Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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今回は ちょっとドタバタ展開です。

335話です!どうぞ!


Mission335 自爆~影の仲間は影~

熊野が悪魔に取り憑かれてると発覚し、悪魔に操られてる最上と三隈、川内とも戦闘になる。

鈴谷の姿をコピーした悪魔にトドメを刺そうとするダンテだったが、もう少しのところで悪魔は熊野の中に逃げ込んでしまう。

意識のない最上型と川内を牢に閉じ込めるが、今のままでは悪魔は倒せず、目覚めれば また暴れ出すのは容易に想像できるため、ダンテは必要な物を取りにオリーブ財団へと向かう。

ダンテが留守の間に、操られたままの憲兵が牢を開け、悪魔を逃がしてしまう。

牢から出た悪魔は鎮守府で一通り暴れると姿を消し、街で人間達を捕らえ集め始めるのだった。

 

 

*オリーブ財団 アメリカ時間11月11日 23:37*

 

オリーブ財団の建物全体で警報が鳴り、ネロと艦娘達は、何者かに侵入された場所に急いでいた。

そして問題の場所に着くと、先に向かった特殊部隊がダンテに ぶっ飛ばされていた。

ダンテは一応 手加減していたが、特殊部隊の殆んどが倒れて気絶している。

 

ネロ「ダンテ、アンタ何してんだ?!」

 

ダンテ「こいつら いきなり喧嘩 売ってきやがったぞ!どうにかしろ!」

 

加賀「とりあえず その人から手を離して」

 

ダンテは隊員の1人を掴んだまま加賀を見ていたが、ぶん投げて手を離した。

 

加賀「投げちゃ駄目でしょ!」

 

ダンテ「それより、バージルどこだ?」

 

ネロ「親父?親父が どうかしたのかよ?」

 

ダンテ「あっちか?おーい、バージルー!」

 

ネロ達の話を聞かず、ダンテは勝手にバージルを探そうと行ってしまう。ネロ達は訳の分からないままダンテを追った。

 

 

・・・・・・

 

*食堂 23:45*

 

艦娘達が止めてるにも拘わらず、ダンテは建物の中を歩き回り食堂に辿り着いた。

そこで1人で居るバージルを見付けると、ダンテは真っ直ぐと向かっていく。

ダンテが横に立った事で、バージルは顔を上げてダンテを見る。

 

バージル「啖呵を切って出てった割りには早かったな」

 

ダンテ「俺は お喋りしに来たんじゃねぇ。閻魔刀とベオウルフ寄越せ」

 

ダンテからの要求を聞き、バージルではなくネロと艦娘達が驚いた。

どういう事か訳を訊くが、ダンテは それに答えずバージルを見詰めている。

 

バージル「・・・断る」

 

バージルが そう言った瞬間、ダンテの手足にバルログが装備される。

バージルも即座に椅子から立ち上がるとベオウルフを装備し、両者の拳が ぶつかり合った衝撃波で、ネロと艦娘達、周りにある椅子やテーブルが吹き飛ぶ。

 

蒼龍「何で すぐ喧嘩になるの!?」

 

磯風「今回は拳だから まだマシだな!」

 

天龍「そういう問題じゃねぇ!」

 

ダンテとバージルは拳を突き合わせたまま力が拮抗し、両者の腕がプルプルと震えている。

 

ダンテ「ベオウルフ(そいつ)を寄越せ・・・!」

 

バージル「自分のがあるだろ・・・!」

 

ダンテ「俺のは こっちに無いんだよ・・・!」

 

バージル「だったら諦めろ、これは俺のだ・・・!」

 

交渉が決裂し、2人はパンチやキックの激しい格闘戦へ移行する。あまりの激しい戦いに、ネロと艦娘達は止めたくても近寄れない。

そこに、本日の業務も終わって艦娘寮に戻っていた鳳翔が現れた。

 

鳳翔「いい加減にしなさい!!」

 

鳳翔の一喝に、ダンテとバージルはピタッと動きを止め、ネロと艦娘達はビクッとして ちょっとビビる。

鳳翔は倒れる椅子を3人分だけ起こすと、その内の2つにダンテとバージルを座らせ、残りに自分が座る。

 

鳳翔「2人も若くないのですから、男同士の青春みたいに拳で語り合うのはやめてください。で、何があったのか説明してくれますか?」

 

バージル「ダンテ(こいつ)が俺の物を奪おうとする」

 

ダンテ「バージル(こいつ)が貸してくれねぇ」

 

『(子供か!)』

 

鳳翔「ん・・・ん?」

 

子供が玩具を取り合った時みたいな言い分に、艦娘達は思わず心の中で総ツッコミしてしまう。

それに鳳翔も、しょうもない言い分に困ったような顔で首を傾げている。

 

鳳翔「えっと・・・提督はバージルさんの何を借りたいのですか?」

 

ダンテ「閻魔刀とベオウルフ」

 

鳳翔「あ、これ駄目ですね、関わっちゃいけない話です。解散!」

 

鳳翔も まさか魔具を借りに来たとは思わず、ダンテの目当てが魔具と知り いきなり仲裁をやめようとする。

ダンテが魔具を欲してるなど大変な事が起きてるとしか思えないため、精神衛生面も考え鳳翔は関わらない事を選択した。

しかし それに対して冗談じゃないと思うのは、解散を告げられた他の艦娘達である。

 

蒼龍「いやいやいや!鳳翔さんが心 折れたら私達どうしたらいいんですか!?」

 

比叡「私達じゃ止められませんって!」

 

ネロ「俺が止めてやる!」

 

龍驤「ネロが行ったら被害1.5割増しになるからアカン!」

 

阿武隈「しかも あの2人、まだ戦おうとしてるんですけど!」

 

鳳翔に止める気配がなくなったと判ったダンテとバージルは、鳳翔が居なくなったら即座に戦闘開始しようと、椅子から若干 腰が浮いた体勢になってる。もう半分 戦闘態勢に入っているぞ。

艦娘達の言いたい事は分かるが、鳳翔も ちょっと嫌になってるので言われても困る。なので、この話を早く終わらせるには方法は1つだった。

 

鳳翔「バージルさん、渡してください」

 

バージル「断ると言ってる」

 

鳳翔「お願いですから渡してください。何か事情があるようですし」

 

バージル「知らん、俺には関係ない。それに お前が どうするか勝手に決めるな」

 

そう言われた瞬間、鳳翔が頗る不機嫌な顔でバージルを睨む。

 

鳳翔「そうですか!そんなこと言うんですね!・・・また皿洗い手伝わせますよ?」

 

バージル「むっ・・・!?」

 

見開いた目で見下ろす感じに、相手を呪い殺しそうな顔で睨む鳳翔が皿洗いを宣告すると、あのバージルが一瞬 怯んだ。

 

ダンテ「(・・・・・・さては俺が居ない間に、何か やらかしやがったな)」

 

2人の様子から、バージルが鳳翔を怒らせる何かがあったと勘付き、ダンテは楽しそうにニヤニヤする。

 

鳳翔「いいんですね?」

 

最後通牒で そう訊くが、バージルは鳳翔から視線を外して無視を決め込む。腕まで組んで、完全に守りに入った。

 

鳳翔「言っておきますけど、水に流した訳じゃありませんよ?」

 

バージル「・・・・・・・・・」

 

鳳翔「では1週間、またピンクのエプロンで」

 

バージル「くっ・・・!」

 

鳳翔の脅しに屈したバージルは、ベオウルフをダンテに向かって投げる。ただ いきなりだったので、ダンテは顔面でベオウルフを受け止める事になった。

実はバージルが皿洗いを手伝わされていた間、ピンクのエプロンを着けさせられ、艦娘達の笑いのタネにされていた。

不機嫌になったバージルは椅子から立ち上がり、食堂から出ていこうとする。

 

ダンテ「おい、閻魔刀 忘れてるぞ!」

 

バージル「ベオウルフだけだ、閻魔刀は貸さん!」

 

吐き捨てるように言いながら、バージルは食堂から姿を消してしまった。

 

鳳翔「はぁ・・・これが落とし所だと思いますが?」

 

ダンテ「仕方ねぇ、じゃあな」

 

本当は閻魔刀もあると助かるのだが、バージルを相手にベオウルフだけでも獲得できた事を良しとし、ダンテも椅子から立つと即座に出ていこうとする。

だが殆んど説明がないまま話が進んだので、ずっと成り行きを見守っていたネロと艦娘達が呼び止め事情を訊く。

しかし、ダンテは真魔人となり天井を突き抜けて日本に向かった。

熊野を救わなければならず、悪魔や先程のバージルで既にイライラが最高潮のダンテは、色々と急いでるので構ってる暇はない。

 

叢雲「1階のロビーから出ていきなさいよ!」

 

潮「うわ、これ どうしよ・・・」

 

ダンテが建物を出入りするだけで、大穴が2つも空いた。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 軍港 日本時間11月13日 5:14*

 

ダンテが鎮守府に戻ると、何やら慌ただしかった。横須賀の艦娘や憲兵隊、工廠の妖精さんが走り回ってる。

ダンテは偶然 通り掛かった横須賀の利根を呼び止めた。

 

横須賀利根「ぬおっ!?ダンテ提督ではないか!」

 

ダンテ「おい、どうした?」

 

横須賀利根「悪魔が逃げ出しおってな。見ての通りだ」

 

ダンテが辺りを見てみると、あちこち壊れ煙が上がってる場所もある。

横須賀の艦娘や憲兵隊、工廠の妖精さん達は、どうやら鎮守府の修繕などで走り回ってるようだ。

 

ダンテ「何で俺が居ない時に限って・・・」

 

横須賀利根「うむ、吾輩も思っておる。お主は執務室に行ってくれんか?うちの提督から話が聞けるであろう」

 

そう言われたダンテは、すぐに執務室に向かった。

 

 

・・・・・・

 

*執務室 5:53*

 

執務室に来てからダンテは、横須賀提督と残っていたDevil May Cry鎮守府の艦娘から事情を聞いた。憲兵2人が悪魔を逃がし、鎮守府で一通り暴れて姿を消した事を。

ダンテも まさか、他に操られてるのが居るとは思わず、大失敗だと苦虫を潰したような顔になる。

そして悪魔に操られていた最上と三隈、川内も正気に戻り目を覚ましていた。ただ、操られていた間の記憶はないらしい。

 

最上「ごめんなさい。まさか こんな事になるなんて・・・」

 

ダンテ「いい、気にするな。憲兵は どうした?」

 

大井「ボコボコにしてから簀巻きにして、牢屋に ぶち込んで逆さまに吊るしてます」

 

見張りに就いていた憲兵2人が逃がした事は すぐに判明したので、当人達を事情聴取しようとしたが、抵抗したので お仕置きしたらしい。

大井は笑顔で静かに怒ってる。

 

ダンテ「艤装 出してないよな?」

 

大井「生身でボコりました」

 

艤装を装着してなければ、艦娘も人間と同等の力しか発揮できないため、殴っても即死させる事はない。

どれだけ殴ったか知らないが、大丈夫だと思いたい。やったのが大井だから ちょっと心配・・・。

 

ダンテ「あー・・・悪魔の方は どこ行った?」

 

横須賀「それなんだけど・・・」

 

横須賀提督は執務室にあるテレビを点けた。丁度ニュース番組をやっており、高層ビルの屋上に黒いドーム状の何かが現れていた。

現在 陸軍と警察が辺り一帯を封鎖しており、民間人が立ち入れないようにしている。

 

横須賀「人が黒い何かに拐われた目撃証言もあるわ」

 

ダンテ「あの目立ちたがり屋め」

 

浦風「誰かさんと一緒」

 

ダンテ「そっ、俺と一緒」

 

横須賀「冗談 言ってないで、本当に どうするの?必要な物は手に入ったの?」

 

ダンテ「1つはな」

 

横須賀「1つだけ?必要なのは2つだったはずでしょ?」

 

ダンテ「ケチな兄貴を持つと苦労するもんさ。とりあえず、今はできる事をやる」

 

ダンテはDevil May Cry鎮守府の艦娘達に準備はできてるか確認する。すると艦娘達は頷いた。

 

ダンテ「よし、熊野を取り戻しに行くぞ」

 

ダンテ、葛城、最上、三隈、大井、川内、酒匂、長月、菊月、浦風、浜風、島風は熊野を助けるため、そして散々コケにしてくれた悪魔を倒すため、街へと向かうのだった。

 

 

・・・・・・

 

*街 7:32*

 

ダンテ達は封鎖線を抜け、高層ビルの近くまで来ていた。

横須賀提督が大本営に連絡し、大本営から陸軍と警察にダンテが行く事を通達してくれたので、すんなり通る事ができた。

ところが、高層ビルが目前となった場所で、有象無象の悪魔が現れダンテ達の足が止まる。

 

浦風「また こんなに仰山・・・!」

 

浜風「急いでる時に限って多いですね」

 

ダンテは魔剣ダンテを手に、艦娘達は艤装を展開して悪魔の群れに戦いを挑む。

 

 

・・・・・・

 

それから1時間半が経過したが、相手は中級悪魔が中心で数も多く、耐久力のある悪魔ばかりで嫌に時間が掛かっていた。

 

長月「ま、前に進めないぞ・・・!」

 

葛城「爆撃しても終わらないとか、どんだけよ・・・!」

 

時間だけが過ぎ、ダンテ達に焦りが募っていく。

そこに、思わぬ援軍が来た。飛翔するデビルブレイカー・パンチラインが悪魔を殴り飛ばし、無数の斬撃が消し飛ばし、爆発に巻き込まれて消滅する。

ダンテ達が振り返ると、オリーブ財団に居るはずのネロやバージル、艦娘達が全員 揃っていた。ダンテがオリーブ財団から飛び立った後、やっぱり気になって そのまま追い掛けてきたのだ。

 

睦月「長月ちゃん、菊月ちゃん!勝手に睦月達から離れるなんて許さないにゃし!」

 

陽炎「くぅおらぁー!浦風に浜風ー!お姉ちゃんに心配 掛けるんじゃなーい!」

 

天津風「島風、あんたもよ!」

 

那珂「川内ちゃん、どこに行くのも一緒なんだからね!」

 

阿賀野「酒匂も、反抗期 許さないからねー!」

 

瑞鶴「葛城!先輩 差し置いて爆撃 楽しんでんじゃないっつーの!」

 

日向「最上、瑞雲を語り合うためにも、ここでは死なせないぞ!」

 

北上「大井っち、ちゃんと提督のフォローできてた?」

 

大井「北上さ~ん!♪私に こんな男のフォロー無理でした!一生 掛かっても無理です!」

 

北上「あらら・・・」

 

悪魔を ぶっ飛ばしながらネロがダンテの傍に来ると、ダンテは冷めた目でネロを見た。

 

ダンテ「・・・何しに来た?」

 

ネロ「悪魔絡みなら誘えよ、水臭いな」

 

ダンテ「ったく、後からノコノコ来て主役気取りか?」

 

ネロ「今回は譲ってやるよ」

 

ダンテ「ハッ、悪ガキめ」

 

ネロのジョークに、ダンテも やっと笑みを見せる。

 

加賀「提督、ここは私達が食い止めるわ!あなたは行って!」

 

ダンテ「はいよ!バージル、閻魔刀 寄越せ!」

 

バージル「断る!」

 

ダンテ「空気 読めよテメェ!熊野が悪魔に取り憑かれてんだよ!」

 

『バージル!/バージルさん!』

 

バージル「・・・必ず返せよ!」

 

艦娘全員からも催促され、味方が1人も居なかったため、バージルは悩みながらも閻魔刀を投げ渡した。

 

ダンテ「俺の名前 書いといてやろ。葛城、最上、三隈、大井、川内、酒匂、長月、菊月、浦風、浜風、島風、行くぞ!」

 

『了解!』

 

バージル「油性ペンで書くなよ貴様!」

 

ネロとバージル、艦娘達が有象無象の悪魔を倒しながら道を開き、悪魔を倒すために準備していたダンテ達がビルの中へと突入する。

 

 

*ビル*

 

目指すは屋上であるため、階段で行くには些か時間が掛かるので、ダンテ達は まだ機能してるエレベーターで屋上を目指す。

 

葛城「痛たたたたたたっ!」

 

ダンテ「お前ら艤装 外せよ・・・!」

 

定員は15名で12人で乗ったのだが、艤装を展開したまま乗ったので、エレベーターの中は無駄に狭かった。

しかも重量オーバーのブザーまでなる。

恥ずかしくなった艦娘達は艤装を解除すると、ドアが閉まり動き出した。

ただ、エレベーターは最悪だった。普通なら1・2・3と順に階数が表示されるはずだが、表示されてる数字は出鱈目で忙しなく数字が変わる。

しかもエレベーターも上下に忙しなく動いてるのか、重力が掛かったりフワッとしたり、乗り物酔いみたいに気分が悪くなる。

 

酒匂「これ最悪・・・」

 

何もかもが出鱈目なエレベーターが止まるのを待ち、ダンテ達は静かに その時を待つ。

 

 

・・・・・・

 

しばらくしてエレベーターが止まりドアが開くと、そこは10階だった。

因みに この高層ビルの階数は20階まである。

最上階のボタンを押すが、エレベーターは動かずドアも閉まらなかったので、ダンテ達は仕方なく降りた。

 

島風「何ここ・・・?」

 

ビルの内部は内装の特徴を残していたが、殆んど別物と変わらない程に禍々しく変容していた。気味の悪さに艦娘達は ちょっと気が引けるが、ここまで来てしまえば引き返すのも難しいだろう。

とりあえず進んでみるが、そこにマレット島にも現れたシャドウが数体 現れ立ち塞がる。

 

ダンテ「前菜は猫か。影の仲間は影ってか?」

 

浜風「提督、ご指示を」

 

ダンテ「こいつは銃火器に弱い。撃ちまくれ」

 

葛城「あの、私は どうすれば・・・?」

 

ダンテ「逃げ回っとけ」

 

葛城「(えー・・・)」

 

室内では艦載機が使えないので仕方ないかもしれないが、葛城としては守ってやるぐらいは言ってほしかった。

葛城以外の艦娘は改めて艤装を展開して砲撃し、ダンテもコヨーテ・Aを撃ちシャドウの群れに攻撃を仕掛ける。

シャドウは銃弾と砲弾を避けると、影である身体の形を変えて襲い掛かる。

 

浦風「時雨のシャドウに似とるんじゃけど!」

 

ダンテ「元は一緒だからな!」

 

どうにかシャドウの攻撃を躱しながら攻撃を続けていると、シャドウの身体からコアが剥き出しになる。

艦娘達はチャンスと思い砲撃するが、砲弾が弾かれ効いていなかった。

 

酒匂「効いてないじゃん!?」

 

ダンテ「ここからは剣で ぶった斬る!」

 

『剣 持ってないんですけど!』

 

ダンテが魔剣ダンテを手にシャドウの群れに突っ込むが、シャドウは近付けさせまいと槍を突きだしてくる。

ダンテが跳躍して槍を踏み付けるように飛び乗っていくと、全てのシャドウが気絶状態になった。

 

ダンテ「撃て!」

 

川内「撃っていいの!?」

 

浦風「どっちなんじゃ?!」

 

試しに砲撃してみると、砲弾が弾かれず命中する。攻撃が効いた事に、艦娘達は驚いていた。

実はシャドウが気絶状態になると、コアが剥き出しでも銃火器の攻撃が通用するようになるのだ。

攻撃が効くと分かった途端、艦娘達は これでもかと砲撃しまくり、ダンテも魔剣ダンテで直接ダメージを与えていく。

するとシャドウのコアが消え、復活して またダンテ達に襲い掛かってきた。

 

葛城「うわっ!?こっち来た!」

 

葛城にも襲い掛かり、葛城は慌てて走って逃げる。

しかも最悪な事に、シャドウは戦闘に参加できない葛城を集中して狙い始めた。

 

葛城「ちょっとー!私 戦えないんだから早く助けてよー!」

 

大井「葛城さん、狙いが定まらないので止まってください」

 

葛城「止まれるかー!!よく そんな残酷なこと言えるわね!!」

 

川内「提督、あれ どうする?」

 

ダンテ「助けてやれよ・・・」

 

艦娘達は主砲を構えるが、素早く動き回るシャドウに中々 狙いが定まらない。撃っても外れて無駄撃ちになるだけだろう。

あとシャドウに近い葛城が邪魔で撃てない。

 

川内「これ無理だわ。提督、お願いしていい?」

 

ダンテ「ったく、仕方ねぇなぁ。葛城、合図したら伏せろ!」

 

そう言ってダンテは、カリーナ=アンⅡを床に突き立てるのだが、それを見た葛城は気が気ではなかった。

 

葛城「何する気!?何する気!?何する気!?」

 

ダンテ「今だ、伏せろ!」

 

合図と共に、ダンテは無数の小型ミサイルを撃つ『ヒステリック』を発射し、小型ミサイルは葛城に飛び掛かるシャドウに命中した。それに怯んだのか、シャドウは葛城から離れる。

その葛城は爆発に吹き飛ばされ、ダンテ達の方まで転がってきた。

葛城とシャドウが離れた事で、艦娘達は砲撃を再開する。

 

葛城「私、今Devil May Cry鎮守府に着任したこと後悔してる・・・」

 

ダンテ「お前、1人にしてると厄介だな。ちょっと俺に負ぶされ」

 

葛城「へ?」

 

葛城は言われるままダンテの背中に負ぶさるが、ダンテと葛城を見る艦娘達は微妙な顔をしていた。

 

川内「めっちゃシュール・・・」

 

何かカッコ悪かった・・・。

葛城を単艦で逃げ回らせるよりも、ダンテは自分の背中に背負ってる方が まだ安全だと考え、結果この形になった。

 

ダンテ「よっしゃ、行くぞ葛城!」

 

葛城「いやああああああああ!!!!」

 

ダンテは葛城を おんぶしたままシャドウの群れに突撃し、道連れにされる葛城は悲鳴を上げていた。

 

 

・・・・・・

 

それから しばらく戦闘は続き、ダンテの指示もあり着実にシャドウの群れにダメージを与えていたのだが、突然シャドウの身体が赤く変色した。

それを見て艦娘達は少し驚くが、ダンテの顔は曇っていた。

 

ダンテ「あー、マズいな」

 

葛城「マズいって・・・何が?」

 

ダンテ「お前ら、逃げるぞ」

 

『えっ!?』

 

ダンテは葛城を おんぶしたまま、回れ右して先に走り出した。

ダンテが逃げたのと赤いシャドウの群れが迫るのを見て、艦娘達も慌ててダンテを追って走る。

 

川内「ちょっと、ここまで戦って何で逃げるのさ!?」

 

ダンテ「あいつら自爆する気だ」

 

最上「え、自爆・・・?えっ、自爆!?」

 

菊月「こんな狭い所でか!?」

 

ダンテ「だから頑張って走らないと、巻き込まれて死ぬぞー」

 

葛城「提督もっと速く走って!もっと速くぅぅぅぅ!!」

 

ダンテの気の抜けた声に反してエグい内容に、艦娘達は全力疾走になり必死に走る。

追い詰められたシャドウは、道連れに死んでやろうとするので質が悪い。その証拠に、後ろから追い掛けてくるシャドウの群れも死に物狂いで追ってくる。

しばらく逃げ回っていると、遂にシャドウの群れが爆発した。ダンテと葛城と島風は逃げ切ったが、他の艦娘達は軽く巻き込まれ、吹き飛び小破の損傷を受けた。

 

最上「イッタ~・・・」

 

三隈「頭 打ちましたわ・・・」

 

川内「あんなの初見殺しじゃん・・・」

 

長月「もう小破になってしまったぞ!本当に上まで行けるんだろうな?!」

 

ダンテ「俺にキレるなよ」

 

葛城と島風以外が小破になってしまったが、進む以外 道はないので進むしかなかった。

ダンテ達は別のエレベーターに乗り上を目指したが、そのエレベーターの動きも出鱈目だったため、艦娘達は また乗り物酔いに襲われた。こんな調子で大丈夫だろうか?

 

 

*街*

 

地上で戦っていたネロ達は、高層ビルの爆発に気付き動きを止め、上を見上げる。

 

龍驤「おー、また派手にやっとるなぁ」

 

爆発を起こした犯人がダンテだと思い、ネロ達は気にするのをやめて戦闘に戻るのだった。




次回で決着を付けたいと思います。

次回も宜しく お願い致します!
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