Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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感想ありがとうございます!

415話です!どうぞ!


Mission415 サンプル~悪魔の細胞~

老人になってしまったダンテとネロ、バージルを元に戻すために、明石は工廠に籠り実験を繰り返すが、失敗続きで頭を悩ませていた。

悪魔狩りでトリッシュとルシアが留守にする中、別の場所で悪魔が現れ艦娘達が退治に向かう。

そこにダンテとバージルが来てしまい、艦娘達は暴走する2人に邪魔されながらも悪魔を撃退する。

しかし、老人となったダンテ達3人の介護は続き、苦労するのだった。

 

 

*Devil May Cry鎮守府 執務室 6月14日 11:08*

 

今日も また悪魔が現れ、数名の艦娘とトリッシュ、ルシアで悪魔狩りに行っている。

執務室では呑気に、お気に入りのソファーでダンテが今日も昼寝していた。

今ダンテを見張ってるのは鳳翔なのだが、執務室の電話が鳴って受話器を取る。相手は、トリッシュ達が戦ってる戦闘区域の近くで待機してるニコだった。

 

鳳翔「はい・・・はい・・・・・・そうですか・・・分かりました」

 

電話を切ると、ダンテが目を覚ました。

 

ダンテ「鳳翔、どうかしたか?」

 

鳳翔「悪魔狩りに行ったトリッシュさん達ですが、数が多くて時間が掛かってるそうです」

 

ダンテ「えぇ?」

 

鳳翔「トリッシュさん達がー!」

 

ダンテ「うん」

 

鳳翔「悪魔を倒すのにー!」

 

ダンテ「うん」

 

鳳翔「時間 掛かってるそうですー!」

 

ダンテ「よし、俺の出番か」

 

鳳翔「駄目です!」

 

ダンテがモゾモゾ動いて また行こうとするので、鳳翔に強く止められソファーに戻された。

 

鳳翔「私は連絡があるのでー!大人しくしててください!」

 

鳳翔は執務机に戻り、内線電話で他の艦娘達に街の状況を伝える。トリッシュ達が苦戦してるなら、加勢に言ってもらわねばならない。

ダンテは鳳翔の方に視線を向けると、彼女と目が合った。鳳翔は電話しながらも、ダンテが勝手に行かないよう ずっと見ていた。

鳳翔が見てるので これは動けないと察したダンテは、どうにか戦いに参加する方法をボケた頭で必死に考える。

鳳翔にバレずに戦える方法を考えてると、ダンテは ある方法を閃いた。ドッペルゲンガースタイルだ。

『アフターイメージ』でドッペルゲンガーを戦いに送れば、自分が動かなくても戦いに参加できるし、鳳翔にも怒られない。

ダンテは そうしようとするが、ちょっと問題があった。『アフターイメージ』の発動の仕方を忘れた。

 

ダンテ「ふぬぅ~~~~~っ・・・!!」

 

魔力を用いて発動するのは分かっているので、ソファーで横になるダンテは魔力を使おうと とりあえず気張る。

 

ダンテ「ほぉっ!?」

 

『アフターイメージ』が発動したのを感覚で感じ取ったダンテは、ドッペルゲンガーをトリッシュ達の元へ向かわせる。ダンテの影は、床を這うように伸びていった。

 

 

・・・・・・

 

*街 11:21*

 

鎮守府の外に出たダンテの影は、地面を這うように伸びながら街の中を走り、小学校の校庭を横切り、線路沿いの道を走り特急電車を追い抜く。

そしてトリッシュ達の元に着いたダンテの影は、魔人ダンテの姿を模したドッペルゲンガーとなり、剣で数体の悪魔を一閃して吹き飛ばす。

しかしドッペルゲンガーは再び影となり、来た道を猛スピードで帰っていった。街に向かってる間もダンテの魔力が消費されていたので、魔力切れで『アフターイメージ』が解除された。

 

 

*Devil May Cry鎮守府 執務室*

 

連絡の終わった鳳翔が内線通話を切ってソファーに近付くと、ダンテが寝ていた。『アフターイメージ』の発動と魔力切れで、疲れて眠っていた。

大人しく寝てくれてる事に、鳳翔は安心した笑みを浮かべた。

 

 

*街*

 

一方トリッシュ達の方は、ドッペルゲンガーが現れたのが一瞬の出来事であったため、何が起きたのか分からず唖然としていた。

 

陸奥「さっきの・・・何?」

 

ルシア「陸奥、気にしてる場合じゃない。目の前の敵に集中しないと」

 

陸奥「そ、そうね」

 

気を取り直し、被害が拡がらないよう悪魔の撃退を続けるのだった。

 

 

*Devil May Cry鎮守府 工廠*

 

工廠では、またも明石が頭を悩ませていた。

足柄に頼みフレキ&ゲリを大人しくさせてもらい、どうにか採血と細胞の採取はできたのだが、どれだけ考え抜いて実験を繰り返しても、細胞に変化を もたらす結果は得られなかった。

明石には、もう何が どう作用してダンテ達3人が老化したのか突き止められない状態で、完全に お手上げだった。

 

 

・・・・・・

 

*食堂 19:20*

 

夕飯の時間に、明石はトリッシュとルシアと一緒に食事を摂りながら ある相談をしていた。

 

ルシア「悪魔の死体が欲しい?」

 

明石「そう。サンプルが足りなくて、実験にならないの」

 

フレキ&ゲリから毛や唾液、血液、皮膚細胞の採取はできたが、ダンテ達を元に戻すだけの成果は出なかった。

そこで明石は、サンプルとしての量が圧倒的に少ないのではないかと考えた。悪魔の死体があれば、内蔵など余す事なく全て使って実験ができる。

 

トリッシュ「簡単に言うけど、それは危険な事よ。今まで悪魔で何かしようとした人間は どれも、破滅の道を辿った」

 

例えるなら、悪魔になろうとしたレディの父親アーカム、覇王アルゴサクスの力を手に入れようとしたウロボロス社のアリウス、人造悪魔を造り自らも悪魔となった、ニコの父親アグナス及び魔剣教団。その どれもが、悪魔という存在に手を出し身を滅ぼした。

エンツォも金儲けのために魔銃を手にし、腕を失う結果となった。

この世界でなら、Mr.Jも同じと言えるだろう。奴は悪魔を使い何かしようとし、危険な道へ突き進んでいる。

危険な例が幾つもあるため、トリッシュとルシアは明石の考えを快く思わなかった。

しかし、明石は引き下がらなかった。

 

明石「お願い、どうしても十分なサンプルが必要なの」

 

トリッシュ「ダメよ、絶対ダメ」

 

ルシア「私も反対」

 

トリッシュ「ダンテが あんな状態の今、あなた達を護る事はできない。なのに私達が、あなた達を危険に晒すなんてできないわ」

 

明石「・・・・・・私は、確かに戦闘に向いた艦じゃないけど、提督に護ってもらいたいと思った事は1度もない」

 

トリッシュ「明石、ダンテが どれだけ あなた達の事を━━」

 

明石「他の皆も そう!」

 

明石はトリッシュの言葉を遮り声を荒げると、拳をテーブルに叩き付けた。

 

「「・・・・・・?」」

 

明石「皆だって、護ってもらいたいと思ってない!ただ護られるだけって凄く辛い。何もしてあげられなくて、自分が無力だと思い知らされるから・・・。だから私達は、提督と一緒に戦ってきたの」

 

ルシア「明石、戦うのと これは別問題」

 

明石「同じだよ!私には私の戦い方がある。提督達を元に戻すのが私の責任。それに、私だって提督の艦娘なんだよ。絶対に道を踏み外したりなんかしない。提督の艦娘だと誇れる自分で居たいから。だから お願い、私を信じて・・・」

 

それでもルシアは、明石がやろうとしてる事に賛成はできず、トリッシュが どう言うのかと彼女を見た。そのトリッシュは目を瞑り、思案してる様子だった。

そしてトリッシュは目を開けると、真っ直ぐと明石を見る。

 

トリッシュ「分かった。あなたが そこまで覚悟してるなら、引き受けてあげる」

 

ルシア「いいの?」

 

トリッシュ「ダンテが鍛えた艦娘達・・・きっと私達に何かあれば、その意思を引き継ぐのは彼女達。明石も その1人だから、信じてみようと思う。ルシアも それでいいでしょ?」

 

ルシアは どうしようかと、離れた席に居るダンテを見た。そのダンテは、今日の夕飯である おかずを鈴谷の鼻に捩じ込もうとしていた。

 

鈴谷「ダンテおじいちゃんウザいって!」

 

ダンテ「えぇ?」

 

ダンテを見ても考えが纏まるような参考にはならなかったため、ルシアは艦娘達を信じるトリッシュを信じる事にした。

 

ルシア「分かった。けど、危なくなる前には手を引くようにして」

 

明石は それを約束し、話が纏まったのだが、急に申し訳ないような苦笑いを浮かべた。

 

明石「それとは別に、2人に お願いがあるんだけど・・・」

 

ルシア「お願い?」

 

トリッシュ「序でだから聞いてあげる」

 

明石「2人からもサンプル採取させてほしいな~って」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

明石「・・・・・・ダメ?」

 

トリッシュとルシアからも唾液や血液、髪も毛根から 引き抜かれ、実験材料として しっかり活用される事になった。

2人は、いつか自分達その物が明石の実験材料になるのではないかと、嫌な想像をしながら憂鬱な気分になるのだった。

 

 

・・・・・・

 

*山 6月16日 2:13*

 

2日後、トリッシュとルシアは山に現れたオラングエラと戦っていた。

明石はサンプルとして、低級悪魔は使えないと考えていた。最低でも中級以上でなければと。

そこにタイミング良く、オラングエラが現れた。こいつを倒し死体を持ち帰れば、あとは明石に任せるだけだ。

オラングエラは口から、透明な空気弾を放ってきた。トリッシュとルシアが避けると、後ろの木々が纏めて薙ぎ倒され吹き飛んだ。

トリッシュがルーチェ&オンブラを撃つと、オラングエラは飛び上がり木の枝に掴まり、ゴリラのように枝から枝へと移動し、トリッシュとルシアに近付いた瞬間 落下しながら両拳を叩き付けてくる。

ルシアはジャンプして避けると、跳躍したままスローダガーを投げる。

トリッシュは掌から稲妻を放出し、ルシアはカトラシアで素早い連続攻撃を浴びせる。

トリッシュとルシアからすれば、オラングエラは大した強敵でもなかったため、人里に被害が出る前に倒す事ができた。

すると そのタイミングで、ニコが運転するバンが来た。

 

ニコ「終わったか?」

 

ルシア「丁度ね」

 

ニコ「そいつなら、明石も満足するだろうな」

 

トリッシュ「でも ちょっとデカ過ぎるわね・・・」

 

オラングエラは、人間の何倍もの巨体をしてるため、そのまま運ぶのは どうにも無理があった。

 

ニコ「別に全部が必要って訳じゃないだろ?手足切り落として身体だけ引っ張れば、持って帰れない事もない」

 

それを誰がやるんだと、トリッシュとルシアは互いの顔を見た。

 

トリッシュ「私は剣 持ってないから」

 

ルシア「私1人でやるの?」

 

ニコ「切り落とした手足の一部はバンに積んでくれ。私が使うから」

 

ルシア「はぁ・・・分かった・・・」

 

しばらくする事がないため、トリッシュはバンに入って休憩し、ニコも手伝う気がないので運転席で寛いでいた。

そしてルシアは、1人でオラングエラの解体作業をさせられる。

その後、達磨にされたオラングエラをロープで結び、バンで引き摺りながら鎮守府へと帰るのだった。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 工廠 7:00*

 

朝、工廠の前にオラングエラの死体が運び込まれた。

艦娘達は本当に持って帰ってきたのかと、見物に集まっていた。

 

トリッシュ「明石、注文の品は これでいい?」

 

明石「凄い凄い!これなら十分なサンプルも採れる!」

 

加賀「じゃあ明石、すぐに作業に入って」

 

明石「分かりました」

 

明石は皆に協力してもらいながらオラングエラを解剖し、血液や毛だけでなく、内臓も それぞれ取り出し工廠の中に運び込む。

因みに、解剖してる途中で何人かの艦娘は、あまりのグロさに気分が悪くなって吐いた。

そして明石は すぐに実験作業に入り、皆は上手くいくように祈るのだった。

 

 

・・・・・・

 

昼頃、顕微鏡を見ながらオラングエラの細胞に、明石が調合した試験薬を投入して変化を見ていた。すると、今までと違い細胞に変化が見られた。

 

明石「上手くいった・・・!これで薬が出来る!」

 

明石は十分な量の薬の製造を始め、ダンテとネロ、バージルに投与するための準備を始める。

 

 

・・・・・・

 

*医務室 15:10*

 

医務室で全ての準備を終わらせ、ダンテとネロ、バージルが連れてこられていた。

3人がボケて暴れたり逃げ出したりしないよう、戦艦の艦娘が待機して一緒に居る。

明石は薬の入った注射器を持ち、ダンテ達に向き直る。

 

明石「それじゃあ、ジッとしててくださいね」

 

ダンテ「これ何だ?」

 

比叡「司令を治すための注射です!」

 

ダンテ「四川茄子中華?」

 

比叡「言ってません!」

 

ワシントン「(日に日に耳が悪くなってる・・・)」

 

明石「じゃあ注射しますから、皆さん押さえててください」

 

戦艦の艦娘達は艤装を展開し、ダンテが暴れないようパワーの上がった腕力で押さえる。

 

陸奥「提督ー!痛くないからねー!」

 

ダンテ「何か・・・チュルチュル入ってくる感覚がする」

 

長門「そりゃ注射してるからな」

 

金剛「ボケた提督とは これで おさらばデース!」

 

ダンテは問題なく注射が終わり、次はバージルの番となった。

艦娘達はバージルも押さえようとしたが、バージルが手で艦娘達を制止した。

 

バージル「俺には必要ない。明石、早くやってくれ」

 

明石「は、はい」

 

バージルは物分かりが良く、問題なく注射が終わる。

最後にネロの番となったのだが、この最後が1番 厄介だった。ネロの背中に具現化したデビルブリンガーが暴れて、注射ができない。

しかもネロ本人はボーッとしてて、デビルブリンガーを暴れさせてる自覚がなかった。

戦艦の艦娘は全員で、デビルブリンガーと戦う事になる。

 

武蔵「この腕 邪魔だな!」

 

ビスマルク「ちょっと!爪で引っ掻かないでよ!」

 

霧島「司令とバージルさんが大人しくて油断してしまいましたね!」

 

アイオワ「ジッとしてて・・・!」

 

それを見ながら、ダンテとバージルは呑気だった。

 

ダンテ「ネロは元気だな」

 

バージル「俺達の中で1番 若いからな」

 

ダンテ「えぇ?何だって?」

 

今の状態を見れば、3人共そんなに大して変わらない・・・。

 

長門「ふんぬぅ~~っ・・・!」

 

ローマ「早く注射を・・・!」

 

戦艦の艦娘達はデビルブリンガーに抱き付くようにして、全体重を掛けて取り押さえる。

その間に、明石はネロの腕に注射を打つ。

するとデビルブリンガーの腕が伸び、戦艦の艦娘達を振り回しながら壁や天井に叩き付けていく。

 

『早くして~!』

 

明石「はい、終わりました!終わりましたよ!」

 

注射が終わったと聞き、戦艦の艦娘達はデビルブリンガーから手を離すと、全員が床に落ちた。

 

イタリア「これで、提督が元に戻るのよね?」

 

アイオワ「早く、早く、早く、早く♪」

 

戦艦の艦娘達は、ダンテ達がボケ老人から元の姿に戻るのをワクワクしながら待っていた。

 

 

・・・・・・

 

*1時間後*

 

どれだけ待っても、ダンテ達の姿が元に戻らない。

明石は そんな馬鹿なと信じられない様子で、戦艦の艦娘達は また失敗しやがったとキレ散らかしたり、元に戻らない事に嘆いていた。

 

武蔵「さっきの注射 打てば元に戻るんじゃなかったのか?!」

 

金剛「カッコ良かった提督を早く返すデース!」

 

明石「そんなこと言われても~・・・」

 

榛名「提督は このまま、お痛わしい お姿で生きていかないといけないのね・・・」

 

アイオワ「提督(アドミラル)~、お願いだから元に戻って~・・・」

 

艦娘達が どうしたらいいんだと大混乱してるのを見ながら、ダンテとネロ、バージルは呑気にしていた。

 

ダンテ「こいつら何を騒いでるんだ?」

 

バージル「知らん」

 

ダンテ「えぇ?よく聞こえないぞ」

 

バージル「知らんと言ってるのだ!」

 

ネロ「腹 減ったなぁ」

 

老人になってからマイペースさもグレードアップしていた。

これでは どうしようもないため、艦娘達は仕方なく現状維持という事にして、引き続きダンテ達3人の介護を続けるのだった。

 

 

・・・・・・

 

*執務室 18:30*

 

その後ダンテは、執務室のソファーで また寝ていた。

一緒に執務室に居た鳳翔は洗濯物を畳んでいたのだが、ふとダンテの方を見て驚く事になってしまった。

 

鳳翔「提督、起きてください!提督!」

 

ダンテ「んぁ?」

 

鳳翔に起こされ、ダンテは ゆっくりと起き上がると、いきなり手鏡を渡された。

 

鳳翔「ご自分の顔を見てください」

 

そう言われ鏡を見てみると、そこには老人の姿ではなく、元のダンテの顔があった。どうやら明石が作った薬の効果が表れるのは、時間が掛かる物だったようだ。

という事は、ダンテが戻ったのならネロとバージルも戻ってるはずだ。

ダンテ達3人が老人だった間、艦娘達は大変だったというのに、元に戻ってもダンテは呑気だった。

 

ダンテ「う~ん、我ながら悪くない顔だな」

 

鳳翔「素敵な顔が戻って良かったですね」

 

鳳翔は呆れながら言うのだが・・・。

 

ダンテ「鳳翔の好きな素敵な提督が戻ったんだから、夕飯はピザだよな?」

 

鳳翔「すぐ調子に乗る人にはピザあげません」

 

冗談に乗ってくれず、ピザまで抜きにされたダンテは唖然としながら、執務室から出ていく鳳翔の背中を見送るしかできなかった。

 

 

*入渠ドック*

 

老人だけで風呂に入るのは危ないとの事で、軽巡の艦娘達が水着を着て、ネロとバージルを風呂に入れていた。

ネロとバージルはボーッとしながら されるがままに身体を洗われ、軽巡の艦娘達は介護疲れが出ていた。

 

鬼怒「こんな生活、いつまで続くんだろ・・・?」

 

那珂「ネロおじいちゃん、痒い所はないですかー?」

 

ネロ「ない」

 

するとネロとバージルのシワシワの身体が膨らみ、筋肉質な身体になっていく。

正面の鏡を見ると、2人の顔も元に戻っていた。

 

ネロ「戻った!やっと元に戻れたぞ!」

 

バージル「ふぅ、一時は どうなるかと思ったが・・・」

 

ネロとバージルは喜びからガバッと立ち上がったのだが、それがマズかった。腰に巻いてたタオルが落ちた。

 

『ぎゃあああああっ!?』

 

いきなり目の前に露出狂が現れ、軽巡の艦娘達はパニックを起こして逃げ出したり、手で顔を覆って見ないようにしたり、阿鼻叫喚となる。

 

ネロ「うわっ!?ちょっ・・・!」

 

五十鈴「ちょっと こっち向かないでよ!///////」

 

由良「早く湯船に入って!」

 

ネロ「ご、ごめん!」

 

ネロは慌てて湯船に飛び込み、首から下を湯で隠すのだが、バージルは何故か動かなかった。

 

天龍「何で師匠は腕 組んで仁王立ちしてんだよ?!///////」

 

バージル「何を騒ぐ事がある?」

 

球磨「おい、こっちが頭おかしいみたいな言い方するんじゃないクマ!」

 

木曾「せめて下 隠せよ!///////」

 

大井「最悪・・・!///////」

 

ネロ「親父、早く こっちに来い!」

 

ネロはデビルブリンガーの腕を伸ばしてバージルを掴むと、無理矢理 湯船に引っ張り込む。

 

北上「悪魔って恥じらいがないよねー」

 

神通「半分 人間であるはずのバージルさんが、恥じらいがないのは問題だと思いますが・・・///////」

 

ボケ老人から元に戻っても、やっぱり艦娘達は疲れるのだった。

 

・・・・・・

 

*食堂 19:30*

 

ダンテとネロ、バージルが老人になってしまう騒動が解決し、食堂では いつもの食事風景が戻っていたのだが・・・。

 

北上「提督!!そこの醤油 取って!!」

 

ダンテ「うるせぇな!耳元で大声 出すんじゃねぇ!」

 

ダンテとネロ、バージルは元に戻ったが、艦娘達は3人が老人になっていた時の接し方が抜けなくなっていた。

そんな様子を、トリッシュとルシア、ニコ、モリソンが呆れながら見ていた。

 

ルシア「ダンテ達は元に戻ったのに、今度は皆が戻らなくなっちゃったみたい」

 

モリソン「俺も あんなボケ老人にはなりたくないもんだ」

 

トリッシュ「モリソンなら大丈夫じゃない?」

 

モリソン「いや、俺も不安な歳だからな。気を付けないとなぁ」

 

トリッシュ「モリソンがボケたら、今度は私達が苦労しそうね」

 

ニコ「その時は、私達で金 出し合って いい施設に入れてやろうぜ」

 

モリソン「おい、施設に入れて それで終わりか!?」

 

トリッシュ達は大笑いし、楽しい食事の時間が過ぎていくのだった。

 

比叡「司令!!ゆっくり噛んでから飲み込まなきゃ駄目ですよ!!」

 

ダンテ「だから うるさいって言ってるだろ!余計な お世話なんだよ!」




次回からは また真面目な話に戻ろうと思います。
Mr.Jなど人間側での事件のストーリーにおいて、予定してる話が多過ぎて中々 進んでない状況ですので、しばらくは悪魔や深海棲艦の話から離れ、人間側の話を ある程度 進めていこうと思います。

次回も宜しく お願い致します!
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