今回は前回までのダンテ達の裏で、ネロと睦月型が何をしていたのかにスポットを当てていきたいと思います。
377話です!どうぞ!
*奈良県 奈良公園 3月6日 10:35*
Devil May Cry鎮守府には珍しく、前に悪魔絡みの仕事で助けた
加賀は この依頼を、特に凜と面識のあるネロと睦月型に担当させる事にし、ネロ達は奈良県まで来る事になった。
凜とは奈良公園で待ち合わせする事になっていたのだが、予定よりも早く来過ぎたため、今は ちょっとした観光中だった。
ネロ「この前 会った時に転職で東京から離れたとは聞いてたが、随分と遠くに来てたんだな」
睦月「前に働いてた幼稚園の園長に、知り合いの保育園が人手不足だからって頼まれて こっちに来たみたいです」
ネロ「そうか・・・凜も頑張ってるんだな」
ネロ達が初めて凜と会ったのは、彼女が まだ高校生の頃だ。
最初は家出した彼女を探す依頼が切っ掛けだったが、それに悪魔が関係してると知り あの時は大変だった。
その彼女も今では、幼稚園から転職して保育園で先生をやってる。幽霊になってまで凜を捜索するように依頼してきた彼女の母親も、きっと安心してる事だろう。
ネロ「それより・・・卯月お前は何やってるんだ?」
卯月「あっ、ネロ、動いちゃダメぴょん!」
皆で話してる間も、卯月は黙々とネロの身体に何かを貼り続けていた。その手に持つのは、鹿せんべい。
卯月「じゃあネロ、これ両手に持つぴょん」
貼る作業が一通り終わったのか、残りの鹿せんべいをネロの左右の手に それぞれ持たせる。
ネロ「おい、これ何だよ?」
卯月「じゃあ皆、ネロから離れるぴょん」
ネロは疑問も そのままに鹿せんべいを見詰め、匂いを嗅いでから一口 噛ると、味が よく分からなかったのか首を傾げる。
睦月達も よく分からないまま卯月に従い、ネロから離れる。
如月「ねぇ、何するつもりなの?」
卯月「いいから いいから、面白いものが見れるぴょん」
卯月は これから起きる事の予想ができてるからか、堪えられない様子で笑う。
他の睦月型は何だか嫌な予感がし、不安そうにネロを見詰める。
少しすると、ドタドタと激しい足音が聴こえてきた。全員が そちらを見ると、鹿の大群がネロの鹿せんべいを狙って爆走してきていた。
ネロ「え?えっ!?えーっ!?!?」
如月「ネロ!?」
ネロ「うわぁああああああ!!」
突撃してきた鹿の大群に襲われ、ネロの姿が鹿の波に消えてしまう。
卯月は腹を抱え爆笑し、他の睦月型は唖然として鹿の大群を見てる事しかできなかった。
しばらくして満足したのか、鹿が方々に散っていくと、ズタボロになったネロが地面に倒れていた。鹿せんべいを食べる時に噛られたのか、服もボロボロ髪はボサボサ、全身 唾液塗れになっていた。
卯月「悪魔に強いデビルハンターも、鹿には形無しぴょん!むぎゅっ!?」
突然 伸びてきたデビルブリンガーの両手が卯月の顔を挟むように掴むと、一瞬にしてネロの方に引き寄せた。
至近距離でネロと目が合った卯月は、冷や汗を流し焦った。
卯月「あ、あの・・・」
ネロ「お前・・・またやったな?やりやがったな?」
卯月「い、いや、これにはマリアナ海溝よりも深い訳が・・・・・・そう!奈良に来たら これがマナーなんだぴょん!鹿せんべい持って鹿と戯れる!これ常識ぴょん!」
そう言われたネロは、睦月達の方を見る。それは戯れたい者が勝手に戯れればいいだけで絶対ではないので、ネロと目が合った睦月達はブンブンと勢い良く首を横に振る。
というか、勝手にマナーにするな。
卯月に向き直ったネロは、怒りで引き攣った笑みで睨む。
ネロ「デタラメ並べるのは この口か~?」
卯月「あんぎゃあああああ!?」
デビルブリンガーの手が頬を左右に引っ張り、卯月が悲鳴を上げてると、睦月達の方に足音が近付いてきた。
凜「何やってるの?」
睦月「凜さん!」
望月「チーッス」
凜「チーッス」
ネロ「月面に埋めてやろうかクソウサギがーっ!」
卯月「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」
凜「・・・で、あれ何やってるの?」
如月「気にしないで~」
皐月「あはは・・・」
何とも説明し難い状況に、睦月達は苦笑いを浮かべるしかなかった。
・・・・・・
場所を移し、ネロ達はベンチに座って話していた。そこで凜が来るまでに何があったのか聞き、彼女は笑っていた。
凜「私が来るまで そんな事してたの?」
ネロ「笑い事じゃねぇよ。こっちは散々な目に遭ったんだ」
凜「あー、初めてだと驚くよね。私も最初の頃は鹿の勢いにビックリして襲われたし」
ネロ「こっちじゃ当たり前の風景なのかよ・・・」
卯月「ほら!卯月の言った通りぴょん!」
ネロ「お前は黙ってろ」
凜「コツがあるんだよ」
ベンチから立ち上がった凜は、持っていた鹿せんべいで鹿を誘き寄せる。
周りに居た鹿が集まってくるが、襲われる事もなく丁寧に集まってきた鹿へ順番に鹿せんべいを与えていった。
ネロ「へー、上手いもんだな」
凜「でしょ~?」
凜はドヤ顔を向けてくるが、不思議と腹立たしさはなかった。
如月「それより、凜が私達に頼み事なんて珍しいじゃない」
弥生「まだ・・・内容 聞いてない・・・」
皐月「そうだよ!ボク達なにしたらいいの?」
凜「うん、実はね・・・」
凜が今 勤務してる保育園の他の先生の多くが、流行り病なのか体調不良で欠勤が続出してるそうだ。
ただでさえ人手不足で休園する訳にもいかず、絶賛 大ピンチであるため、そこでネロ達に、保育補助として手伝ってほしいそうだ。
それを聞いた睦月型の顔が強張り、一斉にベンチから立ち上がった。
長月「よし、帰ろう!」
結果、今回の依頼を断る事にした。
睦月型はゾロゾロと帰ろうとするが、慌てた凜が道を塞ぐようにして止める。
凜「待って待って!帰らないでよ菊月ちゃん!」
長月「長月だ!」
菊月「菊月は こっちだ」
凜「また間違えたー!」
卯月「いい加減 覚えろぴょん」
ここから、保育園を手伝ってほしい凜とやりたくない睦月型の戦いが始まる。
凜「お願い!春休みに入るまででいいの!私達 友達でしょ!?」
皐月「無理っ!保育園って赤ちゃんも居るんでしょ!?ボク達に世話は無理っ!」
睦月「ある程度 大きい子なら まだしも、睦月達 責任 持てないにゃし!」
如月「それに私達、保育士の資格とか持ってない!」
凜「保育補助は資格が無くてもできるから大丈夫!」
菊月「何が大丈夫だ!責任 持てないって言ってるだろ!」
文月「文月達、あんまり経験ないよ~?」
凜「未経験 大歓迎!」
望月「バイトの求人みたいなこと言わないでほしいんだけど・・・」
凜「仕事は簡単だから!私達 保育士の仕事を ちょこーっと手伝って、ご飯の用意したり子供達と一緒に遊んだりするだけだから!」
『・・・・・・絶対 嘘だ!』
凜「何で信じてくれないの~!?」
睦月型と凜の口での攻防が続くが、ベンチに座ったまま見ていたネロが口を挟んだ。
ネロ「手伝うのはいいけど、報酬は払えるのか?俺達、安くないぞ?」
凜「・・・・・・・・・へ?」
『え?』
報酬の話が予想外だったのか、凜は鳩が豆鉄砲を喰らったみたいに目が点になり、彼女の その態度を見た睦月型も目が点になる。
ネロ「便利屋に仕事 頼むなら報酬は必要になってくるぞ?」
凜「え、便利屋って、ボランティアの お手伝いさんなんじゃないの?」
『はぁーー~っ?!』
凜は ずっと、便利屋をボランティア団体と思っていたらしい。そりゃ いきなり保育補助として保育園を手伝ってくれとか言う訳だ。
しかし、凜の口から聞き捨てならない言葉を聞き、睦月型は今度は怒り心頭になる。
卯月「何がボランティアだぴょん!ボランティアで命 懸けて悪魔と戦えるかぴょん!」
睦月「ボランティアで ご飯は食べれません!」
如月「ただでさえ借金地獄で火の車なのに、その上ボランティアなんかやってたら聖人君子になっちゃうじゃない!」
菊月「いや、聖人君子は別に悪い事じゃないだろ」
凜「時給なら出るから!」
時給の話になり、ずっと文句を吐き続けていた睦月型が急に静かになる。
そして気になるのは、やはり金額である。
『・・・・・・幾ら?』
凜「えっと・・・うちは確か1020円だったかな?」
望月「いや、そんなんじゃ便利屋の報酬 賄えないから」
凜「でも困ったなぁ・・・」
望月の言葉を聞いてか聞かずか、凜が急に困ったように考え込み始めた。
ネロと睦月型を合わせて11人 居るのだが、まさか こんな人数で来てくれるとは思っていなかった。
それに時給を払うと言っても、保育園も この人数を雇う予定はなかった。だって凜からボランティア団体と聞かされ、タダで人手を得る事ができると思っているのだから。
すると何を思ったのか、凜は顔の前で手を合わせて お願いのポーズを取る。
凜「お願い!友達価格として、11人で時給1020円にして!」
それは つまり、1人当たりの時給を凡そ93円にしてくれと言ってる事になる。
すると睦月型の怒りが再燃する。
長月「おい、急に友達価格とか ぶっ込んできたぞ!」
皐月「うちに そんなシステムないよ!」
卯月「借金地獄って聞いて値切ってくるとかアホなのかぴょん?!」
菊月「お前は労働基準法のない世界で生きてるのか?!」
弥生「最低賃金を下回る・・・良くない・・・」
望月「はい、帰りまーす」
凜「ひ~ん・・・」
睦月型に これでもかと責められ、凜は涙目になり去っていく彼女達の背中を見詰めるしかできない。
するとネロが立ち上がり、睦月型を呼び止めた。彼女達は渋々ながら立ち止まり、ネロの方を見る。
ネロ「報酬の話は、園長と相談できるか?」
凜「多分・・・」
ネロ「なら引き受けるかは それから考えよう。睦月達も それでいいだろ?」
如月「ネロも凜の話は聞いてたでしょ?何もかもが滅茶苦茶じゃない」
ネロ「友達、見捨てるのか?」
『・・・・・・・・・』
ネロ「そんなんじゃないだろ?」
卯月「時給1万にしてくれたら引き受けるぴょん」
ネロ「お前は黙ってろ」
一先ずネロの提案に乗り、報酬の話を相談するため問題の保育園に向かう事にした。
その道中、園長に事の顛末を話すのが怖くて凜は ずっと落ち着かない様子だった。
・・・・・・
*保育園 12:13*
保育園へと着いたネロ達は、凜の案内で園長と会い、ここまでの話の流れを全て説明した。自分達 便利屋が、ボランティア団体ではないという事も。
それを聞き、園長は困った顔で凜を見た。
園長「聞いてた話と違いますね」
凜「ずびましぇ~ん・・・」
園長に説明する段階で、凜は怒られる前から泣いていた。
一先ず凜の処遇は後で考える事にし、園長はネロに向き直った。
園長「話は分かりました。しかし こちらから頼んだ事とはいえ、そんな額を払うのは無理です。こちらとしても予定外でしたから・・・」
ネロ「だろうな。だから、こっちの10人には正当な時給ってやつで払えないか?」
如月「ネロ!?」
皐月「何で勝手に決めてるの!?」
三日月「ネロさんの分は どうするんですか!?」
ネロ「いいから黙ってろって。さぁ、どうする?人手が足りないんだろ?」
園長「それなら払う事は可能です。でも、宜しいんですか?そちらが提示した額よりも少なくなる事になりますが・・・」
そう問われたネロは、笑みを浮かべながら凜を見た。
ネロ「そこは まぁ・・・友達価格ってやつかな」
凜「ネロ~・・・!」
ネロが自ら出した提案に、凜は感動した声を漏らす。やはり持つべきものは友達だと。
だが感動するのも束の間、凜は何か言いたそうな顔で睦月型を見る。睦月型は全員 気まずく目を合わせられなかった。
・・・・・・
園長との商談も終わり、ネロ達は凜と一緒に建物の外に出た。
一先ず仕事は明日からと決まったので、今日は このまま保育園を後にする事になる。
凜「やっぱりネロはキリエの旦那だね~。キリエに似て優しいな~。それと違って、睦月ちゃん達はケチだね」
グチグチ言われながら凜に睨まれるが、これには睦月型も黙ってられない。
望月「そもそも、便利屋をボランティア団体と勘違いしてた凜に言われたくないって」
皐月「そうだよ!時給1020円を11人で割れとか滅茶苦茶なこと言ってたくせに!」
三日月「決まってしまった事を今から文句 言っても仕方ない」
弥生「全部、ネロのせい・・・」
睦月「それより睦月達、ちゃんと お世話できるかな・・・?」
如月「考えてたら お腹 痛くなってきた、吐きそう・・・」
明日からの事を考えてたら、プレッシャーで腹痛と吐き気に襲われた。プレッシャーに弱過ぎである。
凜「そういえば、ネロ達こっちで どうするの?泊まる所とか」
ネロ「ホテルの手配なら済んでるから、俺達は そっちに戻る。だから しばらくは こっちに滞在できるから心配ないぞ」
凜「良かった~。この人数 私の所で泊めるとか無理だから、どうしようかと思ってたんだよね」
卯月「凜は自分の事しか考えてないぴょん!」
凜「じょ、冗談だってば!その気になれば、全員 泊めるとか楽勝だし!」
如月「じゃあ泊めて」
凜「え・・・?」
如月「楽勝なんでしょ?泊めてくれたらホテル代 払わなくて済むし、こっちとしては万々歳だから泊めて」
凜「ホテルに泊まって!もう手配してるならホテルに泊まって!」
凜への意趣返しで泊めるよう要求し、見栄を張った凜も焦って困る。
凜が こっちで借りてるマンションはワンルームであるため、正直ネロ達を泊めるには狭過ぎる。
三日月「凜さんは この後どうするんですか?」
凜「私は まだ仕事があるから、このまま保育園に残るよ。じゃあ明日から宜しくね。あっ、あと保育園じゃ私が上司だから、私の言う事は絶対ね」
凜は さっきの如月の意趣返しの意趣返しと言わんばかりに、ニッコリ笑いながらパワハラ発言をカマす。如月は そう来たかと思い、悔しそうに拳をプルプル震わせながら沈黙し、睨む事しかできなかった。
・・・・・・
翌日、出勤したネロ達の仕事は朝早くからだった。家庭の事情で保育園が始まる時間よりも早く来る子供も居るので、そんな子達を連れて教室に向かい、保育園が始まるまで一緒に待つ事から始まる。
固定ではないが、ネロ達は0~2歳の乳児クラスと、3~5歳の幼児クラス、そして6歳の年長クラスに それぞれ分かれながら手伝う事になる。
そして凜は幼児クラスの担当で、初日は睦月、如月、卯月、弥生、長月が一緒で奴隷のように彼女に従わなければならない運命が決まっていた。
子供達が集まり、彼らから睦月達が誰なのか質問が来た。
凜「はい皆ー!この人達は、今日から皆と遊んでくれる新しい先生だよー!先ずは睦月先生!」
『睦月せんせー!』
睦月「よ、よろしくにゃし・・・」
凜「はい、如月先生!」
『如月せんせー!』
如月「如月よ。髪には触らないでね」
園児「触るー」
凜「卯月先生!」
『卯月せんせー!』
凜「弥生先生!」
『弥生せんせー!』
凜「最後にー・・・長月先生!」
『長月せんせー!』
長月「お、おう・・・」
睦月と如月は“先生”と呼ばれ慣れてないせいで身体がムズ痒く苦笑いを浮かべ、弥生と長月は緊張からか顔を強張らせていたのだが、卯月だけは違った。
卯月「先生・・・いい響きだぴょん」
長月「お、おい、あんまり調子 乗ると後で痛い目に・・・」
卯月「大丈夫だぴょん。だって うーちゃんは・・・先生だからだぴょん!」
長月「(こいつ駄目だな・・・)」
園児「何で“ぴょん”って言うのー?」
卯月「それは・・・先生のアイデンティティだぴょん!」
園児「・・・・・・よく分かんない」
もう この時点で前途多難である。
それからは、思っていたよりも あまり難しい仕事はなかった。
授業をすると言っても、ネロ達は各教室で そのための準備をするだけ。
歌の時間では正規保育士がピアノを弾くので、演奏できなくても問題なかった。寧ろ子供達と一緒に歌ってればいい。
あとは外で一緒に遊んだり・・・。
如月「ちょっと お願いだから髪は触らないで!痛い痛い痛い!引っ張らないで!」
食事の準備をしたり・・・。
文月「文月も お腹 空いた・・・」
菊月「何で哺乳瓶 見てる?まさか飲む気じゃないよな?」
文月「・・・・・・・・・」
菊月「お前が飲むつもりじゃないよな!?」
オムツを替えたり・・・。
望月「・・・何か臭うね。えっ、やっちゃった?遂に この時が来ちゃった!?」
皐月「新品のオムツ出撃しまーす!」
保育園の外に出る散歩に付き添ったり・・・。
睦月「皆ー、ちゃんと手を繋いでねー」
三日月「後ろからバイク来まーす!」
睦月「はーい!」
子供達の昼寝を見守ったり・・・。
卯月「・・・・・・・・・」Zzz・・・
長月「お前が一緒に寝て どうする!」
卯月「フガッ・・・!?」
トイレに行きたくなった子に付き添ったり・・・。
園児「弥生せんせー!トイレ行きたい!」
弥生「行って良し・・・」
園児「僕もー!」
弥生「行って良し・・・」
凜「1人で行かせるんじゃなくて一緒に行って手伝ってあげて!」
弥生「えっ・・・!?」
そして迎えが来て、子供達が帰った後の教室の後片付けをしたり・・・。
文月「ブーン」
皐月「ヒューン」
ネロ「遊んでないで早く片付けろよ!」
・・・・・・
仕事も終わり、睦月型は1つの教室で満身創痍になりながら寝転がっていた。
『疲れた~・・・』
ネロ「おいおい、だらしないな。こんなの悪魔や深海棲艦と戦うより楽なもんだろ?」
皐月「ネロは慣れてるから そう言えるんだよ・・・」
望月「こっちからしたら、深海棲艦と戦う方が よっぽど楽だし・・・」
弥生「ホームグラウンド・・・」
如月「今日だけで毛根 全部 死んだ・・・」
長月「大丈夫だ、生きてる」
三日月「散歩の時間は流石に怖かったです」
睦月「危なくないように全員を見てなきゃいけないもんね・・・」
文月「お昼ご飯、一緒に食べたのは楽しかったよ」
菊月「(哺乳瓶に手を出すんじゃないかと心配だったけどな・・・)」
卯月「昼寝の時間は最高だったぴょん」
今日だけで睦月型は それぞれ思うところはあるようだが、初日で これでは春休みに入るまで持つか心配である。ここの保育園は20日から春休みであるため、まだまだ先である。
睦月型が ずっと愚痴を溢してると、教室に凜が入ってきた。
凜「皆お疲れ様ー」
望月「お疲れー・・・」
凜「本当に疲れてるじゃん」
睦月型の脱力した姿を目にし、凜は苦笑いを浮かべる。
凜は退勤してもいい事を伝えるために来てくれたらしく、それを聞いた睦月型は怠い身体をノロノロと動かし帰り支度を始めようとする。
凜「じゃあ明日も宜しくね」
皐月「明日もあるのかぁ゛ー・・・」
ネロ「まだ始まったばかりだぞ」
*マンション*
その頃、体調不良で欠勤してる保育士が借りてる部屋では、ベッドの上に菌糸の塊が鎮座しており、まるで鼓動をするように怪しい光を明滅させていた。
次回も宜しく お願い致します!