301話です!どうぞ!
*??? 8月8日 22:11*
嘗てルキフェルスと七騎士が拠点にしていた どこか、そこにある玉座の間で、アーロン、ルキフェルス、セリーナの母親であるノヴァが、ネロから奪った銀色に輝く運命の魔石から、魔力を抽出していた。それを、何かを怪しむようにベルゼが見ていた。
セリーナの姿はない。
ベルゼ「・・・何をしてる?」
ノヴァ「あなたと同じ、戦士を作り出してるのですよ。もう終わります」
抽出した魔力の塊が形を変え、人の形になっていく。そうして現れた者を見て、ベルゼは目を見開いた。ノヴァに生み出された者は、ネロと瓜二つだったのだ。
違うのは髪が金髪で、コートが白かった。それ以外は、今のネロと生き写しと言えた。
ルキフェルスはネロと分離した後も、その身に僅かながらにもネロの力が残っていた。
その状態でルキフェルスは運命の魔石を取り込み、運命の魔石にネロとルキフェルス2人の力が移っていた。それを取り出す事で、白いネロを生み出したのだ。
ノヴァ「あなたの新しい仲間です。仲良くしてあげてくださいね」
ベルゼ「フン、俺の邪魔をしなけりゃな」
ベルゼの返答に満足したのか、ノヴァは“フフッ”と笑い、そして白いネロを見た。
ノヴァ「生まれたばかりですが、あなたには早速 働いてもらいますよ」
白ネロ「はい、母様」
白ネロはノヴァに生み出されたからか、ノヴァを母として応えた。
・・・・・・
*オリーブ財団 ブリーフィングルーム 8月9日 9:15*
深海後方海域に出撃した翌日、オリーブ財団のブリーフィングルームでは、加賀が頭を悩ませていた。
艦隊決戦の勝利における戦果を、日を空けず更に拡張しようとしてるのだが、変色海域における唯一の足であるアマ・デトワール号すら、前日に原因不明の不調が起きた。ネロを頼って このままアマ・デトワール号で出撃するか、自分達の艤装で出撃するべきか、加賀は悩んでいる。
ブリーフィングルームの扉が開くと、いつの間にかジャングルから戻った鹿島が入ってきた。鹿島は悩んでる加賀が気になり、わざわざ声を掛けに来た。
鹿島「難しい顔をされてますね」
加賀「まぁね。海の変色なんて初めての事だし、艤装に影響を及ぼす中、どう対処すればいいか判らないからね」
鹿島「確か、アマ・デトワール号も動かなくなったとか」
加賀「えぇ。ネロと出撃した艦隊からの報告では、そう言ってたわ」
鹿島「アマ・デトワール号も使えなくなると、変色海域の攻略は厳しいですね」
変色海域がアマ・デトワール号にも影響を及ぼしているのか、艤装と違って不調の原因が顕著に出ている訳ではない。たまたまだった可能性もあり、判断に困っていた。
鹿島は どうしたものかと困った素振りを見せるが、すぐに笑みを浮かべる。
鹿島「私も一緒に考えます。1人で考えるより、2人で考えた方が良い案も浮かぶかもしれません」
加賀「・・・・・・そうね、お願いしていいかしら?」
鹿島「はい♪先ずは、どこまで考えてるんですか?」
加賀「一先ず編成メンバーなんだけど━━」
その後ブリーフィングルームでは、加賀と鹿島が籠りながら ずっと次の作戦について話し合うのだった。
・・・・・・
*深海後方西海岸基地海域 8月12日 6:10*
作戦当日、青い海の上をアマ・デトワール号が駆け抜けていた。
甲板には舵を握るネロと、24人の艦娘が居る。
艦隊の編成メンバーは、第1艦隊に旗艦アイオワ、随伴艦にコロラド、ワシントン、サウスダコタ、フレッチャー、ジョンストン。
第2艦隊に旗艦サラトガ、随伴艦にホーネット、イントレピット、アークロイヤル、大和型。
第3艦隊に旗艦ガンビア・ベイ、随伴艦に飛鷹型、瑞鳳、ノーザンプトン、ヒューストン。
第4艦隊に旗艦 鳥海、随伴艦に摩耶、プリンツ・オイゲン、ザラ、ホノルル、ヘレナとなっている。
ネロ「変色海域に入るぞ!」
アマ・デトワール号は青と赤の海の境に差し掛かり、変色海域へ突入した。
加賀と鹿島は、本作戦にアマ・デトワール号を投入する事にした。アマ・デトワール号の不調が変色海域の影響か判らず、艦娘の損傷を抑えるためにも そうするしかなかった。もし問題が起きれば、その場で臨機応変に対応するしかない。
今回の作戦は、本海域の深海棲艦群を撃滅し、西海岸基地を解放するのが目的だ。
今回の編成にアメリカ艦が多く占めている理由は、西海岸基地にあった。
サウスダコタ「いよいよだな」
アイオワ「えぇ・・・必ず、サンディエゴ基地は取り戻してみせる」
そう、深海棲艦が占拠する西海岸基地は、ネロとDevil May Cry鎮守府の艦娘数名が訪れた事があるサンディエゴ海軍基地だったのだ。
加賀と鹿島が作戦を練ってる途中、アメリカ艦全員から ある進言があった。次の作戦は、自分達アメリカ艦にやらせてほしいと。
加賀と鹿島は、母国の基地が陥落し、敵の手に落ちた悔しさが理解できた。だから2人も、アメリカ艦の意見を受け入れ、どうにか今回の形に仕上げた。お陰で、作戦内容を一部 変更したりと大変だったようだが・・・。
ジョンストン「ソナーに反応!」
フレッチャー「魚雷 来ます!」
飛鷹「ネロ!」
ネロ「分かってるよ!」
ネロは面舵一杯で舵を大きく回し、ギリギリで魚雷を躱すが、逸れた魚雷の爆発で水柱が上がり、その余波でアマ・デトワール号が大きく揺れる。
摩耶「うわっ!?今の危な過ぎだろ!」
ネロ「軽空母は艦載機 発艦!軽巡と駆逐艦は爆雷 落とせ!ジョンストン、ソナーで逐一 敵の位置 教えてくれ!」
『了解!』
飛鷹型、瑞鳳、ガンビア・ベイから艦載機が発艦し、次々と爆雷を投下していく。
ホノルル、ヘレナ、フレッチャー、ジョンストンも同じく、艤装から爆雷を射出し海に投下する。
大和型は、ネロが指示を出すのを見ながら感慨深そうに見ていた。
武蔵「提督代理となってから まだ日が浅いが、中々 様になってるじゃないか」
大和「そうね。これも加賀補佐艦や大淀さん、香取型の薫陶の賜物かもしれないわね」
武蔵「ふっ・・・少なからず、ダンテ提督の薫陶も受けているのかもしれないな」
大和「そうね、きっと・・・」
ネロは加賀や大淀、香取型から、彼女達が仕事の合間で手が空いてる時に、一通りの艦隊運用を教わっていた。
そして書類仕事も熟せるようになり、以前よりも鎮守府としての仕事が捗った。加賀はダンテが提督として鎮守府に居た日々を思い出し、涙を流したとか流さなかったとか。
海中では、深海棲艦の西海岸潜水艦哨戒線A艦隊が動いていた。編成は潜水ソ級flagship、潜水ソ級elite、潜水ヨ級elite、潜水カ級eliteの4隻。
敵艦隊は爆雷を避けつつ、アマ・デトワール号を狙って魚雷を発射してくる。
ネロ「水中から攻撃ってセコいだろ・・・!いきなり潜水艦と当たるとか、今日はツイてないな!」
摩耶「喋ってないで避けろって!」
ネロは悪態を吐きながらも舵を操り、またしてもギリギリで避ける。
それはいいのだが、戦闘に直接 参加できないアイオワの顔色が どんどん悪くなってきていた。
アイオワ「ネロ、あんまり揺らさないで・・・吐きそう・・・」
ネロ「元は船だろ!?船酔いするのかよ!?」
アイオワ「気持ち悪い・・・揺らさないように避けて・・・」
ネロ「ムチャ言うなって!」
ジョンストン「ネロ、2時の方向から来るわ!」
ネロ「ごめんなアイオワ!」
敵艦隊からの雷撃を避けるため、また舵を大きく回し避ける。そのため、アマ・デトワール号も また大きく揺れる。
アイオワは本当に苦しいのか、手で口を押さえながら ちょっぴり泣いてる。見兼ねたネロは、鳥海にアイオワを船倉に連れていくよう指示した。
鳥海「確か、船酔いの薬があったはずですから行きましょう」
アイオワ「う゛ぅ゛~・・・」
鳥海に連れられ、アイオワは下に下りたが、彼女自身が このまま作戦を継続できるか心配だ。
ネロ「ダメージどうなってる?!当たってるか?!」
隼鷹「あー・・・当たったり当たらなかったり?」
ホノルル「一応ダメージは入ってるみたいだけど・・・」
ジョンストン「まだ4隻は健在よ!」
ネロ「今回は撃破が目的だ、確実に仕留めろよ!」
その後がむしゃらに爆雷を投下していき、潜水ソ級flagship、潜水ソ級elite、潜水ヨ級eliteは撃破したのだが、大破になった潜水カ級eliteが逃げ出す。
アマ・デトワール号のスピードを以てして追い掛けたが、潜水カ級eliteは深度深く潜航したのか、ソナーからも反応が消え仕留め損なった。
・・・・・・
アマ・デトワール号が北東へと向かうと、深海棲艦の航空戦緊急展開護衛空母群が現れた。
編成は軽母ヌ級flagship2隻、軽母ヌ級elite、軽巡ツ級、駆逐ロ級 後期型2隻だ。
敵艦隊はネロ達が来るのを分かっていたように、既に艦載機を発艦し こちらに攻撃を仕掛けようとしてる。
恐らく逃げた潜水カ級eliteが連絡し、こうして待ち構えていたのだろう。
ネロ「想定済みなんだよ!」
今回は敵空母が多く配備されていると見ていた。だから それに対抗するため、こちらも無理のない程度に多く空母を編成していた。
だがルートによっては戦艦も出てくると見ている。第1艦隊は その時まで弾薬を温存、第2艦隊は その航空支援があるため、現在 会敵した敵艦隊の相手は第3、第4艦隊が務める。
飛鷹型、瑞鳳、ガンビア・ベイが艦載機を発艦し、同艦隊のノーザンプトン、ヒューストン、第4艦隊が対空射撃を開始して弾幕を張る。
発艦した艦載機は敵艦載機群と肉薄し、すぐには制空権が獲れない。
ヒューストン「抜けられたわ・・・!」
敵艦載機が弾幕を抜け、アマ・デトワール号に接近する。
アマ・デトワール号が急激にスピードを上げ、爆撃から逃げようとするが、別方向から来た敵艦載機にも接近される。そちらは爆撃されたら避けられそうにない。
ネロ「ロックバスター!」
ネロが右腕を幽体化させ、デビルブレイカー・ロックバスターを装着する。
ロックバスターからピュンピュンと小気味いい音と共に、小さなエネルギー弾が連射で発射される。接近していた敵艦載機はエネルギー弾に被弾し、墜落していく。
ロックバスターを撃ちながら、ネロは状況を見極めながら器用に舵を回し、アマ・デトワール号を操る。
そんな中、ネロが装備するロックバスターを見ながら第1、第2艦隊は難しい顔をしていた。
武蔵「う~ん、ネロの あの装備、“デビルブレイカー”と言ったか?」
サラトガ「ニコさんが発明したらしいですね」
武蔵「何か既視感を感じるんだが・・・」
ジョンストン「ゲームで あんなの見た事あるわ」
サウスダコタ「ああいうの欲しいな」
武蔵「艤装 改造して、我々もレーザーとか撃てるようにならないだろうか?」
コロラド「そうなったら、深海棲艦との戦闘も楽になりそうね!」
戦闘中であるのにレーザー談義に華を咲かせている中、大和は もし そうなったら、艦娘じゃない何かに変わりそうな気がして微妙な顔をしていた。
ガンビア・ベイ「制空権 確保!」
艦載機群は敵艦載機群とのドッグファイトを制し、制空権を確保した。
更に敵艦隊の弾幕を抜けて爆撃、軽母ヌ級flagship2隻、軽母ヌ級eliteが小破となる。
軽巡ツ級、駆逐ロ級 後期型2隻から砲雷撃が来る。制空権を確保して余裕が出てきたため、艦載機は航空攻撃を継続、ノーザンプトンとヒューストンも砲撃し、第4艦隊も砲撃支援に入る。
ネロは攻撃せず、舵を操り回避に専念していた。
艦隊の砲撃は外れたのもあれば、当たった物もあり、軽巡ツ級が中破、駆逐ロ級 後期型2隻が小破となる。
飛鷹「まだよ!グリフォン、お願い!」
グリフォン『待ってましたー!』
飛鷹の身体から飛び出したグリフォンも敵艦隊に向かい、電撃を繰り出しダメージを与えていく。感電した軽母ヌ級eliteの格納庫で誘爆し、大破となる。
隼鷹「おぉっ!グリフォン絶好調じゃん!」
飛鷹「出撃前にガンガンに魔力の補給してあげたからね。けど・・・」
しかし、飛鷹は不満そうだった。
飛鷹「グリフォン!何で旗艦 狙わないのよ?!」
グリフォン『いや知らねーって!どれ狙えばいいか言われてないし!』
飛鷹「旗艦よ旗艦!Flagship狙って!」
グリフォン『どれがFlagshipか判んねぇよ!』
飛鷹「黄色いオーラ纏ってる奴!」
グリフォン『2体も居るけど!』
飛鷹「リーダーっぽいの!」
グリフォン『だから判んねぇっての!』
飛鷹「もう判んないだったらツベコベ言わず全部 攻撃しなさい!」
グリフォン『横暴だ!』
プリンツ「(飛鷹、ちょっと怖い・・・)」
グリフォンは腹立たしさや悲しさの感情が、グチャグチャになり泣きたい気分だったが、艦載機と連携して形振り構わず電撃を繰り出す。
ただ、敵艦隊に接近し過ぎた時は、味方の砲撃に当たりそうになる時もあった。
ホノルル「チキン邪魔ー!」
グリフォン『テメェー!顔と名前 覚えたからなぁ!帰ったら覚えとけよ!』
飛鷹「グリフォン後ろ!」
グリフォン『え・・・?のわぁあああああ!?』
余所見してたせいで、敵艦隊が撃った砲弾が迫っていた。
飛鷹の お陰で間一髪で躱したが、敵艦隊はグリフォンが厄介だと判断したのか、グリフォンは敵艦載機に執拗に追い回される事になった。
グリフォンが敵艦載機の注意を引き付けてくれた お陰で、敵の航空攻撃が手薄になる。その隙を逃さず、敵艦隊に砲撃する。
敵艦隊からも砲撃が来るが、旗艦である軽母ヌ級flagshipと駆逐ロ級 後期型1隻が中破、軽巡ツ級が轟沈となる。
隼鷹「いいよ!このまま追い詰めちゃおうか!」
ネロ「だったら これも追加だ!」
アマ・デトワール号の側面から飛び出す大砲からも、砲撃が行われる。軽母ヌ級eliteが大破となり、旗艦である軽母ヌ級flagshipを庇って、盾となった中破の駆逐ロ級 後期型が轟沈する。
ネロ「思ったより当たんねぇな」
大和「しかし、追い詰めてるのは確かです。艦隊の皆さんも頑張ってください」
ネロ「だな。このままガンガン攻めるぞ!」
『おぉー!』
この勢いに乗り、更に攻撃を続ける。
グリフォンが敵艦載機を引き付けながらアマ・デトワール号の方へと飛び、それを摩耶、鳥海、ノーザンプトン、ヒューストン、プリンツ・オイゲン、ザラが対空砲火で迎撃して撃ち墜とす。
飛鷹「ナイスよグリフォン!」
グリフォン『その前にオレに当たらないよう気を付けてくれ!』
ホノルル「チキン邪魔ー!」
グリフォン『テメェー!!帰ったらマジで覚えとけよ!!』
艦娘達に協力してるのに、邪魔者扱いされる事に当然ながらグリフォンも怒る。
しかし、ホノルルが そう言ってるのは冗談7割、本気3割なので、どちらかというとグリフォンの反応を楽しむために言ってる。言われる方としては悲しいので、やめてあげてほしい。
ネロ「大破した奴には構うな!Flagship優先で狙うぞ!」
ネロの指示で軽母ヌ級eliteは無視し、艦娘達は敵旗艦である軽母ヌ級flagshipを狙って攻撃する。
艦載機も それに合わせ攻撃を続行し、それに続くようにグリフォンも電撃を繰り出すが、軽母ヌ級eliteと駆逐ロ級 後期型が盾となり、代わりに轟沈する。
敵随伴艦には まだ小破の軽母ヌ級flagshipがおり、後続の敵艦載機群が発艦する。しかし制空権は こちらにあり、空を飛ぶ艦載機の数でも こちらが上回っているため、油断は禁物だが大した驚異でもなかった。
更に攻撃を続け、敵旗艦の軽母ヌ級flagshipが大破、小破だった軽母ヌ級flagshipが中破となる。
ネロ「もう面倒になってきた!」
大和「ネロさん、何をするつもりなんですか!?」
ネロ「掴まれ!突っ込むぞ!」
『はぁ!?』
ネロが舵を大きく回し、アマ・デトワール号の進行方向が敵艦隊に向き加速する。
普通に撃ってても当たったり当たらなかったりと確実性に欠けるので、ネロはアマ・デトワール号で体当たりして確実にダメージを与える事にした。
2隻の軽母ヌ級flagshipは、とてつもないスピードで向かってくるアマ・デトワール号を見て異常さを感じ取る。
艦載機で動きを止めようと考えても、艦娘の艦載機とグリフォンに阻止され援護は見込めない。
このままではマズいと思い、2隻の軽母ヌ級flagshipはアマ・デトワールの進行方向から逸れるように逃げようとする。
ネロは舵から手を離し、船首まで一気に走り先まで到達すると、ロックバスターからエネルギー弾を連射する。
エネルギー弾に当たり、動きが止まった2隻の軽母ヌ級flagshipにアマ・デトワール号が突っ込み、2隻はバラバラになって轟沈した。
いきなりの特攻作戦に、艦娘達の多くが不満を口にする。
ワシントン「ちょっと、もしもの事があったら どうするつもりだったの?」
ネロ「この船なら大丈夫だって判ってた」
プリンツ「自殺願望でもあるんじゃないの?!」
ネロ「勝ったんだからいいだろ?文句 言うなって。ほら、次 行くぞ、次」
アマ・デトワール号は手に入れた経緯から、普通の船ではないので体当たりしても平気だったが、海外艦は まさか こんな無茶をするとは思っていなかったので、文句は まだ止まらない。
日本艦は付き合いも長くなり、ある程度は理解していたので、海外艦ほどには文句は言わない。寧ろ“そうなるよね”と諦めている。
ネロは気にした様子がなく、アマ・デトワール号の進路を南南東へと向けて進む。
・・・・・・
南南東へ向かい次のポイントへ着くが、敵影を確認する事はできなかった。
戦闘がないならラッキーだと思いつつ、ネロ達は そこから南東へと向かう。
だが南東へ向かったポイントで、緊急展開重水雷戦隊が待ち受けていた。編成は軽巡棲鬼、雷巡チ級flagship2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐ハ級 後期型2隻だ。
摩耶「軽巡だが鬼級か」
隼鷹「余裕 余裕!航空攻撃で あっという間だよ」
そんな事を言ってると、雷巡チ級flagship2隻が撃った先制雷撃が近付いていた。直撃は免れたが、爆発で起きた波にアマ・デトワール号が激しく揺れる。
ネロ「喋ってる暇があったら攻撃しろ!」
武蔵「今回は我々も参加させてもらおう!」
弾薬などの温存のため、これまで戦闘に参加してこなかった第1、第2艦隊の艦娘も攻撃に加わる。それもあり、戦闘は瞬く間に激しいものとなった。
だが これで終わりという訳ではない。今回の作戦の目的は、アメリカ海軍サンディエゴ基地を占拠する深海棲艦の撃滅なのだから。
しかし、ネロ達は知らなかった。そこで待ち受けているのが、深海棲艦だけではないという事を・・・。
?「やっと会えるね、兄さん。待ってるよぉ」
次回も宜しく お願い致します!