286話です!どうぞ!
最上層へと辿り着いた艦娘達は
そこにアーロンが現れ、キリエの精神体を この世界に呼び込む。
R・ネロは精神体のキリエを消し飛ばそうとするが、艦娘達が身1つで突撃しR・ネロに しがみ付き、それを阻止しようとする。
そしてキリエは、光の粒子となりR・ネロの身体に吸い込まれるようにして入るのだった。
ネロの精神世界で、キリエは虚ろな目をしたネロに呼び掛ける。そこにルキフェルスが現れ、キリエを消し飛ばしてしまう。
その場から立ち去ろうとするルキフェルスだったが、ネロがルキフェルスの腕を掴む。
ルキフェルスは抵抗するが、ネロはルキフェルスを連れて舞い上がり、精神世界の空へと向かう。
光が降り注ぐ青空に出たネロは、太陽の光を浴びながら魔人となり、精神世界でルキフェルスを倒す。
現実世界では、限界が来て倒れて動けなくなる艦娘達。
R・ネロが加賀にトドメを刺そうとするが、突然その動きが止まり、苦しみ始める。R・ネロの身体からルキフェルスが弾き出され、光が溢れる。そこに現れたのは、魔人ネロだった。
そして地上に現れた合体悪魔と、各階層に現れた宿敵も倒され、階層に留まっていたダンテ達は一旦 魔塔の外に出るのだった。
*魔塔 最上層 6月20日 16:55*
そして最上層のネロとルキフェルスの戦いは、まだ続いていた。
ネロ「これで決める!」
ネロがレッドクイーンを抜き、ルキフェルスの赤く光る剣と刃を交える。刃が何度も ぶつかり合うが、レッドクイーンの刃がルキフェルスの右肩から左脇腹へと袈裟斬りにする。
ルキフェルスは反撃に斬り掛かるが、ネロは それを避けながら斬り払い、ルキフェルスの胴を横に一閃。
続けてレッドクイーンを振り下ろすが、ルキフェルスの右肩で刃が止まる。だがネロは、無理矢理レッドクイーンを引き下ろし、そのままルキフェルスを斬る。
ルキフェルス「ぐあぁっ・・・はぁ・・・!」
ルキフェルスは斬られた衝撃に後退り、最上層の縁ギリギリで止まる。
ネロ「ガーベラ!」
ネロはデビルブレイカー・ガーベラを装備し、太いレーザー『ステイメンレイ』を照射する。『ステイメンレイ』を諸に受けたルキフェルスは、倒れるように魔塔から落ちる。
それを追って、ネロも魔塔から飛び下りる。
地上に向かって落ちていくルキフェルスに追い付き、通り過ぎ様にレッドクイーンで一閃する。
だがネロが通り過ぎ距離が空いたのを見て、ルキフェルスは宙に浮き飛翔していく。
ネロ「逃がすかぁ!」
ネロもデビルブリンガーの翼を広げ、ルキフェルスを追って飛翔する。
*上空*
空 高く雲の上まで来たネロとルキフェルスは、滞空して向かい合う。
ネロ「ルキフェルス、お前が最も恐れてるものを当ててやる」
ルキフェルス「なぁにぃ・・・!」
ネロ「それは俺達デビルハンターと、人間と艦娘の絆だ!」
ルキフェルス「くっ・・・だぁまぁれぇええ・・・!」
ルキフェルスは忌々しく思うネロを黙らせようと、赤く光る剣を構え、一直線にネロへ向かっていく。
それを見ながらネロは、デビルトリガーを発動する。
ネロ『これが、俺達の力だ!』
魔人ネロは、レッドクイーンとデビルブリンガーの爪を振り、X字の斬撃『マキシマムベット』を繰り出す。だがルキフェルスは、赤く光る剣で『マキシマムベット』を受け止め拮抗する。
そこに魔人ネロは、ブルーローズで『チャージショット』を撃ち込む。『チャージショット』に当たった『マキシマムベット』が、その勢いを加速させる。
ルキフェルスは、『マキシマムベット』と『チャージショット』を防ぎ切れず2つの攻撃に当たり、力なく地上へと落ちていった。
それを見ながら上空に留まる魔人ネロは・・・
ネロ『勝ったぞー!!』
大空の下で、勝鬨を上げた。
*街*
その頃ダンテ達は、魔塔を囲んでいた。
地上から扶桑、伊勢型、長門型、大和型、吹雪型、暁型、朝潮型が砲撃し、レディがカリーナ=アンでミサイルを撃ち、トリッシュが手から電撃を放ち、セリーナが魔力弾を撃ち、魔人ルシアがエネルギー波『ディバインアンガー』を繰り出す。
その上から、翼を広げ空中に滞空する真魔人ダンテが、エネルギー弾『ジ・オンブラ』を連続で放ち、真魔人バージルが『次元斬』を繰り出す。
そして海からは、大艦隊の砲撃も来る。その全ての攻撃を受け、クリフォトの樹が巻き付く魔塔が破壊され、崩れ去る。
そして空からルキフェルスが地上に落ち、ネロも舞い戻りダンテ達も合流するが、いつの間にかアカギとセリーナ、アーロンの姿が消えていた。その事に、誰も気付いていない。
ネロ「皆・・・」
白露「おかえり、ネロ」
鈴谷「ネロ起こすの、めっちゃ大変だったよぉ・・・」
ネロ「ごめん・・・」
ダンテ「ったく、遅い帰りだな、まったく」
バージル「お前も人のこと言えんがな」
*海岸*
横須賀鎮守府の近くの海岸で、波打ち際にアカギが立ち、海を見ていた。
すると、海から ほっぽが現れた。アカギと ほっぽは、何の感情もない表情で見詰め合う。
ほっぽ「・・・イッショニ・・・カエロウ・・・ミナゾコニ・・・」
アカギと ほっぽは手を繋ぎ、2人で海へと姿を消した。
*街*
川内「それより、こいつ どうする?」
ダンテ達は、地に這いつくばるルキフェルスを見る。そのルキフェルスは顔を上げ、まだ諦めていない眼をしていた。
ネロ「ルキフェルス、もう お前の敗けだ」
ルキフェルス「まだだ・・・まだ終わっていない・・・!」
武蔵「そんな状態で戦っても、命を落とすだけだぞ」
鳳翔「私達は あなたの言う未来ではなく、私達が望む未来を勝ち取りました。もう終わりにしましょう」
これ以上の戦いは無益だと、もう終わりにしろと説得するが、ルキフェルスは突然 笑い出し、皆は訝しげな顔をする。何が そんなに可笑しい?
ルキフェルス「分かってない・・・何も分かってないな」
バージル「何を言ってる?」
ルキフェルス「忘れたのか?俺には まだ・・・これがあるのを!」
そう言ってルキフェルスは、クリフォトの実と運命の魔石を懐から出す。
ルキフェルスがクリフォトの実を食べ、運命の魔石を その身に埋め込もうとするのを見て、ダンテとネロ、バージルが止めようと走り出す。
ルキフェルスから邪悪な波動が溢れ、衝撃波となり その場に居た全員が吹き飛ばされる。
そしてルキフェルスの姿が変貌し、魔王ルキフェルスが誕生する。
その姿は醜悪で、漆黒の身体にトカゲのような顔、両手は鋭い鉤爪のようになっている。更に蝙蝠のような翼もあり、身体と尻尾には無数の棘が生えている。
ネロ「大丈夫か?」
加賀「えぇ・・・・・・終わらせて、ネロ!」
ダンテ、ネロ、バージルは頷き立ち上がると、前に出て魔王ルキフェルスに立ち塞がり、デビルトリガーを発動する。
ネロ『行こうダンテ、バージル!俺達の覚悟を、見せてやろうぜ!』
バージル『いいだろう』
ダンテ『ハッ!暴れてやるよ!』
真魔人ダンテがエネルギー弾『ジ・オンブラ』、魔人ネロがブルーローズを撃ち、真魔人バージルが幻影剣を飛ばし、魔剣士3人は魔王ルキフェルスへと向かっていく。
接近すると、魔剣士3人は魔剣ダンテ、赤い魔力の剣、レッドクイーン、閻魔刀での連携攻撃を繰り出す。息 吐く暇もない斬撃のラッシュを浴びせていくが、魔王ルキフェルスの硬い皮膚には傷は付かず、火花が散るだけだ。
魔剣士3人が同時に剣を振り下ろすが、刃が弾かれ魔剣ダンテ、レッドクイーン、閻魔刀が3人の手から離れ飛んでいく。
魔王ルキフェルスは頭を向けながら突進してくると、魔人ネロがオーバーチュアを、真魔人バージルはベオウルフを装備し、3人で突進攻撃を受け止める。
真魔人ダンテが魔王ルキフェルスの顔面に膝蹴りを入れ、距離を離す。
鉤爪が襲い掛かるが魔人ネロが受け止め、それを振り払うと、デビルブリンガーでの連続パンチと、オーバーチュアによる電撃の掌底打ち『バッテリー』を入れていく。だが鉤爪に斬られ、魔人ネロが吹き飛びオーバーチュアも壊れてしまう。
また両手の鉤爪が襲い掛かるが、真魔人バージルが それを受け止め、魔王ルキフェルスを押し退ける。
魔剣士3人と魔王ルキフェルスの距離が空くと、魔王ルキフェルスの胸で赤、青、緑、紫、黄、白、黒、銀色の輝きが迸る。
ネロ『マズい!』
魔剣士3人は、魔王ルキフェルスが8つの魔石の力を使おうとしてると気付く。だが後ろには艦娘達が居る。このまま避ける訳にはいかない。
魔王ルキフェルスの胸から8色の魔力の奔流が撃ち出され、魔剣士3人は自分の身を盾に受け止める。だが凄まじい威力に押し負け、魔剣士3人が吹き飛ばされる。
更に魔王ルキフェルスは、その場に居る全員を狙い連続で魔力の奔流を撃ち出してきた。
ルキフェルス『貴様らは言ったな!自分達は未来を変えると!この絶望的な状況の、何を変えられると言うのだ!』
自分の勝利を確信し、魔王ルキフェルスが吐き捨てるように叫ぶ。
魔剣士3人の魔人化は解除されてないが、すぐに立ち上がる事ができず、魔力の奔流が迫るのを見ている事しかできない。
そこへ、若い姿のアーロンが間に入り、代わりに魔剣で受け止めた。
ネロ『アーロン!?』
アーロン「君達こんなものか?」
『『『んな訳・・・ないだろーー!!!』』』
真魔人ダンテが球形の空間に魔王ルキフェルスを閉じ込め、内側から『デモリション』を炸裂させる。
魔人ネロが『チャージショット』と幻影刀を撃ち、バージルがミラージュエッジで衝撃波『ドライブ』を繰り出す。3段攻撃を喰らい、魔王ルキフェルスの攻撃が止まる。
アーロン「君達と会えたのは幸運だった。色々と楽しかったよ」
磯波「え・・・?」
鳳翔「何をするつもりなんですか!?」
アーロンは答えず、魔王ルキフェルスへ突撃していく。
天龍「アーローーン!!」
そして魔王ルキフェルスの胸に魔剣を刺すと、アーロンが魔王ルキフェルスに吸収されてしまった。それにより発生した衝撃波にデビルトリガーが解除され、魔剣士3人は それぞれ3方向に吹き飛ばされ、ビルのコンクリートの壁に めり込む。
そんな状況だが、魔王ルキフェルスに異変が起きる。
電「苦しんでるのです・・・」
アーロンを吸収した事で、魔王ルキフェルスの膨大な魔力が弱まっていた。
それでも、魔王ルキフェルスの正面に黒い魔力が集まり、魔剣士3人を狙う。
瑞鶴「あいつ、また何か撃とうとしてる!」
だが魔剣士3人は、壁に めり込んだまま気絶しており、動く事ができない。
鈴谷「提督ーーー!!!立ってぇーーー!!!」
長門「立てーーー!!!」
文月「バージルゥーーー!!!」
大潮「ネロさぁーーーん!!!」
大和「ダンテ提督!!!」
天龍「師匠ーーー!!!戦ってくれーーー!!!」
武蔵「立てーーー!!!」
加賀「立ってぇーーー!!!」
『伝説の魔剣士ーーー!!!』
艦娘達の声援に、魔剣士3人が目を覚ます。
ネロ「うぉぉおおおおっ・・・!まだまだ行くぜダンテ!バージル!」
ダンテ「当たり前だ・・・!」
バージル「言われるまでもない・・・!」
魔剣士3人は壁から出ると、ダンテの手に魔剣ダンテが現れ、ネロとバージルも駆けながらレッドクイーン、閻魔刀を拾い魔王ルキフェルスに立ち向かう。
すると、魔王ルキフェルスから黒い魔力の塊が発射され、それは上空でブラックホールとなる。魔剣士3人は抵抗もできず、宙に浮き吸い込まれそうになる。
ダンテがヌンチャク形態のキングケルベロスを出し、その内の1本の鎖を伸ばす。それを加賀が掴んだ。
艦娘達が加賀の後ろに並び、前の艦娘を掴んで引っ張る。
ダンテもネロの足を掴み、ネロがバージルの足を掴んで吸い込まれないようにする。
艦娘とブラックホールの綱引きが始まるが、加賀を始めとする艦娘達が宙に浮き始め、一緒に吸い込まれそうになる。
すると そこに、ニコが運転するバンとジープに乗った呉提督が現れた。
ニコ「掴まれ!」
バンとジープをドリフトターンさせ2台を鎖で繋ぐと、最後尾の長門がバンのリアバンパーを掴む。
ニコと呉提督がアクセル全開で踏むが、タイヤがアスファルトに擦れて煙を上げ、逆に引っ張られていく。
すると今度は、コナーが運転するスポーツカーと、元ネイビーシールズのメンバーが運転し、明石と香取型が乗る装甲車4台が駆け付ける。
ディーコン「妙な事に巻き込まれる時は電話しろよ!」
呉「いいから早く手伝いなさいよ!あれ見えないの?!」
コナーと元ネイビーシールズのメンバーは、ジープと装甲車、スポーツカーを鎖で繋ぎ、また乗り込むとアクセルを踏む。それでもバンとジープと同じで、状況は好転しない。
そして陸奥の服とバンのリアバンパーを掴む長門は、悲鳴を上げていた。
長門「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!腕が千切れるぅうううううううう!!!」
ダンテ「バージル!こっちは手が塞がってんだ!見てないで どうにかしろ!」
ネロ「親父!」
舌打ちするバージルは、次元をも斬り裂く『次元斬』をブラックホールに繰り出す。するとブラックホールが四散し、宙に浮いていた者達が地面に落ちる。
白露「イッタ~・・・」
ダンテ「よし お前ら、下がってろ!」
魔剣士3人は すぐに動き、改めて魔王ルキフェルスに斬り掛かる。だが硬い皮膚に刃が弾かれ、魔剣士3人は仰け反る。
それでも何度も刃を入れるが、魔王ルキフェルスの口から発射された怪光線を至近距離で浴びせられ、ダンテとバージルが吹き飛ばされる。
辛うじて踏ん張ったネロも、鉤爪に斬られ膝を突く。
すると魔王ルキフェルスから触手が伸び、ネロの首を絞める。だが立ち上がったネロは、触手を引き千切り振り解く。
鉤爪攻撃が来るが、ネロは それを避け連続パンチを繰り出し、最後に渾身の一撃を顔面に入れる。その あまりの衝撃に、魔王ルキフェルスが倒れる。
だが魔王ルキフェルスは まだ立ち上がる。
魔王ルキフェルスが炎の魔石の力を使い、身体が燃え上がるように赤く光る。
そこにベオウルフを装備したバージルが飛び込み打撃を浴びせていく。ダメージが通ったのか、魔王ルキフェルスの身体を包む赤い光が消える。
バージルが取り押さえるようにして魔王ルキフェルスの動きを封じると、バルログを装備したダンテが飛び込みアッパーで打ち上げる。
ネロはデビルブリンガーの翼を広げ、打ち上げられた魔王ルキフェルスを追って飛翔する。
魔王ルキフェルスの身体が紫に光り、空中からネロを狙って電撃を放つ。
ネロは電撃を避けながら魔王ルキフェルスに接近すると、通り過ぎ様にレッドクイーンで一閃する。魔王ルキフェルスは斬られた事で浮力を失い、地上に落下する。
まだだ。魔剣ダンテと閻魔刀を手にしたダンテとバージルが、2人だけで落下した魔王ルキフェルスに向かっていく。
魔王ルキフェルスも起き上がり、ダンテとバージルを迎え撃つ。
2対1の接近戦が始まり、魔王ルキフェルスの鉤爪を魔剣で往なしながら斬撃を与えていく。
魔王ルキフェルスの身体が緑に光り、竜巻を発生させ飛ばしてくる。バージルは『疾走居合い』で駆け抜け竜巻を斬り、駆け抜けたまま魔王ルキフェルスも斬る。
通り過ぎ後ろに回り込むと、透かさず『次元斬』を繰り出し斬り刻む。
魔王ルキフェルスの身体が青く光り、弾丸のように氷柱を撃ち出してくる。ダンテはキングケルベロスを炎を纏った棍棒形態にし、飛んでくる氷柱を粉砕すると、魔王ルキフェルスに高速の打撃を入れる。
ならばと、身体が黄色く光る魔王ルキフェルスは、今度は岩を弾丸のように飛ばす。ダンテは分離したキャバリエーレを振り、回転する刃で岩を粉砕する。
魔王ルキフェルスの身体が白く光り、光の衝撃波を繰り出そうとするが、地上に降りたネロのレッドクイーンと、バージルのミラージュエッジで左右から斬り飛ばされる。
ルキフェルス『全ての攻撃を躱しただと・・・!?何故だ・・・何故だ何故だ何故だぁっ!?』
魔王ルキフェルスが狼狽えてると、魔剣士3人が並び立つ。
バージル「これで決めるぞ」
ダンテ「お前が仕切んな」
ネロ「こんな時まで喧嘩するなよ。ほら、2人共 行くぞ?」
起き上がった魔王ルキフェルスは、魔力の奔流を胸から撃ち出す。魔剣士3人は避ける事もせず、逃げずに正面から飛び込んだ。
魔力の奔流が魔剣ダンテ、レッドクイーン、閻魔刀と ぶつかり合い、高出力のエネルギーが周囲に飛び散る。
金剛「提督ぅ!」
ダンテ「ヌゥゥウウアアアアア!!!」
魔剣ダンテ、レッドクイーン、閻魔刀で魔力の奔流を受け止めているが、魔剣士3人の足が滑るように後退していく。
加賀「ネロ!」
ネロ「ウォォオオオオオオ!!!」
鳳翔「バージルさん!」
バージル「ハァァアアアアアアッ!!!」
だが気合いを入れ直した魔剣士3人が魔力の奔流を押し返していく。そして魔力の奔流を押し返しながら、魔剣ダンテ、レッドクイーン、閻魔刀の刃が魔王ルキフェルスに突き刺さる。
「「「くたばれー!!」」」
その瞬間に、魔剣士3人が一気に魔力を解放し、大爆発が起きる。魔剣士3人と魔王ルキフェルスは爆発の中に消えるが、煙が晴れると魔剣士3人の姿が見えてきた。魔王ルキフェルスの姿はない。
そして艦娘達は確信した。勝ったのだと。
『やったー!!』
魔剣士3人は艦娘達の方に振り返り、安心させるように頷く。
しかし、艦娘達の喜びの悲鳴は止まらない。
天龍「師匠ーー!!」
鹿島「こっちにも目線くださーい!」
ちゃっかりスマホで記念撮影までしてる。
だが喜ぶのは まだ早い。魔界の入り口は開いたままだ。
魔塔は破壊したが、それに巻き付いていたクリフォトの樹は健在で、魔界の入り口から人間界に飛び出している。魔界化を止めるには、魔界に下りて根元から切り倒すしかない。
ダンテ「仕方ねぇな。バージル、行くぞ」
バージル「これで2度目だ」
その役目をダンテとバージルが担おうと動くが、有り得ない人物が現れた。
アーロン「やぁ、終わったようだね」
皐月「うわっ!?出た!」
魔王ルキフェルスに吸収され、消えたはずの若い姿のアーロンが現れたのだ。てっきり爆発して魔王ルキフェルスが消えた時に、一緒に死んだものだと思っていたが違ったようだ。
足柄「何で生きてんのよ?」
アーロン「裏技を使ったのさ」
その裏技とやらは教えてくれないらしい。
アーロンは自分が魔界に行き、クリフォトの樹を切り倒すと申し出た。ダンテとバージルは人間界に残れと。
アーロンが魔界に行こうとするが、ネロの視線に気付き足を止める。
ネロはアーロンが生きている事を知らなかった。
アーロン「君とは色々と話さなければならないね。もし戻れたら、その時は全てを話そう」
ネロ「あぁ、期待しないで待っててやるよ」
そしてアーロンは魔界に飛び込み、姿を消した。
そしてネロは、懐から既に回収した魔石の指輪と、銀色に輝く魔石を取り出す。それらは魔王ルキフェルスが爆発した場所に残っていたので、回収は容易だった。
ネロ「これ、また使うとマズいよな・・・」
魔石の力を使ったがために、ネロはルキフェルスに付け込まれ身体を乗っ取られた。できれば もう使いたくない。
瑞鶴「・・・・・・あれ?赤城さんは?」
アカギが居ない事に気付き、艦娘達が焦り出す。
そこに、途中から姿を消していたセリーナが現れた。
セリーナ「ご苦労、終わったようだな」
初雪「どこ行ってたの・・・?」
セリーナ「・・・ちょっとな。ネロ、魔石は妾が預かろう。安全に保管する」
セリーナなら大丈夫だろうと思い、ネロは指輪と魔石を渡す。
誰もが疑わなかった。今まで仲間として共に行動し、助けられた事もあった。だが、セリーナが放った魔力弾に、ネロが吹き飛ばされてしまうのだった。
本当は今回の話で纏めようと思ってたのですが、文字数が大変な事になっちゃうので、今回 収められなかった分を次回に回します。
次回も宜しく お願い致します!