Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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新章に入りましたが、ストーリーの雰囲気などは変わらずやっていこうと思います。

288話です!どうぞ!


Mission288 面接~新体制Devil May Cry鎮守府~

元の世界に戻ったダンテ、ネロ、バージル、レディ、トリッシュ、ニコは、艦娘達の世界に戻る方法を探し、真実の泉と呼ばれる場所に辿り着く。

泉の精霊と交渉を始めるが・・・。

一方Devil May Cry鎮守府では、大本営から大和型と あきつ丸が着任した。

そしてDevil May Cry鎮守府にニコと共に戻ったネロは、ダンテの頼みから提督代理になる旨を伝えるが、元帥からは保留にされた。

そしてDevil May Cry鎮守府は鎮守府を明け渡し、新たな拠点となるアメリカへと向かう。

アメリカ・ロサンゼルス郊外にある指定された建物に着くと、そこはオリーブ財団という名の研究機関だった。

同じく出向命令が出された呉提督と健と一緒に中に入るが、ここの本部長が“破壊神ステフ”と呼ばれる人物だと知ると、呉提督が顔面蒼白になる。

ネロ達が呉提督から破壊神ステフについて聞いてると、遂に破壊神が現れるのだった。

 

 

*オリーブ財団 研究所 アメリカ時間7月3日 8:00*

 

ステフ「よく来たわ。私が ここの本部長、ステファニー・ブラウンよ。“ステフ”と呼んで」

 

大淀「ど、どうも、ブラウン本部長」

 

ステフ「ステフよ」

 

大淀「・・・・・・ステフ・・・」

 

先程まで聞かされていた呉提督の話で、艦娘達は緊張して上手く挨拶ができない。

それ以前に、見るからにステフの顔は気が強そうで、怒らせては駄目な部類だと一目で分かる。

 

ステフ「久しぶりね、()()()()

 

『・・・・・・ハッピー?』

 

変な呼び名に、皆は怪訝な顔をする。

しかもステフが そう呼んだのは、呉提督に向かってだった。

呉提督はネロ達に向かって、“そこは拾うな”と言いたげに顔を しかめた後、ステフに とびっきりの笑顔を向ける。

 

呉「久しぶりね、ステフ!あなたに会えて ほんと嬉しいわ!」

 

ステフ「私は嬉しくない」

 

真顔でバッサリ切り捨てられ、呉提督の顔から笑顔が消える。

その後“冗談よ”と言われるが、本当に冗談なのか どうか分からず、呉提督に笑顔が戻る事はなかった。

艦娘達と健も まだ、このステファニー・ブラウンという女性が どういう人物か分からず、固い表情をしている。

だが呉提督が気を利かし、本題へと入る。

 

呉「あんたが何で ここに居るか読めたわよ。研究機関ってのは嘘っぱちね?ここはCIAが所有する場所でしょ?」

 

ステフ「CIAは関係ないわ。私は もう、CIAの本部長じゃないから」

 

呉「・・・・・・どゆこと?」

 

ステフ「オリーブ財団はCIAとも、FBIも軍とも関係ない。それらとは全く違う、新しい諜報機関なの」

 

ただ、研究機関というのも嘘という訳ではない。ここでは様々な研究が行われ、実際に社会に貢献してるのだ。

オリーブ財団は表向きは研究機関で、裏では世界を股に掛ける諜報機関の二足の草鞋で活動している。

 

ステフ「じゃあ早速だけど、あなた達が このオリーブ財団に相応しいか()()を始めるわ」

 

“面接”と聞き、艦娘達から戸惑いの声が上がる。自分達は命令を受けて ここまで来たのに、面接するなど聞いてない。アルバイトや就活に来た訳ではないのだ。

 

天龍「面接って何だよ?!俺達は ここに来るよう言われたんだぞ!」

 

ステフ「そうよ。あなた達は命令を受けて面接に来たの」

 

葛城「話にならない。日本に帰らせてもらうから」

 

納得できない艦娘が出ていこうと動くが、次のステフの言葉で その足が止まる。

 

ステフ「帰っても、戻る場所なんてないわよ」

 

加賀「・・・それは どういう意味?」

 

帰ったところで、Devil May Cry鎮守府には横須賀鎮守府の面々が既に入り、場所など空いていない。

それに これは、日本海軍から正式に命令を受けて ここに来ている。何もせず帰るのは軍が認めないし受け入れない。つまり、Devil May Cry鎮守府の面々には最初から選択肢がないのだ。

 

ステフ「あなた達には もう家が無いの。新しい家が欲しければ、大人しく面接を受ける方が賢いわよ?」

 

鹿島「まだ1つ、説明が抜けてると思います。不合格になった場合は?」

 

ステフ「日本に戻って別の鎮守府への配属になるわね」

 

今更バラバラになるのは艦娘達も嫌だ。そうなると、嫌でも この面接に合格しなければならない。

そんな中、健1人だけが笑っていた。

 

健「諜報機関の面接ってマジ?スパイか何かにスカウトするつもりかもしれないけど、()()()なら1人で━━」

 

呉「健!!」

 

ステフ「何ですって?!」

 

健「ヤベ・・・僕 何か言いました?」

 

呉提督とステフの剣幕に、口を滑らせた健は顔を引き攣らせながら誤魔化しに掛かる。だが、誤魔化せるようなものではない。

 

呉「謝れ・・・ステフに謝れ!!」

 

健「ごめんなさい・・・」

 

ステフ「・・・初日だから許してあげる。でも次に言ったら、私の持つ ありとあらゆる権限で刑務所に ぶち込んでやるから そのつもりで」

 

健「はい・・・!」

 

健は上擦った声で返事し、今にも心臓発作で倒れそうな顔になっている。

怒ったステフの顔は、やっぱり恐かった。

 

ステフ「じゃあ1人ずつ面接 始めるから、皆 外に出て!」

 

それを聞き、健は嬉しそうに1番に出ようとする。そうは問屋が卸さない。

 

ステフ「最初はタケル・スギヤマ!」

 

健「・・・・・・え、僕・・・?」

 

この時点で精神的にフルボッコにされてる健に、艦娘達は笑いが出そうになるのを堪えながら外に出た。

最後に呉提督も出ると、健の面接が始まった。

 

 

・・・・・・

 

それから30分程が経った。

健の面接は まだ終わっておらず、部屋の外では、皆が どんな面接になるのかとドキドキしながら待っている。

 

北上「・・・遅いね、もう30分 経つけど」

 

青葉「健さん、生きて還れればいいですけど・・・」

 

健の心配をしながら待っていると、部屋の扉が開いた。

すると・・・

 

ステフ「もう、あなたって本当に おもしろいわね!」

 

健「いや~、それ程でもあるかもしれないけど!」

 

意気投合したのか、健とステフが談笑しながら出てきて、皆は唖然とした。

呉提督なんか開いた口が塞がらない。

 

ステフ「次!金剛!」

 

金剛「ハ、ハイッ!」

 

厳しい顔付きに戻ったステフに呼ばれ、金剛が部屋の中に入る。

そして健は、楽しそうに皆の所に戻った。

 

衣笠「面接どうだったの!?」

 

健「いや~、あの人 思ったより話の分かる人だし、いい人だよ」

 

健は上機嫌だった。

この様子から艦娘達は、そこまで恐れる程の面接ではないのかと思い、少しだけ緊張を解いた。

ただ、呉提督だけは なぜ意気投合できるのか理解できず、難しい顔をしていた。

 

 

・・・・・・

 

それから続々と面接は続き、もう夜になり、ステフは食事も休憩も挟まず面接を続けていた。

残りは呉提督と夕張で、今は呉提督が面接を受けている。

 

鈴谷「もう1時間以上 経つよ・・・?」

 

比叡「1番 長い・・・」

 

瑞鶴「あの2人、何やってんの?」

 

面接を受ける部屋はガラス張りで、中の様子が見えるのだが、呉提督とステフは1時間以上 睨み合ったままで、口が動いてるようには見えない。これは何の時間なんだ?

そして部屋の中では、呉提督が やっと口を開いた。

 

呉「これ・・・何やってるの?」

 

ステフ「面接よ」

 

呉「何で顔 突き合わせて、見詰めるだけなの?」

 

ステフ「あなたを合格にするか否かを考えてる」

 

呉「何か話そうか?」

 

ステフ「話さなくていい」

 

面接と言うから何かアピールしようと思ったが、それすらさせてもらえない事に我慢ならず、呉提督は不機嫌そうに椅子から立ち上がった。

 

呉「何なのよ!こんなの時間の無駄でしょ?!」

 

ステフ「ピーピー喚かず座りなさい!」

 

呉「私のこと気に入らないのは知ってるのよ!それなのに何で私を呼んだの?!」

 

ステフ「確かに正直に言うと、あなたの事は嫌いよ。でも私は客観的に見て、あなたのシールズとしての能力と経験は認めてる。本部長として、あなたが その力をオリーブ財団で役立たせてくれるか見極めなきゃならないの」

 

ステフの話に、呉提督は意外そうな顔をして固まった。嫌われてるのは知ってたが、まさか認めてもくれてるとは思っていなかった。

 

呉「え・・・私を認めてくれてるの?」

 

ステフ「性格と考え方以外はね」

 

呉「ちょっとステフ、それなら そうと早く言ってよぉ♪」

 

ステフ「嬉しそうにしてないで早く座りなさい!」

 

呉「はい」

 

それから少し話し、呉提督の面接が終わった。

 

ステフ「最後、夕張!」

 

多摩「頑張るにゃ」

 

夕張「うん・・・」

 

夕張が神妙な顔で部屋に入ると、椅子に座りテーブルを挟まずステフと向き合う。

ステフも これまでの顔とは違い、難しい顔で夕張の資料を見ており、ある程度 読むと表情は そのままに、夕張を見た。

 

ステフ「正直、私は あなたの やり方を良く思わない」

 

夕張「・・・やり方って?」

 

ステフ「あなたの その場にある物で窮地を脱する“ぶっつけ”よ」

 

ステフは、爆弾魔リーパーが起こした事件での、夕張の行動を言ってるようだ。

 

夕張「あぁ、それ・・・物作りが得意なんで」

 

ステフ「知ってる。私もCIAに居た頃は色々と無茶をした。でも私の場合は、絶対に大丈夫という経験から来る確信を持ってやってた」

 

そしてステフは、今までは大丈夫だったかもしれないが、夕張のように行き当たりばったりで結果が どうなるか分からない“ぶっつけ”は、仲間を危険に晒すかもしれないと付け加えた。

ここは諜報機関で、ステフは責任ある本部長だ。ちょっとした判断ミスが、とんでもない最悪の事態を引き起こす事もあり、部下には正確無比で確実に、いい結果になる行動を求めなければならない。

夕張も、自身に危ういところがあるのは自覚している。それでも反論しようとしたが、ステフに遮られた。

 

ステフ「━━だから証明して。私を納得させて。あなたの“ぶっつけ”が行き当たりばったりではなく、何があっても絶対に仲間を救うためのものだと。今後の働きで」

 

夕張「・・・・・・勿論です」

 

ステフ「・・・いいわ」

 

ステフは これまでとは違い、優しい笑みを見せるのだった。

夕張とステフが部屋から出てくると、ステフの口から全員 合格であると告げられた。それを聞き、艦娘達も安心して喜ぶ。

 

ステフ「うるさい!一々 騒がない!全員 中に入りなさい!」

 

怒られて静かになった皆は、慌てて部屋の中に入る。

部屋には巨大なスクリーンがあり、ステフがリモコンを 操作しながら、オリーブ財団での活動を説明し始める。

 

ステフ「オリーブ財団には、総括的権限が与えられてるわ」

 

加古「ソウカツ・・・何それ?」

 

ステフ「諜報活動、事件の捜査、民間保護、ターゲットの選択など、あらゆる局面において、独断で判断が許される ありとあらゆる権限が与えられてるの」

 

通常、上に許可を取らなければならない状況などで、許可が下りて初めて行動に移す事ができる。許可を取らなければならない相手が1人ではなく複数人の場合、それだけ時間も掛かる。

総括的権限は その手順を全て飛ばし、ある程度の法的手順も無視でき、現場で臨機応変に独断で判断し行動する事が、正式に認められている。つまり、限度に選るが、どんな捜査方法も許されるという事だ。

それを聞き、全員が驚く。

 

ステフ「CIAやFBI、警察に軍も手が出せない悪党を捕まえる事もできる」

 

そして皆は、また驚く事になる。巨大スクリーンに映し出されたのは、ミスター・Jとサイバーテロの時に現れたサイモン・フェニックスだった。

 

ステフ「あなた達が呼ばれた理由が分かったかしら?」

 

Devil May Cry鎮守府の面々は、ずっと艦娘売買の事件を追っていた。

呉提督と健も、サイバーテロの解決に貢献している。

ネロ達は、悪党である2人に最も近付いた者達だ。だから選ばれた。

 

天龍「へっ、そういう事なら、断る理由はなくなったな」

 

ただし、ステフから注意も受けた。いくら総括的権限があるとはいえ、ステフが上司であるため彼女の許可は必要になってくる。

国際問題に発展しかねない行動も禁止。

オリーブ財団の職員としての肩書きは明かしてもいいが、諜報員としての身分は明かさないこと。

 

ステフ「分かった?」

 

香取「急展開ですが、理解はしました」

 

ステフ「じゃあ契約書にサインして」

 

ステフは全員に、分厚い紙の束を渡した。30センチ程の厚さはあるかもしれない。

その量の多さに顔を引き攣らせながら、1人1人 同じ量の契約書を読みながらサインしていく。こんな場所だ。読み飛ばしたりすると後々 大変な事になるかもしれない。

 

ステフ「それと もう1つ。艦娘としての任務も、そのまま受け持ってもらうから」

 

それは、ここから海まで車で行って、そこから やっと出撃するという事だろうか?

艦娘達が疑問を口にしようとするが、ステフは声を掛ける暇もなく部屋を後にした。仕方なく契約書との にらめっこに戻るが・・・

 

龍驤「紙 多過ぎやろ!」

 

隼鷹「手が疲れたんだけど・・・」

 

鬼怒「ヤバい、眠くなってきた・・・」

 

サインしなければならない契約書が中々 減らなかった。

 

 

・・・・・・

 

*地下*

 

3時間 掛けてサインの書き込みを終わらせたネロ達は、オリーブ財団の中を見て回っていた。もう一員になったので、全ての場所に入る許可も貰っている。

 

深雪「うわ、新品じゃん」

 

何とオリーブ財団の地下には、出撃ドックがあった。

出撃ドックの先は長いトンネルになっており、海へと繋がっている。艦娘としての任務がある時は、ここから すぐに出撃できるようになっている。

オリーブ財団の1階から4階は、研究機関としての設備とブリーフィングルームがあり、夕張と明石、ニコは楽しそうに見て回っていた。

食堂もあり自由に使っていいとの事だったので、鳳翔と間宮も嬉しそうだった。

地下1階から4階には、出撃ドックや工廠に当たる場所、射撃場などの訓練施設、取調室もあり、鎮守府や諜報機関としての設備も備わっていた。

呉提督は、呉鎮守府での所属は変わらないため、日本とアメリカを行ったり来たりしなければならない。明日の朝には呉鎮守府に戻るため出発するそうだ。

 

 

・・・・・・

 

*ブリーフィングルーム 7月4日 0:08*

 

日付も変わった時間、ステフは面接をしたガラス張りの部屋、ブリーフィングルームへと戻ってきた。

部屋の外に誰も居ない事を確認してからガラスにタッチすると、透明だったのが白いスモークガラスになる。

ステフがタッチパネルを操作すると、巨大スクリーンにダンテ、ネロ、バージル、レディ、トリッシュ、ニコ、ルシアの写真の画像が映し出された。

ステフは鋭い目付きでダンテ達の画像を見ながら、1人で何かを考えるのだった。

 

 

・・・・・・

 

朝、呉提督が日本に帰った後、ネロ達は またブリーフィングルームに集められた。そこには、見知った海外艦が既に集まっていた。

 

アイオワ「Hi!皆、久しぶりね!」

 

アメリカ海軍からアイオワ、コロラド、ワシントン、サウスダコタ。

 

サラ「How are you?」

 

彼女はLexington(レキシントン)級 装甲空母2番艦『Saratoga(サラトガ)』。通称『サラ』。

そしてホーネット。

 

イントレピット「頑張っていきましょう!」

 

彼女はEssex(エセックス)級 正規空母5番艦『Intrepid(イントレピッド)』。

 

ガンビア・ベイ「今日もバッチリです!」

 

彼女はCasablanca(カサブランカ)級 改装特務空母19番艦『Gambier Bay(ガンビア・ベイ)』。

そしてノーザンプトン。

 

ヒューストン「よろしく頼むわね」

 

彼女はNorthampton(ノーザンプトン)級 重巡洋艦5番艦『Houston(ヒューストン)』。

そしてホノルル。

 

ヘレナ「よろしくね!」

 

彼女はSt. Louis(セイント・ルイ)級 軽巡洋艦2番艦『Helena(ヘレナ)』。

 

アトランタ「よろしくね」

 

彼女はAtlanta(アトランタ)級 防空巡洋艦1番艦『Atlanta(アトランタ)』。

 

フレッチャー「皆さんの お役に立てるよう、頑張ります!」

 

彼女は改Fletcher(フレッチャー)級 駆逐艦DD-445『Fletcher(フレッチャー)』。

 

ジョンストン「Hi!」

 

その姉妹艦であるFletcher(フレッチャー)級 駆逐艦DD-557『Johnston(ジョンストン)』。

次にJohn C.Butler(ジョン・C・バトラー)級 護衛駆逐艦DE-413『Samuel B.Roberts(サミュエル・B・ロバーツ)』。通称『サム』。

 

サム「ね、覚えて!あ、長い?じゃあ“サム”でもいいよ。Nice to meet you!」

 

スキャンプ「あたいに任せておきなって」

 

彼女はGato(ガトー)級 潜水艦SS-277『Scamp(スキャンプ)』。

彼女達アメリカ艦は、合同演習の時に全員 来ていた。あの期間、言葉を交わさなかった者も居るが、一応 顔は合わせていた。

 

ウォースパイト「長門達、久しぶりね!バージルは?」

 

ウォースパイトからの質問に、霧島、伊勢型、長門、祥鳳、古鷹型、天龍型、木曾、三日月、吹雪型、曙、潮、暁、響、初霜、時雨、五月雨、涼風、朝潮、大潮、霰、霞、黒潮、天津風、磯風には心当たりがあった。

バージルを知ってるウォースパイトなど1人しか居ない。シャングリラでラジャンの手下にされていた あのウォースパイトだ。

イギリス艦からはウォースパイトに続き・・・。

 

ネルソン「改めて余が『ネルソン』だ」

 

彼女はNelson(ネルソン)級 戦艦1番艦『Nelson(ネルソン)』。

そしてアークロイヤル。

 

ヴィクトリアス「おはよう」

 

彼女はIllustrious(イラストゥリアス)級 装甲空母2番艦『Victorious(ヴィクトリアス)』。

 

シェフィールド「よろしく」

 

彼女はTown(タウン)級 軽巡洋艦5番艦『Sheffield(シェフィールド)』。

そしてジャーヴィスと、その姉妹艦であるJ級 駆逐艦5番艦『Janus(ジェーナス)』。

 

ジェーナス「え?あ、何?私の顔に、何か付いてます?」

 

ウォースパイト以外のイギリス艦とは、合同演習で顔を合わせていた。

そしてイタリア艦からは・・・。

 

カブール「あんた達がDevil May Cry鎮守府?ふーん、じゃ、よろしく頼むわ!」

 

彼女はConte di Cavour(コンテ・ディ・カブール)級 戦艦1番艦『Conte di Cavour(コンテ・ディ・カブール)』。通称『カブール』。

 

イタリア「Buongiorno(ボンジョルノ)

 

彼女はV.Veneto(ヴィットリオ・ヴェネト)級 戦艦2番艦『Italia(イタリア)』。改装前は『Littorio(リットリオ)』という名であり、大規模改装されてから『イタリア』に改められた。

彼女がリットリオだった時、アーロンのクローンが建造した水上要塞を止める戦いで、救援に駆け付けてくれた事があった。

そして その妹ローマ。彼女とは合同演習で顔を合わせている。

 

アクィラ「『アクィラ』です。活躍する・・・はずですー。楽しみにしてて!」

 

彼女はAquila(アクィラ)級 正規空母1番艦『Aquila(アクィラ)』。

 

ザラ「今日から宜しくね」

 

彼女はZara(ザラ)級 重巡洋艦1番艦『Zara due(ザラ・ドゥーエ)』。通称『ザラ』。

 

ポーラ「わぁ~、シャングリラ以来ですね~」

 

このポーラも、ウォースパイトと同じでラジャンの手下にされていた艦娘だ。

そして次に、L.d.S.D.d.Abruzzi(ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ)級 軽巡洋艦1番艦『L.d.S.D.d.Abruzzi(ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ』。通称『アブルッツィ』。

 

アブルッツィ「長いですよね?私、“アブルッツィ”で構いません。妹共々、どうぞ宜しく ご指導ください」

 

その妹、L.d.S.D.d.Abruzzi(ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ)級 軽巡洋艦2番艦『G.Garibaldi(ジュゼッペ・ガリバルディ)』。通称『ガリバルディ』。

 

ガリバルディ「長いって?そうだな。“ガリバルディ”でいいよ。よろしくな!」

 

マエストラーレ「私も どうぞ、よろしく お願いしますね!頑張りま~す!」

 

彼女はMaestrale(マエストラーレ)級 駆逐艦1番艦『Maestrale(マエストラーレ)』。

 

グレカーレ「あたしも可愛がってよね?あ、かーわいっ♪」

 

その姉妹艦、Maestrale(マエストラーレ)級 駆逐艦2番艦『Grecale(グレカーレ)』。

 

リベッチオ「リベのこと憶えてる?」

 

同じく姉妹艦のリベッチオも居るのだが、イタリアと同じく水上要塞での戦いの時に駆け付けてけれた艦娘だ。

 

シロッコ「名前は、『シロッコ』。よろしくちゃ~お?」

 

同じく姉妹艦、Maestrale(マエストラーレ)級 駆逐艦4番艦『Scirocco(シロッコ)』。

イタリア艦とは、Devil May Cry鎮守府の面々はイタリアとポーラ、リベッチオ以外とは初めましてだ。

そしてドイツ艦のビスマルク、グラーフ・ゼッペリン、プリンツ・オイゲン、Z1(レーベレヒト・マース)Z3(マックス・シュルツ)U-511(ユー)が居た。

Devil May Cry鎮守府の面々からすれば、これは どういう事なのか分からない。なぜ海外艦の彼女達が、ここに居るのか聞かされてないのだから。

ステフの説明では、彼女達も引き抜き ここのメンバーになるとの事だった。軍としての所属も、一時的にだがDevil May Cry鎮守府への着任となるらしい。

 

北上「ここ、どうなってんの?」

 

加賀「もう訳が分からないわ・・・」

 

文月「文月、ここでやってく自信なくなっちゃったよぉ・・・」

 

知らない内に勝手に話が進んでいるので、Devil May Cry鎮守府の面々が困惑するのは変わらなかった。

その後ウォースパイトからバージルが どこに居るのか訊かれ、どこかに行ってしまって知らない事を伝えると、ウォースパイトは不機嫌になって どっか行ってしまった。Devil May Cry鎮守府の面々も、そんな急に不機嫌になられても困るのだが・・・。

何はともあれ、大和型と あきつ丸に続き、アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ海軍の艦娘も仲間に加わる事になったのだった。




最後の方はキャラ紹介みたいになっちゃいました。
オリーブ財団でのストーリーは、夕張をメインにストーリーを展開していこうと思います。

引き続き、次回も宜しく お願い致します!

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