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393話です!どうぞ!
深海運河 最終防衛線海域にて、各ルートに分かれ広域展開しながら進軍するDevil May Cry鎮守府の艦隊と横須賀艦隊、舞鶴艦隊、呉艦隊、佐世保艦隊、岩川艦隊。
進軍中、突如として未だ謎が多い敵性個体、ブラックスミスと快適する。
ネロとトリッシュが率いるB・Cチームは これを撃破するが、横須賀の第2艦隊と舞鶴の第7艦隊に大破艦が出てしまい、2艦隊は作戦海域から離脱する。
ダンテとバージルが率いるD・Eチームの方でもブラックスミスと会敵するが、1人で合流したルシアも加わり撃破に成功する。
それぞれのチームが最終合流ポイントへ向かう中、アマ・デトワール号に乗るAチームとアーロンは先に合流ポイントへ到着し、BからEチームが来るのを待つのだった。
*深海運河 最終防衛線海域 Aチーム 4月4日 3:14*
Aチームの艦娘は、アマ・デトワール号の甲板で交代しながら見張りをしており、全方位をカバーできるように数名の艦娘で周囲の警戒を行っている。
すると、見張りに立っていた神通の肩に乗る水雷戦隊 熟練見張員の妖精さんが、闇夜の水平線で何かが動くの見た。
それが何なのかハッキリと判るまで双眼鏡で しばらく見ていると、妖精さんが神通に何かを耳打ちする。
神通は頷き、鳥海の方を見る。
神通「鳥海さん、信号弾を」
鳥海が信号弾を打ち上げると、水上を動く何かからも4つの信号弾が打ち上げられた。それは ここに向かってきていたBからEチームの物だった。
ダンテ達が到着し、彼らが船に乗り込みAチームは嬉しそうに出迎える。
摩耶「予想より人数が多いじゃねぇか。これなら戦力 維持して攻撃できるな」
アイオワ「こっちのルートはブラックスミスが1体だけだったからね」
天龍「こっちも1体だったのが救いだな」
金剛「てーいーとーくぅ~、会いたかったデース」
金剛はダンテを見るなり、抱き付いて頬擦りする。
だがダンテは彼女を押し退けると、大和の方へ行ってしまった。それに追従するように、加賀も一緒に向かう。
相手にされず、他の女の方に行ってしまった事で金剛は悔し涙を流し、妹達に慰められる事となった。
大和「提督、お待ちしておりました」
ダンテ「随分と静かだな。この辺りに戦艦棲姫が張る最終防衛線があったんじゃないのか?もう倒したのか?」
大和「いえ、私達が来てから ずっと、敵影は確認できませんでした。事前の偵察にもあった敵艦隊も含め」
そこに、話が聞こえていたネロとトリッシュが来た。
ネロ「戦艦棲姫なら こっちのルートの方で会った」
トリッシュ「かなりボロボロで、どうやら変異体との戦いに負けたみたいよ」
ダンテ「で、そいつは どうなった?」
トリッシュ「眠るようにして沈んだわ」
ダンテ「となると・・・こりゃ作戦目標の状況は相当おかしな事になってるんだろうな。加賀、あとの指示出しは任せる」
加賀「はい」
加賀は艦娘達を集め、攻撃開始は今から1時間後に行う事と、それまでにBからEチームの艦娘は損傷を直すのと、載せてる兵装のチェックと補給をするよう指示した。
アマ・デトワール号には、Devil May Cryのバンにある時空神像で錬成したバイタルスターが積まれており、全員が回復して戦闘を行うには十分な数が足りていた。かなりの余りも出てくるので、艦娘に持たせて戦闘中に回復する事もできる。
ただ、横須賀と舞鶴、呉の艦娘はバイタルスターを渡されても よく分からず、首を傾げていた。
佐世保と岩川の艦娘は、横須賀鎮守府を中心とした魔界化の時に見た事があったので、特別なにかの反応を見せる事はない。
舞鶴白露「これ何?」
時雨「こう使うんだよ」
Devil May Cry鎮守府の艦娘達が、バイタルスターを自分の身体に押し当て回復するのを実演して見せる。傷が一瞬に治った事で、他の鎮守府の艦娘達は驚いていた。
横須賀山城「何それ!?超便利じゃない!扶桑姉さま、横須賀鎮守府でも取り入れてみませんか?」
横須賀扶桑「これは・・・高速修復材みたいな物?」
吹雪「似たような物だと思っていただいて大丈夫だと思います」
呉五十鈴「あんたんとこ、普段から こんな いい物 使ってるわけ?」
川内「しかもダイエット効果もあるから超いいよぉ~」(大嘘)
呉五十鈴「マジ!?これ、どこで手に入るの!?作り方とかあったりするわけ!?」
呉の五十鈴を おちょくってやろうと川内が変な嘘を吐いたせいで、他の鎮守府の艦娘達が教えてくれと こぞって殺到してくる。
川内以外のDevil May Cry鎮守府の艦娘は、川内の嘘に怪訝な顔をしながら見守っていた。
川内「うんとねぇ、悪魔が居る場所 探せば落ちてるよ」
『え゛・・・?』
川内「あと あれだね。悪魔 殺して噴き出た血が結晶化したレッドオーブ。それを時空神像ってのに捧げながら、“バイタルスターちょうだ~い”って お願いしたら出してくれる」
呉熊野「その時空神像というのは、どこにあるんですの?」
川内「悪魔が湧いてる所 歩いてたら、たまに自販機みたいに置いてある」
横須賀足柄「(自販機・・・?)」
横須賀伊勢「(どういうこと・・・?)」
佐世保酒匂「(全部 悪魔に関係してる場所とか・・・)」
岩川天龍「(行きたくねぇ・・・)」
Devil May Cry鎮守府とは違って できれば悪魔とは あまり関わりたくないので、他の鎮守府の艦娘達は自分達で手に入れるのは諦めようとした。
だが そこで、呉の陸奥が目敏く ある事に気付いてしまった。
呉陸奥「ねぇ、Devil May Cry鎮守府が昔から悪魔と戦ってるのは知ってるけど、普通は このバイタルスターってのを これだけ用意できるものなの?」
横須賀球磨「どういう事クマ?」
呉陸奥「私達だって横須賀が魔界化した時に悪魔が居る場所に居た訳だけど、バイタルスターなんて見付けた事ないじゃない。って事は、そんな大量に頻繁に落ちてる訳じゃないんでしょ?」
横須賀日向「確かに、全然 見なかったな」
呉陸奥「それに たまに置いてあるっていう時空神像だっけ?“たまに”という事は機会が少ないんだろうけど、その“たまに”で こんなに出してもらえるものなのかしら?」
呉長門「おい陸奥、何が言いたい?」
呉陸奥「もしかしてDevil May Cry鎮守府って、時空神像を所有してて普段から作ったりしてるんじゃないの?」
Devil May Cry鎮守府の艦娘の多くは嫌な予感がして、首を横に振りながら手も顔の前で振り、川内に否定しろとジェスチャーで伝える。
しかし・・・
川内「うん、置物みたいな小さいのならあるよ」
川内が肯定してしまった事で他の鎮守府の艦娘達が更に詰め寄ってきた。
横須賀山城「それ横須賀鎮守府に譲って!幾ら払えばいいの?!」
舞鶴白露「よく分かってないけど舞鶴鎮守府が1番に譲ってもらうの!」
呉陸奥「いいえ!呉鎮守府が買い取るわ!」
佐世保愛宕「ダイエット効果があるなんて夢みたいなアイテムじゃない!ぜひ佐世保鎮守府に!」
岩川摩耶「岩川!岩川!」
こうなるのが分かっていたからDevil May Cry鎮守府の艦娘の多くは否定しろと合図を送っていたのに、思い通りにならない事に皆は頭を押さえながら溜め息を吐いた。
原因である川内は とんでもない状況になってしまった事に冷や汗を流し、この事態を どう収拾を付ければいいか分からずフリーズしていた。
舵の傍で、甲板で騒がしくする艦娘達をダンテとネロ、バージルが見ていた。
ダンテ「緊張感のない奴らだ」
ネロ「いいじゃねぇか。ずっと張り詰めてても大変だろ?」
ダンテ「気を緩め過ぎなんだよ」
バージル「はぁ、付き合ってられんな」
3人も休憩に入るため、それぞれ どこかに行くのだった。
・・・・・・
予定の1時間が経ち、回復と補給も終わらせた事でダンテ達は、作戦目標である修復中 深海運河閘門へと突撃した。
まだ日の出までには少し時間があり暗いが、それでも分かるほど、空には厚い雲が立ち込めていた。上級の深海棲艦が居ると起きる現象だ。
そこで待っていたのは、この海域を支配する運河棲姫だった。
運河棲姫の見た目は、白髪にツインドリルヘアーの髪型に、揉み上げも巻いて縦ロールになっているため、実質フォードリルヘアーと言ってもいい髪型をしている。
そして艤装には、閘門を模したような特徴も見受けられる。
運河棲姫を護るように随伴艦には、輸送ワ級flagship2隻と駆逐棲姫が居る。
武蔵「あれが運河棲姫・・・」
ネロ「みんな油断するな。あいつも もしかしたら・・・」
変異体の可能性がある。
本来の深海棲艦が逃げ出したり、変異体と交戦して倒されてる海域で、運河棲姫だけが何事もなかったかのように堂々と あそこに留まってるなど おかしな話である。
運河棲姫はニチャァと笑みを浮かべると、輸送ワ級2隻と駆逐棲姫が動き、砲撃してきた。
大和「交戦開始!」
ダンテ達も動き、艦娘達は一斉に砲撃する。
ゴーヤ「こっちは弱そうな輸送ワ級flagshipを貰うでち!」
Bチームの艦娘達は、雷撃を中心とした攻撃で攻め、輸送ワ級flagship2隻を集中して狙う。
ネロ「見た目が子供だとやりづらいな・・・!」
アイオワ「見た目に惑わされないで!腐っても相手は深海棲艦!遠慮なんて必要ないわ!」
トリッシュ「当然よ!」
ネロとトリッシュ、Cチームは駆逐棲姫を倒す事に集中し、攻撃を仕掛けていく。
運河棲姫が砲撃してくる砲弾の間を抜けながら、ダンテとバージル、ルシア、Aチームが突撃する。
それを援護するように、D・Eチームの艦娘達が後方支援で砲撃する。
大和「三式弾!」
武蔵「徹甲弾!」
戦艦と重巡を中心に三式弾と徹甲弾を撃ち込み、運河棲姫が陸上型であるため魚雷は使えないので、他の者は主砲・副砲から通常弾で攻撃していく。
上空からは、夜戦型 艦載機群の航空攻撃もしていく。
因みに日本艦の空母が使ってるのは、全部 海外艦から借りた物である。
そこにダンテとバージル、ルシアが飛び込み、陸に上がった3人は運河棲姫に直接 攻撃を仕掛ける。
しおい「輸送ワ級flagship2隻、轟沈を確認!」
Bチームは輸送ワ級flagship2隻が変異する前に撃破し、駆逐棲姫と戦うネロ達の方へ加勢する。
すると駆逐棲姫が変異し、全身の皮膚を突き破り触手が生えた。
同時に傷も癒え、それまで与えたダメージがなくなる。
ネロ「チッ、変異しやがったか!」
トリッシュ「ネロ、援護するわ!」
トリッシュが稲妻を放ち、駆逐棲姫から伸びて迫る触手を粉砕する。
更に艦娘達が砲雷撃で駆逐棲姫を怯ませ、ネロが懐に飛び込む。
レッドクイーンによる連撃を浴びせ、駆逐棲姫から砲撃が来ると上体を反らしながら避け、間髪 入れずにブルーローズで反撃する。
グリフォン『待て待て待て待て待て!オレ様の事を忘れるんじゃねぇ!』
飛鷹の身体から出てきたグリフォンも電撃を放ち、回復した駆逐棲姫にダメージを与えていく。
飛鷹「どうしたのグリフォン、今日は やる気じゃない!?」
グリフォン『少しは頑張んないと、一緒に居る意味ねぇからな!あーっぶね!?危ねぇだろうが このチビィ!!』
駆逐棲姫から撃ち出された砲弾を間一髪で避けたが、呑気に喋ってるところを狙われグリフォンは お怒りだった。
ネロ「さーて、次は どれを使おうかな」
触手を振り回して暴れる駆逐棲姫から距離を取り、ネロは腰に ぶら下げたデビルブレイカーを見ながら吟味する。
そして駆逐棲姫を見て、どれを使うか決まる。
ネロ「鞭遊びがしたいなら、こっちにも似たようなのがあるぜ。ローハイド!」
右腕を幽体化させ、デビルブレイカー・ローハイドを装備する。
次から次へと生えてくる触手をトリッシュが また粉砕すると、デビルブレイカーからワイヤーを射出し、『ワイヤーバウンド』でネロが敵に引き寄せられるように飛んでいく。
そして急接近した瞬間に、蹴りを入れて吹き飛ばす。
駆逐棲姫は自身の体勢を持ち直す時間を稼ぐため、ネロに向かって全ての触手を一斉に伸ばす。
ネロは『サイドワインダー』を繰り出し、刃の鞭となったローハイドを振り回して迫る触手を斬り刻むと、その勢いのまま駆逐棲姫も一緒に斬り刻む。
駆逐棲姫はネロと距離を取るため砲撃しようとするが、艦娘の砲雷撃が命中し、駆逐棲姫の攻撃が中断される。
ネロは突進しながらレッドクイーンを斬り付ける『ストリーク』を繰り出し、続けて後方に一瞬 引いてから、一気に突進しつつ斬り上げる『シャッフル』も繰り出し、駆逐棲姫の身体が少し浮く。
そしてネロは軽くジャンプし、レッドクイーンを叩き付ける『ハードウェイ』で駆逐棲姫を海面に叩き付ける。
駆逐棲姫『ウッ・・・ウグ・・・!』
駆逐棲姫は海面に うつ伏せに倒れたまま顔を上げ、ネロを見る。
僅かばかりの抵抗をしようと、駆逐棲姫の触手が ゆっくりとネロの足に絡み付く。
ネロ「おやすみ・・・」
ネロはレッドクイーンを大きく振り上げると、駆逐棲姫の首を斬り飛ばした。それによりネロの足に絡み付いていた触手は力なく海面に落ち、駆逐棲姫は ゆっくりと沈み轟沈した。
ネロ「ダンテ達の方は・・・」
ネロとトリッシュ、B・Cチームは、運河棲姫と戦うダンテとバージル、ルシア、A・D・Eチームの方を見た。そちらは まだ戦闘が続いている。
ダンテとバージルは、戦闘中に ある違和感を感じた。ただ その違和感は、悪いものという訳ではなかった。
バージル「ダンテ、こいつ・・・」
ダンテ「あぁ、やっぱり そうだよな?」
赤色海域は大きく3つに分け、深海後方海域、深海運河海域、深海中枢海域と分類され、既に深海後方海域の制海権を取り戻している。
そして ここは2つ目の赤色海域で、運河棲姫は そこを支配する姫級の深海棲艦なのだが・・・・・・思ったよりも弱かった。
ダンテとバージル、ルシアも居る事も相まって、ネロ達が加勢しなくても運河棲姫は既にボロボロの状態でダメージを受けていた。
すると日の出の時間になり、空が徐々に明るくなってくる。
同時に、運河棲姫が攻撃してこなくなった。
運河棲姫は苦虫を噛み潰したように顔を歪めている。
ダンテは昇ってきた太陽を見てから、運河棲姫の方に向き直った。
ダンテ「お前もしかして・・・」
理由までは不明だが、どうやら運河棲姫は、日中には攻撃ができないようだ。
ダンテ「こりゃ とんだ肩透かしだな」
バージル「つまらん相手だ。トドメは貴様に譲ってやる」
ダンテ「へいへい」
バージルは興が冷めたのか踵を返して海の方に戻り、ルシアも それを追い、ダンテも そちらに歩きながらDr.ファウストを頭に被る。
そして『レッドホットナイト』を発動すると、運河棲姫の頭上から巨大な赤い結晶が隕石となって落下してくる。
海に出たダンテとバージル、ルシアが離れると、運河棲姫は『レッドホットナイト』に押し潰され、爆発炎上した。
ネロ「もう終わったのか?」
ダンテ「最後にしては呆気ないもんだったな」
これで制海権を取り戻したと思い、退屈そうに話していると、突如 海中から1体のブラックスミスが浮上して姿を現す。
ネロ「まだ終わってないみたいだ!」
ダンテ達はブラックスミスに応戦しようと構えるが、ブラックスミスはダンテ達の横を通り過ぎ、運河棲姫の居た陸へと上陸する。
そしてブラックスミスは、無数の触手を器用に動かし移動しながら、まだ燃え盛る炎の中へと自ら飛び込んだ。
ネロ「ど、どうなってるんだ?何で自分から・・・」
ダンテ「ハッ・・・勝手に死んでくれるなら手間が省けてラッキーだ」
イカれた個体が自害したのかと思いダンテは呆れていたが、運河棲姫が居た場所で瓦礫が崩れる音がした。
そして炎の中から、破壊したはずの運河棲姫の姿が現れた。
しかも運河棲姫の下半身はブラックスミスと融合しており、ブラックスミスの頭に運河棲姫の上半身が生えてるような見た目に変貌している。
ネロ「おいおいおいおい、これは何の冗談だ?」
トリッシュ「合体する能力まで有しているの?」
大和「そんな・・・今まで、深海棲艦が合体するなど聞いた事がありません!」
ルシア「でも、あいつが敵って事だけは間違いない」
バージル「これも変異の影響か・・・」
運河棲姫は日中では攻撃してこなかったが、ブラックスミスの身体にある無数の兵装から一斉射を放ってきた。
更に運河棲姫の左右に並ぶフジツボからも、黒い球体状の爆発物まで飛んでくる。
ダンテ「避けろぉ!!」
『うわぁあああああ!!』
『きゃああああああ!!』
ダンテとネロ、バージル、トリッシュ、ルシアは間一髪で躱したが、艦娘達は全員が被弾し、爆発に巻き込まれてしまった。
ダンテ「大和!加賀ぁ!」
大和「うっ・・・くぅぅ・・・!」
加賀「くっ・・・!」
煙が晴れると、艦娘全員が大破して頭から血を流し、海面に倒れていた。
だが運河棲姫からの攻撃は続き、次の砲撃と爆発物が飛んでくる。
ネロ「このままじゃ皆がマズい!」
ダンテ「トリッシュ、ネロ!艦娘 連れて船に戻れ!」
ダンテはカリーナ=アンから無数のミサイルを発射し、バージルは幻影剣を飛ばし、ルシアはダガーを投げて相殺していく。それでも圧倒的な数を止める事はできず、幾つかは倒れる艦娘達に降り掛かる。
そんな中で、ネロとトリッシュは艦娘達を起こし船に向かう。
ルシア「皆には手は出させない!」
ダンテ「ルシア!」
ルシアはデビルトリガーを発動して飛翔すると、真っ直ぐ運河棲姫に向かっていく。だがブラックスミスの赤い眼の部分からレーザーが照射され、魔人ルシアは避けられず吹き飛ばされてしまう。
ダンテとバージルは互いの顔を見てから、同時に動いて2人も運河棲姫に向かっていく。
・・・・・・
ネロ「・・・・・・何だよ これ・・・!?」
トリッシュ「ダンテ!」
艦娘達をアマ・デトワール号に避難させて戻ってきたネロとトリッシュが目にしたのは、陸に倒れるダンテとバージルと、水面に浮かぶルシア3人の姿だった。
ネロ「この・・・!」
トリッシュ「ネロ!っ・・・!」
ダンテ達が倒されてるのを見て怒りを露にしたネロは、デビルブリンガーの翼を広げて飛翔すると、運河棲姫に向かっていく。
それを追うように、トリッシュもルーチェ&オンブラを連射しながら海を駆ける。
*アマ・デトワール号*
アマ・デトワール号に残っていたアーロンは、大破して戻ってきた艦娘達から何があったのか話を聞いていた。
アーロン「姫級の深海棲艦がブラックスミスと合体した?・・・いくら姫級でも、そんな能力はなかったはずだが・・・」
加賀「恐らく変異の影響か、ブラックスミスが運河棲姫を取り込んだとしか・・・」
アーロン「ふむ・・・あまり いい状況ではなさそうだ。この目で確かめる必要があるね。バイタルスターは まだ余ってるから、君達は それを使って ここで待ってなさい」
アーロンは転移陣を出して、それを使って一瞬で姿を消した。
*深海運河閘門*
運河棲姫に接近し、急降下しながらレッドクイーンを振り上げるが、突然デビルブリンガーが消えてしまい、ネロは垂直落下していく。
ネロ「何で!?うぐっ・・・!」
そこを狙って、ブラックスミスから伸びた触手がネロの腹部を刺し貫き、ネロは吐血する。
トリッシュ「ネロ!?」
ネロを助けようとトリッシュは再び銃を構えるが、横から凪ぎ払うように迫ってきた触手に殴り飛ばされ、海面をバウンドしながら吹き飛ぶ。
ネロ「この・・・ふざけやがって・・・!」
触手に刺し貫かれるネロを見上げながら運河棲姫がニヤッと笑い、それを見てネロは再び怒りを露にするが、触手が突然 大きく動き、ネロは何度も何度も地面に叩き付けられる事になる。
ネロ「がはっ・・・!」
その時、陸で倒れるダンテが目を覚ました。
ダンテ「バージル、ルシア・・・起きろ・・・!」
バージル「ぐっ・・・!」
ルシア「っ・・・!」
目を覚ましたダンテとバージル、ルシアはフラフラと立ち上がり、運河棲姫を睨む。
触手がネロを投げ飛ばし、バージルが受け止める。
バージル「ネロ、まだ戦えるか?」
ネロ「当たり前だ・・・!」
ルシア「トリッシュ、しっかりして!」
トリッシュ「くっ・・・最悪・・・!」
ルシアはトリッシュの方に行き、彼女を起こすとトリッシュも運河棲姫を睨む。
5人は一斉に動き、運河棲姫に攻撃を仕掛けようとする。
それに対抗し、運河棲姫が砲撃してくる。ネロとトリッシュが銃を撃ち、ルシアがダガーを投げて相殺していく。
その隙にダンテは、魔剣ダンテから赤い衝撃波『ドライブ』を放とうとしたが、刀身からは何も出なかった。
バージルはミラージュエッジを出すが、魔力で形成されたミラージュエッジは すぐに四散して消えてしまった。
ダンテ「またか・・・!」
バージル「どうなってる・・・?!」
攻撃ができず動きを止めてしまっていた隙を狙われ、凪ぎ払うように照射されたレーザーにダンテとバージルが吹き飛ばされてしまう。
レーザーの照射は それで止まらず、出鱈目に動かしネロとトリッシュ、ルシアまで纏めて吹き飛ばした。
そこに転移陣が現れ、中からアーロンが出てくるのだった。
もう20話分も執筆が終わって溜まってる状態なので、時間を見付けて どんどん投稿していきたいと思います。
次回も宜しく お願い致します!