Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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×××には好きに言葉を入れて読んでください(笑)

40話です!どうぞ!


Mission40 騎士~提督は糞か否か~

*Devil May Cry鎮守府 執務室*

 

大淀「さぁ、どうしますか?」

 

大淀は執務机に様々な海図を広げていく。

 

ダンテ「どうって、見ても分からねぇよ」

 

天龍「早く決めてくれよ!」

 

出撃する為に どこの海域に行くか決める事になったのだが、まだ全員で話をする段階でもないのに明石 以外の全員が執務室に居る。

 

ダンテ「じゃあ1番 強い深海棲艦が出る海域に行こうぜ。その方が楽しめるだろ?」

 

大淀「深海棲艦にも色々 居ますが、そういう海域への許可は出ていません」

 

ダンテ「ケチな話だな。俺が じーさんに頼めば一発で行けるようになるぞ」

 

そこで執務室の電話が鳴った。

 

ダンテ「おっと、噂をすれば、きっと じーさんだぞ・・・Devil May Cry」

 

横須賀『ちょっとー!何で電話してこないのよぉ!!』

 

受話器から横須賀の提督の怒鳴り声。ダンテは慌てて耳から受話器を離した。

 

横須賀『帰ってきたんなら電話ぐらいしなさいよ!』

 

ダンテは怪訝な顔で艦娘達を見る。金剛と如月 以外は皆 苦笑いだ。

 

ダンテ「何を怒ってるのか知らないが、そんな大声じゃなくても聞こえるぞ」

 

横須賀『電話するよう蒼龍に伝えたわよ!』

 

ダンテ「そんな気がするな」

 

横須賀『あと前の貸しも返してもらってないんだから ちゃんと返して!』

 

ダンテ「貸し?何か借りたか?」

 

横須賀『ふっざけんじゃないわよ!忘れたの!?』

 

大淀がダンテの耳元で何かを言う。それでダンテは思い出したような顔になった。

 

ダンテ「そういえば工廠で資材とか借りたな。ツケにしといてくれ」

 

横須賀『利子も耳を揃えて返してもらうわよ!』

 

ダンテ「高くなりそうだな、何年分だ?」

 

横須賀『それと、そっちの比叡が作ったカレーのせいで、悪臭が3年も残ってたのよ!3年よ!』

 

ダンテ「それは比叡に言ってくれ」

 

比叡「えぇっ!?」

 

横須賀『約束のデートはしてもらうわよ!』

 

ダンテ「デート?」

 

そこで金剛が動いた。金剛はダンテから受話器を奪い取ると、横須賀の提督と話をしだした。

 

金剛「提督はデートしないネ!」

 

横須賀『金剛!?ちょっと彼に戻しなさいよ!』

 

金剛「必要ありマセーン!提督とはデートさせないデース!」

 

お互いに電話越しで怒鳴り合う。

 

横須賀『これは彼との問題って言ったでしょ!部外者は引っ込んでて!』

 

金剛「うるさいヨ!私の提督を誑かすなんて1億万光年(?)早いデース!ロバとデートしてるのが お似合いデース!」

 

横須賀『はぁ!?そっちこそイギリスに帰れば!どうせ彼も あなたに手を焼いてるんでしょうし、黙ってなさいよ!』

 

ダンテ「(1億万光年って何だよ、意味 分かんねぇな・・・)」

 

勝手に喧嘩が始まりダンテも艦娘達も困った。

 

金剛「横須賀の提督なんか×××に×××で×××されればいいんデース!そして××××××××××××××━━」

 

ダンテは不毛な争いに付き合ってられないので執務室から出ていった。

 

天龍「・・・俺達も解散しようぜ」

 

比叡 以外の艦娘達も出ていった。

 

比叡「お姉さま、もうその辺で━━」

 

金剛「うるさいヨ!!」

 

比叡「ひえーー!?」

 

 

・・・・・・

 

*工廠*

 

明石「提督、出撃する海域は決まりましたか?」

 

ダンテ「まだだ。横須賀の提督から電話 掛かってきたら金剛と喧嘩しだしてな・・・しばらく終わりそうにないから久しぶりに建造でもしようかと思ったんだ」

 

明石「あらら・・・資材は少ないですから程々にしてくださいね」

 

建造して高速建造材も使って出てきたのは・・・

 

曙「特型駆逐艦 曙よ。って、こっち見んな!この糞提督!」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

ダンテは いきなり糞と呼ばれ眼を細める。

 

ダンテ「ご挨拶だな、それとも反抗期か?」

 

曙「うっさい!この、糞て━━っ!?ちょっと!下ろしなさいよ!」

 

ダンテは曙を肩に担いで どこかへ行ってしまった。

 

明石「うわ~・・・」

 

 

・・・・・・

 

*食堂*

 

曙「下ろせー!!」

 

『・・・・・・?』

 

食堂の外から怒鳴り声がして何事かと数名の艦娘が首を傾げた。食堂の扉が開くと、ダンテと曙が入ってきた。曙はダンテに担がれていたので、皆 驚いた。

 

鳳翔「どうしたんですか提督!?」

 

ダンテ「建造したら反抗期のガキが出てきた」

 

鳳翔「反抗期って・・・曙ちゃんじゃないですか」

 

ダンテ「こういう反抗期のガキを躾るには どうしたらいいんだ?俺の やり方でやってもいいのか?」

 

鳳翔はダンテの後ろに回り込んで、曙の顔を見る。

 

鳳翔「もしかして提督の事を“糞提督”って呼んだんですか?」

 

曙「糞なのは間違いないでしょ!早く下ろしなさいよ糞提督!」

 

鳳翔は溜め息を吐いた。どの曙も提督を“糞提督”と呼ぶ。それが原因でトラブルが起きる事例は度々あるのだ。

 

鳳翔「提督、曙ちゃんを下ろしてください」

 

鳳翔に言われ、ダンテは曙を下ろした。

 

鳳翔「あなたが提督を そんな風に呼ぶ理由は分かっています。けど ここの提督は信頼するに値します。だから━━」

 

曙「どうせ こいつも糞提督に決まってる!提督なんか皆━━」

 

 

パァーン!

 

 

曙は頬を平手打ちされた。ビンタしたのは叢雲だった。

 

鳳翔「叢雲ちゃん!」

 

ダンテ「おい、叢雲」

 

叢雲「いい加減にしなさいよ」

 

曙「な、何よ・・・」

 

叢雲「司令官のこと何も知らない癖に、勝手に糞って決めつけるんじゃないわよ」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

叢雲も最初はダンテに文句ばかり言っていた。ダンテに怒られ、悪魔と戦い、自分達を守ろうとする姿を見て、叢雲もダンテを理解して信頼するようになった。曙ほどではなかったが、今の曙を見て昔の自分を見ているようで腹立たしかった。

 

叢雲「司令官は自ら危険に飛び込んで戦う。皆を守るためにね。ここの司令官は他とは違うのよ」

 

曙「そんなの・・・」

 

曙は食堂を出ていってしまった。

 

鳳翔「叢雲ちゃん、今のは良くありません」

 

叢雲「・・・・・・・・・」

 

ダンテ「さっきの演説は感動的だったけどな」

 

鳳翔「提督!」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

ダンテなりに叢雲をフォローしたつもりだったが失敗した。

 

鳳翔「彼女が提督を悪く呼ぶのには理由があります。けど あれは本心で言ってる訳ではないので、時間を掛けて信頼を築いてください」

 

ダンテ「それまで俺は糞か・・・おい皆、今日から俺は糞らしいぞ」

 

「「「イエーイ!」」」

 

ダンテの冗談に北上、隼鷹、初雪が悪ノリする。

 

北上「でもさ、舞鶴の漣が言ってたけど、曙の“糞提督”は愛情表現らしいよ」

 

ダンテ「そんな愛情表現があるとは知らなかったな」

 

鳳翔「ふざけてる場合じゃありませんよ。あなた次第なんですから」

 

ダンテ「糞なりに頑張ってみるよ」

 

皮肉を残してダンテも食堂から出ていった。

 

 

・・・・・・

 

*執務室*

 

金剛「横須賀なんて私が破壊してやりマース!」

 

横須賀『上等よ!やれるもんなら やってみなさい!』

 

ダンテが執務室に戻ると まだ電話していた。溜め息を吐きつつ、ダンテは金剛から電話を取り上げる。

 

ダンテ「デートなら いつでもしてやる」

 

そう言ってダンテは一方的に電話を切った。

 

金剛「何で そんな約束したんデスカー!?」

 

ダンテ「お前も落ち着けよ。比叡と2人で食堂にでも行って、頭 冷やしてこい」

 

金剛は渋々、比叡と一緒に執務室から退室した。

 

ダンテ「1つ何かやると すぐ大騒ぎになるな・・・パティの方が可愛く思えるぜ」

 

大淀「失礼します」

 

ダンテ「これ以上の面倒は ごめんだ」

 

大淀「何 言ってるんですか?」

 

ダンテは大淀が入ってきたことで、新たな面倒が発生すると思っての発言だった。

 

大淀「鳳翔さんに頼まれて、資料室から曙さんの資料を持ってきたので目を通しておいてください」

 

ダンテは渡されたファイルを開いて適当に読み進める。

 

ダンテ「・・・・・・ふーん、なるほどね」

 

ファイルを閉じ、ダンテはファイルを大淀に返した。

 

ダンテ「反抗期なんてもんじゃないな」

 

そこで電話が鳴った。

 

ダンテ「また横須賀か?Devil May Cry」

 

青葉『あっ、どうも、青葉です!』

 

ダンテ「青葉?どこから電話してる?」

 

青葉『今 外に居ます』

 

ダンテ「何で お前が外から電話してくるんだ?」

 

艦娘の外出には提督の許可が必要だ。ダンテは青葉に許可は出していない。それ処か、外出する話も聞いていない。

 

青葉『実はですね━━』

 

 

・・・・・・

 

曙は鎮守府の外に出ていた。海岸沿いの道を歩いていると、一軒の喫茶店があった。歩き疲れた曙は、喫茶店のテラスにある席に座った。

 

曙「・・・・・・・・・」

 

曙は自分の考えや、叢雲に言われた言葉を思い出しながら色々と考えていた。

 

青葉「どうも、青葉です!」

 

曙「うわっ!?」

 

突然 現れた青葉に驚く曙。青葉も そのまま席に座った。

 

青葉「何 頼みますか?」

 

曙「え・・・?」

 

青葉「ほらほら、注文せずに座ってると、お店に ご迷惑ですから」

 

曙「お金 無いし・・・」

 

青葉「ふっふっふっ、そこは青葉に任せてください」

 

曙「じゃあ━━」

 

2人は飲み物を注文して、飲み物が来てから話し始めた。

 

青葉「どうしたんですか?鎮守府を飛び出すなんて」

 

曙「別に・・・」

 

曙は俯いて話そうとしない。

 

青葉「“糞提督”」

 

その言葉に曙は顔を上げて驚いた顔をした。

 

青葉「あっ、当たってました?」

 

曙「何で・・・」

 

青葉「簡単ですよ。横須賀に居た曙さんも、横須賀の司令官に“糞提督”って言ってましたから。言った後は お尻ペンペンされてましたけどね」

 

青葉は笑いながら横須賀での思い出を語る。

 

青葉「司令官に怒られたんですか?」

 

曙は首を横に振る。

 

青葉「じゃあ司令官に何か言われました?」

 

曙「言われてない。言ったのは叢雲・・・」

 

青葉「(あぁ、叢雲さんならズバズバ言いそう・・・)」

 

青葉は何とも言えない顔になった。

 

曙「どうして ここに居るの?」

 

青葉「曙さんが鎮守府を飛び出すのを見て、こっそり追いかけてきました」

 

曙「どうして?」

 

青葉「あんな辛そうな顔で出ていったら、放っとけないじゃないですか」

 

曙「・・・・・・・・・」

 

青葉「司令官は おもしろい人ですよ・・・ん?人?悪魔?」

 

曙「・・・・・・?」

 

曙は、青葉がダンテが人か悪魔かで悩んでいる意味が分からなかった。曙はダンテの事を まだ知らない。

 

曙「悪魔って、悪魔みたいな奴ってこと?」

 

青葉「みたいと言うか、半分 悪魔と言うか・・・まぁ、悪い人ではないですよ」

 

そこに1人の男が相席した。

 

ダンテ「ピザLサイズ、オリーブ抜きで。ピザなら何でも良いぜ」

 

曙は焦った。まさかダンテが来るとは思わなかった。ダンテは青葉から電話で事情を聞いて来た。

 

曙「何で糞提督が・・・」

 

ダンテ「糞提督はピザ食いに来ただけだ」

 

しばらくしてピザが来る。

 

ダンテ「おい、オリーブ入ってるじゃねぇか」

 

仕方なくピザを食べ始めるダンテ。

 

青葉「青葉にもください!曙ちゃんも」

 

曙「え?」

 

ダンテ「それ俺のピザだぞ」

 

青葉「早く早く!」

 

曙はダンテを一度 見てからピザを一切れ取った。曙はダンテが怒ると予想していたが、ダンテは黙々とピザを食べている。青葉を見るとウインクしていた。曙は終始 悪い事をしている気分になった。

 

ダンテ「糞提督のピザは どうだ?」

 

曙「・・・美味しかった」

 

ダンテ「そりゃ良かったな」

 

微妙な空気感の中、1人の男が乱入した。

 

?「ここ、座ってもいいかな?コーヒーを」

 

そう言いながら勝手に座る男。ダンテは他の席を見る。

 

ダンテ「席なら他にも空いてるじゃねぇか」

 

?「いやぁ、1人だから話し相手がほしくてね」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

青葉「・・・・・・・・・」

 

曙「・・・・・・・・・」

 

?「・・・・・・・・・」

 

コーヒーが来て それを飲みながら男は話し始めた。

 

?「いやぁ、恐いよねぇ。深海棲艦とか、化け物も出てくるし、この世界は どうなっちゃってるんだろうね」

 

ダンテ「・・・さぁな」

 

?「この近くにも化け物が居るのかな?」

 

男はコーヒーを飲み干し立ち上がる。

 

?「代金は ここに置いとくから、お釣りは取っといて」

 

そう言って男は去ろうとする。ダンテの横を通り過ぎて・・・

 

?「また会おう、ダンテ君」

 

ダンテは後ろを振り返って男を見ようとしたが、男の姿は消えていた。

 

青葉「あの人、何で司令官の名前 知ってるんでしょう?」

 

ダンテ「・・・・・・・・・」

 

その時、誰かの悲鳴が上がる。見ると悪魔が次々と現れて近くの人を襲い始めている。

 

ダンテ「お前らは避難させろ」

 

青葉「は、はい!」

 

曙「ちょっと、糞提督!どこ行くつもり!?」

 

ダンテ「糞提督は糞みたいな掃き溜めの相手だ」

 

ダンテはギターケースからリベリオンを取り出して悪魔に向かう。ダンテはリベリオンを投げる。リベリオンは回転しながら馬乗りになって人を襲っている悪魔を斬り裂いた。戻ってきたリベリオンをキャッチして、エボニー&アイボリーの高速連射で悪魔を粉砕していく。頭上から何者かがダンテに襲い掛かる。ダンテは その場から飛び退いて回避した。襲ってきた者は銀色の騎士のような姿をしていた。ダンテはリベリオンを手に取る。それを見た騎士姿の悪魔は、騎士の礼を取り剣を構える。

 

ダンテ「悪魔にしては殊勝な心掛けじゃねぇか」

 

ダンテも悪魔の真似をして、騎士の礼を取りリベリオンを構える。同時に動き、お互いに剣を ぶつけ合う。何度目かの剣戟の後、鍔迫り合う。

 

ダンテ「掃き溜めにしてはガッツがあるな。名前は?」

 

悪魔『我は何者でもない

 

ダンテ「名無しか、不便だな!」

 

お互いに飛び退き距離を取る。

そこへ青葉と曙が戻ってきた。

 

青葉「司令官、援護します!」

 

青葉と曙が悪魔に砲撃すると、悪魔は剣を地面に刺す。すると地面が砕けて岩盤が舞い上がる。砲弾は岩盤に当たり、悪魔は姿を消した。

 

ダンテ「逃げたか・・・」

 

青葉「司令官、大丈夫ですか?」

 

ダンテ「見ての通りだ」

 

曙「これ、何?どういうこと?」

 

青葉「司令官は悪魔と戦うデビルハンターですよ。しかも、人と悪魔のハーフです!」

 

曙「・・・・・・・・・」

 

曙は何も言えなかった。曙の理解が追い付かない。

 

ダンテ「まぁ、そういう事だ。帰るぞ」

 

3人は車に乗り込み、鎮守府へ向かって車は走り出した。

 

ダンテ「曙」

 

曙「な、何?」

 

ダンテ「帰ったら叢雲と仲直りしとけよ」

 

曙「・・・・・・・・・」

 

ダンテ「でないと鬼みたいに怒る鳳翔の延々と続く説教が始まる」

 

曙「・・・分かった」

 

 

・・・・・・

 

*10分後*

 

 

バスッ!バスッ!

 

 

車のマフラーから気の抜けた音がして車が止まった。

 

青葉「司令官、もしかして・・・」

 

ダンテ「ガス欠だ」

 

曙「はぁ!?」

 

青葉「どどど、どうするんですか!?」

 

ダンテ「赤城の奴・・・」

 

車は赤城のを借りたようだ。

夕暮れの中、3人は車を押しながら鎮守府へ戻る事になった。

 

曙「しっかりしなさいよ!この・・・糞提督!!」

 

ダンテ「赤城に言え!」

 

青葉「青葉、今日1番 良い事したはずなのに、何で こんな目に!」




次回も よろしく お願いいたします!
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