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299話です!どうぞ!
艦娘の世界から見て、別の道を辿った“未来”と呼べる もう1つの異世界。その世界では、様々な魔界兵器への対処に行き詰まっていた。
消えた赤城を探し、広大な海を渡っていたダンテの前に、未来から来た川内が現れた。
未来の川内は有無も言わさず、ダンテを強制的に未来へ連れていくのだった。
*街 ?月?日 11:40*
ダンテ「(おいおい・・・)」
ダンテは気付くと、荒廃した街のド真ん中に居た。
未来の川内が現れ、広大な海から陸地へと一瞬にして移動し、この急展開にダンテが顔を引き攣らせているのに、横に居る川内は満足そうに笑みを浮かべ、ダンテを見上げている。いや、ダンテの反応を楽しんでるように見える。
川内「ようこそ、切り離された未来へ」
ダンテ「ここが未来・・・?滅茶苦茶だな」
川内「うん。生き残った善良な人間からしたら、地獄だよ」
ダンテ「地獄ね・・・地獄も色々だな。それで、ここは どの辺なんだ?」
川内「日本の街、東京」
ダンテ「東京?ここがか?」
ダンテは辺りを見渡す。荒廃した街の荒れ方は凄惨で、嘗ては どこかの会社のオフィスが入っていただろうビルも、伸びたまま放置された植物に侵食され蔦が張り付いている。ダンテの知る東京の面影は どこにもなかった。
川内「提督に来てもらったのはね、提督に会いたがってる人が居るからなんだ」
ダンテ「そいつは誰だ?」
川内「レジスタンスの指導者」
となると、生き残った人間や艦娘のボスという事になる。いきなり大物の予感だ。
ダンテ「まぁ、誰でもいいさ。会わせたいなら さっさと案内してくれ」
川内「それなんだけど、その前に寄る所があるから一緒に来て」
ダンテ「・・・・・・?」
川内の話によると、仲間が川内の帰りを待っているらしく、先に合流ポイントで落ち合ってから、レジスタンスの本部に向かうとの事だった。
・・・・・・
合流ポイントらしき場所まで来ると、川内の足が止まる。
ダンテからすれば目印になるような物はなく、どこまでも殺風景で荒廃した街の、同じ風景があるようにしか見えない。
川内「五十鈴ー!戻ったよー!出てきていいよー!」
川内が少し大きめの声で五十鈴を呼ぶと、廃墟となった建物の中から不機嫌そうな五十鈴が出てきた。
五十鈴「ちょっと、あんまり大きい声 出さないでよ。見付かったら どうするの?」
川内「大丈夫だって。ちゃんと周辺の偵察もしてから来たから。動く存在は確認できなかったし」
それならいいかと、五十鈴は それ以上 小言を言うのはやめにして、ダンテの目の前に来た。
五十鈴「久しぶりね、ダンテ提督。こうして会うのは合同演習の時以来かしら」
ダンテ「お、おう・・・」
川内「提督、分かってないでしょ?呉の五十鈴だよ」
ダンテ「いや、分かってたぞ。呉の五十鈴だろ?」
「「(めっちゃ嘘 吐いてる・・・)」」
ダンテは分かってると言ってるが、川内と五十鈴には分かってない事を見抜かれていた。
・・・・・・
その後 川内と五十鈴の案内で、レジスタンスの拠点に向かうために、ダンテは ひたすら荒廃した街を歩いていた。
川内と五十鈴から次は右だとか、次は左だと教えてくれるが、正直に言って これまでのルートが覚えられない。どこまで行っても同じ風景しかない。
ダンテ「お前ら こんなんで よく道が分かるな」
五十鈴「え、普通だけど?」
川内「小さい子供じゃないんだから道ぐらい分かるよ?」
生きる世界が違うと こうも違うのか・・・。
ダンテはガイドが居ないと、この未来の世界で1人で出歩くのは無理だと思いながら そのまま歩いてると、川内は過去の話を訊いてきた。
ダンテは、川内が未来に帰ってからの話を全て話した。その話を聞き、特に驚いてたのは五十鈴だった。
五十鈴「ほんとに私達が知ってる過去と変わったのね」
川内「でも良かったよ。ネロも無事に戻れて。セリーナが裏切ったのは まさかだけど・・・」
ダンテ「こっちじゃセリーナ裏切ってないのか?」
川内「その前に魔界兵器で死んじゃったから・・・」
ダンテ「俺達が壊したアレか?」
川内「うん、誰も手が付けられなかったからね」
ダンテ「んで、俺とバージルも死んだ訳か」
五十鈴「まぁ、そのために あなたを呼んだ訳だし」
ダンテ「・・・何?」
ダンテが こっちに呼ばれたのは、レジスタンスの指導者に会わせるためだと聞かされた。魔界兵器云々の話は聞いていない。
ダンテの反応を見て、五十鈴も川内が話してない事に気付き、川内を睨む。
五十鈴「話してないの?」
川内「こっちに来てから話そうと思ってたの」
それにしても遅い。
五十鈴は呆れた溜め息を吐いてから、川内への小言が また始まった。川内は終始、平謝りだった。
ダンテが未来の異世界に呼ばれた もう1つの理由、過去で破壊した魔界兵器から派生した別タイプの魔界兵器、その弱点を探るのに協力してもらいたいと聞かされてる内に、3人は地下鉄への入り口まで来た。
川内「拠点には こっちが近道だから」
五十鈴「気を付けて。ここには“感染者”が居るから、噛まれたり引っ掻かれたりしないでね」
川内「まぁ、提督なら大丈夫だと思うけど」
ダンテ「(感染者?)」
*地下鉄 13:15*
地下鉄に入ると、荒廃した街の中にあるだけあって、当然ながら電気の供給はされておらず、中は真っ暗だった。
川内と五十鈴の艤装の探照灯で照らしながら進んでいると、体毛が無く眼球が全て真っ白な“感染者”が大量に現れた。
それを見て、ダンテは楽しそうに笑った。
ダンテ「ハッ、今度はゾンビか!映画みたいだな!」
五十鈴「何で この人 喜んでるの・・・?」
川内「提督は これが平常運転だから」
感染者もダンテ達に気付き、ワラワラと集まり近付いてくる。川内は小太刀を、五十鈴はルドラに似た剣を抜き、戦闘に備える。
ダンテは五十鈴が手にした剣を見て眉を ひそめた。
ダンテ「(あれは・・・)」
川内「提督、ボーっとしないで!来るよ!」
接近してきた感染者が襲い掛かり、川内と五十鈴は その手を避けると頭を斬り落としていく。
ダンテはエボニー&アイボリーを抜き、次々と銃弾を撃ち込んでいく。しかし、胸に銃弾を受けて倒れた感染者は、また立ち上がった。
川内「提督、脳を破壊するか首を落として!」
五十鈴「じゃないと いつまでも終わらないわよ!」
ダンテ「そういうのは いつも先に言ってほしいんだけどな。よっ!」
感染者がダンテの目の前まで来て噛み付こうとするが、ダンテは それを避けて後ろに回り込むと突き飛ばす。感染者は勢い余って転んだ。
また別の感染者が掴み掛かってくるが、ダンテは その腕を払い、逆に掴んで後ろ手に拘束し、エボニーを単発で撃ち他の感染者にヘッドショットを決める。
横から別の感染者が来るが、拘束していた感染者を そちらに突き飛ばし ぶつけると、またエボニーを撃ち2体纏めてヘッドショットで倒す。
川内は常人離れしたスピードで駆け抜け、稲妻を纏った小太刀で次々と感染者を斬り伏せていく。
五十鈴の周囲に風が渦巻き暴風が発生すると、纏めて感染者を吹き飛ばす。
ダンテ達3人は慣れた動きで、真っ暗な地下鉄構内に感染者の死体の山を築いていくのだった。
・・・・・・
*街 14:27*
地下鉄の線路を道なりに進み、別の駅へと着いたダンテ達は地上へと出た。
もう少しでレジスタンスの拠点に着くと言われながら そのまま進んでいると、川内と五十鈴が急に立ち止まった。やっと着いたのかと思ったが、2人の顔を見る限り そういう訳ではなさそうだ。
川内「提督 隠れて」
川内に引っ張られ、ダンテは瓦礫の陰に引っ張り込まれる。
五十鈴も反対側の瓦礫に隠れ、向かうはずだった道の先の様子を窺っている。
急に どうしたのかと疑問に思っていたが、ダンテの鼻が嫌な臭いを感じ取った。
ダンテ「(この臭いは・・・)」
ダンテも何かが近付いてると理解した その時、道の角から奇妙な怪物が現れた。その怪物は人型なのだが、表面はツルツル半透明の材質の何かに覆われ、顔もツルツルの のっぺらぼう。
半透明であるため中も見えるのだが、その中は機械の骨格で出来ていて、腕は太い電気ケーブルの触手状になっており、下半身も同様で無数の触手が足となっている。
その怪物を見て、ダンテは肌がゾワッとする感覚を覚えた。臭いからして悪魔だが、自分の知る悪魔とは何かが違う。いや、そもそも悪魔か どうかも怪しい。
わざわざ隠れてるのもあり、ダンテは小声で川内に声を掛けた。
ダンテ「あのヘンテコな奴 何だ?」
川内「アレが話してた魔界兵器」
ダンテ「アレがか?」
川内「私達は『スキュル』って呼んでる。あいつの倒し方が知りたくて、提督に来てもらったってわけ」
スキュルは巡回型の魔界兵器であり、足音は一切 鳴らさない。
こうして荒廃した街を単体で徘徊し、生き残った人間や艦娘を見付け次第、抹殺するのが主な任務だ。
ダンテ「ま、どうせやらなきゃ帰れないんだろうし、サクッと終わらせるか」
ダンテは物陰から出て早速 戦闘に入ろうとしたが、川内に引っ張られ また物陰に連れ戻されてしまった。
反対側の物陰に居る五十鈴は、今のでスキュルに見付かってないかとヒヤヒヤしていた。
ダンテ「何だ?」
川内「提督は戦わないで。折角 過去で死なない時間に変えたのに、ここで死んでほしくない」
ダンテ「お~い、俺 呼んどいて何もするなってか?」
川内「戦うのは私と五十鈴でやるから、提督は それ見ながら弱点を見極めて。分かった?」
ダンテ「俺だけ仲間外れ━━」
川内「私達が死んだら、1人で逃げて。絶対に戦おうとしないで」
ダンテの言葉を遮り有無を言わせぬ川内の気迫に、ダンテは沈黙する。
それを了承と受け取った川内は、反対側の物陰に隠れる五十鈴にハンドサインを送る。それを見た五十鈴は頷き、艤装を展開する。
川内も小太刀を抜くと、2人は物陰から飛び出した。スキュルも2人の姿を視認し、腕の触手に電流が迸る。
五十鈴が砲撃し、川内がスキュルに向かって駆け出す。それを見ても、スキュルは何の対処もしようとせず動かない。
砲弾はスキュルに届く前に爆ぜ、斬り掛かった川内の刃もスキュルの手前で止まった。
ダンテ「(あれは・・・)」
大人しくスキュルとの戦いを見ていたダンテは、不自然にスキュルの手前で攻撃が止まったのを目にし、目を細めた。
川内と五十鈴の攻撃が止まったのは、スキュルの周りに展開された見えない防御壁のせいだ。スキュルには一切の攻撃が通じず、棒立ちしてても何ら問題がない程の鉄壁を誇る。
却って人間と艦娘は、ダメージも受けるし命も落とす。この大きな差が、一方的な虐殺の構図を作り出し、レジスタンスが追い込まれている原因だった。
スキュルが電流の迸る腕の触手を振り川内を狙うと、川内は舌打ちしながら後ろに飛び退き回避する。
その後も遠距離攻撃と近接攻撃の連携を繰り出していくが、全ての攻撃がスキュルに届かない。
そうしてる間に、川内と五十鈴に苛立ちと焦りが募っていく。
川内「あーもうっ、イライラする!」
五十鈴「もう姿は見られちゃったし、今更 逃げるのは不可能よ!」
川内「分かってる!どうせ死ぬなら、意地でも弱点 見付けないと・・・!」
戦闘の途中、スキュルの両腕の触手が川内と五十鈴に向かって上がり、筋が通ったみたいにピンと伸びる。
バチバチと それまで以上に電流が迸ると、電流が両腕の触手の間から撃ち出され、太いレーザーとなり川内と五十鈴に襲い掛かる。
川内「なっ・・・!?」
五十鈴「避けて!」
2人は横に飛び退き、間一髪で電撃のレーザーを避ける。
レーザーが通った後の地面は、あまりの高温に焼け焦げていた。
レーザーはダンテが隠れる物陰の丁度 真横を通り過ぎたのだが、焦げた地面を見てダンテは呆れていた。
ダンテ「(おいおい、電子レンジか何かか あいつは、ったくよぉ。それにしても・・・)」
ここまでの戦いを見ていたダンテは、首を捻っていた。弱点を見付けろと言われたが、それらしいのは まだ判別できていない。
川内と五十鈴はハンドサインを送り合い、戦術を変えながら攻撃しているが・・・
ダンテ「(やっぱり見てるだけってのは性に合わないよな)」
このまま状況が変わるとも、弱点を見付けられるとも思えないため、ダンテは自ら動く事にした。川内には怒られそうだが、見殺しにするつもりはない。
ダンテは物陰から移動し、どこかに行ってしまった。
五十鈴「これなら・・・!」
川内「どうだ!」
五十鈴がルドラに似た剣からカマイタチを飛ばし、川内も小太刀から電撃の斬擊を飛ばす。それでもスキュルは動かず、見えない防御壁に遮られ攻撃が届かない。
スキュルは機械。体力面で考えても、川内と五十鈴が不利なのは明らかだった。体力が続かなくなれば、あとは殺されるだけだ。
スキュルが川内と五十鈴に向かって触手攻撃を仕掛けようとするが、後ろからダンテが魔剣ダンテで斬り掛かり、スキュルは攻撃を中断して横に回避した。
川内と五十鈴は驚いた。ダンテが出てきてしまった事も そうだが、スキュルが初めて回避行動を取ったからだ。今まで、何人もの人間や艦娘がスキュルと戦うのを目にしてきたが、回避行動を取るのは初めて見る。
ダンテ「お前・・・今 避けたな?」
ダンテの声を聞いて我に返った川内は、ダンテに詰め寄った。
川内「提督、何で出てきちゃったの!?」
ダンテ「弱点 見付けたいんだろ?やっぱり、そういうのは直接 殺り合わなくちゃな」
五十鈴「あんたの提督、無茶し過ぎ・・・」
川内「この性格ほんと直してほしい・・・」
だが悠長に話してる場合ではない。スキュルから また太いレーザーが飛んでくる。ダンテは川内を抱えてジャンプし、五十鈴も走って回避する。
ジャンプしたダンテは空中で何かを話し、川内は一瞬 驚いた顔をしてから頷いた。
ダンテが着地し川内を下ろすと、エボニー&アイボリーを撃ちながら駆け出す。
川内は五十鈴にハンドサインを送り、それを見た五十鈴は頷くと、砲撃とカマイタチを飛ばし、ダンテの援護に入る。
そして幾ばくかの時間が過ぎ・・・
五十鈴「私の風の力、見せてあげる!」
五十鈴はルドラに似た剣を天に突き出す。すると風の流れが変わり、戦闘中の この場で渦を巻き出した。
ダンテ「ハッハー!こっちだノロマめ!」
ダンテはバイク形態のキャバリエーレに乗り、スキュルの周囲を走り回る。スキュルは触手攻撃を繰り出すが、動き回るダンテには当たらない。
五十鈴「ダンテ提督、準備できたわ!」
五十鈴の声を聞き、ダンテは一旦 離れる。
そのタイミングで、五十鈴は頭上まで持ち上げていた剣を一気に振り下ろす。すると渦を巻いていた風は、竜巻となりスキュルを中に閉じ込めた。
スキュルはダンテ達が何をしようとしてるのか分からないからか、どんな攻撃も自身には通用しないと考えているからか、何もせずジッと立ったまま竜巻の中で動かない。
更に竜巻の上へと飛び上がっていたダンテは逆さまになり、銃弾の雨を降らす『レインストーム』を繰り出す。無数の銃弾は見えない防御壁に阻まれる。
竜巻が消え、ダンテは着地すると一気に斬り掛かる。魔剣ダンテと見えない防御壁が ぶつかり、鍔迫り合ったような状態のまま動かない。
少しの間そうしていたが、ダンテがスキュルの後ろの方を見ながら気の抜けた声を出す。
ダンテ「もういいか?」
川内「充電完了!ぶちかますよ!」
スキュルの後方では、小太刀から迸る電流を纏う川内が立っていた。
スキュルは気付くべきだった。ダンテが出てきてから、スキュルと戦っていたのがダンテと五十鈴だけだった事に。
だが それに気付けぬようにしていたのも、またダンテと五十鈴だった。
ダンテは自身が斬り掛かった時に、スキュルが回避行動を取った事で弱点に繋がるヒントがあると即座に判断していた。
見えない防御壁が使えるなら、川内と五十鈴を相手にしてる時と同じく、ダンテの時も使えばいいはず。だがスキュルは それをせず、わさわざ回避行動を取った。それには使えない理由があるはず。
ダンテ「お前の弱点は背中だ」
そう判断したダンテは、五十鈴と2人でスキュルの注意を川内から逸らし、隙ができたタイミングで川内に奇襲を掛けるよう指示していた。
電流を纏う川内は、閃光の如くスピードで駆け抜け、スキュルに向かっていく。
スキュルは防御壁を張るために川内の方に向き直ろうとするが、ダンテが それを許さない。魔剣ダンテでの連撃を繰り出し、スキュルは それを防御するために動けない。
川内は駆け抜けながら考えていた。背中が弱点と言っても、防御壁の範囲までは不明だ。もしかすると、範囲に選っては背中側にも防御壁を張れる場所があるかもしれない。
一撃で仕留めなければ態勢を立て直され、次も同じ手が使えるかも分からない。
スキュルに攻撃を当てられる位置の判断を誤れば、もう後はない。失敗は許されないのだ。
川内「(狙うは1つ!)・・・そこだー!」
接近した川内は、スキュルの首の後ろで剥き出しの機械の部分を狙い、そこを小太刀で刺し貫く。小太刀から流れる電流に感電し、スキュルが小刻みに震える。
川内が小太刀を引き抜き後ろに下がると、トドメにダンテが魔剣ダンテを正面から斬り上げ一閃する。スキュルは感電して防御壁が出せなくなったのか、煙を上げながら真っ二つになり動かなくなった。
魔界兵器の1種であるスキュルを倒せた事に、五十鈴はできると思っていなかったのか驚いていた。
五十鈴「嘘、ほんとに倒しちゃった・・・」
川内「さっすが提督!愛してるー!」
ダンテ「はぁ、まぁまぁだったな」
川内が何やら とんでもない事を口走っているが、ダンテは安定のスルーである。
ダンテ「これで良かったのか?」
五十鈴「ありがとう。これで このタイプの弱点も判ったし、レジスタンスの仲間への被害も抑えられると思うわ」
ダンテ「そうかい。まぁ、来た甲斐はあったみたいだな」
五十鈴「でも、よく あの短時間で弱点が判ったわね?」
川内「そこは ほら、我らが提督の実力って事で」
五十鈴「はいはい、あんたがダンテ提督 大好きなのは分かったから。“愛してる”とかまで言っちゃってたしね」
川内「え゛・・・!?///////」
五十鈴からの指摘に、川内は茹でタコのように真っ赤になる。どうやらスキュルを倒せた喜びから、無意識で口走っていたようだ。
五十鈴は川内の反応に呆れ、川内は聞かれたのではと慌ててダンテの方を見る。そのダンテは、動かなくなったスキュルを蹴りながら、本当に沈黙したのか確認していて話を聞いてなかった。
川内は、口走った言葉が聞かれてたら恥ずかしいやら、聞かれてなかったら ちょっぴり残念やら、複雑な心境でドギマギしていた。改めて、聞いてたか訊く勇気はない。
目的を果たし、ダンテは川内と五十鈴の案内で、今度こそレジスタンスの拠点に向かうのだった。
次回も宜しく お願い致します!