290話です!どうぞ!
ルキフェルスが起こした魔界化の最中に、嘗て3体の悪夢は艦娘達を裏切った。それが原因で、飛鷹とグリフォンの関係がギクシャクする。
グリフォンが謝ろうとしても、飛鷹は余所余所しく すぐ立ち去ってしまうため、謝る事もできずグリフォンは落ち込んでいた。
すると何を思ったのか、グリフォンは家出してしまった。
その後 幼い兄妹に捕獲されたグリフォンは、兄妹の家でペットとして飼われる事になるのだが・・・。
その1週間後、グリフォンがオリーブ財団に戻ってない事に気付いていた隼鷹は、飛鷹に その事を話し、手懸かりを探してくれていた
*オリーブ財団 ブリーフィングルーム 7月22日 17:50*
飛鷹型はブリーフィングルームに着くと、早速 健からグリフォンが どうなってるのか訊く。健の顔からして、あまり良くない状況であるのだけは判った。
健は自分のノートパソコンを操作し、巨大モニターにグリフォンの画像を映し出す。
健「とりあえず、街のカメラとかで探して見付けたんだけど、今 市内に居るみたい」
飛鷹「何で そんな所に・・・?」
健「理由は分からないけど、街の色んな角度のカメラでグリフォンの視線の先を計算して、どこ見てるか突き止めると・・・」
健は次の画像を巨大モニターに出す。そこには幼い2人の少年少女が映っている。
健「絶対この子達が居るんだよね」
だが飛鷹型は目を細め、怪訝な顔でグリフォンと2人の少年少女の画像を見る。この子供達は何なのか、グリフォンが子供達を見てる目的が分からない。
飛鷹「グリフォンは何やってるのよ・・・?」
健「さぁ?でも悪魔なんでしょ?子供 食べようとしてるとか」
隼鷹「健!」
健「でも分かんないじゃん」
隼鷹がデリカシーのない健を咎めようとするが、健は可能性としては捨てきれないとして考えを変えない。だが飛鷹が、健の考えを否定した。
飛鷹「グリフォンは人間は食べないわ。今まで食べようともしなかったもの」
健「じゃあ・・・この子達 何?」
グリフォンとの付き合いは、オリーブ財団では飛鷹が1番 長いし よく分かってる。飛鷹が言うなら違うのだろうが、そうなると2人の子供との関係が益々 分からなくなる。
健「で、顔をスキャンして身元 調べたら、兄妹らしいよ。住所 特定したから明日にでも行ってみたら?近くにグリフォンが居るだろうし」
健の提案で、飛鷹型は早速、明日この兄妹の家を訪ねる事にした。
・・・・・・
*兄妹の家 7月23日 10:37*
翌日の朝、飛鷹型は健が突き止めた兄妹の家へと来た。
家の玄関扉をノックし、家主が出てくるのを待つ。すると扉が開き、女性が出てきた。兄妹の母親だ。
隼鷹「すんません、うちから逃げた鳥 探してて、こういう鳥なんだけど」
飛鷹「見た事あります?」
隼鷹がグリフォンの写真を見せると、母親は少し驚いた顔をしていた。
母親「まぁ・・・!グリフォンちゃん、お客さんが来てるわよー」
グリフォン『え、何?今 行くー!』
母親が家の中に向かってグリフォンを呼ぶと、奥から羽ばたきながらグリフォンが現れた。
だがグリフォンは飛鷹の顔を見て仰天した。
グリフォン『閉めて!ドア閉めて!すぐ閉めて!』
飛鷹「グリフォン!」
叫ぶグリフォンに母親が戸惑っていると、飛鷹が母親を押し退けて家の中に入り、グリフォンに詰め寄っていく。
隼鷹もマズい事になりそうな予感に、顔を しかめている。
飛鷹「グリフォン!こんな所で何やってるのよ?!」
グリフォン『え、あ、いや・・・知らない!グリフォンって誰!?そんなクールでイケメンの鳥 知らない!』
飛鷹「あそこの女の人、“グリフォン”って呼んでたけど?あんた普通に返事して出てきたけど?」
いきなり論破され、飛鷹が現れ驚いた事もあり頭が上手く働かず、グリフォンは言葉が出ず眼を泳がせる。
飛鷹「今は理由はいいから、帰るわよ」
グリフォン『・・・・・・か、帰らない!』
飛鷹「・・・何ですって?」
飛鷹はグリフォンを連れて帰ろうと家から出ようとするが、グリフォンの一言で足を止めた。振り返り、グリフォンを睨む。
グリフォン『オレは帰らない!オレは この家のペットになったんだ!今更 帰る訳ないだろ!』
隼鷹「ペットって お前マジか?」
プライドまで捨ててペットに成り下がったグリフォンに、隼鷹も我が耳を疑う。
それ以前に、悪魔が普通の人間と関わるのは色々とマズい。意図せず危険に巻き込んでしまう可能性もあるのだから。
飛鷹「本気で帰らないつもり?」
グリフォン『そうだよ!誰が大っ嫌いな奴のとこに戻るかってんだ!分かったら さっさと帰れ!お前は お呼びじゃないんだよ!』
グリフォンの その言葉に、遂に飛鷹の怒りも爆発する。
飛鷹「あっそう!あんたなんか一生ペットになって可愛がられときなさいよ!」
激怒した飛鷹はズンズンと玄関に向かい、家から出ていってしまう。まさか連れ帰らずに出ていってしまうとは思わず、隼鷹も焦って飛鷹を追う。
口を挟むタイミングもなく、戸惑ったままの母親は静かに扉を閉め、グリフォンを連れてリビングに行き話をする事にした。
母親「グリフォンちゃん?よく分からないけど、本当の飼い主が居るなら、帰った方が幸せだと思うの。あなたのためにも」
グリフォン『ケッ!あんなの赤の他人だ。それより かーちゃん、ビスケットくれ!食わなきゃやってらんねーよ!』
・・・・・・
*オリーブ財団 12:08*
オリーブ財団に戻ってきた飛鷹は、肩を怒らせながら鬼の形相で建物内を歩いていた。
飛鷹「何がペットよ、あのアホ鳥・・・!だったら一生 帰ってこなくていいわよ・・・!心配した私が馬鹿みたいじゃないのよ!」
怒りが最高潮で口から文句が止まらない飛鷹を見た他の艦娘や職員は、異様な雰囲気を纏う飛鷹に狼狽えながら逃げるように離れ、道を空けていく。
遅れて慌てたように隼鷹も現れた。
隼鷹「なぁ!飛鷹どこ行った!?」
潮「あ、あっちに行きましたけど・・・」
隼鷹「ありがと!飛鷹、ちょっと待てって!」
潮に教えられた方に走り、隼鷹も その場から立ち去る。
艦娘達と職員は よく分からず、首を傾げながら自分の仕事に戻るのだった。
・・・・・・
*街 18:00*
その日の夕方、グリフォンは飛鷹が来た事でイライラしていたが、今日も少年を見守っていた。
妹の方は家で遊ぶらしく、今日は一緒ではなかった。
グリフォン『おいボウズ、早く家に帰らねぇと かーちゃん心配すんぞ』
少年「もう ちょっとだけー!」
グリフォン『ダメだ!学校の宿題やってねーだろ!また怒られるぞ!』
宿題の話を持ち出され、少年は拗ねたように しかめっ面になるが、確かに怒られるのは嫌なため、仕方なく家に帰る事にした。これにはグリフォンもホッと一安心し、一緒に家路に就いた。
・・・・・・
*兄妹の家 18:35*
家に着いた少年は元気良く玄関から入り、グリフォンは開けっ放しの2階の窓から中に入る。その様子を、物陰から人ならざる眼が見詰めていた。
?『食い物・・・食い物 寄越せぇ・・・!』
グリフォンと、一緒に居る家族に、魔の気配が忍び寄っていた。
・・・・・・
*オリーブ財団 ブリーフィングルーム 7月24日 0:14*
殆んどの者が、家や寮に帰り就寝してる時間、警備の人間しか残ってないオリーブ財団で、健は自身のノートパソコンを弄りながら1人でブリーフィングルームに残っていた。
そこに、まだ起きていたネロが入ってきた。ネロ自身、何か用事があった訳ではないが、健が1人で居る事が気になり こうして来た訳だ。
ネロ「健、帰らないのか?」
健「うん・・・やっておきたい事があるから。そっちこそ寮に戻らないの?」
ネロ「これから戻ろうと思ってたんだが、健が居たから何してるのかと思ってな」
わざわざ自分の事を気に掛けるネロに、健は困ったように笑みを浮かべた。
健「別に変な事はしてないから心配しないでよ」
ネロ「そんな心配してないさ」
ネロは健が座ってるのとは別のソファーに座り、一息 吐く。
だが、特に話す事もなかったので、妙な沈黙だけが広がる。それに我慢できなかったのは健だった。
健「戻るんじゃないの?」
ネロ「妙に目が冴えちまってな。それで・・・何やってんだ?」
健「財団が追ってる悪党のデータ整理してる。一応、これでも仕事してるから」
ネロ「みたいだな」
健「・・・・・・飛鷹さんとグリフォンのこと聞いた?」
ネロ「・・・一応な」
健「心配だよね・・・」
ネロ「まぁな・・・」
折角 話題にも出たので、健は自分の知ってる範囲でグリフォンの事を話した。
ネロも時間が空けば、グリフォンの元に行って説得してみると答え、健に程々にするように言ってから寮へと戻った。
後日、ネロもグリフォンに会いに行ってみたが、門前払いでマトモに話もできず、そんな事が数日 続くのだった。
・・・・・・
*街 7月28日 20:00*
既に日が沈んだロサンゼルスの街だが、グリフォンが面倒を見てる少年は まだ帰らず、自転車で走りながら遊び回っていた。
空からは、グリフォンが少年に帰るように怒鳴っている。
グリフォン『おい!いい加減にしろ!何時だと思ってんだ!ガキは家に帰る時間だぞ!』
少年「もう ちょっとぐらいいいじゃーん!」
今日は友達と一緒に外で遊んでたのだが、その友達も家に帰ったのに、少年は自転車で、夜の街を見て回って一向に帰ろうとしないのだ。
*兄妹の家*
兄妹の家では、少年が まだ戻らない事で騒ぎになっていた。警察も来て両親から話を聞いており、失踪騒ぎになりかけていた。
こっそり話を聞いていた少女は、グリフォンと兄を探そうと家を抜け出し、夜の街へと出てしまった。それを見ていた怪しげな影も、少女を追って動き出した。
・・・・・・
*街 22:01*
結局 少年は、夕方 友達と遊んでいた公園に戻ってきていた。
グリフォン『お前よぉ、ここに戻るなら家に帰れっての!』
少年「だって まだ遊び足りないんだもん」
グリフォン『明日また遊べばいいだろうがよ・・・』
子供の我儘に振り回されるグリフォンは、ウンザリしたように溜め息を吐く。
だが そんなグリフォンの気持ちも知らずに、更に悪い状況になった。
少女「お兄ちゃん見ーっけ」
家から抜け出した妹の方まで来てしまった。
1人でも手が焼くのに、2人揃うと手強いのでグリフォンも嫌な汗が流れる感覚を感じる。
グリフォン『お前 何で外に居るんだ!?』
少女「お兄ちゃんとグリフォン探しに来たの!」
グリフォン『来たのって お前・・・』
少女は屈託のない笑顔で そう答え、グリフォンも その笑顔に困ってしまう。善意での行動なので、どう怒ったものかと悩む。
少年「もう ちょっと遊んでから帰るー!」
少女「じゃあ私も遊ぶー!」
グリフォン『遊ぶな!家に帰りなさいって言ってるでしょうが!コラー!聞いてんのか?!』
怒鳴るグリフォンの声など耳に入っていないのか、兄妹は楽しそうに夜の公園を走り回っている。
だがグリフォンは妙な気配を感じ、そちらを見ると悪魔が立っていた。
悪魔は白い体色に、二足歩行で立って尻尾も生えている。体毛は無く、鋭く並んだ牙の隙間から涎を垂らし、凶悪な爪が光っている。
悪魔『食い物・・・!』
グリフォン『悪魔!?クソッ、こんな時に・・・!』
少女も悪魔に気付き悲鳴を上げ、少年も恐ろしい姿の悪魔に恐怖して身体が硬直し、逃げようにも身体が動かない。
グリフォンは兄妹を護るため、己の持つ能力を最大限 活かして戦う。滑空しながら悪魔の横を通り過ぎ、注意を逸らすと電撃を繰り出す。
悪魔も負けじと、口から紫色の溶解液を吐き出し攻撃し、時には伸縮する腕を伸ばしてグリフォンを捕まえようとしてくる。
グリフォン『(マズい・・・ここから どうすりゃいいんだ!?)』
グリフォンは悪魔との戦いに慣れているため善戦しているが、悪夢であるグリフォンでは、悪魔にトドメがさせないのだ。できるとしても精々、悪魔を弱らせ足止めするのが限度だ。
グリフォン『何やってんだ!早く逃げろ!』
少女「怖いよ~・・・!」
グリフォン『だから早く逃げろって!』
少年「グリフォンも一緒に・・・!」
グリフォン『後から追うから早く逃げろって!』
動かない兄妹に逃げるよう促すが、兄妹は泣いたままグリフォンに縋るように見てるだけで動かない。
だが そこで、グリフォン自身に問題が発生した。グリフォンの動きが急に鈍り、悪魔は その隙を見逃さず、腕を伸ばし凪ぎ払うようにグリフォンを殴り飛ばした。
地面を転がるグリフォンは自身の状態から、ある重大な問題を失念していたと気付く。それは自身の存在を維持するための魔力だ。
元の世界では、Vに残された僅かな魔力を共有して生き延びていた。
こちらの世界に来てからは、艦娘達からデビルスターやホワイトオーブを分けてもらい、魔力の供給をしてもらっていた。
しかし、オリーブ財団から飛び出してから、グリフォンは1度も魔力の供給をしていない。このタイミングで、身体を維持するのも限界に来ていたのだ。
グリフォン『(オレってば何やってんだよ・・・!飛鷹チャンから逃げ出して、追い返した挙げ句このザマかよ・・・!)』
悪魔はグリフォンを食べるために、ゆっくりとした足取りで近付いてくる。それを見て少女がグリフォンの名を呼びながら悲鳴を上げると、悪魔は足を止め兄妹を見る。
すると悪魔は、兄妹に標的を変え、そちらに向かっていく。それを見てグリフォンは焦る。
グリフォン『おい・・・どこ行くんだよ・・・?何で そっちに行くんだよ・・・!?おい!戻ってこい!そいつらに手ぇ出すな!』
グリフォンが どれだけ怒鳴って喚いても、兄妹に向かう悪魔の足は止まらない。
グリフォンは自分に残る最後の力を振り絞り、羽ばたき宙に浮かぶと悪魔の背中に電撃を浴びせる。悪魔の足は止まったが、グリフォンは力なく地に落ちた。
電撃を浴びせられ邪魔されたのが気に入らなかったのか、悪魔は再びグリフォンに標的を変える。
しかも今度は、悪魔は鋭い牙を剥き出しに駆け出し、一気にグリフォンに向かっていく。
グリフォンに最早 抵抗する力はないため、ただ悪魔に食われてしまうのを待ちながら見ていると、悪魔の横から飛鷹がタックルして突き飛ばした。
兄妹は隼鷹が確保し、安全な場所まで避難させる。
悪魔が溶解液を吐き出すと、飛鷹はグリフォンを抱え飛び退く。悪魔の攻撃を躱し、飛鷹はグリフォンを抱えたまま地面を転がる。
グリフォン『飛鷹チャン・・・何で・・・』
飛鷹「うるさい、気が散るから黙ってて」
飛鷹が現れ、グリフォンは内心 驚きつつホッとしていた。
だが飛鷹は空母だ。夜では艦載機は使えないため、悪魔とはマトモに戦えない。
ネロ「パンチライン!」
ネロの声が木霊し、飛翔形態になったパンチラインが悪魔の顔面を殴り飛ばす。
パンチラインは そのままネロの方に向かい、幽体化したネロの右腕に戻る。
飛鷹「ネロ、ナイスタイミング!」
ネロ「そりゃ どうも!さて、ちょっと運動不足だから相手してくれよ」
ネロは背中からレッドクイーンを抜き地面に突き立てると、グリップを捻りエンジン音を響かせる。
悪魔は先程パンチラインで殴られた事もあり、ネロに向かって駆け出す。そのままネロと悪魔が戦闘に突入する。
しばらく悪魔は こっちに来ないだろうと判断した飛鷹は、抱えたままのグリフォンの顔を見る。
グリフォン『飛鷹チャン、オレ━━』
飛鷹「ごめんなさいは?」
グリフォン『え・・・?』
折角 謝ろうとしたのに、飛鷹に出鼻を挫かれ逆に謝りにくくなるグリフォン。
飛鷹「ごめんなさいは?!」
グリフォン『ゴ、ゴメンナサイ・・・』
飛鷹「・・・・・・私も、ごめんね・・・」
グリフォン『・・・・・・何で、飛鷹チャンが謝ってんの?』
飛鷹「ずっと・・・冷たくしてたでしょ?もう怒ってないから・・・。グリフォンが財団に戻ってないって聞いて・・・本当は心配だったから、あの時 迎えに行ったの・・・」
グリフォン『オ、オレもゴメンな?来てくれたのに追い返して・・・』
飛鷹「ううん・・・全部 私が悪いから・・・」
グリフォン『それより飛鷹チャン』
飛鷹「な、何?」
グリフォン『オレ魔力切れで死にそう・・・』
飛鷹「ヤバッ、忘れてた!」
飛鷹は思い出したように、懐からデビルスターを取り出しグリフォンに使う。それにより、グリフォンも活力を取り戻す。
飛鷹「どう?」
グリフォン『ンァ・・・大丈夫そう』
飛鷹「じゃあグリフォン、改めて・・・私のパートナーで居てくれる?」
グリフォン『当たり前だ!オレ達は一心同体だからな!指示 頼むぜ、飛鷹チャン!』
グリフォンは飛翔し、ネロと戦う悪魔へと向かっていく。
飛鷹「えっと、グリフォンの技名は・・・何か凄い電撃攻撃よ!」
飛鷹が指示を出した瞬間、グリフォンが墜落した。
グリフォン『オマッ、マジか!?真面目にやれっての!』
飛鷹「いいから凄い電撃 出しちゃってよ!」
グリフォンとしては色々とツッコミたい事があるが、今は悪魔を排除するのを優先し、改めて飛翔する。
ネロは悪魔の爪による2連撃を躱し、反撃にレッドクイーンで斬り上げる。
直後、ネロが後ろに退くと悪魔に電撃が落ちる。
グリフォン『色々と仕返しさせてもらうぜぇ!覚悟しな!』
ネロとグリフォンが悪魔の溶解液を避け、ネロがブルーローズを撃つ。
悪魔の溶解液が再び飛んでくるが、ネロはジャンプして避けると、空中で空の薬莢を排出し、次の弾丸を装填して連射する。
その後ネロとグリフォンの連携で、それほど時間も掛からず悪魔を排除する事ができた。
隼鷹「いやー、無事に終わって良かったよ」
飛鷹「隼鷹、見てたの?」
悪魔が消えた後、隼鷹と兄妹が現れた。
兄妹はグリフォンが無事だった事を喜び抱き付いていた。
隼鷹「喧嘩してた割りに、いいコンビって感じだったじゃん」
飛鷹「ま、まぁ、一応パートナーだし?///////」
隼鷹「ってかさぁ、飛鷹とグリフォン、サイズ的にポ◯モンとトレーナーなんだよなぁ」
飛鷹「・・・・・・グリフォン ゲットだぜ・・・」
隼鷹「もっと元気良く」
飛鷹「グリフォン ゲットだぜ!」
グリフォン『え、呼んだ?』
飛鷹「呼んでない!!///////」
グリフォン『何で怒られた!?』
ネロ「何やってんだよ・・・」
・・・・・・
*兄妹の家 23:45*
ネロ、飛鷹型、グリフォンは、保護した兄妹を家へと送った。悪魔の事は伏せつつ、保護した旨を両親に伝えた。
当然ながら兄妹は両親に叱られ、ネロ達の前であるのと本人達も反省してる事から、お叱りも程々に終わった。
そして もう1つ、グリフォンは この家族に伝えなければならない事があった。オリーブ財団へ帰る事を。
両親は仕方ないと納得してくれていたが、兄妹は寂しいからか嫌だと渋っていた。グリフォンが根気良く説得し、兄妹は渋々ながらも納得してくれた。
ただ、兄妹から最後に お願いがあるとの事だった。今晩だけ、グリフォンは家で泊まってほしいと。
グリフォン『飛鷹チャン・・・』
飛鷹「まぁ、他にも話したい事とかあるだろうし、別にいいわよ」
飛鷹からの お許しも出て、グリフォンは もう一晩だけ この家の厄介になる事になった。
また明日 迎えに来るとだけ伝え、ネロと飛鷹型はオリーブ財団へと帰った。
グリフォンも、今晩は兄妹と一緒にベッドに寝る事になった。兄妹はグリフォンを挟む形で抱き枕にし、グリフォンの体温を感じながらスヤスヤと寝ている。
グリフォンも色々と蟠りがなくなり、兄妹に寄り添いながら今晩はリラックスして寝ていた。
・・・・・・
*オリーブ財団 駐車場 7月29日 11:35*
翌日、オリーブ財団へと戻ったグリフォンは、シャドウとナイトメア、フレキ&ゲリに、今回の話を自慢気に話していた。
グリフォン『んでな、オレがガキ共を護ってよぉ。こう颯爽と飛び回り悪魔を・・・あれ?皆どこ行くんだよ?こっから いい話なのに!おいってば!』
話の途中で、シャドウとナイトメア、フレキ&ゲリは どこかへと立ち去ってしまった。
実はグリフォンが戻った朝から、何度も同じ話を繰り返し聞かされていた。正直、4体もウンザリしていたので、これ以上 話に付き合う気にはなれなかった。
その後、また飛鷹とグリフォンが喧嘩になり それが日常風景になるのだが、それも ご愛嬌である。
次回も宜しく お願い致します!