最近、内容が終わりそうな雰囲気を出してますが、ストーリーは まだまだ続きますので、今後も楽しんでいただけたら幸いです。
285話です!どうぞ!
地上へと出たダンテ達は、
横須賀鎮守府、舞鶴鎮守府、呉鎮守府、佐世保鎮守府、大湊警備府、単冠湾泊地、宿毛湾泊地、岩川基地、鹿屋基地の生き残った艦娘で構成された大艦隊も駆け付け、魔塔へ総攻撃を仕掛ける。
地上では、R・ネロが生み出した合体悪魔が現れ、扶桑型、伊勢型、吹雪型、暁型、朝潮型、レディ、トリッシュ、セリーナが引き受ける。
その場を彼女達に任せ、魔塔へと突入したダンテ達だったが、第1階層で七騎士のベルゼが立ち塞がり、バージル達を先に行かせたダンテ、大和型が その場に残る。
第2階層では魔女の女王が現れ、川内型と魔女ハンターのコナーが残る。
第3階層を飛ばして第4階層へ向かおうとするが、R・ネロに生み出されたポゼスト・アリウスにルシアが足止めされる。
長門型も残り、3人でポゼスト・アリウスとの戦闘に突入する。
第4階層で現れたのは、嘗て魔帝ムンドゥスによって傀儡にされたバージルの姿、ネロアンジェロだった。
バージルは艦娘達にネロの事を頼み、1人でネロアンジェロとの戦いを繰り広げていく。
そして艦娘達は、R・ネロが待つ最上層へと急ぐのだった。
*魔塔 最上層* 6月20日 16:30*
艦娘達が魔塔の頂上である最上層へと出た直後、何の前触れもなく無数の魔力弾に晒され、被弾して膝を突いてしまう。
改めて正面を見ると、そこには忌々しそうに顔を歪めたR・ネロが立っていた。
そして その少し上の方では、深海棲艦アカギが宙に磔にされていた。
加賀「赤城、さん・・・!」
R・ネロ「まさかダンテでもなく、バージルでもなく・・・艦娘が来るとはな。運命を受け入れず、その意味も理解できぬ愚か者共が・・・!」
鳳翔「っ・・・!」
天龍「頼むよネロ・・・目を覚ましてくれ!」
R・ネロ「ムダだと言ってるのが分からんのか?ネロの魂は闇に溶け、お前達の声も届かん」
話していると、台座にアカギから流れ出る銀色のオーラが集約され、銀色の魔石が完成した。
R・ネロ「遂に・・・遂に『運命の魔石』が俺の物に!」
R・ネロが台座に近付き魔石を手に取ると、用がなくなったアカギを解放し、艦娘達の方へと投げ飛ばした。
加賀「赤城さん!」
加賀、二航戦、五航戦の5人でアカギを受け止め、どうにか床に下ろす。
アカギは うっすらと目を開ける。どうやら意識もあり無事なようだ。
だがアカギを確保して安堵する余裕もなく、R・ネロが両手に赤く光る剣を出し、艦娘達に迫ってくる。艦娘達は艤装を構え、迎撃に入る。
艦娘達の砲撃と艦載機の攻撃の合間を縫って、天龍型と木曾が斬り込む。
R・ネロに天龍型が脇腹を斬られるが、それに怯まず天龍が斬り掛かる。しかしR・ネロに刀を弾かれてしまう。
天龍は弾かれた勢いを利用し刀を逆手に持ち、R・ネロの胸に2連撃を入れる。
次にR・ネロは龍田に斬り掛かるが、龍田は それを潜るようにして避け、また迫ってくるR・ネロの剣を矛で受け止める。
龍田が下がるのと入れ替わるように木曾が斬り掛かるが、R・ネロに受け止められた直後、殴られ膝を突いてしまう。
膝を突く木曾の背中を狙い、R・ネロが剣を振り下ろすが、龍田がR・ネロの剣を弾いて防ぐ。
そして立ち上がった木曾が一撃を入れ、横にズレると天龍が飛び込み もう一撃を入れる。
R・ネロ「くっ・・・!」
「「「っ・・・!」」」
大艦隊の総攻撃で揺れる魔塔で戦いが続くが、R・ネロは飛び退き艦娘達から離れると、艦娘達を囲むように魔力弾がドーム状に並ぶ。
加賀「これは・・・!?」
最上「(逃げられない・・・!)」
魔力弾に囲まれ身動きが取れなくなる艦娘達に、魔力弾が次々と降り注ぐ。しかも魔力弾は次から次へと生成され、その攻撃が止まる事はない。無数の魔力弾に被弾し、爆発の中で倒れる艦娘達。
羽黒「ぐっ・・・!ナ・・・ナイトメアさん!!」
羽黒の呼び掛けに応え、空からナイトメアが落下して その姿を現す。
R・ネロ「何っ・・・!?」
ナイトメアからレーザーが発射され、R・ネロが それを避けた事で、魔力弾の雨が途切れる。
飛鷹「グリフォン!」
時雨「シャドウ!」
足柄「フレキ!ゲリ!」
飛鷹、足柄、時雨の呼び掛けに応え、地上の有象無象の悪魔を殲滅していたグリフォンとシャドウ、フレキ&ゲリも駆け付ける。
グリフォン『ったく、呼ぶのが遅いんだよ!』
R・ネロに、シャドウとフレキ&ゲリが飛び掛かり、グリフォンが電撃を飛ばす。
艦娘達は既に大破寸前の中破まで損傷してしまっているが、それでも主砲などを持つ艦娘は諦めず砲撃し、上空を飛ぶ艦載機群も健在であるため攻撃を続ける。
魔塔の最上層で繰り広げられる、大人と子供のような戦いにもならない戦いを、クリフォトの根の上に立つ若い姿のアーロンが見ていた。
艦娘達が どれだけ挑み攻撃を続けても、R・ネロには殆んど通じていない。
3体の悪夢とフレキ&ゲリも居るが、彼らの力を以てしても、ただ艦娘達が殺されてしまうのを先延ばしにしてる程度のものだった。
アーロン「やはりムリがあったか・・・各階層で足止めされたのが痛いね。さて・・・そろそろ出番だよ、キリエ君」
キリエの名を口にしたアーロンは、クリフォトの根から飛び下り魔塔の最上層へと向かった。
瑞鶴「がはっ・・・!」
自身の力と7つの魔石の力を使うR・ネロの猛攻により、3体の悪夢とフレキ&ゲリはダウンし、艦娘達も大破となり全員 倒れる。
R・ネロ「目障りだ。消えろ!」
魔力の奔流が艦娘達を呑み込もうとするが、アーロンが立ち塞がり魔剣で受け止める。
R・ネロ「偽王・・・また お前かぁああっ!!」
アーロン「ルキフェルス、お前は嘗て言った。“人間が愚かだから、この世界の全ては不完全”なのだと。だが、完璧なものなど誰に判る?!何を以てして“完璧”とする?!」
R・ネロ「俺が王となる世界、それが完璧な世界だ!」
アーロン「至極つまらんなぁ!!欠点があり歪で完璧でないからこそ、何が起こるか分からないから世界は おもしろいのだよ!」
アーロンが魔力の奔流を弾くと、アーロンは力の限界が来たのか老人の姿に戻り、膝を突いてしまう。
R・ネロ「お前も この程度という事だ。艦娘共々 消え去るがいい」
アーロン「まだだ・・・最後の魔剣士を返してもらう・・・!」
R・ネロ「バカを言うな。お前も分かっているはずだ。ネロの魂は もう━━っ!?」
アーロンの顔は、してやったりと悪い笑みを浮かべていた。
そして指をスナップさせると、金色に輝く粒子が集まり出す。
妙高「この光は・・・?」
春雨「綺麗・・・」
光の粒子が密集し、それは人の形となっていく。そして現れたのは、黄金に輝くキリエだった。
そんなキリエを見て、艦娘達は驚いていたが、R・ネロは これが どういう事なのか理解していた。
R・ネロ「“精神体”か・・・なるほど、女の精神だけを こちらの世界に移したんだな?」
アーロン「これが最後の切り札というやつだ・・・」
加賀「キリエ・・・」
キリエ『・・・ネロを返して』
気丈に言い放ったキリエは無防備にも、R・ネロへと歩を進める。
R・ネロ「ネロは消えた。何をするつもりか知らんが、お前も消え去れ!」
陽炎「させない!」
R・ネロは精神体のキリエを消し飛ばそうとするが、それを止めるために艦娘達が突撃する。
大破となり、艤装も滅茶苦茶になってしまった今、もう使う事はできない。だが艦娘達には、1つだけ最後の武器があった。それは己自身の肉体だ。
突撃した艦娘達は、R・ネロの腕や足、腰にも しがみ付き、更に後ろから首にも しがみ付き、動きを封じようとする。
それを煩わしく思ったR・ネロが暴れ、艦娘達が次々と吹き飛ばされる。時には殴られ、蹴り飛ばされ、投げ飛ばされる。
グリフォン『飛鷹チャン・・・』
アカギ『カ・・・ガ・・・』
それでも艦娘達は起き上がり、動けないアカギやアーロン、3体の悪夢とフレキ&ゲリが見守る中、何度も突撃してはR・ネロに しがみ付く。
R・ネロ「ええい鬱陶しい!離れろ!」
如月「絶対に嫌!」
榛名「私達は諦めない!」
愛宕「絶対にネロを取り戻すんだから!」
大井「こうなったら、とことんやってやるわよ!」
大井がR・ネロの腕に噛み付き、それを見た数人の駆逐艦も真似をする。もう手段は選ばず、やれる事は徹底的にやるつもりだ。
暴れるR・ネロに振り回されながら、加賀は目の前にまで接近したキリエと目が合う。
加賀「お願い!」
キリエ『ありがとう・・・』
精神体としてのキリエが再び光の粒子となると、R・ネロの身体へ吸い込まれるように消える。
アーロン「頼むから間に合ってくれよ・・・」
それを見届けたアーロンは、膝を突く姿勢から完全に床に座り込み、疲れが見て取れる溜め息を吐くのだった。
*ネロの精神世界*
殺風景な荒野が広がるネロの精神世界では、迸る稲妻と共に雷鳴が轟き、雨が降っていた。そんな中を、虚ろな目をしたネロが座り込んでいる。
だが雷雨が止み光が差すと、黄金の光を纏うキリエがネロの前に現れた。
キリエ『ネロ』
キリエに呼び掛けられても、ネロは俯いたまま何の反応もしない。
キリエ『耳を澄ませて、よく聞いて。聞こえるでしょ?』
涼風『ネロを返しやがれってんだ!』
球磨『お前なんかに敗けないクマー!』
鳳翔『私達は、あなたの言う未来を変えてみせます!』
摩耶『暴れんな、この野郎・・・!』
祥鳳『ネロさん聞こえますか!?』
龍驤『はよ戻ってこんかい!ボケェー!!』
ネロの精神世界には、現実世界の艦娘達の声が次々と響く。艦娘達は誰1人 諦めず、身体を乗っ取られたネロに呼び掛け続けていた。
キリエ『私の知ってるネロは、最後まで諦めない。私を助けてくれた時のように。だからね、もう少しだけ頑張って。ネロのために頑張ってる皆のために。何よりも・・・ネロ自身のために。私は信じてる』
キリエは、ネロに向かって手を差し出す。彼を、光の下に連れ戻すために。
ルキフェルス「闇に堕ちたネロに、光は無用!出ていけ!!」
キリエ『きゃああああああ!!』
しかし、2人の前にルキフェルスが現れ、精神体のキリエが消し飛ばされてしまった。キリエが消えた事で、ネロの精神世界には再び雨が降り出す。
ルキフェルスは、座り込み動かないネロに近付き頭を掴むと、ネロの顔に自身の顔を近付ける。
ルキフェルス「お前には相応しい場所だ」
ネロを蔑むように鼻で笑ってから立ち去ろうとするが、ルキフェルスの足が止まった。自身の左腕を見ると、虚ろな目をして座り込むネロが、ルキフェルスの腕を掴んでいた。
ルキフェルスは力任せに腕を引き抜こうとするが、びくともしない。
ルキフェルス「くっ・・・放せ、放せ!」
終いには殴る蹴るの暴行を加えるが、それでも虚ろな目をしたネロは手を離さない。
ルキフェルス「ぬおっ!?」
ネロはルキフェルスの腕を掴んだまま、デビルブリンガーの翼も使わず飛翔し、ルキフェルスと共に厚い雲の中へと入る。
雨に濡れ、稲妻が迸る雲の中で、ルキフェルスは尚も抵抗する。
それでも手を離さないネロは ひたすらに上昇し、頭の中では自分の名を呼ぶダンテ、バージル、艦娘達、キリエの声が響いている。
“ネロ!”
ネロ「(俺は・・・)」
“ネロ・・・”
ネロ「(俺は・・・!)」
“ネロ!/ネロさん!”
ネロ「(俺は!)」
“ネロ”
ネロ「(俺は・・・まだ飛べる!!)」
雲を抜けると、ネロとルキフェルスは太陽が煌めく青空へと出た。
ルキフェルス「っ・・・ここは・・・!?」
この状況に狼狽えるルキフェルスから手を離し、ネロは更に上昇する。
ネロ「俺には・・・まだ護るべきものがある!!」
青空に煌めく太陽を背に、ネロの身体から青白い光が溢れる。ルキフェルスは腕で光を遮りながらも、その光の中で見たのは、魔人となったネロの姿だった。
そして魔人ネロの眼には、最後まで諦めない闘志が漲っている。
ルキフェルス「その輝きは何だ!?」
ネロ『お前の闇を・・・切り裂く光だ!』
ルキフェルス「ふざけるなぁっ!」
ルキフェルスが無数の魔力弾を魔人ネロに向かって撃つが、魔人ネロはデビルブリンガーの翼を広げ、高速移動しながら躱していく。
そして魔力弾の間を縫うように接近すると、レッドクイーンと赤く光る剣が ぶつかり合う。
何度も刃を交え、一瞬の隙を突いた魔人ネロの一太刀が、ルキフェルスを斬り飛ばす。たった それだけの一撃で、ルキフェルスは とてつもないスピードで魔人ネロから離れるように吹き飛んでいく。
そして魔人ネロは追撃に、ブルーローズの『チャージショット』を撃ち込む。6発の魔力を帯びた弾丸と、それを支援するように舞う蒼い幻影刀が、ルキフェルスに襲い掛かる。
ルキフェルスは赤く光る剣で銃弾を防ぐが、遅れて飛んできた幻影刀までは防げず突き刺さる。
ルキフェルス「大人しく俺の一部となってろ!!」
ルキフェルスから、特大の魔力の奔流が発射される。それに対抗し、魔人ネロはレッドクイーンと、デビルブリンガーの爪から出すX字の斬撃、『マキシマムベット』を繰り出す。
『マキシマムベット』と魔力の奔流が ぶつかり合うが、徐々に魔力の奔流を押し返していく。
ルキフェルス「そんな・・・!?嘘だ!今の お前に、そんな力があるはずは・・・ぐあああああ!!!」
ルキフェルスに、魔力の奔流を押し返す『マキシマムベット』が命中する。
ルキフェルスはネロから逃げるため、背を向けて どこかへと飛び去る。
だがルキフェルスは、背後から青白い光に照らされてる事に気付く。振り返ると、巨大化したデビルブリンガーの手が迫っていた。
ルキフェルス「まさか、俺を取り込もうとでも言うのか!?マズい・・・!」
ルキフェルスは尚も逃げようとするが、巨大なデビルブリンガーの手がルキフェルスを掴んだ。その瞬間、ネロの精神世界に光が溢れ、全てが白く染まった。
*魔塔 最上層*
キリエがネロを連れ戻す時間を少しでも稼ごうと、R・ネロに立ち向かっていた艦娘達は遂に限界を迎えていた。床に倒れ、起き上がろうにも すぐに起き上がれない。
だが無情にも、R・ネロはトドメを刺そうとしていた。倒れる加賀の前に立ち、R・ネロは赤く光る剣を持つ腕を上げていく。
瑞鶴「か、加賀・・・!」
飛龍「加賀さん!」
鳥海「やめてぇっ!!」
天龍「やめろーー!!」
動けない艦娘達が叫ぶ事しかできない中、R・ネロの剣が振り下ろされる。加賀も自分の最後を悟り、強く目を瞑る。
だが、加賀に届く前にR・ネロの腕が止まった。思っていた結果とは違い、艦娘達は唖然とする。
そして誰よりも・・・
R・ネロ「何ぃ・・・!?」
動きを止めたはずのR・ネロ自身が驚いていた。
すると突然、R・ネロが苦しみ始め、加賀から離れるように後退る。
そしてR・ネロの胸に裂け目ができ、青白い光が漏れ出す。そして光が漏れる裂け目から少しずつ、ルキフェルスが出てくる。
光が一層 強くなり爆発的に広がると、ルキフェルスがR・ネロの中から弾き出された。
眩い光と衝撃波に、艦娘達は倒れたまま手で光を遮り、吹き飛ばされないよう床に掴まる。
そして光が消えると、R・ネロが立っていた場所には、最後の魔剣士にしてデビルハンター、魔人ネロが立っていた。
千代田「ネロだ・・・ネロが帰ってきたぁ!」
ネロが戻ってきた事で、艦娘達は皆 喜ぶ。
デビルトリガーを解除したネロと、起き上がったルキフェルスが睨み合う。
ネロ「交代だ」
艦娘達から戦いを引き継いだネロと、ルキフェルスは互いに向かって駆け出す。
艦娘達は これ以上 戦えないため、ネロの戦いの邪魔にならないよう互いに肩を貸し合い、飛鷹、時雨、羽黒は3体の悪夢を再び宿らせ、那智と足柄がフレキ&ゲリを抱え、加賀と天龍が動けないアカギとアーロンを背負って魔塔を下りていく。
ルキフェルス「こうなれば、再び お前を取り込むしかないな!」
ネロ「延長サービスはやってねぇんだよ!」
ネロとルキフェルスが格闘戦で互いを掴み合った状態で、ネロが蹴りを入れる。
ルキフェルスの腕を払い除け、腹部や顔面に何度もパンチを入れる。ルキフェルスも ただ殴られるだけでなく、避けたり腕でガードする。
なぜネロが格闘戦を挑んでいるのかは、理由は単純だ。これまで いいようにされた屈辱を晴らすため、直接ぶん殴ってやりたいと思ったからだ。
ルキフェルスを石柱に押し付け、殴り掛かるが逃げられる。
ルキフェルスからの蹴りをガードすると、2人は また掴み合いになるが、ネロがルキフェルスの背中を再び石柱に叩き付ける。
そのまま押さえた状態で右拳で何度も殴り、更に両拳で素早いパンチを繰り出す。
ネロ「うらぁっ!」
ルキフェルス「がっ・・・!」
最後に渾身の一撃がルキフェルスの頬に入り、横へと吹き飛びネロとの距離が空く。
ルキフェルスが無数の魔力弾を飛ばしてくるが、ネロはジャンプして避け、着地したネロの背後で爆発が起きる。
ネロ「『ロックバスター』!」
ロックバスター━━小気味良い連射が特徴の特別仕様デビルブレイカー。
ニコが幼い頃に見た、次々と能力を変えながら戦うヒーロー番組がインスピレーションの元。
ロックバスターを装備したネロはチャージし、ネロの周囲が青く光る。
そのエネルギーを撃つ『ロックチャージショット』を撃つと、通常よりも強力で大きく、青い弾が発射される。ルキフェルスは それを躱す事もできず命中し、『ロックチャージショット』はルキフェルスを貫通する。
そして、下の階層と地上での戦いも、終わろうとしていた。
*街*
扶桑「徹甲弾!」
扶桑型、吹雪型、暁型、朝潮型の砲撃と、トリッシュの雷の魔力を込めた『チャージショット』、瑞雲の爆撃に怯み、合体悪魔が動きを止める。
そこへ畳み掛けるように、伊勢型2人が正面から同時に合体悪魔を斬り、続けてレディが手榴弾を ばら蒔き爆発に巻き込む。
そしてセリーナが、魔術の鎖で合体悪魔を拘束して雁字搦めにする。
レディ「これで終わりよ!」
トリッシュ「消えなさい!」
扶桑型、伊勢型、吹雪型、暁型、朝潮型が一斉射の砲撃を行い、レディが火花を散らすカリーナ=アンから超強力なミサイルを撃ち、トリッシュが手から電撃を放ち、セリーナも特大の魔力弾を飛ばす。彼女達の同時攻撃に、合体悪魔が消滅する。
*魔塔 第1階層*
大和型の砲撃に動きを止めたベルゼに、真魔人ダンテが低空飛行しながら向かっていく。
魔剣ダンテで斬り、それに合わせ紅い魔力の剣も乱舞し、ベルゼを斬り刻む。
ダンテ『
無数の光弾『ザ・ルーチェ』を、真魔人化が解除されるまで撃ち続ける。全弾 命中したベルゼは、魔塔の壁を突き抜けながら吹き飛んでいった。
*第2階層*
第2階層でも、川内型が砲撃で魔女の女王の動きを止める。
コナー「鉄と、炎を喰らえ!」
魔女ハンターのコナーが、炎を纏った魔女殺しの剣、ヘクセンベインを振り下ろす。魔女の女王は頭から真っ二つに斬られ、消滅する。
*第3階層*
第3階層では、長門型の砲撃に怯んだポゼスト・アリウスに魔人ルシアが接近し、カトラシアの斬撃と蹴り技を組み合わせた素早い攻撃を浴びせる。
ルシア『ハァアアアア・・・ハァッ!!』
そして最後に、地面からエネルギー波を噴出させる『ディバインアンガー』を放ち、ポゼスト・アリウスも消滅する。
*第4階層*
第4階層で兜を外したネロアンジェロと戦うバージルは、ネロアンジェロが飛ばす青い弾『メテオ』が飛んでくる中を正面から駆け抜け、ベオウルフを装備した状態で真デビルトリガーを発動する。
ネロアンジェロは接近する真魔人バージルに斬り掛かるが、真魔人バージルは それを避け、3連続のアッパー『ドラゴンブレイカー』でネロアンジェロを打ち上げる。
それを追うように真魔人バージルが飛翔し、ネロアンジェロに追い付くと、『五月雨幻影剣』を繰り出す。頭上から降り注ぐ『五月雨幻影剣』に、ネロアンジェロが床へと叩き落とされる。
バージル『トドメだ』
真魔人バージルが足を突き出し、急降下キックを繰り出す。ネロアンジェロにヒットするが その勢いは止まらず、第4階層の床を ぶち抜く。
それだけでは留まらず、白い光の流星となった真魔人バージルと、蹴りに押し込まれるネロアンジェロは、更に第3階層、第2階層の床をも ぶち抜き、第1階層まで突き抜ける。
バージル「これが力だ!」
ゆっくりと着地した真魔人バージルは真魔人化を解除し、第1階層の床に叩き付けられたネロアンジェロも消滅する。
ただ、第1階層に居た大和型は唖然とし、ダンテは頗る怒っていた。いきなり天井が崩れ、バージルがキックの姿勢で落下してくるのだから危なくて仕方がない。
ダンテ「危ねぇな!気を付けろ!」
バージル「・・・・・・居たのか」
ダンテ「居るに決まってんだろ!バカなのかテメェは!」
ただ、怒ってるのはダンテだけではなかった。
陸奥「ちょっとぉ!危ないじゃないのよ!!」
コナー「今の何だ?」
川内「悪い癖 出てるよ!!」
上を見上げると、天井に出来た大穴から長門型、川内型、ルシア、コナーの顔が見下ろしており、ずっと文句を撒き散らしていた。
ただ、今 見える顔触れを見て、ダンテは驚愕した。
ダンテ「おいおいおいおいおい!艦娘だけでルキフェルスのとこに行かせたのか!?」
『・・・・・・あ』
ダンテ、バージル、ルシア、コナーの力ある全員が階層に留まっている事で、艦娘達だけで最上層に行ってしまったのだと気付く。
艦娘達だけでR・ネロの相手をさせるのは危険過ぎると焦るが、その後 最上層から下りてきた艦娘達が合流し、ネロが戻ってきた事を聞き、ダンテ達は一旦 魔塔から脱出する。
次回も宜しく お願い致します!