Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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413話です!どうぞ!


Mission413 ボケ老人~危険な新薬~

*Devil May Cry鎮守府 工廠 6月10日 2:10*

 

深夜の工廠に、明石は1人で残って個人的な作業に没頭している。明石は医学にも精通しており、世の中のために新薬の発明に勤しんでいた。

幾つもの難しい本や、自分の これまでの研究メモを広げて それを見ながら、様々な薬品を混ぜて調合していく。

そして最後に、緊張の面持ちで緑色の液体を1滴 落とすと、明石は満足そうに笑みを浮かべる。

 

明石「出来たー!」

 

完成した薬が明石の想定通りなら、効果としては この薬を飲めば どんな病気も治癒する事ができ、誰もが健康で強い肉体を得る事ができる。想定通りなら。

 

明石「出来たけど、やる事まだまだ多いなぁ・・・」

 

服用しても大丈夫か どうかの安全が確認できたら、オリーブ財団を通して学会で発表しなくてはならない。

認可が下りれば、世界に革命を もたらす事になるだろう。

 

明石「もしかして私って天才?いやん、照れるぅ~♪」

 

記者に取材されたり、有名になったり、お金持ちになったりと、妄想が膨らみ明石の顔が破顔する。

しかし、ある事に気付き喜んでもいられなかった。

 

明石「今日は徹夜か~・・・」

 

レポートを纏めたり後片付けもあるので、今晩は寝てる暇がなかった。

 

 

・・・・・・

 

*食堂 7:50*

 

朝、朝食の時間も終わりかけで艦娘の人数も疎らとなった食堂に、眠そうな顔の明石がフラスコを持って入ってきた。

新薬の液体を自室に持って帰る前に、朝食を貰ってから戻ろうとしたので、フラスコを持ったまま食堂に来ていた。

 

明石「間宮さん、おはようごさいまぁ~す・・・」

 

間宮「明石ちゃん、おはよう。今日は来るのが随分と遅いわね」

 

明石「研究レポート纏めてたら遅くなっちゃって・・・」

 

間宮「また徹夜してたのね」

 

明石「適当に朝食 用意してもらえます?今日は自分の部屋で食べるんで、後で返しに来ます」

 

間宮「分かった。お皿とかは急がないから、いつでもいいからね」

 

明石「了解で~す・・・」

 

間宮は食パンとジャム、ヨーグルトにバナナを用意して、それを明石に渡す。

受け取った明石は お礼だけ言って食堂から出ていったのだが、彼女が自室に持って帰らなければならなかったフラスコが置かれたままになっていた。眠くて置き忘れてる。

そこに、悪魔狩りから戻ってきたダンテとネロ、バージル、トリッシュ、ルシアが食堂に入ってきた。

悪魔が現れたと情報が入ったのだが、事前情報で かなりの数の悪魔が現れたとの事だったので、迅速に終わらせるために5人で行っていた。

 

ネロ「間宮、まだ朝飯って間に合うか!?」

 

間宮「あと2分で終了で~す♪」

 

ネロ「ちょっと待ってくれ!注文するから!」

 

間宮「嘘 嘘、冗談ですよ。今日は どうしますか?」

 

ネロ「良かった、えっと俺は~・・・」

 

ダンテ達は次々と注文していき、間宮と食堂の妖精さんが用意してくれるのを待つのだが、ダンテがピンク色の液体が入ったフラスコが置かれてるのに気付いた。

 

ダンテ「何だ これ?」

 

ダンテはフラスコを手に取り首を傾げると、とりあえず匂いを嗅いでみる。

 

ネロ「おい、それ大丈夫なやつか?」

 

ダンテ「・・・甘い匂いがするな。ジュースか?」

 

トリッシュ「フラスコでジュースなんて飲む?」

 

ダンテ「艦娘にも変わってる奴は多いからな」

 

ネロ「間宮、このフラスコ何なのか分かるか?」

 

間宮「フラスコ?私は知りませんよー。誰かの忘れ物じゃないですかー?」

 

ダンテ「味見してみるか?」

 

ネロ「おい、それは流石に・・・何なのかも分かってないのに」

 

ダンテ「ジュースだろ?美味かったら執務室の冷蔵庫に備蓄だな」

 

そう言って、ダンテはフラスコに入ってる液体を一口 飲んでしまう。すると、ダンテの目がカッと見開かれた。

 

ダンテ「何だ これ!?滅茶苦茶 美味いぞ!飲んでみろ」

 

フラスコを差し出され、ネロは微妙な顔をしながら受け取る。

不安を抱きながらも飲んでみると、ネロの目もカッと見開かれた。

 

ネロ「うまっ!?こんな美味いの初めて飲んだかも!」

 

ネロはバージルにも渡し、バージルはフラスコを少し見詰めてから一口 飲む。

 

バージル「ふむ・・・桃に近い味がするが、よく分からんな」

 

ダンテ「トリッシュ、ルシア、お前らも飲んでみろよ」

 

トリッシュ「私は遠慮しとくわ。あなた達みたいにフラスコで飲む気になれないもの」

 

ルシア「私も」

 

結局ダンテとネロ、バージルの3人で液体を飲み干してしまい、5人は間宮から朝食を受け取って何事もなく過ごすのだった。

 

 

・・・・・・

 

*艦娘寮・明石の部屋 14:28*

 

明石は昼過ぎになって、昨晩 作った新薬の入ったフラスコが無い事に やっと気付き、顔面蒼白で冷や汗を流しながら慌てて部屋を ひっくり返して探していた。

 

明石「無い!無い!!どこに行ったのー!?」

 

まだ安全の確認が取れていない物であるため、誤って誰かが口にすると非常に危険だ。

まさかフラスコに入ってる何なのかも判らない液体を、わざわざ自ら飲む者など居る訳ないとも思うのだが、それでも もしもという事もあり、明石は焦りに焦っていた。

 

 

*執務室*

 

その頃 執務室では、加賀が1人で仕事をしていたのだが、ふと時計を見て時間を確認する。昼からの執務の時間は とっくに始まってるのに、ダンテが いつまでも来ない事を気にしていた。

またサボってるのかと思った加賀は、仕方なくダンテを呼びに行く事にした。

 

 

・・・・・・

 

*ダンテの私室 14:45*

 

事前に正面ゲートの警備に就く憲兵に確認すると、ダンテは出掛けてないとの事だった。

鎮守府中を見て回り、艦娘達にも聞いて回ったが、どこにも居ないし誰も見てなかった。そうなると、自分の部屋でサボってる可能性がある。

ダンテの私室の前に着き、加賀は扉をノックする。しかし、返事がない。

 

加賀「提督、居ないの?勝手に入るわよ?」

 

居留守を使ってる可能性もあるため、念のために中を確認する必要がある。

加賀は扉を開けて中に入るが、そこに居た者を見て驚き硬直する。そこに居たのは、見知らぬ老人だった。

老人はダンテのベッドに腰掛けながら、ボーッと窓から見える空を眺めている。

 

加賀「(えっ、ちょっと待って・・・・・・これ どういうこと?)」

 

鎮守府の警備は行き届いてるため、老人が許可なく鎮守府に侵入するのは不可能。

しかも よく見ると、老人はダンテと同じ服を着ている。

 

加賀「(待って待って待って待って。提督は どこに行ったの?)」

 

しかし、部外者が鎮守府の中に居るのは色々とマズい。状況を把握するため、先ずは老人から話を聞かなければならない。

 

加賀「あの、あなたは誰ですか?」

 

老人「えぇ?何だって?」

 

加賀「あなたは誰ですか?!」

 

老人「何を言ってるんだ?俺はダンテだろ」

 

加賀「(えっ・・・?)」

 

目の前の老人は自分の事をダンテだと言うが、加賀は自分の知ってるダンテとは あまりにも容姿が掛け離れているため、訳が分からず一瞬 思考がフリーズする。

確かに この老人はダンテの服は着ているが、どう見てもダンテではない。

 

加賀「おじいさん、どこから来たんですか?!どうやって ここに入ったんですか?!」

 

老人「加賀、バカにしてるのか?!俺が別の世界から来たのは知ってるだろ!それに ここは俺の部屋だ!普通に入って何が悪い?!」

 

加賀「(私の名前を知ってる!?しかも言ってる事も・・・)」

 

確かにダンテは異世界から来て、ここは鎮守府でダンテに与えられた部屋だ。この老人が言ってる事は確かに合ってる。

そして老人はトドメに・・・。

 

老人「加賀、ピザ食べたい」

 

加賀「提督~!?」

 

加賀は この老人が、ダンテだと確信した。

 

 

・・・・・・

 

*食堂 15:21*

 

加賀は老人となったかもしれないダンテを連れて食堂に向かい、館内放送で憲兵隊以外の全員を呼んだ。

皆に食堂に連れてきた老人がダンテかもしれないと説明したが、当然ながら皆は それを信じれず顔を引き攣らせていた。

 

天龍「いや、この じーさんが提督って・・・冗談にしたって そんな嘘には引っ掛からねぇよ」

 

加賀「私が冗談を言ってるように見える?」

 

天龍「いや だって・・・」

 

皆は微妙な顔をしながら、椅子に座るダンテの方を見る。そのダンテは、ちょっとボケてるのか暇なのか、コートの裾を持って弄り、1人で遊んでいた。

 

鈴谷「提督のコスプレした おじいちゃんじゃん・・・」

 

瑞鶴「加賀さん、この人どっから拾ってきたの?勝手に連れてきちゃ駄目じゃないですか」

 

加賀「捨て猫みたいに言うのやめて」

 

そこで、皐月がネロとバージルが居ない事に気付く。

皐月の疑問に、皆は あの2人は どこに行ったのだとキョロキョロ周りを見渡す。

館内放送でネロとバージルも呼んでいたのだが、よく考えれば始めから2人の姿を見ていない。

 

トリッシュ「私とルシアで呼んでくるわ」

 

 

・・・・・・

 

*ネロの私室・バージルの私室 15:42*

 

トリッシュとルシアは、それぞれネロとバージルの私室に着き、扉をノックする。しかし、中からは返事がない。

トリッシュはネロの部屋に、ルシアはバージルの部屋に入ってみると、どちらの部屋にもヨボヨボの老人が居て、トリッシュとルシアは絶句した。

 

トリッシュ「・・・・・・嘘でしょ・・・」

 

ルシア「何で・・・?」

 

2人の老人は、ネロとバージルの服を着てボーッとしていた。

 

 

・・・・・・

 

*食堂 16:05*

 

トリッシュとルシアは2人の老人を連れて食堂に戻り、ネロとバージルの代わりに老人が居た事を報告する。

2人の老人がネロとバージルの服を着てる事から、艦娘達は まさかと思い、顔を引き攣らせて絶句する。

頭が混乱しながらも、皆はネロとバージルと思われる老人も椅子を座らせ、状況を整理するため話し合う。

 

摩耶「なぁ、この3人が提督達だとして、何で急に こうなるんだよ?」

 

高雄「何か原因があるはずですが・・・」

 

鈴谷「いやいや、そもそも、ほんとに この3人が提督達かも怪しいし」

 

卯月「もしかしたら、司令官達がドッキリで連れてきたかもしれないぴょん」

 

如月「あの3人が、そんな悪ふざけするとは思えないけど・・・」

 

すると長門がダンテと思われる老人の懐を確認すると、ホルスターにエボニー&アイボリーがあった。ダンテが他人である見知らぬ老人に渡すとは思えない。

よく見ると、バージルと思われる老人は ずっと刀が納められた鞘を握り締めている。天龍が確認すると、本物の閻魔刀だった。

しかもネロと思われる老人に至っては、背中からデビルブリンガーを出して無意味に暴れさせてる。

 

『(絶対あの3人だ・・・)』

 

そして皆は、この3人がダンテとネロ、バージルであると確信する。

そこまで考えが至ると、艦娘達は一気にパニックになった。

 

天龍「どうすんだよ これ!?どうすんだよ!?」

 

武蔵「強い悪魔が現れたらマズいぞ。こんな状態で3人は戦えるのか?」

 

那智「いや普通に考えたら無理な気が・・・」

 

するとネロは、近くに居た皐月をデビルブリンガーで掴み引き寄せると、いきなり抱き締めた。皐月も他の者も、突然の事に驚く。

 

皐月「な、何!?」

 

ネロ「キリエ、会いたかった」

 

皐月「ボクはキリエじゃないよ!どうやったらボクとキリエ間違えるのさ!?」

 

睦月「深刻なレベルでボケてるにゃし・・・ボケ方がクライマックスにゃし・・・」

 

今のネロを見て、とんでもない事になってしまったと皆は顔を更に引き攣らせるが、それはネロだけでなく、ダンテとバージルも同じく深刻だった。

 

川内「提督、身体は大丈夫なの?」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

川内「耳まで遠くなってる・・・」

 

バージル「この湯呑みめ、大人しくするがいい!」

 

叢雲「バージル、お茶 溢してる!」

 

年老いたからか、ダンテはボーッとしながら遠くを見詰め、バージルは お茶を飲もうと湯呑みを持つが、手が震えて揺さぶられた お茶が撒き散らされていく。

半人半魔の強靭な肉体でも補えないほど、ダンテとバージルの身体は衰え老化していた。

 

北上「こんなんじゃ、提督もバージルも悪魔とは戦えないね」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

北上「ダンテおじいちゃん!今のままだと戦えないね!」

 

ダンテ「ダンス祝って讃えよ?はぁ?」

 

北上「そんなこと言ってないよ!こっちが“はぁ?”だからね!」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

北上「・・・このジジイどうする?」

 

隼鷹「イライラすんなよ北上」

 

会話が成立せずイライラする北上を見て、皆は苦笑いを浮かべる。

だがダンテと違い、バージルは耳が遠くなかったようで、北上の“戦えない”という言葉に憤慨していた。

 

バージル「俺を甘く見るな!こんな事で屈する俺ではない!」

 

そう言って立ち上がったバージルは鞘から閻魔刀を抜くが、手が震えて刃がブレブレだし、足腰も弱くてフラフラしてる・・・。

 

阿武隈「バージルさん こっち来ないでください!」

 

蒼龍「刃物 持ってフラフラしないで!」

 

バージル「悪魔め、叩き斬ってくれる!」

 

最上「僕 最上だよ!」

 

バージルの場合はダンテと違い、視力が圧倒的に衰えていた。

バージルを見て、ダンテは何を思ったのか急に立ち上がり、エボニー&アイボリーをホルスターから抜く。

 

ダンテ「何だバージル、俺とやろうってか?」

 

ただエボニー&アイボリーは、これまでダンテが改良に改良を加えゴツくなり、最初の頃よりも重くもなっていたため、年老いたダンテでは上手く構える事ができなかった。そのせいで構え方が おかしくなり、銃口が艦娘達に向いて彼女達は焦る。

 

瑞鶴「危ない危ない!危ないって!」

 

摩耶「こっちに銃 向けんじゃねぇよ!」

 

北上「ダンテおじいちゃん!バージルおじいちゃん!これ以上 動き回られたらウザいから椅子に座って!」

 

何故かダンテとバージルは戦おうとするのだが、年老いた身体を上手くコントロールできず、互いの攻撃が空振る。

 

ダンテ「バージル、覚悟しろ!」

 

バージル「ダンテ、どこに隠れた?!逃げるんじゃない!」

 

それでも2人は戦いを続行しようとするのだが、ちょっと頭もボケてきてるのか、互いに背中合わせになりながら武器を構えて兄弟を探す。

 

鈴谷「もうヤバいって・・・」

 

摩耶「しかも武器 持ってて危ねぇから、その辺に居る老害より老害してるじゃねぇか・・・」

 

熊野「痴呆症の老人より野放しにできませんわ」

 

ルシア「皆は3人を お願い。悪魔が出た時は、私とトリッシュで どうにかするから」

 

トリッシュ「そうね、その方が良さそうだわ」

 

白露「ちょっと待ってよ!1番 面倒な方を私達に押し付けるの!?」

 

満潮「普通の老人なら まだしも、こんな歩く危険人物の世話を私達にさせる気?!」

 

朝潮「こら満潮!司令官に失礼でしょ!」

 

満潮「じゃあ朝潮は、こんな司令官の世話できるの?!」

 

朝潮「いや、それは・・・どうなんだろ・・・?」

 

満潮「ほら、朝潮だって自信ないじゃない!こんな危ないの、逆にトリッシュ達に任せないと無理!」

 

加古「間 取ってモリソンに任せたら?」

 

モリソン「俺に押し付けるつもりか!?」

 

鈴谷「老人に老人の世話させるの可哀想だよ」

 

モリソン「おい、それは それで失礼だな」

 

鈴谷「じゃあ、モリソンがやる?」

 

モリソン「いや・・・」

 

この状態のダンテとネロ、バージルを どうするか、皆は頭を悩ませるが、このままにしておくと確実に誰かが怪我をする。ボケた老人に刃物や銃器を持たせてると、下手をしたら死人が出るかもしれない。

どっちにしても誰かが面倒を見なくてはならないのだが、まだ根本的な話ができていない。

 

愛宕「そもそも、3人は どうして お年寄りの姿になっちゃったのかしら~?」

 

瑞鶴「何か変な物でも拾い食いしたんじゃないのぉ?」

 

間宮「拾い食い・・・?」

 

瑞鶴の言葉に間宮は、今朝ダンテ達が誰かの忘れ物であるフラスコの事を言っていたのを思い出す。

間宮が その話をし、トリッシュとルシアも そういえばと、3人が それを飲んでしまった事を話した。

話を聞いてる内に、明石は嫌な汗を流し、最後には悲鳴を上げた。

 

明石「それ私のー!!」

 

どういう事かと説明を求められ、明石は新薬の開発をしていた事を皆に話した。

 

明石「どこにも無いと思ったら、食堂に忘れてたなんて・・・」

 

夕立「じゃあ、全部 明石さんが悪いっぽい!」

 

摩耶「つーか、安全か どうかも判らない物 食堂に持ってくるんじゃねーよ!」

 

金剛「明石!早くボケジジイから いつものカッコいい提督に戻すデース!」

 

明石「そんなこと言われても、戻し方 分からないしぃ・・・」

 

『・・・・・・はぁー!?』

 

明石は新薬を発明する上で、どんな病気も治癒し、誰もが強い肉体を得る事ができるようになる事を前提としていた。それが細胞を劣化させてヨボヨボの年寄りにしてしまうという全く想定外の効果が出てしまい、明石も訳が分からず お手上げだった。

 

天龍「お前が作ったんだろうがよぉ!」

 

間宮「早く()()バージルさんを返して!」

 

ウォースパイト「ちょっと待ちなさい。“私の”は語弊があるでしょ」

 

加古「それよりさぁ、あっち放っといていいの?」

 

加古が指摘する方を見ると、ダンテとバージルのボケて時間の無駄な戦いが続いていた。

 

ダンテ「俺は まだまだ現役だぞぉ!」

 

バージル「掛かってこい!」

 

『ジジイは大人しく座ってろ!』

 

「「あっ・・・」」

 

ダンテとバージルの腰から嫌な音が鳴り、2人はギックリ腰になって倒れ、やっと戦闘不能になってくれた。

 

大淀「先が思いやられる・・・」

 

ネロ「キリエ~」

 

皐月「だからボクはキリエじゃないって!」

 

叢雲「早く離れなさいよ」

 

皐月は身を捩ってネロの腕から抜け出そうとするが、よく見たらデビルブリンガーの腕にまで抱き締められてて動けなかった。

 

皐月「力つよっ!?気まずい気まずい!ここにキリエ居なくて良かったよ、気まずいって!」

 

鳳翔「明石さん、解毒剤でも何でもいいので、提督達を元に戻す方法を探してください」

 

明石「はい・・・」

 

高雄「でも どうしましょ?このままじゃ鎮守府の仕事に支障が・・・」

 

加賀「仕方ないわね。とりあえず━━」

 

とりあえずダンテとネロ、バージルの介護は交代で艦娘達が面倒を見る事にし、手の空いてる者は通常の任務と便利屋としての仕事に就き、悪魔が現れた場合はトリッシュとルシアを中心に対処するよう加賀は指示を出した。

そして明石には、何が何でもダンテ達3人を元に戻す薬を作ってもらう。

閉じ込めてでも大至急でやってもらうつもりであるため、明石に自由な時間と休息の時間は与えられなかった。




ダンテとネロ、バージルが どれだけ生きられるか不明ですが、イメージとしては老化した3人が、寿命を迎える1歩手前だと思っていただけたらと思います。
そこまで老化したら、流石に半人半魔のダンテ達もボケ始める可能性があるかと考え、こうなりました。
引き続き楽しんでいただけたらと思います。

次回も宜しく お願い致します!
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