2話 続けての投稿ですが、投稿できる時にしておこうと思います。
426話です!どうぞ!
彼女が中年男性と一緒に居るのを目撃した2年4組のリーダー格の1人で、彼女の幼馴染みでもある
そんな中ネロは、学校に無断で家庭訪問を決行し、告知なしで生徒の家に突撃して回るのだった。
*新居 7月18日 7:00*
遥香の家に家庭訪問した翌朝、ネロが起きて部屋から出ると、ダンテがリビングで倒れていた。いや・・・寝ていた。
ネロ「ダンテ、こんなとこで寝るなよ、自分の部屋で寝ろって。うわ、酒くさっ!?昨日どんだけ呑んでたんだよ・・・。おいダンテ、邪魔だから自分の部屋で寝ろって!頼むから・・・!」
ダンテのデカい身体でリビングを占拠されても迷惑であるため、口からアルコールの匂いを吐き出す彼を どうにか起こそうとする。
その時、ダンテの手に何かが握られてるのに気付いた。
無理矢理 手を開かせ それを取ると、グシャグシャになった紙だった。
それも開いて見てみると、それは女子高生とのデートサービスを提供してるデートクラブのチラシだったのだが・・・
ネロ「・・・・・・う゛ん゛っ!?」
そのチラシに写る女子高生の1人に見覚えがあった。それは、ネロが受け持つクラスの生徒の1人、昨晩 家庭訪問で訪ねた遥香だった。
ネロ「ダ、ダンテ・・・ダンテ起きろよ!このチラシどうしたんだよ!?おい起きろって!!」
ネロが1人で騒ぐため、自分の部屋に籠っていたバージルが不機嫌そうな顔で出てくる。
バージル「朝から騒がしいぞ」
ネロ「ダンテェー!!!」
バージル「うるさいと言っている!!」
ダンテ「・・・・・・・・・」Zzz・・・
後に目覚めたダンテから話を聞くと、街を歩いてたら勝手に渡されたらしく、捨てる場所が無くて持ったまま家まで帰ってきたとの事だった。
・・・・・・
*街 19:11*
完全に日も暮れ夜になった時間、この日もデートクラブでバイトしていた遥香は指名があり、客が店の外で待ってるという事で外に出た。そこに居たのは、銀髪に紅いコートを着たダンテだった。
ダンテは別に、女子高生に興味がある訳ではないし、デートクラブなどを利用するつもりもない。
それなのに遥香を指名したのは、自分の生徒に お灸を据えるようネロに頼まれたからだ。
遥香「ご指名ありがとう。今日は どこ行こうか?」
ダンテ「・・・じゃあ あそこだな」
遥香は接客スマイルで応対するのだが、ダンテは淡々と答えながらホテルを指差した。
いきなりホテルという話になり、遥香はドン引きしながら顔を引き攣らせた。
・・・・・・
*ホテル 19:20*
ホテルの部屋へと入り、遥香はダンテの隙を見て いつものように眠らせ、さっさと お金だけを抜いてトンズラしようと考えていたのだが、口を開いたダンテの次の言葉で、驚く事になる。
ダンテ「お前さん、ネロの生徒だってな」
遥香「・・・・・・!?先生の知り合いなの・・・!?」
ダンテ「客として呼び出しはしたが、今日はネロの代わりに俺が指導する事になってる」
遥香「何よ・・・説教でもしようっての?」
遥香は忽然とした態度でダンテと相対するが、ダンテは何も言わず遥香に迫り、腕を掴む。
遥香「ちょ、ちょっと・・・離してよ!」
抵抗するがダンテの腕力には敵わず、遥香は そのままベッドに押し倒されてしまった。
これから自分が どうなるのか想像し、目をギュッと閉じる。
しかし突然ダンテが離れ、不思議に思った遥香はダンテを見る。
ダンテ「これで分かったろ?中には こんな強引な奴も居る。今までは手玉に取れるチョロい客ばかり相手してたんだろうが、こんなこと続けてると、いつか危険な目に遭うぜ」
遥香「・・・・・・あんたに・・・あんたや先生には関係ないじゃない!」
ダンテ「あぁ、確かに俺には関係ないな。だがネロは お前の先生だ。あいつも心配してたぞ」
遥香「先生には私の気持ちなんて分かるはずない!
ダンテは こりゃ駄目だと思い、溜め息しか出てこなくなる。
高校生ともなると、子供とも言えないし大人とも言えない。丁度その中間に位置する年齢と言える。
まだ全ての責任を自分1人で負うのも難しい年頃でありながら男に溺れ、自身の家が貧乏であると自覚しながらブランド品などを買い漁り、貢いでるのは重症だ。
それに“犯罪みたいな事だってできる”と言ってるが、恐らく後先の事を考えず、理由など中身がない発言だろうと、ダンテは遥香の言葉と声音から感じ取っていた。
・・・・・・
一先ずネロから頼まれていた事はやるだけやったので、ダンテは遥香と共にホテルから出た。
改めて注意だけし、そのまま解散となるはずだったのだが、ダンテと遥香にとって気まずい事態が発生した。ネロと共に明陽学苑に潜入してる羽黒と鉢合わせ、2人でホテルから出てくるのを見られた。
羽黒「司令官さん・・・・・・何やってるんですか!?」
羽黒は明陽学苑での今日の仕事を終わらせ、今が その帰りだったのだが、まさか自分が潜入してる学校の生徒と一緒にダンテがホテルから出てくるとは思わず、驚きと共に これには黙っていられなかった。
ダンテ「ち、違う!これは違うぞ!ネロに頼まれてだな!」
ダンテが面倒な事になりそうな予感から焦りながら弁解してると、その隙を突いて遥香は走って逃げてしまった。
羽黒「ま、待って!」
羽黒が呼び止めるが、遥香は止まる事も振り返る事もなく走り去って人混みの中に消えてしまう。
羽黒が そっちに気を取られてる隙にダンテも逃げようとしたのだが、コートの裾を掴まれ失敗した。
羽黒「司令官さんは逃げないでください!」
ダンテ「知らん!俺は何も知らん!」
羽黒「うちの生徒とホテルから出てきて知らない訳ないですよね!?いったい何してたんですか!?」
ダンテ「何って・・・教育的指導?」
羽黒「絶対 変な事してるじゃないですか!」
ダンテ「してねぇ!俺もう行くから」
羽黒「駄目ですよ!ちゃんと説明してください!」
ダンテ「説明も何も、だから何もやってねぇって!」
羽黒「鎮守府に行きましょう!鎮守府で お話を聞きます!」
ダンテ「鎮守府はダメだ!鎮守府には鳳翔が居る!鳳翔が居るからダメだ!」
まだ鳳翔からは許されていないので、今の この状況で鳳翔が出てきたら何をされるか判らん。下手をすると生き地獄を味わう事になるかもしれない。
そして夜の繁華街で、ダンテと羽黒の逃げるか逃がさないかの攻防が しばらく続くのだった。
昔は羽黒がダンテを怖がり逃げていたのに、今では立場が逆転してしまっているのを見ると、人生どうなるか判らないものである。
羽黒「じゃあ妙高姉さんを交えて話しましょう!」
ダンテ「妙高もダメだ!」
*街*
街の別の場所では、ネロが青葉型と会っていた。理由は、青葉型に遥香の彼氏を調べてもらい、その結果を聞くためだ。
ネロ「で、どうだった?」
青葉「ちょっとマズいですよ」
衣笠「ネロんとこの生徒、もっとマシなのと付き合えないの?」
ネロ「その様子だと、どうやら当たりみたいだな」
青葉型の調べでは、遥香の彼氏の親は医者で お金ならあり、彼自身も医者を目指しているらしい。
それだけで女が寄ってくるのを利用し、好きでもないのに付き合い貢がせるだけ貢がせると、最後には仲間と共に性的暴行を加えて捨てているそうだ。
事件として表沙汰になっていないのは、彼が これまで付き合った女性の弱味を握り脅してるため、誰も声を上げる事ができないでいた。
衣笠「やってる事は小者の それだけど、被害者は多数」
ネロ「そうか・・・先生やってる甲斐もあるってもんだな」
・・・・・・
翌日の放課後、遥香は またブランドショップで大学生の彼氏とデートしていた。
店内で楽しそうに買い物をしてる様子を、輝男は店から離れた場所から ただ黙って見ていた。
すると、横に誰かが立ち並んだ気配がして そちらを見ると、ネロが同じようにブランドショップを見ていた。
輝男「お前・・・!?」
ネロ「あいつ、また同じこと繰り返してるのか。チッ、仕方ねぇなぁ」
輝男「おい、何する気だよ!?」
舌打ちしたネロは、輝男を無視してズンズンとブランドショップに向かっていき、店内に入ってしまった。
それを追い、遅れて輝男も店内に入る。
*ブランドショップ 7月19日 17:38*
ネロ「よう、また こんな所でブランド物 買い漁ってるのか?」
いきなりネロが現れ、遥香は驚き絶句する。
ネロと遥香の様子から、彼氏の方も何かあると気付き遥香を見る。
彼氏「誰?知り合い?」
遥香「ううん、知らない人。ねぇ、今日は別の所で買い物しよ?」
遥香は、ネロが面倒な事をする前に彼氏を連れて この場から離れようとするのだが、それよりも早く、ネロが遥香の担任であると告げた。それにより、遥香は終わったと絶望したように動きを止めた。
彼氏「・・・・・・先生?」
ネロ「実は こいつ、家が貧乏なくせにアンタに釣り合おうとして━━」
遥香「何も言わないで!」
遥香はネロがしようとしてる事に気付き、言葉を遮ろうとする。それでもネロは、遥香に見向きもせず言葉を発し続ける。
ネロ「デートクラブでオヤジ騙しながら金 稼いで、必死にアンタにブランド物をプレゼントしてるんだ。こんなガキに背伸びさせて無理させるぐらいなら、さっさと別れた方がアンタも楽じゃないか?」
遥香「勝手なこと言わないで!『
亮治「・・・・・・あーあ、何か白けちゃったな・・・俺 帰るよ」
遥香「えっ、待ってよ亮治君!」
彼氏である亮治は店から出ていき、遥香は悲痛な声で彼を追った。
輝男「お前、最低だな!」
まさか無理矢理 別れさせようとするとは思わず、輝男は吐き捨てるように言うと、遥香を追っていった。
ネロ「
残されたネロは冷めた表情で、スマホで電話を掛ける。
ネロ「ダンテ、用意できたか?」
ダンテ『いや用意はしたが、お前サッカーボールなんか買って どうするつもりだ?』
ネロ「これから、“補習授業”ってやつをやるのさ」
無理矢理 別れさせようとしたのは始まりに過ぎず、ネロには何か考えがあるのか、不敵な笑みを浮かべていた。
*街*
遥香「待って!待ってよ!」
亮治が1人 歩く後ろから、追ってきた遥香が腕を掴み引き止めると、弁解を始める。
しかし、それを聞いていた亮治は、気味の悪い薄ら笑いを浮かべた。
亮治「全部 知ってたよ」
遥香「え・・・?」
亮治「あの先生が言ってたの、実は全部 知ってた。けど面白いから、知らない振りして貢がせてたんだ」
遥香「・・・何、言ってるの・・・?」
亮治「けど飽きてきたからさぁ、そろそろ この関係も終わりにしようと思ってたんだよね。だから最後に楽しい場所に行こう」
亮治は遥香の手を引き歩き出し、遥香は理解できないまま黙って付いていくしかなかった。
・・・・・・
*ナイトクラブ 19:32*
遥香は亮治に連れられ、ナイトクラブに来る事になった。
ナイトクラブでは けたたましい音楽に合わせ、派手な服を着た若者達が躍り狂っている。
2人は そんな場所を横切り、階段を上がると、VIPルームへと入った。
VIPルームには既に、亮治と同じ大学生と思われる男が2人居た。
大学生「おっ、待ってたよぉ」
亮治「この女 飽きちゃったからさぁ、好きにしていいよ」
遥香「亮治君・・・?」
大学生「またかよ」
大学生「まぁ その お陰で、俺らも いい思いさせてもらってるけど」
亮治は度数の高いアルコールをグラスに注ぎ、それを呑みながら、興味がないのか背中を向けて階下の様子を見る。
そして大学生2人は、下衆な笑みを浮かべながら遥香に襲い掛かる。
遥香「やめて・・・!やめてよ!」
輝男「やめろぉ!!」
遥香が抵抗する中、輝男がVIPルームに乱入する。
輝男は大学生達に殴り掛かるが反撃を喰らい、数でも負けてる事から床にダウンしてしまう。
亮治「VIPルームで暴れるのはマズい。場所を移すぞ」
輝男と遥香は、大学生達に無理矢理 連れられVIPルームから出た。
階下では、明陽学苑の同僚教師に誘われ、断れず偶然にも このナイトクラブに羽黒が来ていた。
周りが躍り狂ってる中、棒立ちの羽黒は困った様子で周囲を見渡すと、たまたま生徒である遥香の姿が見えた。
どうして こんな場所に居るのかと気になり、人垣に邪魔されながらも遥香を追う。
・・・・・・
*駐車場 20:02*
亮治と大学生2人は人気のない駐車場まで来ると、数の暴力で輝男に危害を加えていく。
咳き込み膝を突く輝男を無理矢理 立たせ、今度は上手く丸め込もうとし始める。
亮治「君さぁ、遥香のこと好きなんだろ?じゃないと、ここまで追ってきたりしないだろ。俺達も こんな事するの面倒だし、もう これで終わりにしないか?この女も面倒臭くて別れるつもりだったし、そうなったら君が遥香と付き合えて納得だろ?まぁ、俺達が楽しんだ後の話だけど」
輝男「テメェ・・・!」
物みたいに簡単に遥香を捨てようとし、自分の欲望しか考えていない亮治に、輝男は怒りが湧き殴り掛かろうとする。しかし、大学生2人に押さえられ身動きが取れなくなる。
そして また暴行を受け、輝男はダウンしたまま動けなくなる。
そこに、遥香を追ってきた羽黒が駆け付けた。
羽黒「何してるんですか?!」
亮治「また何か来た・・・」
遥香「先生・・・!」
羽黒「うちの生徒に何してるんですか?!輝男君、大丈夫!?」
痣だらけで倒れる輝男を心配して駆け寄るが、亮治達は羽黒を見て目の色を変えた。
大学生「よく見たら上玉じゃねぇか!」
大学生「先生ってのも そそるなぁ!」
羽黒「ちょっと・・・!やめてください!」
亮治達は遥香だけでなく、羽黒にも襲い掛かる。
羽黒は遥香を守るようにしながら抵抗するが、艤装を装着してなければ普通の人間と大差ないため、遥香を守りながら男3人を相手にするには分が悪かった。
艤装を装着するにしても、下手に人間に危害を加えれば怪我を負わすだけでは済まなくなるかもしれず、八方塞がりだった。
輝男が痛む身体を起こし、2人を助けようと亮治達に掴み掛かるが、既に傷を負ってる状態と数で負けてる事から返り討ちに遭う。
すると亮治達は、誰かに襟首を引っ張られ羽黒達から引き離されると、駐車場を囲うフェンスに ぶつかった。
誰がやったのかと見ると、そこには鋭い眼光を向けるネロが立っていた。
輝男「お前・・・」
羽黒「ネロさん・・・」
遥香「先生・・・」
大学生「何だ お前?」
亮治「また先生か」
亮治達は邪魔された腹いせにネロに殴り掛かるが、軽く あしらわれて反撃のパンチとキックを喰らい、再びフェンスに ぶつかる。
遥香「亮治君!」
性的暴行を受けそうになっていたというのに、遥香はネロに殴られた亮治を心配して駆け寄る。それを見たネロは、そろそろ我慢の限界が来ていた。
ネロ「お前、いい加減にしろよ・・・!」
ネロは亮治から遥香を引き離すと、彼女の服を破くように剥ぎ取り、遥香の上はキャミソールだけになる。
羽黒「何してるんですか!?」
羽黒が驚く中、ネロは続けて亮治達 大学生3人の上の服を全て剥ぎ取る。
更に輝男が着る薄手の上着も剥ぎ取り、最後に自身も服を脱ぎ、遥香が持っていたブランド品のバッグも一纏めにすると、ニコのジッポを取り出し火が点いたまま投げ込んだ。火が燃え移り、服もバッグも燃えていく。
それを見て遥香は焦って火の中から取り出そうとするが、熱くて手が出せない。折角のブランド品が駄目になり、遥香は意気消沈して力なく地面に座り込んだ。
ネロ「そんなにブランド物が大事か?そんな物で自分を着飾るのが そんなに大事か?そこまでして男と釣り合うのが大事か?どれだけブランド物を身に付けたって、テメェ自身の価値が上がる訳じゃねぇんだぞ!!」
遥香「・・・・・・・・・」
ネロ「家が貧乏で、バイトでバカな男共 騙して金 稼いで、それで無理して お前の事なんか何とも思ってない奴に貢いで、それが お前の幸せなのか?!」
遥香「偉そうに説教しないでよ!そうよ!お金があったら何でも買える!好きな人にブランド品でも何でも買ってあげられる!それが私の幸せ!」
ネロ「いい加減 目を覚ませよ このバカが!そんな
遥香「・・・・・・・・・」
ネロ「
そう言ってネロが輝男を見ると、それに釣られて遥香も彼を見る。
その見られてる輝男は、照れたのか焦り出した。
輝男「ば、馬鹿!そんなんじゃねぇよ!」
ネロの話と輝男の様子から、羽黒も微笑ましそうに笑みを浮かべて輝男を見る。
ネロ「気付いてやれよ。お前を心配する気持ちぐらい」
遥香は、ネロの指摘で輝男の優しさに気付き、彼に対する態度を悔い改め、涙を流した。
いい感じに話が纏まりかけたが、亮治達3人は どさくさに紛れて逃げようとしていた。だが、そうは問屋が卸さない。逃げようとする亮治達の顔の前をサッカーボールが横切り、フェンスに ぶつかる。
ネロ「どこに行くつもりだ?」
亮治達が顔を向けると、サッカーボール片手に立つネロと、両サイドにネットに入った新品のサッカーボールを首から掛けるダンテとバージルが居た。
ネロ「テメェらは、サッカーの補習授業の居残りだ」
ダンテとネロ、バージルがサッカーボールをシュートすると、亮治達の顔スレスレで後ろのフェンスに ぶつかる。
しかもサッカーボールは ぶつかった場所に留まったまま、ギャリギャリと回転し続けて摩擦熱で煙まで上がる。
亮治達はサッカーボールで殺されると思い、フェンスに凭れたまま力なく地面に座り込んだ。
ダンテ「ほら どんどん行くぞー」
魔剣士3人による補習授業という名の お仕置きは、亮治達が気絶するまで続いた。
そんな様子を、駐車場の外で車に乗った理事長が、満足そうに見ていた。
理事長「ネロ先生・・・また生徒を救ってくれましたね」
あとは任せてもいいだろうと判断した理事長は、車を走らせ その場から去った。
・・・・・・
*明陽学苑高校 理事長室 7月20日 8:27*
理事長室では、羽黒と理事長が遥香の事で話していた。
理事長は既に、亮治達の親と大学に事の顛末を話しており、亮治達は退学となったそうだ。
羽黒「でも良かったです、遥香さんが無事で」
理事長「羽黒先生も頑張ってたと思いますよ。男3人を相手に、生徒を守ろうと頑張ってたじゃないですか」
羽黒「えっ・・・見てたんですか!?」
理事長「途中からですけどね」
*正門*
正門では生徒が登校してくるのを見ながらネロが立ってると、輝男と遥香が一緒に登校してきた。
ネロ「おっ、顔に傷がある色男が来たな」
輝男「うるせぇよ、変なこと言うな。まぁ、お前も少しは役に立ったから、少しは信用してやってもいいけどな」
ネロ「あれ?あれあれあれ?今日は随分と殊勝じゃねぇか」
輝男「うるせぇよ、そんなんじゃねぇ!」
遥香「先生、ありがとう。色々 気付かせてくれて。昔みたいに、輝男とも仲良くできそう」
ネロ「良かったな。このまま付き合っちゃったりするのか?ん?」
遥香「えっ!?///////」
輝男「バ・・・バッカじゃねぇの!こんな馬鹿ほっといて行こうぜ」
遥香「じゃあ先生、また後でね」
ネロ「はぁ・・・先は長そうだな」
校舎に向かう2人の背中を見ながら、ネロは仕方ないなと思いながら困った笑みを見せる。
*2年4組*
2年4組の教室では
またネロ側に付いた者が2人も出て、しかも片方はクラスのリーダー格の1人という事もあり、楓の機嫌は かなり悪くなっていた。
2年4組で最も担任を、教師を、大人を憎む彼女が、このまま大人しくしてるはずがなかった。
次回は艦娘がメインで ちょっとコメディ寄りの お話を。
次回も宜しく お願い致します!