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389話です!どうぞ!
深海運河 最終防衛線海域での作戦中、謎の黒い巨体を持つ敵性個体と戦闘になるダンテと艦隊。
ダンテは その敵性個体から、艦娘の世界から時間が分岐した未来世界に現れる魔界兵器と同じ気配を感じ取っていた。
深海棲艦の ほっぽとアカギを連れて鎮守府に戻ったダンテは、早速 作戦会議に入り、黒い巨体をブラックスミスと仮称する。
大淀と香取が大まかな作戦を立て、Devil May Cry鎮守府は各鎮守府も巻き込んで海域攻略に向けて準備するのだった。
*艦これの世界 横須賀鎮守府 演習場 日本時間3月31日 11:28*
横須賀鎮守府の演習場で横須賀の艦娘達に混ざって、彼女達と行動を共にする事になるDevil May Cry鎮守府の艦娘と、舞鶴の艦娘が共に演習に励んでいた。
横須賀山城「そこで雷撃戦闘に移行!」
『は、はい!』
アイオワ「あなた達と こうして肩を並べるのは久し振りね」
横須賀扶桑「そうですね。魔界化の時以来でしょうか?」
横須賀山城「ちょっと姉さま!喋ってたら他の艦娘に示しが付きません!」
横須賀扶桑「ふふっ、大丈夫よ、山城。サボってる訳じゃないから」
アイオワ「ここの山城も口うるさい感じね」
横須賀扶桑「そんな事ないです。可愛い所もあるんですよ」
アイオワ「ふーん」
アイオワは本当に そんな部分があるのかと信じられず、話半分に聞いていた。
横須賀山城「Devil May Cry鎮守府!自分達だけで戦ってる気にならないで!もっと周りを見なさい!舞鶴鎮守府は動きが遅れてる!それだと皆の足を引っ張る事になるわよ!」
イムヤ「うちの山城さん並みにキッツいよ~・・・」
舞鶴白露「うちに山城さん居ないから、あんなに怖いなんて知らなかった・・・」
横須賀鎮守府流の訓練の洗礼を受けて、Devil May Cry鎮守府と舞鶴鎮守府の艦娘達は悲鳴を上げていた。
*呉鎮守府 演習場*
同じ頃、呉鎮守府の演習場では呉の艦娘に混ざり、彼女達と行動を共にする事になるDevil May Cry鎮守府の艦娘が、呉提督の指導の下、何故かダンスレッスンを受けていた。
葛城「(・・・・・・何これ?)」
瑞鶴「すいません!何で訓練もしないでダンスさせられてるのか分かんないんですけど!」
呉「いや~ん、瑞鶴ちゃんったら何も分かってな~い!」
瑞鶴「(だから説明 求めてんだけど・・・!)」
呉雲龍「これは全員の息を合わせるために、うちの提督が考えた訓練です」
隼鷹「こ、これが?」
呉「全員の呼吸を合わせて足並みを揃えないと、別々の鎮守府の所属で いきなり連携を取るなんて無理よ。それを可能とするには、やっぱりダンスだわ!はい、オカマの舞ー!」
龍驤「うちらだけ作戦 失敗しそうで不安になってきた・・・」
*佐世保鎮守府 演習場*
同じように佐世保鎮守府では、佐世保の艦娘と岩川基地の艦娘と、彼女達と行動を共にする予定のDevil May Cry鎮守府の艦娘が訓練してるのだが、こちらは少々・・・というか、かなり問題しかなかった。
岩川「だーかーらー!まどろっこしい事しないで火力でガンガン押せば勝てるんすよ!」
佐世保「阿呆か お前は!火力だけで どうにかなれば、疾うの昔に制海権を取り戻せてる!分かったら私の指示した通りに動け!」
岩川「嫌っす!あんたの指示ややこしくて何 言ってるか分かんねぇんすよ!」
佐世保「何で お前みたいな奴が提督になれたんだ・・・!」
岩川「そりゃ実力っすよ。俺が指示するんで大佐殿は引っ込んでていいっすよ」
佐世保「貴様こそ上官への態度を改めて引っ込んでいろ!」
『(早く訓練 再開してくれないかなぁ・・・)』
佐世保と岩川の艦娘達は、自分達の提督が喧嘩する事で訓練が滞り、ただただ困り果てるのだった。
*単冠湾泊地 浜辺*
単冠湾泊地にある浜辺に、単冠提督と宿毛提督、2人の部下である艦娘達と、彼女達と共に訓練していたDevil May Cry鎮守府の艦娘が集まっていた。
単冠「・・・・・・うん、全体的に雷撃の命中率が悪いね。軽巡、雷巡、駆逐艦、潜水艦を中心に雷撃訓練を増やそう」
単冠金剛「提督ぅー!私と比叡は どうしたらいいデース?」
単冠「2人は問題ないから、別の訓練に集中してもらおうかな」
単冠比叡「やりましたね、金剛お姉さま!」
単冠「ただ対空攻撃がイマイチなんだよな~・・・」
「「え゛・・・」」
単冠「戦艦と重巡は、砲撃演習と同等に航空演習の量を増やそうか」
単冠比叡「流れるようにダメ出しされた・・・」
単冠金剛「上げて落とされたデ~ス・・・」
単冠湾の金剛と比叡は、今日は褒められて終わるかと期待したが、同時にダメ出しされた事で、自分達で勝手に課したノルマを達成できず泣いた。
宿毛「空母は いつも最後に気を抜き過ぎ!最後まで気を引き締めてたら、撃墜されなかった場面が何度もあったんだよ!本番で撃墜されたら、妖精さん達の練度だって戻すの大変なんだから」
宿毛提督は、珍しく艦娘達に厳しい事を言って叱ってるのだが、何故か叱られてる艦娘達はニコニコと宿毛提督を見ていた。
宿毛「みんな聞いてる?」
『聞いてる聞いてる』
宿毛提督は小柄で可愛らしい見た目をしてるので、そんな彼女が怒ってるのを見て艦娘達は微笑ましく思っていた。
宿毛「もう、ちゃんと反省してるの?!」
『してる してる』
宿毛「じゃあ微笑ましい顔で私を見ないでよー!」
失礼な話かもしれないが、正直に言うと宿毛湾の艦娘達は、上官である宿毛提督の事を妹みたいに思っているので、宿毛湾泊地の内情は提督と艦娘の上下関係が時々 逆転する事もあった。
・・・・・・
*Devil May Cryの世界 町 アメリカ時間3月30日 22:59*
ダンテ達の世界に安全に行ける方法を試行錯誤したアーロンの手助けで、モリソンは無事に元の世界に帰ってきた。
元の世界に帰ってからトリッシュの居場所の情報を掻き集め、小さな町で悪魔が現れる噂を小耳に挟んだモリソンは、トリッシュを探しに その町に来ていた。
町は静かで、逃げたか悪魔に殺されたかして人影は見当たらず、ゴーストタウンとなっていた。
町の中心まで行くと、何かが山のように積み上げられていた。よく見ると、それは悪魔の死骸の山だった。
見上げると、大きな月をバックにして、死骸の山の上にトリッシュが立っていた。
トリッシュ「あらモリソン、久しいわね」
モリソン「元気そうで安心した。探すのに苦労はしたがね」
トリッシュ「私を?・・・それより、事務所を維持するのに いつまで こんな事を続ければいいの?」
モリソン「ダンテが戻るまでさ」
トリッシュ「もう権利書をくれたっていいと思うけど?」
モリソン「もう その話は勘弁してくれ。今日は別の仕事で来た」
トリッシュ「ふ~ん・・・・・・今度の獲物は どんな相手?」
モリソン「その前にデュマーリ島まで付き合ってくれ」
デュマーリ島の名を聞いた瞬間、トリッシュは目を細め何かを疑うような表情をする。
トリッシュ「デュマーリ・・・?聖と魔が溶け合う島。そんな場所に、いったい何の用があるの?」
モリソン「ダンテの ご指名ってやつだ」
モリソンは そう言って勿体振りながらニッと笑い、葉巻に火を点けるのだった。
・・・・・・
*艦これの世界 Devil May Cry鎮守府 演習場 日本時間4月2日 10:18*
この日、トリッシュとルシアはモリソンに連れられ、艦娘が居る世界へと再び戻った。
戻った事で、2人は この世界での記憶も取り戻している。
3人で演習場に行くと、ダンテと明石が待っていた。
モリソン「待たせたな、ダンテ」
ダンテ「遅いぞモリソン、ギリギリじゃねぇか」
モリソン「ルシアの説得に時間が掛かっちまってな。これでも急いだ方だ」
ルシア「ダンテ、どうして私達を呼んだの?」
トリッシュ「こっちじゃ どういう状況なの?」
トリッシュとルシアは、ルキフェルスとの決戦直後までの記憶しかなく、モリソンからも あまり詳しく事情を聞かされていなかった。
だがダンテは それに答えるより先に、徐に2人に足の艤装を渡した。渡された艤装を見て、2人の頭はハテナで埋め尽くされた。
ダンテ「お前らのだ」
「「はい?」」
2人分の艤装はトリッシュとルシア用に、ダンテが夕張と明石に造らせた物だった。
ダンテ「明石、頼む」
明石「(私が説明するんかい・・・)」
急に丸投げされ、明石は仕方なく今 起きてる状況と、今回の作戦についてトリッシュとルシアに説明した。
トリッシュ「・・・つまり、私達にも艦娘を率いて一緒に戦えってこと?
ルシア「私、そういうの分からない・・・」
ダンテ「お前らなら すぐ扱えるはずだ。艦娘の方は どうにかなる」
今回レディが呼ばれなかった理由は この艤装にある。艤装は普通の人間には使えないが、悪魔であるトリッシュとルシアなら、ダンテ同様に扱えるだろうと判断しての事だった。
もう こっちの世界に来てしまった以上 仕方ないと、トリッシュとルシアは渋々ではあるが引き受けるしかなかった。手伝うまで元の世界に帰らせないと脅されたため。
明石から艤装の説明を受けた2人は、早速 艤装を装着した状態で演習場に下りた。
トリッシュ「艦娘って普段こんな感じなのね」
ルシア「ちょっと楽しいかも」
ダンテ「立つのは大丈夫そうだな」
明石「問題は移動ですけどね」
ダンテ「お前ら、ちょっと沖の方まで行ってみろ」
トリッシュ「ルシア、どうせなら競争しない?」
ルシア「その勝負、受けるわ」
ダンテがホルスターからエボニーを抜いて銃口を空に向けると、1発の銃声が鳴り響く。それを合図に、トリッシュとルシアは大きな水飛沫を上げながら爆走し、演習場から沖へと出た。
因みに、ダンテと明石は頭から水飛沫を被る事になってしまった。
ダンテ「あいつら・・・もう ちょっと考えて行けよ・・・!」
明石「私も昔の提督に そう言いたいです・・・」
ズブ濡れになったダンテと明石を横目に、水上を走り去っていったトリッシュとルシアを見ていた吹雪は、自分は艦娘なのに水の上に立つのも やっとだったのに、艦娘じゃない2人が簡単に艤装を使い熟していた事に落ち込んでいた。
吹雪「やっぱり私って落ちこぼれだったのかな・・・?」
叢雲「吹雪!魚雷!」
吹雪「えっ!?きゃあああああっ!!」
模擬戦闘中であるのを忘れて落ち込んでいたため、酸素魚雷の接近に気付かず諸に命中して被弾してしまう。
武蔵「お前は何をやっとるんだ?!しっかりせんか!」
吹雪「ご、ごめんなさ~い!」
吹雪が被弾するのは、ダンテと明石にも しっかりと見られていた。
明石「吹雪、被弾しましたよ?」
ダンテ「あいつ確か、主力のAチームだったな」
明石「不安ですね」
ダンテ「主力から外すか・・・」
・・・・・・
*深海運河 最終防衛線海域 4月3日 6:58*
作戦準備中も偵察を繰り返し行っていたのだが、予想通り最後の偵察で複数体のブラックスミスの存在も確認された。
激戦となる事が予想される中、ダンテ達は最初のポイントで作戦開始時刻を待って待機していた。
あきつ丸『07:00!作戦開始であります!』
無線から あきつ丸の作戦開始の合図が出た瞬間、ダンテ達は北側ルートと南側ルートへと分かれていく。
そして その場には、アマ・デトワール号に乗るAチームが引き続き待機する。
Aチームには、Devil May Cry鎮守府 第1艦隊 旗艦に戦艦 大和、随伴艦に武蔵、長門、陸奥、重巡 那智、足柄。
第2艦隊 旗艦に航戦 扶桑、随伴艦に山城、伊勢、日向、重巡 摩耶、鳥海。
第3艦隊 旗艦に戦艦 金剛、随伴艦に比叡、榛名、霧島、吹雪、島風。
第4艦隊 旗艦に軽巡 神通、随伴艦に川内、雷巡 北上、大井、駆逐艦 叢雲、時雨となっている。
そしてブラックスミスと変異する深海棲艦に興味を持ったアーロンも、その個体を確認するために一緒だった。
・・・・・・
*B・Cチーム*
アイオワ「予定ポイントに着いたわ」
それぞれのルートを進む中で、B・Cチームが次のポイントに着いた。
Bチームにはトリッシュと、Devil May Cry鎮守府の第4艦隊 旗艦に潜水空母 伊401、随伴艦に伊8、伊19、伊58、駆逐艦 朧、潮。
舞鶴鎮守府の第3艦隊 旗艦に潜水空母 伊26、伊13、伊14、『
第7艦隊 旗艦に軽巡 神通、随伴艦に那珂、由良、阿武隈、駆逐艦 弥生、望月。
横須賀鎮守府の第4艦隊 旗艦に重巡 那智、随伴艦に足柄、軽巡 天龍、龍田、駆逐艦 秋月、照月となっている。
そしてCチームにはネロと、Devil May Cry鎮守府の第5艦隊 旗艦に戦艦アイオワ、随伴艦にサウスダコタ、軽空母 飛鷹、隼鷹、軽巡アブルッツィ、駆逐艦Z3。
横須賀鎮守府の第1艦隊 旗艦に航戦 扶桑、随伴艦に山城、重巡 摩耶、鳥海、軽巡 球磨、多摩。
第2艦隊 旗艦に軽母 鳳翔、随伴艦に龍驤、『龍鳳』、『大鷹』、航巡 利根、筑摩。
第3艦隊 旗艦に戦艦 大和、随伴艦に陸奥、伊勢、日向、雷巡 木曾、駆逐艦 島風となっている。
トリッシュ「ここで お別れね」
ネロ「あぁ。合流ポイントで会おうぜ」
B・Cチームは二手に分かれ、それぞれ予定していた航路へと入る。
*D・E・Fチーム*
同じ頃、D・E・Fチームも次のポイントに着いていた。
加賀「提督、予定ポイントへの到着を確認」
Dチームにはダンテと、Devil May Cry鎮守府の第6艦隊 旗艦に空母 加賀、随伴艦に装甲空母 翔鶴、瑞鶴、空母 葛城、戦艦イタリア、ローマ。
呉鎮守府の第1艦隊 旗艦に空母 雲龍、随伴艦に装甲空母『大鳳』、軽母 瑞鳳、熊野、戦艦 比叡、霧島。
第2艦隊 旗艦に戦艦 長門、随伴艦に陸奥、重巡 古鷹、加古、青葉、衣笠。
第3艦隊 旗艦に軽巡 五十鈴、随伴艦に雷巡 北上、大井、木曾、駆逐艦『天霧』、『沖波』となっている。
バージル「俺達は先に行く」
Eチームにはバージルと、Devil May Cry鎮守府の第7艦隊 旗艦に空母 飛龍、随伴艦に蒼龍、軽母 瑞鳳、ガンビア・ベイ、軽巡 天龍、龍田。
佐世保鎮守府の第1艦隊 旗艦に戦艦 大和、随伴艦に武蔵、空母 天城、葛城、重巡 妙高、羽黒。
第2艦隊 旗艦に重巡 高雄、愛宕、軽巡 矢矧、酒匂、駆逐艦 綾波、敷波。
岩川基地の第5艦隊 旗艦に重巡 摩耶、軽巡 天龍、駆逐艦 叢雲、曙、ヴェールヌイ、満潮となっている。
ルシア「ダンテ、また後で」
Fチームにはルシアと、Devil May Cry鎮守府の第8艦隊 旗艦に軽巡 大淀、随伴艦に夕張、阿賀野、能代、駆逐艦 睦月、夕立。
単冠湾泊地の第1艦隊 旗艦に戦艦 金剛、比叡、軽母 千歳、千代田、軽巡 長良、駆逐艦 電。
第4艦隊 旗艦に軽巡 球磨、随伴艦に多摩、名取、駆逐艦 磯波、浦波、霞。
宿毛湾泊地の第6艦隊 旗艦に水母『日進』、随伴艦に『秋津州』、駆逐艦 山風、雪風、『高波』、『朝霜』となっている。
ダンテ達も二手に分かれ、E・Fチームは先に一緒の航路へと進み離れていく。
ダンテ「さて、俺達も負けてられないからな」
それを見送ったダンテ達Dチームも、予め予定していた自分達の航路へと進むのだった。
・・・・・・
*Bチーム*
各チームが分散して作戦海域を進んでいく中、Bチームが敵艦隊と会敵した。
それは先の出撃でも会敵した敵艦隊と同じ編成の、軽巡棲鬼、重巡リ級flagship2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐二級 後期型2隻だった。
ただ、Devil May Cry鎮守府の第4艦隊は それを見て驚愕していた。
ゴーヤ「何で あいつら復活してるでち!?」
朧「復活したのか、別個体で同じ編成を配置したのか、どっちにしても倒さないと」
舞鶴神通「舞鶴 第3、第7艦隊は いつでも戦闘に入れます」
横須賀那智「同じく横須賀 第4艦隊もだ」
潮「あの、トリッシュさん・・・大丈夫そうですか?」
トリッシュ「深海棲艦と戦うのは初めてだけど、まぁ、様子を見ながらやってみるわ」
しおい「お願いします」
横須賀天龍「うっしゃー!一気に畳み掛けようぜ!」
潜水空母が一斉に潜水し、水上艦は敵艦隊へと砲撃しながら向かっていく。
それに追従するように、トリッシュも2丁銃ルーチェ&オンブラを撃つ。すると弾丸が命中した重巡リ級flagshipが仰け反り、ダメージが入った。
トリッシュ「(どうやら私の銃も通用するみたいね)」
深海棲艦には人間の武器は通用しない。
だが これまで、ダンテの銃は深海棲艦に効いていた。それはダンテが別世界の存在であり、この世界の理に縛られていないからだ。
だがトリッシュも同じ結果になるという確証はなかった。少なからず不安もあったが、この分だと心配なさそうだ。
トリッシュ「だったら、思いっきり蜂の巣にしてあげるわ!」
トリッシュは舞うように敵艦隊からの砲撃を避け、これでもかと銃弾を浴びせていく。
トリッシュが即戦力となった事にDevil May Cry鎮守府の艦隊は嬉しそうにしていたが、横須賀と舞鶴艦隊は敵艦隊に攻撃しながらも、トリッシュを見ながら人が艤装を完全に使い熟し、更には人が使う銃で深海棲艦にダメージを負わせてる事に驚いていた。
*Cチーム*
横須賀筑摩「敵機 接近!」
同じ頃、Cチームは偵察機を発艦して敵艦隊を発見し、既に航空戦闘に突入していた。
横須賀陸奥「三式弾、撃てぇー!」
戦艦と航空戦艦から放たれた三式弾によって空中で連鎖的な爆発が起き、敵艦載機が それに巻き込まれ破壊され、墜落していく。
そうしてる内に、目視できる距離にまで敵艦隊が現れた。編成は軽母ヌ級flagship、重巡リ級flagship、軽巡棲鬼、駆逐二級 後期型2隻だ。
ネロは敵艦隊に軽巡棲鬼が居るのを見て、不敵な笑みを浮かべた。
ネロ「鬼級・・・これなら楽しめそうだ。ハズレじゃなくて良かったよ!」
ネロは背中からレッドクイーンを抜き、一直線に敵艦隊へと向かっていった。
*E・Fチーム*
そしてE・Fチームの方にも、敵艦載機が迫っていた。
バージルが閻魔刀を振ると、空を飛んで こちらに向かってくる敵艦載機が全てバラバラになった。それを見て、岩川の天龍はドン引きしてDevil May Cry鎮守府の天龍に話し掛けていた。
岩川天龍「お前んとこの協力者、何なんだよ・・・?」
天龍「バケモン」
2人の天龍が話してる中、バージルとルシアも言葉を交わしていた。
バージル「ルシア、先に行け」
ルシア「いいの?」
バージル「一緒に足止めされる必要もあるまい」
予定では ここから更に二手に分かれ、FチームはEチームとは別の航路へと進む手筈になっている。
しかもFチームの航路は遠回りとなっているため、今ここで一緒に敵艦隊を倒してから二手に分かれるとなると、合流ポイントに着くのが遅れる可能性もある。そのため ここはEチームが引き受け、Fチームを先に行かせる必要があった。
ルシア「・・・分かった」
ルシアはFチームを率いて、予定していた航路に入り先に進む。
それを見送ってからバージルが正面に向き直ると、敵艦隊が接近してきてるのが見えた。編成は空母ヲ級改flagship2隻、軽母ヌ級flagship、軽巡ツ級elite、駆逐二級 後期型2隻だ。
ただ その編成を見て、バージルは舌打ちしていた。
バージル「こちらはハズレか、つまらん」
佐世保妙高「えっと・・・何で残念そうにしてるのか訊いてもいいのかしら?」
蒼龍「訊かない方がいいかな~。きっと理解できないと思うし・・・」
岩川ヴェールヌイ「そう言われると、逆に気になってしまう」
バージル「相手は雑魚ばかりだ。さっさと終わらせるぞ」
『(え・・・?)』
敵艦隊には改flagship級が居て決して油断できる相手ではないが、バージルが“雑魚”と言った事に、佐世保と岩川艦隊は戸惑ってしまう。
飛龍「バージルさんなら そう言うと思ってた。交戦 開始!」
艦隊から一斉に艦載機が飛び立ち、瞬く間に激しい戦闘へと突入していく。
*Dチーム*
そしてダンテ率いるDチームも、襲来した敵艦載機の迎撃に忙しく動き回っていた。
ローマ「敵航空戦部隊が接近!」
空母棲姫、軽母ヌ級flagship2隻、軽巡ツ級elite、駆逐ハ級 後期型2隻からなる敵艦隊が現れた。
ダンテ「姫級か。どうやら こっちは当たりらしいな。一気に蹴散らすぞ!」
*Aチーム*
ルシア率いるFチーム以外が、それぞれのポイントで同じ時に戦闘を開始した。
これだけ広く広がり派手に動けば、敵勢力もダンテ達を止めるには戦力を分散させなければならないだろう。予め配置されていた深海棲艦だけでは戦力が足りないとなれば尚更だ。
あとは、敵の出方次第だ。いつ、どのタイミングで変異する深海棲艦と、ブラックスミスを投入してくるかだ。
アマ・デトワール号に乗るAチームは、自分達が動くべき時を静かに待つのだった。
さぁ、他の鎮守府なども巻き込んで海域攻略が仰々しいものになってきました。
ただ単純に深海棲艦の相手をするのではなく、変異する深海棲艦やブラックスミスの問題もあるので、制海権を確保できるのか見物ですね。
次回も宜しく お願い致します!