Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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359話です!どうぞ!


Mission359 研究施設跡地~感染者の群れ~

艦娘の世界から見て、未来とも呼べる もう1つの世界では、レジスタンスの川内と五十鈴が時間移動のエネルギーの確保で、グールズの原子力発電機を壊した補填をする事になった。

レジスタンスの指導者であるアーロンはグールズの要求を呑み、川内と五十鈴は研究施設跡地へプルトニウムを探しに向かうのだった。

 

 

*研究施設跡地周辺 ?月?日 7:13*

 

朝、五十鈴と見張りの交代で また寝ていた川内は、何やら いい香りがして目を覚ました。

身体を起こし、目を擦りながらテントを出ると、五十鈴が朝食の用意をしていた。

 

川内「いい匂い・・・おはよう五十鈴」

 

五十鈴「おはよう。もう朝食 出来るから、さっさと寝癖 直しなさい」

 

川内「あい・・・」

 

川内は寝ぼけながらも身体を動かし、身支度を終わらせると五十鈴と一緒に朝食を食べ始める。

 

川内「ねぇ、荷物 大丈夫かな?」

 

五十鈴「身軽にしたいから一緒に持っていく訳にもいかないからね」

 

川内と五十鈴は、テントなど自分達が持ってきた荷物を ここに置いたまま、この先にある研究施設跡地に行くつもりだった。

グールズからの話では、研究施設跡地はゾンビのようになってしまった感染者に占拠されてるとの話だった。

戦闘は回避できないであろうし、大きい荷物を持ったままでは大量に居ると予想される感染者に対処できない。

しかし秩序が崩壊した この世界では、旧世界の法律やルールなど何の意味も持たない。無意味だ。

そのため この世界は奪うか奪われるかであるため、荷物など不用心に置きっ放しにしてると、物資を探す どこぞの組織の連中が全て持っていってしまう心配もあるのだ。

 

川内「行く前にトラップだけ仕掛けとくね。気休めにしかならないだろうけど」

 

五十鈴「よろしく。・・・・・・でも、肉を他の奴に奪われるのは癪ね。これだけ持っていこうかしら」

 

川内「どこに仕舞っとくつもり?」

 

五十鈴「・・・・・・コートの内ポケット」

 

川内「・・・マジ?肉を そのままポケットに・・・それ また食べるんだよね?」

 

五十鈴「食べなきゃ勿体ないでしょ。この世界じゃ肉は高級、食料は常に不足なんだから」

 

川内「私 五十鈴の体温で生温かくなった肉 食べたくないんだけど」

 

五十鈴「文句 言うなら食べさせないわよ?!」

 

川内「五十鈴、それは置いていって」

 

五十鈴「嫌!肉も一緒に行く!」

 

川内「一緒に行くってペットじゃないんだから。五十鈴、肉は置いてく」

 

五十鈴「他の奴に取られてもいいの?!」

 

川内「良くはない。でも置いてく」

 

五十鈴は物凄く葛藤してる表情をしながら、燻製肉を見詰めて沈黙する。

そもそも、燻製肉だけ持っていっても何の役にも立たないし邪魔であるため、持っていくなど言語道断である。

それは五十鈴も理解してるはずだが、まだ踏ん切りが付かないのか悩んでいる。

 

川内「五十鈴!」

 

五十鈴「うぅ~・・・分かったわよ・・・。バイバイ、私の お肉ちゃん・・・」

 

川内「(お肉ちゃん・・・?)」

 

大事な燻製肉との別れの挨拶も済んだ。これで気兼ねなく死地に行ける。

あまり贅沢できない事から朝食の量も少ないため、あっという間に朝食は終わってしまった。

その後 野営地周辺にトラップを仕掛け、2人は研究施設跡地へと向かった。

 

 

・・・・・・

 

研究施設跡地から少し離れた場所で、2人は身を隠しながら嘗て研究施設だった建物を見ている。

 

川内「感染者なんて どこにも居ないじゃん。どうなってんの?」

 

五十鈴「・・・分からない」

 

グールズがレジスタンスにプルトニウムを取ってくるよう要求する前に、グールズは部隊を派遣して自分達でプルトニウムを奪取しようとした。

しかし建物の外に大量の感染者が徘徊しており、排除しようとしたが数に圧倒され部隊は壊滅、生き残った者は命からがら逃げ帰ったそうだ。だから自分達では無理と判断し、壊された原子力発電機の補填を理由にレジスタンスに要求してきたという話だった。

 

川内「もしかしてグールズ(あいつら)、嘘 吐いた?」

 

五十鈴「まぁ、罠の可能性もあるけど、プルトニウムが欲しいのは本当でしょうけどね」

 

川内「私達 恨まれてる」

 

五十鈴「罠なら返り討ちにする」

 

契約上、研究施設跡地からプルトニウムを持ち帰るという話にはなってる。罠にしろ何にしろ、行って確かめるしかない。

川内と五十鈴は警戒しながら、建物へと向かう。

正面玄関まで着くと、入り口はオートロック式でカードキーが必要だった。しかし、この荒廃した世界では電力は通ってないため、通常の方法では入れない。

 

川内「今更だけどさぁ、私 入るの嫌になってきた」

 

五十鈴「同感、私も」

 

感染者は暗い方が動きは活発になる。だから明るい所よりも暗い場所を好む。

だからと言って、日中は外に出ないという訳ではない。数は極端に減るが、3、4体くらいは徘徊してても おかしくはないのだ。

それが全く姿を見ないという不自然さから、川内と五十鈴は長年の経験から嫌な予感しかしない。

 

川内「そもそも、ここ何の研究施設だったの?」

 

五十鈴「それが何の情報もないのよね」

 

旧世界の生き残りで当時の事を覚えてる者も居るが、誰1人として ここが何の研究施設なのか知らないのだ。

嘗て研究者として旧世界で働いていた者ですら、ここに研究施設があった事すら知らない。だから ここで何の研究が行われていたのか、情報は一切 皆無だった。

 

川内「怪し過ぎて益々 入りたくなくなるね」

 

五十鈴「とりあえず中に入るわよ」

 

川内「どうやって開ける?電気は通ってない」

 

見た限り、窓もないため他に出入りできる場所はなさそうだ。

中の様子も不明なため、警戒は怠れない。

 

五十鈴「じゃあ、原始的な方法で」

 

川内「必要なのは根性」

 

オートロックの扉の隙間に指を引っ掛け、艤装を展開した2人は それぞれ左右に引っ張る。ゆっくりとだが、扉は少しずつ開いていく。

 

川内「お、重い・・・!」

 

五十鈴「もう少し・・・!」

 

川内「・・・・・・よし、開いた・・・!五十鈴、先に行って・・・!私が押さえてるから・・・!」

 

五十鈴「遠慮なく!」

 

開いた扉の隙間から中に入り、今度は川内を中に入れるため五十鈴が扉を押さえる。

川内が中に入った直後、五十鈴が手を離すと扉が勝手に閉まった。

 

川内「もう引き返すのは無理だね」

 

五十鈴「入ったからにはね」

 

五十鈴は放射能濃度を計測する端末を出し、川内と目当てのプルトニウムを探すために奥へ進む。

ただ、2人は違和感を感じていた。電力は切れてるはずだったが、中は微かに明かりがあり、真っ暗ではなく薄暗かった。それは まだ電力が生きてるという事になる。

それを気にしつつ進んでると、通路に多くの感染者が呆然と立っていた。

川内と五十鈴に気付いた瞬間、獲物に飢えた感染者達が一斉に向かってきた。

 

川内「居ないと思ったら こんな所に・・・!」

 

五十鈴「一気に片付ける」

 

川内は稲妻を操る人工魔具の小太刀を、五十鈴は風を操る人工魔具の剣を取り出し、感染者に果敢に向かっていく。

刃物として斬るのは当然ながら、時には人工魔具の能力である稲妻と風を用いた攻撃を繰り出し、2つの能力を合わせた大技も使い感染者を一気に屠る。

 

川内「やっぱり来るんじゃなかった・・・」

 

五十鈴「ここは狭い。次が来ない内に早く━━」

 

言ってる傍から、さっきの戦闘音に引き寄せられた感染者が現れた。

川内と五十鈴は、迫る脅威を排除するため再び戦闘に入る。

しかし、先の戦闘と違い感染者の数が減らない。短い時間で かなりの数は屠っているが、減る処か増えてるようにも感じる。

 

川内「ちょっと待って これはマズい!五十鈴、何か作戦は!?」

 

五十鈴「んなもんない!」

 

川内「何か考えてよ!」

 

五十鈴「じゃあ逃げるわよ!」

 

川内「それが作戦!?」

 

2人は邪魔な感染者を一撃で排除しながら、建物内の奥へと走る。それを追って、暗い場所で動きが活発な感染者も全力疾走で走る。

走って逃げてる間も、途中にある別の通路からも感染者が現れる。

掴み掛かってくるが、2人は感染者の腕を避けたり、首を斬り落として更に奥に向かう。

後ろから追ってくる感染者の数は悍ましいぐらいに増え、まるで津波のようだ。

逃げてる途中で、五十鈴は走るのをやめて立ち止まった。それを気にする事なく、川内は止まらず先に行ってしまう。

来た道を振り返る五十鈴は、人工魔具が持つ魔力を刀身に集め、彼女の周りで風が吹き荒れる。

頭上に掲げた剣を一気に振り下ろすと、暴風の塊が通路全体を駆け抜け、追ってきていた感染者を一纏めに斬り刻み粉砕した。

次が来ない内に、五十鈴は川内を追って また走る。

しばらく走ると、先に行っていた川内が ある部屋の中から手招きしていた。

 

川内「五十鈴、こっち!早く!」

 

五十鈴「もう こんなのウンザリなんだけど!」

 

川内「文句 言ってないで早く走って!」

 

五十鈴の後ろには、また集まってきた感染者の群れが追い掛けてきていた。

五十鈴が部屋に入るタイミングで、川内は扉を閉めてロックした。

感染者達は しばらく金属の重い扉を叩いていたが、少しすると静かになった。諦めて別の場所に向かったのかもしれない。

川内は膝に手を突いて身体を支え、五十鈴は床に座り込んで息の上がった荒い呼吸をする。

 

川内「あ゛~・・・帰ったらアーロンの脳ミソ潰す・・・」

 

五十鈴「ゼェ・・・ハァ・・・休暇・・・休暇が要る・・・」

 

息を整え休憩も そこそこに、2人はプルトニウムの探索を再開しようとした。

川内に言われ、五十鈴は放射能測定器でプルトニウムが近いか確認すると、放射能濃度は危険レベルの数値が出ていた。

 

五十鈴「この辺りにあるわね」

 

川内「・・・って言われても、ある雰囲気じゃないよ?」

 

五十鈴「・・・・・・あれ、何かの端末ね」

 

五十鈴が見付けたのはコンピューターの端末だった。

2人が入った部屋は、研究施設のメインコンピュータールームだった。

持っていたタブレットを繋げ、五十鈴はコンピューターのシステムに入り込む。

 

川内「何してるの?」

 

五十鈴「ここが何の研究をしてたか知りたい。研究施設なんかにプルトニウムがあるのも怪しいし、何か情報は欲しいでしょ?」

 

五十鈴は しばらくコンピューターを操作して残された情報を閲覧していたが、何か とんでもない物を見付けたようで、驚いたように目を見開いた。

 

五十鈴「これって・・・!?」

 

川内「どうしたの?何か見付けた?」

 

川内が画面を覗き込むと、彼女も驚き目を見開いた。画面に映し出されていたデータには、感染者についての記録があった。

 

川内「これ、どういうこと・・・!?」

 

五十鈴「何なのよ これ・・・!?」

 

人が感染者となるのは、あるモデルの魔界兵器がウイルスを ばら蒔いたせいであるのは、この荒廃した世界では誰もが知ってる事実だ。

ウイルスは世界が崩壊してから、悪魔や深海棲艦が用いたウイルス兵器だと思っていた。だが ここに残されたデータには世界が崩壊する前、つまり旧世界の時代でウイルスが製造された事になっている。

 

五十鈴「まさか人間がゾンビウイルス開発してたなんてね」

 

川内「ねぇ、この事を提督に伝えよう」

 

五十鈴「伝えて どうするの?伝えるにしたって、過去に行くにはエネルギーが必要になる。それにダンテ提督に教えても、私達の世界の感染者が消える訳じゃない」

 

川内「分かってる。でも もし過去で このウイルスが解き放たれたら、提督が居る時代が地獄になる」

 

五十鈴「そうなるとは限らない」

 

川内「五十鈴、よく考えて。もし前の時に、過去で滅びる運命を変えたんじゃなくて先に伸ばしただけだとしたら?」

 

五十鈴「・・・・・・・・・」

 

川内「私達の世界が滅んだのはルキフェルスだけが理由じゃない。ウイルスや魔界兵器、色んな要素が絡んでた。もし このウイルスが過去にあるなら、まだ滅びの運命は回避された訳じゃないのかも」

 

五十鈴「・・・・・・分かった。私はデータをコピーするから、川内はプルトニウム探して」

 

川内「・・・1人で探せって?」

 

五十鈴「こっちは あんたができる事ないから居ても意味ないでしょ。時間が勿体ないから手分けして」

 

川内「感染者が来たら?」

 

五十鈴「私も あんたも1人で対処できるでしょ」

 

川内「うわ~、言わなきゃ良かった」

 

五十鈴「早く行きなさい」

 

五十鈴は放射能測定器を渡してコンピューターの操作に戻り、川内は1人 寂しくプルトニウムを探して隣の部屋に向かった。

隣の部屋は特に何もなく、ここが閉鎖された時に置かれてた物は持ち出されたか、全て処分されたのだろう。

だが おかしいのは、ここの放射能濃度がダントツで高いという事だ。

 

川内「これは何か怪しい」

 

川内は部屋の壁に触れ、隅々まで怪しい何かがないか探す。すると、何やら仕掛けを見付けた。

 

川内「魔法の言葉は?開けゴマ」

 

言いながら仕掛けを動かすと、隠し扉が開いた。

中に入ってみると、そこには大量のケースが置かれていた。

放射能測定器を近付けてみると、数値がマックスまで反応している。間違いない。このケース全てにプルトニウムが入っているのだ。

 

川内「放射能対策が万全じゃない研究施設って どうなのさ・・・」

 

見た限り、この部屋は放射能を遮断できるような造りにはなっていない。人間の研究施設で この保管状況なら、かなり雑で褒められない研究施設だったとしか言えない。

 

川内「五十鈴、プルトニウムを見付けた。けど、1つ問題。数が多くて全部は運べない」

 

五十鈴『分かった。こっちも終わるから、すぐ そっちに行く』

 

無線で連絡だけし、外に出ようとした瞬間、今まで ずっと開いていた隠し扉が勝手に閉まった。

 

川内「ちょっと!?」

 

川内は どうにか開けようとするが、内側からは開けられない造りになっているようだ。

しかも部屋全体から、不定形の銀色の液体が湧き出てきた。それは液体金属だった。

 

川内「やっぱり来るんじゃなかった!」

 

液体金属は形を変え、刺突できるような鋭利な形になると、川内に襲い掛かってきた。川内は素早く動いて躱すが、液体金属は部屋全体から湧き出ているため、部屋の あちこちから襲われる。

すると部屋の外から、五十鈴の声がした。

 

五十鈴「せんだーい!どこに居るのー?!」

 

川内「五十鈴ー!ここー!私ここー!」

 

五十鈴「声だけしてる。だから どこに居るのよ?!」

 

川内「だから ここだって!何で分かんないかな!」

 

川内の喚く声を頼りに どこに居るのか探っていると、五十鈴は壁に耳を近付けた。すると、壁の向こうから川内の確かな声が聞こえた。

 

五十鈴「川内!?あんた壁の中で何やってるの!?」

 

川内「絶賛 襲われてピンチですが?!」

 

五十鈴「ちょっと、どうやって そっちに行ったのよ!?」

 

川内「隠し扉があって仕掛けで開く!仕掛け探して早く開けて!ここから出して!」

 

五十鈴「ちょっと待ってねー!」

 

川内「早くしてーー!!」

 

呑気な声だけが聞こえ、四方八方から液体金属に襲われる川内は気持ちにも余裕がなく、五十鈴を急かす。

避けてるだけじゃキリがないため、小太刀を抜いて反撃に斬り掛かる。液体金属は形を失いベチャッと床に落ち、倒したかに思われたが再生して また襲い掛かってきた。

ならばと今度は艤装を展開して砲撃する。液体金属が弾け飛ぶが、また再生して意味がなかった。

 

川内「五十鈴!早くしてってヤバい!今回はマジでヤバいー!!」

 

五十鈴「いま探してるから急かすな!」

 

川内「急かすほど余裕ないんだってー!!」

 

周囲を囲む液体金属は範囲を狭め、川内が動き回れるスペースがなくなってきた。

直後、隠し扉が開いた。

 

五十鈴「吹・き・飛・べー!!」

 

五十鈴の剣から風の斬撃が飛び、液体金属の包囲を崩す。退路が開いた事で、川内は部屋から脱出した。

 

川内「遅いよ五十鈴!」

 

五十鈴「あれ何!?」

 

川内「こっちが聞きたいっての!」

 

言ってる間も、再生した液体金属が また襲い掛かってきた。

 

「「ひぃ~~!!」」

 

川内と五十鈴は走って逃げ、プルトニウムは後回しにして一旦 建物の外に出る事にした。

だが出口までの経路を考えずに走っていたため、道が分からなくなり2人して迷子になった。

しかも また大量の感染者に襲われるというオマケ付きだ。

 

五十鈴「迷ったのは大失敗だわ・・・!」

 

川内「ここ どこだよ?!お前ら何だよ?!道 教えろよ!」

 

感染者に訊いたとて、人間の頃より格段に知能が下がって人語も喋れないため、何の意味もない。

人工魔具と艤装で次々と湧き出る感染者を駆逐してると、川内の砲撃で壁に穴が開いた。そこから外の明かりが入ってくる。

 

川内「外だ!」

 

五十鈴「はい脱出!」

 

感染者が光を浴びて動きが鈍くなった隙に、川内と五十鈴は穴から外に出た。

少し離れ振り向いて感染者が来るのを待ち構えるが、どれだけ待っても来る気配はなかった。

 

五十鈴「あんたが襲われた銀色の奴、もしかして ここで研究されてたやつ?」

 

川内「グールズの話にも出なかったし、そうかもね。プルトニウムどうする?手ぶらで帰ったら あいつらキレるよ?」

 

五十鈴「あんなのが居るなら話は別。無理だったって言うしかない」

 

川内「よし、すぐ帰ろう。こんな所に居たくない」

 

五十鈴「同感」

 

2人は野営地に戻り荷物を纏めたら、すぐにレジスタンスのアジトに帰ろうと考えていた。

だが、足下の地面から嫌な気配を感じ、その場から飛び退く。直後、地面から銀色の人型悪魔が飛び出してきた。

 

悪魔『俺に気付くとは、ただのザコではないようだな

 

五十鈴「んで このタイミングで悪魔とか、過剰なサービスしてくれるじゃない」

 

五十鈴は すぐに戦闘体勢に入るが、川内は驚いた様子で構える事もなく、悪魔を見ていた。

 

五十鈴「・・・川内、どうしたの?」

 

川内「お、お前は・・・!?」

 

悪魔『む・・・?その様子だと、俺を知ってるようだな

 

川内「何で お前が ここに・・・・・・お前は夕張の爆弾で死んだはずなのに!」

 

五十鈴「じゃあ、あいつがDevil May Cry鎮守府の艦娘を殺し回った悪魔・・・!?」

 

そう、川内は一時も忘れた事はない。鎮守府の仲間を殺し、ダンテとバージルが死んだと告げた悪魔の姿を。

目の前に居る鈍い光を反射させる身体をした悪魔は、川内の記憶にある悪魔と同一個体だった。




次回も宜しく お願い致します!
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