Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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まだ色々と考え中ですので、まったりした回にしました。

39話です!どうぞ!


Mission39 集結~提督の元へ集え~

*大本営 正面ゲート*

 

ダンテが帰還してから数日が経った。

着任準備も整い、閉鎖されたDevil May Cry鎮守府へ着任するため、出発しようとしていた。

 

元帥「では達者でな」

 

大和「お気を付けて」

 

吹雪「赤城さん・・・」

 

赤城「また会いましょうね、吹雪さん」

 

ダンテと艦娘達は数台の車に乗り込み、鎮守府へと向かった。運転は憲兵だ。

 

 

*横須賀鎮守府 正面ゲート*

 

横須賀「寂しくなるわね」

 

横須賀の提督は名残惜しそうに艦娘達を見た。金剛、比叡、蒼龍、隼鷹、青葉、神通、那珂、暁、雷、電、如月、皐月、文月が出発しようとしていた。

 

神通「お世話になりました」

 

横須賀「向こうに着いたら、彼にも よろしく言っといてね」

 

蒼龍「分かりました」

 

横須賀「隼鷹も お酒は控えないとダメよ」

 

隼鷹「な、何の事かな~・・・」

 

横須賀「比叡、ここでは二度と料理しないでね」

 

比叡「すみません・・・」

 

比叡は また やらかしたらしい。

 

横須賀「青葉も色々と気を付けなさいよ」

 

青葉「な、何の事でしょ~・・・」

 

横須賀「向こうに着いたら彼に電話してほしいって伝えといて」

 

金剛「何故デスカ?」

 

横須賀「貸しを返してもらってないもの」

 

如月「それってデートの話?」

 

金剛「提督のハートは渡さないネ!」

 

横須賀「これは私と彼の問題だから口を挟まないで」

 

横須賀の提督はニッコリ笑いながら言い放った。

 

如月「でも そんな口約束、司令官も忘れてるんじゃないかしら~♪」

 

横須賀「蒼龍、これも彼に伝えといて」

 

蒼龍「は、はい・・・」

 

金剛「絶対させないヨ!」

 

那珂「時間ないから早く行こうよ」

 

横須賀「他の皆も気を付けてね」

 

『はい!』

 

横須賀に居た艦娘達も車に乗り込む。

 

 

*舞鶴鎮守府 正面ゲート*

 

こちらではサングラスを掛けた舞鶴の提督と その秘書艦『漣』、羽黒、鈴谷、北上、大井、天龍、龍田、夕張、初雪、深雪、叢雲、白露、時雨が居た。

 

舞鶴「えー!?行っちゃうの!?本当に行っちゃうの!?」

 

天龍「だぁー!鬱陶しいから離れろ!」

 

舞鶴の提督は天龍の腰に しがみついていた。

 

舞鶴「行かないでぇ~!お願いだからぁ~!」

 

とうとう泣き出してしまった。余程ここに居てほしいらしい。

 

鈴谷「ねぇ、鈴谷達 提督に早く会いたいから出発したいんだけどー」

 

舞鶴「提督なら ここに居るじゃん!」

 

叢雲「あんたじゃないのよ」

 

初雪「・・・ややこしい」

 

時雨「予定の時刻から大幅に遅れてるよ」

 

白露「も~!これじゃ1番に着けないよー!」

 

艦娘達はウンザリしていた。舞鶴からはDevil May Cry鎮守府は距離があるので早く出発したかった。

 

大井「やっぱり舞鶴に戻るんじゃなかった」

 

北上「で、これ どうする?」

 

羽黒「ど、どうしましょう」

 

漣「ご主人さま、そろそろ離れた方が良いですよ。天龍さん、刀 抜こうとしてるし」

 

龍田「死にたいのかしら~?」

 

舞鶴「それも嫌だぁー!」

 

深雪「もう頼むよ・・・」

 

舞鶴の提督を引き離し、急いで車に乗り込む艦娘達。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 正面ゲート*

 

先に到着したのはダンテ達だった。

 

赤城「着きましたね」

 

明石「また皆に会えるのは楽しみですね」

 

加賀「どこに行くの?」

 

見るとダンテが どこかに行こうとしていた。

 

ダンテ「ここで突っ立ってても しょうがないだろ?中で待ってりゃ その内 来るだろ」

 

鳳翔「提督、できれば ここで1番に皆を迎えてあげてください。皆あなたに会えるのを楽しみにしてるはずです」

 

ダンテ「ずっと待つのか?」

 

鳳翔「お願いします」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

ダンテは仕方なく待つ事にした。少しして一台の車が来た。降りてきたのは横須賀から来た艦娘達。

 

金剛「テーイートークゥー!!Burning Love!!」

 

猛スピードで金剛がダンテに抱き付いた。ダンテは難なく受け止める。

 

金剛「会いたかったデース!」

 

ダンテ「元気そうだな」

 

金剛「私、寂しかったんデスヨ~」

 

ダンテ「悪かったな、俺も忙しかったのさ」

 

比叡「あー!良いな良いなー!」

 

金剛に抱き付かれてるダンテを見て羨ましがる比叡。

 

暁「しれいかーん!」

 

雷「本当に司令官だー!」

 

電「会いたかったのです!」

 

今度は暁、雷、電がダンテに抱き付いた。

 

ダンテ「お前ら小さいままだな」

 

電「小さいって言わないでほしいのです!」

 

暁「一人前のレディとして扱ってよね!」

 

ダンテ「夜中に1人でトイレ行けるようになったか?」

 

暁「うっ・・・」

 

暁は まだダメなようだ。

 

雷「これからは いーっぱい雷に甘えても良いのよ!」

 

ダンテ「考えとくよ」

 

「「しれいかーん!」」

 

如月「うふふ、また司令官に会えて嬉しい♪」

 

如月、皐月、文月もダンテに抱き付いた。

 

皐月「ボク達ずっと待ってたんだよ!」

 

文月「文月ね~、司令官に お話ししたい事が いっぱいあるんだよ~」

 

ダンテ「分かったから落ち着けよ」

 

隼鷹「本当に戻ってきたんだね~!」

 

神通「お久しぶりです、提督」

 

那珂「おかえりなさーい!」

 

青葉「青葉、感激です!」

 

蒼龍「提督、待たせすぎです」

 

ダンテ「悪かったよ」

 

蒼龍「横須賀の提督が電話してほしいって言ってましたよ」

 

ダンテ「横須賀の?・・・気が向いたらな」

 

蒼龍「あとデートの━━ひっ!?」

 

デートの件も伝えようとしたが、血走った眼で蒼龍を睨む金剛。・・・結局 言えなかった。

そこへ また一台、車が来た。降りてきたのは大淀だった。

 

大淀「提督!」

 

ダンテ「大淀」

 

大淀「提督が帰ってくるのを、心より お待ちしておりました」

 

大淀は涙ぐみながら言った。

 

ダンテ「約束してたしな」

 

加賀「忘れてた癖に・・・」

 

『忘れてたぁー!?』

 

ダンテ「余計なこと言うなよ」

 

鳳翔「提督にも事情がありますから、あまり怒らないであげてください」

 

ダンテ「それで、大淀だけ1人で何してた?」

 

大淀「私は士官学校で特別講師をしていました」

 

ダンテ「厳しく教えてたのか?」

 

大淀「まさか、優しく教えましたよ」

 

ダンテ「俺の時も優しく教えてほしかったな」

 

初めて着任した時、ダンテは数日間 部屋に缶詰め状態で執務について叩き込まれた。

 

比叡「司令!忘れてたって どういう事ですか!」

 

その後、艦娘達からの追求が止まらなくなった。

 

 

・・・・・・

 

その後も しばらく待っていたが、舞鶴から来るはずの艦娘達が来ない。

 

大淀「遅いですね」

 

ダンテ「疲れたから中に入っちゃダメか?」

 

艦娘に揉みくちゃにされて、悪魔を相手するより疲れたダンテ。

 

鳳翔「もう少しだけ待ってみましょう」

 

そこへ、やっと車が到着した。

 

白露「あー!白露達が1番 遅いじゃん!」

 

艦娘達が降りてきた。

 

鈴谷「うわーん!ていとぐぅー!」

 

鈴谷が泣きながらダンテに抱き付く。

 

鈴谷「何で早く帰ってきてくれなかったの゛ぉ゛~!」

 

ダンテ「おい泣くなよ、俺も色々あったんだ」

 

天龍「この野郎!心配させやがって!」

 

言葉は乱暴だが、天龍は笑顔だった。

 

ダンテ「待った甲斐があっただろ?」

 

龍田「うふふ」

 

羽黒「司令官さん、おかえりなさい」

 

夕張「おかえりなさい!」

 

時雨「司令官、おかえり」

 

白露「おかえりー!」

 

深雪「おっかえりー!」

 

初雪がダンテの背中を器用に よじ登り始めた。そして肩車の状態に落ち着いた。

 

ダンテ「何やってんだ?」

 

初雪「・・・肩車」

 

初雪なりに甘えているらしい。

 

『ずるい!』

 

一部の駆逐艦からクレームが入るが、初雪は降りない。

 

ダンテ「叢雲も元気だったか?」

 

叢雲「元気よ。おかえり」

 

大井「遅すぎなのよ・・・」

 

北上「提督、もうちょっと早く帰ってきてよ~。私ら向こうで大変だったんだよ」

 

ダンテ「向こうって舞鶴か?」

 

白露「舞鶴の提督、たまに頭おかしいから」

 

天龍「あと情緒不安定」

 

龍田「死ねばいいのに~」

 

それは提督として大丈夫なのだろうか?

 

鳳翔「全員 揃いましたね。中に入りましょうか」

 

ダンテ「初雪 降りろ」

 

初雪「ヤダ、しんどい・・・このまま行って」

 

ダンテ「(パティの相手してる方が楽だな・・・)」

 

 

・・・・・・

 

*執務室*

 

執務室にはダンテ、赤城、加賀、鳳翔、大淀が来ていた。他の艦娘は別の場所を見て回っている。

 

ダンテ「埃まみれだな」

 

大淀「何年も放置されていましたからね」

 

備品なども当時のまま置かれている。

ダンテはジュークボックスで音楽を掛けようとしたが反応しない。電気は通っているはずだが・・・。ダンテはジュークボックスに蹴りを入れた。

 

赤城「何してるんですか!?」

 

ジュークボックスは完全に壊れた。

 

ダンテ「クソッ・・・」

 

加賀「壊れて当然でしょ」

 

鳳翔「先に大掃除ですね」

 

 

・・・・・・

 

艦娘達が鎮守府中の掃除をしている間、ダンテは敷地内を見回っていた。工廠の近くを通ると、1人の妖精さんが近付いてきた。

 

ダンテ「お前は・・・」

 

その妖精さんは、工廠が火災になった時にダンテが助けた妖精さんだった。

 

ダンテ「お前も元気だったか?」

 

妖精さんは手招きをして工廠の中に消えた。ダンテも工廠の中に入る。すると妖精さんの近くにダンテの足の艤装が置かれていた。ダンテの艤装は火災の時に壊れていたのだが、妖精さん達が造り直していたようだ。

 

ダンテ「思わぬプレゼントだな」

 

妖精さん達は仲間を助けてもらって、ダンテが恐くなくなったようだ。

 

ダンテ「有り難く受け取っとくぜ」

 

 

・・・・・・

 

*食堂*

 

掃除も一通り終わり、全員が食堂に集まった。

 

間宮「じゃあ、遅い昼食に━━」

 

『・・・・・・え?』

 

鎮守府内の電気が全て消えた。

 

ダンテ「今度は何だ?」

 

夕張「ちょっと見てくるね」

 

夕張と明石が復旧のため、食堂から出ていく。

 

北上「何だか幸先が悪いね」

 

 

・・・・・・

 

昼食が終わると、皆はダンテの元に集まった。

 

文月「しれいかーん」

 

ダンテ「まだ話があるのか?」

 

文月「今度は司令官の お話が聞きたいなぁ」

 

ダンテ「言われてもな」

 

天龍「何かスゲェ話とかないのかよ?」

 

ダンテは少し考えてから話し始めた。

 

ダンテ「そうだな・・・その日は静かで良い夜だったんだが、突然バイクに乗った女が事務所に乗り込んできたんだ。それで━━」

 

ダンテはマレット島で母の仇、『魔帝ムンドゥス』との戦いを話した。

 

ダンテ「━━そのまま崩れる城から飛行機で脱出したんだ」

 

北上「よく墜落しなかったね」

 

那珂「本物のバージルさんも可哀想だよ・・・」

 

鳳翔「では、お母さんの仇を倒したのですね」

 

ダンテ「一応な」

 

赤城「一応?」

 

ダンテ「完全に滅ぼした訳じゃないからな、いつの日か また復活するだろうな。まぁ その時は俺の息子が どうにかするだろうさ」

 

『息子!?』

 

加賀「まさか、子供が居るの?」

 

ダンテ「例え話だ。最初は俺の親父、次は俺、じゃあ その次はって話さ。子供は居ない」

 

一部の艦娘はホッとした。

 

如月「そのトリッシュって人とは どうなったの?」

 

ダンテ「相棒になって しばらく一緒に悪魔狩りしてた。今は元相棒だ」

 

叢雲「喧嘩でもしたの?」

 

艦娘達はダンテに疑いの目を向ける。ダンテが悪いと思っているようだ。

 

ダンテ「知らない事もあるから、色々 見て回りたいって言って出ていった。時々は帰ってくる」

 

如月「私が聞きたいのは付き合ってるのかって事なんだけど」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

艦娘達は興味津々で前のめりになっている。青葉はボイスレコーダーまで用意している。

 

ダンテ「言っただろ、元相棒だって」

 

雷「ケルベロスは どうしたの?」

 

魔具はエンツォに預けている。エンツォは ある事件で片腕を無くしてから、情報屋兼 魔具を取り扱う店を開いた。エンツォから お金を借りた質草に魔具を預ける。お金を返せなかった場合、魔具は売り飛ばされる。アグニ&ルドラは質草としてではなく、普通に売られた。ある日ダンテとトリッシュ、レディでエンツォを騙して借金をチャラにして、魔具を全て取り戻したが、今は再びエンツォの店に戻している。

 

加賀「普通の人間に魔具なんて預けたの?」

 

ダンテ「少なくとも、今では魔具に関して素人じゃない。大丈夫さ」

 

鳳翔「信用してるんですね」

 

ダンテ「古い付き合いだしな。深海棲艦の方は どうなってる?」

 

その質問に艦娘達の表情が曇る。

 

鳳翔「状況は芳しくありません。近年になってから前より戦略的な行動をするようになりました」

 

赤城「制海権の確保は どこの鎮守府も難航しています」

 

ダンテ「退屈せずには済むかもな」

 

 

・・・・・・

 

*夜*

 

ダンテは埠頭から月に照らされた海を眺めていた。

 

赤城「提督」

 

ダンテ「赤城か、夜更かしは美容の大敵だぞ」

 

赤城「まだ消灯時間まで1時間はありますよ」

 

しばらく2人で黙って海を眺めていた。沈黙を先に破ったのは赤城だ。

 

赤城「提督が元の世界に戻ってから今日まで、どれだけの年数が経ったんでしょう?」

 

ダンテ「さぁな、憶えちゃいないな」

 

赤城「10年近くは経ってるんじゃないですか?」

 

ダンテは また“待たせた”と責められる気がした。

 

ダンテ「そうか?まだ ほんの3週間ぐらいじゃないか?」

 

赤城「そのジョーク、笑えばいいんですか?」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

赤城「しっかり埋め合わせしてくださいね」

 

ダンテ「居なくなる度に埋め合わせしないといけないのか?」

 

赤城「提督の事情は分かってます。役目を終えれば また元の世界に還るんですよね」

 

ダンテ「だろうな」

 

赤城「皆も今は理解しています。けど、前は状況が状況でしたから・・・」

 

ダンテ「何回 謝れば許されるんだ?」

 

赤城「一生です」

 

ダンテ「そのジョーク、笑えばいいのか?」

 

穏やかな時間が流れていたが、そこに大淀が慌てて駆けてくる。

 

大淀「提督、元帥から電話で、街で悪魔が・・・!」

 

それを聞いたダンテの顔は、不敵な笑みを浮かべた。

 

ダンテ「疲れてるってのに・・・赤城、車のキー貸してくれ」

 

赤城「バイクで行かないんですか?」

 

ダンテ「夕張がバラバラにしてた」

 

大淀「私のを使ってください!」

 

大淀が投げた車のキーをキャッチして車に向かう。

 

ダンテ「行ってくる」

 

赤城「いってらっしゃい」

 

ダンテは そのまま街に向かった。

 

大淀「私達が知ってる提督のままですね」

 

赤城「そうですね」

 

見送った赤城と大淀は、車のテールランプが見えなくなるまで見詰めていた。




アイディアはあっても、そこに繋げる為の話が思い付かないorz
しばらくは展開を ゆっくり進めます。

次回も よろしく お願いいたします!
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