Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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評価ありがとうございます!

今回も ちょっとした騒ぎを起こす・・・かも。
352話です!どうぞ!


Mission352 メッセージカード~謎かけのヒントを追え~

情報収集と手懸かりの結果、詐欺師を見付ける事はできた。

だが その正体は詐欺師ではなく、死んだ詐欺師に変装していた“怪盗伯爵”という凄腕の盗人だった。

怪盗伯爵が詐欺師として足柄に接触したのは、Devil May Cry鎮守府の面々を誘き寄せ、ダンテ達に挑戦するためだった。

そして怪盗伯爵は、足柄から騙し盗った お金の在処に繋がる謎かけのカードを残し、姿を消すのだった。

タイムリミットは、日付が変わる深夜0時まで。

 

 

*街 12月15日 16:30*

 

ダンテ達がカードに書かれたメッセージの場所を考え始めてから時間が経つが、該当する場所は まだ突き止められず頭を悩ませていた。

 

天龍「泉って どこだよ!?琵琶湖か!?」

 

千歳「それは湖」

 

艦娘達は頭から湯気が出そうなほど考えが煮詰まってくるが、(たける)が何か思い当たる節があるのか、急に顔を しかめた。

 

健「あ~。何か僕、解っちゃったかも」

 

天龍「本当か!?泉って どこだ?」

 

健「これ謎かけだよね?たぶん泉ってのは本物の泉じゃなくて例えだと思う」

 

白露「・・・・・・・・・で?」

 

健「“泉の中心、聖女が見詰める夕陽”。泉ってのは水が張ってある場所なんだろうね。噴水とか池とか。それで この聖女。きっと噴水とかの中心に、女の人の像か何かがある場所だよ」

 

神通「もし そうなら、場所も限られてきますね」

 

健「というか、僕らが最初に居た場所って どうだったっけ?」

 

妙高型と青葉、健が犯罪者の記録があるデータベースを閲覧していたのは噴水だった。妙高型と青葉は、その噴水が どんな形だったか思い出そうとする。

 

那智「・・・・・・確かに中心に何かあったな」

 

健「ああいう場所を探せば、次のヒントも見付かるかも」

 

ダンテ「他に手懸かりもないしな。そこに行ってみるぞ」

 

ダンテ達は早速、妙高達が居た噴水がある広場へと向かった。

 

 

・・・・・・

 

広場へと着き、一目散に噴水まで行ったダンテ達は、その中心にある物を見上げていた。そこには女性が祈りを捧げている像があった。

 

健「“聖女が見詰める夕陽”。この像は西を向いてる。きっと これだよ」

 

ダンテ「何かあるか探してみるぞ」

 

ダンテ達は噴水をグルグル回りながら、普通なら無いはずの物、不自然な物が無いか探してみる。

すると夕立が何か見付けたようで、大声を出した。

皆は夕立の所に集まり、その視線を追って噴水の中心を見る。その視線の先には、像の背中に怪盗伯爵のカードが貼り付けられていた。

 

健「どうやって取る?というか、誰が取る?」

 

カードを取るには、水の張られた噴水の中に入るしかない。この寒い時期に、冷たい水に入る勇気があるのと、足が濡れるのも構わない者の出番だ。

 

ダンテ「天龍、行け」

 

天龍「何で いつも損な役回りは俺なんだよ!?」

 

ダンテ「天龍、行け」

 

天龍「分かったよ!行けばいいんだろ!何で いっつも俺ばっかり・・・!」

 

天龍は靴とニーハイを脱いで裸足になると、白露にニーハイを持っとくように頼み差し出す。すると白露は、汚い物を触るかのように指先で摘まんで持つ。

 

天龍「おい、汚いの触るみたいに持つなよ!」

 

白露「だって人が履いてたの触るの嫌じゃないですか!何か汚い」

 

天龍「汚くねぇよ、失礼だな!」

 

ダンテ「天龍、早く行け」

 

天龍「もう お前が行けよ うるせぇな!」

 

大井「天龍、グダグダ文句 言っても しょうがないでしょ」

 

天龍「はいはい行きますよ。くぅ~、冷てー!」

 

裸足の天龍は水の中に足を突っ込み、冷たさに耐えながら像の方に向かって歩いていく。

腕を伸ばしカードを取ると、そのまま戻ってきた。

 

天龍「くあぁ~・・・!これ霜焼けになっちまうよ」

 

千歳「ていうかさ、艦娘だから艤装 着けて行けば、靴とか脱がなくて良かったんじゃない?足も濡れないし」

 

天龍「・・・・・・あ」

 

自分が艦娘である事を失念していた天龍。

というか、カードを取るまで気付かなかった事を考えると、ここに居る艦娘全員が自分は艦娘である事を失念していたとも言える。

 

天龍「入る前に気付いてくれよ!」

 

北上「天龍もね」

 

白露「それで、カードには何て書かれてるの?」

 

次のカードには、『獅子の紋章を掲げる休息の地』とある。それを見て、また艦娘達がウンザリした顔をする。

 

不知火「また謎かけですね・・・」

 

朝潮「でも、この“獅子の紋章”というのは かなりのヒントになるのでは?」

 

川内「“休息の地”って何?」

 

神通「休める場所、という事でしょうか?」

 

そこまで考えてると、ダンテの携帯に瑞穂から連絡が入った。

 

瑞穂『提督、先程の女性の事で お話があります』

 

ダンテ「どうした?」

 

先程の豪邸で怪盗伯爵と一緒に居た女性は、とある企業の社長令嬢であった。

3週間前に お見合いの話が持ち上がり、その話を引き受けて会ったのが、怪盗伯爵が変装した あの詐欺師だった。

更に瑞穂と龍田が あの豪邸の事を調べてみると、あそこはドラマの撮影などで一時的に貸してる物件で、住居としては使われていなかった。

金持ちだと信じ込ませるために、怪盗伯爵は一時的に あの場所を借り、自分の家だと偽って女性を招いていたようだ。

 

ダンテ「女の方は家に帰してやれ」

 

瑞穂『それなんですが、この方のネックレス盗られちゃいましたよね?ご先祖様の形見だそうで、どうにか取り返せないでしょうか?』

 

ダンテ「あー・・・」

 

怪盗伯爵が仕掛けてきたゲームを受けて立ったが、勝った時の見返りは足柄の お金だけで、ネックレスの事は条件に含まれていない。このゲームに勝ったとしても、女性のネックレスまで素直に返してくれるとは限らない。

 

ダンテ「そ、そうだな・・・可能なら取り返してみる」

 

瑞穂『はい、よろしく お願い致しますね』

 

瑞穂との通話を終わると、ダンテは遠くを見ながら無言で黄昏る。

 

北上「どうしたの?」

 

ダンテ「仕事が増えた」

 

天龍「は?どういう事だよ?」

 

ダンテ「さっきの女が盗られたネックレス、あれ取り返してくれだってよ」

 

千代田「まぁ序でだし、いいんじゃないかな?」

 

ダンテが心配してるのは そんな軽い事ではない。もし瑞穂と龍田が根拠もなく取り返してくる事を女性に確約していた場合、取り返せなかった時に どう責任を取るのかの話だった。

もし取り返せなければ、約束を反故にする事になり また文句を言われる可能性がある。ダンテは もう、誰かにゴチャゴチャ言われるのにはウンザリしていた。

 

北上「そこは もう、責任者が対応するという事で」

 

ダンテ「責任者って誰だよ?」

 

川内「提督だよ」

 

千代田「はい、私達は謎かけを解くよー」

 

全ての責任をダンテに丸投げして、艦娘達と健は他人事のように怪盗伯爵の謎かけを解く事に集中する。

 

那智「休めるような場所となると、建物か?健、街に獅子の紋章がある建物はあるか?」

 

健「ちょっと待ってね」

 

健はノートパソコンを操作し、獅子の紋章という特徴的な物がある建物を調べる。すると、すぐに検索にヒットした。

 

健「街で1番のシティホテル。ロゴに獅子の紋章が」

 

羽黒「では、そこに行ってみましょう」

 

善は急げと、艦娘達と健は走ってホテルに向かう。

置いてかれたダンテは やれやれと溜め息を吐きながら首を横に振ると、遅れて彼女達を追うのだった。

 

 

・・・・・・

 

*ホテル 19:00*

 

大きなホテルへと着いたダンテ達は中に入り、ロビーで足を止めた。

ロビーにはホテルスタッフや宿泊客、ビジネスの商談に来ている人達が多く行き交っていた。

 

神通「あの、こんな人の多い場所で何を探せば良いのでしょうか?」

 

北上「しかもロビーだけで この広さだよ。全部 調べ終わるの いつになる事やら」

 

ダンテ「兎に角 怪しい物が無いか探せ」

 

艦娘達と健は方々に散り、手分けしてホテルを見て回る。

そしてダンテは、1人でフロントの方に向かった。

 

スタッフ「いらっしゃいませ。ご予約の お客様ですか?」

 

ダンテ「いや、ちょいと訊きたい事があってな」

 

スタッフ「何でしょうか?」

 

ダンテは怪盗伯爵のメッセージカードを見せながら、似たようなカードか大きな荷物の忘れ物は無かったか訊いた。

大きな荷物を訊いたのは、怪盗伯爵が足柄から盗んだ お金は、決して少ない額ではない。もし現金のままで どこかに隠してるのだとしたら、アタッシュケースや それなりの大きさがあるバッグに入れてるはずだ。

しかしホテルスタッフは、メッセージカードか大きな荷物という あやふやな質問に、ダンテを怪しんでいた。

 

スタッフ「当ホテルに宿泊された時に お忘れになったという事でしょうか?」

 

ダンテ「・・・いや、そうじゃないが・・・いいからあるのか無いのか どっちだ?」

 

ダンテを怪しむホテルスタッフからすれば、まだ そんな忘れ物があるか確認は取っていないが、正当な持ち主か どうかも怪しい者に渡す訳にもいかないため、対応に困っていた。

 

ダンテ「おい、聞いてるのか?」

 

スタッフ「申し訳ありませんが、お客様は━━」

 

妙高「すみません、この人 痴呆症で。退職したのに まだ自分が警官だと思ってて、すぐ架空の事件の捜査を始めてしまうんです。もう連れていきますから、失礼しました」

 

ダンテ「お、おい!」

 

いきなり現れた妙高に腕を引っ張られ、ダンテは連れていかれる。

ホテルスタッフは何だったのかと、唖然としながら2人を見送った。

フロントから ある程度 離れると、妙高はダンテの腕から手を離した。

 

妙高「1人でフロントに行くのが見えて何をするつもりかと思えば、あなたは何をやってるんですか!」

 

ダンテ「何って足柄の金 探してるに決まってるだろ」

 

妙高「あんな不自然な訊き方して、ホテル側が素直に答えるはずないでしょ!」

 

ダンテ「何ならマスターキーも借りるつもりだったがな」

 

もし怪盗伯爵が、次のヒントが書かれたカードか現金を宿泊階に隠していた場合、全ての部屋も確認する必要が出てくると考えていた。普通に見て回れる場所に何も見当たらなかった時は、そうするつもりだった。

 

妙高「目立つ事しないでください。ただでさえ、何もしなくても目立つ見た目してるんですから」

 

ダンテ「魅力的なのも罪だな」

 

ダンテはドヤ顔で顎を擦りながらジョークを飛ばすが、妙高には通じず また怒られた。

目を離せないという理由から、ダンテは妙高と行動させられる事となった。

同じ頃、白露と夕立と一緒にレストランに入っていた天龍と川内は、口を開けた間抜け面でレストラン内に飾られた大きな水槽を見ていた。その水槽の内側に、怪盗伯爵のメッセージカードが張り付いていた。

 

天龍「何で こんな所に・・・」

 

川内「ここのスタッフ誰も気付かないわけ?」

 

天龍が空いてる椅子を引っ張ってくると椅子に乗り、水槽の中のカードを取ろうとする。しかし、それを見たレストランスタッフが慌てて止めに来た。

 

スタッフ「ちょっと、何をしてるんですか!?」

 

スタッフが来て、天龍と川内は どう言い訳しようかと思い固まってしまう。

 

天龍「えっと・・・」

 

川内「ごめんなさい!友達が ふざけてたらカードが水槽の中に入っちゃって!」

 

天龍「おい、ちょっと待て!」

 

全て天龍の責任にして、自分は怒られないようにしようとする川内に天龍は焦る。

 

スタッフ「兎に角 椅子から下りてください!他の お客様の ご迷惑ですから!」

 

天龍「いや、ちょっと待ってくれ!カードが・・・!」

 

スタッフ「いいから椅子から下りて!」

 

川内「ごめんなさい!私の友達バカなんです!」

 

天龍「お前が言うか!?」

 

天龍と川内がスタッフと問答を繰り広げている頃、2人と一緒にレストランに来ていたはずの白露と夕立は、他の客に混ざりテーブルに着き、メニューを見ていた。

 

白露「カルボナーラください」

 

夕立「夕立はステーキで」

 

スタッフ「かしこまりました」

 

お腹が空いた2人は ちゃっかり注文していた。

そして水槽前でスタッフと揉めていた天龍と川内は、まだ騒いでいた。

しかも騒ぎも大きくなり、野次馬が集まり警備まで来て更に場が混乱していく。

 

警備「水槽から離れなさい!」

 

天龍「だからカード取るまで待てって!」

 

川内「ごめんなさい!私の友達、水槽とカードと椅子の上が好きなんです!」

 

スタッフ「それより お友達 止めてくれませんかね?!」

 

そして同じく騒ぎを聞き付けた足柄と羽黒、北上、大井、神通が駆け付けた。

 

神通「姉さん、何やってるんですか!?」

 

川内「天龍がホテルの人と喧嘩 始めた」

 

大井「止めなさいよ!」

 

天龍「どけよ、この・・・!うわっ!?」

 

もう少しでカードに手が届きそうというところで、椅子から引き摺り下ろされてしまった。

警備は天龍と川内を外に放り出そうとするが、それを足柄が止めた。

 

足柄「その手を離してください」

 

警備「あなたは保護者ですか?」

 

天龍「子供扱いすんな!」

 

川内「そうだ そうだ!」

 

北上「バカ2人は黙ってた方がいいって」

 

足柄は手帳をバッと出してハッキリ見えないよう すぐに仕舞うと、自分達は海軍捜査部の捜査官であると偽りの身分を明かす。

 

足柄「捜査に ご協力ください。そっちのバカ2人、手懸かりは見付かったの?」

 

天龍「見付けたであります!」

 

川内「犯人の手懸かりで間違いないであります!」

 

天龍と川内は この適当な嘘に乗っかり、大声で返答しながら それっぽく敬礼してみせる。北上と大井と神通は、それを見て怪訝な視線を2人に向けていた。

友達と言ったり捜査官と言ったり、設定がコロコロ変わって滅茶苦茶である。

 

足柄「捜査に ご協力いただき感謝します」

 

足柄も警備やスタッフ、レストランの利用客に敬礼しながら笑顔を向ける。

そんな無理のあるコントみたいな事をしてる間に、羽黒は白露と夕立を見付けて そちらに駆け寄っていた。

 

羽黒「2人共 何してるんですか!?」

 

白露「カルボナーラ食べてます」

 

夕立「ステーキ食べてるっぽい」

 

羽黒「そんな事してる場合じゃないから!」

 

夕立「羽黒さん、夕立達お金 無いっぽい」

 

白露「代わりに払っといてください。お給料 出たら返します」

 

羽黒「えぇーっ!?い、幾らするんですか?・・・・・・!?た、高い!ステーキが圧倒的に高い!」

 

サービス料も込みであるため、その辺の飲食店で食べるステーキよりは値段は高い。

羽黒も手持ちに余裕がある訳ではなかったので、仕方なくクレジットカードで清算する事にした。

 

足柄「羽黒、行くわよー!」

 

羽黒「ちょっと待って!まだ お会計が・・・!」

 

足柄「早く来なさーい!」

 

羽黒「待ってよ 姉さん!」

 

羽黒は会計を済ませ、皆で そそくさとレストランから立ち去った。

レストランに居た者達は、いったい何だったのかと唖然としながら足柄達を見送るしかできなかった。

 

 

*街*

 

ホテルの外に出て合流したダンテ達は、怪盗伯爵のカードを見る。そこには また次のヒントがあり、『金属の箱が行き着く場所』と書かれていた。

 

千代田「またヒントじゃん!返す気ないじゃん!」

 

不知火「金属の箱とは何でしょう?金庫でしょうか?」

 

今までで1番 漠然としたヒントに、艦娘達は最大限に頭を悩ませる。

そもそも“金属の箱”が何かの例えであるなら、それに当てはまるような物は幾つか考えられる。不知火が言った金庫も然り、電車や車、トレーラーやコンテナという風にも考えられる。

これまでの事を考えると、恐らく範囲は今 居る街の中だけのはずだが、もしヒントが車を指していた場合、交通量の多い街で たった1台の正解の車を見付けるのは至難の技だ。

 

時雨「ねぇ、何か数字が書いてあるよ」

 

時雨が気付いた数字は、ヒントの下に小さく書かれていた。これが何かの手懸かりになるかもしれない。

数字は2列に、それぞれ2つの数字が書かれ、数字と数字の間には『:』が使われている。

 

千歳「これ・・・時間かな?」

 

不知火「という事は、時刻が決まってる乗り物ですか?」

 

朝潮「でも時刻表が使われてる物となると・・・」

 

時刻表が使われてるのは電車やバス、飛行機などが そうだろう。

便は少ないが、フェリーという可能性もある。

 

天龍「じゃあ上は何だ?始発で下は終電とかか?」

 

神通「出発時刻と到着時刻とも考えられますよね?」

 

川内「もう分からん!私 何も分からん!路線なんて1つじゃないし、片っ端から時刻表 見て探したって、いつ終わるか分かったもんじゃないよ!」

 

白露「無理だよ・・・こんな事してる内に日付が変わっちゃうよ!」

 

艦娘達が もう終わりだと項垂れる中、ダンテと青葉、健は極めて落ち着き払っていた。

 

ダンテ「青葉、健、出番だぞ」

 

青葉「はい。皆さん、私達が財団の所属になってること忘れてませんか?」

 

『へ・・・?』

 

健「財団のシステム使えば、日本の交通機関で該当する時刻を割り出すなんて すぐだよ」

 

天龍「そんな事できるのか!?」

 

健「あのさ、コンピューター関連で皆をバックアップするために僕は財団に来たんだよ?こういう時に頼ってくれないと、僕が財団に来た甲斐がないよ」

 

『た~け~るぅ~』

 

急に艦娘達の顔が綻ぶ。

艦娘達は、今日ほど健が頼もしいと思った事はない。それは つまり、普段は頼りないと思ってる事になるが、言わない方が本人のためだろう。

そして健が財団のシステムで処理を掛けると、あっという間にヒットした。どうやら数字は、電車の出発時刻と到着時刻を表していたようで、それに該当するものが1つだけ出た。

 

健「“行き着く場所”ってのは きっと車庫だろうね。鉄道会社も判ったし、行ってみよう」

 

天龍「お前マジで今日だけは尊敬するわ」

 

健「何で今日だけ?」

 

那智「時間がない。急いで行くぞ」

 

ダンテ達は突き止めた鉄道会社の車庫へ向かう。

日付が変わるまで、残り3時間55分。




次回も宜しく お願い致します!
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