感想ありがとうございます!
長らく お待たせしました。
執筆が難航しておりまして、中々 投稿できませんでした。申し訳ないです。
難航してる事もあり、今回は繋ぎになります。
341話です!どうぞ!
*オリーブ財団 地下 11月22日 10:25*
出撃ドックや工廠、艦娘に関わるフロアがあるオリーブ財団の地下に、ダンテとネロ、夕張、明石、ニコが居た。近くには、損傷が直らないアマ・デトワール号があった。
夕張と明石、ニコは技術者としての腕と知識から、このアマ・デトワール号を修復しようとしていたのだが、どれも失敗に終わっていた。通常の修復作業を施した途端、新しく使った木材などが瞬時に劣化して亀裂が入ったり、ボロボロと崩れて意味を成さなかったのだ。
ネロも この船の出所と詳細を知らないため、直すための見当もなく困っていた。
今はダンテが合流してるので、現在 彼に相談中だった。
ダンテ「俺に訊くな」
ネロ「訊くなって・・・アンタしか この船のこと知らないだろ」
ダンテ「俺だって何でも知ってる訳じゃない。アホな海賊 倒したら勝手に手に入っただけだ。どういう原理で無人で動くかも分からん」
ニコ「魔具製作した事ある私から言わせてもらえば、この船は確かに魔具の一種だ。だが普通の魔具と違って、こいつには何かが足りない。それが修復できないようにしてるとしか思えない」
ネロ「足りないって何が?」
ニコ「それが判ったら もう直してんだよ!素人は黙ってろ!」
ネロ「・・・こいつムカつく!」
ダンテ「俺に言うなよ、お前の相棒だろが・・・」
ダンテも当てにならず、完全に修復計画が頓挫して お手上げ状態だった。このままアマ・デトワール号は、スクラップになるのだろうか?
そこに、これから出撃に出る予定のプリンツ・オイゲンが、ちょっと不機嫌そうに走ってきた。
プリンツ・オイゲン「ネロさん!もう出撃準備できてるから早く来てよ!」
Devil May Cry鎮守府は これより、戦略攻撃作戦の準備のため、深海後方海域の南側に位置する深海運河海域へと向かい、敵情偵察を行う。
赤い海の影響もあり、艦娘だけでは危険が大きいため、出撃する時はダンテとネロ、バージルの誰か1人が付き添うと決めていた。今回は くじ引きで決め、ネロが行く事になっている。
ネロ「あ、もう そんな時間か。悪い皆、行ってくる」
ダンテ「子守りは任せた」
明石「気を付けてくださいねー!」
ネロ「分かってるよー!」
プリンツ・オイゲン「あっ、何で私を置いていくんですか!?」
ネロとプリンツ・オイゲンは、騒がしく口論しながら走っていった。
残されたダンテ達は、目の前のアマ・デトワール号を どうしたものかと頭を悩ませていると、老人姿のアーロンが現れた。
アーロン「やぁ、困ってるようだね」
ダンテ「お前、いつも急にフラッと現れるなぁ。いつも どこに居るんだ?」
アーロン「秘密さ♪」
飄々とした態度のアーロンにイラッとしたダンテは、エボニーの銃口をアーロンに向ける。それを見て、アーロンが慌てた。
アーロン「わ、わわわ私を撃っても君に得する事は何もないぞ!?」
ダンテ「本当に不死身じゃなくなったのか確認してやる」
アーロン「君には血も涙もないのか、この悪党め!」
ダンテ「俺より お喋りな奴は撃つ」
そう言われたアーロンは、引き攣った顔で夕張と明石を見る。
アーロン「君達、よく彼の下でやっていけてるね・・・」
夕張「普通に苦労してるけどね」
明石「それより、何か用だったんじゃないですか?」
アーロン「何やら困ってそうな予感がしたから来てみた。話してみるといい。もしかしたら、力になれるかもしれないよ」
ダンテは何も言わないため、夕張と明石、ニコが代わりに、アマ・デトワール号の今の状態と問題を説明した。するとアーロンは、意外にも この問題について真剣な態度になった。
アーロン「ふむ・・・その船は前から私も気になっていてね。出自については知ってるのかな?」
夕張「確か・・・」
元々アマ・デトワール号を持っていた海賊が人間だった頃、この船と共に魔の三角海域に開いていた魔界に入ってしまい、海賊達は悪魔となり、恐らくアマ・デトワール号も今のように不可思議な力を持つようになったと思われる。
アーロン「なるほど、悪魔化か。となると、魔界の瘴気が濃い場所に放り込めば解決するだろう」
アーロンの考えでは、アマ・デトワール号が今の力を持つようになったのは、魔界の瘴気による悪魔化が引き金であるため、魔界にでも放り込んで瘴気を取り込ませれば、力を取り戻せるだろうとの事だった。
ただアーロンの話では、魔の三角海域にあった入り口は既に閉じてしまっているため使えないらしい。
明石「じゃあ他に、魔界の瘴気が噴き出てるような場所ってあるんですか?」
ニコ「そりゃムリがあるだろ。アマ・デトワール号みたいな大きさを賄えるようなサイズの入り口なんかあったら、とっくに異変が起きて気付かないはずがない」
夕張「普通なら騒ぎになってるわね・・・」
夕張と明石、ニコは、アマ・デトワール号の修復は現実的ではなさそうだと諦めムードだったのだが、ダンテはアーロンの顔を見て逆の考えに至っていた。
ダンテ「お前の事だから当てはあるんだろ?」
アーロン「魔界その物はムリだが、瘴気という意味では代用品に心当たりがある。君達、遺跡探検に興味はあるかい?」
そう言ってアーロンはニッコリ笑い、ダンテ達4人は互いの顔を見合わせた。
詳しい話はブリーフィングルームでという事なので、どうするかは話を聞いてから決める事にし、5人はブリーフィングルームへと向かった。
・・・・・・
*ブリーフィングルーム 11:00*
ブリーフィングルームに来てからダンテ達は、アーロンから巨大モニターを使って説明を受けていた。
巨大モニターには、ピラミッドの形をした建造物の影が映し出されていた。話によると、このピラミッドの所在は南極だそうだ。
数日前、南極調査隊の調査の過程で、氷の下に熱源がある事を発見した。
砕氷機を使い氷を掘り続け、調査隊が直接 下に降りて確かめると、そこには巨大なピラミッドがあった。調査隊のメンバーの1人は、世界で最古のピラミッドだと結論付けている。
ダンテ「・・・で、当てっていうのは このピラミッドの事か?」
アーロン「その通りだ。ただ それがねぇ、人間に見付かったのが問題でねぇ」
夕張「問題って?」
アーロン「私の時代の遺跡で、手に負えない悪魔を封じ込めたゴミ箱みたいな場所なんだよ」
「「え・・・?」」
夕張と明石は顔を引き攣らせた。
アーロンは軽い言い方をしてるが、それは つまり、悪魔と その力を利用していたアーロンの文明が、コントロールできなかった凶悪で凶暴な悪魔を纏めて1ヶ所に閉じ込めた場所という事になる。
アーロンの当てが そのピラミッドだと言うなら、アマ・デトワール号を修復させるには ここに行かなければならないという事だ。
夕張「何で滅ぼさなかったの!?閉じ込めて はい終わりって、仕事が雑じゃない!」
アーロン「理屈で説明すると長くなるから省くが、要はコストの問題だよ」
強力な悪魔を滅ぼそうとマトモに戦えば、死者の数が増える。だから被害を抑えるため、封印という手段を取ったそうだ。
悪魔を封印する時に、魔界の瘴気を凝縮させた結晶を鍵として用いたそうだ。それをアマ・デトワール号に備えれば、永久機関になり瘴気の供給ができるため、アマ・デトワール号は元のように強力な戦力として復活する。
明石「提督、他の方法 探しません?凶悪な悪魔が何体も封印されてる場所なんか行ったら、目的の物を取る前に全滅ですよ」
ダンテ「・・・結晶は どの辺りだ?」
アーロン「ピラミッドの最奥、地下深くに安置されている」
ダンテ「嘘じゃないだろうな?」
アーロン「私にメリットがない。君達には、強く居てもらわなければ困るんだよ。私の過ちを正すためにもね」
ダンテ「・・・・・・よし、準備するぞ」
「「いってらっしゃーい」」
夕張と明石は手を振りながら、早くも自分達は行かないと態度で示す。だが そうは問屋が卸さない。
ダンテ「お前らも準備しろ」
「「(やっぱりか・・・)」」
アマ・デトワール号の事を色々 頼まなければならないので、夕張と明石、ニコには一緒に来てもらわなければならない。
これから南極へ出発するための準備だ。
・・・・・・
*艦娘寮 妙高型の部屋 11:27*
南極に行くために、協力してもらう必要がある者が居た。それがありダンテは、妙高型の部屋へと来た。
扉をノックすると、扉が開いて妙高が出てきた。
妙高の肩越しから部屋の中を見ると、姉妹艦とフレキ&ゲリが寛いでいる。
妙高「あら提督、私達の部屋を訪ねていただけるなんて珍しいですね」
ダンテ「あぁ。ちょっと足柄に話があってな」
妙高「足柄にですか?」
足柄「はーい!何ですか提督!?」
話が聞こえていたようで、妙高が呼ぶ前に足柄がドタドタと迫ってきた。ソワソワしてる様子から、何かを期待してる感じだ。
ダンテ「足柄、デートに行こう」
妙高「え?」
羽黒「え?」
那智「ほう」
予想外な話に妙高と、聞こえていたらしい羽黒が固まり、那智は興味深そうな声を漏らす。
そして言われた足柄は、フリーズしていた。
足柄「(え、デート・・・?それは つまり、提督と私でアハハウフフな事を2人でするって意味・・・?え、これは夢?空耳?提督が私を誘うなんて、これは現実ではないのでは?)」
ダンテ「フレキとゲリも連れてだ。いいか?」
足柄「(フレキとゲリも一緒!?それは つまり、提督と お散歩デートという意味!?)」
足柄の脳内では、ペットを散歩させた男女が偶然 会い、ペットを切っ掛けに仲良くなり、そのまま お付き合いして結婚して幸せな家庭を築く情景が、物凄いスピードで再生されていた。
ダンテ「足柄、聞いてるか?」
足柄「え、あ、はい!不束者ですが、よろしく お願いします!」
ダンテ「出発は明日だ。準備しといてくれ」
足柄「はいー!勿論ですぅー!♪」
ダンテが立ち去り妙高が扉を閉めると、足柄は だらしない笑みで顔に両手を添え、クネクネしていた。
足柄「あは~、提督とデート~。やっと私の想いに気付いてくれたのね~。やっぱり、毎日カツを食べさせてた私の完全勝利だわ!えへへ~///////」
カツが好きだったとしても、毎日 持ってこられたら ただの嫌がらせである。
そんな事も考えず、足柄の脳内ではダンテと自分が、首輪をしてリードに繋がれたフレキ&ゲリを、公園で散歩させながら爽やかに笑い合う情景が再生されていた。
那智「ふむ、提督も やっと身を固める気になったか」
那智は、1つ心配事がなくなったように安心した様子だったが、妙高と羽黒は首を傾げていた。
羽黒「何だか変じゃないですか?」
那智「・・・変とは?」
妙高「今まで足柄に対して そんな素振りなかったでしょ?それが急に、どうしてデートに行くところまで発展するの?おかしいでしょ?」
那智「うん・・・確かに変だ。おい、足柄━━」
足柄に1回 冷静になって考えるよう言おうとした その時、扉の向こうからダンテの大きい声が聞こえてきた。
ダンテ「大和、デートに行こう!」
大和「提督、大きい声で何 言ってるんですか!?」
武蔵「提督、この武蔵なら予定が空いてるぞ!」
ダンテ「お前はいい、お前じゃない」
武蔵「何故だ!?折角Devil May Cry鎮守府に着任したのに、冷たくしないでくれ!2番だ!私は2番目の女でもいいから!2番艦だけに!」
ダンテ「おい、しがみ付くな!」
足柄をデートに誘った直後に、大和をデートに誘う会話が聞こえ、妙高と那智、羽黒は呆れた顔をしていた。
足柄は自分の妄想の世界に入ってるからか、全く聞こえていない。
妙高「足柄、あなた騙されてるわよ」
那智「我らが提督は浮気性か?ちょっと行って殴ってくる」
羽黒「ぼ、暴力は駄目だから!」
那智「放せ!あの不埒者を成敗してくれる!」
羽黒「だから暴力はダメー!」
部屋の外に出てダンテを殴ろうとする那智を、羽黒が腰に抱き付き引き止める。
そんな事をしてる内に、部屋の外は更に騒がしくなっていた。
金剛「提督ぅ!何で大和をデートに誘ってるデース?!誘うなら私デショ!」
ダンテ「こ、金剛!?」
如月「司令官、この前の約束は どうなったの?!デートなら私が先でしょ!」
ダンテ「約束って何の話だ?」
アイオワ「ダーリーーン!結婚式場の下見に行きましょー!」
ダンテ「だから何の話だ?!」
金剛「私の提督をダーリン呼ばわりするなデース!」
如月「アイオワさんは露出した格好で司令官に近付かないでください!この変態!」
アイオワ「誰が変態よ?!これはアイオワ級の正式な制服よ!そっちこそ、
ダンテ「誰か助けてくれ!」
扉の向こうから、怒号と悲鳴、打撃音と何かが割れる音が鳴り続けている。
足柄「イヒッ、イヒヒヒヒ・・・!///////」
今 外に出ない方がいい気がするので、妙高と那智、羽黒は、現実に戻ってこない足柄も放置して、全てを忘れる事にした。真面目に考えてたら頭が痛くなる。
・・・・・・
*深海運河海域前縁部 22:24*
時間も経ち、深海運河海域へ偵察に出たネロと第3艦隊は、運河前衛哨戒艦隊 旗艦を相手に夜戦に突入していた。
空母を基幹とした第1艦隊と、戦艦を基幹とした第2艦隊が、深海棲艦を誘引して同海域から引き離し、敵の戦力が分断されてる内に、ネロと第3艦隊は敵情偵察を決行した。
第3艦隊は旗艦に重巡 古鷹、随伴艦に加古、青葉型の第6戦隊を基幹とし、潜水空母 伊19、伊58の編成となっている。
敵艦隊の編成は水母棲姫、戦艦タ級flagship、重巡リ級flagship2隻、駆逐二級 後期型2隻だ。
ネロ「こいつら、思ったよりやるじゃねぇか・・・!」
水母棲姫『イイノヨ・・・・・・?コッチニ キタラァ・・・・・・?』
水母棲姫が発艦した深海水上攻撃機から爆撃が行われ、更に潜水艦への対潜攻撃も可能としていた。
水母棲姫『モットヨ・・・モット・・・・・・クロクナッテェ・・・?・・・ホラ、ホォーラァ!!』
イク「こっちだって飛ばせる物は飛ばせるのね!」
対潜攻撃を避け、伊19と伊58は一気に浮上すると、瑞雲を発艦して また すぐ潜行し、魚雷を発射する。
だが、水母棲姫は5inch連装 両用莢砲で瑞雲を撃ち墜としていく。
ゴーヤ「なぁー!?墜とされたでち!」
そして敵随伴艦の戦艦タ級flagship、重巡リ級flagship2隻、駆逐二級 後期型2隻との連携の練度も高く、悪戦苦闘していた。
ここを撃破できなければ、偵察どころの話ではない。
ネロ「チッ、どれから片付ければいいか判らねぇな・・・!」
加古「マズいよマズいよ・・・艤装の損傷も半端ないって!」
赤い海の影響もあり、艦隊の艤装も刻一刻と損傷が酷くなっていく。時間にも余裕はない。
ネロ「(どうにか接近戦に持ち込むしかない・・・!)」
衣笠「提督代理、作戦は?」
ネロ「向こうの懐に入りたい。援護できるか?」
古鷹「分かりました、任せてください」
ネロは右腕を幽体化させ、デビルブレイカー・ローハイドを装備すると、一気に敵艦隊に向かっていく。
水母棲姫は、無謀にも突っ込んでくるネロを見て笑っていたが、第6戦隊からの砲雷撃と、瑞雲からの爆撃が着弾する。
敵艦隊が怯んでる間に接近したネロは、ローハイドを刃の鞭に変え、それを舞うように振り回す。
深海棲艦は砲撃するが、砲弾はネロに着弾する前に、軌道の読めない動きをするローハイドに破壊される。
ローハイドを振り回したまま、ネロは敵艦隊へと直接 刃の鞭を浴びせる。
戦艦タ級flagshipが砲撃するが、ネロは それを躱し、反撃にブルーローズを撃つ。
更に古鷹型の砲撃も直撃した。
重巡リ級flagship2隻が雷撃しようとするが、その前に青葉型の砲雷撃を受けて攻撃が中断される。
そこにネロが飛び込み、レッドクイーンでの連撃で斬り飛ばす。
艦隊と連携して敵艦隊に損傷を与えていたが、駆逐ニ級 後期型が砲撃してきた。ネロは回避行動を取ったが、1歩 遅く着弾して吹き飛ばされる。
攻撃中の右腕に着弾したため、ローハイドは破壊されてしまった。
駆逐ニ級 後期型は追撃しようとしたが、伊19と伊58の雷撃による魚雷を喰らい、阻止される。
ネロ「次は お前だ!」
敵随伴艦に ある程度のダメージを与えられたと判断したネロは、水母棲姫に向かっていく。
ネロはジャンプし、落下の勢いも付けながらレッドクイーンを振り下ろす。だが水母棲姫に届く前に、巨大な腕に掴まれ動きを封じられてしまった。
水母棲姫の下半身は、深海棲艦特有の化け物の下顎となっており、舌の上に上半身が乗ってるような見た目をしている。
その後ろからは、1本の巨大な腕が生えている。ネロは その腕に捕まっていた。
ネロ「ぐっ・・・放しやがれ・・・!」
ネロは背中にデビルブリンガーの腕を具現化させ、水母棲姫を殴る。
殴られている水母棲姫は、笑っていた。
水母棲姫『ウッフッフ・・・・・・イタイワ・・・ワカッテナイノネェ・・・!』
水母棲姫から伸びる黒い触手が動くと、その先にある鉤爪でネロの肩を貫く。
グイグイと鉤爪を引っ張られ、ネロは動けないまま悲痛な叫びを上げた。
青葉「ネロさん!」
加古「こんのぉー!」
衣笠「くっ・・・!」
艦隊はネロを助けようと動くが、敵艦載機の邪魔が入り思うように攻撃できない。
苦しむ姿を見て笑う水母棲姫を見て、ネロは怒りに顔を歪める。
ネロ「お前ら深海棲艦は・・・いったい何が目的なんだよ?!何で ほっぽみたいに、歩み寄ろうとしないんだ?!何で壊す事しかできねぇんだよ?!」
水母棲姫『・・・ナニヲ・・・・・・イッテルノ・・・?』
ネロ「お前らは何のために海を支配しようとしてる?!人間や艦娘と、どうして仲良くできない?!」
水母棲姫『フフッ・・・オカシナコトヲ・・・キクノネェ・・・スイジョウニアル モノハ・・・スベテ コワスノヨ・・・』
ネロ「テメェ・・・!俺を怒らせたこと、後悔すんなよ!!」
ネロはデビルトリガーを発動した。それに伴い放出された魔力によって、ネロの肩に刺さっていた鉤爪は消し飛び、身体を掴んでいた巨大な腕をも弾く。
水母棲姫は咄嗟に、5inch連装 両用莢砲の砲口を魔人ネロに向けるが、レッドクイーンで砲身を斬り落とされた。
水母棲姫が それに驚いてる隙に、ネロは顔面を掴むと戦艦タ級flagshipの方に向かい、接近すると水母棲姫で殴り飛ばした。戦艦タ級flagshipは損傷していた事もあり、水母棲姫を ぶつけられた衝撃に耐えられず轟沈した。
そのまま魔人ネロは、水母棲姫を振り回したまま重巡リ級flagship2隻と、駆逐二級 後期型にも同じく殴っていく。
ただ、それを見て艦娘達は ちょっと引いていた。
青葉「うわ・・・姫級の深海棲艦 鈍器にしちゃってる・・・」
加古「あんなの有りかよ?」
古鷹「ま、まぁ・・・物は使いよう・・・みたいな?」
衣笠「古鷹、上手く言ってるつもりだろうけど、ほんとは引いてるよね?」
ゴーヤ「あんなブンブン振り回してたら、魚雷 当てられないでち」
イク「イク達は ちょっと休憩なの」
水母棲姫を鈍器に重巡リ級flagship2隻と駆逐二級 後期型を沈め、残るは水母棲姫のみとなった。
その水母棲姫も、随伴艦に何度も ぶつけられた事で大破となっていた。
ネロは水母棲姫を投げ飛ばし、一旦 距離を取る。
水母棲姫『バ、バケモノ・・・!』
ネロ『お前に言われたくねぇ。艦娘になれたら、次は仲良くしようぜ!』
ネロはレッドクイーンとデビルブリンガーの腕を振り、X字の斬撃『マキシマムベット』を飛ばす。
『マキシマムベット』の斬撃を受けた水母棲姫は徐々に沈みながら、ネロの言った“艦娘になれたら”という言葉に、不思議そうにしていた。
水母棲姫『ドウイウ・・・コト?・・・ソウ・・・・・・ソウ、ナノネ・・・・・・あり、がとう・・・!」
水母棲姫は何かに気付いた・・・いや、何かを思い出したような様子で、憑き物が取れた微笑みでネロを見ながら、完全に轟沈した。
魔人ネロがデビルトリガーを解除すると、海中から光の柱が飛び出し天へと昇る。
その光の中から、艦娘が現れた。
瑞穂「提督、お疲れさまです。水上機母艦、『瑞穂』、推参致しました。どうぞ よろしく お願い申し上げます」
『何か出たー!』
新たな艦娘、Devil May Cry鎮守府では3人目の水母をドロップし、艦隊は驚いていた。
それにしても、“何か出た”は失礼にも程がある。
ネロ「俺は提督じゃなくて代理なんだ。“ネロ”か“提督代理”って呼んでくれればいいよ」
瑞穂「まぁ、そうなのですね。では提督代理、どうぞ よろしく お願い申し上げます」
ネロ「あ、はい・・・よ、よろしく・・・?」
瑞穂の丁寧な挨拶に、ネロも調子が狂ってしまう。
もしかすると瑞穂は、水母棲姫が轟沈した事で艦娘となったのかもしれない。
ネロと艦隊は、新たに仲間となった瑞穂にも偵察を手伝ってもらい、共にオリーブ財団へと帰投するのだった。
次回も宜しく お願い致します!