Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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30話です!どうぞ!


Mission30 新兵器~決戦の準備をせよ~

明石「やっぱりダメみたい」

 

ジェスターの襲撃から翌日、艦娘達は鎮守府の後片付けと修理に奔走していた。

 

夕張「工廠を狙われたのは痛いわね」

 

工廠の設備は完全に機能を失っていた。建造や開発、その他 出撃に関する事も儘ならない。

 

白露「提督どうするのかなぁ?」

 

時雨「今 元帥と話してるみたいだし、それからじゃないかな」

 

叢雲「悪魔も野放しだしね」

 

初雪「テレビじゃ その話ばっかり」

 

神通「今は できる事をやりましょう」

 

 

*Devil May Cry鎮守府 執務室*

 

ダンテは電話で、元帥と これからの事を話していた。

 

元帥『工廠が使えんのはマズイのう』

 

ダンテ「深海棲艦は他の鎮守府に頼んでくれ。俺は奴を追って街に行く」

 

元帥『それは待ってくれんか』

 

ダンテ「は?悪魔は待っちゃくれないぞ」

 

元帥『分かっとるんじゃが、陸軍が先に出動しておる。おぬしの身元も、前にバリケード突破したせいで陸軍に知られた。簡単には通してもらえん』

 

陸軍が出動して悪魔の掃討作戦が行われたが、結果は良いものではなかった。今は ある程度の封じ込めで被害を抑えているが、長くは持たないだろう。ダンテが海軍の関係者である事も知られた。街に入るのも容易ではない。

 

ダンテ「なら どうする?」

 

元帥『今も陸軍と交渉中じゃ。じゃが準備だけはしておきなさい』

 

ダンテ「いつでも できてる。それに入れてくれないなら突破するだけだ」

 

元帥『ならん!これ以上 海軍と陸軍で争う事はできん!それに準備は艦娘じゃ』

 

ダンテ「工廠も使えねぇのに 何を準備させるんだ?」

 

元帥『きっと艦娘達は おぬしと一緒に行くと言い出す。だから悪魔との戦闘に備えた準備じゃ』

 

ダンテ「あいつらは連れて行けない。今までとは違うんだぞ」

 

元帥『おぬしも分かっておるじゃろ、大人しく待ってはいないと』

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

元帥『横須賀に向かいなさい。話は通しておく』

 

ダンテ「横須賀?何で横須賀に?」

 

元帥『横須賀の工廠を借りて準備しなさい。陸軍は こちらで説得する』

 

そう言って一方的に電話を切られた。

ダンテも どうしたものかと考えていると、不意にノックの音がした。

 

大淀「失礼します」

 

入ってきたのは大淀、鳳翔、赤城、加賀、金剛、比叡。

 

赤城「私達も行きます」

 

元帥の予想通り、待つつもりはないらしい。

 

ダンテ「お前らじゃ無理だ」

 

加賀「かもしれないわね。けど、あなた1人に行かせるのも無理な話よ」

 

ダンテ「赤城の夢の話をしてるのか?」

 

鳳翔「私達は あなたを死なせるつもりはありません」

 

ダンテ「俺も死ぬつもりはない」

 

鳳翔「だからこそ一緒に行くんです」

 

赤城「夢では提督1人で戦っていました。1人じゃなければ、その運命を変えれるかもしれません」

 

金剛「提督、前に私達を頼ってくだサイと言いましたヨネ。今が その時デス」

 

比叡「私も気合い!入れて!提督を護ります!」

 

『お願いします!』

 

6人の艦娘は頭を下げて頼んだ。一緒に行かせてくれと。ダンテも艦娘との関わりで よく分かっている。何があっても来るつもりだと。諦めるしかなかった。

 

ダンテ「なら、引っ越しの準備しろ」

 

赤城「引っ越し?」

 

ダンテ「横須賀に行く。大淀」

 

大淀「全員に伝えます」

 

大淀は鎮守府内の放送で艦娘達に出発の準備をするように伝えた。

 

 

・・・・・・

 

出発の準備は終わったのだが、いざ出発する時に車を前にして疑問が浮上した。

 

叢雲「で、どうやって全員で車に乗るの?」

 

『・・・・・・・・・』

 

ダンテの車は4人乗り、全員は無理だ。電車で行くにも最寄りの駅がある場所までは遠い。あまり悠長にはしてられない。

 

ダンテ「やっぱり俺1人で━━」

 

『ダメッ!!』

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

明石「・・・!夕張、あれは?」

 

夕張「あれ?・・・あぁ、あれ!」

 

『・・・・・・?』

 

何かを思い出した明石と夕張。

 

 

・・・・・・

 

用意されたのは車の後ろに取り付けられるリアカーだった。

 

ダンテ「よくあったな」

 

夕張「提督の車で あそ・・・修理してる時に一緒に造ったのよ」

 

初雪「今 遊ぶって━━もがっ!」

 

慌てて初雪の口を押さえる夕張。

 

ダンテ「これなら全員で行けるか。間宮まで一緒に来なくて良いんだぞ」

 

間宮「一緒に行きます!」

 

車にはダンテ、鳳翔、赤城、加賀。リアカーに その他 全員。リアカーは特別 大きい訳ではないのでギュウギュウだ。そのまま出発した。

 

如月「皐月ちゃん、足 踏まないで痛い」

 

皐月「そんなこと言われても、ボクも動けないよ」

 

白露「もー!私が車の一番 前に座りたかったのにー!」

 

時雨「白露、危ないから大人しくしてて」

 

車はカーブを曲がった。

 

那珂「うわっ!?」

 

比叡「司令、もっと ゆっくり曲がってください!」

 

車では、後ろの艦娘がギャーギャーうるさいのでダンテのテンションは下がっていた。

 

ダンテ「この調子で街に乗り込めんのか?」

 

赤城「いつもの事です」

 

鳳翔「安全運転で お願いしますね」

 

ダンテ「今も安全運転だろ?」

 

加賀「那珂が落ち掛けてるけど」

 

ダンテ「気のせいだろ」

 

 

・・・・・・

 

*横須賀鎮守府 正面ゲート*

 

提督「遅いわね」

 

扶桑「予定の30分も前から待つ必要はなかったのでは?」

 

提督「こういうのは礼儀よ礼儀」

 

摩耶「言いながら ずっと そわそわしてるくせに」

 

提督「してない!」

 

横須賀鎮守府では横須賀の提督と扶桑、そして摩耶がダンテ一行を迎える為に待っていた。そこへ一台の車が猛スピードで来た。

 

ダンテ「やっと着いたな、お前らのせいで時間 掛かっちまったぞ」

 

蒼龍「安全運転って何?おいしいの~?」

 

リアカーの艦娘達は皆 目を回していた。車から降りた鳳翔、赤城、加賀は顔色が悪く、手で口を押さえていた。

 

提督「・・・どういう状況?」

 

ダンテ「よう、世話になるぜ」

 

提督「待ってたわ、それより あなたの艦娘 大丈夫?」

 

ダンテ「問題ない」

 

ダンテ達は そのまま会議室に案内された。

 

 

・・・・・・

 

*会議室*

 

加賀「まさか また此処に戻るとは思いませんでしたね」

 

赤城「そうですね」

 

提督「聞いてるわよ、あなた達は元々 横須賀の艦娘でしょ。今からでも うちに来ない?」

 

横須賀の提督から突然のスカウト。だが赤城と加賀の答えは決まっている。

 

赤城「私の提督は彼だけです。お断りさせていただきます」

 

加賀「私も今は彼に付いていくと決めてますので」

 

提督「ありゃ、フラれちゃった」

 

確固たる意思を持って断った赤城と加賀。

 

提督「意外と慕われてるのね。この娘達に迷惑 掛けちゃダメよ」

 

ダンテ「意外は余計だ。それに俺が いつも こいつらに迷惑 掛けられてんだよ」

 

大淀「それ本気で言ってます?」

 

ダンテ「それより本題に入ろうぜ」

 

提督「そうね」

 

横須賀の提督からの話では工廠や資材、鎮守府の設備は必要なら好きなだけ使っても良いと。そして陸軍との交渉が終われば こちらに連絡が入るとのことだった。

 

ダンテ「一応 訊くが、本当に一緒に来るのか?」

 

『・・・・・・・・・』

 

念のために艦娘達に もう一度 確認するダンテ。艦娘達は何も言わないが、眼で語っていた。一緒に行くと、愚問だと。

 

ダンテ「厨房も借りて良いか?」

 

提督「厨房?良いけど、食事なら こちらで用意するわよ」

 

ダンテ「比叡、カレー作って良いぞ」

 

比叡「本当ですか!?」

 

いきなり禁止されていた料理の許可が出て嬉しい比叡。その眼は輝いていた。

 

隼鷹「うぇ~、何で比叡のカレー?」

 

北上「悪魔と戦う前に全滅するよ」

 

大井「北上さんには食べさせないから安心してください!」

 

北上「ありがと、大井っち」

 

金剛「食べるのは私達じゃなくて悪魔デスネ?」

 

ダンテ「よく分かってるじゃねぇか金剛。比叡のカレーは悪魔に驚く程 有効だからな」

 

金剛「提督に褒められたデース!」

 

羽黒「お、落ち着いてください」

 

ダンテに褒められ、クネクネしながら喜ぶ金剛。

だが問題は どうやって悪魔にカレーを喰わせるか。

 

神通「それはカレーの鍋を持っていくという事ですか?」

 

天龍「そんなの戦闘の邪魔だろ、無理じゃねぇか?」

 

ダンテ「お前らの艤装に詰め込む」

 

深雪「そんなの艤装に入れられたら不具合しか起きないって!」

 

初雪「ドロドロ・・・ベチャベチャ」

 

ダンテ「誰が直接 艤装にカレー流し込むって言った?」

 

夕張「・・・そうか、1つだけ方法があるわ!」

 

何かを閃いた夕張。

 

夕張「砲弾にカレーを詰めて撃ち出すのよ、そうでしょ?」

 

ダンテ「できるか?」

 

夕張と明石は一度 顔を見合わせてからダンテに向き直る。

 

「「やってみます!」」

 

ダンテ「比叡、作れるだけカレー作れ。何人か手伝ってやれ」

 

比叡「分かりました!」

 

『はい!』

 

ダンテ「赤城達の艤装は どうなってる?」

 

ジェスターの襲撃時、艤装を展開してなかった艦娘の艤装は工廠に保管されていた。そのため、工廠と一緒に使い物にならなくなっていた。

 

提督「それなら うちの明石が今 準備してるわ。装備も好きなのを使って」

 

ダンテ「悪いな、お礼は どうすれば良い?」

 

提督「うーん、そうね・・・じゃあ生きて戻ってきたらデートでもしてもらおうかしら」

 

金剛「デ、デデ、デート!?」

 

鈴谷「そんなのダメだし!」

 

如月「司令官は私と先にデートするのよね?」

 

金剛「私が先ダヨ!?」

 

摩耶「年齢=彼氏いない歴だもんな」

 

提督「うっさいわね!私だって必死なのよ!」

 

話が脱線していく会議室。

横須賀の提督は、提督になるために勉強と訓練の日々を送っていた。恋愛らしい恋愛はしてこなかったが、1人の人間だ。色々と願望もある。

 

ダンテ「その話は保留だな、全員すぐに始めろ」

 

『了解!』

 

 

・・・・・・

 

*工廠*

 

工廠では明石と夕張が新兵器の開発に着手している。

 

明石「構造から見直して造る必要があるから・・・もっと時間があれば」

 

夕張「とにかく思い付くだけ色々 作って試し撃ちね」

 

明石「魚雷と艦載機に載せる爆弾も考えないと、やるとは言ったけど間に合うかな?」

 

夕張「造るっきゃない!皆、よろしくね!」

 

夕張が見た方には深雪、初雪、那珂、天龍、皐月、文月、北上、白露が居る。試し撃ちメンバーだ。

 

天龍「お、おう・・・」

 

初雪「カレー撃ちたくない」

 

空母と青葉は、横須賀の明石と話していた。

 

赤城「艤装の方は どうですか?」

 

横須賀明石「まだ調整も終わってないので もう少し待っててください」

 

加賀「待ってる時間が歯痒いわね」

 

蒼龍「でもカレーで爆撃するんですよね?」

 

隼鷹「鎮守府に着任した時は、まさか悪魔と戦って、最終的にカレー落とすことになるとは思わなかったな~」

 

青葉「カレーですもんね・・・」

 

蒼龍、隼鷹、青葉はカレーで戦うことに実感が持てないようだ。

 

鳳翔「それでも悪魔に有効なのは確かです。気を引き締めましょう」

 

 

*食堂*

 

比叡「気合い!入れて!作ります!」

 

間宮「お借りして すみません」

 

横須賀間宮「いえいえ、手伝える事があったら いつでも言ってください」

 

間宮が横須賀の間宮に挨拶をしている中、比叡はカレー(?)作りに勤しんでいた。

 

比叡「あれー?お姉さま、これってカレーに入れますかね?」

 

金剛「ひ、比叡の好きなようにしたら良いと思うヨ」

 

龍田「何が出来るのか楽しみね~」

 

訳の分からない物を鍋に入れていく比叡。

 

電「ある物 全部 入れちゃってるのです」

 

暁「カレーって何だっけ?」

 

雷「あれ何?」

 

比叡が次に手に取ったのは、黒くてウネウネ動く何か。

 

羽黒「止めなくて良いんですかね?」

 

鈴谷「普通のカレーじゃ意味ないから仕方ないけど・・・」

 

時雨「今まで以上の何かが出来そうだね」

 

叢雲「私達、あんなのを食べさせられたの?」

 

ダンテに拘束され無理やり比叡カレーを食べさせられた思い出が蘇る。

比叡が次に手に取った物を鍋に入れた その時、カレーに異変が起きた。

 

雷「うわっ何これ!?」

 

金剛「ちょっと比叡!」

 

大井「何 入れたんですか!?」

 

比叡「分かりません!」

 

鈴谷「うわっ くっさっ!」

 

鍋から緑色の蒸気が噴き上がり、悪臭を伴っていた。

 

羽黒「きゃー!神通さんが!」

 

時雨「神通が倒れた!」

 

鈴谷「早く なんとかしてー!」

 

比叡「お姉さま、どうしたら良いですか!?」

 

金剛「私に言われても困るヨ!」

 

大井「た、待避ー!」

 

如月「いやーー!!」

 

食堂は未曾有の災害に見舞われた。

 

 

*執務室*

 

ダンテと横須賀の提督はソファーで向かい合って話していた。ダンテの後ろには大淀が控え、提督の後ろには扶桑が控えている。

 

提督「さて、訊いても良いかしら?」

 

ダンテ「ん?」

 

提督「本気で あそこに行くの?」

 

ダンテ「招待状も貰ったしな」

 

提督「艦娘達は水上でこそ力を発揮する。陸では機動力が落ちるわ。普通の人間レベルにね」

 

ダンテ「知ってる」

 

提督「勝てると思うの?」

 

ダンテ「そう言われてもな、あいつらが行くって聞かないしな」

 

提督「街は最悪の状況よ。どういう原理か分からないけど、街の一部が変貌して妙な建物が現れてる。逃げ遅れた人間も多いと予想されてるわ」

 

ダンテ「みたいだな」

 

提督「今は陸軍が悪魔の相手をしてるけど、数に圧倒されて防衛ラインも少しずつ後退してる」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

提督「このままじゃ日本全土に広がるわ」

 

ダンテ「だから準備してるんだろ」

 

提督「あの娘達を守ってあげて、そして生きて戻ってきて」

 

ダンテ「どうした?急に汐らしくなったな」

 

提督「うるさいわね!」

 

横須賀の提督も艦娘を人間として見てる1人だ。だからこそ、艦娘を思う気持ちがある。そしてダンテとは色々あったが、仲間だと思っており、それなりに気に入っている。そこから来る優しい言葉だった。

 

提督「今回、色々と手助けしたのは貸しにしといてあげる。生きて戻ってきたらチャラにしてあげるわ」

 

ダンテ「ふっ、デカい借りができちまうな」

 

 

・・・・・・

 

*演習場*

 

カレーは一応 完成(?)したので、明石と夕張が試作の砲弾にカレーを詰め込んだ。その時も一波乱あったのだが、ダンテと横須賀の提督も見守る中、これから演習場での試し撃ちとなる。

 

ダンテ「おい何だよ、臭うぞ」

 

提督「誰よ この臭い」

 

時雨「カレーの臭いだよ」

 

ダンテ「前は悪臭はなかったぞ」

 

鈴谷「カレーが進化したの」

 

砲弾からカレーの臭いが漏れている。余程 強烈らしい。

 

大井「北上さん、無理しないでください!」

 

試し撃ちのメンバーは息を止めながら涙眼でプルプル震えている。

 

天龍「(何で臭いが漏れてんだよ!)」

 

北上「(息できない)」

 

初雪「(終わった・・・)」

 

深雪「(息 止めても臭いが分かる!)」

 

文月「(誰か代わって~!)」

 

ダンテ「とりあえず撃ってみろ」

 

そして数種類の砲弾を的に向かって砲撃した。的に当たって爆ぜる瞬間、強烈な臭いが広がった。

 

提督「ちょっと!この悪臭 取れるんでしょうね!」

 

砲撃と北上が射出した魚雷も問題はなかったのだが、1人だけ失敗作が居た。

 

天龍「あ゛ぁ゛!?」

 

天龍の砲弾だけ飛ばずに砲身で爆ぜた。砲身からカレーが流れ出る。

 

那珂「天龍ちゃん臭い!」

 

天龍「俺じゃねぇ!」

 

至近距離で悪臭が放たれ、ダンテ達も演習場から距離を置く。

 

天龍「誰か助けろよ!」

 

龍田「天龍ちゃん、こっち来ないで~」

 

天龍「龍田ー!」

 

明石「あれ以外、一応 成功?」

 

夕張「かな?」

 

ダンテ「臭いが漏れない砲弾を造ってくれ。あれじゃ戦えないだろ」

 

「「分かりました」」

 

 

・・・・・・

 

明石と夕張は砲弾の強化を施し、重巡と戦艦、艤装の調整が終わった空母が次の試し撃ちを行う事になった。

 

金剛「臭いはしなくなりましたネ」

 

鈴谷「何で鈴谷なの!?」

 

鳳翔「次は私達ですか」

 

金剛と鈴谷の砲撃は問題なく成功し、空母達の艤装と爆撃も問題はなかった。だが爆ぜた時に臭いが広がるのは変わらなかった。

 

蒼龍「~~~~~!」

 

加賀「なんて不愉快な臭いなの」

 

隼鷹「これじゃ酔いも覚めちゃうよ」

 

ダンテ「明石、夕張、量産 頼むな」

 

「「は、はい」」

 

そこへ扶桑が報告に来た。

 

扶桑「元帥から お電話がありました。陸軍との交渉が終わり、通してもらえるようです」

 

提督「だそうよ」

 

ダンテ「分かった」

 

ひとまず成功と考え、街への出発準備に取り掛かる。

 

 

・・・・・・

 

明石「提督、髪の毛 伸びましたね」

 

ダンテ「そうだな」

 

明石「散髪します?」

 

ダンテ「こんな時にか?」

 

明石「前髪が眼に掛かってますよ。視界が広い方が戦いやすいですし、散髪しましょう!」

 

ダンテ「おい」

 

明石に無理やり椅子に座らされた。手慣れた様子で髪を切る明石。

 

ダンテ「手慣れてるな」

 

明石「手先は器用ですし、伊達に工作艦は名乗ってませんよ」

 

それ程 時間も掛からず、ダンテの散髪は終わった。

 

明石「はい、終わりましたよ」

 

ダンテ「悪くないな」

 

 

・・・・・・

 

*正面ゲート*

 

ダンテ「世話になったな」

 

提督「あの臭い、消えないんだけど」

 

比叡「ごめんなさい!」

 

提督「ダンテ提督、これも貸しにしとくから ちゃんと返してね」

 

ダンテ「それをチャラにする自信はないな」

 

提督「いきなり髪を切ったのは驚いたけど」

 

ダンテ「似合うだろ?」

 

提督「そうね」

 

『ぷっ・・・』

 

ダンテ「笑うな」

 

普段 髪が少し長いダンテに見慣れていたので、短くなって違和感を感じている艦娘は笑ってしまった。

 

提督「・・・気を付けて」

 

ダンテ「間宮と大淀と明石を頼むな」

 

間宮と大淀と明石は戦闘に参加できないため、留守番となった。

ダンテと艦娘達は車とリアカーに乗り込み、横須賀鎮守府を発った。

 

扶桑「行きましたね」

 

提督「そうね」

 

扶桑「私達は どうしますか?」

 

提督「いつも通りよ、私達は深海棲艦の対処に専念する。悪魔は彼が なんとかしてくれるわ」

 

扶桑「カレーの臭いは どうしましょう?」

 

提督「どうしよ~・・・」

 

「「「すみません」」」

 

間宮と大淀と明石も謝るしかできない。

日は暮れ、空は すっかり暗くなっていた。




状況に合わないぐらいギャグ回みたいになってしまいましたね。
ごめんなさい!
次は真面目にやります。
・・・たぶん。
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