264話です!どうぞ!
鹿屋艦隊の伊13と伊14は轟沈してしまったが、それ以外の艦娘はアメリカ艦隊と協力し、どうにか轟沈を防ぐ事ができた。
大破で満身創痍のアメリカ艦隊は、最後まで戦う意思を示し、Devil May Cry鎮守府の艦隊へ突撃する。Devil May Cry鎮守府の艦隊は、艤装を構え、アメリカ艦隊へ砲撃する。
一方 街では、有象無象の悪魔に足止めされていた艦娘達が、ネロの元へ辿り着いた。
ネロが持つ魔石が おかしい事に気付き、魔石の使用を止めるがネロは止まらない。
仕方なく艦娘達も加勢に入ろうとするが、突如として赤い結界に隔てられ、艦娘達は手出しができなくなる。
ネロの目にはルキフェルスしか映っておらず、尚も戦いを挑み続けるが、突然ネロに不調が起きる。ネロは糸が切れたように地面に座り込み、動かなくなってしまった。
そんなネロの中にルキフェルスが入り込み、身体を支配し、『
R・ネロは艦娘達に、自身の目的と来る未来の話を語る。艦娘達は それを否定するが、R・ネロは それすらも否定し、艦娘達とR・ネロの戦いが始まろうとしていた。
*横須賀鎮守府 演習場 6月6日 2:34*
海から、Devil May Cry鎮守府の艦隊とアメリカ艦隊が戻った。
モニターや無線が使えず、誰もが戦況が分からずに居たが、大勢の者が戻ってきた両艦隊を見て、この合同演習で どの艦隊が最も優秀な戦績を残したのか判った。勝ったのは、Devil May Cry鎮守府だった。
演習場で待機していたDevil May Cry鎮守府の艦娘達は、両手を広げ戻ってきた比叡達を出迎え、アメリカ海軍の将校は、アイオワ達に労いの言葉を掛けた。
先に敗北した横須賀鎮守府の面々は、横須賀提督が悔しさから泣きじゃくり、部下である艦娘達は謝罪しながら慰めていた。
と言っても、横須賀提督は ただ負けたから泣いてる訳ではない。Devil May Cry鎮守府とマトモに戦わずして敗北し、決着を着けられなかったからだ。
そして多くの者が、拍手でDevil May Cry鎮守府の勝利を称える中、鹿屋提督が部下の艦娘達に罵声を浴びせていた。解体すると脅迫めいた事まで言っている。
中将「あの役立たずめ・・・!予定が狂ったではないか!これでは私の立場まで脅かされる・・・!」
怒りを露にする中将は、そそくさと横須賀鎮守府を後にしようとするが、憲兵隊が乗り込み演習場を包囲してしまった。
元帥「おい、何事だ!?」
中将「貴様ら道を空けろ!私を誰だと思っているんだ?!」
その場に居た多くの者が事態を把握できず狼狽えるが、Devil May Cry鎮守府の艦娘達だけは顔色を変えていなかった。
憲兵「中将、そして鹿屋基地 提督、あなた達を艦娘売買の容疑と国家反逆罪の罪で拘束します」
中将「ふざけるな!何を根拠に、どこに そんな証拠が━━」
中将が怒鳴る途中で、モニターのスピーカーからノイズ音がなった。
いつの間にか、青葉型の2人と
大勢が状況を把握できないまま、スピーカーからは中将と鹿屋提督の会話が流れる。その内容は、海軍関係者なら捨て置く事などできない内容だった。
2人の会話の要点を一部だけ纏めると、中将と鹿屋提督はミスター・Jと繋がってるというだけでなく、海軍とは別に、何かしらの組織に属しているようだった。それはミスター・Jも同じようだ。
その組織の商売の1つとして、艦娘売買があり、日本からは中将と鹿屋提督が商品の出荷を担っていた。
そして鹿屋艦隊が装備していた爆弾バルジ、あれは中将と鹿屋提督の働きに対する対価として、ミスター・Jから試作品を譲り受けていた物だった。
合同演習をやるに当たり、中将がDevil May Cry鎮守府を目の敵にして元帥のクビを迫ったのは、自身が元帥となり、日本海軍の中枢である大本営での権力を掌握し、別で属する組織が日本海軍を道具として都合良く使えるようにするためだった。
他にもゴロゴロと悪事の思惑が出てくるが、キリがないので ここまでに留めておく。
スピーカーから流れる中将と鹿屋提督の会話も そのままに、中将と鹿屋提督は狼狽えていたが、元帥は2人をキッと睨んだ。
元帥「中将、少佐、これは どういう事だ?」
中将「こ、これは、何かの間違いだ・・・そう、これは何かの間違いだ!元帥、こんな出鱈目を信じてはなりません!」
鹿屋「元帥、私は中将とは何の関係もありません!私が こんな馬鹿げた事を企むはずがないではないですか」
中将「貴様、裏切るつもりか!?」
悪人の特徴の1つを挙げるとすれば、仲間意識も信頼もないという事だ。中将と鹿屋提督も、例に漏れず土壇場に追い詰められ、仲間割れを起こす。呆れてしまうような風景だが、同情の余地はない。
元帥「お前達2人には訊きたい事がある。連れてけ!!」
憲兵隊に命じ、中将と鹿屋提督は連行されていく。
2人には これから、ミスター・Jや艦娘売買、間接的に関わる事まで、何もかも喋ってもらう事になる。それは、決して生温い尋問ではないだろう。
健「元帥、これ見てください」
健は、中将の自宅からコピーしたファイルの中身を見せた。これが使えれば、揺らぐ事のない確固たる証拠となるだろう。
だが、元帥は それを見て、合法的に手に入れた証拠であるかの確認を取ってきた。それを訊かれ、健の顔は引き攣る。合法か訊かれると、答えは否だ。これは不法侵入して手に入れた物だ。
合法的に手に入れた証拠でない場合、証拠として認められず、裁判でも使うのは無理だ。そうなると、今は状況証拠しかなく、中将と鹿屋提督を刑務所送りにするのも難しくなる。
そこに、艦娘売買のオークションでもDevil May Cry鎮守府と協力した海軍捜査部の女性捜査官が、ある書類を手に現れた。
捜査官「それでしたら、海軍捜査部が保証します」
女性捜査官は、裁判所から発行された令状を元帥に渡した。
捜査官「家宅捜索に協力してもらい手に入れましたので、そちらは正式に証拠として認められます」
元帥「・・・確かに」
Devil May Cry鎮守府は証拠を確かな物にするために、知り合いである この女性捜査官に取り急ぎ令状を持ってくるよう頼んでいた。
順序は逆になってしまったが、海軍捜査部も艦娘売買に関しては頭を悩ませていたので、こういう反則技は大歓迎だった。
元帥が令状を返すと、女性捜査官は健を連れて その場を後にした。恐らく健が持つ証拠と合わせ、これから中将と鹿屋提督の尋問でも担当するのだろう。
元帥「何だか妙な事になってしまったが・・・これより閉会式を執り行う!」
何はともあれ、これで悩みの種だった艦娘売買にも進展があるだろう。
それよりも今は、合同演習の結果だ。Devil May Cry鎮守府の艦娘達は、自分達が勝った喜びを抑え切れず、ウキウキしていた。
*街*
子日「やぁああああ!!」
艦娘達とR・ネロの戦いが始まってから、幾ばくかの時間が過ぎた。
R・ネロが所狭しと放った無数の魔力弾に、艦娘達は被弾しボロボロになっていくが、それでも艦娘達はR・ネロを止め、ネロを取り戻すために砲撃する。
R・ネロは砲弾を掻い潜り、ルキフェルスが使っていた赤く光る剣で艦娘達を斬り飛ばし、殴り飛ばし、黒いデビルブリンガーで掴むと地面に叩き付け、投げ捨てる。
どんなにボロボロになっても、痛みで身体が動かなくとも、艦娘達は諦めず立ち上がろうとする。
R・ネロは白の魔石の指輪を嵌め、その力を行使しようとする。
R・ネロ「折角だ。光の下に消し去ってやろう」
R・ネロが振り上げた赤く光る剣を振り下ろすと、光の衝撃波が飛び、艦娘達に襲い掛かる。艦娘達は どうにか逃げようとするが、既に満身創痍となり上手く身体が動かせず、光の衝撃波が迫るのを ただ見ている事しかできない。
このまま光に呑み込まれ、消え去るだけなのかと艦娘達も覚悟するが、何者かが艦娘達の前に躍り出て、その手に持つ大剣を振り下ろす。光の衝撃波は斬られた事で二又に分かれ、艦娘達から逸れた。
三日月「な・・・んで・・・?」
高雄「どうして・・・どうして あなたが生きてるんです?!」
助かったはずだが、艦娘達は喜ぶ事はできなかった。
艦娘達を護るように現れたのは、風に棚引く白衣を着た男。艦娘達にとって もう2度と会うはずがないと、会いたくないと思っていた人物。それは、嘗て世界を破滅させようとしたセリーナとルキフェルスの兄である、死んだはずのアーロンだった。
アーロン「サプラ~イズ♪」
R・ネロ「偽王・・・やはり邪魔するか」
アーロン「まったく、私の思った通りの展開だ。ネロ君、君にはガッカリだよ。素直に忠告を聞かないのだからね・・・いや、もう聞こえてないか」
若葉「お前、何で生きてるんだ?!」
白雪「あなたは、司令官や川内さんに倒されたんじゃ・・・?」
アーロン「悪いんだがねぇ、ゆっくり お喋りしてられる状況ではないんだ。君達を ここから逃がす」
涼風「いや説明しやがれってんだ!」
艦娘達が なぜ生きてるのか問い詰めるが、アーロンは それを無視してR・ネロに向き直る。
アーロン「ルキフェルス、親愛なる弟よ。まだ彼女達に死なれては困るんだ。艦娘は私が預からせてもらうよ?」
R・ネロ「逃がすと思うか?」
アーロン「セリーナと違って魔術は得意ではないが、お前から逃げる事ぐらいはしてみせるさ」
アーロンが挑発して笑みを見せると、艦娘達とアーロン、ニコが乗るバンの足下で光る魔方陣が現れる。
R・ネロは黒の魔石を使い、球体状の小さなブラックホールを飛ばす。それは地面を抉りながら、艦娘達とアーロン、バンに真っ直ぐ向かっていく。
だが命中するよりも早く、艦娘達とアーロン、バンの姿は消え、ブラックホールは空振りに終わった。
R・ネロ「忌々しい・・・!」
R・ネロも舌打ちしながら、一瞬にして その場から消えた。
*横須賀鎮守府 演習場*
閉会式が始まり、元帥と各国将校の前には、Devil May Cry鎮守府の艦娘、各提督と部下である艦娘、各国の艦娘達が整列していた。
そして、今回 優秀な成績を修めたDevil May Cry鎮守府に表彰状を授与しようとするのだが、元帥の前に出たのはパティだった。
元帥「えっと・・・なぜ君が ここに?」
パティ「私が、Devil May Cry鎮守府の提督だからよ」
パティは、胸を張って そう言い放った。もう自分がボスのつもりだ。
だが、元帥としては これは提督であるダンテに渡さなければならない物だ。どこの誰かも知らない少女に渡していい物ではない。
元帥「君は提督じゃないだろう。ダンテは どこに行った?」
鹿島「あ、提督代理ですので大丈夫でーす!」
元帥「・・・・・・困ったな」
Devil May Cry鎮守府が ちゃんとしてないのは いつもの事なので、元帥も半ば諦めパティに表彰状を渡そうとした。
すると突然、爆発音がしてダンテ、バージル、ルシアが演習場に転がり込むように吹き飛んできた。穏やかではない状況に、演習場に居た者達は騒然とする。
パティ「ダンテ!?」
ダンテ「チッ、こっちの動きは対策済みって訳か・・・!」
ルシア「ダンテ、マズいわ。皆が・・・」
ダンテ達が魔人となるのも、1人でも街に行こうとするのも想定し、ベルゼと赤バージルの軍団は それらが無駄に終わるように戦っていた。全ては、ダンテ達を消耗させるために。
遅れてベルゼと赤バージルの軍団が演習場に現れ、Devil May Cry鎮守府の艦娘以外は、ダンテとバージルにソックリである事に また騒然とする。
横須賀「ちょっと、何なのよ あれ!?ダンテ提督が もう1人!?」
佐世保「それだけじゃない。あの赤いコート・・・あいつらは何だ?」
元帥「ダンテ提督、これは いったい・・・」
ダンテ「・・・逃げろ」
元帥「何・・・?」
ダンテ「すぐに ここから逃げろ!」
舞鶴「逃げるって、どこにですか!?それに そいつら、何なんですか!?」
赤城「彼らは悪魔です!すぐに逃げてください!」
“悪魔”と聞き、その場に居た者の多くが避難しようとする。悪魔は専門外なため、ダンテ達に任せるしかないのだ。
だが、その足は すぐに止まる事になる。異様に大きい誰かの拍手が、演習場に響いたからだ。辺りを見渡すが、手を叩く者の姿は見当たらない。
音の発生源を辿り空を見上げると、そこには髪が黒く染まったネロが、宙に浮いていた。デビルブリンガーの翼も使わず。
R・ネロ「合同演習とやらは、Devil May Cry鎮守府の勝利で幕を閉じたか。先ずは おめでとうと言っておこう」
加賀「ネロ・・・?あなた、どうして・・・」
バージル「そいつに近付くな!そいつはネロではない!」
R・ネロ「察しがいいな、バージル。親ともなれば当然か」
ダンテ「お前、ルキフェルスだな?ネロに何しやがった?」
ダンテとバージルの言葉に、艦娘達は耳を疑った。目の前に居るのがネロではなく、ルキフェルスだとは とても信じられなかった。
R・ネロ「ネロは闇に堕ち、器として完成した。お前達の大切なネロが、お前達を殺し、世界を壊す」
白露「嘘だよね・・・?嘘って言ってよ!」
陸奥「ネロが そんな事するはずないでしょ!」
鈴谷「ネロ、戻ってきてよ!」
R・ネロ「ムダだ、お前達の声は届かん。ネロの心は闇に融けて消えた」
艦娘達はR・ネロの言葉を信じたくはないが、目の前のR・ネロを見ていると、どうしても不安が拭えず言葉が出なくなる。
それでも、ダンテは まだ諦めていなかった。
ダンテ「消えた?あいつはな、そんな簡単に消えるタマじゃないんだ。寝てるってんなら叩き起こしてやるよ。いつかみたいにな」
ダンテはエボニー&アイボリーを構え、バージルとルシアも、閻魔刀とカトラシアを構える。
ベルゼと赤バージルの軍団が動こうとするが、R・ネロは手で それを制した。
R・ネロ「この身体にも丁度 慣れてきたところだ。お前達デビルハンター相手に、どこまでやれるか確かめるのも悪くないか」
R・ネロは地上に下り、両手に赤く光る剣を出す。
ダンテがエボニー&アイボリーを撃ち、バージルとルシアは駆け出し、一気に間合いを詰めて斬り掛かる。R・ネロは赤く光る剣を振り回し、銃弾を弾いてから閻魔刀とカトラシアを受け止める。
鍔迫り合って動けないタイミングで、ダンテが魔剣ダンテで斬り掛かるが、R・ネロは剣を引きバージルとルシアの体勢を崩すと、2人を蹴り飛ばしダンテと剣戟を始める。
ダンテ「ネロ、起きろ!」
R・ネロ「ムダだと言ってるのが・・・分からんのかぁ!!」
一瞬の隙を突かれ、ダンテが斬り飛ばされる。
ダンテは直ぐ様 起き上がり、バージルとルシアと共に一斉にR・ネロに斬り掛かる。
だがR・ネロは赤の魔石の力を使い、ダンテ達の足下で爆発を起こす。巨大な炎が上がるが、ダンテ達は その炎の中を突き抜けてきた。
R・ネロは、青と緑2つの魔石を使い猛吹雪を起こす。凄まじい逆風によりダンテ達は進めなくなり、足下から凍り始めて動けなくなってしまった。
まだ動く腕を使い、ダンテは銃を撃ち、ルシアはダガーを投げ、バージルも幻影剣を飛ばす。しかし、R・ネロが紫の魔石の力で出した稲妻によって、銃弾と幻影剣、ダガーは消し飛ばされてしまった。
その勢いのまま、稲妻はダンテ達の身体を射抜き3人を吹き飛ばす。
艦娘達は援護に入りたかったが、R・ネロの魔石を用いた攻撃は、ネロが使っていた時よりも激しく強力で、近付く事すらできなかった。
R・ネロは やっと その場から動き、直接 攻撃を始めた。瞬間移動し、先ずはルシアを狙う。
ルシアは、一瞬にして目の前に現れたR・ネロに向かってカトラシアの刃を振るが、それは躱され胸にR・ネロの腕が突き刺さった。
ルシア「ぁ・・・」
陸奥「ルシア!!」
ルシアの姿は粒子のようになり、R・ネロの腕に吸い込まれてしまった。
横からダンテが斬り掛かるが、R・ネロが魔剣ダンテを弾き後ろに回り込むと、ダンテの背中にも腕を突き刺す。
赤城「提督!!」
ダンテの姿も粒子のようになり、R・ネロの腕に吸い込まれた。
R・ネロは ゆっくりと、残ったバージルに振り返る。
R・ネロ「さぁ、残りは お前だけだ。どうする?」
バージル「俺はダンテのように、甘くはないぞ」
R・ネロ「そうかな?」
バージルとR・ネロの剣戟が始まり、何度も刃を交えていく。刃を打ち合う度に そのスピードが上がり、元帥達や艦娘達には その目で動きを追う事ができなかった。
少しの間それが続き、バージルとR・ネロの動きが止まった。正確には、R・ネロの背中に具現化された黒いデビルブリンガーが、閻魔刀の刀身を掴んでいた。
バージルは左手で殴り掛かるが、もう片方のデビルブリンガーが拳を受け止めた。
R・ネロが赤く光る剣を消し、閻魔刀を掴んでいたデビルブリンガーがバージルの腕に掴み直すと、そのままバージルを持ち上げ左右に引っ張る。バージルの両肩からは、ミシミシと嫌な音が鳴っていた。
天龍「師匠!!」
バージル「来るな!!」
魔石の力を使ってない今なら近付けると、天龍を筆頭に艦娘達が加勢に入ろうとする。だがバージルの制止する声を聞き、その足は止まる。
バージルは右足でR・ネロの顔面を狙い蹴りを繰り出すが、R・ネロは自身の手で蹴りを受け止める。
ならばと もう片方の足で蹴りを繰り出すが、そちらも受け止められ、バージルは完全に身動きが取れなくなった。
R・ネロとデビルブリンガーの手が不意に離され、バージルは重力に従い落下する。落ちてきたところを狙われ、R・ネロの腕がバージルに突き刺さる。
だがR・ネロに吸収される前に、バージルは閻魔刀を自身に突き刺した。それによりバージルの身体から、人間の側面である銀髪のVが弾き出される。
バージルの姿を保ったまま残った悪魔の側面は、姿が変わり魔王ユリゼンへと変貌する。
魔王ユリゼンに殴られR・ネロが吹き飛ぶが、すぐに起き上がった。
R・ネロ「自身を切り離したか。それで何が変わる?」
R・ネロは一気に間合いを詰め、魔王ユリゼンに掌底打ちを入れる。たった1発で、魔王ユリゼンは身体を くの字にしながら吹き飛んだ。
全員を消し飛ばそうと、R・ネロが掌を向ける。Vは倒れたまま それを見て、地面を這うように後退る。あれをマトモに喰らうのはマズいと、本能が警鐘を鳴らしている。
すると、飛鷹、羽黒、時雨の意思とは関係なく、3体の悪夢が飛び出す。
シャドウがR・ネロに飛び掛かり、ナイトメアが眼からレーザーを発射する。
その間にグリフォンが足でVを掴み、飛んで後ろに下がらせた。
R・ネロの反撃を受けたシャドウとナイトメアは、塵となり一旦Vの身体に宿る。それによってVの髪は黒く染まり、身体には黒い刺青が入る。
グリフォン『オマッ、何 考えてんだ!あのタイミングで分かれるなんてよぉ!』
V「うるさい。俺の全てを、奴に奪われる訳にはいかなかった」
グリフォン『けどよぉ、ダンテとルシアも消えた今、この状況どうするよ?』
V「逃げるしかあるまい」
グリフォン『え、マジ?それカッコ悪くない?』
V「お前らだけで奴を倒せるのか?」
Vとグリフォンが言い合っていると、艦娘達がVを護るようにR・ネロの前に立ちはだかる。
日向「提督とルシアを どこにやった?!」
R・ネロ「あの2人は死んだ。もう お前達を護り助けてくれるデビルハンターは居ない」
直後、伊勢型の2人が駆け出し刀を振る。だが その刃は、R・ネロに届く前に2人の赤バージルに止められてしまった。
伊勢「どいてよ!!」
赤バージルは伊勢型の刀を押し退け後ろに下がると、ベルゼが伊勢型を斬り飛ばした。
赤城「死・・・んだ・・・?」
R・ネロ「そう・・・死んだんだ」
R・ネロの返答を聞き、赤城は頭の中が真っ白になった。ダンテが死んだなどと信じたくはないが、認めたくはないが、ダンテとルシアが消えたのは事実だ。
今この状況を、艦娘達だけで切り抜ける事はできるのだろうか?
次回へ続く・・・。
前回のラスボス帰ってきちゃいましたね。
ダンテとルシアが消え、アーロンが戻り、今後どうなるか楽しんでいただけたらと思います。
次回も宜しく お願い致します!