評価ありがとうございます!
今回はですね、今まで できるだけ避けていた胸糞展開があります。
苦手な方には申し訳ないですが、このまま投稿させていただきます。
324話です!どうぞ!
鈴谷と鹿島が消息を絶った。
2人を探しにモリソンと呉提督はメキシコに入国し、情報提供者であるガビー(ガブリエラ・トレス)と会う。
話を聞きたいモリソンと呉提督に、ガビーは適当な嘘を並べ立てていたが、鈴谷のブレスレットをしていた事で嘘であると見破られる。
ガビーを脅して教えてもらったクラブに出入りする男も拷問し、モリソンと呉提督は売春組織のアジトの場所を知る。
別行動で呉提督が偵察に出向き、気になったモリソンも様子を見に行く。
モリソンは車に戻ろうとしたが、あちこちから集まるチンピラに囲まれ、売春組織のリーダー格と思われる男との交渉も決裂し、袋叩きにされる。
意識が朦朧とする中、女性の声を聞いたのと車に乗せられたのを最後に、モリソンは意識を手放すのだった。
*アジト メキシコ時間10月10日 2:18*
売春組織のアジトである建物の地下は窓が無く、壁も床も天井もコンクリートに囲まれている。
そこにある独房のような部屋に、最上型3番艦 鈴谷が閉じ込められていた。
扉が開き大男が現れると、鈴谷は部屋の外に無理矢理 連れ出される。出ると、リーダー格と思われるスーツの男と取り巻きのチンピラ達が待っていた。
取り押さえられてる鈴谷は、スーツの男にモリソンの免許証を見せられる。
スーツ「今日、お前を探しに この男が嗅ぎ回ってた。こいつは誰だ?」
鈴谷「・・・・・・知らない・・・」
スーツ「そんなはずないだろ、よく見ろ。こいつは誰なんだ?!」
鈴谷「知らない!」
スーツ「必死になって お前を探してたのにか?!答えろ!こいつと どういう関係なんだ?!」
鈴谷「ほんとに知らないの!」
鈴谷は知らないの一点張りで、遂には泣き出した。
鈴谷の言葉を信じてないスーツの男は、鈴谷の頑なさに苛立ちながらも どうしたものかと考える。
すると、同じくリーダー格らしきチンピラが、呆れ笑いで ある提案をしてきた。
チンピラ「兄貴は手緩いんだよ。薬を使えば1発だろ?」
スーツ「お前はアレの使用を控えろ。使い過ぎると店に出す前に使い物にならなくなる」
チンピラ「そういうのが好きな客も居るだろ?それに喋らすには持ってこいだ」
スーツ「どれだけの損失か分かってるのか?」
チンピラ「はいはい、ここじゃアンタが1番だよ。けど俺はアンタの手下じゃない。たまには俺の提案を聞いてくれたっていいんじゃないか?」
リーダー格と思われる2人の意見が対立し、険悪な雰囲気に思えたが、スーツの男は少し考え、チンピラの言う薬を使う許可を出した。
チンピラの男は部下から注射器を受け取り、それを鈴谷に見せながら邪悪な笑みを浮かべる。
鈴谷「嫌、やめて!!それは もう嫌っ!!ほんとに知らないの!!お願い!!嫌ああああ!!!」
鈴谷は泣き喚きながら注射を拒絶するが、艦娘の力を抑制されてるのか艦娘の力は発揮せず、男達に取り押さえられたまま注射を打たれる。すると、鈴谷の意識は朦朧とし、視界もボヤけてくる。
・・・・・・
*??? 7:14*
日の出の時間が近く空が白み始めた頃、意識がないモリソンはソファーに寝かされたまま、医師の診察を受けていた。
医師の後ろでは、1人の女性が様子を見ている。
医師は診察が終わると荷物を纏め、玄関の方に向かう。女性も見送りのために玄関へ。
医者「命に別状はない。君の手当てが良かったんだろう」
女「ありがとうございます、先生」
医者「君の気持ちは分かっているが、こんな事は2度とナシにしてくれ。身に危険が及ぶ」
女「分かってます。先生に迷惑を掛けるつもりはありません」
医者「私の事はいい、君を心配してるんだ。いつか あいつらに殺される・・・妹さんも それは望まないだろう」
医師は女性を心配しながら、家を後にした。
玄関を閉めた女性は、ソファーで寝るモリソンを少し見てから、別の部屋へと向かった。
・・・・・・
数日後の夜、モリソンが目を覚ました。
寝起きで記憶が曖昧だが、痛む身体を起こして周囲を見てみる。生活感があり埃も被ってない事から、誰かの家に居るのは認識できた。
ソファーから立ち上がり、リビングにある物を見ていく。そんな中で、ある物が目に止まる。あの売春組織のリーダー格と思われる2人の男の写真と、1人の女性が行方不明になったという記事だ。
それを見ていたら、別の部屋から女性が来た。
女「目を覚ましたのね」
モリソン「あ、あぁ・・・」
女性の話では、3日も意識が戻らず寝ていたらしい。
その間の包帯の交換や、その他諸々の世話は彼女がしてくれていたとの事だ。
モリソン「ところで君は・・・」
カルメン「私は『カルメン・エバンズ』」
モリソン「君が助けてくれたのか?」
カルメン「そう。もう手遅れかなと思ったけど、助かって良かった」
モリソン「いや、感謝するよ。ありがとう」
カルメンはイギリスで記者をやっており、売春斡旋と麻薬売買をする組織を ずっと追っているらしい。
モリソンは彼女なら、壁にある写真に写る2人の男について知ってると思い、奴らの事を訊いてみた。
カルメン「そいつらは『マルティネス』兄弟。兄が『ヒューゴ』、弟が『オスカル』」
スーツの男はヒューゴ・マルティネス、一緒に現れたチンピラはオスカル・マルティネスという名だった。
カルメンが知る話では、マルティネス兄弟で組織を束ねているそうだが、弟のオスカルより兄のヒューゴの方が頭が切れるらしく、実際はヒューゴ1人で実権を握っており、オスカルも兄には逆らえないらしい。
だが それが不満で、オスカルは度々ヒューゴの思惑から外れる度が過ぎた行動に出るので、オスカルの方が より危険人物であると言えるそうだ。
モリソン「・・・君は何故こいつらを追ってる?」
カルメン「・・・・・・そいつらは妹の仇なの」
数年前、カルメンの妹は学生で、メキシコ文化について興味を持ち勉強していた。その一環でメキシコを訪れたのだが、それ以降、妹の行方は途絶えた。
メキシコ警察に捜索願を出したが連絡はナシ。捜索してもらえるようイギリス国内でも動いたが、メキシコで消えたという証拠が無いとして、イギリス政府も動かなかった。
なら自分で妹を救い出そうと記者になり、メキシコに来て妹の足取りを探した。
モリソン「それで・・・妹さんは見付かったのか?」
カルメン「・・・・・・手遅れだった・・・私が見付けた時には もう・・・」
モリソン「そいつは・・・お気の毒に・・・」
そしてカルメンは、妹の仇を討つためにメキシコに残り、今もマルティネス兄弟と組織を調べている。
カルメン「あなたは?どうしてメキシコまで?」
モリソンは彼女なら信用できると思い、メキシコに来た理由を話した。話を聞いたカルメンは妹の事もあり、気遣ってくれた。
だが奴らは危険で、警察も手出しできないからとモリソンに帰るよう促す。
モリソン「だが君は残ってる」
カルメン「私は死んでもいいと思ってるからいいの」
カルメンの両親も既に他界しており、1人となった彼女が生きる理由は、妹の仇を討つ事だけだ。だから危険と分かっていても、彼女はマルティネス兄弟と戦う道しか残されていなかった。
モリソン「死んでいいなんて そんなのダメだ。妹さんだって そんな事は望んでないはずだ」
カルメン「あなたも大切な人が捕まってるなら分かるはずでしょ?1人になった私は、死んでも妹の仇を討たなきゃいけないの!私には それしか生きる目的がない!」
モリソン「君が妹さんのためにやろうとしてる志は立派だ。だが死ぬ前提なのが俺は気に入らない。何があっても、妹さんのために生きる事を諦めないでくれ」
カルメンは どこか、死に場所を探してるように思えた。危険と分かっていてもマルティネス兄弟の悪事を止めようとするのは確かに立派だが、家族が居なくなり1人になった彼女は、死んで家族に会おうとしてるようにも思えたのだ。
カルメンは泣きながらモリソンの話を聞き入れ、納得してくれた。
モリソン「奴らの事を調べてるなら、君は俺の知らない事も知ってるだろ?仲間を呼ぶから、奴らの事を教えてくれないか?」
カルメンは それには反対した。外から人を呼び、隠れ家でもある この家が露見するのは危険だからと。
だがモリソンは信用できる仲間だからと、迷惑は決して掛けないと説得し、カルメンは渋々ながら承諾してくれた。
カルメンの了承を得て、モリソンは呉提督と直接 連絡を取った。
・・・・・・
1時間後、連絡を取った呉提督がカルメンの隠れ家に来た。
呉「ちょっとモリソン、心配したのよ!あれから ずっと探したんだから!」
モリソン「悪かったよ・・・」
呉「何で車に居なかったのよ?!」
モリソン「死体と残される気持ちも分かってくれ」
呉「そんな理由で・・・」
呉提督は軍人で、嘗ては傭兵もやっていたから死体と一晩 過ごす事になっても平気だが、モリソンは死体慣れしてる訳ではないので、呉提督の要求はモリソンには酷だった。
呉「モリソンを助けてくれて ありがとう」
カルメン「いいえ、気にしないで」
モリソン「彼女は記者で、組織の事を調べてる。俺達の力になってくれる」
呉「なら、さっそく鈴谷ちゃんと鹿島ちゃんを探すための話をしましょうか」
3人は早速、マルティネス兄弟について話し合う。
カルメンの話では、鈴谷と鹿島が本当に連中に捕まってるなら、既にアジトには居ないと断言した。
呉「じゃあ、今は どこに居るの?」
カルメン「奴らが経営する売買宿よ」
マルティネス兄弟の組織は、女を捕まえてから3日間、麻薬漬けにして言う事を聞かせ、客の相手をするための指導する期間を設けている。鈴谷と鹿島が消えてから3日は経っているため、今は奴らが経営する売春宿で働かされてるはずだ。
カルメン「妹も そうだったから・・・」
呉「分かったわ。場所は知ってる?」
カルメン「えぇ」
カルメンから売春宿の場所を聞き、モリソンと呉提督は車で すぐ その場所へ向かった。
鈴谷と鹿島を保護すれば すぐアメリカに帰るため、カルメンとは ここで お別れだ。
・・・・・・
*町 10月14日 2:23*
カルメンから聞いた売春宿があるとされる住所に、モリソンと呉提督が乗る車が停まった。
外観では看板がある訳でもなく、窓も塞がれ中の明かりも見えないため、一見すると店があるようには見えない。
それでもモリソンと呉提督は車を降り、住所の建物の戸を叩いた。すると扉が僅かに開き、人相の悪い男が隙間から見てくる。
モリソンと呉提督は俯き加減に顔を伏せ、コソコソと人身売買したい客を装う。
モリソン「女を買いたい。ここでなら買えると聞いたんだが、合ってるか?」
扉の隙間から覗く男は、モリソンと呉提督を値踏みするように見ながら、お金を持ってるか訊いてきた。
モリソン「金なら幾らでもある。できれば若い女がいい。若ければ若い程だ」
男「・・・・・・入れ」
男は2人を客と認めたのか、すんなり中に通してくれた。
中に入ると、応対した男の他に2人の男が居た。何かあった時のために、警備を担当してるのだろう。
男「アンタら運がいいな」
応対したした男はモリソンと呉提督に背を向け、手続きの書類を用意しながら世間話を始める。
男の話によると今日は客が多く、普段なら空いてる女が居ないらしいのだが、最近 新人で若い女が入ってきたとの事だ。
モリソンと呉提督が目配せすると、呉提督が隠し持っていた斧を正面に立つ男に投げる。男は胸に斧が刺さり倒れた。
背を向けていた男と もう1人が動くが、呉提督は抜いたサバイバルナイフを振り返った男の首に刺し、引き抜いた勢いのまま もう1人の男の首を掻き切り、速攻で制圧する。
モリソンと呉提督は、鈴谷と鹿島を探すために建物の奥へと進む。
モリソン「鈴谷!」
呉「鹿島ちゃん!」
鈴谷と鹿島の名を呼びながら、各部屋を確認していく。そこには売春をさせられてる女性と、客の男性が居る。
客「おい、何なんだ!?」
呉提督は斧とサバイバルナイフを使い、客の男性をも殺す。
モリソン「ほら、逃げるんだ!」
モリソンは売春婦も逃がそうとするが、殺されるからと逃げるのを拒絶する。
呉提督は次々と部屋に入り、客の男性を問答無用で殺し、モリソンが売春婦全員に逃げるよう促すが、まさかの全員が逃げる事を拒絶する。既に洗脳に近い形で、売春組織に従順にさせられてるようだ。
すると、売春婦の悲鳴で騒ぎに気付いた組織の一味が、奥から出てきた。その相手も、呉提督は斧とサバイバルナイフだけで次々と倒していく。
呉提督が売春組織の一味と客、目に付く男全員を皆殺しにしていく中、モリソンは ある部屋に入り固まる。
モリソン「鈴谷か・・・?」
その部屋には客は居らず、モリソンに背を向ける状態で1人の女性が床に転がっていた。
モリソンは駆け寄り肩を掴み、顔を確認するために仰向けにする。それは やはり、鈴谷だった。
鈴谷は かなり酷い扱いを受けていたのか、顔には痣があり、目の下には隈ができている。そして唇もカサカサで、腕には幾つもの注射痕が・・・。
意識のなかった鈴谷は人が来た事に気付き、発狂した。
鈴谷「嫌ああああ!!やめてぇ!!」
モリソン「鈴谷、俺だ!モリソンだ!落ち着くんだ!お前さんを助けに来たんだ!」
暴れる鈴谷を どうにか落ち着かせようとし、“助けに来た”と聞いたからか鈴谷は大人しくなった。
皆殺しが終わった呉提督も部屋に駆け付け、鈴谷に被せられていたシーツで彼女を包み、車に乗せる。
鹿島の姿は どこにも見当たらなかったため、一先ず鈴谷だけでも連れて帰ろうとアメリカへと急いだ。
・・・・・・
*荒野 アメリカ時間10月14日 4:16*
国境を超えアメリカへと入った呉提督は、車を走らせ ひたすら荒野を進んでいた。
後部座席ではモリソンが、鈴谷を励ますため ずっと話し掛け続けている。
モリソン「鈴谷、もう大丈夫だ。家に帰れるぞ。皆にも会える」
話し掛け続けていたが、鈴谷は かなり衰弱しており目を瞑ろうとする。それを見てモリソンが慌てる。
モリソン「鈴谷、寝るな、寝るんじゃない!何か話をしよう。話して気を しっかり持つんだ」
衰弱する今の鈴谷は、寝て気が緩めば そのまま死んでしまう可能性がある。
モリソンの声に、鈴谷は目を開ける。
モリソンはオリーブ財団での鈴谷との間にあった話や、ダンテとの思い出話をして ひたすら話し掛け続け、鈴谷を寝させないようにする。
モリソン「そうだ、これを取り返しておいた。大事な物だろ?」
モリソンはガビーから取り返したブレスレットを鈴谷の腕に着けてやる。
モリソン「鈴谷も何か話してみろ。何でもいい、憶えてる事を、思い付いた事を話すんだ」
鈴谷「(・・・・・・あなたは、誰なの・・・?)」
鈴谷は また目を瞑り、モリソンが どれだけ起こそうとしても目を開ける事はなかった。
モリソン「鈴谷!」
モリソンの声の調子から、異変を感じ取った呉提督は車を路肩に寄せて止める。
モリソン「鈴谷、目を開けるんだ!」
呉提督が鈴谷の腕を取り、脈を見る。
呉「鈴谷ちゃん・・・」
モリソン「鈴谷ぁあああああ!!!」
真っ暗な夜の荒野で、モリソンの悲痛な叫びだけが響くのだった。
*メキシコ 売春宿 メキシコ時間10月14日 3:16*
同じ頃、モリソンと呉提督が襲撃した売春宿に、部下から連絡を受けたマルティネス兄弟が来ていた。
兄であるヒューゴは、何者かに商売の邪魔をされた事で機嫌が悪く、部下の男達は黙ったままボスの指示を待っている。
そして残されていた売春婦達は泣きながら、ヒューゴの前で整列させられていた。
ヒューゴ「誰だ?誰が俺の商売を邪魔した?!」
ヒューゴが怒鳴りながら訊くが、部下は売春宿に居なかった者ばかりで答えられる訳もなく、売春婦達はヒューゴを恐れて ただ泣いてるだけだ。
ヒューゴは怒りに任せたまま、売春婦の1人の首を掴んだ。
ヒューゴ「誰だ?誰が こんな事をした?」
売春婦「分からない・・・知らない男が━━」
ヒューゴ「どんな男だ?!」
売春婦「分からない!どこにでも居るような2人だった!」
ヒューゴ「2人・・・?」
すると部下の1人が口を開き、売春婦の1人が消えてる事を報告する。それを聞き、ヒューゴは更に機嫌が悪くなる。
ヒューゴ「何で それを もっと早く言わないんだ?!」
オスカル「兄貴が“黙れ”って言ったからだろ?」
ヒューゴ「・・・・・・言った、確かに俺は言った。だが そんな大事な事は、俺が“黙れ”と言っても言うべきだろバカ共が!どの女が消えた?!」
部下「最近 入った若い女です」
それを聞いたヒューゴは、犯人がモリソンだと すぐに理解した。鈴谷を探していたため、この場所を突き止め連れ去ったのだと容易に想像はできた。
ヒューゴ「あの老人が1人で こんな事できるとは思えない。もう1人がやったんだろう」
オスカル「だから兄貴は甘いんだ。あの時ジジイを殺しておくべきだった」
モリソンが袋叩きにされた あの夜、オスカルはモリソンを殺すつもりだったが、実はヒューゴが殺すなと指示していた。死体の処理も面倒で、痛め付ければ自分の無力さを知り、2度と来ないだろうと判断しての事だった。
ヒューゴ「オスカル、口の利き方に気を付けろ。いつも お前が起こす面倒を誰が後始末してきたと思ってるんだ?」
オスカル「頼んだ覚えはねぇ。そっちこそ もっと俺の言う事に耳を傾けたら どうなんだ?だから こうなったんだろ。それができないってんなら、俺は俺で勝手にさせてもらう」
兄弟喧嘩の末、オスカルは その場を去り どこかに行った。気まずい雰囲気に、部下も売春婦も黙り込んでいる。
ヒューゴ「何してんだ?さっさと仕事に戻れ!」
ヒューゴの怒鳴り声に、売春婦達は急いで自分の持ち場に戻った。
・・・・・・
*オリーブ財団 駐車場 アメリカ時間10月15日 7:15*
朝、モリソンと呉提督、鈴谷を乗せた車がオリーブ財団に到着した。
車からモリソンと呉提督の2人だけが降りると、丁度オリーブ財団の建物からネロ、艦娘達、ステフ、
モリソン「来るな!」
皆はモリソン達の方へ急いで駆け寄ろうとしていたが、モリソンの一声で皆の足が止まる。
モリソンと呉提督は神妙な面持ちで、2人の方から皆に歩み寄る。
皆の元まで着いた呉提督が、車に残してる鈴谷の事を説明する。当然 皆は動揺し、最上型に至っては泣いて冷静さを失う。
熊野「嫌・・・嫌です・・・!どうして助けてくれなかったんですか?!鈴谷を・・・!鈴谷を返してください!!」
呉提督は熊野の肩を掴み落ち着かせようとするが、熊野は泣きながら呉提督の胸板を拳で叩く。
今の鈴谷を見せたくないと思う呉提督は熊野を止めるが、熊野は呉提督を押し退けて車の方に行ってしまった。そして釣られるように、最上と三隈も車に向かう。
最上型は動かぬ鈴谷を抱き締め ひたすら泣き、他の皆は何も言えず俯いていた。
何で鈴谷は、モリソンの事が分からなかったのでしょう・・・?
次回、オカマ動きます。
次回も宜しく お願い致します!