Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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414話です!どうぞ!


Mission414 介護~使い物にならない3人~

明石は世の中のために、徹夜で新薬の開発に没頭していた。

だが彼女の不注意で、艦娘寮の自分の部屋に持ち帰ろうとしていた新薬を食堂に置き忘れてしまい、ダンテとネロ、バージルが それを飲んでしまう。

昼になり、ダンテ達3人が老人になってしまったと発覚し、しかも深刻なレベルでボケてるため、鎮守府の面々は頭を抱える事になる。

一先ずダンテ達3人の世話は、交代で艦娘達が面倒を見る事にし、手の空いてる者は通常の任務と便利屋としての仕事に就き、悪魔が現れた場合はトリッシュとルシアを中心に対処する事にした。

そして明石は、大至急でダンテ達3人を元に戻す薬を開発するよう命じられるのだった。

 

 

*Devil May Cry鎮守府 工廠 6月13日 14:32*

 

それから3日が経ち、明石は工廠に籠ったままダンテ達3人を元に戻す方法を探していた。

3人の血液を採血したり、毛髪などの細胞も採取して色々と試してみたが、どれも失敗続きで効果を得られる結果が出ず、明石は頭を掻き挘っていた。

そこに、様子を見に来た夕張が現れた。

 

明石「もーっ!!イライラするぅー!!」

 

夕張「まだ出来ない感じ?」

 

明石「想定してた効能と違ってて、どうして ああなったのかも不明。しかも提督達の細胞 使って色々 試してるけど、何も変化が起きないから、新薬が どう作用したかも意味不明・・・」

 

夕張「そっち方面は疎いから助けてあげられないけど、とりあえず頑張れ☆」

 

明石「もうっ、他人事だと思って!何なのよ?!」

 

夕張「ほら、イライラしない。悪いの明石なんだから」

 

明石「そうなんだけど~・・・」

 

ダンテ達を早く元に戻さなければという焦燥感とプレッシャー、そして繰り返し実験の失敗からの苛立ち、改めて現実を突き付けられ、夕張を含め誰の助けも借りられない状況から、明石は精神的に勝手に追い込まれ泣いた。

それを見ながら、夕張は苦笑いを浮かべるだけだった。

知識として広く浅く色々 噛ってきてはいるが、医薬品の発明までは専門外で助けにはなれない。なので、夕張としても明石に頑張ってもらうしかないので、ただ見守るしかできない。

だが、ヒントを与える事ぐらいはできる。

 

夕張「素人意見で申し訳ないけど、提督達が完全な人間じゃないのも関係してるんじゃないの?」

 

明石「ふぇ・・・?」

 

夕張「ほら、提督とバージルって半分は悪魔で、ネロも多少は悪魔の血が流れてる訳でしょ?」

 

明石「・・・・・・・・・」

 

夕張「何かの切っ掛けになりそう?」

 

明石「悪魔・・・悪魔 悪魔 悪魔・・・」

 

夕張の言葉を切っ掛けに、明石は冷静になり頭をフル回転させて考える。

よく考えると、新薬は普通の人間専用に作っていた。それが どういう訳か、悪魔の血を引くダンテ達に効果を もたらした訳だが・・・。

明石が どうにかしようとした数々の実験も、普通の人間に適応した物ばかり。もしダンテ達の悪魔の部分が、何かしらの形で効果を変質させ、阻害してるのだとしたら?

もし純粋な悪魔にも効果のある物を作る事ができたら、ダンテ達の細胞にも何か変化を起こす事ができるかもしれない。

 

明石「それだー!」

 

そこまで考えが至った瞬間、明石は医療道具を抱えて工廠から飛び出していった。

 

夕張「・・・・・・もっと変な事にならなきゃいいけどねー」

 

夕張は他人事のような顔で明石が出ていった出入り口を見詰めた後、鎮守府の各施設にバリアフリーを設置するための準備を始めるのだった。

 

 

*食堂*

 

ダンテ達を動かせない間も、それを狙ってたかのように悪魔は現れた。

トリッシュとルシアが中心となり動き、悪魔退治に奔走しているが、できればダンテ達が早く元に戻ってくれた方が不安はなくていい。トリッシュとルシアだけでは手に負えないような連中が、いつ動き出して暗躍するかも分からないのだから。

それなのに、食堂では皆の気も知らず、ダンテとネロ、バージルは自由気ままに過ごしていた。

介護が必要なため、艦娘達が交代で面倒を見ており、今は天龍型が、昼時であるため自分達の食事を摂りながら、ダンテ達3人に昼食を食べさせていた。

 

龍田「はい、ダンテおじいちゃん!ゆっくり噛んで食べるのよ~!」

 

ダンテ「龍田、ピザが食べたい」

 

龍田「ピザは胃に悪いから、今日は こっちを食べてね~!」

 

ダンテ「ピザ!ピザ!ピザ!ピザ!」

 

龍田「おじいちゃんになってから、前より我が儘になっちゃった~・・・」

 

天龍「師匠、頼むから食べてくれよ」

 

バージル「要らん!食欲が湧かん!」

 

天龍「それでも少しは栄養 摂らないと、身体に悪いから・・・」

 

バージル「要らんと言ってるだろ!」

 

天龍「前より頑固になっちまったよ・・・」

 

我が儘なダンテとバージルに四苦八苦してると、横からネロが天龍に抱き付いた。

 

ネロ「キリエ~」

 

天龍「俺はキリエじゃねぇよ!今なら誰でもキリエになれるな!」

 

世話をしてるが、上手くいってるかは別問題だった。

そんな様子を見兼ねて、鳳翔と間宮がフォローに来てくれた。この2人が居ると、不思議な事に少し状況が変わるのだ。

 

鳳翔「ダンテおじいちゃん!今日はピザの日じゃないから こちらを食べてください!」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

鳳翔「ピザの日じゃないです!」

 

ダンテ「むぅ・・・」

 

間宮「バージルおじいちゃん、ちゃんと食べましょうね」

 

バージル「要らんと言ってるだろうが!」

 

間宮「ちゃんと食べないと、羊羮も無しですよ」

 

バージル「むぅ・・・」

 

鳳翔と間宮は、慣れた手付きでダンテとバージルの口に昼食を突っ込んでいく。

それを見て、天龍型は落ち込んだように溜め息を吐いていた。

 

天龍「鳳翔さんと間宮さんの言う事は聞くんだよなぁ・・・」

 

龍田「何だか傷付くわ~・・・」

 

するとネロが鳳翔に抱き付いたが、無理に引き剥がそうとしても無駄なので、鳳翔はネロを無視してダンテの世話を続ける。

そんな時に、大淀の館内放送が流れた。悪魔が現れ、また街で暴れているらしい。

トリッシュとルシアは別の場所で悪魔を撃退しに行って留守なため、艦娘が行かなければならない。

 

天龍「最近よく出てきやがるな・・・!」

 

鳳翔「天龍さんに龍田さん、ここは私達が引き受けますから行ってきてください」

 

間宮「ネロさんデビルブリンガーで引っ張るのやめてください!」

 

天龍「じゃあ頼む!」

 

龍田「いってきま~す」

 

天龍型は急いで悪魔の迎撃に向かい、食堂から出ていく。

そこまでは良かったのだが、動いちゃいけない2人まで動こうとしていた。

 

ダンテ「よ~し、俺も行くぞ~」

 

バージル「力を証明せねば」

 

間宮「まだ ご飯の途中ですよ!?」

 

鳳翔「2人は行っちゃ駄目です!」

 

鳳翔と間宮が止めようとするが、ダンテとバージルは自分達も戦わねばと思ったらしく、夕張が自作した杖を突きながらヨタヨタと走っていってしまった。

鳳翔と間宮は当然ながら追い掛けようとしたが、ネロのデビルブリンガーの腕に掴まれ、1歩も動けず止めるのに失敗した。

 

 

*中庭*

 

その頃 中庭では、純粋な悪魔の細胞のサンプルを採取するため、明石が注射器などを持ちながらフレキ&ゲリと対峙していた。

フレキ&ゲリは中庭で昼寝をしてたのだが、明石が襲ってきたので機嫌が悪く、牙を剥き出しに唸っていた。

 

明石「大丈夫、ちょこ~っと身体の一部 貰うだけだから。少し痛いだけだから。痛みは一瞬だから」

 

明石がジリジリと近寄っていく分、フレキ&ゲリは飛び掛かろうと姿勢を低くしていく。

明石が大きく動いた瞬間、フレキ&ゲリは飛び上がり、宙を蹴って明石に向かっていくと後ろ足で蹴り飛ばす。

明石が仰向けに倒れると、フレキ&ゲリは野犬のように彼女の手足に噛み付く。

 

明石「ごめん ごめん ごめん!痛い事しないから!痛い!私が痛い!牙 食い込んでる!痛い痛い痛い痛い痛い!!」

 

こちらも前途多難であった。

 

・・・・・・

 

*街 16:14*

 

艦娘達が駆け付け悪魔との戦闘になったのだが、思ったよりも数が多く すぐには終わりそうになかった。

そこに、鎮守府に居るはずだったダンテとバージルが来てしまった。

 

ダンテ「お~い!」

 

大和「提督!?」

 

摩耶「おいおい何で あの2人が来てんだよ!?」

 

天龍「嘘だろ!?鎮守府で飯 食ってたはずなのに!」

 

龍田「鳳翔さんと間宮さんは何してたの~!?」

 

このままだとダンテとバージルが危険だと思い、天龍型と北上、大井が2人の方に駆け寄る。

 

天龍「師匠、何で来ちゃうんだよ!?」

 

バージル「こんな身体になっても俺は戦える!」

 

バージルは閻魔刀を抜いて、果敢に悪魔へ挑もうと駆け出すが、ヨタヨタしていて全く関係ない方向に行ってしまう。

 

天龍「危ない危ない!そっち階段あるから!師匠 止まれって!」

 

龍田「お願いだからジッとしてて~!」

 

放っておくと あまりにも危険なため、天龍型は慌ててバージルを追い掛ける。

このまま行くとバージルが階段から落ちる恐れがあり、天龍はバージルを掴もうと走りながら腕を伸ばす。だが階段の手前でバージルが急な方向転換をし、掴もうとした手が空振り、天龍が勢い余って階段から転がり落ちていく。

 

天龍「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

 

龍田「バージルおじいちゃん待って~!」

 

ダンテはエボニー&アイボリーを構えるのだが、こちらも止めなきゃいけないのに北上と大井は見てるだけだった。

 

ダンテ「ぬぅ~、手が震えて照準が定まらん・・・」

 

北上「ほら、ちゃんと銃 構えて。いつもやってるでしょ」

 

大井「お年寄りにも容赦のない言葉・・・流石です、北上さん!」

 

こいつら ただのサイコパス。

利根は戦いの途中、北上と大井がダンテを止めようとしてないのを見てしまい、驚愕する。

 

利根「何をやっとるんじゃ!?早く提督を下がらせんか!」

 

利根が怒鳴ると、近くに居た鬼怒と阿武隈も気付き、声を上げずにはいられなかった。

 

鬼怒「提督 戦えないから そこに居たら邪魔!危ないから早く向こうに連れてって!」

 

北上「え~?でもダンテおじいちゃん撃ちたそうにしてるし」

 

阿武隈「戦いに巻き込まれたら今の提督 即死するかもしれないでしょ!」

 

大井「お年寄りの最後の願いは叶えてあげないと」

 

やっぱり こいつら ただのサイコパス。

などと呑気に言葉を交わしてると、どっかに行ってたバージルがフラフラしながら戻ってきた。

遅れて、バージルを追ってた天龍型も息を切らせて戻ってくる。

 

天龍「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・フラフラ動き回るんじゃねぇよ・・・」

 

龍田「フラフラして動きが読めないから・・・はぁ・・・はぁ・・・捕まえられない・・・」

 

バージル「ダンテ、何をやってる?」

 

ダンテ「あぁ?何か言ったか?」

 

バージル「お前は何をやっている?!」

 

ダンテ「銃 撃とうとしてる!」

 

バージル「なら早く撃て!」

 

ダンテ「気が散るから話し掛けるな!」

 

天龍「おい、喧嘩 始まっちゃったよ・・・」

 

龍田「うるさいなら、口にハンカチでも詰める?」

 

天龍「年寄りは窒息するからやめろ!」

 

サイコパス3人だった。

ダンテは銃を撃つのを諦め、何を思ったのか魔剣ダンテを出した。しかし今のダンテでは魔剣ダンテを持つには重く、バージルみたいに右へ左へとフラフラしていた。

 

天龍「おーい危ねぇ!」

 

北上「ちょちょちょちょちょちょちょちょっ!?」

 

誤って自分達が斬られても困るので、天龍型と北上、大井は慌ててフラフラするダンテの身体を支えて動きを止める。

それでもダンテはやめようとせず、『ドライブ』を放とうとするが1人では無理だった。

 

ダンテ「1人じゃ これ ちょっとムリだな。バージル、ちょっと こっち持て!」

 

バージル「ん?」

 

ダンテとバージルの2人掛かりで魔剣ダンテを持ち、天龍達に身体を支えてもらいながら とりあえず一緒に一振り。すると どうにか、刀身から紅と黒の衝撃波『ドライブ』が放たれる。

奇跡的に『ドライブ』は有象無象の悪魔を蹴散らし、その数を減らす。

それを見逃さなかった艦娘達は、攻撃の勢いを加速させ、一気に殲滅しに掛かる。

そして『ドライブ』を放ったダンテとバージルは、自分達の お陰だと ふんぞり返っていた。

 

ダンテ「どうだ!こんな身体になっても悪魔は倒せるぞ!」

 

バージル「当たり前だ!俺が手伝ってやったんだからな!」

 

ダンテ「あぁ?何だって?」

 

バージル「死ね!」

 

ダンテ「船?船が どうした?艦娘の あいつらは昔 船だったぞ!」

 

成立しない会話を繰り広げるダンテとバージルに、天龍達は色々と疲れて地面に座り込んでいた。

 

天龍「あんたら2人、ヘルパー居ないと何もできない事に気付いてくれ・・・」

 

大井「言うだけ無駄よ。聞こえてないんだから・・・」

 

バージル「艦娘の話はしてないぞダンテ!」

 

北上「私ダンテおじいちゃんじゃないよ!ダンテおじいちゃん そっち!」

 

ダンテ「何か言ったか龍田?」

 

龍田「え、私なにも言ってない・・・」

 

ダンテとバージルが使い物にならない状態で、Devil May Cry鎮守府と悪魔の戦いは続く。

艦娘達が残りの悪魔と必死に戦ってる中、絶対 戦いに加わってはいけない老人2人は まだ やる気満々だった。

 

ダンテ「よ~し、『ドライブ』は使えた。俺も行くぞ~!」

 

バージル「覚悟するがいい!」

 

天龍「待て待て待て待て待て!」

 

耳が遠くなったり、視力が低下したり、頭も若干ボケ始めていたり、半人半魔の強靭な肉体でも どうにもならない程に衰えた今のダンテとバージルでは、攻撃を受けて無事に済むか かなり怪しく危険である。なので当たり前のよう悪魔に突撃しようとするダンテとバージルを、天龍型と北上、大井が慌てて取り押さえる。

 

ダンテ「何だ お前ら?!」

 

バージル「邪魔するな!」

 

天龍「邪魔は お前ら2人!」

 

龍田「2人は戦える状態じゃないからやめて!」

 

大井「て言うか、こっちは こんな時までヘルパーする気ないんで鎮守府に帰ってください!」

 

ダンテ「俺は まだまだ現役だぞ!」

 

バージル「奴らは俺が倒す!」

 

天龍「今の自分達が引退レベルって分かんねぇのかよ?!」

 

北上「(何で年寄りって、年齢 重ねる毎に頑固になるんだろ・・・?)」

 

天龍達に取り押さえられ動けないダンテとバージルだったが、ダンテは拘束から逃れるために、天龍型の胸部装甲にタッチし、北上と大井にスカート捲りする。

 

天龍「うわっ!?///////」

 

北上「ちょっ!?///////」

 

「「きゃあっ!?///////」」

 

天龍型と北上、大井は、咄嗟に手で胸部装甲とスカートを押さえるが、それがマズかった。そちらに気を取られてダンテとバージルから手を離した事で、バルログとベオウルフを装備した2人は その隙に、悪魔に向かってヨタヨタと走っていく。

艦娘達の攻撃から逃れ、死角から悪魔の1体が大和に飛び掛かる。

 

大和「くっ・・・!」

 

大和が気付いた時には眼前まで迫っており、今から避けようにも もう間に合わない。

だが いきなり、横から2つの拳に殴られ悪魔は吹き飛び、大和は助かった。

見ると、弱々しく身体を震わせる、頼りなさそうなダンテとバージルが立っていた。

 

ダンテ「バージル、どっちが早く片付けられるか勝負だ!」

 

バージル「良かろう!」

 

大和「提督、バージルさん!?」

 

長門「何をしている?!2人は危険だから下がれ!」

 

ダンテ「えぇ?何だって?ちゃんと聞こえるように喋れ!」

 

ダンテとバージルはフラフラしながら悪魔に向かっていき、悪魔は先に2人の命を奪おうと襲い掛かるが、不思議な事に攻撃が空振り2人に当たらない。

有象無象の悪魔はダンテとバージルを囲み、何度も2人を狙って攻撃を仕掛けるが一切 当たらなかった。ダンテとバージルが避けてる訳ではない。足腰が弱ってフラフラしてるため、予測不可能な動きに悪魔が翻弄されて攻撃を当てれなかった。

その隙を狙いダンテとバージルは、バルログとベオウルフでヨボヨボパンチを入れていく。

艦娘達が唖然としながら、もしかしてダンテとバージルは年寄りになっても強いままかもと、気に掛けなくても平気かもと思った その時・・・

 

ダンテ「ぐおっ、腰が・・・!」

 

2人が急に地面に ぶっ倒れた。このタイミングでギックリ腰が出てしまい、戦闘不能になってしまった。

悪魔はチャンスと思い、ダンテとバージルに一斉に襲い掛かるが、艦娘達が立ち塞がり兵装を構える。

 

長門「一斉射!」

 

至近距離からの同時攻撃に有象無象の悪魔が消し飛び、事態が一段落する。

 

陸奥「ちょっと2人共、大丈夫!?」

 

ダンテ「早く・・・早く俺を元に戻せ・・・!」

 

バージル「くぅ・・・!こんな情けない姿を晒すとは・・・!」

 

大井「勝手に戦闘に参加するから そうなるんですよ。少しは自重してください」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

大井「自重しろって言ってるんですよ!!」

 

ダンテ「おぉ、聞こえた聞こえた」

 

天龍「師匠、立てそうか?」

 

バージル「・・・・・・ムリだ、動けん・・・」

 

天龍「仕方ねぇなぁ もう・・・」

 

ダンテを武蔵が背負い、バージルを天龍が背負い、一先ず艦娘達は鎮守府に戻る事にする。

その道中、ダンテの視界に入れてはならない店があった。

 

ダンテ「武蔵、そこのピザ屋に寄るのか?」

 

武蔵「いや、鎮守府に戻るんだ」

 

ダンテ「はぁ?」

 

武蔵「ピザ屋には寄らんよ!鎮守府に帰るんだ!」

 

ダンテ「そこのピザ屋に行け!行け行け行け行け行け!」

 

ダンテは後ろから武蔵の頭を掴み、我が儘を言いながら揺さぶるので、武蔵は真っ直ぐ歩けずフラフラしてしまう。

 

武蔵「私の眼鏡が落ちた!大和、拾ってくれ!」

 

陸奥「ダンテおじいちゃん、危ないからジッとしてなさい!」

 

ダンテ「ピザだ!」

 

陸奥「帰りにコンビニでピザパン買ってあげるから それで我慢しなさい!」

 

ダンテ「ピザパンは嫌だぁ、普通のピザが食いてぇ・・・」

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 食堂 18:38*

 

ダンテとバージルを連れ帰り、鎮守府に居る者達で食堂に集まり話し合っていた。

 

天龍「提督と師匠を外に出すとマズい。何やらかすか分かったもんじゃないぜ」

 

睦月「ネロさんは飛び出したりしないから、まだ良かったですね」

 

長門「そうだな。3人同時に暴走されたら、悪魔退治なんてしてられなくなる」

 

霧島「でも、2人でも手に負えないのが現状ですけど・・・」

 

木曾「明石の方は どうなってるんだ?」

 

足柄「フレキとゲリに ちょっかい出したみたいで、噛まれて入渠してる」

 

天龍「あいつ やる事やらないで何やってるんだよ・・・」

 

何の進展もなく、問題も しばらく このままかと思うと、艦娘達は憂鬱になり溜め息が出てしまう。

食堂にはダンテとネロ、バージルも居るのだが、そういえばと妙に静かな事に不思議に思った艦娘達は、3人の方に顔を向けた。

 

「「「・・・・・・・・・」」」Zzz・・・

 

古鷹「疲れて寝ちゃってる・・・」

 

陽炎「おじいちゃんしてるなぁ~・・・」

 

寝てると思ったのだが、急にダンテが目覚めた。

ダンテは食堂を飛び出し、杖を突きながらヨタヨタと どこかに走っていく。

心配になった艦娘達はダンテを追うが・・・。

 

 

・・・・・・

 

*執務室 18:53*

 

ダンテは執務室に来るとソファーで横になり、昼寝を再開する。どうやら寝床を変えたかっただけらしい。

それを見てダンテを追い掛けてきた艦娘達は、あまりにも拍子抜けして全員ずっ転けた。

 

摩耶「もうジジイに振り回されるのウンザリだぞ・・・」

 

瑞鶴「ねぇ、このままじゃ疲れるし、今のまま交代で提督さん達 見張る事にしない?」

 

陸奥「その方がいいかも・・・」

 

他にもやらなければならない事や気に掛けなければならない事もあるので、全員でボケ老人3人の相手をする訳にはいかない。なので艦娘達は、今後も交代でダンテ達3人が勝手な事をしないよう見張る事にするのだった。




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