し開いている。北上は そこに魚雷を投げ込もうと言うのだ。

 

北上「おりゃっ!」

 

大井「ふんっ!」

 

魚雷を発射装置から抜いて投げる2人。だが残ってる触手が魚雷を弾いた。

 

「「・・・え?」」

 

魚雷は真っ直ぐ北上と大井に戻ってくる。

 

北上「わぁーーー!!」

 

大井「きゃあーーー!!」

 

魚雷は爆発して2人を吹き飛ばす。

 

鈴谷「北上!大井!」

 

ダンテ「ふざけんなよ・・・!」

 

触手は焼き斬られても新たな触手が出るか再生して切りがない。

再び触手に捕まるダンテ。悪魔は そのまま海に移動していく。ダンテを海に引きずり込もうとしている。

 

鈴谷「提督!この、提督を返せ!・・・・・・っ!?」

 

鈴谷はダンテを助けようと砲撃したが、触手に薙ぎ払われ吹き飛んだ。

そしてダンテは海に引きずり込まれる。

 

赤城「提督!」

 

悪魔は海を高速で移動する。艦娘達も それを追うが見失ってしまった。

 

加賀「そんな・・・」

 

時雨「・・・嘘だよね?」

 

暁「司令官・・・」

 

赤城「・・・・・・提督ー!」

 

 

・・・・・・

 

どこかの無人島の近くで水柱が上がる。飛び出したのは浜に出た貝の悪魔。

どれだけの時間、どれだけの距離を移動したのか分からないが、ダンテは触手に拘束されたままだ。悪魔はダンテを取り込もうとする。

 

ダンテ「・・・!甘いんだよ!」

 

ダンテは貝殻の中まで引きずり込まれたが、今度は本体と思われる部分にアグニ&ルドラを突き刺す。アグニの炎が本体を焼き、ルドラの風が火力をアップさせる。さらにダンテは魔人化して火力の底上げをした。ダンテの魔力を得て炎が巨大になり噴き上がる。悪魔はダンテを放り投げ貝殻を閉じた。防御に徹するようだ。

 

アグニ『灰は灰に!

 

ルドラ『塵は塵に!

 

ダンテ『ハアァァアアアア!

 

ダンテはアグニ&ルドラを繋げ、頭上で回転させて熱気の渦を作り出す。さらに自身も飛び上がり回転が増し、巨大な炎の竜巻を発生させた。悪魔は竜巻に巻き込まれ焼かれていく。やがて竜巻が消えると、ダンテと悪魔が落ちてきた。デビルトリガーは解除されている。悪魔は塵となり消えた。

 

ダンテ「・・・・・・ここ どこだよ?」

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 食堂*

 

潮干狩りに行っていた艦娘達は鎮守府に戻っていた。

 

天龍「・・・それでノコノコ帰ってきたのかよ?」

 

『・・・・・・・・・』

 

赤城「・・・追い掛けましたが敵は水中では速くて見失ってしまったんです」

 

北上「うちらだって何もしなかった訳じゃないよ」

 

天龍「ふざけんな!提督が連れ去られてノンキに貝だけ持って戻ってきてんじゃねぇよ!」

 

天龍は怒りに任せてテーブルの上に置かれた貝の入ったバケツを手で払う。床には貝が散らばった。

 

暁「あ・・・」

 

大井「その場に居なかったくせに偉そうなこと言わないでよ!」

 

雷「や、やめてよ・・・」

 

天龍「俺だったら絶対あいつを見捨てねぇ!」

 

加賀「私達だって見捨てた訳ではないわ・・・」

 

北上「天龍が居ても どうにかなったとは思えないね!」

 

天龍「んだとぉ!」

 

鳳翔「やめなさい!」

 

『・・・・・・・・・』

 

鳳翔の一喝により皆 沈黙する。

 

鳳翔「提督のことです、簡単に死ぬとは思えません。明石さん、提督は艤装を持っていってましたか?」

 

明石「・・・工廠に置かれたままです」

 

神通「海上なら まだしも、水中では流石の提督も戦う術が無いのでは?」

 

天龍「あいつが死んだって言いたいのか?」

 

神通「いえ、そういう訳では・・・」

 

那珂「やめてよ!今は喧嘩してる場合じゃないよ!」

 

羽黒「鳳翔さん・・・」

 

鳳翔「3艦隊で捜索隊を編成します。もし生きているなら どこかの海域に居る可能性があります。大淀さんは すぐに この事を大本営に連絡してください」

 

大淀「分かりました!」

 

大淀は食堂を出ていく。

 

鳳翔「問題は これだけではありません。早く提督を見付けないと・・・」

 

街では、馬車を引いた巨馬が爆走しながら街を破壊していた。




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