Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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今回は おふざけに当たる回です。
本編には直接 関わらないので、苦手な方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。

257.5話です!どうぞ!


Mission257.5 テスト返しは珍解答の宝庫

*Devil May Cry鎮守府 本館 6月4日 13:00*

 

休息日である今日、午後からも駆逐艦と軽巡の艦娘は勉学に励んでいた。

駆逐艦1組の睦月型、吹雪型、暁型、白露型、島風、ほっぽが居る教室では、国語の授業だった。

教師役は妙高が受け持っている。

 

妙高「それではテストの答案用紙を返すので、名前を呼ばれたら取りに来るように」

 

こちらも、午前の授業の駆逐艦2組のように、テスト返しが行われていた。名前を呼ばれ、次々と答案用紙を受け取っていく。

 

妙高「ではテストの答え合わせをしながら復習し、馬鹿は晒していきます」

 

妙高の授業も、どうやら公開処刑スタイルのようだ。妙高といい那智といい、妙高型は皆こういう やり方なのだろうか?

教育上どうかと思うが、生徒である艦娘達も それを楽しんでいる節があるので、良しとしよう・・・。

テスト問題の復習が始まり、カタカナを漢字に直す問題を見ていく。

 

問.クダモノ

 

妙高「次のカタカナを漢字に直しなさい。果物ですね」

 

妙高が黒板に正解を書き、これを元に皆の答えを見ていく。

最初に名前を呼ばれたのは島風だったのだが、島風は大層 慌てていた。

 

島風「ダメダメダメダメダメ!」

 

妙高「何ですか?ダメダメダメダメダメって。いいですか皆さん、果物ですよ」

 

『果物ー!』

 

妙高「では島風の答えを見てみましょう」

 

A.植物(しょくぶつ)×

 

妙高「何で?」

 

島風以外の駆逐艦の艦娘は、手を叩きながら爆笑していた。

 

妙高「“クダモノ”って言ってるでしょ。まぁ果物も植物かもしれないけど、“果物”を書いてほしいの」

 

気を取り直して、次の問題に移る。

 

問.ソウセンキョ

 

妙高「はい、これ総選挙ですね。これぐらいは書いてほしいんですが・・・白露」

 

『えーっ!?』

 

駆逐艦から驚きの声が上がり、白露も まさかと思い手で口を押さえる。

 

白露「ちゃんと書きましたよ!?」

 

妙高「白露型の最年長よね?」

 

白露「はい・・・」

 

妙高「白露のソウセンキョ、見てみましょう」

 

A.総選京(そうせんきょう)×

 

妙高「お?」

 

白露以外の駆逐艦は爆笑したり、ドン引きして信じられない様子で手で口を押さえた。

 

妙高「総選京、平安京。“泣くよ白露の総選京”。怖ーい!」

 

『怖ーい!』

 

妙高の言葉を復唱する駆逐艦だが、すると もっと怖い生徒が・・・。

 

妙高「文月、今あなた“怖ーい”って言ったわね?」

 

文月「はい、怖かったです。えっ、総選挙・・・」

 

妙高「文月の答え、見てみましょう」

 

A.祝選挙(しゅくせんきょ)×

 

妙高「どういうこと?」

 

文月の解答に、教室は またもや爆笑の渦に包まれる。

選挙の結果が出る前に祝ったら×。

 

文月「い、いい事を書こうとしたら そうなっちゃった・・・」

 

妙高「そういう時間じゃないです。怖ーい」

 

『怖ーい!』

 

そして次の問題に移る。

 

問.カンムス

 

妙高「はい、艦娘ですね。これは書けないと大変な事になりますよ」

 

駆逐艦の艦娘達は当然だと笑っていたが、そんな中、艦娘じゃない人が居ると妙高は言った。皆は誰だ誰だと探し始め、初雪が名を呼ばれた。初雪も笑っていたが、名を呼ばれた瞬間 笑みが消えた。

 

A.缶娘(かんむす)×

 

初雪「違っ・・・これは・・・!」

 

妙高「柔らか過ぎて戦えませんよ!こんなの すぐベッコベコにされて潰されます!」

 

叢雲「明日カン・ビン・ペットボトルの日だっけ?」

 

初雪「ゴミに出そうとしないで・・・!」

 

明日 何のゴミの日か確認も終わり、次の問題に移る。その問題も、艦娘なら答えてほしい問題だった。

 

問.ゴウドウエンシュウ

 

妙高「はい、これは合同演習ですね。今、私達は合同演習の真っ最中ですから、ちゃんと書いてほしいですね。それなのに・・・演習ができない人が居ます」

 

そして名指しされたのは、夕立だった。夕立は そんなはずはないと、ちゃんと書いたと狼狽えていた。

 

A.合同演奏(ごうどうえんそう)×

 

夕立「ぽいーー!?」

 

夕立も間違いに気付き、自分で驚いていた。無意識に書いた書き間違いだろうか?

 

妙高「合同演習の初日、金剛さんが言ってましたね?“これが私達、Devil May Cry鎮守府の実力です”と。負けます演奏(こんな事)してたら!狙い撃ちされ放題です!」

 

Devil May Cry鎮守府は、自ら敗北していくのか?

それから何問か答え合わせをしていき、別の問題へと入る。次は漢字を ひらがなに直す問題だ。

 

問.奔放

 

妙高「はい、問2の1、次の漢字を ひらがなに直しなさい。これは ほんぽうです。“自由奔放”とか言いますよね?さぁ・・・ほっぽ」

 

『ほっぽ・・・?』

 

ほっぽ『・・・チャント・・・カイタヨ?

 

A.ついほう×

 

妙高「ちょっと!?」

 

『えーっ!?』

 

妙高「大丈夫だから!もう誰も あなたを追い出そうとしないから心配しないで」

 

雷「悩まないで」

 

ダンテが ほっぽを連れて帰った時、艦娘達は深海棲艦だからという理由で大騒ぎした。その後も ほっぽと初めて会う艦娘は、その度に大騒ぎしたり敵意を向けたりする事があったので、ほっぽは それに思い悩み、意識が そう書かせたのではないかと思い慰め始める。

ただ、ほっぽは そんなつもりで書いた訳ではないので、よく分かってない顔をしていた。

答え合わせも進み、次の問題は、語句を使って短い文章を作るという問題だった。

 

問.味を しめる

 

妙高「時雨」

 

時雨「はい!」

 

妙高「時雨の答えを見てみましょう」

 

時雨「えっ!?自信あったのに!」

 

A.あの子供は おこづかいに味を しめたらしく、また やってきた。

 

妙高「はい正解、お見事です」

 

間違ってたのかと思ったが、その心配は杞憂だった。時雨も安心から笑みを見せる。

 

妙高「白露型2番艦は正解しましたね・・・睦月型2番艦」

 

言われた瞬間、如月が手で顔を覆い隠してしまった。

他の駆逐艦からも注目を浴びてしまう。

 

深雪「マジ?マジ?」

 

妙高「如月の答え、見てみましょう」

 

A.サラダはレタスとブロッコリーが味を しめる。×

 

『えーっ!?』

 

驚きの後、ジワジワと笑いが起きる。だが妙高だけは笑っていない。

 

妙高「違うでしょ、別に。そりゃ あなたは それが好きかもしれないけど。別にトマトだって入ってるでしょ。きゅうりも入ってるでしょ」

 

響「完全に好みの話だね」

 

妙高「ホタテと大根のサラダどうするつもり?」

 

如月「恥ずかしい・・・///////」

 

如月は顔を真っ赤にし、火照った顔を手で扇ぐのだった。

そして次は涼風の解答を見るのだが、それを見た瞬間に、教室には どよめきが走った。

 

A.たんさんが ぬけるから味を しめる。×

 

妙高「蓋よ蓋!蓋でしょ!」

 

涼風「そうだ、蓋だ!」

 

味を しめる≠蓋を締める。

 

妙高「味 締めるって何なの?!蓋でしょ?」

 

涼風「蓋」

 

味を蓋と読んだのか!?

衝撃的な解答もあったが、次の問題に移る。

 

問.『ペンディング』を使って文章を作りなさい。

 

妙高「次のカタカナを使って文章を作りなさい。吹雪の答えを見てみましょう」

 

吹雪「(あれ・・・?)」

 

A.この件は収拾つかないのでペンディングします。

 

吹雪も間違っていたのかと思い不安になったが、正解だった。

 

妙高「はい、せいかーい」

 

吹雪「良かった~・・・」

 

妙高「これ未解決の事を保留にする事を“ペンディング”と言います」

 

『えーーーっ!?』

 

妙高「授業でやったでしょ!」

 

1度 授業で教えてるのに、今 初めて聞いたみたいな反応をするので、妙高も これは心外だった。

 

妙高「さぁ、ここからペンディング大喜利!」

 

つまり これから発表されるのは、間違った解答となる。正解した吹雪以外の駆逐艦は、それが分かっているので皆テンションが下がる。

 

妙高「ペンディングできた人ー?」

 

訊くが誰も手を挙げない。

だが無情にも、妙高は電を当てた。電は嫌な予感しかしないので、頭を抱える。

 

A.かべをペンディングします×

 

妙高「はいペインティングです これ」

 

ペンディング≠ペインティング。

 

妙高「それペインティングだから。塗る事だから。ペンディングですよ」

 

電は頭を抱えたまま、無言で頷いていた。

次に当てられたのは、皐月だった。

 

A.パスからのペンディングシュート×

 

妙高「それヘディング!ヘディング ヘディング!」

 

ペンディング≠ヘディング。

皐月は自分で笑ってしまったのと恥ずかしさから、自分の解答用紙で顔を隠し、身体を仰け反らせる。

 

妙高「さぁ他に・・・白雪!」

 

白雪「うわっ、はい」

 

A.あなたの心にペンディングしたいです×

 

妙高「何?“ペンディングしたいです”って。どういうこと?」

 

白雪「いや、何かスキンシップ的な近寄っていくみたいな・・・」

 

妙高「近寄っていく?なるほど、近寄っていく村雨の答え」

 

A.提督とバージルはペンディングしていた。×

 

村雨の解答を見た瞬間、村雨以外の駆逐艦は苦笑いを浮かべた。

 

雷「えー・・・」

 

白露「鎮守府 無くなっちゃう・・・」

 

村雨「違う!これは違う!」

 

ペンディング≠喧嘩すること。

近寄った挙げ句 喧嘩。できればダンテとバージルには、離れててほしい艦娘達。

 

妙高「そんなこと言ってるんじゃないんです!はい、如月の答え!」

 

A.私はペンディングが上手。×

 

≒私は喧嘩するのが上手。

 

妙高「そんなの知りません!どうでもいいです!」

 

如月「きゃー!ヤバーい!///////」

 

まるで喧嘩自慢をしてるかのようで、如月は恥ずかしくて机の上に突っ伏した。

 

妙高「もう無茶苦茶ですね。はい、卯月の答え」

 

卯月「え?」

 

A.今日、ペンディングしたい。×

 

≒今日 喧嘩したい。

卯月は笑いながら頭を抱え、他の駆逐艦は爆笑していた。

 

妙高「おバカ!」

 

涼風「欲求!?欲求!?」

 

響「その前に誰と?」

 

妙高「はい最後、五月雨に落としてもらいましょう」

 

五月雨「えっ!?」

 

磯波「まだあるの?」

 

A.ペンディングダンシング。×

 

意味不明なので終了。

 

吹雪「何?ペンディングダンシングって」

 

白露「ヘイヘイ五月雨~♪」

 

白露は椅子に座ったまま小躍りし、恥ずかしがる五月雨を煽っていた。

1度 駆逐艦の艦娘達を静かにさせ、答え合わせを続けていく。

そして別の形の問題に入り、次は空欄を埋めて ことわざを完成させる問題だった。

 

問.かわいい子には()

 

妙高「これはですね、かわいい子には旅をさせよが正解です。如月」

 

如月「えっ、嘘!?」

 

A.かわいい子には(相談しない)×

 

『え?』

 

如月の解答を見て、他の駆逐艦から怖いと悲鳴や批判が殺到するが、書いた本人は何故か爆笑していた。

 

卯月「えー?如月は、何か悩みや相談事があっても可愛い子には相談しないぴょん?」

 

可愛い子とは仲良くしない?

そこで、卯月の提案で、如月に相談された事がある人に挙手させると、睦月、弥生、皐月、望月、吹雪、白雪、叢雲、磯波、時雨、村雨、春雨の11人が手を挙げた。

 

『あ・・・』

 

卯月「いいかぴょん?今 手を挙げた人は、如月からしたら可愛くない人って事だぴょん」

 

村雨「嘘ー!?」

 

皐月「真剣に相談に乗ってたのに!」

 

睦月「如月ちゃん、嘘って言って!」

 

卯月「自分より確実に、ブスだと思ってるぴょん」

 

皐月「マジかー!」

 

春雨「信じてたのに・・・」

 

如月「思ってないから!思ってないから!」

 

卯月「だって如月は可愛い子には相談しないぴょん」

 

すると、卯月の頭に妙高の拳骨が落とされた。わざわざ対立を生む娘には お仕置きである。

 

妙高「次の答えも怖いですね。村雨」

 

暁「また怖い答え?」

 

村雨「怖い事なんて書いてないよ」

 

A.かわいい子には(毒を もれ)

 

涼風「出た!」

 

教室には何度目かの悲鳴が上がり、村雨は どうにか弁解しようとするが、悲鳴に掻き消される。

可愛い子は毒殺?

 

叢雲「こんなの女帝よ。ラストエンペラーじゃない、こんなの」

 

白露「ちょっと、お菓子 作ってきたんだ。食べて。うっ・・・!」

 

村雨「違う!違うし!」

 

白露の毒殺コントに、皆から笑いが起きる。

 

菊月「Devil May Cry鎮守府って、そういう場所なのか?」

 

裏では足の引っ張り合いばかり?

 

村雨「違うから!」

 

妙高「可愛い子には相談しない、可愛い子には毒を盛れ。仲良くしてください」

 

それは、妙高の切実な願いだった。

その頃、軽巡のクラスでは英語の授業をしていた。

軽巡のクラスには、生徒に天龍型、球磨型、長良型、川内型、阿賀野型、教師役に香取。

軽巡は駆逐艦よりも人数が少ないので、こちらは1組しかない。

こちらもテスト返しがあり、答え合わせの真っ最中だったのだが、同じく公開処刑スタイルで、軽巡の艦娘も珍解答を連発していた。公開処刑スタイルは妙高型の やり方なのかと思っていたが、どうやら鎮守府の方針のようだ。

すると、教室の外から誰かの笑い声が聞こえてくる。

 

鬼怒「めっちゃ笑ってる」

 

そして、教室の横開きの扉が開き、軽巡の艦娘達に指を指しながら爆笑するダンテが現れた。そのダンテを見て、軽巡の艦娘達も爆笑する。

 

天龍「ヤバい!英語圏の奴に笑われてる!」

 

ダンテの登場に大はしゃぎの軽巡だが、香取はダンテを無視して授業を続ける。

次の問題は、英単語を日本語に直すというものだった。

 

問.Knee

 

香取「次の単語を日本語で書きなさい。Knee(ニー)、これはです」

 

阿賀野「あー、ニーハイ・・・」

 

香取「そうそうそうそう、そのニーです。では阿賀野さんの答え」

 

A.くに×

 

そのまま読んだだけ。

 

香取「クニー、読まない読まない!多摩さんの答え」

 

A.金×

 

そのまま読んだだけパート2。

 

香取「カネー、読まない読まない!天龍さん」

 

A.カニ×

 

そのまま読んだだけパート3。

 

香取「読むんじゃありません!」

 

そこから答え合わせは続き、次は英文を和訳する問題に入った。

 

香取「えー・・・This question is difficult for me to answer.この問題は難し過ぎて私には答えられません・・・というのが問題ですけども、那珂ちゃんの答え」

 

A.これは私の なぞなぞです!!×

 

香取「何ですか これ?何なの急に・・・こんなこと言います?“これは私の なぞなぞです!何なんですか あなた?!私の なぞなぞを・・・何だと思ってるんですか?!これは私の なぞなぞです!お願いします!教えてください!”こんな文、地球上にないです」

 

地球上にない会話に、教室には笑いが起きる。

ご丁寧に、ビックリマークも2個 付いてる。

 

天龍「腹 痛い・・・!」

 

那珂「分かんなかったぁ・・・」

 

香取「おかしいですよ、大丈夫ですか?」

 

那珂「ほんとに英語ヤバい・・・」

 

香取「できてないですよ皆」

 

問.George's bag is heavier than mine.

 

香取「ジョージのバッグは私のよりも重いですが答えですけど、川内さん」

 

川内「えーっ、何で!?」

 

A.この かばんは私のもの×

 

香取「違ーう!George!George!」

 

ジョージのバッグです。

 

阿武隈「ジョージの」

 

香取「GeorgeのBag!川内さんのじゃないんですよねー。誰のかも訊いてないですし、別に。球磨さん」

 

球磨「あーヤバいクマ・・・」

 

A.ジョージの かばんは、皆の物で俺の物。×

 

香取「違ーう!George!George!」

 

ジョージのバッグです。

 

北上「GeorgeのBag」

 

香取「GeorgeのBag!」

 

北上「GeorgeのBag」

 

香取「ジャ◯アンじゃないですか こんなの!“お前の物は俺の物”。違います」

 

北上「覚えてあげてよ、GeorgeのBag」

 

香取「GeorgeのBag」

 

球磨「ジョージのバッグ・・・クマ・・・」

 

香取「良かった、ジョージのカバンだと、ちゃんと判ってる人が居ました。鬼怒さん」

 

鬼怒「やったぁ!」

 

A.ジョージのバッグには ちっちゃいハーブが入ってます。×

 

香取「はい、逮捕です これは!即逮捕です!脱法ハーブですよ これは!」

 

由良「普通にヤバいんだけど」

 

脱法ハーブの所持は違法です。

 

香取「完全に御用ですよ、これやると」

 

天龍「鬼怒やめとけ!」

 

鬼怒「私やってないから!」

 

香取「こんなの警察犬がワンワン吠えますよ。どんだけ小分けにしても駄目です、すぐ見付かります、そんな物。クスリ、ダメ!」

 

香取の言い方に、軽巡の艦娘達は笑いが止まらない。

 

問.Haste makes waste.

 

この問題の答えは、急がば回れと書くのが正解だ。軽巡の艦娘達は書けたのだろうか?

 

香取「えー、Haste(ヘイスト)で急ぎ、Waste(ウェイスト)で浪費という意味ですけども、ちょっと難しかったので できてる人が少なかったですけども、那珂ちゃん」

 

那珂「え゛・・・」

 

A.西に向かってメイクをしながらパスタを食べる×

 

『えー!?』

 

どういう状況なのか全く理解できない文章に、教室には どよめきが走り、那珂は ただ笑って首を傾げているだけだった。

 

阿武隈「何これ?」

 

天龍「何の おまじないだよ?恵方巻きみたいな事してっけど」

 

香取「パスタ食べながらメイクするって、中々 難しいですよ。無理です」

 

地球上にない行事。

 

那珂「訳したら そうなっちゃったんだもん・・・」

 

香取「パスタじゃないですよ」

 

那珂「パスタ・・・」

 

問.Once upon a time,there were an old man and woman.

 

香取「Once upon a time(ワンス アポナ タイム)で“昔々”ですよ」

 

『えー!?』

 

香取「昔々、おじいさんと おばあさんが居ました。北上さん」

 

A.おじいちゃん、1テンポおそいよ×

 

香取「いいでしょうが!ゆっくり行かせてあげてください!」

 

北上の お年寄りに対する厳しい解答に、教室は またも爆笑の渦に包まれる。

お年寄りは大切に。

 

香取「転けたら終わりなんです!骨 折れたら くっ付かないんです!」

 

香取からの真剣な お叱りに、北上は ただただ笑うしかない。

問題の答え合わせは続き、次は日本語を英文に直す問題に入った。

 

問.あなたに会いたかった

 

この問題の答えは、I wanted to see(meet)you.と書くと正解だ。

果たして、軽巡の艦娘達は何と書いたのだろうか?

 

香取「木曾さん」

 

木曾「この流れはマズい!」

 

A.You,tank you(ユー タンク ユー)×

 

教室は先程まで爆笑の渦に包まれていたのに、意味不明過ぎて皆は失笑する。教室には変な空気が流れる。

ダンテも、唖然としながら木曾を見ている。

 

香取「何ですか これ?どういう事ですか?もう宇宙の会話じゃないですか。You tank you!」

 

地球上にない会話パート2。

そして木曾が弁解するのだが、どうやら“You thank You”と書きたかったようだ。

 

香取「You thank you?何でYouから始まってYouで終わってるんですか?」

 

木曾「・・・・・・アッハハ!」

 

香取「アッハハじゃないの!」

 

笑って誤魔化すが、香取に怒られるだけだった。

だが、笑ってられるのも ここまでだ。ここからは更に酷い解答が出てくる。

 

香取「天龍さん」

 

天龍「はい・・・」

 

香取「天龍さんの見てみましょうか」

 

天龍「もう分かんねぇよ・・・」

 

A.Kimi is I tai(キミ イズ アイ タイ)×

 

『えーーっ!?』

 

殆んど日本語・・・。

 

香取「陰で言われますよ。“キミイズアイタイ”」

 

香取は手で口を隠し、まるで陰口を言ってるかのように天龍の解答を口にする。

天龍は よく、駆逐艦の面倒を見ている。もしかすると、駆逐艦にバカにされる世話役となってしまうかもしれない。

 

香取「“ちゃんと気合い入れてやりない”とか言ってたら“キミイズアイタイ”」

 

天龍「何で こうなるんだよぉ~・・・!」

 

天龍は全力で恥を晒し、今後 誰も言う事を聞いてくれないかもしれない未来に、絶望して頭を抱えたまま机に突っ伏す。

 

香取「“会いたかった”、過去形ですからね?那珂ちゃん」

 

A.Aita kaata she and he(アイタ カータ シー アンド ヒー)×

 

アイタカータ?

今日1の破壊力に、軽巡の艦娘達は爆笑。同レベルの解答をしていた天龍でさえ、爆笑している。

 

北上「凄いね」

 

能代「アイタ・・・アイタタ・・・アイタカタータ・・・え?」

 

言いづらいのか、能代も噛み噛みである。

 

香取「何なんですか?」

 

那珂「いや何か、ちっちゃい“つ”入れる時って2個 重なりますよね?」

 

香取「いや だから、通常、それなら“a”じゃないでしょ、“t”でしょ、それだと」

 

“t”ではなく“a”を重ねた?

 

那珂「そうなんだ!?」

 

香取「“t”です。これだと“アイタカータ”です」

 

由良「何でローマ字?」

 

香取「提督と会話する時どうするんですか?困りますよ?」

 

那珂「提督、日本語 喋ってくれるから大丈夫だと思います」

 

完全に他力本願であるため、ダンテが英語しか喋ってくれなくなったら どうするのか訊いてみる。すると那珂は・・・。

 

那珂「吹き替えの人 呼びます」

 

天龍「そこ通訳じゃねぇのかよ!」

 

矢萩「腹話術みたいにってこと!?」

 

これ以上 那珂の話を聞いてると、こっちまで頭が おかしくなりそうなので、本日の授業は ここまで!

今回、鎮守府にバカが多いと判明してしまったが、これから先、大丈夫だろうか?

頑張れ艦娘達!

 

那珂「全然 分かんない」

 

香取「那珂ちゃんは日本で頑張りなさい」

 

ダンテ「Japanese ban from tomorrow」

 

天龍「何だって?」

 

龍田「明日から日本語 禁止だって~」

 

『絶対 無理だし!』

 

頑張れ艦娘達!




次回は また本編に戻ります。

次回も宜しく お願い致します!
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