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302話です!どうぞ!
オリーブ財団は、深海後方海域における艦隊決戦における勝利を拡張するため、改めてネロとアマ・デトワール号、第1艦隊のアイオワ、コロラド、ワシントン、サウスダコタ、フレッチャー、ジョンストン、第2艦隊のサラトガ、ホーネット、イントレピット、アークロイヤル、大和型、第3艦隊のガンビア・ベイ、飛鷹型、瑞鳳、ノーザンプトン、ヒューストン、第4艦隊の鳥海、摩耶、プリンツ・オイゲン、ザラ、ホノルル、ヘレナを作戦に投入した。
*深海後方西海岸基地海域 8月12日 13:45*
そしてネロ達は、軽巡棲鬼、雷巡チ級flagship2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐ハ級 後期型2隻からなる緊急展開重水雷戦隊との戦闘を続けていた。
激しい戦闘を繰り広げる中で、艦隊は軽巡棲鬼を中破まで追い込み、雷巡チ級flagship2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐ハ級 後期型2隻を沈める。
武蔵「まだまだ こんなものじゃないぞ!」
大和「推して参ります!」
ネロ「トドメだ!」
そして更なる追撃に軽巡棲鬼が大破。
デビルブリンガーの翼で飛翔するネロが懐に飛び込み、トドメにレッドクイーンを一閃する。
軽巡棲鬼『ススムガ・・・イイサ・・・その、先には・・・!』
倒された軽巡棲鬼は、どこまでも邪悪な笑みを浮かべながら沈んだ。敗けたのに、どこか勝ち誇ったような笑顔。ネロ達は その顔と言葉に、何か悪寒のようなものを感じた。
飛鷹「・・・最後の、何だったの?」
グリフォン『ただの負け惜しみだろ。気にせず進もうぜ』
この先に何があるのか、今は考えても答えは出ない。だが、進めば その正体も分かるだろう。
艦隊は偵察機を発艦し、ネロ達は北東へと進路を取った。
・・・・・・
北東へと進む艦隊に、偵察機から入電があった。深海棲艦の緊急展開水上打撃部隊を発見したらしい。その編成は戦艦棲姫、戦艦ル級flagship2隻、軽母ヌ級flagship、駆逐ロ級 後期型2隻からなる。
サウスダコタ「遂に戦艦の お出ましか」
アイオワ「もう出番・・・?」
そこに船酔いのため船倉で休んでたアイオワが、甲板まで上がってきた。
ネロ「アイオワ、もう大丈夫なのか?」
アイオワ「ちょっとマシ・・・」
アイオワはギリギリ戦闘に参加できる程度には回復していた。これで当初の予定だった人数で戦闘できる。
ガンビア・ベイ「先制攻撃します!」
ネロ「頼む!」
サラトガ、ホーネット、イントレピット、ガンビア・ベイ、飛鷹型、瑞鳳から艦載機が発艦、航空攻撃を狙う。
飛び立った艦載機群は上空高く飛び、偵察機が発見した敵艦隊を肉眼で確認する。水上で、黒い影が移動してるのが見える。
艦載機群は一気に急降下し、航空攻撃に向かう。
敵艦隊も艦娘の艦載機の接近を感じ取り、旗艦である戦艦棲姫が指示を出し、迎撃に軽母ヌ級flagshipが艦載機を発艦する。
だが遅い。軽母ヌ級flagshipの艦載機が飛び立つ時には、艦娘の艦載機群は既に攻撃体勢に入っていたのだから。
爆撃を受け、戦艦ル級flagship1隻と駆逐ロ級 後期型1隻が小破、軽母ヌ級flagshipと もう1隻の駆逐ロ級 後期型が中破となる。
敵艦載機群は自軍の艦隊を援護するため、急ぎ上昇し、空へ舞い上がる。上空へと上がると一気に反撃に出て、艦娘の艦載機群と航空戦へ縺れ込む。
敵艦隊も対空砲火を開始し、攻撃の応酬の末、上空で両陣営の艦載機が爆発炎上し、海面へと墜落していく。辺りには煙と、墜落した艦載機から漏れた燃料の匂いが漂っている。
だが航空戦は、最初から勝ち負けが決まっていたと言っても過言ではないだろう。深海棲艦は空母1隻、艦娘は7隻、そもそも戦闘に投入できる艦載機の数が違うのだから。
サラトガ「制空権、確保しました!」
ネロ「よし、攻勢に出るぞ!」
第1艦隊、アークロイヤル、大和型、ノーザンプトン、ヒューストン、第4艦隊の艦娘も艤装を展開し、ネロはアマ・デトワール号を戦闘海域に突入させる。
肉眼で敵艦隊を視認すると、敵艦載機が航空攻撃を仕掛けようとしてくる。だが制空権を確保した艦載機群が、それを阻止する。
武蔵「撃てー!」
戦艦を基幹戦力とした第1艦隊を始めとする艦娘達も砲撃を開始し、戦艦棲姫も忌々しそうな雄叫びを上げながら攻撃の指示を出し、水上でも攻撃の応酬が始まる。
フレッチャー「
砲撃に加え、フレッチャー、ジョンストン、ノーザンプトン、ヒューストン、第4艦隊は魚雷を発射し、無傷の戦艦ル級flagshipが小破、中破の駆逐ロ級 後期型が大破となる。
ネロ「(くっ、躱し切れない・・・!)」
アマ・デトワール号にも敵艦隊の砲雷撃が命中し、大きく揺れる。
更に当たり所が悪く、ホーネットと瑞鳳が吹き飛ばされ中破となり、甲板に倒れる。
摩耶「瑞鳳、ホーネット!クッソォー・・・!」
仲間がやられ、反撃に怒りの砲撃。しかし、気持ちだけで どうにかなるほど甘くはない。当たらなければ意味がないのだから。
大和「2人共、大丈夫ですか!?」
瑞鳳「こ、航空甲板が・・・」
ホーネット「これじゃあ戦えないわ・・・」
ネロ「2人は下がれ!艦載機に余裕があるなら追加しろ!こっちは手数で押し切る!」
ネロは指示を出しながら右へ左へと舵を回し、敵艦隊の攻撃に対処し、まだ大きな被弾がない空母の艦娘が更なる艦載機を発艦する。
戦艦棲姫「シズミナサイ!」
後続の艦載機を発艦したが、敵艦隊は思ってた以上に粘り、戦闘の激しさに比べ決定打にはなっていなかった。深海棲艦も死に物狂いで この戦いに挑んでいる。そう簡単には沈むつもりもない。
プリンツ・オイゲン「ネロ、どうするの!?」
コロラド「見た目より優勢じゃないわよ!?」
ネロも何も考えてない訳じゃない。自分自身が単身で突撃し、敵艦隊の攻撃の隙を作ろうかと。
だが迷いもあった。アマ・デトワールは自律行動が可能だが、自分が操る時よりも回避行動が甘くなる。そこを狙われ、艦娘に被害が出る可能性もあった。
だが迷ってる暇は与えられない。戦艦棲姫の砲撃が直撃し、ノーザンプトンとヒューストンが吹き飛ばされ、甲板から海上へと水落する。
アイオワ「ノーザンプトン!ヒューストン!」
ノーザンプトン「大丈夫です!」
ヒューストン「このまま戦闘を続けるわ!」
2人も中破になってしまったが、敵艦隊の攻撃が激しく、アマ・デトワール号に戻ってる余裕がない。損傷を受けてしまうが、このまま変色した海の上で戦闘を継続する事にした。
ガンビア・ベイ「ネロさん、第1艦隊と第2艦隊の皆さんは先に進んでください!」
アイオワ「何 言ってるの!?危険だわ!」
武蔵「全員で叩き潰した方がいい!」
ガンビア・ベイ「いいえ、私達 空母は、夜になれば戦えません!ここで全員で戦っても、西海岸基地に辿り着く頃には夜になって、どちらせよ戦闘に参加できません!全員で足止めされるより、サンディエゴ基地を取り戻す事を優先してください!」
鳥海「私達 第4艦隊も居ます!」
摩耶「第3艦隊の援護は任せろ!」
ネロ「待て!勝手に決めるな!」
ネロが止めても、ガンビア・ベイ、飛鷹型、瑞鳳、第4艦隊はアマ・デトワール号の甲板から飛び降り、ノーザンプトンとヒューストンと合流してから輪形陣で敵艦隊を迎え撃つ。
ネロ「クソッ、何てムチャしやがる・・・!」
大和「・・・提督代理、私達は行きましょう。彼女達の想いは無駄にできません。迅速に西海岸基地を叩き、すぐに助けに戻りましょう」
ネロは俯きながら考え、辛そうな表情を浮かべながらアマ・デトワール号の進路を北東へと向ける。その方角は、深海棲艦の手に落ちた西海岸基地がある。そこを叩けば、今回の任務は成功だ。
ネロ「必ず助けに戻るからな・・・!」
ネロは誰に聞かせる訳でもなく、そう呟いた。口にすれば何とかなると、現実になると信じ・・・。
・・・・・・
*西海岸基地 15:24*
西海岸基地が目前となった場所で、アマ・デトワール号近くに砲弾が着水して水柱が上がる。
西海岸基地 深海後方拠点には、港湾棲姫、護衛要塞3基、飛行場姫、輸送ワ級flagshipが待ち受けていた。
武蔵「戦闘開始だ!」
アイオワ「艦隊 抜錨よ!」
第1、第2艦隊は海上へと飛び降り、単縦陣で敵艦隊へと向かっていく。
ネロもデビルブリンガーの翼を広げ飛び立つと、空から西海岸基地へ向かっていく。
アークロイヤルから艦載機が発艦した直後、護衛要塞3基と輸送ワ級flagshipから砲撃が放たれ、2艦隊も付かず離れずの距離を保ちながら砲撃する。
港湾棲姫と飛行場姫から無数の敵艦載機が飛び立ち、ネロと2艦隊、艦載機に襲い掛かる。
ネロ「どけぇえええええ!!!」
ネロは敵艦載機群へと飛び込み、レッドクイーンで斬り捨てながら、無理矢理にでも西海岸基地に向かっていく。
護衛要塞から砲撃が来るが、ネロは それを避けて急降下していく。
そのままレッドクイーンの刃を叩き付けようとしたが、横から何かに追突され目論見が外れる。
ネロは空中で落下しながら、自分を掴んで離さない者を見て驚いた。金髪に白いコートを着てるが、その顔はネロ自身だった。
ネロ「お前は・・・!?」
白ネロ「やっと会えたね、兄さん!」
ネロは白いネロに掴まれたまま、西海岸基地の敷地内に落下して砂埃を上げる。それは艦娘達からも見えていた。
アイオワ「ネロ!?」
武蔵「くっ・・・敵の航空攻撃が邪魔で助けに行けん・・・!」
2艦隊は敵艦載機の航空攻撃の対処に手一杯で、これ以上 西海岸基地に近付く事ができなかった。
悔しそうな艦娘達の表情を見て、港湾棲姫と飛行場姫はニチャアっと嫌な笑みを浮かべた。
舞い上がる砂埃の中から、ネロが痛む身体を動かし身体を起こす。
その視線の先には、不敵な笑みを浮かべた白いネロが無防備に立っていた。
ネロ「お前・・・何で俺と同じ顔を持ってる?!」
白ネロ「ボクはねぇ、兄さんとルキフェルスの力から生まれた騎士なんだ」
ネロ「俺とルキフェルスから生まれた、だと・・・!?」
白いネロの言葉を、半分も理解できず混乱するネロだったが、ヘラヘラ笑っていた白いネロが突然 笑みを消し、何の感情もない目でネロを見詰める。
白ネロ「でもねぇ、母さんは怒ってるんだ」
ネロ「・・・何の話だ?」
白ネロ「自分の世界で大人しくしてれば良かったのに、わざわざ この世界に戻って色々と引っ掻き回すからさぁ。だからね、ボクは母さんのために、兄さんを殺す事にしたんだ」
ネロを殺すと言った瞬間、白いネロの顔が大きく歪み、邪悪な笑みを浮かべる。
ネロは まだ混乱していたが、1つだけ判る事がある。どう考えても
ネロは背中からレッドクイーンを引き抜き地面に突き立てると、グリップを捻りエンジン音を轟かせる。それを見た白いネロも、同じくレッドクイーンに似た白い剣を抜いて地面に突き立て、グリップを捻りエンジン音を轟かせる。
ネロと白いネロは一気に互いに急接近し、クラッチレバーを握り加速した刃を ぶつけ合う。
*オリーブ財団 ブリーフィングルーム*
オリーブ財団のブリーフィングルームでは、大淀が津波のように舞い込む出撃した4艦隊の戦闘状況を、迅速に分かりやすく、加賀に逐一 報告していた。その中で、無視はできない報告が入る。
大淀「第4艦隊 旗艦、鳥海から入電!第3、第4艦隊共に被害が拡大!第3艦隊 旗艦、ガンビア・ベイが大破!尚も炎上中!」
加賀「何ですって!?金剛型を基幹戦力とした高速艦隊を緊急出動!」
*艦娘寮*
丁度 同じ時、艦娘寮の屋上では、金剛型4姉妹が優雅なティータイムを楽しんでいた。
話が一瞬 途切れ、4人同時に紅茶を口に含む。
すると そこに、オリーブ財団の敷地内全域に放送が掛かる。
大淀『金剛型4姉妹、天津風、島風、緊急出動命令が発令されました!速やかに出撃ドックに向かってください!』
「「「「ブーーーッ!?」」」」
完全に油断していたため、4人は驚きで同時に紅茶を吹き出した。
慌ただしく椅子から立ち上がり、階段を駆け下り、突き破る勢いで扉を開き艦娘寮の外に出る。
金剛「い、急ぐデース!」
榛名「島風と天津風を探さないと!」
比叡「2人も放送 聞いてただろうから、出撃ドックに来るはず!」
霧島「私達は急ぎましょう!」
・・・・・・
*出撃ドック 16:05*
オリーブ財団の地下にある出撃ドックに着いた金剛型、天津風、島風は手短に現在の状況を聞き、出撃スタンバイも完了した。
大淀『高速艦隊、出撃してください!』
金剛「Follow me!皆さん、付いてきてくだサイネー!」
比叡「気合い!入れて!行きます!」
榛名「榛名!いざ、出撃します!」
霧島「霧島、出撃します!」
天津風「天津風、抜錨よ!」
島風「島風、出撃しまーす!」
足の艤装だけを先に装着し、6本の水が張る長いトンネルの中へ、滑るように それぞれ入る。
その途中、背中にも艤装が装着され、出撃ハッチが開きトンネルの先に外の光が見えてくる。
外に出た6人は、すぐに隊列を組んで深海後方海域へと急ぐ。
天津風と島風の艤装である連装砲くんと連装砲ちゃんも、2人と並走して共に出撃する。
深海後方海域に向かいながら、高速艦隊は戦闘海域に入ってから自分達のやるべき事を確認していた。
金剛「予断を許さない状況デース!第3、第4艦隊と合流したら、2艦隊は下がらせて私達だけで戦闘を引き継ぎマース!」
霧島「金剛お姉さま、変色海域に入れば私達も損傷を受けます!あまり余裕はないかと!」
比叡「そのための
榛名「時間との勝負ですね!」
天津風「第1、第2艦隊の方は どうしますか!?」
金剛「危険度から第3、第4艦隊の方を優先しマース!」
島風「何でもいいから早く行こ!」
比叡「あんたは ちゃんと話を聞きなさい!」
*オリーブ財団 ブリーフィングルーム*
ブリーフィングルームには、更なる報告が舞い込んでいた。
大淀「第2艦隊 旗艦、サラトガから入電!新たな敵性存在が現れ、提督代理が応戦中!」
加賀「・・・それは何者なの?深海棲艦?」
大淀「判りません、正体不明です」
ブリーフィングルームにはステフも居るのだが、真剣な表情で、目まぐるしく情報が切り替わる巨大モニターを見ていた。
ステフ「・・・アメリカ海軍に後方支援を要請するわ」
加賀「お願いします」
ステフはCIA時代から、様々な権力を持つ者達と繋がりがあり顔が広い。その中のツテには、アメリカ海軍の上層部の者も居る。
ステフは緊急回線で連絡を取り、アメリカ海軍に大至急、支援艦隊を送るよう頼んでみる。
・・・・・・
*西海岸基地 18:35*
白ネロ「アハハッ♪」
ネロ「ふざけやがって・・・!」
ネロと白いネロの戦いは、互角なのか一進一退の攻防が続いていた。
ネロがレッドクイーンによる様々な技を繰り出すが、白いネロも同時に全く同じ技を繰り出してくる。
2人の距離が空いたタイミングでブルーローズを撃つと、白いネロもブルーローズに似た白い2連装の縦を撃ち、弾丸を相殺してくる。
ならばと急接近し、レッドクイーンとの合わせ技でデビルブリンガーの爪による引っ掻き攻撃も繰り出すが、白いネロの背中から黄金のデビルブリンガーが生え、その腕に止められる。
2人の戦いは一見 互角のように見えるが、気持ちの面では2人は180度 違った。白いネロは この戦いを楽しんでるようだが、ネロは鏡に映る自分と向かい合い、自分の偶像を相手にしてるようで戦いづらそうにしていた。
白ネロ「兄さん、ボクは怒ってるんだよ」
ネロ「知るか!お前の兄貴じゃねぇよ!」
白ネロ「母さんの望みを叶えるためなら、ボクは何だってするよ!兄さんの事も喜んで殺す!」
ネロ「はい そうですかで殺られる訳ないだろ!それに さっきから、“母さん”って誰の事だ?!」
白ネロ「母さんは母さんじゃないか!」
ネロ「チッ、話にならねぇ・・・!」
ネロがレッドクイーンで強力な一撃を叩き込もうとするが、白いネロの剣に受け止められ防がれる。
白ネロ「そんな攻撃じゃあ、ボクの『ホワイトクイーン』は壊せないよ!」
ネロ「だったら、どっちの女王様が強いか確かめてやるよ!」
どちらにも一撃が入らないまま、レッドクイーンとホワイトクイーンを使った力と力の ぶつかり合いが続く。
第1、第2艦隊も死力を尽くし、護衛要塞の1基を破壊、輸送ワ級flagshipを沈め、港湾棲姫と飛行場姫共に混乱までのダメージは与えたが、2体と護衛要塞2基は まだ健在だった。
*オリーブ財団*
次から次へと入電が入るが、その中に支援に向かったはずの高速艦隊と、アメリカ海軍から到着した連絡が入らず、加賀は気が気ではなかった。
加賀「高速艦隊は まだ着かないの?」
大淀「待ってください」
大淀に問い掛けたタイミングで入電が入る。しかし、その内容に大淀の顔が見る見る内に青ざめていく。
大淀「高速艦隊 旗艦、金剛から入電!深海棲艦の別艦隊と会敵し、足止めされてるようです!アメリカ海軍からも同様の入電が・・・!」
ステフ「敵は支援を送る事を見越してたの!?」
大淀「状況から考えて、間違いないかと・・・」
加賀「第6から第8艦隊を再編成!全艦隊 出撃させて!」
大淀「りょ、了解!」
緊急再編成された水上打撃部隊の第6艦隊、軽巡と駆逐艦からなる水雷戦隊の第7艦隊、潜水艦隊の第8艦隊も支援のため出撃した。
だが これは、賭けだった。残りの3艦隊も出撃させたが、同じく足止めされれば、今度こそ間に合わない。最悪 誰かが轟沈する。加賀は どうか間に合うようにと、祈るしかなかった。
*北方海域*
同じ頃、赤城を探すダンテは、艤装で北方海域の海を進んでいた。
“提督・・・”
ダンテ「赤城・・・?」
しかし赤城の気配を感じ、海のド真ん中で立ち止まった。
しばらく水平線を見詰めた後、真デビルトリガーを発動して飛翔し、どこかへと飛び去ってしまった。
次回も宜しく お願い致します!