そのせいでバージルが中途半端に出てしまいました。
ごめんなさい!
そして そのまま投稿します。
37話です!どうぞ!
ダンテはリベリオンを構え、バージルも鞘に収まった刀、閻魔刀に手を掛ける。
赤城「私達も手伝います」
バージル「人間が踏み入る余地などない。邪魔だ、失せろ」
この言葉に艦娘達はムッとしたが、そんな言葉で引き下がる訳もなく。
ダンテ「言うだけ無駄さ。こいつら言うこと聞かないからな」
更に艦娘達はムッとした。
龍田「もしかして、兄弟で喧嘩 売ってるのかしら~?」
天龍「俺達だって戦える」
ダンテ「仕方ない、全員でやるか・・・」
バージル「邪魔になれば斬り捨てる」
加賀「カレーも使うわ」
ダンテ「バージル、息 止めとけよ」
バージル「・・・・・・?」
ダンテ「メインイベントを始めるか!」
ダンテとバージルは同時に駆け出す。
鳳翔「艦戦でジェスターの注意を引きながら、爆撃と砲撃で2人の援護を!」
艦戦の機関砲がジェスターの顔面を狙う。艦戦にジェスターの意識が向いている隙に艦爆による爆撃と艦娘達の砲撃をジェスターに浴びせる。
バージル「ダンテ、時間を稼げ」
ダンテ「何する気だ?」
バージル「閻魔刀で奴の神殿との繋がりを断ち切る」
閻魔刀は人間界と魔界の境界を断ち切る力があり、『人と魔を分かつ』とも『闇を切り裂き食らい尽くす』とも言われている。だがバージルは本物ではなく、それは閻魔刀も同じ。本物と同じ力があるのかは疑問だった。
ダンテ「できるのか?」
バージル「・・・今に分かる」
ジェスターの触手がダンテとバージルに襲い掛かるが、ダンテはジェスターの頭上に瞬間的に移動して、兜割りでジェスターを縦一閃で斬る。バージルは『疾走居合』で高速で走り抜けながら触手諸共ジェスターを斬り刻む。
バージルは そのまま祭壇へと向かい、鏡に閻魔刀を突き刺した。鏡は魔界の入り口になっている為、鏡面が砕ける事はない。閻魔刀は青白い光を纏う。
ジェスター『何するつもりだぁ?』
ジェスターは尻尾でバージルを祭壇から吹き飛ばして引き離そうとするが、ダンテがリベリオンで尻尾を受け止める。
カレー爆撃とカレー砲弾がジェスターに襲い掛かる。
ジェスター『ギャアァァァァァァ!!』
効いているようだがジェスターは すぐに回復する。
バージル「何だ この不快な臭いは?」
ダンテ「息 止めろって言ったろ。それより まだか?」
バージル「もう少しだ。貴様は黙って奴の相手をしていろ!」
ダンテ「さっきから やってるだろ!」
ジェスターは翼を羽ばたかせて艦娘達を吹き飛ばす。だが艦娘達は すぐに立ち上がり砲撃、空母は第二次 攻撃隊を発艦する。
ジェスターの触手が再びダンテとバージルに襲い掛かるが、ダンテはバージルの後ろに立ちアグニ&ルドラで斬り落としていく。
ジェスター『これでも喰らっちゃいな!』
ジェスターの口に魔力が収束していく。
鈴谷「何かヤバそうなんですけど!」
赤城「あれは危険です!すぐに止めないと!」
金剛「顔を狙うデース!」
ジェスターに攻撃して、収束を阻止しようとするが止まらない。ダンテはジェスターの前に回り込み飛び上がる。ジェスターが魔力のブレスを吐く瞬間、ダンテはジェスターの顎を蹴り上げた。無理やり上を向かされた事でブレスは天井に向かって吐き出される。
隼鷹「あ、危ないって!」
天井の一部が崩れ落ちてくる。艦娘達は瓦礫から慌てて逃げる。
ジェスター『これは避けられないだろ!』
無数の魔方陣が現れる。また部屋を埋め尽くす程の魔力のエネルギー弾が放たれるかと思ったが、魔方陣からは何も出ないまま消滅した。
ジェスター『え!?何で!?どういうこと!?』
加賀「何が起きたの?」
ジェスターは祭壇に居るバージルを見る。バージルはジェスターを見ながら笑っていた。
ジェスター『何しやがったぁ!?』
触手がダンテとバージルを拘束して艦娘達の方に放り投げた。2人は苦もなく着地する。
ジェスター『ギャアァァァァァァ!!』
カレーを浴びて、ジェスターの身体が爛れる。そして回復しなくなっていた。
夕張「これって どういうこと?」
バージル「魔界の入り口を封印した」
鏡の鏡面に映っていた空間は消え、普通の鏡面になっていた。
バージル「アーカム、神殿、魔界の入り口である鏡、全てが連動している。どれか1つでも止めればエネルギーの供給が止まる」
ダンテ「つまり不死身じゃなくなるって訳か」
赤城「どうして そんな事を知ってるんですか?」
バージル「・・・・・・・・・」
赤城「(・・・あれ?無視されてる?)」
ダンテ「答えろよ」
バージル「・・・俺は この神殿に造り出された。だから この場所の事は手に取るように分かる」
心底 面倒臭そうに答えるバージル。
天龍「でも不死身じゃなくなったなら、俺達 勝てるぞ!」
その時、神殿が大きく揺れた。
青葉「な、何が起こってるんですか!?」
艦娘達は揺れに揺さぶられ ふらつく。
バージル「どうやら魔界の入り口を封じた事で、この空間そのものが崩壊しかけているようだな」
北上「つまり?」
ダンテ「このまま此処に居たら死ぬか閉じ込められるって事だろ」
『えぇーー!?』
エネルギーの供給を止めた事で、行き場をなくした神殿の魔の闘気が暴走している。
ダンテ「お前 知ってたのか?」
バージル「予想はしていた」
ダンテ「先に言えよ」
時雨「どうするの?」
ダンテ「お前らは先に此処から離れろ」
叢雲「司令官を置いていけって言うの?」
ダンテ「すぐに追い付く」
叢雲「そうじゃなくて・・・」
一部の艦娘は夢で知っている。ダンテとバージルが力を合わせれば どれだけ強いか。それでも この状況で置いていくのは心苦しい。
ダンテ「なぁ、赤城」
赤城「・・・はい」
ダンテ「もう夢で視た未来とは変わってるだろ?」
赤城「・・・・・・・・・」
ダンテ「鳳翔、皆を連れて此処から出ろ。提督命令だ」
鳳翔「提督命令だなんて・・・あなたは酷い人です」
ダンテ「悪いな」
鳳翔「退避します。皆さん行きますよ」
赤城「待ってください!提督!」
天龍「俺だって戦える!」
ダンテ「お前らが外に居るから戦えるんだ!頼むから行ってくれ」
龍田「天龍ちゃん」
加賀「赤城さん・・・」
鳳翔「提督が“提督命令”と言ったんです。私達は従う義務があります」
提督の命令は艦娘にとって絶対だ。ダンテは滅多な事がない限り、“提督命令”とは言わない。
赤城「なら約束してください。あなたの魂に賭けて、必ず戻ると」
ダンテ「・・・あとで会おうぜ」
ダンテは そのままジェスターの方を向いてしまった。これ以上 話をするつもりはないらしい。
赤城「・・・提督、これだけ受け取ってください」
赤城はダンテにホーリーウォーターを渡した。
天龍「絶対 戻ってこいよ!」
艦娘達は神殿の外に出る為に、その場を後にした。
“このまま進めば死ぬかもしれない。でも役目を果たせば元の世界に還る事ができる”
“元の世界に還れば、この世界での記憶を忘れる。赤城さんや加賀さんの事も・・・”
ダンテ「できない約束は、するもんじゃないな」
バージル「あんな連中、捨て置けばいいものを」
ジェスター『お前らだけは、許さねぇ!』
カレーの痛みに慣れたジェスターが憤怒する。
ダンテ「歴史は繰り返すって言ってたよな。確かに、お前の言う通りかもな」
ジェスター『何を言ってる?何が言いたい?』
ダンテ「カレーの刺激が強すぎてオツムが弱くなったか?」
ダンテはジェスターの言葉を使って皮肉る。
ダンテ「よく見ろよ、前と同じ状況だ」
バージル「貴様では俺達には勝てない」
ダンテはテメンニグルでのアーカムと決着を着けた時の事を言っている。ジェスター改めアーカムは、テメンニグルの騒動でダンテとバージルに倒された。
ダンテはエボニー&アイボリーを撃ちながら、バージルは魔力で生成した剣、『幻影剣』を飛ばしながらジェスターに向かっていく。
ジェスター『俺には まだ、力が残ってる!』
触手が迫ってくるが、2人は躱しながら斬り落としていく。尻尾が迫ると、ダンテはリベリオンで斬り飛ばす。ジェスターは翼を羽ばたかせて暴風を発生させるが、バージルは超高速の抜刀術で離れた相手を斬り刻む『次元斬』で、暴風ごとジェスターの翼を斬り落とした。
ジェスター『ア゛ァ゛!?・・・まだだ!』
ジェスターの身体がスライム状になり、地面に溶けるように消える。すると今度はジェスターの分身体が大量に現れた。分身体はアーカムの分身体、『アーカムズレギオン』に非常に似ている。
ダンテ「やっぱり同じだな!」
ダンテは部屋の中央でネヴァンを弾き鳴らし、蝙蝠と雷を一気に放出しながら纏めて吹き飛ばす。バージルは疾走居合で次々 斬り伏せていく。数で なぶり殺そうとしたが、2人には通用しなかった。分身体が全て倒されるとジェスターが現れた。姿はスライムからドラゴンの姿に戻っている。
ダンテ「これでも食ってろ!」
ダンテはジェスターの顔まで飛び上がると、ジェスターの口にホーリーウォーターを突っ込んだ。透かさずバージルがジェスターの顎を蹴り上げる。
ジェスター『ギャアァァァァァァ!!』
ジェスターの口の中でホーリーウォーターが砕けてダメージを負う。
ダンテ「力を手に入れても、所詮は その程度なのさ」
ジェスター『オレの計画 台無しにしやがって・・・消えろぉ!』
ジェスターの口に魔力が収束していく。ダンテとバージルはジェスターに向かって飛び上がり剣を振り下ろす。ブレスが吐き出され、魔力の奔流と、リベリオン、閻魔刀が ぶつかり合う。力は拮抗していたが、2人はデビルトリガーを発動して魔人の姿となる。魔力の奔流を、ダンテとバージルは押し戻していく。
ダンテ『ウオォォォオオ!』
バージル『ハアァァァアア!』
・・・・・・
艦娘達は神殿の外に出た。夜は既に明けていた。神殿の最上層では眩い光が漏れている。
赤城「提督・・・」
神通「もっと離れましょう!」
揺れは まだ続いている。神殿の外に出ただけでは まだ危険と判断し、神殿から離れる。
『わぁぁぁ!?/きゃあぁぁぁ!?』
最上層の光が爆発的に広がり、艦娘達と街に広がった悪魔、そして広範囲で街を光が呑み込んだ。
・・・・・・
艦娘達は瓦礫や地面の上で目を覚ました。街の変貌は元に戻って禍々しさはなくなっていたが、破壊された街並みは そのままだった。神殿も消えている。
赤城「・・・提督?」
鈴谷「提督は どうなっちゃったの?」
鳳翔「探しましょう」
白露「おーい!ていとくぅー!」
艦娘達は神殿があった場所に戻ってダンテを探した。
・・・・・・
*数日後 Devil May Cry鎮守府 会議室*
艦娘達は鎮守府へと戻っていた。
街では陸軍、警察、救急隊、ボランティアなど様々な人が街で生存者の捜索に当たった。ダンテは見付かっていない。
この日は元帥が鎮守府に来ていた。
元帥「・・・・・・・・・」
元帥は集まった艦娘の顔を1人1人見る。全員の顔は暗い。
元帥「彼は最後に、提督として命令したのじゃろ?おぬしらは それに従っただけじゃ」
天龍「けど俺達、提督を助けるって言いながら結局 提督を置いてきたんだ」
元帥「提督を信じたからじゃろ?」
鈴谷「信じたら、信じたから提督は戻ってこないんじゃん」
元帥「彼が本気で死んだと思っとるのか?」
金剛「何か知ってるんデスカ!?」
艦娘達は期待の眼差しで元帥を見る。
元帥「知らん」
艦娘達は肩を落とした。
元帥「じゃが儂は、また彼に会える気がするのう。そうは思わんか鳳翔?」
鳳翔「・・・分かりません」
元帥「信じて待ちなさい。例え何年 経ったとしても」
・・・・・・
*???*
?「ジェスター君は失敗しちゃったかぁ、残念 残念」
どこかの暗い部屋に、白衣を着た男が居た。部屋にはモニターや機材などが置かれている。
?「ダンテ・・・イレギュラーの存在には驚いたけど、おもしろいのは見れたね」
白衣の男が後ろを振り返ると、カプセルの中で培養液に漬けられた深海棲艦が入っていた。
?「次は どうしようかな?何がいいと思う?」
カプセルの深海棲艦は何も言わない。部屋には男の独り言だけが響いていた。
・・・・・・
*Devil May Cryの世界*
ダンテは満足そうに建物を見上げる。そこには『Devil May Cry』のネオンの看板が光っていた。
ジェスターを倒して消滅すると同時に神殿とバージルも消滅した。ダンテは空間の歪みに放り出され、気付けば元の世界に戻っていた。
ダンテは建物に入り部屋を見渡してから椅子に座り、足を机に放り出す。
ダンテ「やっと仕事が始められそうだ」
そこで電話が鳴った。
ダンテ「Devil May Cry」
ダンテは この先の未来で、金髪の美女『トリッシュ』に誘われ、母の仇と相対する事になる。
・・・・・・
*数年後 艦これの世界*
Devil May Cry鎮守府は閉鎖された。後任の提督も居ないため、艦娘達は大本営、横須賀鎮守府、舞鶴鎮守府へとバラバラに配属された。艦娘達は反対したが、覆る事はなかった。
赤城「ここまでが、私達と紅い悪魔の物語です」
大本営に配属された赤城と加賀は、元帥に許可を貰いDevil May Cry鎮守府へと来ていた。赤城と加賀は1人の艦娘を連れて鎮守府と海を一望できる岬に居る。艦娘の名前は『吹雪』。
吹雪「何だか、凄い お話ですね」
赤城は にこやかに笑っている。
吹雪「悪魔とか、私には分からない事ばかりですけど、そのダンテさんは・・・」
加賀「今も行方不明よ」
吹雪「そうですか・・・」
赤城「そんな顔をしないで。それでも私達は、信じて待っているから」
赤城は空を見上げた。そして目を丸くした。紅い何かが海に向かって落ちてくる。赤城は鎮守府へと続く道を駆け下りていく。
吹雪「赤城さん!?」
加賀「あれは・・・」
空は気持ちいい程の晴天だった。
赤城「おかえりなさい」
『提督が鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮を執ります』
タイトルに『終わり』ってありますけど続きます(笑)
もうちょっとストーリーに肉付けしたかったんですが、考えるのに疲れちゃいました。
失敗も含めて色々と改善できたらと思っております。
ここまで読んでくださり、本当に ありがとうございます!
次回も よろしく お願いいたします!