Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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295話です!どうぞ!


Mission295 オンラインゲーム(後編)~もし海軍を辞めたら・・・~

前回の あらすじ・・・

 

加賀(瑞鶴)「最近、Devil May Cry鎮守府の戦績が落ちてる事が分かったわ。大本営からの調査の命令を聞いた結果、あるゲームが鎮守府の戦績を著しく下げている事が分かったわ」

 

加賀(瑞鶴)「あっ、ヤバい、殴られているわ、那珂」

 

葛城「あっはっはっ!」

 

ダンテ(龍驤)「ンア~、鳳翔 黙れェ」

 

鳳翔(翔鶴)「え?」

 

鳳翔(翔鶴)「提督、後で校長室に来なさい」

 

五航戦、葛城、龍驤が、鳳翔、加賀、那珂、ダンテの声真似をしながら、中世を舞台にしたダークファンタジー オンラインRPGゲームをするのだった。

 

 

*オリーブ財団 ブリーフィングルーム 7月8日 16:25*

 

その後 即死攻撃をしてくるクリーチャーから逃げた瑞鶴と龍驤は ちょっと休憩に入り、翔鶴と葛城は感想を言い合っていた。

 

鳳翔(翔鶴)「あのクリーチャーは どうやら、深海棲艦以上に強いみたいですね」

 

那珂(葛城)「まさかじゃん」

 

加賀(瑞鶴)「生き残ってるの私と、提督だけね」

 

ダンテ(龍驤)「ハーブが無ェ。ヤベェ。殺しに行くゥ」

 

加賀(瑞鶴)「提督、どこに居るの?」

 

ダンテ(龍驤)「提督ここだァ」

 

加賀(瑞鶴)「敵は・・・」

 

ダンテ(龍驤)「前・・・前に居るなァ」

 

加賀(瑞鶴)「居るわね」

 

鳳翔(翔鶴)「早くゲームで堕落した艦娘を皆 殺すのです」

 

最初の設定を思い出す翔鶴だったが、いつの間にか敵が深海棲艦から艦娘という事になってしまっていた。

 

加賀(瑞鶴)「畏まりました提督・・・提督!?」

 

鳳翔役の翔鶴を“提督”と呼んでしまい、瑞鶴は自分で驚き笑ってしまう。

 

葛城「提督って言った」

 

瑞鶴「提督って言っちゃった」

 

キャラ設定も忘れて、瑞鶴と葛城は素に戻って大笑いするが、翔鶴は頑張ってキャラを貫き通そうとする。別の意味で。

 

鳳翔(翔鶴)「その事は秘密のはずです。決してバラさないように。口を慎みなさい!」

 

那珂(葛城)「そうだったんだ・・・」

 

勝手に鎮守府でのポジションが変わっていく。

 

ダンテ(龍驤)「設定を捻じ曲げちゃいかん!」

 

加賀(瑞鶴)「確かに!確かに そうね」

 

このタイミングで初めて龍驤がマトモな事を言い、瑞鶴も その通りだと納得しながら笑っていた。

そのままクリーチャーと戦闘に入り、瑞鶴と龍驤の2人だけで奮闘していく。

 

加賀(瑞鶴)「あそこに居るわ」

 

鳳翔(翔鶴)「あの横須賀の艦娘を・・・」

 

那珂(葛城)「あれ横須賀なんだ!?」

 

加賀(瑞鶴)「あれは横須賀の艦娘なんですか?」

 

ダンテ(龍驤)「あいつ、あいつ ぶっ殺してやるゥ」

 

加賀(瑞鶴)「どこ行った?」

 

動きの素早いクリーチャーに苦戦してると、他のオンラインプレイヤーが現れて攻撃してきた。

 

那珂(葛城)「2人共 逃げて!2人共・・・!」

 

瑞鶴が動くが、操作キャラの足下でトラップが起動しダウンしてしまう。

 

那珂(葛城)「巻き込まれてる!」

 

加賀(瑞鶴)「うわああっ、ヤバい!地雷を踏んでしまったわ」

 

その頃 龍驤は、大量のクリーチャーと敵プレイヤーを相手に殴り合っていた。そして何と、龍驤が1人勝ちする。

 

ダンテ(龍驤)「ヨッシャー!」

 

加賀(瑞鶴)「ナイスよ、提督」

 

ダンテ(龍驤)「提督だからなァ」

 

加賀(瑞鶴)「助けて」

 

ダンテ(龍驤)「嫌だァ!嫌だァ」

 

まさか拒否されるとは思わず、瑞鶴は笑ってしまう。

葛城も、龍驤の言い方が変で笑ってしまった。

 

ダンテ(龍驤)「先ずは回復・・・アアイ!人が居るゥ!ヤベェ!ちょ待って。これはなァ、壁をなァ、作るんだァ」

 

瑞鶴の所に来た龍驤は、瑞鶴の前でバリケードを作り、それを盾にしながら彼女を回復させていく。

 

加賀(瑞鶴)「流石よ」

 

ダンテ(龍驤)「すぐ回復してくれェ」

 

加賀(瑞鶴)「えぇ、感謝するわ」

 

ダンテ(龍驤)「回復 持ってるかァ?」

 

加賀(瑞鶴)「えぇ、ハーブがある。うおっ!?」

 

敵プレイヤーの投げた爆弾がバリケードに当たり、爆発する音で驚き回復が中断される。それでも、ダウンからは復活した。

そして残る敵は、あと1人。

 

加賀(瑞鶴)「歩いて来てるわ」

 

鳳翔(翔鶴)「出ましたね、横須賀の艦娘B」

 

こいつがBなら今までの奴は何だったんだ?

瑞鶴と龍驤が挟み撃ちで敵プレイヤーを叩き潰し、その場は どうにか生き残る事ができた。

 

加賀(瑞鶴)「勝ったわね」

 

ダンテ(龍驤)「私が・・・私がセフィ◯スだァ!」

 

 

・・・・・・

 

その後 翔鶴と葛城を復活させると、4人で城の中へと出た。

4人で仲良くクリーチャーを倒しながら、城を探索していると、葛城がゲームオーバーになった時の事を反省していた。

 

那珂(葛城)「いや~、今度は・・・今度は頑張るぞ~・・・」

 

ダンテ(龍驤)「殺せェ!」

 

那珂(葛城)「が、頑張って・・・殺すぞ~・・・」

 

このゲームを始めた時から、龍驤の殺意がバグっている。葛城も雰囲気を壊さないために、仕方なく乗っかる。

 

加賀(瑞鶴)「では・・・鳳翔さん」

 

鳳翔(翔鶴)「えぇ」

 

加賀(瑞鶴)「次は鳳翔さんに どこに行くか決めてもらいましょう」

 

鳳翔(翔鶴)「では・・・舞鶴鎮守府に行きましょう」

 

加賀(瑞鶴)「いやありません!この世界に そんな場所ありません!」

 

鳳翔(翔鶴)「そん・・・無いですって!?では・・・村に帰りましょうか」

 

翔鶴のボケ倒しに、瑞鶴と葛城は笑わずにはいられない。

 

ダンテ(龍驤)「村!?村かァ!」

 

那珂(葛城)「折角ここまで来たのに!」

 

ダンテ(龍驤)「きっと何もする事ねぇ!」

 

那珂(葛城)「確かに、何もないと思う」

 

鳳翔(翔鶴)「那珂ちゃん!こういう時のために、頑張るのです、よろしいですね?」

 

那珂(葛城)「何もないところからですね、頑張ります・・・」

 

加賀(瑞鶴)「ジワジワとプレッシャーを掛けてますね」

 

ダンテ(龍驤)「お~い、鳳翔・・・鳳翔が もう、那珂に全投げやぁ」

 

龍驤が そう言った直後、五航戦と葛城が爆笑する。龍驤の発言から、どうしてもスルーできない気になる部分があったからだ。

 

加賀(瑞鶴)「な・・・なぜ関西弁なの?提督」

 

ダンテ(龍驤)「つい・・・ついつい出てもうたァ・・・すまねェ~」

 

那珂(葛城)「提督 関西出身だったの!?」

 

ダンテ(龍驤)「出ちゃった。アー、浪速区出身(嘘)だァ」

 

ダンテの出身地まで捏造する龍驤。もう滅茶苦茶だ。

 

 

・・・・・・

 

一先ず村に戻るのは保留にし、引き続き城の探索をする事にした4人。ゲームにも慣れてきたので、今は別々に行動している。

すると、瑞鶴と龍驤の方で他のオンラインプレイヤーが現れ襲ってきた。瑞鶴はボウガンで対抗し戦う。

 

加賀(瑞鶴)「いきなり現れたわね」

 

鳳翔(翔鶴)「よく撃っとるけんねぇ」

 

那珂(葛城)「訛りが酷くなってきた・・・」

 

加賀(瑞鶴)「浦風・・・?」

 

また翔鶴がボケだし、葛城も困ったように笑う。

そうしてる間に、瑞鶴と龍驤は敵プレイヤーを倒す。

 

ダンテ(龍驤)「イヨッシャ~!1人 殺したァ!」

 

加賀(瑞鶴)「私も1人 殺したわ」

 

ダンテ(龍驤)「褒めてくれェ!」

 

那珂(葛城)「ナイス~」

 

鳳翔(翔鶴)「よくやりました」

 

ダンテ(龍驤)「こいつら駄目だァ。俺に勝てる訳ないんだァ」

 

加賀(瑞鶴)「そろそろ合流しましょうか」

 

すると瑞鶴は、那珂の声真似をする葛城に、那珂に見立てての質問を投げ掛ける。

 

加賀(瑞鶴)「那珂、川内と神通とは仲良くしてるのかしら?」

 

那珂(葛城)「そうですね、仲いいですよ」

 

加賀(瑞鶴)「本当に?」

 

那珂(葛城)「え・・・?」

 

川内型が いつも一緒に居るのを見るので仲がいいと答えたが、何故か瑞鶴から疑うように再度 訊ねられるので、葛城は焦る。川内型の名誉のためにも適当な事は言えないので、口が裂けても仲が悪いなんて言えない。

 

ダンテ(龍驤)「ワープできる!ワープ、ワープ、オラ見て!ゥワープ!ワープだァ!スゴォイ!」

 

瑞鶴「し◯ちゃんでしょ!あんた し◯ちゃんでしょ!」

 

し◯ちゃん(龍驤)「お姉さん、お姉さーん!」

 

またしても龍驤が演じるキャラが変わり、五航戦と葛城も笑うのを我慢できない。

 

し◯ちゃん(龍驤)「ワープできる!凄い!凄いやァ!わぁ!わぁ!わぁ!わぁ!わぁ!ワープやァ!凄いやァ!」

 

那珂(葛城)「言葉がバグってワープ・・・!」

 

五航戦と葛城は、腹筋が痛くてゲーム処ではなくなってしまった。

 

 

・・・・・・

 

その後 合流した4人は、城のボスの部屋まで来るとムービーが流れ、ボスから配下になるか問われる。すると鳳翔の声真似をする翔鶴が、急に主人公になる。

 

鳳翔(翔鶴)「断る!私達は世界を救うために戦います!」

 

那珂(葛城)「でも これ、配下になったら最強魔法 教えてくれるらしいですよ?」

 

鳳翔(翔鶴)「はい!仕えます!」

 

最強魔法に釣られて手の平クルクルの翔鶴に、瑞鶴と葛城、龍驤も笑ってしまう。

翔鶴の主人公タイムは秒で終了した。

 

 

・・・・・・

 

城のボスの配下になった4人は、新しいクエストを受注し、砂漠地帯に来た。

 

ダンテ(龍驤)「凄いやァ!」

 

那珂(葛城)「凄いやぁ!」

 

加賀(瑞鶴)「何が凄いの?提督」

 

し◯ちゃん(龍驤)「ンヌゥ、ここ居たら、一杯ワープできるから凄いやァ。ワープできるやァ、凄いやァ。お姉さん、お姉さん どこぉ?!」

 

龍驤は、砂山の傾斜を利用しながら操作キャラをジャンプさせ、片翼を広げて長く浮けるように遊んでいた。つまり、龍驤が言ってたワープは“飛ぶ”という意味だった。

 

加賀(瑞鶴)「お姉さんは居ないわ、お姉さんは」

 

し◯ちゃん(龍驤)「お姉さんは居ないのかァ。み◯えは居るのかなァ?!」

 

那珂(葛城)「何で居ると思ったの!?」

 

加賀(瑞鶴)「もう滅茶苦茶よ」

 

し◯ちゃん(龍驤)「父ちゃーん!」

 

鳳翔(翔鶴)「だから白露型を謹慎させるべきだと最初に言ったんです」

 

那珂(葛城)「・・・どういうこと?どういうこと!?」

 

加賀(瑞鶴)「どういう事なんですか鳳翔さん!?」

 

ダンテ(龍驤)「それは どういう事なんだい?!」

 

話の脈絡がなさ過ぎて、瑞鶴と葛城、龍驤は頭が混乱する。

その直後、トラブルが発生する。

 

鳳翔(翔鶴)「ファッ!?」

 

那珂(葛城)「あれ?待って!?鳳翔さん また死んだんだけど!」

 

ダンテ(龍驤)「何でェ!?」

 

那珂(葛城)「鳳翔さん、高所から飛び下りないでください!」

 

砂漠地帯にある廃墟となった建物から、翔鶴は操作ミスで自ら落ち、ダウンしてしまっていた。

翔鶴のボケのオンパレードに笑いながらも、翔鶴の元に3人が集まり回復してあげる。

 

鳳翔(葛城)「どうやら敵の罠に嵌まってしまったようですね、深海棲艦め・・・」

 

那珂(葛城)「いや~、もう・・・」

 

鳳翔(葛城)「卑劣め!この深海棲艦め」

 

加賀(瑞鶴)「深海棲艦 関係ありません。提督!殴るのやめなさい!」

 

よく見てみると、龍驤の操作キャラは巨大ハンマーを装備しており、回復してもらってる翔鶴の操作キャラに向かってブンブン振り回していた。

 

ダンテ(龍驤)「アァすまねェ・・・」

 

加賀(瑞鶴)「鳳翔さん殴るのやめなさい!」

 

ダンテ(龍驤)「ババアは殴りてぇ年頃なんだァ」

 

加賀(瑞鶴)「最悪ね」

 

鳳翔(翔鶴)「誰がババアですか!」

 

ダンテ(龍驤)「オメェだよ!」

 

鳳翔(翔鶴)「私が元帥になったら覚えておきなさい」

 

ダンテ(龍驤)「嫌だァ~・・・もう そしたら(海軍)辞めるからなァ!」

 

すると龍驤の ちょっとした言葉を切っ掛けに、4人は海軍を辞めたら どうするのかという話に移り変わる。

 

加賀(瑞鶴)「提督は じゃあ、どこに就職するつもりなの?」

 

ダンテ(龍驤)「市役所だァ!」

 

そこは便利屋じゃないのか?

まさかの回答に、葛城が笑ってしまう。

 

那珂(葛城)「堅実的な所に」

 

ダンテ(龍驤)「公務員だァ、公務員がいいんだァ」

 

那珂(葛城)「1番 安定だよ!」

 

加賀(瑞鶴)「では鳳翔さんは、海軍の艦娘になってなかったら何になられてました?」

 

鳳翔(翔鶴)「えぇ・・・フィリピンパブで踊ってました」

 

那珂(葛城)「嘘でしょ・・・」

 

翔鶴のボケが極まり、それこそ まさか過ぎる回答に瑞鶴、葛城、龍驤は不覚にも笑ってしまう。

 

那珂(葛城)「極端じゃないですか!?」

 

鳳翔(翔鶴)「1度 踊り子やってみたかったんです♪」

 

那珂(葛城)「そんな理由でですか・・・?」

 

翔鶴の悪ふざけに もう我慢の限界だった本物の鳳翔が、声真似をやめさせようと動く。だが他の一緒に見ていた艦娘達に取り押さえられてしまった。他の皆は、まだ この茶番を見たかったのだ。

 

加賀(瑞鶴)「那珂は何になりたいの?将来は」

 

那珂(葛城)「な・・・この流れで何になり・・・何 言っても つまんない感じになりそうだなぁ。そうですね、でも・・・んー・・・やっぱり、市役所で働きたいと思います!」

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 

葛城「ほら!!!」

 

ダンテ(龍驤)「すまないなァ!」

 

葛城「ほら、やっぱりスベった!」

 

ダンテ(龍驤)「ビックリする程つまんなかったァ!!すまねェ!」

 

那珂(葛城)「提督と同じ回答したはずなのに・・・」

 

ダンテ(龍驤)「一緒じゃダメなんだァ!」

 

那珂(葛城)「一緒じゃダメ!?いや、難しいなぁ・・・」

 

鳳翔(翔鶴)「那珂ちゃんが市役所に居ても、アイドル諦めて就職したのかなって普通にしか思えないんですよ」

 

ダンテ(龍驤)「そうだァ、那珂、ダメだぞォ」

 

那珂(葛城)「そっかぁ・・・こういう時、どういう回答したらいいの?提督」

 

まさかの龍驤に全投げする葛城に、五航戦は笑ってしまう。自分で考えろと。

だが龍驤は優しかった。

 

ダンテ(龍驤)「さっき・・・アレだァ!!これアレだぞォ!大ヒント出すぞォ!いいかァ?!」

 

那珂(葛城)「うん・・・」

 

加賀(瑞鶴)「ほう・・・」

 

ダンテ(龍驤)「先に出した方が、自由に言えんだァ」

 

思ってたよりも普通な事を言うので、五航戦と葛城は逆に笑ってしまう。

 

那珂(葛城)「なるほどなぁ。言い出しっぺってやつだね」

 

加賀(瑞鶴)「言い出しっぺの法則」

 

ダンテ(龍驤)「そうだァ。しかも お前、あれじゃん。トリだから何か おもしろいこと言わなきゃいけない・・・」

 

那珂(葛城)「1番 難しかったんだ、そもそもが・・・」

 

ダンテ(龍驤)「そうだァ、やってんなァ・・・」

 

那珂(葛城)「え、提督は、鎮守府を辞めない?」

 

ダンテ(龍驤)「提督は、鎮守府を辞める」

 

龍驤が無表情で淡々と答えるものだから、五航戦と葛城は笑ってしまう。

 

加賀(瑞鶴)「どういう感情?」

 

葛城「え、龍驤ちゃんは、鎮守府を辞めない?」

 

龍驤「龍驤さんは、鎮守府を辞める」

 

葛城「何で!?」

 

とりあえず素に戻って改めて同じ質問をしてみるが、何故か答えは変わらない。

冗談だと思ってるから笑ってるが、実際に辞められても困る。人数は多いが、実情 人手が足りない事には変わらないのだから。

そのまま砂漠地帯を移動していくが、クリーチャーにも他のオンラインプレイヤーとも中々 遭遇しない。

 

加賀(瑞鶴)「やはり周りで殺し合ってるからね。そして唯一 怪我をしてる鳳翔さん」

 

鳳翔(翔鶴)「やはり深海棲艦ですかね」

 

加賀(瑞鶴)「深海棲艦・・・?」

 

鳳翔(翔鶴)「深海棲艦が この近くに居たようです」

 

加賀(瑞鶴)「自爆してたようですけどね」

 

鳳翔(翔鶴)「自爆ではありません、深海棲艦です(圧)」

 

頑なに自分のミスを認めない翔鶴に、瑞鶴と葛城は呆れたように笑う。

すると、どこからか戦闘音が聴こえ、そちらに行ってみると他の沢山のプレイヤーと遭遇して戦闘になり、矢が一杯 飛んでくる。

 

鳳翔(翔鶴)「あっ!撃たれてますよ!?那珂ちゃん倒してきなさい!」

 

那珂(葛城)「あ、はい・・・頑張ります」

 

1人で突撃させられる流れに、葛城も つい笑ってしまう。

 

ダンテ(龍驤)「どこだァ!殺せェ!アァ殺せ・・・ダメだァ!近くに寄るゥ・・・う~殺したァ!」

 

那珂(葛城)「ナイス~」

 

鳳翔(翔鶴)「あ、間違えて・・・」

 

葛城は翔鶴の妙な声がして、彼女の体力ゲージを見て笑ってしまった。死んでる。

 

ダンテ(龍驤)「イテェ!後ろだァ!」

 

那珂(葛城)「鳳翔さん!?」

 

ダンテ(龍驤)「後ろに雑種が居るゥ!」

 

鳳翔(翔鶴)「今・・・弓矢を撃ちに・・・撃とうとしたら いつの間にかツルハシに変わってまして、これが大規模改装ですか!」

 

翔鶴を復活させるために、瑞鶴が駆け付ける。

 

加賀(瑞鶴)「鳳翔さん、さっ、ハーブを お食べください」

 

鳳翔(翔鶴)「こ、これは、何と これは!如月ちゃんの髪の毛味!」

 

何だ それ?

翔鶴のトンデモ発言に、葛城の中で1つの疑問が浮上する。

 

那珂(葛城)「何で如月・・・!何で如月ちゃんのって判ったんですか!?」

 

鳳翔(翔鶴)「ま、時々・・・こっそり・・・寝てる所に採りに行ってるので」

 

那珂(葛城)「結構 食べちゃってるよ・・・」

 

加賀(瑞鶴)「鳳翔さん、美味しいですか?」

 

鳳翔(翔鶴)「やはりですね、あの・・・舌触りと、そして ちょっとした滑らかさがですね」

 

加賀(瑞鶴)「滑らかさ!?」

 

鳳翔(翔鶴)「そこら辺の髪の毛とは やっぱり違うんですよ」

 

加賀(瑞鶴)「おぉぉおおおっ!?」

 

そんな話をしてる内に、また他のプレイヤーが現れ攻撃を受ける。翔鶴の回復も程々に反撃に移る。

 

ダンテ(龍驤)「あ~うめぇなァ、ヤバいなァ・・・」

 

加賀(瑞鶴)「何が うまいの?」

 

那珂(葛城)「提督が食べた?」

 

ダンテ(龍驤)「雑魚を食ったァ~、雑魚は うめぇ~」

 

加賀(瑞鶴)「雑魚を食べてるの?」

 

ダンテ(龍驤)「アッ!待ってくれェ!俺1人だァ!孤立してるゥ・・・」

 

加賀(瑞鶴)「どこ?」

 

鳳翔(翔鶴)「どこに居るんです!?」

 

ダンテ(龍驤)「さっきのとこだァ」

 

だが離れていたのは龍驤だけでなく、全員がバラバラになっていた。

しかも巨大クリーチャーまで現れ襲われる。ちょっと面倒な状況になったので、各自で逃げる事にした。

そんな中、葛城は1人 残念そうに笑っていた。

 

那珂(葛城)「み、皆・・・皆だいぶ遠い・・・皆 遠いよー」

 

逃げてる内に、五航戦は崖の下へと来たのだが、どう考えても逃げ場がない。

 

鳳翔(翔鶴)「これ どうやったら上に上がれますかね?」

 

ダンテ(龍驤)「ア゛ッ!ヤベッ!ああああああああ!!!!」

 

加賀(瑞鶴)「どうしたの!?」

 

ダンテ(龍驤)「すまねェ!雑魚に殺られたァ!」

 

10万も課金して、最強装備 持ってるのに?

助ける余裕はないのだが、心配だけはしておく。

 

加賀(瑞鶴)「提督、大丈夫?」

 

ダンテ(龍驤)「だいじょばない・・・」

 

那珂(葛城)「だいじょ・・・提督だいじょばなかった」

 

ダンテ(龍驤)「おしめぇだ・・・」

 

那珂(葛城)「提督どこ?あ、居た!」

 

ダンテ(龍驤)「近くに居るぞォ・・・加賀 近くだァ・・・ほらァ」

 

加賀(瑞鶴)「えぇ・・・!分かっているわ」

 

ダンテ(龍驤)「後ろに俺の死体があるゥ、あ~拾ってくれェ・・・」

 

加賀(瑞鶴)「いや私も死んでしまうわ。このままでは・・・」

 

鳳翔(翔鶴)「那珂ちゃん誘導しなさい、私を。この次期元帥を」

 

那珂(葛城)「あ・・・このまま真っ直ぐですけど・・・」

 

翔鶴のポンコツ具合に、葛城も乾いた笑いしか出ない。

 

那珂(葛城)「加賀さんと提督 大丈夫?」

 

加賀(瑞鶴)「いや・・・大変よ・・・崖の上に・・・」

 

ダンテ(龍驤)「終わりだァ・・・崖の上の加賀だァ」

 

瑞鶴「あああヤバい!死やあああああ落ちたあああああっ!!!!」

 

瑞鶴は逃げるために必死に崖を登っていたのだが、もう ちょっとの所で下まで落ちてしまい悲鳴を上げる。

 

鳳翔(翔鶴)「どうするんです!?」

 

加賀(瑞鶴)「ごめん、私は死んでしまう・・・」

 

那珂(葛城)「これは助けに行けない・・・」

 

加賀(瑞鶴)「さよなら那珂」

 

鳳翔(翔鶴)「あっ!」

 

葛城 「いきなり居た、ビックリした・・・」

 

翔鶴と葛城は逃げた先で他のプレイヤーに襲われ、葛城は応戦してるが翔鶴がゲームオーバーになる。

 

ダンテ(龍驤)「那珂はァ、味方を見捨てるんだなァ・・・」

 

那珂(葛城)「ちょっと待って!ちょっと待って!助けようとしたよー!?後ろに居たんだもん敵が・・・そんな~・・・」

 

加賀(瑞鶴)「終わってしまったわね」

 

最終的に葛城以外がゲームオーバーになってしまった。

もう1回やろうとした その時、ブリーフィングルームのドアが開いた。

 

ステフ「あなた達!何やってるの?!」

 

ステフが来た事で、後ろで見てたギャラリーは蜘蛛の子を散らす勢いで全員 逃げた。

ブリーフィングルームの巨大モニターでゲームしてた五航戦、葛城、龍驤の4人は、ステフに小1時間の説教を受け、大量の始末書を書かされ、更に1週間の謹慎処分を喰らうのだった。




次回も宜しく お願い致します!
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